JPS6111146B2 - - Google Patents
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- JPS6111146B2 JPS6111146B2 JP3250180A JP3250180A JPS6111146B2 JP S6111146 B2 JPS6111146 B2 JP S6111146B2 JP 3250180 A JP3250180 A JP 3250180A JP 3250180 A JP3250180 A JP 3250180A JP S6111146 B2 JPS6111146 B2 JP S6111146B2
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Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、溶湯の自動注湯方法に関する。
(従来技術)
一般に加圧式の自動注湯装置では、受湯口、出
湯口および溶湯加圧室を炉体の溶湯底域部で連通
させている。そして、溶湯加圧室での溶湯押下げ
量に応じて相対的に他の部位での溶湯レベルを高
め、それによつて注湯口を越える分の溶湯を鋳型
に注出するようにしている。
湯口および溶湯加圧室を炉体の溶湯底域部で連通
させている。そして、溶湯加圧室での溶湯押下げ
量に応じて相対的に他の部位での溶湯レベルを高
め、それによつて注湯口を越える分の溶湯を鋳型
に注出するようにしている。
ところで、このような溶湯の鋳型への注湯と鋳
型が所定位置にセツトされてないときの注湯の停
止とを効率的に行うために、従来では、溶湯レベ
ルを検出することによつて注湯の制御を行つてい
た。そして、その溶湯レベルの検出手段として
は、例えば出湯口部の湯面と接触する棒、電極等
で溶湯レベルを検出する、接触式あるいは電極式
レベル計、または超音波、気泡、空気圧等を利用
して深さを側定するものなどが知られている。
型が所定位置にセツトされてないときの注湯の停
止とを効率的に行うために、従来では、溶湯レベ
ルを検出することによつて注湯の制御を行つてい
た。そして、その溶湯レベルの検出手段として
は、例えば出湯口部の湯面と接触する棒、電極等
で溶湯レベルを検出する、接触式あるいは電極式
レベル計、または超音波、気泡、空気圧等を利用
して深さを側定するものなどが知られている。
ところが、これら従来の手段ではレベル検出用
の主部品が溶湯と接触して先端が溶損したり、或
いはヒユームの影響を受けて測定精度を低下し易
いものであり、高精度を維持するためには補修、
洗浄等に多くの手間および設備を必要とするもの
であつた。換言すれば、補修等が面倒であるため
測定値の確実性が欠け易く、したがつて注湯精度
も不安定になり易いものであつた。
の主部品が溶湯と接触して先端が溶損したり、或
いはヒユームの影響を受けて測定精度を低下し易
いものであり、高精度を維持するためには補修、
洗浄等に多くの手間および設備を必要とするもの
であつた。換言すれば、補修等が面倒であるため
測定値の確実性が欠け易く、したがつて注湯精度
も不安定になり易いものであつた。
(発明の目的)
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、出湯口における溶湯レベルの変動を一定の室
内における圧力変動に置換して検出することによ
り、溶損やヒユームの影響を受けない、つまり余
計な補修、洗浄手間、設備を要しないで長期に亘
り溶湯レベルの検出値が高精度に維持できる、換
言すれば低コストで安定した注湯作業が行える溶
湯の自動注湯方法を提供することを目的とする。
で、出湯口における溶湯レベルの変動を一定の室
内における圧力変動に置換して検出することによ
り、溶損やヒユームの影響を受けない、つまり余
計な補修、洗浄手間、設備を要しないで長期に亘
り溶湯レベルの検出値が高精度に維持できる、換
言すれば低コストで安定した注湯作業が行える溶
湯の自動注湯方法を提供することを目的とする。
(発明の構成)
本発明の溶湯の自動注湯方法は、上記目的を達
成するために、炉体に下端部を前記溶湯低域部に
連通させた気密な圧力測定室を設けるとともに、
その圧力測定室には該測定室内の圧力を検出する
圧力検出器を接続し、更にその圧力検出器には演
算器を接続し、前記出湯口から溶湯を注湯させる
ときには、予め設定しておいた出湯口から単位時
間当り所定量注湯させるときの第1設定圧力値
と、前記圧力検出器で検出した圧力測定室内の検
出値とを演算器により比較して、前記検出値が第
1設定圧力値より低い場合には前記溶湯加圧室の
加圧力を上昇させるようにし、また注湯を完了せ
しめるときには、予め設定しておいた出湯口から
注湯させる直前レベルのときの第2設定圧力値と
前記圧力検出器で検出した圧力測定室内の検出値
とを演算器により比較して、前記検出値が第2設
定圧力値より高い場合には溶湯加圧室の加圧力を
低下せしめるようにしたものである。
成するために、炉体に下端部を前記溶湯低域部に
連通させた気密な圧力測定室を設けるとともに、
その圧力測定室には該測定室内の圧力を検出する
圧力検出器を接続し、更にその圧力検出器には演
算器を接続し、前記出湯口から溶湯を注湯させる
ときには、予め設定しておいた出湯口から単位時
間当り所定量注湯させるときの第1設定圧力値
と、前記圧力検出器で検出した圧力測定室内の検
出値とを演算器により比較して、前記検出値が第
1設定圧力値より低い場合には前記溶湯加圧室の
加圧力を上昇させるようにし、また注湯を完了せ
しめるときには、予め設定しておいた出湯口から
注湯させる直前レベルのときの第2設定圧力値と
前記圧力検出器で検出した圧力測定室内の検出値
とを演算器により比較して、前記検出値が第2設
定圧力値より高い場合には溶湯加圧室の加圧力を
低下せしめるようにしたものである。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
図中1は固定式の炉体で、受湯口2、出湯口3
および溶湯加圧室4を溶湯底域部で連通させてい
る。そして、炉体1の溶湯底域部にその下端部を
連通させて気密な圧力測定室5を設けている。こ
の圧力測定室5は、例えば出湯口3と溶湯加圧室
4との隔壁6を介して縦長に形成した下端部が開
口するシリンダ状の気密室からなるものである。
なお、この圧力測定室5には、不燃性のガス、例
えば窒素ガス等を封入し、予め基準となる内部圧
P0(例えば大気圧Pと略等しい圧力)をかけてお
く。
および溶湯加圧室4を溶湯底域部で連通させてい
る。そして、炉体1の溶湯底域部にその下端部を
連通させて気密な圧力測定室5を設けている。こ
の圧力測定室5は、例えば出湯口3と溶湯加圧室
4との隔壁6を介して縦長に形成した下端部が開
口するシリンダ状の気密室からなるものである。
なお、この圧力測定室5には、不燃性のガス、例
えば窒素ガス等を封入し、予め基準となる内部圧
P0(例えば大気圧Pと略等しい圧力)をかけてお
く。
この内部圧P0は、出湯口3における溶湯面が出
湯口3の出湯案内面3aと面一状になつたとき、
つまり出湯口3における溶湯レベルが出湯口3か
らの出湯を直ちに開始できる出湯直前レベルHと
なつたときにおける、圧力測定室5内の圧力を示
すものである(第1図参照)。
湯口3の出湯案内面3aと面一状になつたとき、
つまり出湯口3における溶湯レベルが出湯口3か
らの出湯を直ちに開始できる出湯直前レベルHと
なつたときにおける、圧力測定室5内の圧力を示
すものである(第1図参照)。
而して、圧力測定室5内は気密状態にあつて、
圧力測定室5内の溶湯レベルの変動に伴つて該室
5内の封入ガスの圧力及び体積は変化するもの
の、この圧力と体積との積は常に一定となるこ
と、圧力測定室5内の封入ガスの体積と該室5内
の溶湯レベルとの間には一定の反比例関係がある
こと、及び圧力測定室5と出湯口3等とは溶湯低
域部で連通されていて、圧力測定室5内を溶湯レ
ベルと出湯口3における溶湯レベルとの間には一
定の函数関係があることから、圧力測定室5内の
圧力を測定することによつて、出湯口3における
溶湯レベルを正確に検知することが可能となる。
換言すれば、圧力測定室5内の圧力を検出して、
これに基づいて溶湯加圧室4内の圧力を制御する
ことによつて、出湯口3における溶湯レベルを調
整することができるのである。この実施例では、
第1図に示す如く、出湯口3における溶湯レベル
が出湯直前レベルHとなるときの圧力測定室5内
の圧力を、前記した如く出湯直前圧力P0と設定
し、第2図に示す如く、出湯口3における溶湯面
が出湯口3の出湯案内面3aより所定量高くなる
とき、つまり出湯口3における溶湯レベルが出湯
口3から単位時間当り所定量の注湯を行わしめる
注湯レベルH′となるときの圧力測定室5内の圧
力を、注湯圧力P′0と設定してある。
圧力測定室5内の溶湯レベルの変動に伴つて該室
5内の封入ガスの圧力及び体積は変化するもの
の、この圧力と体積との積は常に一定となるこ
と、圧力測定室5内の封入ガスの体積と該室5内
の溶湯レベルとの間には一定の反比例関係がある
こと、及び圧力測定室5と出湯口3等とは溶湯低
域部で連通されていて、圧力測定室5内を溶湯レ
ベルと出湯口3における溶湯レベルとの間には一
定の函数関係があることから、圧力測定室5内の
圧力を測定することによつて、出湯口3における
溶湯レベルを正確に検知することが可能となる。
換言すれば、圧力測定室5内の圧力を検出して、
これに基づいて溶湯加圧室4内の圧力を制御する
ことによつて、出湯口3における溶湯レベルを調
整することができるのである。この実施例では、
第1図に示す如く、出湯口3における溶湯レベル
が出湯直前レベルHとなるときの圧力測定室5内
の圧力を、前記した如く出湯直前圧力P0と設定
し、第2図に示す如く、出湯口3における溶湯面
が出湯口3の出湯案内面3aより所定量高くなる
とき、つまり出湯口3における溶湯レベルが出湯
口3から単位時間当り所定量の注湯を行わしめる
注湯レベルH′となるときの圧力測定室5内の圧
力を、注湯圧力P′0と設定してある。
この圧力測定室5の上部に、導出管7を介して
圧力測定室5の室内圧力を検出するための圧力検
出器8を接続している。
圧力測定室5の室内圧力を検出するための圧力検
出器8を接続している。
なお、19は鋳型18を出湯口3直下位置に搬
送し、注湯後鋳型18を出湯口3下から搬送させ
るためのコンベアである。
送し、注湯後鋳型18を出湯口3下から搬送させ
るためのコンベアである。
そして、圧力検出器8により検出された圧力測
定室5内の圧力に基づいて、溶湯加圧室4内の圧
力を制御するための加圧制御機構10が設けられ
ている。
定室5内の圧力に基づいて、溶湯加圧室4内の圧
力を制御するための加圧制御機構10が設けられ
ている。
この加圧制御機構10は、第1図に示す如く、
溶湯加圧室4に接続された導通管16,17と、
導通管16に分岐状に接続されたエア供給管16
a及び排気管16bと、エア供給管16aに夫々
介設された、溶湯加圧室4へのエア供給を制御す
る加圧用電磁弁11及び該弁11を開いたときに
おけるエア供給量を制御するボリユームブースタ
13と、排気管16bに介設された排気用制御弁
12と、圧力測定室5内の圧力つまり圧力検出器
8による検出圧力値と予め設定された設定値とを
比較し、検出圧力値が設定値よりも小さいときに
は、加圧用電磁弁11を開制御させると共に排気
用制御弁12を閉制御させ、逆に検出圧力値が設
定値よりも大きいときには、加圧用電磁弁11を
閉制御させると共に排気用制御弁12を開制御さ
せるための演算器14と、導通管17に接続さ
れ、溶湯加圧室4内の空間体積を信号変換して、
演算器14を介してのボリユームブースタ13の
出力制御を行わしめるための信号交換器15と、
演算器14により前記検出圧力値と比較される設
定値として、コンベア19により鋳型18が出湯
口3直下位置にもたらされた時点から鋳型18へ
の注湯が完了する時点までの間においては前記注
湯圧力P′0に対応する第1設定圧力値を選定し、
鋳型18への注湯が完了した時点からコンベア1
9により新たな鋳型18が出湯口3直下位置にも
たらされる時点までの間においては前記出湯直前
圧力P0に対応する第2設定圧力値を選定するため
の、タイマーを含むスイツチ機構(図示せず)と
を具備してなるもので、公知のものであるからそ
の詳細は省略するが、圧力測定室5内の圧力変動
に応じて、各弁11,12を開閉制御して、溶湯
加圧室4内に作用させる圧力を制御し、これによ
つて出湯口3における溶湯レベルを注湯レベル
H′若しくは出湯直前レベルHに維持させるべく
調整しうるようになされているものである。
溶湯加圧室4に接続された導通管16,17と、
導通管16に分岐状に接続されたエア供給管16
a及び排気管16bと、エア供給管16aに夫々
介設された、溶湯加圧室4へのエア供給を制御す
る加圧用電磁弁11及び該弁11を開いたときに
おけるエア供給量を制御するボリユームブースタ
13と、排気管16bに介設された排気用制御弁
12と、圧力測定室5内の圧力つまり圧力検出器
8による検出圧力値と予め設定された設定値とを
比較し、検出圧力値が設定値よりも小さいときに
は、加圧用電磁弁11を開制御させると共に排気
用制御弁12を閉制御させ、逆に検出圧力値が設
定値よりも大きいときには、加圧用電磁弁11を
閉制御させると共に排気用制御弁12を開制御さ
せるための演算器14と、導通管17に接続さ
れ、溶湯加圧室4内の空間体積を信号変換して、
演算器14を介してのボリユームブースタ13の
出力制御を行わしめるための信号交換器15と、
演算器14により前記検出圧力値と比較される設
定値として、コンベア19により鋳型18が出湯
口3直下位置にもたらされた時点から鋳型18へ
の注湯が完了する時点までの間においては前記注
湯圧力P′0に対応する第1設定圧力値を選定し、
鋳型18への注湯が完了した時点からコンベア1
9により新たな鋳型18が出湯口3直下位置にも
たらされる時点までの間においては前記出湯直前
圧力P0に対応する第2設定圧力値を選定するため
の、タイマーを含むスイツチ機構(図示せず)と
を具備してなるもので、公知のものであるからそ
の詳細は省略するが、圧力測定室5内の圧力変動
に応じて、各弁11,12を開閉制御して、溶湯
加圧室4内に作用させる圧力を制御し、これによ
つて出湯口3における溶湯レベルを注湯レベル
H′若しくは出湯直前レベルHに維持させるべく
調整しうるようになされているものである。
すなわち、鋳型18が出湯口3直下位置にもた
らされると、圧力検出器8による検出圧力値と注
湯圧力P′0に対応する第1設定圧力値とが比較さ
れ、圧力測定室5内の圧力が注湯圧力P′0よりも
小さい場合には、つまり出湯口3における溶湯レ
ベルが注湯レベルH′よりも低い場合には、排気
用制御弁12が閉じられると共に加圧用電磁弁1
1が開かれて、溶湯加圧室4内の圧力が上昇せし
められ、溶湯レベルが上昇せしめられる。そし
て、圧力測定室5内の圧力が注湯圧力P′0よりも
大きくなると、つまり出湯口3における溶湯レベ
ルが注湯レベルH′より高くなると、加圧用電磁
弁11が閉じられると共に排気用制御弁12が開
かれて、溶湯加圧室4内の圧力が下降せしめら
れ、溶湯レベルが下降せしめられる。このように
して、圧力測定室5内の圧力変動つまり溶湯レベ
ルの変動に応じて各弁11,12が開閉制御さ
れ、出湯口3における溶湯レベルを注湯レベル
H′に維持させ得て、出湯口3から鋳型18へ単
位時間当り一定量の溶湯を注湯できる。
らされると、圧力検出器8による検出圧力値と注
湯圧力P′0に対応する第1設定圧力値とが比較さ
れ、圧力測定室5内の圧力が注湯圧力P′0よりも
小さい場合には、つまり出湯口3における溶湯レ
ベルが注湯レベルH′よりも低い場合には、排気
用制御弁12が閉じられると共に加圧用電磁弁1
1が開かれて、溶湯加圧室4内の圧力が上昇せし
められ、溶湯レベルが上昇せしめられる。そし
て、圧力測定室5内の圧力が注湯圧力P′0よりも
大きくなると、つまり出湯口3における溶湯レベ
ルが注湯レベルH′より高くなると、加圧用電磁
弁11が閉じられると共に排気用制御弁12が開
かれて、溶湯加圧室4内の圧力が下降せしめら
れ、溶湯レベルが下降せしめられる。このように
して、圧力測定室5内の圧力変動つまり溶湯レベ
ルの変動に応じて各弁11,12が開閉制御さ
れ、出湯口3における溶湯レベルを注湯レベル
H′に維持させ得て、出湯口3から鋳型18へ単
位時間当り一定量の溶湯を注湯できる。
そして、鋳型18への注湯を完了せしめるとき
には、タイマーが作動して、演算器14により検
出圧力値と比較される設定値として前記出湯直前
圧力P0に対応する第2設定圧力値が選定され、圧
力測定室5内の圧力が出湯直前圧力P0よりも大き
い場合、つまり出湯口3における溶湯レベルが出
湯直前レベルHよりも高い場合には、加圧用電磁
弁11が閉じられると共に排気用制御弁12が開
かれて、溶湯加圧室4内の圧力が下降せしめら
れ、溶湯レベルが下降せしめられる。圧力測定室
5内の圧力が出湯直前圧力P0よりも小さくなり、
出湯口3における溶湯レベルが出湯直前レベルH
よりも低くなると、排気用制御弁12が閉じられ
ると共に加圧用電磁弁11が開かれて、溶湯加圧
室4内の圧力が上昇せしめられ、溶湯レベルが上
昇せしめられる。かくして、鋳型18への注湯が
完了した後は、出湯口3における溶湯レベルが出
湯直前レベルHに維持される。
には、タイマーが作動して、演算器14により検
出圧力値と比較される設定値として前記出湯直前
圧力P0に対応する第2設定圧力値が選定され、圧
力測定室5内の圧力が出湯直前圧力P0よりも大き
い場合、つまり出湯口3における溶湯レベルが出
湯直前レベルHよりも高い場合には、加圧用電磁
弁11が閉じられると共に排気用制御弁12が開
かれて、溶湯加圧室4内の圧力が下降せしめら
れ、溶湯レベルが下降せしめられる。圧力測定室
5内の圧力が出湯直前圧力P0よりも小さくなり、
出湯口3における溶湯レベルが出湯直前レベルH
よりも低くなると、排気用制御弁12が閉じられ
ると共に加圧用電磁弁11が開かれて、溶湯加圧
室4内の圧力が上昇せしめられ、溶湯レベルが上
昇せしめられる。かくして、鋳型18への注湯が
完了した後は、出湯口3における溶湯レベルが出
湯直前レベルHに維持される。
新たな鋳型18が出湯口3直下位置にもたらさ
れると、上記制が繰返される。
れると、上記制が繰返される。
なお、溶湯加圧室4内の貯湯量が少なく該室4
内の空間体積が大きい場合と、貯湯量が多く空間
体積が小さい場合とでは、加圧用電磁弁11を開
いた後の制御系の応答速度延いては溶湯レベルの
上昇速度に差が生じる(後者の場合に比して前者
の場合の方が応答速度は遅い)が、上記空間体積
の変化に応じ、信号変換器15及び演算器14を
介してのボリユームブースタ13の出力制御によ
り、エア供給量を増減調整させることで、上記応
答速度を常に一定に維持させている。
内の空間体積が大きい場合と、貯湯量が多く空間
体積が小さい場合とでは、加圧用電磁弁11を開
いた後の制御系の応答速度延いては溶湯レベルの
上昇速度に差が生じる(後者の場合に比して前者
の場合の方が応答速度は遅い)が、上記空間体積
の変化に応じ、信号変換器15及び演算器14を
介してのボリユームブースタ13の出力制御によ
り、エア供給量を増減調整させることで、上記応
答速度を常に一定に維持させている。
(発明の効果)
以上のように、本発明の自動注湯方法は、出湯
口における溶湯レベルの変動を圧力測定室内の圧
力変動に置換してこの圧力変動を圧力検出器で検
出し、この圧力検出器の検出圧力値を演算器の第
1設定圧力値ないしは第2設定圧力値と比較し
て、溶湯加圧室内の圧力を制御するようにしてか
ら、前記溶湯レベルを良好に調整制御できること
は勿論のこと、出湯口における溶湯レベルを直接
的に検出させる従来の接触式、電極式のように溶
損したりすることもなく、またヒユームの影響を
受けることもないのである。このため、補修と
か、洗浄等の面倒な手間、設備を要しないで、溶
湯レベルの検出を長期に亘つて高精度に維持で
き、換言すれば低コストで安定した注湯作業を長
期に亘つて行うことができるものである。
口における溶湯レベルの変動を圧力測定室内の圧
力変動に置換してこの圧力変動を圧力検出器で検
出し、この圧力検出器の検出圧力値を演算器の第
1設定圧力値ないしは第2設定圧力値と比較し
て、溶湯加圧室内の圧力を制御するようにしてか
ら、前記溶湯レベルを良好に調整制御できること
は勿論のこと、出湯口における溶湯レベルを直接
的に検出させる従来の接触式、電極式のように溶
損したりすることもなく、またヒユームの影響を
受けることもないのである。このため、補修と
か、洗浄等の面倒な手間、設備を要しないで、溶
湯レベルの検出を長期に亘つて高精度に維持で
き、換言すれば低コストで安定した注湯作業を長
期に亘つて行うことができるものである。
図は本発明の一実施例を示す構成図であり、第
1図は出湯口における溶湯レベルが出湯直前レベ
ルに維持された状態を示し、第2図は出湯口にお
ける溶湯レベルが注湯レベルに維持された状態を
示している。 1……炉体、2……受湯口、3……出湯口、4
……溶湯加圧室、5……圧力測定室、8……圧力
検出器、14……演算器。
1図は出湯口における溶湯レベルが出湯直前レベ
ルに維持された状態を示し、第2図は出湯口にお
ける溶湯レベルが注湯レベルに維持された状態を
示している。 1……炉体、2……受湯口、3……出湯口、4
……溶湯加圧室、5……圧力測定室、8……圧力
検出器、14……演算器。
Claims (1)
- 1 受湯口、出湯口および溶湯加圧室が炉体に備
えられていて、これらが容湯底域部で連通されて
おり、前記溶湯加圧室を加圧することによつて前
記出湯口から溶湯を注湯させるようにした溶湯の
注湯方法であつて、前記炉体には下端部を前記溶
湯低域部に連通させた気密な圧力測定室を設ける
とともに、その圧力測定室には該圧力測定室の圧
力を検出する圧力検出器を接続し、更にその圧力
検出器には演算器を接続し、前記出湯口から溶湯
を注湯させるときには、予め設定しておいた出湯
口から単位時間当り所定量注湯させるときの第1
設定圧力置と、前記圧力検出器で検出した圧力測
定室内の検出値とを演算器により比較して、前記
検出値が第1設定圧力値より低い場合には前記溶
湯加圧室の加圧力を上昇させるようにし、また注
湯を完了せしめるときには、予め設定しておいた
出湯口から注湯させる直前レベルのときのダ2設
定圧力値と前記圧力検出器で検出した圧力測定室
内の検出値とを演算器により比較して、前記検出
値が第2設定圧力値より高い場合には溶湯加圧室
の加圧力を低下せしめるようにしたことを特徴と
する溶湯の自動注湯方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3250180A JPS56128666A (en) | 1980-03-13 | 1980-03-13 | Automatic pouring device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3250180A JPS56128666A (en) | 1980-03-13 | 1980-03-13 | Automatic pouring device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56128666A JPS56128666A (en) | 1981-10-08 |
JPS6111146B2 true JPS6111146B2 (ja) | 1986-04-01 |
Family
ID=12360732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3250180A Granted JPS56128666A (en) | 1980-03-13 | 1980-03-13 | Automatic pouring device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56128666A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8501575D0 (en) * | 1985-01-22 | 1985-02-20 | Johnson Matthey Plc | Device for compensating loss of metallostatic pressure |
JP2008157990A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-10 | Kyocera Mita Corp | クリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置 |
-
1980
- 1980-03-13 JP JP3250180A patent/JPS56128666A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56128666A (en) | 1981-10-08 |
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