JPH088826B2 - 魚釣用電動リール - Google Patents

魚釣用電動リール

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JPH088826B2
JPH088826B2 JP63145283A JP14528388A JPH088826B2 JP H088826 B2 JPH088826 B2 JP H088826B2 JP 63145283 A JP63145283 A JP 63145283A JP 14528388 A JP14528388 A JP 14528388A JP H088826 B2 JPH088826 B2 JP H088826B2
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一弥 南部
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、魚釣用電動リールに関し、特に仕掛けの竿
先自動停止を可能にした魚釣用電動リールに関する。
〔従来の技術〕
船釣り等の深場(水深100m以上)の釣りには、釣糸の
巻上げを電動機で行なう電動リールが使用され、更に、
その実用性の向上を図るために、仕掛けを対象魚が回遊
する棚に自動的に停止させる自動棚取停止機能及び巻き
上げられる仕掛けを竿先から所望の吊下げ長さで自動停
止させる竿先保護機能などが付加されている。
従来、この種の魚釣用電動リールを用いて船上から深
場の釣りを行なう場合は、電動機とスプール間を連結す
る回転伝達系のクラッチを切ってスプールをフリーに
し、おもりの重さで仕掛けを下降させると共にスプール
に巻かれた釣糸を順次繰り出す。この時の糸繰出量へ計
測手段により計測され、その繰出量が予め設定された値
になると、ブレーキ手段などによりスプールの繰出回転
をストップさせる。そして、クラッチを入れ、仕掛けに
魚がかかるのを待つ。仕掛けに魚がかかるなどして仕掛
けを巻き上げる場合は、スイッチをON操作して電動機に
通電し電動機を起動させる。これによりスプールが巻取
方向に一定速度で回転して釣糸を巻き取り、仕掛けを巻
き上げる。この時の釣糸の巻取量は計測手段に計測さ
れ、糸繰出量から糸巻取量を差し引いた残余の糸長が予
め設定された竿先停止長さに達したかを監視する。これ
により残余の糸長が竿先停止長さに達すると、電動機が
停止し、竿先から所望の距離離れた位置に仕掛けを停止
させることで、竿先を保護するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような従来の魚釣用電動リールでは、釣糸の巻
取開始から巻取終端までのスプールの巻取回転速度が一
定であるため、巻取終端で電動機が突然停止すると、巻
取り中は仕掛けに負荷された水圧,魚の重量等で第6図
(a)のように撓んでいた竿先部30が釣糸の巻上げ停止
に伴う反動で第6図(b)のように上方へ急激に跳ね上
がり、その勢いで仕掛けにかかっている魚をばらしてし
まう虞があった。特に、仕掛けの一部が水面上に現れる
状態で停止させた場合には、仕掛けに対する水の抵抗が
小さいため、第6図(b)に示す竿先の跳ね上がりがさ
らに大きくなって、仕掛け、釣糸に支障を来す問題があ
った。
そこで、この釣糸の巻取終端での竿先部の跳ね上がり
を防止するために、竿先下5mまで釣糸を巻き上げると、
巻取速度を高速から低速に切り換える魚釣用電動リール
が、特開昭58-170420号公報に記載されている。
この公知例は、釣糸の巻上に伴い仕掛けが竿先下5mに
達すると、CPUがその結果を判定して巻上モータに低速
回転指令を与え、巻上モータが高速動作している場合に
はこれを低速に切り換えて仕掛けを水面上にゆっくり引
き上げ、竿先保護を行うものである。
ところが、この公知例では、釣糸の巻上に伴い仕掛け
が竿先下5mまで巻き上げられると、高速から低速に切り
換えられるので、仕掛けを水面まで引き上げる巻取時間
が通常の魚釣用電動リールに比して掛かり過ぎるという
問題がある。そのため、巻上途中で、魚をばらしてしま
うおそれがあった。
そこで、巻上速度を速くすると、上述した従来の魚釣
用電動リールと同様に釣糸の巻取終端での竿先部の跳ね
上がりが大きくなるという問題があった。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになさ
れたもので、釣糸の巻取終端での竿先部の急激な跳ね上
がりをなくし、魚のばらしをなくした魚釣用電動リール
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る魚釣用電動リールは、リール本体に回転
可能に支持されたスプールと、リール本体又はスプール
に装着され前記スプールを回転して釣糸を巻き上げる直
流モータと、前記スプールもしくは釣糸の速度を検出す
る検出手段と、この検出手段から出力されるパルス信号
をアップ及びダウンカウントするアップ/ダウンカウン
タと、巻取終端より手前の所定水深位置にモータ減速開
始のための設定糸長及び複数の巻取設定速度を格納する
記憶手段と、前記アップ/ダウンカウンタの計数値を基
に繰出及び巻取糸長を演算する手段と、釣糸の巻取り時
前記演算手段で演算された繰出糸長から巻取糸長を差し
引いた残量糸長と前記記憶手段の設定糸長とを順次比較
しながら前記直流モータの速度を巻取終端に向けて徐々
に段階的に減速制御する手段とを備え、竿先部の跳ね上
がりを防止するように構成したことを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
制御手段が、モータ駆動による釣糸の巻取時に、演算
手段された繰出糸長から巻取糸長を差し引いた残量糸長
と記憶手段の設定糸長とを比較しながら直流モータの速
度を巻取終端に向けて徐々に減速するから、竿先に対す
る負荷が低下し、竿先に対する負荷が低下し、竿先の撓
みが減少して巻取停止点での竿先の反動を大幅に減少さ
せることになる。従って、本発明にあっては、魚をばら
すような虞がなくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図乃至第3図は、本発明に係る魚釣用電動リール
の一例を示すもので、第1図は電動リール制御部の全体
の構成図、第2図は魚釣用電動リールの外観図、第3図
は糸速度検出部の構成図である。
まず、第2図において、1はリール本体、2はリール
本体1に回転可能に支持されたスプール、3はリール本
体1の側板1bに回転可能に取り付けられたスプール手動
操作用のハンドルであり、このハンドル3の回転は側板
1b内に設けられた公知のギア列(図示せず)を介してス
プール2に伝達されるようになっている。
4はリール本体1の前部に取り付けられたモータケー
スで、その内部には後述するスプール駆動用の直流モー
タ5(第1図参照)が水密に収容されていると共に、モ
ータ等の制御回路6(第1図参照)が収容されており、
そしてモータケース4の上面には操作パネル7が設置さ
れている。8はモータケース4の前面壁に一端を水密に
連結した電源コードで、他端部はバッテリ等の直流電源
(12V)16(第1図参照)に接続されるようになってい
る。また、上記操作パネル7には押釦式のモータオン/
オフ用スイッチ9が配設され、更にスピード表示用の表
示器10が設けられており、この表示器10は複数の表示灯
10a〜10dを一線に配列したバー表示形式になっている。
次に、第1図の回路構成について説明する。第1図に
おいて、制御回路6はマイクロコンピュータから成り、
全体を制御するCPU(中央処理装置)61と、竿先停止制
御のための処理プログラム及び表示処理のためのプログ
ラム、巻取終端より手前の所定水深位置にモータ減速開
始用の設定糸長データ及びモータの設定速度データを格
納するROM62と、CPU61での演算結果及びROM62から読み
出された速度指令データ等を格納するRAM63と、釣糸の
繰出量及び巻取量を計数するアップ/ダウンカウンタ64
と、外部入力信号を受け取る入力装置65及び外部回路へ
指令データを出力する出力装置66とを備え、これらはバ
ス67を介してCPU61に接続されている。
入力装置65には、糸モータオン/オフ用スイッチ9が
接続され、さらに糸速度検出器11が、そのA−D変換器
12を介して接続されている。
出力装置66には、CPU61からの表示指令により駆動さ
れる表示器駆動回路13及びCPU61からの速度指令により
パルス幅制御されるゲートパルス発生回路14が接続さ
れ、ゲートパルス発生回路14にはモータ駆動用のチョッ
パ回路15が接続されている。
チョッパ回路15は、電界効果トランジスタ等のスイッ
チング素子15aから構成され、スイッチング素子15aのゲ
ートGにはパルス発生回路14からのパルス信号が印加さ
れるようになっていると共に、ドレインDには直流モー
タ5の一端が接続されている。直流モータ5の他端は直
流電源16の負極に接続され、直流電源16の正極は、逆流
防止用のダイオード17を介してスイッチング素子15aの
ソースSに接続されている。
また、前記アップ/ダウンカウンタ64は、糸速度検出
器11から得られる釣糸の繰出し、巻取り判定信号によ
り、アップカウント又はダウンカウント状態にセットさ
れ、さらにリードスイッチ23aのON/OFFにより得られる
パルスを入力装置65を通してアップ/ダウンカウンタ64
に入力することにより、該カウンタをアップカウント又
はダウンカウントさせるようになっている。
第3図において、巻上げ糸により回転される軸18がレ
ベルワインダを構成する糸ガイド19を左右方向に貫通す
るようにしてスプール2の軸線を平行に配置し、この軸
18の両端はリール本体1の左右側板1a,1bに回転可能に
軸支されていると共に、軸18には、糸ガイド19内に位置
する溝付ローラ20が軸回りには相対回転不能で、軸線方
向にはスライド可能に取り付けられている。また、軸18
の左側板1a側突出端には、円板21が固着され、円板21に
はマグネット22が埋設されている。マグネット22には、
これによってON/OFFされるリールスイッチ23が対向配置
されている。このリードスイッチ23とマグネット22は巻
上げ糸速度を検出する検出器11を構成するものである。
即ち、ローラ20に巻き掛けられた釣糸24がスプール2
の巻取り回転に伴い第3図の矢印方向に走行されると、
これが圧接するローラ及び軸18が回転し、この回転は円
板21に伝達される。そして、円板21の回転につれ、その
マグネット22がリードスイッチ23に近づいたり離れたり
すると、リードスイッチ23がON/OFFされ、釣糸24の巻上
げ糸速度に比例したスイッチ信号が発生する。この信号
はA−D変換器12によりデジタル信号に変換されて制御
回路6に取り込まれるようになっている。
次に、上記のように構成された本実施例の動作を第4
図に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、100m乃至それ以上の深さに生息する魚を釣るに
際し、船上に配置したバッテリ等の直流電源16に電動リ
ールの電源コード8を接続し、図示しない電源スイッチ
をオンすると、第4図に示すプログラムがスタートし
て、制御回路6をイニシャライズする(ステップS1)。
その後、リール本体1に設けたクラッチ25を切ってスプ
ール2をフリーにして、おもりの重さによって仕掛けを
海中に下降させる。次のステップS2において、釣糸24の
繰出しかを判定する。ここで、釣糸24の繰出しであると
判定された場合は、アップ/ダウンカウンタ64をアップ
方向に設定すると共に、糸速度検出器11から出力される
パルス信号は、A−D変換器12及び入力装置65を通して
アップ/ダウンカウンタ64に取り込まれ、順次アップカ
ウントされる(ステップS3)。
次のステップS4では、マイクロコンピュータの演算周
期毎にアップ/ダウンカウンタ64の計数内容をCPU61に
取り込んで繰出糸長を演算し、その結果はデジタル表示
部Dに表示されると共に、ステップS2へ戻る。また、演
算された糸長データをRAM63に格納され、この格納デー
タはマイクロコンピュータの演算周期毎に更新される。
仕掛け(図示せず)が予め知られた棚位置に達したな
らば、クラッチ25を入れ、スプール2の繰出回転をスト
ップさせる。
ステップS2において、釣糸の繰出しでないと判定され
た時は、ステップS5に進み、モータオン/オフスイッチ
9がONされているかを判定する。スイッチ9がONされて
いる時は、ステップS6に進み、速度指令をROM62から読
み出して出力装置66からゲートパルス発生回路14に送出
し、ゲートパルス発生回路14を作動して、これから出力
されるパルスにより、チョッパ回路15のスイッチング素
子15aをスイッチングし、直流電圧をチョッピングして
モータ5に加えられる電圧を制御することでモータ5を
設定速度で起動する。モータ5が駆動されると、スプー
ル2が巻取方向に回転するため、釣糸24がスプール2に
順次巻き取られることになる。
釣糸24の巻取りが開始されると、ステップS7におい
て、糸速度検出ローラ20が繰出時の逆に回転するため、
その回転を検出する検出器11の出力信号がA−D変換器
12及び入力装置65を通してCPU61に取り込まれることに
より、CPU61はアップ/ダウンカウンタ64をダウンカウ
ント方向に設定すると同時に、釣糸24の巻取りに伴う検
出器11からの出力信号がアップ/ダウンカウンタ64に取
り込まれる毎に、その糸繰出時に計数された内容をダウ
ンカウントする。そして、次のステップS8では、マイク
ロコンピュータの演算周期毎にアップ/ダウンカウンタ
64の計数内容をCPU61に取り込み、巻取糸長、即ち繰り
出された糸長から巻取糸長を差し引いた値を演算し、こ
れを表示器Dにデジタル表示する。
上述の糸巻取動作に伴い、繰出糸長に対する巻取糸長
の残量が設定糸長になると、ステップS9以下に示す処理
が実行される。
即ち、ステップS9において、残量糸長Lが例えば6m≧
L≧4mであるか否かを判定し、6m≧L≧4mであると判定
されると、ステップS10に進み、モータ5の速度を例え
ば1m/sから0.8m/sになるようゲートパルス発生回路14の
出力パルス幅を制御してモータ5を減速させる。また、
6m<Lの時は再度ステップS9で判定し、L<4mの時は次
のステップS11に進んで4m≧L≧2mを判定する。ここで
残量糸長Lが4m≧L≧2mの時はステップS10に進み、モ
ータ5の速度を例えば0.8m/sから0.6m/sに減速処理す
る。また、ステップS11において、4m>Lの時は再度ス
テップS11で判定し、L<2mの時は次のステップS12に移
行して、2m≧L≧0.9mを判定する。ここで、2m≧L≧0.
9mと判定された時は、ステップS10に進んで、モータ5
の速度を例えば0.6m/sから0.4m/sに減速処理する。
なお、糸巻上げ速度が1m/s又はそれ以上で巻き取られ
ている時は、スピード表示器10の各表示灯10a〜10dが全
部点灯する。また、糸巻上げ速度が0.8m/sになると、表
示灯10a〜10cの3個が点灯する。さらに糸巻上げ速度が
0.6m/sになると、表示灯10aと10bが点灯し、0.4m/sにな
ると、表示灯10aのみが点灯する。
そして、ステップS12において、L<0.9m、即ち残量
糸長が0になると、ステップS13に進み、モータ5は停
止処理される。なお、停止後は再び元の設定巻取速度に
戻るようになっている。
上述のように竿先停止に際し、残量糸長が所定の長さ
(例えば6m)になると、モータ5の速度を設定速度か
ら、ROM62に格納された設定糸長データを基準にして段
階的に減速するから、設定速度(例えば1m/s)で巻き上
げられている時、竿先部30は第5図(a)のように大き
く撓んでいても、モータ速度が減速されるに伴い竿先部
30にかかる負荷が減少するので、その撓み量は第5図
(b)のように小さくなり、そして釣糸24の巻取終端に
達する段階では、第5図(c)に示すようにほとんど撓
みがなくなる。このため、従来のような竿先部30の跳ね
上がりがなくなり、魚をばらしたり、仕掛け又は釣糸が
竿先にからみついたりするのを防止できる。
なお、巻上げ速度検出は上記実施例の糸巻付けローラ
以外に釣糸着面の圧接ローラ式やスプール回転数検出で
も良い。更に、竿先停止時のモータの減速制御は、上記
実施例の方式に限定されるものではなく、また、モータ
はスプール内に収容して構成しても良い。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、電動モータによる巻
上げ動作時、釣糸の巻取終端より手前の所望の水深位置
からモータの速度を徐々に段階的に減速して巻取終端で
停止させるように制御して竿先部の跳ね上がりを防止す
るように構成したものであるから、釣糸の巻上に伴い仕
掛けが竿先下5mに達すると高速から低速に切り換える従
来の魚釣用電動リールに比して仕掛けを水面まで引き上
げる巻取時間を短くできると共に、巻取時の魚のばらし
を防止できる。また、上述の従来の魚釣用電動リールに
比して仕掛けを水面まで引き上げる巻取時間を短くした
にもかかわらず、竿先部にかかる巻上げ抵抗力が低下
し、竿先部の反動を大幅に減少できると共に、竿先停止
点において魚をばらしたり、仕掛け及び釣糸が竿先にか
らみつくのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る魚釣用電動リールの一例を示す制
御回路図である。 第2図はこの制御方式を備えた電動リールの外観図であ
る。 第3図は本実施例における糸速度検出機構の一例を示す
要部の断面図である。 第4図は本実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。 第5図(a)〜(c)は本実施例における竿先の動作説
明図である。 第6図(a)及び(b)は従来の魚釣用電動リールにお
ける竿先の動作説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1……リール本体 2……スプール 4……モータケース 5……直流モータ 6……制御回路 7……操作パネル 9……モータオン/オフ用スイッチ 10……表示器 11……糸速度検出器 12……A−D変換器 13……表示器駆動回路 14……ゲートパルス発生回路 15……チョッパ回路 15a……スイッチング素子 16……直流電源 24……釣糸 61……CPU 62……ROM 63……RAM 64……アップ/ダウンカウンタ 65……入力装置 66……出力装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体に回転可能に支持されたスプー
    ルと、 リール本体又はスプールに装着され前記スプールを回転
    して釣糸を巻き上げる直流モータと、 前記スプールもしくは釣糸の速度を検出する検出手段
    と、 この検出手段から出力されるパルス信号をアップ及びダ
    ウンカウントするアップ/ダウンカウンタと、 巻取終端より手前の所定水深位置にモータ減速開始のた
    めの設定糸長及び複数の巻取設定速度を格納する記憶手
    段と、 前記アップ/ダウンカウンタの計数値を基に繰出及び巻
    取糸長を演算する手段と、 釣糸の巻取り時前記演算手段で演算された繰出糸長から
    巻取糸長を差し引いた残量糸長と前記記憶手段の設定糸
    長とを順次比較しながら前記直流モータの速度を巻取終
    端に向けて徐々に段階的に減速制御する手段と を備え、竿先部の跳ね上がりを防止するように構成した ことを特徴とする魚釣用電動リール。
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