JP2719736B2 - 加圧給湯制御方法と定サイクル加圧給湯制御方法 - Google Patents

加圧給湯制御方法と定サイクル加圧給湯制御方法

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JP2719736B2 JP19719691A JP19719691A JP2719736B2 JP 2719736 B2 JP2719736 B2 JP 2719736B2 JP 19719691 A JP19719691 A JP 19719691A JP 19719691 A JP19719691 A JP 19719691A JP 2719736 B2 JP2719736 B2 JP 2719736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】鋳物生産工場等で用いられる圧縮
気体による加圧力を利用した空圧給湯炉の制御技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】鋳物生産工場等で用いられる圧縮気体に
よる加圧力を利用した空圧給湯炉に関しては特公51−
36704に示される技術を始めとして様々な技術が発
明・考案され実用化されてきている。しかし、いずれの
場合も給湯を行なうことに伴う空圧給湯炉内の金属溶湯
の保持量の必然的な減少から、毎回わずかづつであるに
しろ空圧給湯炉内への加圧用気体の供給量の増量が必要
であり、その結果同一の給湯量を給湯するには炉内への
加圧を開始してから給湯を完了するまでの経過時間が徐
々に長くなり、原因が確定できないし、個々の空圧給湯
炉により・或いは給湯必要量によりその傾向にばらつき
があるが、徐々に給湯量が減少していく傾向があること
が経験から知られている。
【0003】しかるに効率的な生産或いは複雑な薄肉鋳
物の生産、金型設計等の技術的な要求から、近年個別鋳
造機と金型との組み合わせに基づき、より正確な量での
鋳造への要求が高まり、空圧給湯炉から鋳造機への金属
溶湯の供給量をより正確に常に実施し完了させる要求が
高まってきた。しかし従来技術の加圧制御では空圧給湯
炉内の金属溶湯の保持量の総べての領域で量的精度の高
い給湯の実現は困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の抱
える前述したような、原因が確定できないが、個々の空
圧給湯炉により・或いは給湯必要量によりその傾向にば
らつきがあるが、徐々に給湯量が減少していく傾向を自
動的に補正し、より安定的に高精度な給湯を実現する空
圧給湯炉の加圧給湯制御方法を実現することを技術的な
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面3を参照しなが
ら本発明を説明する。出願人が特公51−36704に
基づく空圧給湯炉のライセンス生産に関わって以来の1
0年近くの経験による収集データの解析により、前述の
ように原因が確定できないし、個々の空圧給湯炉により
・或いは給湯必要量によりその傾向にばらつきがある
が、給湯を行なうことに伴う空圧給湯炉1内の金属溶湯
の保持量の必然的な減少から、毎回わずかづつであるに
しろ空圧給湯炉1内への加圧用気体の供給量の増量が必
要であり、その結果同一の給湯量を給湯するには炉内へ
の加圧を開始してから給湯を完了するまでの経過時間が
徐々に長くなること、とりわけ炉内への加圧を開始して
から空圧給湯炉1の給湯管3の出湯口5に設けられた金
属溶湯2の到達を検知する給湯センサ6によって金属溶
湯2が検知されるまでの時間が長くなることと給湯量の
減少傾向に相関関係があることが判明した。
【0006】そして、空圧給湯炉1の炉内への加圧を開
始してから空圧給湯炉1の給湯管3の出湯口5に設けら
れた金属溶湯2の到達を検知する給湯センサ6によって
金属溶湯2が検知されるまでの時間が長くなることと給
湯量の減少傾向の相関関係は特公51−36704に基
づく空圧給湯制御に於ける制御条件を同一に設定するな
らば同一の空圧給湯炉1に於いて次式数1で示される比
例関係が成立することが解明された。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、 DW :毎回の給湯量 a :給湯減少定数 TEK :毎回の炉内への加圧開始から給湯センサによ
って金属溶湯が検知されるまでの時間 TEKMIN:空圧給湯炉の金属溶湯炉内基準保持量時にお
ける加圧開始から給湯センサによって金属溶湯が検知さ
れるまでの基準時間 DWO :空圧給湯炉の金属溶湯炉内基準保持量時にお
ける基準給湯量
【0009】即ち、極めて微量づつでは有るが比例関係
での減少が続く。通常空圧給湯炉の給湯制御方法では空
圧給湯炉1への気体による加圧が開始され、前記の空圧
給湯炉1内の金属溶湯2を炉外へ供給するための給湯管
3の出湯口5に設けられた給湯センサ6によって検知し
た後一定の増圧を続け加圧を停止し、その後の圧縮性流
体である気体の特徴である加圧力応答遅れを利用して一
定時間の間定速的流出させ定量的な給湯を実現してい
る。したがって、前記の減少傾向が顕著な空圧給湯炉の
場合には操作者が空圧給湯炉1内の金属溶湯2の残量に
応じて本来一定時間である加圧停止後の定速的流出時間
を適宜図示されていない制御盤の給湯タイマー値を変更
している。そこで、本発明では前記の比例減少関係から
次式数2の補正関係式を導き出し、予め、補正のデータ
を図示されていない制御盤面上で入力することで給湯タ
イマー値の自動補正を行なう。
【0010】
【数2】
【0011】ここで、 TD :実給湯タイマー値 TDO :給湯タイマー設定値 TEK :毎回の炉内への加圧開始から給湯センサによ
って金属溶湯が検知されるまでの時間 TEKMIN:空圧給湯炉の金属溶湯炉内基準保持量時にお
ける加圧開始から給湯センサによって金属溶湯が検知さ
れるまでの基準時間(実測値) TEKMAX:空圧給湯炉の金属溶湯炉内基準保持量時にお
ける加圧開始から給湯センサによって金属溶湯が検知さ
れるまでの最長時間(実測値) x :給湯タイマー補正率
【0012】又、前述までの(課題を解決する手段)を
出願人により平成3年6月10日出願申請された特許願
の定サイクル給湯制御方法に記載された発明と組み合わ
せ、空圧給湯炉1への気体による加圧が開始され、前記
の空圧給湯炉1内の金属溶湯2を炉外へ供給するための
給湯管3の出湯口5に設けられた給湯センサ6によって
検知されるタイミングを鋳造機による鋳造のサイクルの
中で概ね一定とすることにより、本発明請求項1を可能
な限り定サイクル化すべく構成する。
【0013】
【作用】本発明請求項1の方法に基づくならば、特公5
1−36704に基づく従来の方法において空圧給湯炉
の個別的な差或いは給湯量によって必要とされる操業途
中での給湯タイマー値の増減変更が、初期的な試運転調
整によって求められたいくつかの設定用データの予めの
入力によって必要がなくなる。
【0014】又、本発明請求項2の方法に基づくなら
ば、請求項1に基づく特公51−36704に基づく従
来の方法において空圧給湯炉の個別的な差或いは給湯量
によって必要とされる操業途中での給湯タイマー値の増
減変更が、初期的な試運転調整によって求められたいく
つかの設定用データの予めの入力によって必要がなくな
ることに加えて、給湯タイマー値の自動的な増加分が鋳
造機による鋳造サイクル全体の違いとして若干残るとは
いえ、鋳造サイクル全体が大きく変化しない給湯が可能
となる。
【0015】
【実施例】図1は本発明請求項1に関する加圧給湯制御
方法チャートであり、図3は請求項1及び請求項2に関
する空圧給湯炉の一実施例であるが、添付図面図1と図
3を参照しながら、本発明請求項1に関する一実施例を
説明する。
【0016】空圧給湯炉1に金属溶湯2が受湯管9の開
放された受湯口蓋13から補給され、通常は満杯センサ
22によって検知されたなら補給は中止される。補給が
中止されたならば前記の受湯口蓋13が閉止され、前記
の空圧給湯炉1の図示されていない制御盤のデータ設定
器を用いて二つの給湯量制御の基準値即ち空圧給湯炉1
を加圧源19からの気体により加圧し、前記の空圧給湯
炉1に設けられた金属溶湯2を外部に供給するための給
湯管3を上昇してくる金属溶湯2を前記の給湯管3の出
湯口5に設けられた給湯センサ6によって金属溶湯2が
検知された時以降も更に加圧する増圧値と、空圧給湯炉
1が前記の増圧値に到達した後定速的に外部へ金属溶湯
2を流出させる時間である給湯タイマー設定値(数2に
おけるTDO)がそれぞれ入力されたなら、本実施例の空
圧給湯炉は鋳造機からの給湯指令待機の状態となる。
【0017】尚ここで、予め本操業に先立ち試運転調整
を行ない実測したデータに基づき、空圧給湯炉1を加圧
源19からの気体により加圧し、前記の空圧給湯炉1に
設けられた金属溶湯2を外部に供給するための給湯管3
を上昇してくる金属溶湯2を前記の給湯管3の出湯口5
に設けられた給湯センサ6によって金属溶湯2が検知さ
れた時までの時間の内、前記の空圧給湯炉1の金属溶湯
2の炉内への保持の標準満杯量の時の値即ち給湯センサ
検知時間実測最小値(数1及び数2に於けるTEKMIN)
及び、空圧給湯炉1から空圧により給湯が安全に実施可
能な金属溶湯2の最少保持量の時の値即ち給湯センサ検
知時間実測最大値(数1及び数2に於けるTEKMAX)の
二つのデータと鋳造機の運転動作のいかなるタイミング
において空圧給湯炉1への加圧を開始すればよいかの微
調整を設定することのできる加圧時期調整タイマー値、
そして本来は実操業において最も適切な値を見出すこと
ができるのではあるが試運転調整の給湯精度データから
算出した給湯量減少傾向を補正するための給湯タイマー
補正率(数2におけるx)は日常的な運転に先立ち基本
データとして図示されていない制御盤のデータ設定器を
用いて当然入力されている。
【0018】図示されていない鋳造機から前記の空圧給
湯炉1の図示されていない制御盤に給湯指令が伝達され
ると前記の制御盤内の加圧時期調整タイマーがカウント
ダウンを開始する。前記の加圧調整タイマーのカウント
ダウンが前記の加圧時期調整タイマー値に達するまで続
けられる。前記の加圧時期調整タイマーがカウントアッ
プすると、外部の加圧源19から加圧電磁弁16を介し
て前記の空圧給湯炉1内に気体の供給が開始される。空
圧給湯炉1への前記の加圧源19からの加圧電磁弁16
を介しての加圧が開始されると空圧給湯炉1内に保持さ
れている金属溶湯2は給湯管3内を上昇していく。並行
して前記の空圧給湯炉1の図示されていない制御盤内で
カウンターによりカウントが開始され空圧給湯炉1への
気体による加圧の経過時間が測定される。空圧給湯炉へ
の気体による加圧が続けられると給湯管3内を金属溶湯
2は上昇を続け、やがて上昇管の出湯口5に設置された
給湯センサ6により検知される。この時点での前記のカ
ウンターで測定された気体による加圧の経過時間の値が
演算器へデータ転送される。
【0019】前記のように給湯センサ6により給湯管3
内を上昇してきた金属溶湯2が出湯口10で検知された
後は、金属溶湯2は樋7を介して鋳造機(本実施例の場
合はダイカストマシンスリーブ8)へ給湯される。この
後も空圧給湯炉1の炉内の圧力が前記の予め入力設定さ
れた増圧値に到達されるまで加圧が続けられ、増圧値に
達したならば加圧が停止される。
【0020】しかる後、図示されない制御盤内の演算器
によって数2に基づき演算された給湯タイマーの時間だ
け給湯が続けられ、前記の時間経過後空圧給湯炉1の炉
内圧が開放排気され、給湯が停止される。尚、一時的な
運転停止の後でない鋳造のための運転開始後最初の給湯
と空圧給湯炉内の金属溶湯の保持量が減少し外部設備か
ら補給を受けた直後の最初の給湯と運転中に何等かの異
常信号を受け付け給湯操作を非常停止し給湯再開した直
後の最初の給湯と空圧給湯炉内の金属溶湯の保持量が減
少し外部設備から補給を受ける場合を含め何等かの理由
で前記の金属溶湯の補給を受ける受湯口の蓋が開かれて
いることが受湯口開LSによって信号伝達されている間
の給湯並びに前記の受湯口の蓋が閉じられたことが受湯
口閉LSによって信号伝達された直後の最初の給湯のそ
れぞれの給湯をの場合は、給湯タイマー補正率xは定値
0が選択されるので給湯タイマーの設定時間は給湯タイ
マー基準値TEKMINと等値となる。
【0021】次に図2は本発明請求項2に関する加圧給
湯制御方法チャートであり、図3は請求項1及び請求項
2に関する空圧給湯炉の一実施例であるが、添付図面図
1と図3を参照しながら、本発明請求項2に関する一実
施例を説明する。
【0022】運転に先立ち、予め二つの基準値即ち空圧
給湯炉の金属溶湯の標準満杯保持量時における前記の空
圧給湯炉への外部加圧源からの気体による加圧開始から
給湯管定点での金属溶湯の検知までの経過時間である基
準値Aと、同様、空圧給湯炉の金属溶湯の標準満杯保持
量時における前記の空圧給湯炉への外部加圧源からの気
体による加圧開始を鋳造機からの給湯指令を受け付けた
後どれだけの時間経過後行なえば良いのかの基準時間即
ち加圧時期調整タイムである基準値Bをそれぞれ入力
し、更に空圧給湯炉1に金属溶湯2が受湯管9の開放さ
れた受湯口蓋13から補給され、通常は満杯センサ22
によって検知されたなら補給は中止される。補給が中止
されたならば前記の受湯口蓋13が閉止され、前記の空
圧給湯炉1の図示されていない制御盤のデータ設定器を
用いて二つの給湯量制御の基準値即ち空圧給湯炉1を加
圧源19からの気体により加圧し、前記の空圧給湯炉1
に設けられた金属溶湯2を外部に供給するための給湯管
3を上昇してくる金属溶湯2を前記の給湯管3の出湯口
5に設けられた給湯センサ6によって金属溶湯2が検知
された時以降も更に加圧する増圧値と、空圧給湯炉1が
前記の増圧値に到達した後定速的に外部へ金属溶湯2を
流出させる時間である給湯タイマー設定値(数2におけ
るTDO)がそれぞれ入力される。
【0023】空圧給湯炉に金属溶湯が前記の空圧給湯炉
に付属した満杯センサにより検知されるまで補給され、
鋳造が開始され初回の鋳造機からの給湯指令を受け前記
の空圧給湯炉の制御盤内の加圧時期調整タイマーがスタ
ートする一方データ値選択回路へ定値指令が伝達されデ
ータ伝達回路を介して減算器Bへ減算定値(通常はゼロ
値)が伝達され基準値Bから減算定値が減算され減算結
果(通常は基準値Bと等値)が加圧時期調整タイマーの
設定値として加圧時期調整タイマーの数値比較部へ転送
され前記の空圧給湯炉への加圧開始を決定する数値比較
が行なわれ前記の転送されてきた加圧時期調整タイマー
の設定値と加圧時期調整タイマーの計測値が一致したな
らば前記の空圧給湯炉内への気体による加圧が開始され
る。
【0024】加圧が開始されると同時にカウンターがス
タートし給湯管内を上昇してくる前記の空圧給湯炉内の
金属溶湯を給湯センサが検知するまでの経過時間を計測
する。金属溶湯が検知されたならば前記の金属溶湯を給
湯センサが検知するまでの経過時間データを減算器Aに
転送し予め入力されている前記の空圧給湯炉への外部加
圧源からの気体による加圧開始から給湯管定点での金属
溶湯の検知までの経過時間である基準値Aにより減算す
る。そしてこの減算結果がプラスであるならばそのデー
タを前記の加圧時期調整タイマーの次回の給湯の設定値
決定のための減算器Bの減算データとしてデータ伝達回
路へ転送・入力する。もし、この減算結果がマイナスで
ある場合には、減算結果のマイナスの絶対値に関わりな
く一定値をデータ伝達における定値として取り扱う。む
ろん、鋳造機の特性に基づいて加圧開始を標準より遅く
すべく減算器Bのマイナス減算データ(即ち加算とな
る。)として取り扱っても良い。
【0025】又、前記のカウンターで測定された気体に
よる加圧の経過時間の値が減算器Aに転送されたのと並
行して演算器へデータ転送される。前記のように給湯セ
ンサ6により給湯管3内を上昇してきた金属溶湯2が出
湯口10で検知された後は、金属溶湯は樋7を介して鋳
造機(本実施例の場合はダイカストマシンスリーブ8)
へ給湯される。この後も空圧給湯炉1の炉内の圧力が前
記の予め入力設定された増圧値に到達されるまで加圧が
続けられ、増圧値に達したならば加圧が停止される。
【0026】しかる後、図示されない制御盤内の演算器
によって数2に基づき演算された給湯タイマーの時間だ
け給湯が続けられ、前記の時間経過後空圧給湯炉1の炉
内圧が開放排気され、給湯が停止される。尚、一時的な
運転停止の後でない鋳造のための運転開始後最初の給湯
と空圧給湯炉内の金属溶湯の保持量が減少し外部設備か
ら補給を受けた直後の最初の給湯と運転中に何等かの異
常信号を受け付け給湯操作を非常停止し給湯再開した直
後の最初の給湯と空圧給湯炉内の金属溶湯の保持量が減
少し外部設備から補給を受ける場合を含め何等かの理由
で前記の金属溶湯の補給を受ける受湯口の蓋が開かれて
いることが受湯口開LSによって信号伝達されている間
の給湯並びに前記の受湯口の蓋が閉じられたことが受湯
口閉LSによって信号伝達された直後の最初の給湯のそ
れぞれの給湯をの場合は、給湯タイマー補正率xは定値
0が選択されるので給湯タイマーの設定時間は給湯タイ
マー基準値TEKMINと等値となる。
【0027】給湯が完了し、再び鋳造機から給湯指令を
受け付けると次回以降は、空圧給湯炉の図示されていな
い制御盤内で本発明の制御方法に基づき、データ値選択
回路で受付指令への指示が選択されるので、前述された
ように前回の給湯においてカウントされ減算器Aで減算
され加圧時期調整タイマーの設定値の決定のための減算
器Bの減算データとしてデータ伝達回路へ転送・入力さ
れてきた減算データをデータ伝達回路から減算器Bへ転
送し基準値Bから減算し(ないしは加算)加圧時期調整
タイマーの設定値を変更し鋳造機の鋳造サイクルにおい
て常時給湯の開始が定サイクルで行なわれるように給湯
が行なわれる。基本的に、鋳造が開始された最初の時
と、外部設備より金属溶湯の補給を受けた直後の給湯に
おいて加圧時期調整タイマーの設定値の決定における減
算値として定値を用いるのは空圧給湯炉1への気体によ
る加圧を開始してから、給湯センサ6が金属溶湯を検知
するまでの所要時間を直前(給湯を停止し、時間的に長
く経過したとしても制御回路を完全に電源断としない限
り前回データは残り直前は直前として認識する。)の給
湯での実測値を用いると大きな誤差が生じる必然がある
からである。原則的に、給湯開始及び溶湯補給直後に給
湯する時は、従前の実測データはリセットし標準満杯時
の保持量であるとして給湯作業を行なう。
【0028】ちなみに本発明に基づく制御方法全体をプ
ログラミングし容易に制御全体をマイコン化することが
行なえることは当然である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、空
圧給湯炉を用いて鋳物を鋳造する上で安定的に、効率的
に、安全に生産が行ないうる給湯精度の高い給湯制御方
法が実現した。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】加圧給湯制御方法チャート
【図2】定サイクル加圧給湯制御方法チャート
【図3】請求項1及び請求項2に関する空圧給湯炉の一
実施例
【符号の説明】
1 空圧給湯炉 2 金属溶湯 3 給湯管 4 吸湯口 5 出湯口 6 給湯センサ 7 樋 8 ダイカストマシンスリーブ 9 受湯管 10 受湯口 11 受湯口開LS 12 受湯口閉LS 13 受湯口蓋 14 圧力制御装置 15 炉圧導管 16 加圧電磁弁 17 排気電磁弁 18 排気口 19 加圧源 20 点検口蓋 21 点検口 22 満杯センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮気体による加圧力を利用して金属溶
    湯を炉外へ供給する空圧給湯炉の制御において、空圧給
    湯炉内の金属溶湯の保持量が給湯により減少し、伴って
    徐々に給湯量自体が減少していく傾向を、前記の空圧給
    湯炉に対する圧縮気体による加圧を開始してから前記の
    空圧給湯炉に設けられた金属溶湯を空圧給湯炉外へ供給
    するための給湯管の金属溶湯流出口定点に配置された給
    湯センサが前記の給湯管内を上昇してくる金属溶湯を検
    知するまでの時間の一定割合に相当する時間だけ毎回金
    属溶湯の前記の空圧給湯炉から前記の給湯管を介して空
    圧給湯炉外へ長く給湯されるように、一時的な運転停止
    の後でない鋳造のための運転開始後最初の給湯と空圧給
    湯炉内の金属溶湯の保持量が減少し外部設備から補給を
    受けた直後の最初の給湯と運転中に何等かの異常信号を
    受け付け給湯操作を非常停止し給湯再開した直後の最初
    の給湯と空圧給湯炉内の金属溶湯の保持量が減少し外部
    設備から補給を受ける場合を含め何等かの理由で前記の
    金属溶湯の補給を受ける受湯口の蓋が開かれていること
    が受湯口開LSによって信号伝達されている間の給湯並
    びに前記の受湯口の蓋が閉じられたことが受湯口閉LS
    によって信号伝達された直後の最初の給湯のそれぞれの
    給湯を除き、補正することで、毎回の給湯を高精度に給
    湯することを特徴とする圧縮気体による加圧力を利用し
    た空圧給湯炉の加圧給湯制御方法。
  2. 【請求項2】 圧縮気体による加圧力を利用して金属溶
    湯を炉外へ供給する空圧給湯炉の制御において、空圧給
    湯炉の金属溶湯の保持量の標準満杯時を前記の空圧給湯
    炉への気体による加圧開始タイミング設定の基礎とし、
    一時的な運転停止の後でない鋳造のための運転開始後最
    初の給湯と空圧給湯炉内の金属溶湯の保持量が減少し外
    部設備から補給を受けた直後の最初の給湯と運転中に何
    等かの異常信号を受け付け給湯操作を非常停止し給湯再
    開した直後の最初の給湯と空圧給湯炉内の金属溶湯の保
    持量が減少し外部設備から補給を受ける場合を含め何等
    かの理由で前記の金属溶湯の補給を受ける受湯口の蓋が
    開かれていることが受湯口開LSによって信号伝達され
    ている間の給湯並びに前記の受湯口の蓋が閉じられたこ
    とが受湯口閉LSによって信号伝達された直後の最初の
    給湯のそれぞれの給湯を除き、毎回の鋳造機への給湯の
    為の実サイクルタイムを測定し前回の実サイクルタイム
    との差のデータをフィードバックし、給湯に伴い前記の
    空圧給湯炉の金属溶湯の保持量が減少しその減少量に比
    例して毎回等量の給湯を行なうには前記の空圧給湯炉へ
    の加圧用気体の供給量を増加させる必要が生じること即
    ち加圧時間の増加に対応して次回の給湯における空圧給
    湯炉への気体による加圧開始を早めることにより前記の
    鋳造機における鋳造の為のサイクルタイムを安定させる
    べく補正し、前記の除外条件の時には加圧開始を早める
    補正を行なわず定値とすることとし前記の空圧給湯炉へ
    の気体による加圧が始められ前記の空圧給湯炉の給湯管
    の出湯口に設けられた給湯センサによって金属溶湯が検
    知されるタイミングが鋳造機にとって一定で鋳造サイク
    ルとしての定サイクルが守られ、空圧給湯炉内の金属溶
    湯の保持量が給湯により減少し、伴って徐々に給湯量自
    体が減少していく傾向を、前記の空圧給湯炉に対する圧
    縮気体による加圧を開始してから前記の空圧給湯炉に設
    けられた金属溶湯を空圧給湯炉外へ供給するための給湯
    管の金属溶湯流出口定点に配置された給湯センサが前記
    の給湯管内を上昇してくる金属溶湯を検知するまでの時
    間の一定割合に相当する時間だけ毎回金属溶湯の前記の
    空圧給湯炉から前記の給湯管を介して空圧給湯炉外へ長
    く給湯されるように、一時的な運転停止の後でない鋳造
    のための運転開始後最初の給湯と空圧給湯炉内の金属溶
    湯の保持量が減少し外部設備から補給を受けた直後の最
    初の給湯と運転中に何等かの異常信号を受け付け給湯操
    作を非常停止し給湯再開した直後の最初の給湯と空圧給
    湯炉内の金属溶湯の保持量が減少し外部設備から補給を
    受ける場合を含め何等かの理由で前記の金属溶湯の補給
    を受ける受湯口の蓋が開かれていることが受湯口開LS
    によって信号伝達されている間の給湯並びに前記の受湯
    口の蓋が閉じられたことが受湯口閉LSによって信号伝
    達された直後の最初の給湯のそれぞれの給湯を除き、補
    正することで毎回の給湯を高精度に給湯することを特徴
    とする圧縮気体による加圧力を利用した空圧給湯炉の定
    サイクル加圧給湯制御方法。
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