JP2006075865A - 鋼帯の巻取り装置 - Google Patents

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Takayoshi Jin
孝喜 神
Hideaki Edahiro
秀明 枝広
Mitsugi Mishima
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Abstract

【課題】マンドレルの周囲にラッパーロールとエプロンを配置した鋼帯の巻取り装置において、ラッパーロールとエプロン間の隙間を簡便に所定の値に保持することができ、突っ掛け事故の発生を的確に防止することができる鋼帯の巻取り装置を提供する。
【解決手段】エプロン2をラッパーロール1の軸方向に複数に分割するとともに、分割された各分割エプロン部材12をラッパーロール1の方向に移動させて位置調整可能とし、ラッパーロール1の摩耗等によってラッパーロール1とエプロン2間の隙間10が拡大した場合には、その摩耗状態に応じて各分割エプロン部材12を移動させて、ラッパーロール1とエプロン2間の隙間を所定の値に調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧延設備における鋼帯の巻取り装置に関するものである。
鋼帯の圧延設備の下流には、一般にコイラと呼ばれる巻き取り装置が設置されている。コイラの構造の一例を図1に示す。図1において、1はラッパーロール、2はラッパーロール1間のエプロン、3はマンドレルである。
ホットランテーブルを水平方向に進行してきた鋼帯は、傾斜して設置され、かつ上下で径の異なるピンチロール(図示せず)によって下向きに曲げられ、マンドレル3の周囲に配置された3個のラッパーロール1のうち最初に接触する第1のラッパーロール1aとマンドレル3との隙間に到達し、マンドレル3と、その周囲に配置されたラッパーロール1及びその間に設けられているエプロン2に拘束されながら、マンドレル3の外周に巻き付いてコイルに巻き取られる。
ここで、コイラでの巻取りの際に最も問題となるのは、ラッパーロール1とエプロン2間の隙間10に鋼帯先端が噛み込んで、巻き取り装置に突っ掛かってしまう事故(突っ掛け事故)であり、特に、第1のラッパーロール1aとエプロン2aの隙間10に鋼帯先端が噛み込む場合が多い。この突っ掛け事故の主たる原因は、ラッパーロール1あるいはエプロン2の摩耗によってラッパーロール1とエプロン2間の隙間10が拡大してしまうことである。
そこで、ラッパーロール1とエプロン2間の隙間10が拡大したら、摩耗したラッパーロール1等を交換したり、エプロン2の位置を調整することが行われているが、頻繁にラッパーロール1等を交換したり、頻繁にエプロン2の位置を調整すれば、圧延ライン全体の操業を阻害することになる。しかも、ラッパーロール1の幅方向の摩耗分布(摩耗プロフィル)は一様ではなく、エプロン2の位置の調整も容易ではない。
そして、上記のような突っ掛け事故を防止する技術として、鋼帯の入射角を所定角度に制御するとともに、ラッパーロールとマンドレル間の隙間を所定範囲に保持することにより、突っ掛け事故の発生を防止しようとする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−19719号公報
しかし、前記特許文献1に記載の技術では、突っ掛け事故の原因である、ラッパーロールやエプロンの摩耗によってラッパーロールとエプロン間の隙間が拡大する問題については、なんら考慮されていないため、突っ掛け事故の発生を的確に防止することはできない。
しかも、鋼帯の入射角を所定角度に制御したり、ラッパーロールとマンドレル間の隙間を所定範囲に保持するために、制御装置やシリンダー等の高額の新しい設備が必要となり、設備コストが掛かってしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、マンドレルの周囲にラッパーロールとエプロンを配置した鋼帯の巻取り装置において、圧延ライン全体の操業を阻害することなく、ラッパーロールとエプロン間の隙間を簡便に所定の値に保持することができ、それによって突っ掛け事故の発生を的確に防止することができる鋼帯の巻取り装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]マンドレルの周囲に複数のラッパーロールとエプロンを配置した鋼帯の巻取り装置であって、エプロンがマンドレルの軸方向で複数に分割され、各分割部材がラッパーロールの方向に移動させることで位置調整可能に構成されていることを特徴とする鋼帯の巻取り装置。
本発明においては、エプロンがマンドレルの軸方向に分割され、それぞれの分割部材がラッパーロールの方向に移動可能となっているので、ラッパーロールやエプロンの摩耗等によってラッパーロールとエプロン間の隙間が拡大した場合でも、その摩耗状態に応じて、圧延ラインの操業を阻害することなく、ラッパーロールとエプロン間の隙間を簡便に所定の値に保持することができ、突っ掛け事故の発生を的確に防止することができる。
本発明の一実施形態を図2に示す。図2(a)は、ラッパーロールとエプロンの部分の平面図、図2(b)は図2(a)におけるA−A矢視図である。
図2において、エプロン2は、ラッパーロール1の軸方向(マンドレル3の軸方向)で分割されてエプロン架台11上に並置された複数(ここでは8個)の分割エプロン部材12によって構成されている。
それぞれの分割エプロン部材12は、ボルト13によってエプロン架台11に固定されており、ボルト13を緩めることによって、ラッパーロール1の方向(マンドレル3の周方向)に移動できるようになっている。これによって、ラッパーロール1とエプロン2との隙間10を調整することが可能になっている。
一般に、コイラで巻取る鋼帯は板幅が狭いものから広いものまで多種にわたるため、ラッパーロール1の摩耗は、ロール幅中央部が最も摩耗し、ロール両端部(エッジ部)は、ロール幅中央部に比べ摩耗が少ない。
そこで、図3は、そのようなラッパーロール1の摩耗状態(摩耗プロフィル)に対応して、各分割エプロン部材12をラッパーロール1の方向に移動させた状態を示したものである。図3(a)は、ラッパーロール1とエプロン2の部分の平面図、図3(b)は図3(a)におけるB−B矢視図である。このように、ラッパーロール1の摩耗が進行した場合に、それぞれの分割エプロン部材12をラッパーロール1の摩耗状態(摩耗プロフィル)に対応して必要な量だけラッパーロール1の方向に移動させることによって、ラッパーロール1とエプロン2との隙間10を所定の値(例えば、0.4〜2.0mm)となるように調整することができる。
以上のように、この実施形態においては、各分割エプロン部材12がラッパーロール1の方向に移動して位置調整が可能となっているので、ラッパーロール1の摩耗等によってラッパーロール1とエプロン2間の隙間10が拡大した場合でも、その摩耗状態に応じて、ラッパーロール1とエプロン2間の隙間10を簡便に調整することができ、それによって突っ掛け事故の発生を的確に防止することができる。
その結果、摩耗したラッパーロール1の交換時期を延ばすことができ、その交換頻度を少なくすることができるので、操業を阻害することが回避されて、生産性ならびにメンテナンス性を向上させることができる。
さらに、ラッパーロール1の摩耗状態(摩耗プロフィル)に対応して必要な分割エプロン部材12だけをラッパーロール1の方向に移動させればよいので、従来のようなエプロン全体を移動させる場合に比べて、容易に精度良く調整を行うことができ、操業を阻害することが回避されて、生産性ならびにメンテナンス性を向上させることができる。
また、ラッパーロール1の摩耗が進行しても、ラッパーロール1の幅方向全域で、隙間10を所定値(例えば、0.4〜2.0mm)の下限値(例えば、0.4mm)付近に調整することができるので、そこからのラッパーロール1の摩耗進行によって、隙間10が所定値の上限値(例えば、2.0mm)になるまでの余裕代が大きく、調整頻度を少なくすることができる。これに対して、従来のようなエプロン全体を移動させる場合には、ラッパーロール1の摩耗が進行すると、ラッパーロール1の幅方向中央部では、隙間10を所定値(例えば、0.4〜2.0mm)の下限値(例えば、0.4mm)付近に調整することができなくなるので、そこからのラッパーロール1の摩耗進行によって、隙間10が所定値の上限値(例えば、2.0mm)になるまでの余裕代が少なく、調整頻度も多くなってしまう。
また、どれかの分割エプロン部材12が摩耗又は損傷しても、その分割エプロン部材12だけを取り替えればよく、エプロン2全体を交換する必要がない。
なお、図2、図3においては、エプロン2を8個の分割エプロン部材12で構成しているが、エプロン2を何個の分割エプロン部材12で構成するかは、予測されるラッパーロール1の摩耗状態に応じて適宜定めればよい。
以下に、本発明の実施例を図4に基づいて説明する。図4は、この実施例において用いたエプロンを示す図であり、図4(a)は、ラッパーロールとエプロンの部分の平面図、図4(b)は図4(a)におけるC−C矢視図である。これまでの各図と共通するものについては、同じ符号を使用している。
図4に示すように、この実施例において用いたエプロン20は、ラッパーロール1の軸方向で中央部とその両端部に3分割されてエプロン架台21上に並置された3個の分割エプロン部材22によって構成されている。それぞれの分割エプロン部材22は、ボルト23によってエプロン架台21に固定されており、ボルト23を緩めることによって、ラッパーロール1方向に移動できるようになっている。
そして、ラッパーロール1の摩耗状態に対応して、中央部の分割エプロン部材22をラッパーロール1方向へ移動させ、ラッパーロール1とエプロン20の隙間10を所定の管理値(0.4〜2.0mm)に保持されるように調整した。
表1に、上記の実施例(本発明例)と従来の巻取り装置の場合(従来例)を比較した結果を示す。
Figure 2006075865
表1に示すように、ラッパーロールとエプロン間の隙間管理については、従来例では、ラッパーロールの摩耗状態(摩耗プロフィル)に対応した調整ができないため、ラッパーロール幅方向で部分的に所定の管理値0.4〜2.0mmに保持することができても、ラッパーロール幅中央部付近では管理値0.4〜2.0mmに収まらずに、最大3.0mmの隙間が生じてしまうことがあった。これに対して、本発明例では、ラッパーロールの摩耗状態(摩耗プロフィル)に対応した調整を行うことができるので、ラッパーロール幅方向全域で常に所定の管理値0.4〜2.0mmに保持することができている。
そして、上記の隙間管理のもとで、本発明例では、従来例に比べて、ラッパーロールの交換期間が2倍に延びているとともに、エプロン調整の頻度が半減し、その調整時間も大幅に減少している。しかも、従来例では突っ掛け事故が一定の頻度で発生していたが、本発明例では完全に防止することができている。
上記のようにして、本発明においては、圧延ラインの操業を阻害することなく、ラッパーロールとエプロン間の隙間を簡便に所定の値に保持することができ、突っ掛け事故の発生を的確に防止することができることが確認された。
鋼帯の巻取り装置の説明図である。 本発明の一実施形態におけるエプロンの説明図である。 本発明の一実施形態における分割エプロン部材の移動状態を示す図である。 本発明の実施例において用いたエプロンの説明図である。
符号の説明
1 ラッパーロール
2 エプロン
3 マンドレル
10 ラッパーロールとエプロン間の隙間
11 エプロン架台
12 分割エプロン部材
13 ボルト
20 エプロン
21 エプロン架台
22 分割エプロン部材
23 ボルト

Claims (1)

  1. マンドレルの周囲に複数のラッパーロールとエプロンを配置した鋼帯の巻取り装置であって、エプロンがマンドレルの軸方向で複数に分割され、各分割部材がラッパーロールの方向に移動させることで位置調整可能に構成されていることを特徴とする鋼帯の巻取り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106672832A (zh) * 2017-03-02 2017-05-17 温州任和教育科技有限责任公司 一种铁片条用卷扬机
CN114798742A (zh) * 2022-04-14 2022-07-29 云南浩鑫铝箔有限公司 一种冷轧机熨平胶辊校正系数自动化补偿方法

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