JPH0888758A - 電子ファイル装置 - Google Patents

電子ファイル装置

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JPH0888758A
JPH0888758A JP6225065A JP22506594A JPH0888758A JP H0888758 A JPH0888758 A JP H0888758A JP 6225065 A JP6225065 A JP 6225065A JP 22506594 A JP22506594 A JP 22506594A JP H0888758 A JPH0888758 A JP H0888758A
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JP
Japan
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image
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unit
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Application number
JP6225065A
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English (en)
Inventor
Naoichi Kato
直一 加藤
Hironobu Kurihara
博信 栗原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子ファイル装置において画像メモリを用い
なくても画像データのイメージ処理を行なえるようにす
る。 【構成】 スキャナ3によって読み取った原稿の画像デ
ータをスキャナI/F4を介して制御回路17へ送信
し、制御回路17はその画像データをCEP16へ転送
すると共に、その画像データを縮小してVRAM9に書
き込む。そして、CEP16は受け取った画像データを
圧縮して光磁気ディスク装置10に登録し、表示回路8
はVRAM9に書き込まれた縮小画像データを表示装置
7に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿の画像を読み取
ってその画像データを光磁気ディスク等の記録媒体に読
み出し可能に格納する電子ファイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子ファイル装置は、画像読取装
置によって原稿の画像を読み取り、その画像データを一
旦画像メモリに蓄積してから圧縮処理等のイメージ処理
を行なっていた(例えば、特開平1−193838号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような電子ファイル装置は、原稿から読み取った画像デ
ータを蓄積するための大容量の画像メモリを備えなけれ
ばならないので、装置全体のコストに占めるメモリのコ
スト比率が高くなり、装置が高価になるという問題があ
った。
【0004】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、電子ファイル装置において画像メモリを用いな
くても画像データのイメージ処理を行なえるようにする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
その手段によって読み取った画像データを圧縮する画像
圧縮手段と、その手段によって圧縮された画像データを
記憶する画像記憶手段と、上記画像読取手段によって読
み取った画像データを縮小する画像縮小手段と、その手
段によって縮小された画像データを表示する表示手段
と、上記画像読取手段によって読み取った画像データを
上記画像圧縮手段と上記画像縮小手段へ同時に転送する
画像データ転送制御手段を備えた電子ファイル装置を提
供する。
【0006】また、上記の画像読取手段と画像圧縮手段
と画像記憶手段と、その手段に記憶されている画像デー
タを読み出して伸長する画像伸長手段と、その手段によ
って伸長された画像データを印刷する印刷手段と、上記
画像伸長手段によって伸長された画像データを上記印刷
手段へ転送する画像データ転送制御手段を備えた電子フ
ァイル装置も提供する。
【0007】さらに、上記の画像読取手段と画像圧縮手
段と画像記憶手段と画像伸長手段と、その手段によって
伸長された画像データを縮小する画像縮小手段と、その
手段によって縮小された画像データを表示する表示手段
と、上記画像伸長手段によって伸長された画像データを
上記画像縮小手段へ転送する画像データ転送制御手段を
設けた電子ファイル装置を提供する。
【0008】また、上記の画像縮小手段を、上記画像デ
ータ転送制御手段から転送される画像データを、主走査
方向の1ライン中の各ワード毎に1/2に変倍し、その
変倍された各画像データを表示用メモリの下位領域と上
位領域とに交互に書き込んで縮小する手段にするとよ
い。
【0009】あるいは、上記の画像縮小手段を、上記画
像データ転送制御手段から転送される画像データを、主
走査方向の1ライン中の各ワード毎に1/2に変倍し、
その変倍された各画像データを1ワード単位で表示用メ
モリに書き込んで縮小する手段にしてもよい。
【0010】あるいはまた、上記の画像縮小手段を、上
記画像データ転送制御手段から転送される画像データ
を、副走査方向のラインを検知し、その検知された結果
に基づいて偶数番目のラインの画像データを間引いて奇
数番目のラインの画像データを表示用メモリに書き込ん
で縮小する手段にするとよい。
【0011】あるいは、上記の画像縮小手段を、上記画
像データ転送制御手段から転送される画像データを、副
走査方向のラインを検知し、その検知された結果に基づ
いて奇数番目のラインの画像データをラインバッファに
ストアし、偶数番目のラインの画像データと上記ライン
バッファにストアされた奇数番目のラインの画像データ
とをOR演算して得られた画像データを表示用メモリに
書き込んで縮小する手段にするとよい。
【0012】あるいはまた、上記の画像縮小手段を、上
記画像データ転送制御手段から転送される画像データ
を、副走査方向のラインを検知し、その検知された結果
に基づいて奇数番目のラインの画像データを主走査方向
変倍後に表示用メモリに書き込み、偶数番目のラインの
画像データを主走査方向変倍後に上記表示用メモリに書
き込んだ主走査方向変倍後の奇数番目のラインの画像デ
ータとOR演算して得られた画像データを再び表示用メ
モリに書き込んで縮小する手段にするとよい。
【0013】
【作用】この発明による電子ファイル装置は、原稿の画
像を読み取り、その画像データを画像圧縮手段と画像縮
小手段へそれぞれ転送し、画像圧縮手段によって圧縮し
た画像データを画像記憶手段に記憶し、画像縮小手段に
よって縮小した画像データを表示手段に表示するので、
画像メモリを用いなくても原稿から読み取った画像デー
タを記憶媒体に記憶させると共に表示することができ
る。
【0014】また、画像記憶手段に記憶されている画像
データを読み出して画像伸長手段によって伸長し、その
伸長された画像データを印刷手段へ転送し、印刷手段に
よって印刷するようにすれば、画像メモリを用いなくて
も記憶媒体に記憶された画像データを読み出して印刷す
ることができる。
【0015】さらに、画像伸長手段によって伸長された
画像データを画像縮小手段へ転送して縮小し、その縮小
された画像データを表示手段に表示するようにすれば、
画像メモリを用いなくても記憶媒体に記憶された画像デ
ータを読み出して表示することができる。
【0016】また、画像データ転送制御手段から転送さ
れる画像データを、主走査方向の1ライン中の各ワード
毎に1/2に変倍し、その変倍された各画像データを表
示用メモリの下位領域と上位領域とに交互に書き込んで
縮小するようにすれば、画像メモリを用いなくても表示
用の縮小画像を効率良く作成することができる。
【0017】あるいは、画像データ転送制御手段から転
送される画像データを、主走査方向の1ライン中の各ワ
ード毎に1/2に変倍し、その変倍された各画像データ
を1ワード単位で表示用メモリに書き込んで縮小するよ
うにすれば、画像メモリを用いなくても表示用の縮小画
像を効率良く作成することができる。
【0018】あるいはまた、画像データ転送制御手段か
ら転送される画像データを、副走査方向のラインを検知
し、その検知された結果に基づいて偶数番目のラインの
画像データを間引いて奇数番目のラインの画像データを
表示用メモリに書き込んで縮小するようにすれば、画像
メモリを用いなくても表示用の縮小画像を効率良く作成
することができる。
【0019】あるいは、画像データ転送制御手段から転
送される画像データを、副走査方向のラインを検知し、
その検知された結果に基づいて奇数番目のラインの画像
データをラインバッファにストアし、偶数番目のライン
の画像データと上記ラインバッファにストアされた奇数
番目のラインの画像データとをOR演算して得られた画
像データを表示用メモリに書き込んで縮小するようにす
れば、画像メモリを用いなくても表示用の縮小画像を効
率良く作成することができ、その際画像データ中の細線
を消去してしまうことがない。
【0020】あるいはまた、画像データ転送制御手段か
ら転送される画像データを、副走査方向のラインを検知
し、その検知された結果に基づいて奇数番目のラインの
画像データを主走査方向変倍後に表示用メモリに書き込
み、偶数番目のラインの画像データを主走査方向変倍後
に上記表示用メモリに書き込んだ主走査方向変倍後の奇
数番目のラインの画像データとOR演算して得られた画
像データを再び表示用メモリに書き込んで縮小するよう
にすれば、画像メモリを用いなくても表示用の縮小画像
を効率良く作成することができ、その際画像データ中の
細線を消去してしまうことがない。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1は、この発明の一実施例である電
子ファイル装置の構成を示すブロック図である。この電
子ファイル装置は、キーボード1,キーボードインタフ
ェース(I/F)2,スキャナ3,スキャナインタフェ
ース(I/F)4,プリンタ5,プリンタインタフェー
ス(I/F)6を備えている。
【0022】また、表示装置7,表示回路8,ビデオラ
ム(VRAM)9,光磁気ディスク装置10,ハードデ
ィスク装置(HDD)11,CPU12,ROM13,
RAM14,バスインタフェース(Bus I/F)1
5,圧縮・伸長コントローラ(CEP)16,制御回路
17,バス18,19も備えている。
【0023】キーボード1は、各種の操作情報を入力す
るための入力装置である。キーボードインタフェース
(I/F)2は、キーボード1からの操作情報の入力制
御を司る。スキャナ3は、原稿の画像を読み取る画像読
み取り装置である。スキャナインタフェース(I/F)
4は、スキャナ3によって読み取った画像データの入力
制御を司る。
【0024】プリンタ5は、画像データを紙に印刷する
レーザプリンタ,インクジェットプリンタ等の印刷装置
である。プリンタインタフェース(I/F)6は、プリ
ンタ5へ印刷すべき画像データを送出する制御処理を行
なう。
【0025】表示装置7は、原稿から読み取った画像デ
ータまたは光磁気ディスク装置10から読み出した画像
データや各種の作業画面やメッセージ等を表示するCR
T,LCD等のディスプレイ装置である。表示回路8
は、VRAM9に格納された表示用に縮小された画像デ
ータを表示装置7に表示する制御を司る。ビデオラム
(VRAM)9は、表示用に縮小された画像データを格
納するメモリである。
【0026】光磁気ディスク装置10は、原稿から読み
取った画像データ圧縮して読み出し可能に記憶する記憶
装置である。ハードディスク装置(HDD)11は、そ
の他の各種のデータを記憶する記憶装置である。
【0027】CPU12は、この電子ファイル装置全体
の制御を司るマイクロコンピュータである。ROM13
は、CPU12等が各種の処理を行なうためのプログラ
ムを格納する読み出し専用メモリである。RAM14
は、CPU12等が各種の処理を行なうときに使用する
作業エリアとしてのメモリである。バスインタフェース
(Bus I/F)15は、バス18と19間のデータ
の遣り取りを制御する。
【0028】圧縮・伸長コントローラ(CEP)16
は、原稿から読み取った画像データを光磁気ディスク装
置10に記憶する際に圧縮する処理と、光磁気ディスク
装置10に記憶された画像データを印刷又は表示すると
きに伸長する処理を行なう。制御回路17は、この発明
にかかわる画像データ転送制御や画像縮小の処理を司る
マイクロコンピュータである。バス18と19は、上記
各部間で各種のデータを遣り取りするための通信線であ
る。
【0029】図2は、図1に示した制御回路17の内部
構成をVRAM9等と共に示すブロック図である。この
制御回路17は、DMAコントローラ20,主走査変倍
回路21,副走査変倍回路22,及びメモリコントロー
ル部23を備えている。
【0030】DMAコントローラ20は、スキャナI/
F4からCEP16へ画像データを転送する制御と、C
EP16からプリンタI/F6へ転送する制御と、その
際に画像データを主走査変倍回路21及び副走査変倍回
路22へも転送する制御を行なう。
【0031】主走査変倍回路21は、後述する処理によ
って画像データを主走査方向について縮小する。副走査
変倍回路22は、後述する処理によって画像データを副
走査方向について縮小する。メモリコントロール部23
は、主走査変倍回路21及び副走査変倍回路22によっ
て縮小された画像データをVRAM9に書き込む制御を
司る。
【0032】図3は、この電子ファイル装置における原
稿から読み取った画像データを記憶するときの処理動作
のタイミングチャートである。DMAコントローラ20
は、スキャナI/F4によってスキャナ3から画像デー
タが取り込まれたことを示すDMA−REQ信号を受信
し、CEP16から圧縮すべき画像データを要求するD
MA−REQ信号を受信すると、スキャナI/F4から
画像データを入力してCEP16へ転送を開始する。
【0033】また、DMAコントローラ20は、スキャ
ナI/F4から入力した画像データをCEP16へ転送
すると共に、その画像データを主走査変倍回路21及び
副走査変倍回路22へも転送を開始する。
【0034】主走査変倍回路21及び副走査変倍回路2
2は画像データを取り込み、それぞれその画像データを
主走査方向と副走査方向とに縮小し、メモリコントロー
ル部23によって主走査変倍回路21及び副走査変倍回
路22で縮小された画像データをVRAM9へ書き込
み、表示回路8によってそのVRAM9に格納された画
像データを読み出して表示装置7に表示する。
【0035】このようにして、原稿から読み取った画像
データを一旦画像メモリに格納することなく、その画像
データを圧縮して登録すると共に縮小して表示すること
が可能になる。
【0036】図4は、この電子ファイル装置に記憶され
ている画像データを読み出して印刷及び表示するときの
処理動作のタイミングチャートである。DMAコントロ
ーラ20は、CEP16から光磁気ディスク装置10か
ら読み出して伸長した画像データがあることを示すDM
A−REQ信号を受信し、プリンタI/F6から印刷す
べき画像データを要求するDMA−REQ信号を受信す
ると、CEP16から伸長後の画像データを入力してプ
リンタI/F6へ転送を開始する。
【0037】また、DMAコントローラ20は、CEP
16から入力した画像データをプリンタI/F6へ転送
すると共に、その画像データを主走査変倍回路21及び
副走査変倍回路22へも転送を開始する。
【0038】主走査変倍回路21及び副走査変倍回路2
2は画像データを取り込み、それぞれその画像データを
主走査方向と副走査方向とに縮小し、メモリコントロー
ル部23によって主走査変倍回路21及び副走査変倍回
路22で縮小された画像データをVRAM9へ書き込
み、表示回路8によってそのVRAM9に格納された画
像データを読み出して表示装置7に表示する。
【0039】このようにして、電子ファイル装置に記憶
した画像データを読み出して一旦画像メモリに格納する
ことなく、その画像データを伸長して印刷すると共に縮
小して表示することが可能になる。
【0040】次に、上記の主走査変倍回路21及び副走
査変倍回路22による画像データの縮小処理について詳
述する。まず、主走査変倍回路21による画像データの
縮小処理について説明する。
【0041】図5は、主走査変倍回路21の内部構成を
示すブロック図である。この主走査変倍回路21は、ス
キャナI/F4又はCEP16から転送される16ビッ
ト幅の1ワードの画像データを1/2の8ビットに間引
くデータセレクタ30と、データセレクタ30によって
間引かれた画像データをそれぞれ交互に格納するローバ
イト(Low byte)レジスタ31とハイバイト
(Highbyte)レジスタ32とからなる。なお、
データセレクタ30の出力のD7は4通りに選択可能と
する。
【0042】図6は、この主走査変倍回路21による画
像データの縮小処理動作のタイミングチャートである。
主走査変倍回路21は、データセレクタ30によってス
キャナI/F4又はCEP16から転送される1ワード
の16ビットの画像データを8ビットに間引き、ローバ
イトレジスタ31を介してVRAM9のローバイト側に
書き込む。
【0043】次に、転送される画像データをデータセレ
クタ30によって同じように間引き、今度はハイバイト
レジスタ32を介してVRAM9のハイバイト側に書き
込む。したがって、図中のデータ(1)に示すように、
VRAM9のローバイト側とハイバイト側に交互に縮小
された画像データが書き込まれる。
【0044】このようにして、1ワード毎で転送される
画像データを1/2に変倍し、その変倍された各画像デ
ータをレジスタを介してVRAM9のローバイト側とハ
イバイト側の順で交互に書き込むことによって縮小す
る。上述の処理では縮小した画像データをVRAM9に
書き込むとき、1バイト毎に書き込むようにしたが、レ
ジスタに2バイト分をセットしてから1ワード単位で書
き込むようにしても良い。
【0045】この場合、主走査変倍回路21は、データ
セレクタ30によってスキャナI/F4又はCEP16
から転送される1ワードの16ビットの画像データを8
ビットに間引き、それをローバイトレジスタ31に書き
込む。次に、転送される画像データをデータセレクタ3
0によって同じように間引き、今度はハイバイトレジス
タ32に書き込む。
【0046】そして、ローバイトレジスタ31とハイバ
イトレジスタ32にそれぞれ格納された1バイトの画像
データを同時に読み出して2バイトの1ワードでVRA
M9に書き込む。したがって、図中のデータ(2)に示
すように、VRAM9のローバイト側とハイバイト側に
同時に縮小された画像データが書き込まれる。
【0047】図7はこの電子ファイル装置による画像デ
ータの主走査方向について縮小前と縮小後の画像データ
のフォーマットの一例を示す説明図である。同図の
(a)に示すように、画像データのm番目のワードを1
6ビットから8ビットに間引いてVRAM9のローバイ
ト側に書き込み、次のm+1番目のワードを同じように
8ビットに間引いてVRAM9のハイバイト側に書き込
むことにより、2ワードの画像データが表示用に1ワー
ドに縮小される。
【0048】次に、副走査変倍回路22による画像デー
タの縮小処理について説明する。図8は、副走査変倍回
路22の内部構成を示すブロック図である。この副走査
変倍回路22は、画像データの副走査方向の縮小方式と
画像データの1ラインのワード数とをセットするレジス
タ40と、画像データの1ラインのワード数をカウント
するカウンタ41を備えている。
【0049】また、レジスタ40にセットされたワード
数とカウンタ41によってカウントされたワード数とに
基づいてラインを検知し、その検知結果を出力する比較
器42と、比較器42から出力される検知結果とレジス
タ40にセットされた縮小方式等に基づいて画像データ
の各ラインの書き込み指示等の制御信号を作成して出力
する方式選択器43も備えている。
【0050】次に、この副走査変倍回路22による画像
データの縮小処理の単純間引き方式と、OR間引き方式
と、リード・モディファイ・ライト方式の3方式につい
てそれぞれ説明する。まず、単純間引き方式による画像
データの縮小処理について説明する。図9は、副走査変
倍回路22による画像データの単純間引き処理の動作の
タイミングチャートである。DMAコントローラ20か
ら転送される画像データを、カウンタ41によってワー
ド数をカウントする。
【0051】その後、比較器42によってレジスタにセ
ットされたワード数とカウンタ41によってカウントし
たワード数とによって副走査方向のラインを検知し、方
式選択器43によってその検知結果に基づいて各ライン
毎に偶数番目のラインの画像データを間引いて奇数番目
のラインの画像データをVRAM9に書き込む制御信号
を作成して出力する。
【0052】このようにして、VRAM9に奇数番目の
ラインの画像データのみを書き込むことによって、画像
データを副走査方向について1/2に縮小し、表示用の
縮小画像データを作成することができる。
【0053】次に、OR間引き方式による画像データの
縮小処理について説明する。図10は、このOR間引き
方式を実施するときの主走査変倍回路21の内部構成を
示すブロック図であり、図5と共通する部分には同一符
号を付す。この主走査変倍回路21は、新たにラインバ
ッファ33を設けている。このラインバッファ33は、
偶数番目のラインの画像データとOR演算する奇数番目
のラインの画像データを一時的にストアするためのメモ
リである。
【0054】図11は、副走査変倍回路22による画像
データのOR間引き処理の動作のタイミングチャートで
ある。DMAコントローラ20から転送される画像デー
タを、カウンタ41によってワード数をカウントし、比
較器42によってレジスタにセットされたワード数とカ
ウンタ41によってカウントしたワード数とによって副
走査方向のラインを検知する。
【0055】その後、方式選択器43によってその検知
結果に基づいて奇数番目のラインのときには、主走査変
倍回路21へラインバッファ33にその奇数番目のライ
ンの画像データ(1ラインの全ワード)をストアする制
御信号を作成して出力する。また、偶数番目のラインの
ときには、偶数番目のラインの画像データとラインバッ
ファ33にストアされた奇数番目のラインの画像データ
とをOR演算して得られた画像データをVRAM9に書
き込む制御信号を作成して出力する。
【0056】そして、主走査変倍回路21は方式選択器
43からの制御信号に基づいて、奇数番目のラインの画
像データを主走査方向に縮小(上述したような縮小処
理)した後にラインバッファ33にストアし、主走査方
向に縮小した偶数番目のラインの画像データとラインバ
ッファ33にストアされた奇数番目のラインの画像デー
タとをOR演算し、メモリコントロール部23によって
その得られた画像データをVRAM9に書き込む。
【0057】つまり、図中に示すように、まず、1ライ
ン目(奇数番目のライン)については各ワードのデータ
1,1+1,……を主走査方向について縮小(主走査変
倍)した後にラインバッファ33にストアする。
【0058】そして、2ライン目(偶数番目のライン)
については、先にラインバッファ33にストアした1ラ
イン目の先頭のワードのデータ1を読み出し、このデー
タ1と2ライン目の先頭のワードの主走査変倍後のデー
タ2とをOR演算したデータ(1)+(2)をVRAM
9に書き込む。
【0059】また、2ライン目の次のデータ2+1につ
いては、先にラインバッファ33にストアした1ライン
目の2番目のワードのデータ1+1を読み出し、このデ
ータ1+1と2ライン目の2番目のワードの主走査変倍
後のデータ2+1とをOR演算したデータ(1+1)+
(2+1)をVRAM9に書き込む。以下このような処
理を繰り返して表示用の縮小画像データを作成する。
【0060】このようにして、画像データを副走査方向
について奇数番目のラインと偶数番目のラインとをOR
演算して間引くので、縮小後の画像の細線が消えないよ
うにすることができる。
【0061】次に、リード・モディファイ・ライト方式
による画像データの縮小処理について説明する。図12
は、副走査変倍回路22による画像データのリード・モ
ディファイ・ライト処理の動作のタイミングチャートで
ある。図中のaはデータ1+1を主走査変倍した後のデ
ータを、bはデータ2+1を主走査変倍した後のデータ
を、cはaとbとをOR演算した後のデータをそれぞれ
示している。
【0062】DMAコントローラ20から転送される画
像データを、カウンタ41によってワード数をカウント
し、比較器42によってレジスタにセットされたワード
数とカウンタ41によってカウントしたワード数とによ
って副走査方向のラインを検知する。その後、方式選択
器43によってその検知結果に基づいて奇数番目のライ
ンのときには、主走査変倍回路21へその奇数番目の画
像データを所定の主走査変倍処理(上述したような主走
査方向の縮小処理)を行なわせる制御信号を作成して出
力する。
【0063】また、偶数番目のラインのときには、VR
AM9に書き込んだ奇数番目のラインの画像データを読
み出し、その奇数番目のラインの画像データとその偶数
番目のラインの画像データとOR演算して得られた画像
データを再びVRAM9に書き込む制御信号を作成して
出力する。
【0064】つまり、図中に示すように、まず、奇数番
目のラインについては各ワードのデータ1+1,……を
主走査方向について縮小(主走査変倍)した後にVRA
M9に書き込む。偶数番目のラインについては、VRA
M9に書き込まれた主走査変倍後のデータ1+1を読み
出し、そのデータ1+1と偶数番目のラインの主走査変
倍後のデータ2+1とをOR演算したデータ(1+1)
+(2+1)を再びVRAM9に書き込む。以下このよ
うな処理を繰り返して表示用の縮小画像データを作成す
る。このようにして、画像データをメモリのリード・モ
ディファイ・ライト方式で間引くので、縮小後の画像の
細線が消えない。
【0065】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る電子ファイル装置によれば、画像メモリを用いなくて
も画像データの登録,表示,あるいは印刷等のイメージ
処理を行なうので、電子ファイル装置におけるメモリの
コスト比率を低下させることができ、装置を低コストで
製造することができる。また、画像メモリとその制御手
段を省略して装置を小型化することができる。さらに、
回路部品の点数を少なくして装置の信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である電子ファイル装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す制御回路17の内部構成をVRAM
9等と共に示すブロック図である。
【図3】図1の電子ファイル装置における原稿から読み
取った画像データを記憶するときの処理動作のタイミン
グチャートである。
【図4】図1の電子ファイル装置に記憶されている画像
データを読み出して印刷及び表示するときの処理動作の
タイミングチャートである。
【図5】図2に示す主走査変倍回路21の内部構成を示
すブロック図である。
【図6】図2に示す主走査変倍回路21が画像データを
縮小するときの処理動作のタイミングチャートである。
【図7】図1の電子ファイル装置による縮小前後の画像
データのフォーマットの一例を示す説明図である。
【図8】図2に示す副走査変倍回路22の内部構成を示
すブロック図である。
【図9】図2に示す副走査変倍回路22による画像デー
タを単純間引き縮小するときの処理動作のタイミングチ
ャートである。
【図10】図1に示す電子ファイル装置によって画像デ
ータをOR間引き縮小するときの主走査変倍回路21の
内部構成を示す図である。
【図11】図2に示す副走査変倍回路22による画像デ
ータをOR間引き縮小するときの処理動作のタイミング
チャートである。
【図12】図2に示す副走査変倍回路22による画像デ
ータをリード・モディファイ・ライト縮小するときの処
理動作のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1:キーボード 3:スキャナ 2:キーボードインタフェース(I/F) 4:スキャナインタフェース(I/F) 5:プリンタ 7:表示装置 6:プリンタインタフェース(I/F) 8:表示回路 9:ビデオラム(VRAM) 10:光磁気ディスク装置 12:CPU 11:ハードディスク装置 13:ROM 14:RAM 17:制御回路 15:バスインタフェース(BusI/F) 16:圧縮・伸長コントローラ(CEP) 18,19:バス 20:DMAコントローラ 21:主走査変倍回路 22:副走査変倍回路 23:メモリコントロール部 30:データセレクタ 31:ローバイト(Low byte)レジスタ 32:ハイバイト(High byte)レジスタ 40:レジスタ 41:カウンタ 42:比較器 43:方式選択器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取った画像データを圧縮する画像圧
    縮手段と、該手段によって圧縮された画像データを記憶
    する画像記憶手段と、前記画像読取手段によって読み取
    った画像データを縮小する画像縮小手段と、該手段によ
    って縮小された画像データを表示する表示手段と、前記
    画像読取手段によって読み取った画像データを前記画像
    圧縮手段と前記画像縮小手段へ同時に転送する画像デー
    タ転送制御手段とを備えたことを特徴とする電子ファイ
    ル装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取った画像データを圧縮する画像圧
    縮手段と、該手段によって圧縮された画像データを記憶
    する画像記憶手段と、該手段に記憶されている画像デー
    タを読み出して伸長する画像伸長手段と、該手段によっ
    て伸長された画像データを印刷する印刷手段と、前記画
    像伸長手段によって伸長された画像データを前記印刷手
    段へ転送する画像データ転送制御手段とを備えたことを
    特徴とする電子ファイル装置。
  3. 【請求項3】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取った画像データを圧縮する画像圧
    縮手段と、該手段によって圧縮された画像データを記憶
    する画像記憶手段と、該手段に記憶されている画像デー
    タを読み出して伸長する画像伸長手段と、該手段によっ
    て伸長された画像データを縮小する画像縮小手段と、該
    手段によって縮小された画像データを表示する表示手段
    と、前記画像伸長手段によって伸長された画像データを
    前記画像縮小手段へ転送する画像データ転送制御手段と
    を設けたことを特徴とする電子ファイル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の電子ファイル装置
    において、 前記画像縮小手段が、前記画像データ転送制御手段から
    転送される画像データを、主走査方向の1ライン中の各
    ワード毎に1/2に変倍し、該変倍された各画像データ
    を表示用メモリの下位領域と上位領域とに交互に書き込
    んで縮小する手段であることを特徴とする電子ファイル
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の電子ファイル装置
    において、 前記画像縮小手段が、前記画像データ転送制御手段から
    転送される画像データを、主走査方向の1ライン中の各
    ワード毎に1/2に変倍し、該変倍された各画像データ
    を1ワード単位で表示用メモリに書き込んで縮小する手
    段であることを特徴とする電子ファイル装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3記載の電子ファイル装置
    において、 前記画像縮小手段が、前記画像データ転送制御手段から
    転送される画像データを、副走査方向のラインを検知
    し、その検知された結果に基づいて偶数番目のラインの
    画像データを間引いて奇数番目のラインの画像データを
    表示用メモリに書き込んで縮小する手段であることを特
    徴とする電子ファイル装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は3記載の電子ファイル装置
    において、 前記画像縮小手段が、前記画像データ転送制御手段から
    転送される画像データを、副走査方向のラインを検知
    し、その検知された結果に基づいて奇数番目のラインの
    画像データをラインバッファにストアし、偶数番目のラ
    インの画像データと前記ラインバッファにストアされた
    奇数番目のラインの画像データとをOR演算して得られ
    た画像データを表示用メモリに書き込んで縮小する手段
    であることを特徴とする電子ファイル装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は3記載の電子ファイル装置
    において、 前記画像縮小手段が、前記画像データ転送制御手段から
    転送される画像データを、副走査方向のラインを検知
    し、その検知された結果に基づいて奇数番目のラインの
    画像データを主走査方向変倍後に表示用メモリに書き込
    み、偶数番目のラインの画像データを主走査方向変倍後
    に前記表示用メモリに書き込んだ主走査方向変倍後の奇
    数番目のラインの画像データとOR演算して得られた画
    像データを再び表示用メモリに書き込んで縮小する手段
    であることを特徴とする電子ファイル装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002183080A (ja) * 2000-12-15 2002-06-28 Mega Chips Corp データ転送制御装置およびデータ転送方法

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