JPH074625B2 - コイル材送り込み装置 - Google Patents

コイル材送り込み装置

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JPH074625B2
JPH074625B2 JP4927891A JP4927891A JPH074625B2 JP H074625 B2 JPH074625 B2 JP H074625B2 JP 4927891 A JP4927891 A JP 4927891A JP 4927891 A JP4927891 A JP 4927891A JP H074625 B2 JPH074625 B2 JP H074625B2
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JP
Japan
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coil material
rollers
roller
straightening
feeding device
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JP4927891A
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JPH04266422A (ja
Inventor
幸雄 片峯
正徳 村上
Original Assignee
幸雄 片峯
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Publication date
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  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リング状に多重巻装
されているコイル材を直線状に矯正しながら送給して所
定長さに切断するコイル材送り込み装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、図6に示す
ように、コイル材Mの送給用の転接ローラ(ピンチロー
ラ)61,62の送給方向(矢印a方向)の前方側に、
複数の縦矯正ローラ62および横矯正ローラ63を並べ
て配置し、上記転接ローラ61,62から送給されてく
るコイル材Mを上記縦矯正ローラ62および横矯正ロー
ラ63に通すことによって直線状に矯正させ、その直線
状に矯正されたコイル材Mを所定長さlに切断するよう
にしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のは、コイル材Mを矯正ローラ62,63で直線状に矯
正した後に所定長さlに切断する構成であって、上記矯
正ローラ62,63の部位に残存しているコイル材Mの
直線部分Maを元のコイル状に巻きもどす構成となって
いないので、その直線部分Maはロスとなり、歩留りが
悪く、切断製品がコスト高になる等の不都合があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、コイル材のロスをなくして切断
製品の歩留りの向上を図ることができるコイル材送り込
み装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るコイル材送り込み装置は、コイル材
送給用の転接ローラで送給されるコイル材を、縦矯正ロ
ーラおよび横矯正ローラを備えた矯正部を通過させなが
ら直線状に矯正し、上記矯正部を通過したコイル材を所
定長さに切断するコイル材送り込み装置において、上記
コイル材の切断後に矯正部側に残存する直線部分が上記
転接ローラの逆転作動で逆送された際にその直線部分を
コイル状にわん曲させる曲げ機構を上記転接ローラに対
しコイル材送給方向の後方側に配置したことを特徴とす
る。
【0006】また、上記曲げ機構として、所定間隔隔て
て対向する1対のローラを保持したレバーと、コイル材
の直線部分が上記1対のローラ間まで逆送された際、上
記両ローラが上記直線部分を互いに逆方向へ押圧する位
置まで上記レバーを回動変位させるシリンダ装置とを備
えた構成にすればよい。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、コイル材が直線状に
矯正され切断された後に転接ローラを逆転作動させてコ
イル材を逆送させることにより、矯正部側に残存した直
線部分が曲げ機構を介してコイル状にわん曲されて元の
状態に復元されるので、上記コイル材の無駄をなくする
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にもとづい
て説明する。
【0009】図1および図2はそれぞれこの発明の一実
施例によるコイル材送り込み装置を示す正面図および側
面図である。
【0010】同図において、1は内部に回転駆動装置
(図示せず)等が内蔵された箱形の装置本体であり、そ
の前面左側部には、後述するコイル材Mを矢印aで示す
所定方向に(右方向)に送給させるための溝付の上下の
転接ローラ(ピンチローラ)2,3が取り付けられてい
る。下側の転接ローラ2には、コイル材Mが巻装される
広幅の供給用ローラ4が結合されている。5は上記装置
本体1の前面に固設された張出台であり、その上面の先
端部には、上記供給用ローラ4の軸支部材6が固定され
ている。7,8は上記張出台5上に設置されて上記供給
用ローラ4の下面を支持する支持ローラである。上記上
側の転接ローラ2は図示しないエアシリンダ装置を介し
て上下方向に変位可能に構成されている。9は上記装置
本体1と張出台5との間に架設されて上記供給用ローラ
4により、コイル材Mのもつれを検知するためのもつれ
検知レバーである。
【0011】上記転接ローラ2,3の送給方向の前方側
で、上記装置本体1の前面には、コイル材Mを上下方向
から挟み付けて直線状に矯正する複数の縦矯正ローラ1
0が取り付けられている。11は上記縦矯正ローラ10
に挟着力を付勢するシリンダ装置である。12は上記装
置本体1の右側面に固設されたローラ取付台であり、こ
の取付台12には上記縦矯正ローラ10による矯正に引
き続いて、コイル材Mを水平方向から挟み付けて直線状
に矯正する複数の横矯正ローラ13が取り付けられてお
り、上記縦矯正ローラ10とともに矯正部14を構成し
ている。上記矯正部14で直線状に矯正されたコイル材
Mは切断部15で所定長さに切断されるようになってい
る。
【0012】上記装置本体1の後面ケース部16には、
回転駆動装置によって減速回転駆動される原動スプロケ
ット17ならびにこの原動スプロケット17にチェーン
18を介して駆動される従動スプロケット19等が配置
されており、この従動スプロケット19で上側の転接ロ
ーラ2が駆動されるように構成されている。
【0013】上記コイル材Mの送給方向における転接ロ
ーラ2,3の後方側で装置本体1の前面には、コイル材
Mの切断後に、矯正部14側に残存する直線部分Maが
転接ローラ2,3により逆送された際にコイル状にわん
曲させる曲げ機構20が配置されている。この曲げ機構
20は、上記逆送されたコイル材Mの直線部分Maを通
過させるように所定間隔隔てて対向する1対のローラ2
1,22をもった矩形のレバー23と、このレバー22
の駆動用シリンダ装置24を備えている。
【0014】上記1対のローラ21,22の一方22
は、図3および図4に示すように、レバー23の一端側
に固定された支軸25にベアリング26を介して回転自
在に支承されており、他方のローラ21は支軸27にベ
アリング28を介して回転自在に支承されている。この
支軸27は上記レバー23の長手方向へ沿って設けられ
たガイド枠28A,28Bに沿って摺動可能に構成され
ており、これにより上記ローラ21を上記ローラ22に
対して間隔調整できるようになっている。29はローラ
21を変位させる間隔調整用のボルトである。上記ロー
ラ21,22間に位置して上記レーバ23には回転軸部
材30が取り付けられており、レバー23はこの回転軸
部材30を介して装置本体1の前面に枢支されている。
31は回転軸部材30の取付用ねじである。
【0015】上記シリンダ装置24は図5のように装置
本体1の前面に固定されたブラケット32にピン33を
介して枢支されており、また、そのピストンロッド34
の先端側は前記レバー23の他端側に固定された連結部
35にピン36を介して連結されている。シリンダ装置
24は、両ローラ21,22間に逆送されたコイル材M
の残存直線部分Maが入り込んだ際、ローラ21,22
が上記直線部分Maを互いに逆方向から押圧するよう
に、上記レバー23を図5の鎖線で示す待機位置から実
線で示す曲げ位置へ回動させるように構成されている。
【0016】37,38は上記曲げ位置のレバー23に
対するストッパ部材であり、一方のストッパ部材37は
レバー23が実線位置に回動した際、装置本体1の前方
へ進出してストッパ機能を果たすようになっている。2
9は装置本体1に取り付けられた制御盤である。
【0017】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。回転駆動装置の作動により転接ローラ3を回転駆動
させると、供給ローラ4に巻装保持されているコイル材
Mが転接ローラ2,3間で所定方向(矢印a方向)へ送
給される。このコイル材Mは矯正部14における縦矯正
ローラ10および横矯正ローラ13に挟着されることに
より、直線状に矯正される。直線状に矯正されたコイル
材Mは切断部15で所定長さl毎に切断される。
【0018】上記コイル材Mの切断が終わると、転接ロ
ーラ2,3を逆転させて矯正部14側に残存しているコ
イル材Mの直線部分Maを矢印b方へ逆送させる。この
時、曲げ機構20におけるレバー23は図5の鎖線で示
す待機位置にあるので、上記コイル材Mの直線部分Ma
はレバー23に保持されているローラ21,22間に入
り込む。この状態で、シリンダ装置24を作動してピス
トンロッド34を実線のように伸張させれば、レバー2
3は回転軸部材30を中心にして反時計方向へ回動して
図5の実線で示す曲げ位置にセットされる。レバー23
の回動により、両ローラ21,21がコイル材Mの直線
部分Maを互いに逆方向へ押し合うので、この直線部分
Maは図5に示すように、コイル状にわん曲成形され
て、巻きもどされる。したがって、コイル材Mの残存直
線部分Maも無駄なく使え、歩留りの向上を図ることが
できる。
【0019】ところで、上記の例では、上記コイル材M
の直線部分Maをローラ21,22をもったレバー23
を回動させるだけの簡単な構成でコイル状にわん曲成形
できる利点があるが、この曲げ機構20については、上
記実施例のものに限定されるものではない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、コイ
ル材の切断後に残存した直線部分を逆送させて曲げ機構
でコイル状にわん曲させて元の状態に復元させることが
可能であるから、上記直線部分をロスすることなく、元
のコイル材にもどし、次回の必要時に再び直線状に矯正
して使用することができる。したがって、コイル材の全
長を無駄なく使用し、切断製品のコストの低減を図るこ
とができるいった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るコイル材送り込み装置の一例を
示す正面図である。
【図2】同コイル材送り込み装置を示す側面図である。
【図3】曲げ機構におけるレバー周辺の構成を示す平面
図である。
【図4】曲げ機構におけるレバー周辺の構成を示す断面
図である。
【図5】同曲げ機構の動作説明図である。
【図6】従来のコイル材送り込み装置の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1,3 転接ローラ 10 縦矯正ローラ 13 横矯正ローラ 14 矯正部 20 曲げ機構 21,22 ローラ 23 レバー 24 シリンダ装置 M コイル材 Ma 直線部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル材送給用の転接ローラで送給され
    るコイル材を、縦矯正ローラおよび横矯正ローラを備え
    た矯正部を通過させながら直線状に矯正し、この矯正部
    を通過したコイル材を所定長さに切断するコイル材送り
    込み装置において、上記コイル材の切断後に矯正部側に
    残存する直線部分が上記転接ローラの逆転作動で逆送さ
    れた際に、その直線部分をコイル状にわん曲させる曲げ
    機構を上記転接ローラに対しコイル材送給方向の後方側
    に配置したことを特徴とするコイル材送り込み装置。
  2. 【請求項2】 曲げ機構が、所定間隔隔てて対向する1
    対のローラを保持したレバーと、コイル材の直線部分が
    上記1対のローラ間まで逆送された際、上記両ローラが
    上記直線部分を互いに逆方向へ押圧する位置まで上記レ
    バーを回動変位させるシリンダ装置とを備えてなる請求
    項1のコイル材送り込み装置。
JP4927891A 1991-02-20 1991-02-20 コイル材送り込み装置 Expired - Lifetime JPH074625B2 (ja)

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JP4927891A JPH074625B2 (ja) 1991-02-20 1991-02-20 コイル材送り込み装置

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JPH04266422A JPH04266422A (ja) 1992-09-22
JPH074625B2 true JPH074625B2 (ja) 1995-01-25

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