JPH0890064A - ピンチロール組立体 - Google Patents

ピンチロール組立体

Info

Publication number
JPH0890064A
JPH0890064A JP22230294A JP22230294A JPH0890064A JP H0890064 A JPH0890064 A JP H0890064A JP 22230294 A JP22230294 A JP 22230294A JP 22230294 A JP22230294 A JP 22230294A JP H0890064 A JPH0890064 A JP H0890064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
switching gate
pinch roll
strip
coiler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22230294A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinobu Watanabe
豪伸 渡邉
Katsuhide Mori
克英 森
Shuhei Abe
修平 安部
Takemasa Sonoda
武正 園田
Isao Takahashi
高橋  功
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP22230294A priority Critical patent/JPH0890064A/ja
Publication of JPH0890064A publication Critical patent/JPH0890064A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 押圧手段により可動ロールの表面に常時押圧
される間隔材を設けることにより、ピンチロールと切り
替えゲートの間の隙間管理を容易にする。 【構成】 ストリップ22の先端が切り替えゲート1b
と上ピンチロール23bの間の間隔に入り込もうとして
も、切り替えゲート1bと上ピンチロール23bとの間
には間隔材4bが配置されているので前進を阻止され入
り込むことはない。間隔材4bは押圧手段2bにより上
ピンチロール23bに押し付けられているので、磨耗し
ても上ピンチロール23から離れることはない。また、
間隔材4bの硬度は上ピンチロール23bの硬度よりも
低いので、上ピンチロール23bが磨耗することはな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば2基以上のコイ
ラで交互にストリップをコイルに巻き取るとき、ストリ
ップ先端の進行方向を切替えて、ストリップを巻き取る
コイラを選択するような場合に使用されるピンチロール
組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コイラの切替えゲート装置は、2基以上
のコイラで交互にストリップをコイルに巻き取るとき、
ストリップを巻き取るコイラを任意に選択できるよう
に、ピンチロールの後方に設けられている。
【0003】このゲート装置を図2のダウンコイラの例
で説明すると、次のとおりである。すなわち、図2の場
合搬送テーブル21を搬送されてきたストリップ22
は、第一の上下ピンチロール23aおよび24aに挟み
込まれ、進行方向を変えられて、下方にある第一のコイ
ラ25aによりコイル26aに巻き取られるか、第一の
上下ピンチロール23aおよび24aに挟み込まれず、
第二の上下ピンチロール23bおよび24bに挟み込ま
れ、下方にある第二のコイラ25bによりコイル26b
に巻き取られるかのいずれかである。
【0004】図2の場合は、第二のコイラ25bにより
コイル26bに巻き取られている状態であるが、この場
合第一の上ピンチロール23aは、ストリップ22が自
由に搬送テーブル21上を搬送されるように、上方に逃
げた状態となっている。
【0005】また、同時に第一の切替えゲート27a
は、回動軸28aの回りに回動して、その先端が第一の
下ピンチロール24aに接近し、第一の下ピンチロール
24aとの間の隙間を小さくして、ストリップ22が第
一のコイラ25aの方に入り込まないようにしている。
【0006】一方、第二の上下ピンチロール23bおよ
び24bはストリップ22を挟み込んだ状態になってい
ると同時に、第二の切替えゲート27bは回動軸28b
の回りに第二の上ピンチロール23bに近づくように回
動して、第二の上ピンチロール23bとの間の隙間を小
さくして、ストリップ22が前進しないようにしてい
る。このため、ストリップ22は進行方向を下方に切替
えられ、下方にある第二のコイラ25bによりコイル2
6bに巻き取られる。
【0007】上述したように、コイラの切替えゲート
は、その切替えゲートのあるコイラで巻き取るときは、
上ピンチロールとの間の隙間を小さくするように作動
し、その切替えゲートのあるコイラで巻き取らないとき
には、下ピンチロールとの間の隙間を小さくするように
作動するのである。
【0008】ところで、上述した従来のコイラの切替え
ゲートは金属製であるので、ピンチロールとの間の隙間
を小さくしようとして、ピンチロールに接触させると、
ピンチロールに疵がついてしまうので、接触させること
はできない。また、接触を恐れてピンチロールと切替え
ゲートとの間の隙間を大きく取りすぎると、ストリッ
プ、特に板厚の薄いストリップがその隙間には嵌まり込
んで、目的とするコイラで巻き取ることができないとい
うことになる。
【0009】そこで、従来はそのラインで処理するスト
リップの最小板厚未満、かつ接触しない隙間となるよう
に、ピンチロールと切替えゲートとの間の隙間管理を行
っていた。
【0010】この隙間管理は、数字的には0.5〜1.
0mmの範囲で行うことになり、ロール交換や摩耗によ
りピンチロールの径が変わった都度、隙間の調整をする
必要があり、煩雑な作業となっていた。
【0011】このようなピンチロールと切替えゲートと
の間の隙間を簡便に設定する方法として、実開昭57−
56510号公報に開示された技術がある。
【0012】この技術に基づく切替えゲート装置は、ピ
ンチロールのロールチョックに偏心ブッシュを装着し、
この偏心ブッシュを偏心ブッシュと一体となっているス
プロケットで回転させることで、偏心ブッシュに連接さ
れた切替えゲートを動かして、ピンチロールと切替えゲ
ートの隙間を調整するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のコイラの切替えゲート装置には、次のような問
題点があった。
【0014】すなわち、実開昭57−56510号公報
に開示された切替えゲートでは、ピンチロールの構造が
複雑になるとともに、ピンチロールの径が変わる毎に隙
間調整をしなければならないという問題点があった。
【0015】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、容易に隙間管
理の行えるコイラの切替えゲート装置を提供することを
目的としている。
【0016】
【課題を解決する手段】この発明に係るピンチロール組
立体は、固定ロールと可動ロールとを有してなり、その
後方にストリップの方向を変える切替えゲート装置を有
し、ストリップを直進させるときには固定ロールと可動
ロール、及び可動ロールと切替えゲートがそれぞれ離間
し、ストリップの方向を変えるときには固定ロールと可
動ロールが接触し切替えゲートが可動ロールに近接され
るものであって、押圧手段により前記可動ロールの表面
に常時押圧され、切替えゲートが可動ロールに近接され
たときには切替えゲートと可動ロールとの間に挟み込ま
れる、硬度が可動ロールより低い間隔材を配置したこと
を特徴とするものである。
【0017】
【作用】ピンチロールをでた後のストリップの先端が切
替えゲートと可動ロールとの間の隙間に入り込もうとし
ても、切替えゲートと可動ロールとの間には、間隔材が
配置されているので、ストリップは間隔材により前進を
阻止され、入り込むことはない。
【0018】間隔材は可動ロールに接触しているので摩
耗するが、押圧手段により可動ロールに押し付けられて
いるので、摩耗しても可動ロールから離れることはな
く、間隔材と可動ロールの間に隙間が発生することはな
い。
【0019】また、切替えゲートを間隔材に接触させて
も、間隔材が摩耗するだけで切替えゲートは摩耗しない
ので、切替えゲートを常時間隔材に接触させておくよう
にすれば、切替えゲートと間隔材の間にも隙間が発生す
ることはない。
【0020】また、間隔材を可動ロールよりも硬度の低
い材質、例えば鋼よりも軟らかい金属や合成樹脂で構成
することにより、可動ロールが間隔材との接触により摩
耗することもない。
【0021】
【実施例】この発明の実施例のコイラの切替えゲート装
置を、ダウンコイラの場合について、図1により説明す
る。図1(a)はこの切替えゲート装置を示す側面図、
図1(b)は図1(a)のA部詳細図である。
【0022】このコイラの切替えゲート装置は、コイラ
の前方に配置された上下1対のピンチロール23aおよ
び24a(23bおよび24b)の後方に配置された切
替えゲート1a(1b)と、切替えゲート1a(1b)
と上ピンチロール23a(23b)との間に配置され、
スプリング2a(2b)の付勢力により回動軸3a(3
b)の回りに回動して常に上ピンチロール23a(23
b)に接触しているワイパーフレーム4a(4b)とか
ら構成されている。
【0023】このワイパーフレーム4a(4b)の先端
部分は図1(b)に示すように、ワイパーフレーム4a
(4b)本体に接続金具5で接続される樹脂片取付け金
具6と、樹脂片取付け金具6に取り付けた樹脂片7と、
樹脂片7押さえ金具8および樹脂片取付け金具6と樹脂
片7押さえ金具8との間に樹脂片7を挟み込んで固定す
るボルト9とから構成されており、樹脂片7が容易に取
替えられるようになっている。
【0024】図1(a)は、コイラ25bでストリップ
22をコイル26bに巻き取っている場合であるが、巻
き取っていない側のコイラ25a側の切替えゲート1a
は、回動軸10aの回りに時計回りに回動させ、下ピン
チロール24aとの間の隙間を小さくして、ストリップ
22がコイラ25a側に入り込まないようにしている。
また、同時にワイパーフレーム4aは、上ピンチロール
23aとともに上方に逃げ、ストリップ22の前進を阻
害しないようにしている。
【0025】ストリップ22を巻き取っているコイラ2
5b側では、ストリップ22は上下ピンチロール23b
および24bで挟み込まれた状態になっており、同時に
切替えゲート1bは回動軸10bの回りに反時計回りに
回動させ、上ピンチロール23bとの間の隙間を小さく
してストリップ22の前進を阻止している。そして、切
替えゲート1bの先端とワイパーフレーム4bの先端と
が、上ピンチロール23b表面の同一位置で重なり合う
ようになっているので、上ピンチロール23bと切替え
ゲート1bとの間には隙間が発生せず、ストリップ22
の先端が入り込むことはない。したがって、ストリップ
22の先端は切替えゲート1bに沿ってスムーズに方向
を変え、コイラ25bによりコイル26bに巻き取られ
える。
【0026】樹脂片7は、上ピンチロール23a(23
b)および切替えゲート1a(1b)と接触しているの
で摩耗するが、スプリング2a(2b)の付勢力により
常に上ピンチロール23a(23b)に押し付けられて
いるので、隙間が発生することはない。
【0027】なお、樹脂片7を上ピンチロール23a
(23b)に押し付ける手段としては、スプリングにか
ぎらず、油圧シリンダや空気圧シリンダ等を使用しても
よい。
【0028】また、樹脂片はフェノール樹脂等を使用す
るが、樹脂片に代えて鋼よりも軟質の金属板や複合材料
を使用してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明により、コイラでストリップを巻
き取るときに、ピンチロールと切替えゲートの間の隙間
管理が不要になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のコイラの切替えゲート装置の
説明図であり、(a)は側面図、(b)は(a)のA部
詳細図である。
【図2】従来のコイラの切替えゲート装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1a 切替えゲート 1b 切替えゲート 2a スプリング 2b スプリング 3a 回動軸 3b 回動軸 4a ワイパーフレーム 4b ワイパーフレーム 5 接続金具 6 樹脂片取付け金具 7 樹脂片 8 樹脂片押さえ金具 9 ボルト 10a 回動軸 10b 回動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園田 武正 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 高橋 功 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ロールと可動ロールとを有してな
    り、その後方にストリップの方向を変える切替えゲート
    装置を有し、ストリップを直進させるときには固定ロー
    ルと可動ロール、及び可動ロールと切替えゲートがそれ
    ぞれ離間し、ストリップの方向を変えるときには固定ロ
    ールと可動ロールが接触し切替えゲートが可動ロールに
    近接されるピンチロール組立体において、押圧手段によ
    り前記可動ロールの表面に常時押圧され、切替えゲート
    が可動ロールに近接されたときには切替えゲートと可動
    ロールとの間に挟み込まれる、硬度が可動ロールより低
    い間隔材を配置したことを特徴とするピンチロール組立
    体。
JP22230294A 1994-09-19 1994-09-19 ピンチロール組立体 Withdrawn JPH0890064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22230294A JPH0890064A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 ピンチロール組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22230294A JPH0890064A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 ピンチロール組立体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0890064A true JPH0890064A (ja) 1996-04-09

Family

ID=16780237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22230294A Withdrawn JPH0890064A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 ピンチロール組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0890064A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002522223A (ja) * 1998-08-04 2002-07-23 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト 帯材、特にストリップの転向方法及び転向装置
JP2002336909A (ja) * 2001-05-15 2002-11-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オフセット量可変式ピンチロール装置
WO2003072277A1 (de) * 2002-02-28 2003-09-04 Sms Demag Aktiengesellschaft Umlenkeinrichtung für ein band in einer haspelanlage
KR101025486B1 (ko) * 2002-12-14 2011-04-04 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 코일러 설비에서의 스트립 전향 장치
CN105836448A (zh) * 2016-05-25 2016-08-10 安徽省优拓汽车配件制造有限公司 一种胶条分条喷涂一体机
CN106232252A (zh) * 2014-03-20 2016-12-14 普锐特冶金技术日本有限公司 具备滑槽引导件的卷绕装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002522223A (ja) * 1998-08-04 2002-07-23 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト 帯材、特にストリップの転向方法及び転向装置
JP2002336909A (ja) * 2001-05-15 2002-11-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オフセット量可変式ピンチロール装置
JP4511765B2 (ja) * 2001-05-15 2010-07-28 三菱重工業株式会社 オフセット量可変式ピンチロール装置
WO2003072277A1 (de) * 2002-02-28 2003-09-04 Sms Demag Aktiengesellschaft Umlenkeinrichtung für ein band in einer haspelanlage
US7222814B2 (en) 2002-02-28 2007-05-29 Sms Demag Ag Deviating device for a band in a reeling plant
CN1323775C (zh) * 2002-02-28 2007-07-04 Sms迪马格股份公司 用于一个卷扬机中一条带的转向装置
KR101025486B1 (ko) * 2002-12-14 2011-04-04 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 코일러 설비에서의 스트립 전향 장치
CN106232252A (zh) * 2014-03-20 2016-12-14 普锐特冶金技术日本有限公司 具备滑槽引导件的卷绕装置
CN105836448A (zh) * 2016-05-25 2016-08-10 安徽省优拓汽车配件制造有限公司 一种胶条分条喷涂一体机
CN105836448B (zh) * 2016-05-25 2018-11-13 安徽省优拓汽车配件制造有限公司 一种胶条分条喷涂一体机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR870000424B1 (ko) 압연 로울러의 연삭 장치
JPH0513723B2 (ja)
JPH0890064A (ja) ピンチロール組立体
USRE32126E (en) Toner image pressure-fixing device
JPH02192943A (ja) スクリーン印刷機
JP7469649B2 (ja) 圧延板の搬送方法及びゼロピンチロール装置
JPH0230082Y2 (ja)
JP2977468B2 (ja) スリッターラインのスリット条巻取装置
JP2508518B2 (ja) 塗料塗布装置
JPH10109217A (ja) スリッターのサイドガイド装置
US3466913A (en) Strip working apparatus
JP3157340B2 (ja) 薄板のスリット装置およびスリット方法
JPH021298Y2 (ja)
WO1989009742A1 (en) Process for forming a roll from a web section
JPH0817055A (ja) 磁気記録媒体の裁断装置
JP2540657B2 (ja) クラスタ圧延機の形状制御装置
JP3224045B2 (ja) 幅圧下プレス装置
JPH10231052A (ja) 巻取機の巻きずれ防止装置
JPH06226315A (ja) 2点保持型中間ロールを有するクラスタ型圧延機
US2974397A (en) Roll supporting means
JP2006075865A (ja) 鋼帯の巻取り装置
JP2587803Y2 (ja) 帯状材料のセンター罫書き線装置
JPH06198315A (ja) ロール用の軸受装置
JPH074625B2 (ja) コイル材送り込み装置
JPS63273502A (ja) 幅圧延機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011120