JPS59215265A - 溶湯定量汲出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不発明は、溶融金属の溶湯定量汲出し装置（以後定量装
置と称する。）に係り、特にダイキスト鋳造法などにお
ける如く、一定量の溶湯を数多く間欠的に汲出すことを
要する場合に指定さてした定量の溶湯を精度よく、溶湯
表面に浮上しているスカムなどの混入を防ぐべく、溶湯
内部より汲出ｆ能力をそなえ、しかも稼動時高温の溶湯
近傍には、機械的な可動部分がないため故障率の極めて
小さい高精度、高能率の定量装置に関する。

従来５、一定量の溶湯を数多く、間欠的に汲出丁ことを
要する場合には例えばす■要の内容積を有する容器を用
いて汲出すが、あるいは、こ汎を機械的に自動化もする
方法が知らｒｔている。この方法は装置６−的にＣ１筒
中な方法ではあるが、溶湯を汲出す場合に必然的に溶湯
表面を通過する。溶湯表面には金属酸１ヒ物などよすな
るスカムが浮上していることが多く、容器内に異物とし
て取り込葦ｆＬだ場合には鋳造欠陥として不良品となる
場合が多い。

壕だ、汲出しを人力による場合には高温の溶湯近傍にお
ける不良環境における作業を強いらｎることになり、機
械的な自動化装置を使用する場合には、高温の溶湯近傍
に可動部分を有することになり、故障率が高くなったり
、保守点線などに高い費用を要するなどの不利は葦ぬが
ｎない。

また、機械的な溶湯ポンプを用いる方法もある。

この方法によｎば溶湯上面のスカムなどの混入をさけ、
内部より清浄な溶湯を汲出すことは可能ではあるが、一
定量の溶湯を数多く、間欠的に汲出すことを要する使用
目的に対しては、特に一定量の溶湯を汲出す点において
精度が悪いという欠点を有している。更に、機械的な可
動部分が溶湯に接することになり、高い故障率を丑ぬが
扛ず、部品交換、保守点検などに高い費用を要すること
になる。

１だ、定温保持装置（以後保持炉と称する。）に耐火煉
瓦などをＪ旧いて気密性を有する容器を固定的にｒａｙ
、　、ｒ＞つけ溶湯導入管、汲出し管、およびガス導入
・排出管をもうけ、ガス圧の導入・排出に、Ｊ、り一定
量の溶湯を汲出す装置も知らｎている。

力）かる装ｆｌＴ：は、１−ぐｆ’した内容を持つ装置
ではあるが、気密性を有する容器が耐火煉瓦などを用い
て固定的に取りつけらｔているので、気密性を有する容
器内部の保守点検が困難である。破損などの事故を生じ
た場合、装置全体を休止し点検・修理を要すること、汲
出し定量を大きく変更する場合には、気密容器の仕様変
更のために装置全体の休止を要すること、気密容器が耐
火煉瓦などにより作ら扛ているため、小さな内容積を有
する気密容器を作ることが困難であるなどから、汲出し
定量の小さな場合には、汲出し蓋の精度が悪くなること
、同一の保持ｆを用い、複数の設定値を指示して夫々の
定量を汲出すことが困難であること、おｊ：ひ不発明の
作動の項で説明する如く、溶湯の使Ｊ４．Ｉあるいｆ４
原料金属補給により生ずる溶湯上面位ｉ６．の変動によ
り汲出し量が変動し、この変動を精度よく補市すること
が困難であること、などの欠点を有する。

本発明は、従来使用さ扛て米た方法・装置の前述の欠点
を解消丁べくなさ扛たものであって、溶融金属を貯蔵す
る面Ｊ大物製の容器および蓋、該容器内の金属を加熱浴
融し、一定温度に保持するための加熱装置におよび＠度
１１１１１足・制御装置、および固形金属あるいは溶融
金属の供給口をそなえた定温保持装置内に気密性を有す
る容器で形成さｎた定量装置を挿入しこｎに下部より溶
融金属を導入１−るための管状の溶湯導入管、溶融金属
を外部に汲出すための溶湯汲出し管、気密容器上部エリ
ガス体を導入・排出するカス導入・排出管および容器山
川力測定のだめの検出端を取り付け、溶湯導入管の上端
が定温保持装置内の溶融金属湯面より１・にある様に、
溶湯汲出し管の下端は溶湯導入管の上端、Ｊ：Ｖ）必要
かつ充分な深さだけ下にある様に、圧力測定検出端の下
端が溶湯導入管の上端より若干下にある様に設定しかつ
別にもうけたる支持体により支持・設置し、汲出し開始
前の圧力測定結果にＪ：！ｌｌ設定値の補正を行なった
後、別に設けたガス供給装置よりガス圧制御装置を経て
ガス導入・排出管を辿して大気ａＥ、ｌ：り高い圧力を
有するガス体を導入し、１９［定のガス圧になった時、
減圧・排出することに、Ｊ：　Ｖｌ一定量の溶融金属を
汲出すことができるようにさｎた溶湯定量汲出し装置と
したものであり、かかる構成により、溶湯上面に浮上し
ているスカムなどの異物の混入を防止すべく、内部、ｒ
、り清浄な溶湯を汲出し、冒温の溶湯近傍に先 は、＠械的可動部分を設置なせず故障が少なくし、保守
・点検が容易になり、汲出し精度が高く、溶湯の使用あ
るいけ原料金属の補給に、Ｊ：り生ずる溶湯上１ｉｉ１
位置の変動による汲出し量の変動に容易に対応ｕ３米る
。Ｊ：うにし、ざらに汲出し定量の変更に容易に対１、
応出来、しかも同一の保持炉を用い、複数の設定値によ
り夫々の定量を汲出丁ことを容易（／（二し２／辷、な
どの１−ぐｎた機能を有する定量装置を提供するもので
ある。

次に不発明による定量装置の内容、作動原理の詳細な説
明を行なう。

第１図は保持炉即ち定温保持装置内を含めた全体の構成
を模式的に示した断面図である。溶融金属（５）を貯蔵
する耐火物製の容器（１）、蓋（２）、金属を加熱溶融
し一定温厚に保持するための加熱装置（加熱装置は図示
省略すおよび温度測犀・制御装置（３）、原ネ４金属供
給口（４）をそなえた保持炉００内に炉外部に取付は部
（６）を有する支持体（７）により支持さｎた定量装置
（８）を設置した状況を示している。

カス導入・排出管（９）は別に設けらｎたガス圧導入・
排出装置と気密に接続さｎ、寸だ圧力測定検出端は、圧
力測定装置・設定値調整装置と接続さｎている。（ガス
圧制御装置・ガス供給装置、圧力画定装置・設定値調整
装置は第３図に示す）第２図は、定量装置（８）の作動
原理を説明するための拡大断面図である。定量装置（８
）は、溶湯汲出し２管α℃、ガス導入・刊出管（９）、
圧力測定検出端０ｅを気密に接続した蓋部（ｌのと必要
に応じた断面積と高さを有し溶湯導入管（ｌηを気密に
接続した本体０３が耐熱シールを介して気密に接合さ扛
ており、炉外部に取イスＪけ部（６）をイ１する支持体
（７）により溶湯導入管α４上端が溶湯上面（湯面）、
ｒ、り下になる如く、圧力測定検出端（１υの下端が溶
湯導入管（１１）の上端より若干−トになる如く、さら
に溶湯汲出し肯（１］）の先端は第１図に示す如く保持
炉００）の外に出ている。第２図でＵＪ二、定量装置（
８）内のガス圧が大気圧であるときの状態を示している
４ 第３図は、ガス圧導入・排出装置、タイマー、圧力測定
検出端お工び設定値調整装置よりなるガス圧制御装置と
カス供給装置の構成を示す回路図である。ガス圧制御装
置におけるガス導入装置は、圧力調整升、流量調整弁、
ガス導入・ンレノイド升および配管によって構成さ汎、
ガス導入開始イ言号で指令さてしたタイマーによりガス
導入弁カヌ開き、ガス供給装置、Ｊ：９送らｆるガスが
設定された圧力流量で、気笛に接続さオ′シた定量装置
（８）に導入さし、遮断信号で指令さ扛たタイマーによ
り導入をイ亭止する。そしてガス排出装置は、ガス排出
・ソレノイド升および配管によって構成さし、ガス杉ト
出指示信号にエリ指示さ１．たタイマーにエリ定量装置
（８）内のガスが大気中に放出さてし、遮断信号により
指示さｔたタイマーに、１．り閉じらする。

ガス供給装置なは、ガス圧制御装置に設定さｎた以上の
圧力および流量のガスを供給する能力をそガえているこ
とが必要である。使用するガス７５り空気の場合には、
コンプレッサー、工場圧縮空気などを使用することが出
来、壕だ特定のガス力５イ吏用さ扛る場合には、特定さ
扛たガスボンベなど力Ｓ使１１−．１さ７しる。

圧力測定装置６における圧力測定検出端（１９は、下！
ｈ；のみが開放さオ′シた閉管よりなりその下端は、溶
湯導入管ａ＜の上端＋１：り若干下にある様に設定さし
ている。後述する如く、汲出しを終了して新しい溶湯が
定量装置（８）内に導入さ汎、定量装置内の湯Ｕ１ｒｉ
が上昇し圧力測定検出端（ＩＱの下端に達すると圧力測
定検出端内のガスは溶湯にＸ、Ｖ封止さ扛、更に、湯面
が上昇しても溶湯は圧力測定検出端ｑ″５の中には入ら
す溶湯の流動か終って、保持炉頭の湯面と定量装置（８
）の湯面が同一位置になった時点でｒ、１２、圧力？１
１，１１定検出端内の圧力は第２図における湯面と圧力
測定検出端下端の距離（ｄ１＋　Ｃ４）に相当する圧力
だけ大気圧より高くなる。この圧力をガス圧力測定装置
に、ｌ：り測定し、その測定結果より設定値の補正値を
算出する演算装置、補正値により設定値を調整する自動
調整装置にＪ：９構成さ扛る設定値調整装置を稼動せし
め、設定値の調整を行なう。

本発明の作動は次の如くである。ガス導入開始信号によ
り、ガス導入弁のソレノイドが作動し、ガス導入弁が開
かわるとＨニカ調整弁・流量調整弁をノＩｕじて一定流
−朧のガスが流ｎ始め、定量装置内の圧力は次第に上昇
１−る。圧力の上昇に従って、定量装置ｉ　（８）内の
溶湯は溶湯導入管Ｑ１を通じ、保持炉（１（）の力に押
しもどさ扛定量装置（８）内の湯面は低下してＹｉき、
ある時点で溶湯導入管Ｕ、＋＋の上端に到〕卒する。・
定年装置（８）内の圧力が大気圧、即ちガス導入開始前
における湯面と溶湯導入管ｕ４上端との距１１ｉ１１を
第２図におけるが如（Ｃ１，１とし、定量装置（８）の
実質の内断面積を８４、保持炉ＣｌＣｌのそ汎をＡとし
、ａｌり＜八であると丁扛け、定量装置（８）内の湯面
が溶湯導入管ｑ４）−上端に達し７０時点での定量装置
（８）内のＨ圧力１）ｌはＰｌ　＝　ａ、　Ｘρ（ρ：
溶湯の密度〕で示さ才′しる。Ｍ＋Ｊ述の設定丁なわち
、ａ＋、＜＜Ａ　Ｋ　Ｊ：　Ｖ）保持炉内の湯面および
溶湯汲出し青０１）内の湯面は、殆んど変化しない。定
量装＋Ｄ：　（８）の圧力がＰｌを越えると、浴湯導入
管σΦ内の溶湯は引き続き保持炉ｕＯ内に押し戻さ赴る
が、そｆ’Ｌ　Ｌ−ｕ外の部分の溶湯は浴湯汲出し青（
１１）内に入り、溶湯汲出し管内の湯面は上昇し、溶湯
導入管上端エリＨ（図２に図示）の高さにある実質的な
溶湯汲出し管上端に達する３、この時の定量装置内の湯
面と溶湯導入管上端との距離をＣ２、シｊ＝量装置の有
効内断面積（定量装置内断面積ａ１より、溶湯導入にと
溶湯汲出し管の列置面積を差引いたもの。）をＣ２、溶
湯汲出し管の内断面積をｂと丁扛ば、Ｃ２＝　　−（Ｈ
−ｄｌ）で示さしる。

２ この時の定量装置内のガス圧Ｐ２は、 ノ□２−（Ｈ＋ｃ１２）ｙ−ｐ＝［Ｈ＋−（Ｈ−ａｌ）
）ｘρ　　で示さｎ２ る。この状態は、溶湯が定量装置外に汲出さｎる＼」前
の状態にあ、Ｑ、汲出し準備の時期に相当する。

更に、定近−装置内のガス圧が上昇すわば定量装置市内
の湯面が下り、湯面が下った分に相当するだけの溶湯が
溶湯汲上は管を通じて、保持炉外に汲出さ扛ることにな
る。

汲出し準備終了時点での湯面〔溶湯導入管上端上りＣ２
だけ下った位置にある。〕と、ある時点での湯面との距
離をＣ３とし必要な溶湯の重量をＷとすると、Ｃ３がＣ
３＝Ｗ／ρ×ａ２で示さしる値に達した時点で必要な量
の溶湯が゛汲出さ汎たことになる。

（汲出し完了時）壕だ、その時点での定量装置内のガス
圧Ｐ３は、ｐ３　＝　（Ｈ＋ｄｚ＋ｄ３）Ｘρ＝　／）
２＋Ｗ／ａ２　　テ示さ汎る。必要な量の溶湯が汲出さ
ｎた時点で、ガス導入遮断信号によリンレノイドを作動
させガス排出弁を開き、定常装置内のガスを大気中に放
出する。定量装置内のガス圧が下ると、溶湯汲出し管内
の湯面が下ると同時に、溶湯導入管内の湯面は上昇、し
、逐には溶湯導入管の上端をこえてあふ几て新しい溶湯
が定量装置内に導入されることになる。定量装置内の湯
面が保持炉の湯面と同一時 位置に連子扛ば、溶湯の流動は止む。こへ点で、カス排
出弁に遮断信号を出して、ソレノイドを作動させカス排
出弁を閉じる。

「ガス導入指示信号」より１力ス排出升を閉じる」１で
で溶湯定量汲出しの１サイクルが形成さ扛る。

第４図は、定量装置内におけるガス圧の変化を模式的に
示したものである。縦軸には定量装置内のガス圧、横軸
には時間を示す。実線は前述の１サイクル中におけるガ
ス圧の変化を示したものである。

ガス導入指示信号によりソレノイドが作動し、ガス導入
弁が開かｎると定量装置内のガス圧が上昇し始める。ガ
ス導入弁が開かｎた直後は若干圧力の上昇が遅いが、圧
力調整弁、流量調整弁を通じて一定Ｒ量のガスが供給さ
ｎるので、定量装置内のガス圧は、はぼ一定速度で上昇
する様になる。

前述のＰｌを経てＰｌに達した後、溶湯の汲出しが開始
さｎる。溶湯の汲出しが開始されると圧力の上昇速度が
若干下がるが、溶湯の汲出し速度よリガス流量を充分大
きく取ってあり、更にほぼ一定速度でガス圧は上昇し、
Ｐ３に至る。この時点で、ガス導入遮断信号・ガス排出
信号によりガス導入が停止、ガスの排出が開始さ扛、定
量装置内のガス圧は急激に低下し、大気圧にもどる。

この時点で、ガス排出弁を閉じ１サイクルを完了する。

この間、Ｐｌより／’３に至る間が溶湯が汲出さｎ　　
　゛ている時間に相当するが、前述の如く、Ｐｌは、Ｐ
ｌ−（Ｈ＋ｄ２　）Ｘρ−＝　（：Ｈ＋−（、Ｈ−ｄｌ
）　）ＸρにＪ、り２ ／’３　ｔｄ、、Ｐ３　＝　（Ｈ＋ｄ、２＋ｄ３　）　
Ｘ　ｐ　＝　／’２＋Ｗ／ａ２　　により示さ匙・　Ｐ
３とＰｌの圧力差が直接汲出１−量を定める。即ち、ガ
ス導入遮断信号・ガス排出信号を吊すべき時点はＰｌと
汲出し定量に、ｌ：り定する。

／７２は前人の如く、ｄｌにより変化しｄｌは保持炉の
溶湯が汲出さ扛て減少すると小さくなり、原料金属の補
給により大きくなるので、ガス圧制御の設定値を一定に
保った１育では保持炉の湯面位置の変化より、汲出し量
が変化する。

第３図の説明に示す如く、圧力検出管下端におけるガス
導入開始前の測定圧をＰ４、溶湯導入管上端と圧力検出
端下端との距離ｄ４とすれば、／’４　＝　（ｄ１＋ｄ
４）　ｘρ　Ｊ：すｃｌ＋　＝　ｐ４／ｐ　−ｄ４　　
が求めらｎる。

Ｐｌは、／’２−〔Ｈ＋　−（Ｈ＋ｄ４　）　ＩＸρ−
−ｐ　４として求めらａ２　　　　　　　　　　　　ａ
２ ７Ｌる。

Ｐ３を設定する方法は、いくつかの方法が考えらノ″し
る。第１はガス圧制御装置における前記Ｐ２演算値によ
り補正した圧力調整弁設定を１）３とする方法である。

即ち、図４において点線で示さ几るガス圧変化による方
法である。この方法は、圧力の精度は高いのであるが、
第４図の点線に見る様に・汲出し終了直前における圧力
上昇速度が小さくなる。即ち、溶湯汲出し速度が小さく
なり、サイクルタイムが長くなるのみならず、終了間際
で溶湯ば、”だらだら１流扛る様になり、溶湯汲出管よ
り出て、実際に使用される１での間に、著しく酸化さ１
またり、１だ途中に残留して実質的に精度が、′ト（“
、くなる用例も出て来る。そこで小容量で、定量装置内
ガス圧制御の精度のよい場合に使用さ扛る。

汀１□２に定■を装置内のガス圧を直接センサーにＪ：
り測定し、設定値に達した時センサーから出る信号に工
Ｖガス導入弁を閉じ、排出弁を開く方法である。この方
法は、定量装置内のカス圧変化速度、１”ＩＪち導入ガ
ス流量が小さい場合にはガス圧測定精度がよいが、溶湯
汲出し速度が小さくサイクルタイムが長くなる。工業的
に実際使用する場合には、導入ガス量が大きく、汲出し
量精度が悪くなる。

第３に導入ガスの流量をガス圧制御装置の圧力調整弁、
流量調整弁により精度よく制御し、ガス導入開始信号よ
りの時間により制御する方法である。

即ち、ガス導入開始信号によりガス導入弁のソレノイド
を作動ζせると同時に、タイマーを始動させ、前記Ｐ４
測定値、ｒ、９演算して求めた補正値によるタイマーの
設定値に達した時、タイマーよりの何月によりガス導入
弁のソレノイドを作動させてガス導入弁を閉じ、ガス排
出弁のソレノイドを作動させ毛カス排出弁を開く。この
方法は、ガス圧Ｐ３を直接設定したり、測定したりする
方法ではないが圧力調整弁、流量調整弁の設定値から導
入ガス装置を求め、Ｐ４測定値よりａｌ、ａ２．汲出し
定量よす６３を求め大間のタイマー設定値を求め、その
値を基準に少数回の試行により実際の汲出し量を１１１
定し、タイマーの初期設定値を定めることが出来る。実
用の装置を用いて汲出し重量の測定を行なった結果、汲
出し重量の変動は極めて小さく良好な内容と判断される
。

好ましい実施例の１つは、上記のガス導入開始からガス
導入停止、ガス排出開始ｌでの時間を制御することによ
り溶湯汲出し量を制御する方法による装置を規定するも
のである。定量装置内ガスＥがＩ３に達した後もガスの
導入を停止することなく、更に続けた場合には定量装置
内の湯面が溶湯汲出し管の下端に達すると、ガスは溶湯
汲出し管を通じて外に逃げ、そｎａ上の汲出しは不可能
になる。葦だ、この時点で溶湯表面のスカムなどを巻込
むことにもなる。溶湯導入管上端と溶湯汲出し管の下端
との距離からスカムなどの巻込み防止など安全を見込ん
だ寸法を差引いたものを有効汲出し深さＬｌとす扛ば、
Ｌｌは前述ｄ３の最大値を規定することになる。

前述の如く、汲出し量Ｗは、Ｗ　＝　ｄ３Ｘａ２　Ｘρ
によって示さｒしる。−また、ｃ１３　ｍａｘ　＝＝　
Ｉ４−　ｄｚに、ｒ、Ｉ０示さノ’Ｌ、ｄｚ　＝　ｂ／
ａｚ（、Ｈ−ａ、ｌ　）、ｄｚ　（７）最大値はｄｉ　
＝　０の１易合で、その値はａ２＝Ｈで示さ扛る。

２ 従って、定量装置の定格容量をＷｍａｘで示すと、Ｗｍ
ａｘ　＝　（Ｌｌ−−−Ｈ）Ｘ　ａ２　Ｘ　ｐ　ト１）
：、る。

２ 寸だ、その時の圧力は、／’３ｍａＸ＝（Ｈ＋Ｌ１　）
　Ｘ　ｐ　Ｔ　示’さ扛る。汲出し完了時における溶湯
導入管内の湯面位置が、溶湯導入管上端よりｄ５の位置
にあるとすわば、 ／’３＝　（Ｊ　＋　（１５１）　　ρで示さ扛る。

溶湯導入管内の湯面が下端エリ下がると定量装置内のガ
スは保持炉内に逃扛る。従って、溶湯導入管の長さは、
ｄ５．Ｊ：９大きいことが必要であり、定格容量を満足
するに要する溶湯導入管の長さＬ２は、Ｌ２　＝　Ｈ＋
　Ｌｌで示さ扛る値より大きいことが必要である。

次に、別の好葦しい実施例について説明する。

υ１ｆ述の本発明の作動について説明した部分で述べた
様に定量装置による汲出し量を規定するのは、ガス導入
装置の圧力調整弁の設定値および流量調整ブＰの設定値
と、ガス導入開始よりガス導入停止・ガス放出開始に至
る時間を定めるタイマーの設定値である。（タイマーに
よる時間設定によらない場合もありうる。）同一の保持
炉を使用して重量の異なる鋳造品を併行して製造する必
要がある場合には、汲出し量の設定値を別個に設定する
必要がある。夫々の汲出し量の設定値に大きな差がなく
、精度的に満足出来るならば同一の定量装置を用いて複
数の設定値による汲出しが可能である。

即ち、ガス圧制御装置の設定値をその都度変更するか、
定量装置に複数のガス圧制御装置（圧力測定装置・演算
装置は必ずしも複数を要しない。Σを設置・接続し、夫
々のガス圧制御装置には、別個の汲出し定量を設定し必
要に応じて別個の゛ガス′王制御装置を稼動せしめるこ
とが出来る。前者の方法はわずられしいのみならず、誤
動作の発生、機器の保全の而からも望１しぐなく、後者
の方法さらに前記と類似の場合であるが、複数の設定値
に大きな差がある場合には、夫々に適当な定格容量をも
つ定量装置を複数設置し、夫々に対する汲出し指示によ
り夫々に設定さ！した定量の溶湯を汲出す方法が望葦し
い。

本発明においては、定量装置は炉外部に取付部を有する
支持体に、Ｊニジ支持・設置さｎているので、定量装置
の交換は容易で、作業の安全さえ確保さ汎るならば、保
持炉の稼動中でさえ交換可能である。壕だ、必要な汲出
し回数が多く、１セントの定量装置の能力を越える場合
でも、複数の定量装置に、Ｊ：り必要な汲出し回数を満
足させることが出来る。

寸だ定量装置にＪ、り設定量の溶湯を汲出すには、汲出
し開始前の状態で溶湯導入管の上端が保持炉の湯ｍ１．
Ｊ、り下にあることが必要である。従って、保持炉の溶
湯が汲出さｎて減少しその湯面が溶湯導入管の上端に達
するとその機能を発揮出来なくなる。保持炉の湯面が常
に溶湯導入管の上端より上にある如く保つには、原料金
属の補給によるか、溶湯の変化した分を定量装置を移動
させるーなどの方法があるが、保持炉の容量を充分Ａ・
す用するには定量装置を移動することが出来ることが望
丑しい。

壕だ、先には圧力測定検出端下端の圧力測定結果により
ガス圧制御装置の設定値を補正する方法について述べて
米だが、ガス導入開始前の圧力測定検出端下端における
圧力を一定に保ち、湯面と溶湯導入管の上端との距離ｄ
１を一定に保てば、ガス圧制御装置の設定値を一定に保
った１−ｆ一定量の溶湯を精度よく汲出すことが出来る
。即ち圧力画定結果より定量装置を移動せしめ、ａｌを
一定に保つ方法による装置６を提供するものとなった。

さらに別異の実施例について説明する。溶融金属に接す
る部分が、溶融金属と反応あるいは合金化せず溝間のス
カムなどが付着しにくく、更に空気あるいは特定のカヌ
（空気を使用しない場合）と反応しにくい部材にエリ構
成されることは、定量装置の機能を維持する上で必要な
事項である。

窒化硅素、サイアロン、炭化硅素、窒化ボロン、アルミ
ナなどあるいはその混合物を用いて定量装ｆｉＱを製作
し、実Ｊ月の鋳造合金について試用の結果、合金にＪ：
す特性に差はあるが、溶湯金属、スカムの刺着が少なく
、酸化も極めて少なく、極めて良好な結果が得らｎた。

更に、前述の如く本発明による定量装置は、炉外部に増
刊部を有する支持体により支持・設置さ汎ているので、
定量装置の増刊け、取外しは容易で作業の安全さえ確保
される　　　□ならば、保持炉の稼動中でさえ取付け、
取外しが可能である。

１だ、極めて簡！９な構造をイ１するのみならず容易に
蓋部と本体を分離することが出来るので・点検・イ）１
全が容易であるのみならず、不具合が生じた場合でも、
容易に点検あるいは交換することが出来る。

」υ上、説明した如く本発明は溶融金属の定量汲出し装
置に係り、一定量の溶湯を数多く、間欠的に、汲出丁隼
１合に指定さ扛た定量の溶湯を精度よく、異物の混入を
防止しながら汲出す能力をそなえ、故障率の極めて少な
い、高精度、高能率の溶湯定量汲出し装置を提供し、更
に、その性能を高度に発揮する周辺技術をそなえた工業
的に有意義な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は不発明の１実施例を示す概略断面図、第２図は
第１図に示す定量装置の拡大断面図、第３図は第１図で
示すカス供給装イ改・ガス圧調整装置の回路図、第４図
は定量装置内カス圧と間開との関係を示すグラフである
。 １・・・容　器　　　　２・・・蓋 ３・・・温度４１１１定制御装置 ４・・・原料金属供給口　５・・・溶融金属６・・・増
刊は部　　　７・・・支持体８・・定量装置　　　９・
・・ガス導入・排出管１０・・・定温保持装置１１・・
・溶湯汲出し管１２・・・蓋　部 １３・・・木　体　　　　１４・・・溶湯導入管１５・
・・圧力４１１１定検出端 代理人　弁理士　　河　内　潤　二 ノ３ニア＋須りＳ耐−１４！へ 第３圓 菓４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）溶融金属を貯蔵する耐火物製の容器および蓋、該
   容器内の金属を加熱溶融し、一定温度に保持するための
   加熱装置および温度測定・制御装置、および固形金属あ
   るいは溶融金属の供給口をそなえた定温保持装置内に気
   密性を有する容器で形成さｎた定量装置を挿入しこｎに
   下部より溶融金属を導入するだめの管状の溶湯導入管、
   溶融金属を外部に汲出すための溶湯汲出し管、気密容器
   上部よりガス体を導入・排出するガス導入・排出管、お
   よび容器内圧力測定のための検出店を取り付け、溶湯導
   入管の上端が定温保持装置内の溶融金属湯面より下にあ
   る様に、溶湯汲出し管の下端は溶湯導入管の上端エリ必
   要かつ充分な深さだけ下にある様に、圧力測定検出端の
   下端が溶湯導入管の上端エリ若干下にある様に設定しか
   つ別にもうけたる支持体より支持・へ 設置し、汲出し開始前の圧力測定結果にＪ、ジ設定値の
   補正を行なった後、別に設けたガス供給装置ｉｔより、
   ガス圧制御装置を経てガス導入・排出管を通じて大気圧
   より高い圧力を有するガス′体を導入し、所定のガス圧
   になった時、減圧・排出することにより一定量の溶融金
   属を汲出すことができるようにさｎた溶湯定量汲出し装
   置。 （２、特許請求の範囲第１項記載の溶湯定量汲出し装置
   において、溶湯定量汲出し装置のガス圧を制御するガス
   圧制御装置がガヌ供給装置、ｚｒ送ら扛るガスの導入用
   力を設定値に制御する圧力υ４整弁、流量を設定値に制
   御する流量調整弁、ソレノイドの作動にＪ、クガスの導
   入・遮断を行なうガス導入弁および配管により構成され
   るガス導入装置と、ソレノイドの作動にＪ：クガスの排
   出・遮断を行なうガス排出弁および配管よりなるガス排
   出装置と、始動信号により作動し、設定値によりガス導
   入弁の遮断指示、ガス排出弁の排出指示を行なうタイマ
   ーと始動信号により作動し、設定値によりガス排出弁の
   遮断指示を行なうタイマーと、圧カθ１］定検出端の下
   端が溶湯導入管の上端エリ若干下にある様に設定し、汲
   出し開始前の圧力測定検出端下端における圧力を測定す
   る圧力測定装置と、該圧力測定装置の測定結果の人力に
   Ｊ：り、設定値の補正値を算出する演算装置、補正値に
   より設定値を調整する自動調整装置、にＬり構成される
   設定値調整装置と、に、Ｊ：りなジ、始動信号によりガ
   ス導入弁の導入開始指示、タイマーの作動指示を伴ない
   、溶湯定量汲出し装置誰内に導入さｎるガス流量および
   ガス導入開始とガス導入停止・ガス排出開始との時間を
   制御することにより、一定量の溶融金属を汲出す溶湯定
   量汲出し装置。 （３）特許請求の範囲第１項記載の溶湯定量汲出し装置
   Δはガス圧制御装置を複数設置・接続もさ扛ており、夫
   々のガス圧制御装置には、別個の汲出１〜定量を設定し
   、必要に応じて別個のガス圧制御装置を稼動せしめるこ
   とにより夫々に設定さｎた定量の溶湯を汲出Ｔ溶湯定量
   汲出し装置。 （４）７％許請求の範囲第１項記載の溶湯定量汲出し装
   置は複数個の定量装置を含み夫々に対する汲出し指示に
   より、夫々に設定さｎた定量の溶湯を汲出す複数稼動溶
   湯定量汲出し装置。 （５）特許請求の範囲第１項、第３項でたけ第４項に記
   載の溶湯定量汲出し装置において、溶湯溝入管の上端と
   定温保持装置内の溶融金属湯面との距離を手動により調
   整する支持体あるいは、前記圧力測定装置とその測定結
   果を設定値に一致せしめる如く、定量装置を移動せしめ
   る自動移動装置を持つ支持体をそなえた溶湯定量汲出し
   装置。 （６）　　溶融金属に接する部分が溶融金属と反応ある
   いは合金化しない部材エリなり、該部材が窒化硅素、ザ
   イアロン、炭化硅素、窒化ボロン、アルミナなど、ある
   いはその混合物の焼結体である特許請求の範囲第１項、
   第３項または第４項に記載の溶湯定量汲出し装置。