JPH0887670A - 自動販売機の商品払出し装置 - Google Patents
自動販売機の商品払出し装置Info
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- JPH0887670A JPH0887670A JP22365394A JP22365394A JPH0887670A JP H0887670 A JPH0887670 A JP H0887670A JP 22365394 A JP22365394 A JP 22365394A JP 22365394 A JP22365394 A JP 22365394A JP H0887670 A JPH0887670 A JP H0887670A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pusher
- drive motor
- storage frame
- frame
- product
- Prior art date
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- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F11/00—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles
- G07F11/02—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
- G07F11/04—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which magazines the articles are stored one vertically above the other
- G07F11/16—Delivery means
- G07F11/24—Rotary or oscillatory members
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F11/00—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles
- G07F11/02—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
- G07F11/38—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which the magazines are horizontal
- G07F11/42—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which the magazines are horizontal the articles being delivered by motor-driven means
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動源としての駆動モータの個数を半減で
き、駆動モータ回りの電気的な接続構成を簡単にできる
自動販売機の商品払出し装置を提供する。 【構成】 商品払出し装置は、隣接するたばこの収納枠
と組をなし、その収納枠の枠底を構成する一対のボトム
ケーシング24と、これらボトムケーシング24内に設
けられ、その往復動により収納枠からたばこを払い出す
プッシャ68と、これらプッシャ68を往復動させる一
対のスパイラルシャフト38と、これらスパイラルシャ
フト38に共通の駆動モータ40と、駆動モータ40の
動力を一対のスパイラルシャフト38の一方に伝達する
ギヤ列44と備えている。
き、駆動モータ回りの電気的な接続構成を簡単にできる
自動販売機の商品払出し装置を提供する。 【構成】 商品払出し装置は、隣接するたばこの収納枠
と組をなし、その収納枠の枠底を構成する一対のボトム
ケーシング24と、これらボトムケーシング24内に設
けられ、その往復動により収納枠からたばこを払い出す
プッシャ68と、これらプッシャ68を往復動させる一
対のスパイラルシャフト38と、これらスパイラルシャ
フト38に共通の駆動モータ40と、駆動モータ40の
動力を一対のスパイラルシャフト38の一方に伝達する
ギヤ列44と備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商品の自動販売機に
係わり、特に商品の払出しに要する駆動系を改善した自
動販売機の商品払出し装置に関する。
係わり、特に商品の払出しに要する駆動系を改善した自
動販売機の商品払出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たばこの自動販売機は、その一例が例え
ば実公平4−54542号公報に開示されている。この
公知の自動販売機は、その内部に複数の商品収納枠(商
品コラム)を備えており、各商品収納枠内には商品とし
てのたばこを前後2列に積み重ねて収納可能となってい
る。各商品収納枠の下側には商品搬出ユニット(商品送
出装置)が配置されており、この商品搬出ユニットは、
その商品収納枠の枠底を構成するボトムケーシング(基
板)と、このボトムケーシング上、即ち、前記枠底上を
往復動可能なプッシャ(押出し部材)とを備えている。
商品搬出ユニットは、販売指令を受け取る毎にプッシャ
を往動又は復動させて、一方の商品列の最下位にあるた
ばこを押出し、その押し出したたばこを商品収納枠の前
後から交互に払出し可能となっている。
ば実公平4−54542号公報に開示されている。この
公知の自動販売機は、その内部に複数の商品収納枠(商
品コラム)を備えており、各商品収納枠内には商品とし
てのたばこを前後2列に積み重ねて収納可能となってい
る。各商品収納枠の下側には商品搬出ユニット(商品送
出装置)が配置されており、この商品搬出ユニットは、
その商品収納枠の枠底を構成するボトムケーシング(基
板)と、このボトムケーシング上、即ち、前記枠底上を
往復動可能なプッシャ(押出し部材)とを備えている。
商品搬出ユニットは、販売指令を受け取る毎にプッシャ
を往動又は復動させて、一方の商品列の最下位にあるた
ばこを押出し、その押し出したたばこを商品収納枠の前
後から交互に払出し可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した公
知の自動販売機の各商品搬出ユニットは、その駆動源と
して、プッシャを往復動させるための駆動モータを個々
に必要とする。このため、商品搬出ユニットの数が増加
するに連れて、駆動モータの個数も必然的に増加するこ
とは勿論のこと、これら駆動モータと制御基板とを接続
する配線の数も増加するので、これら配線の接続に手間
が掛かり、また、配線の引き回しも容易ではない。しか
も、近年にあっては消費者の嗜好の多様化に伴い、たば
この銘柄数が増加しているので、自動販売機内の商品収
納枠の数も増加傾向にあり、上述の不具合は益々増大す
る。
知の自動販売機の各商品搬出ユニットは、その駆動源と
して、プッシャを往復動させるための駆動モータを個々
に必要とする。このため、商品搬出ユニットの数が増加
するに連れて、駆動モータの個数も必然的に増加するこ
とは勿論のこと、これら駆動モータと制御基板とを接続
する配線の数も増加するので、これら配線の接続に手間
が掛かり、また、配線の引き回しも容易ではない。しか
も、近年にあっては消費者の嗜好の多様化に伴い、たば
この銘柄数が増加しているので、自動販売機内の商品収
納枠の数も増加傾向にあり、上述の不具合は益々増大す
る。
【0004】この発明は上述した事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、第1に商品搬出ユ
ニットの個数全体でみて、それらの駆動モータの個数を
低減でき、第2には自動販売機の小形化に好適し、第3
には低減した駆動モータにより各商品搬出ユニットを効
率良く作動させことができる自動販売機の商品払出し装
置を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、第1に商品搬出ユ
ニットの個数全体でみて、それらの駆動モータの個数を
低減でき、第2には自動販売機の小形化に好適し、第3
には低減した駆動モータにより各商品搬出ユニットを効
率良く作動させことができる自動販売機の商品払出し装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、この
発明の請求項1の商品払出し装置によって達成され、こ
の商品払出し装置は、隣接する第1及び第2商品収納枠
の第1及び第2プッシャのうち、その対応するプッシャ
を商品収納枠のボトム部材、即ち、その枠底から突出さ
せた状態で、その後方から前面に向けてプッシャを往動
させて最下位の商品を商品収納枠から押し出させ、一
方、そのプッシャを没入させた状態で、商品収納枠の前
面側から後方に向けて復動させる第1及び第2プッシャ
往復動手段と、第1及び第2プッシャ往復動手段の一方
に、共用の駆動モータからの動力を選択的に供給する駆
動手段とを備えている。
発明の請求項1の商品払出し装置によって達成され、こ
の商品払出し装置は、隣接する第1及び第2商品収納枠
の第1及び第2プッシャのうち、その対応するプッシャ
を商品収納枠のボトム部材、即ち、その枠底から突出さ
せた状態で、その後方から前面に向けてプッシャを往動
させて最下位の商品を商品収納枠から押し出させ、一
方、そのプッシャを没入させた状態で、商品収納枠の前
面側から後方に向けて復動させる第1及び第2プッシャ
往復動手段と、第1及び第2プッシャ往復動手段の一方
に、共用の駆動モータからの動力を選択的に供給する駆
動手段とを備えている。
【0006】上記第2の目的は、この発明の請求項2の
商品払出し装置によって達成され、この商品払出し装置
は、そのボトム部材が水平方向に間隔を存して隣接し、
それらの上面によって第1及び第2商品収納枠の枠底を
形成する第1及び第2ボトムケーシングを有しており、
そして、これらボトムケーシング間に駆動モータを配置
している。
商品払出し装置によって達成され、この商品払出し装置
は、そのボトム部材が水平方向に間隔を存して隣接し、
それらの上面によって第1及び第2商品収納枠の枠底を
形成する第1及び第2ボトムケーシングを有しており、
そして、これらボトムケーシング間に駆動モータを配置
している。
【0007】上記第3の目的は、この発明の請求項3の
商品払出し装置によって達成され、この商品払出し装置
の第1及び第2プッシャ往復動手段は、そのボトムケー
シング内を延びる第1及び第2の螺旋溝付きシャフトを
それぞれ備えており、第1の螺旋溝付きシャフトは、一
方向のみに回転されて第1プッシャを往復動させ、第2
の螺旋溝付きシャフトは、他方向のみに回転されて第2
プッシャを往復動させる。そして、その駆動手段は、駆
動モータから第1及び第2の螺旋溝付きシャフトに向け
て延び、駆動モータの動力を伝達する動力伝達経路と、
この動力伝達経路と第1及び第2の螺旋溝付きシャフト
との間にそれぞれ介挿された第1及び第2の一方向クラ
ッチとを備えており、これら一方向クラッチのうち、第
1の一方向クラッチは駆動モータが一方向に回転された
ときのみに動力伝達経路から第1の螺旋溝付きシャフト
に動力を伝達し、第2の一方向クラッチは駆動モータが
他方向に回転されたときのみに動力伝達経路から第2の
螺旋溝付きシャフトに動力を伝達可能となっている。
商品払出し装置によって達成され、この商品払出し装置
の第1及び第2プッシャ往復動手段は、そのボトムケー
シング内を延びる第1及び第2の螺旋溝付きシャフトを
それぞれ備えており、第1の螺旋溝付きシャフトは、一
方向のみに回転されて第1プッシャを往復動させ、第2
の螺旋溝付きシャフトは、他方向のみに回転されて第2
プッシャを往復動させる。そして、その駆動手段は、駆
動モータから第1及び第2の螺旋溝付きシャフトに向け
て延び、駆動モータの動力を伝達する動力伝達経路と、
この動力伝達経路と第1及び第2の螺旋溝付きシャフト
との間にそれぞれ介挿された第1及び第2の一方向クラ
ッチとを備えており、これら一方向クラッチのうち、第
1の一方向クラッチは駆動モータが一方向に回転された
ときのみに動力伝達経路から第1の螺旋溝付きシャフト
に動力を伝達し、第2の一方向クラッチは駆動モータが
他方向に回転されたときのみに動力伝達経路から第2の
螺旋溝付きシャフトに動力を伝達可能となっている。
【0008】
【作用】請求項1の商品払出し装置によれば、駆動手段
の駆動モータが回転されると、その動力が第1及び第2
プッシャ往復動手段の一方に伝達され、その動力を受け
たプッシャ往復動手段は対応するプッシャを往復動させ
て、商品収納枠内の最下位にある商品を押し出し、その
商品収納枠から払い出す。
の駆動モータが回転されると、その動力が第1及び第2
プッシャ往復動手段の一方に伝達され、その動力を受け
たプッシャ往復動手段は対応するプッシャを往復動させ
て、商品収納枠内の最下位にある商品を押し出し、その
商品収納枠から払い出す。
【0009】請求項2の商品払出し装置によれば、第1
及び第2ボトムケーシング間に配置された駆動モータ
は、第1及び第2プッシャ往復動手段の双方に短い動力
伝達経路を介して動力を伝達し、また、駆動モータの配
置に際し、ボトムケーシングは上下方向及び長手方向に
短くなる。請求項3の商品払出し装置によれば、駆動モ
ータが一方向に回転されると、その動力は動力伝達経路
から第1の一方向クラッチを介して第1の螺旋溝付きシ
ャフトに伝達されて、この第1の螺旋溝付きシャフトを
回転させ、この回転に伴い、商品の払出しのために第1
プッシャが移動する。逆に、駆動モータが他方向に回転
されると、その動力は動力伝達経路から第2の一方向ク
ラッチを介して第2の螺旋溝付きシャフトに伝達され
て、この第2の螺旋溝付きシャフトを回転させ、この回
転に伴い、商品の払出しのために第2プッシャが移動す
る。
及び第2ボトムケーシング間に配置された駆動モータ
は、第1及び第2プッシャ往復動手段の双方に短い動力
伝達経路を介して動力を伝達し、また、駆動モータの配
置に際し、ボトムケーシングは上下方向及び長手方向に
短くなる。請求項3の商品払出し装置によれば、駆動モ
ータが一方向に回転されると、その動力は動力伝達経路
から第1の一方向クラッチを介して第1の螺旋溝付きシ
ャフトに伝達されて、この第1の螺旋溝付きシャフトを
回転させ、この回転に伴い、商品の払出しのために第1
プッシャが移動する。逆に、駆動モータが他方向に回転
されると、その動力は動力伝達経路から第2の一方向ク
ラッチを介して第2の螺旋溝付きシャフトに伝達され
て、この第2の螺旋溝付きシャフトを回転させ、この回
転に伴い、商品の払出しのために第2プッシャが移動す
る。
【0010】
【実施例】図1を参照すると、たばこの自動販売機がそ
の前面のドア2を開いた状態で示されている。ドア2
は、自動販売機の機体4に上下一対のヒンジ6を介して
水平方向に回動可能に取付けられている。機体4内には
たばこの収納枠列が上下に組み込まれており、これらの
うち、その中央の収納枠列8の外観のみが概略的に示さ
れ、他の収納枠列10はその外郭のみを1点鎖線で示し
てある。
の前面のドア2を開いた状態で示されている。ドア2
は、自動販売機の機体4に上下一対のヒンジ6を介して
水平方向に回動可能に取付けられている。機体4内には
たばこの収納枠列が上下に組み込まれており、これらの
うち、その中央の収納枠列8の外観のみが概略的に示さ
れ、他の収納枠列10はその外郭のみを1点鎖線で示し
てある。
【0011】収納枠列8は、複数の収納枠を水平方向に
隣接して構成したもので、その直下には、たばこの払出
し装置12が配置されている。この払出し装置12は、
その上面にて収納枠列8の個々の収納枠の枠底を構成
し、これにより、個々の収納枠内には、たばこを1列又
は前後2列に積み重ねて収納可能となっている。個々の
収納枠の前面はその下部を残して開口されており、その
前面開口にはガイドロッド14がそれぞれ配置されてい
る。各ガイドロッド14はその収納枠の前面開口の中央
を上下方向に延び、その上下端部は一旦水平に屈曲され
た後、回動自在に支持されている。従って、ガイドロッ
ド14を回動させれば、その収納枠の前面開口を大きく
開くことができ、この状態で、収納枠内へのたばこの収
納、または、その補充を行うことができる。
隣接して構成したもので、その直下には、たばこの払出
し装置12が配置されている。この払出し装置12は、
その上面にて収納枠列8の個々の収納枠の枠底を構成
し、これにより、個々の収納枠内には、たばこを1列又
は前後2列に積み重ねて収納可能となっている。個々の
収納枠の前面はその下部を残して開口されており、その
前面開口にはガイドロッド14がそれぞれ配置されてい
る。各ガイドロッド14はその収納枠の前面開口の中央
を上下方向に延び、その上下端部は一旦水平に屈曲され
た後、回動自在に支持されている。従って、ガイドロッ
ド14を回動させれば、その収納枠の前面開口を大きく
開くことができ、この状態で、収納枠内へのたばこの収
納、または、その補充を行うことができる。
【0012】払出し装置12は、収納枠列8の選択され
た収納枠内のたばこを後述するようにして、その前面側
から払出し、その払い出されたたばこは、ドア2の裏面
に取り付けたシュート16を介して自動販売機のたばこ
の取り出し口(図示しない)まで導かれるようになって
いる。なお、他の収納枠列10の直下にも、たばこの払
出し装置18が同様にして配置されており、これら払出
し装置18により払い出されたたばこは、同じくドア2
の裏面に取付けられたシュート20を介して、その取り
出し口まで導かれる。
た収納枠内のたばこを後述するようにして、その前面側
から払出し、その払い出されたたばこは、ドア2の裏面
に取り付けたシュート16を介して自動販売機のたばこ
の取り出し口(図示しない)まで導かれるようになって
いる。なお、他の収納枠列10の直下にも、たばこの払
出し装置18が同様にして配置されており、これら払出
し装置18により払い出されたたばこは、同じくドア2
の裏面に取付けられたシュート20を介して、その取り
出し口まで導かれる。
【0013】図2にその一部が詳細に示されているよう
に、前述した払出し装置12は、プレート状をなしたベ
ース22を備えており、このベース22は水平方向に延
びている。ベース22上には、収納枠列8の個々の収納
枠と組をなすボトムケーシング24が形作られており、
これらボトムケーシング24は対応する収納枠の直下に
それぞれ位置付けられ、収納枠列8に沿い互いに所定の
間隔を存して離間している。
に、前述した払出し装置12は、プレート状をなしたベ
ース22を備えており、このベース22は水平方向に延
びている。ベース22上には、収納枠列8の個々の収納
枠と組をなすボトムケーシング24が形作られており、
これらボトムケーシング24は対応する収納枠の直下に
それぞれ位置付けられ、収納枠列8に沿い互いに所定の
間隔を存して離間している。
【0014】ボトムケーシング24はベース24から立
設された一対のサイドプレート26を有しており、これ
らサイドプレート26は収納枠の前後方向に互いに平行
に延び、その幅方向に離間している。一対のサイドプレ
ート26の上面は収納枠の枠底を構成し、その前部は下
方に向けて傾斜したスロープ28となっている。各サイ
ドプレート26の前端はフロントプレート30に連結さ
れており、このフロントプレート30はベース22の前
端縁から立設され、収納枠列8に沿って延びている。
設された一対のサイドプレート26を有しており、これ
らサイドプレート26は収納枠の前後方向に互いに平行
に延び、その幅方向に離間している。一対のサイドプレ
ート26の上面は収納枠の枠底を構成し、その前部は下
方に向けて傾斜したスロープ28となっている。各サイ
ドプレート26の前端はフロントプレート30に連結さ
れており、このフロントプレート30はベース22の前
端縁から立設され、収納枠列8に沿って延びている。
【0015】一方、ベース22の後端縁からは、フロン
トプレート30と平行にしてリアプレート32が立設さ
れており、このリアプレート32には、一対のサイドプ
レート26のうちの一方が連結されている。より詳しく
は、隣接する収納枠8a,8b、即ち、隣接する一対の
ボトムケーシング24でみて、その外側のサイドプレー
ト26のみがリアプレート32まで延びており、その内
側のサイドプレート26は、リアプレート32との間に
所定の間隔を存して終端となっている。そして、内側の
サイドプレート26の後端は区画壁34にそれぞれ連結
されており、この区画壁34は、リアプレート32と平
行に延び、その両端は外側のサイドプレート26に連結
されている。従って、一対の外側のサイドプレート2
6、リアプレート32及び区画壁34は、ギヤ室36を
形成している。
トプレート30と平行にしてリアプレート32が立設さ
れており、このリアプレート32には、一対のサイドプ
レート26のうちの一方が連結されている。より詳しく
は、隣接する収納枠8a,8b、即ち、隣接する一対の
ボトムケーシング24でみて、その外側のサイドプレー
ト26のみがリアプレート32まで延びており、その内
側のサイドプレート26は、リアプレート32との間に
所定の間隔を存して終端となっている。そして、内側の
サイドプレート26の後端は区画壁34にそれぞれ連結
されており、この区画壁34は、リアプレート32と平
行に延び、その両端は外側のサイドプレート26に連結
されている。従って、一対の外側のサイドプレート2
6、リアプレート32及び区画壁34は、ギヤ室36を
形成している。
【0016】収納枠列8の個々の収納枠、つまり、収納
枠8a,8bは上下に延びる側板により互いに水平方向
に隣接して区画され、これら側板は図2中、2点鎖線で
示されている。なお、隣接する収納枠8を区画する側壁
は、ボトムケーシング24間に位置しており、これらボ
トムケーシング24間は、収納枠列8が占める配置スペ
ースでみて、デッドスペースとなっている。
枠8a,8bは上下に延びる側板により互いに水平方向
に隣接して区画され、これら側板は図2中、2点鎖線で
示されている。なお、隣接する収納枠8を区画する側壁
は、ボトムケーシング24間に位置しており、これらボ
トムケーシング24間は、収納枠列8が占める配置スペ
ースでみて、デッドスペースとなっている。
【0017】各ボトムケーシング24内には、螺旋溝付
きシャフト、いわゆるスパイラルシャフト38が配置さ
れており、このスパイラルシャフト38は、その一対の
サイドプレート26間の中央をサイドプレート26と平
行にして水平に延び、その両端は前述したフロントプレ
ート30及び区画壁34に回転自在に支持されている。
きシャフト、いわゆるスパイラルシャフト38が配置さ
れており、このスパイラルシャフト38は、その一対の
サイドプレート26間の中央をサイドプレート26と平
行にして水平に延び、その両端は前述したフロントプレ
ート30及び区画壁34に回転自在に支持されている。
【0018】各スパイラルシャフト38の一端は、区画
壁34を貫通して前述したギヤ室36内に突出し、この
ギヤ室36内に配置された一方向クラッチ及びギヤ列を
介して、正逆回転可能な駆動モータ40に接続されてい
る。駆動モータ40は、隣接するボトムケーシング24
間に配置されており、その出力軸42は区画壁34を回
転自在に貫通してギヤ室36内に突出している。
壁34を貫通して前述したギヤ室36内に突出し、この
ギヤ室36内に配置された一方向クラッチ及びギヤ列を
介して、正逆回転可能な駆動モータ40に接続されてい
る。駆動モータ40は、隣接するボトムケーシング24
間に配置されており、その出力軸42は区画壁34を回
転自在に貫通してギヤ室36内に突出している。
【0019】図3に示されているように前記ギヤ列44
は、出力軸42の先端に取付けられたピニオン46を有
し、このピニオン46から両スパイラルシャフト38に
向けて延び、そして、一方向クラッチ48,50を介し
て対応するスパイラルシャフト38に接続されている。
ギヤ列44はそのピニオン46を中心に左右対称な構成
となっており、ここでは、ピニオン46と一方のスパイ
ラルシャフト38との間を接続するギヤ列44の片側部
分について説明する。
は、出力軸42の先端に取付けられたピニオン46を有
し、このピニオン46から両スパイラルシャフト38に
向けて延び、そして、一方向クラッチ48,50を介し
て対応するスパイラルシャフト38に接続されている。
ギヤ列44はそのピニオン46を中心に左右対称な構成
となっており、ここでは、ピニオン46と一方のスパイ
ラルシャフト38との間を接続するギヤ列44の片側部
分について説明する。
【0020】ギヤ室36内には、スパイラルシャフト3
8と同軸上に位置したエンドギヤ52が配置されてお
り、このエンドギヤ52のギヤ軸は、その一端がリアプ
レート32に回転自在に支持され、その他端は前記一方
向クラッチ48を介してスパイラルギヤ38の一端に接
続されている。エンドギヤ52とピニオン46との間に
は2個の中間ギヤ、即ち、大小のギヤを有する2段ギヤ
54,56が配置されており、これら2段ギヤ54,5
6のギヤ軸はそれらの両端が区画壁34及びリアプレー
ト32に回転自在に支持されている。図4を参照すれば
より明らかなように、2段ギヤ54の小径ギヤはエンド
ギヤ52に噛合されており、その大径ギヤが2段ギヤ5
6の小径ギヤに噛合されている。そして、2段ギヤ56
の大径ギヤが出力軸42のピニオン46に噛合されてい
る。従って、上述のギヤ列44によれば、駆動モータ4
0が正方向に回転されると、その両端のエンドギヤ52
は逆向きに回転され、これに対し、駆動モータ40が逆
方向に回転されると、両エンドギヤ52は正方向に回転
される。
8と同軸上に位置したエンドギヤ52が配置されてお
り、このエンドギヤ52のギヤ軸は、その一端がリアプ
レート32に回転自在に支持され、その他端は前記一方
向クラッチ48を介してスパイラルギヤ38の一端に接
続されている。エンドギヤ52とピニオン46との間に
は2個の中間ギヤ、即ち、大小のギヤを有する2段ギヤ
54,56が配置されており、これら2段ギヤ54,5
6のギヤ軸はそれらの両端が区画壁34及びリアプレー
ト32に回転自在に支持されている。図4を参照すれば
より明らかなように、2段ギヤ54の小径ギヤはエンド
ギヤ52に噛合されており、その大径ギヤが2段ギヤ5
6の小径ギヤに噛合されている。そして、2段ギヤ56
の大径ギヤが出力軸42のピニオン46に噛合されてい
る。従って、上述のギヤ列44によれば、駆動モータ4
0が正方向に回転されると、その両端のエンドギヤ52
は逆向きに回転され、これに対し、駆動モータ40が逆
方向に回転されると、両エンドギヤ52は正方向に回転
される。
【0021】一方向クラッチ48,50は、駆動側のク
ラッチ面が一方向に回転されるときのみ、駆動側及び従
動側のクラッチ面が互いに噛み合い、駆動側のクラッチ
面が他方向に回転されるときには、駆動側のクラッチ面
が従動側のクラッチ面に摺接しながら回転するものであ
って、具体的には、一方向クラッチ48は、そのエンド
ギヤ52が正方向に回転されるときのみ、エンドギヤ5
2の回転力を対応するスパイラルシャフト38に伝達
し、これに対し、一方向クラッチ50は、そのエンドギ
ヤ52が逆方向に回転されるときのみ、エンドギヤ52
の回転力を対応するスパイラルシャフト38に伝達可能
となっている。従って、駆動モータ40が一方に回転さ
れると、隣接するボトムケーシング24のうち、一方の
ボトムケーシング24内のスパイラルシャフト38のみ
が回転されることになる。なお、図示されていないけれ
ども、一方向クラッチ48,50には、その駆動側及び
従動側のクラッチ面を所定の押圧力でもって互いに押圧
するための押圧ばねが内蔵されている。
ラッチ面が一方向に回転されるときのみ、駆動側及び従
動側のクラッチ面が互いに噛み合い、駆動側のクラッチ
面が他方向に回転されるときには、駆動側のクラッチ面
が従動側のクラッチ面に摺接しながら回転するものであ
って、具体的には、一方向クラッチ48は、そのエンド
ギヤ52が正方向に回転されるときのみ、エンドギヤ5
2の回転力を対応するスパイラルシャフト38に伝達
し、これに対し、一方向クラッチ50は、そのエンドギ
ヤ52が逆方向に回転されるときのみ、エンドギヤ52
の回転力を対応するスパイラルシャフト38に伝達可能
となっている。従って、駆動モータ40が一方に回転さ
れると、隣接するボトムケーシング24のうち、一方の
ボトムケーシング24内のスパイラルシャフト38のみ
が回転されることになる。なお、図示されていないけれ
ども、一方向クラッチ48,50には、その駆動側及び
従動側のクラッチ面を所定の押圧力でもって互いに押圧
するための押圧ばねが内蔵されている。
【0022】各スパイラルシャフト38において、その
ボトムケーシング24内に位置する部分の外周面には螺
旋溝58が形成されており、その一部が図3に示されて
いる。螺旋溝58はそのスパイラルシャフト38の一端
側の部位から他端部に向けて延びた後、その他端部から
戻ってくるような無端状となっており、それ故、スパイ
ラルシャフト38の外周面上において、往路側の螺旋溝
と復路側の螺旋溝とは互いに交差することになる。
ボトムケーシング24内に位置する部分の外周面には螺
旋溝58が形成されており、その一部が図3に示されて
いる。螺旋溝58はそのスパイラルシャフト38の一端
側の部位から他端部に向けて延びた後、その他端部から
戻ってくるような無端状となっており、それ故、スパイ
ラルシャフト38の外周面上において、往路側の螺旋溝
と復路側の螺旋溝とは互いに交差することになる。
【0023】各スパイラルシャフト38には、プッシャ
ユニット60がそれぞれ取付けられており、以下に、こ
のプッシャユニット60に関して説明する。このプッシ
ャユニット60は、図5及び図6に示すようなシャトル
部材62を備えており、このシャトル部材62はスパイ
ラルシャフト38の螺旋溝58に噛み合うようにして、
そのスパイラルシャフト38に取付けられている。シャ
トル部材62の一側面からは回り止めピン64が突出さ
れており、一方、回り止めピン64は、ボトムケーシン
グ24の溝66に摺動自在にして嵌合されている。この
溝66は、ボトムケーシング24における一方のサイド
プレート26の内面に形成され、スパイラルシャフト3
8と平行に延びている。従って、シャトル部材62は回
り止めピン64及び溝66により、スパイラルシャフト
38回りの回転が阻止された状態にあり、スパイラルシ
ャフト38が回転されると、スパイラルシャフト38上
を移動でき、また、その螺旋溝58が上述した無端状を
なしていることから、シャトル部材62は、スパイラル
シャフト38の回転に伴い、ボトムケーシング24の前
後方向に往復動することができる。
ユニット60がそれぞれ取付けられており、以下に、こ
のプッシャユニット60に関して説明する。このプッシ
ャユニット60は、図5及び図6に示すようなシャトル
部材62を備えており、このシャトル部材62はスパイ
ラルシャフト38の螺旋溝58に噛み合うようにして、
そのスパイラルシャフト38に取付けられている。シャ
トル部材62の一側面からは回り止めピン64が突出さ
れており、一方、回り止めピン64は、ボトムケーシン
グ24の溝66に摺動自在にして嵌合されている。この
溝66は、ボトムケーシング24における一方のサイド
プレート26の内面に形成され、スパイラルシャフト3
8と平行に延びている。従って、シャトル部材62は回
り止めピン64及び溝66により、スパイラルシャフト
38回りの回転が阻止された状態にあり、スパイラルシ
ャフト38が回転されると、スパイラルシャフト38上
を移動でき、また、その螺旋溝58が上述した無端状を
なしていることから、シャトル部材62は、スパイラル
シャフト38の回転に伴い、ボトムケーシング24の前
後方向に往復動することができる。
【0024】シャトル部材62の上方には、プッシャ6
8が配置されている。図5でみて、プッシャ68はボト
ムケーシング24の前方に向けて三角形状をなし、その
基部からは斜め後方に向けて屈曲したテール部70が延
長されている。プッシャ68の基部にはその両端面から
一対のガイドピン72が突出されており、これらガイド
ピン72の先端は、ボトムケーシング24の一対のガイ
ド溝74に摺動自在に嵌合されている。これらガイド溝
74は、ボトムケーシング24の一対のサイドプレート
26の内面にそれぞれ形成されている。更に、一対のサ
イドプレート26とプッシャ68との間には、各ガイド
ピン72を囲むようにして圧縮コイルばね76が取付け
られており、これら圧縮コイルばね76はプッシャ68
を中立位置に常時押圧付勢している。
8が配置されている。図5でみて、プッシャ68はボト
ムケーシング24の前方に向けて三角形状をなし、その
基部からは斜め後方に向けて屈曲したテール部70が延
長されている。プッシャ68の基部にはその両端面から
一対のガイドピン72が突出されており、これらガイド
ピン72の先端は、ボトムケーシング24の一対のガイ
ド溝74に摺動自在に嵌合されている。これらガイド溝
74は、ボトムケーシング24の一対のサイドプレート
26の内面にそれぞれ形成されている。更に、一対のサ
イドプレート26とプッシャ68との間には、各ガイド
ピン72を囲むようにして圧縮コイルばね76が取付け
られており、これら圧縮コイルばね76はプッシャ68
を中立位置に常時押圧付勢している。
【0025】一方、シャトル部材62からは、プッシャ
68のテール部70を両側から挟むようにして一対のブ
ラケット78が突出されており、これらブラケット78
間にはプッシャ68のテール部70を貫通して、プルロ
ッド80が架け渡されている。図5から明らかなように
プッシャ68のテール部70には、プルロッド80を貫
通させるための長孔82が形成されており、この長孔8
2はテール部70の先端部から前記ガイドピン72に向
けて延びている。
68のテール部70を両側から挟むようにして一対のブ
ラケット78が突出されており、これらブラケット78
間にはプッシャ68のテール部70を貫通して、プルロ
ッド80が架け渡されている。図5から明らかなように
プッシャ68のテール部70には、プルロッド80を貫
通させるための長孔82が形成されており、この長孔8
2はテール部70の先端部から前記ガイドピン72に向
けて延びている。
【0026】今、プッシャ68が図5中実線で示す状態
にあるとき、プッシャ68はその全体がボトムケーシン
グ24内に没入している。この状態から、前述したよう
にスパイラルシャフト38の回転に伴い、シャトル部材
62が図5中矢印で示す前方に移動すると、シャトル部
材62のプルロッド80は、プッシャ68のテール部7
0をその長孔82を介してボトムケーシング24の前方
に押し出すことから、プッシャ68は一対のガイドピン
72を中心として時計方向に回転し、その先端部が図5
中2点鎖線で示すように起立し、ボトムケーシング24
の上面、即ち、その収納枠の枠底から上方に突出する。
この後、シャトル部材62の前方への移動が継続される
と、プッシャ68は2点鎖線で示す起立状態に保持され
ながら、シャトル部材62のプルロッド80に引っ張ら
れ、ボトムケーシング24の前方に移動即ち往動する。
にあるとき、プッシャ68はその全体がボトムケーシン
グ24内に没入している。この状態から、前述したよう
にスパイラルシャフト38の回転に伴い、シャトル部材
62が図5中矢印で示す前方に移動すると、シャトル部
材62のプルロッド80は、プッシャ68のテール部7
0をその長孔82を介してボトムケーシング24の前方
に押し出すことから、プッシャ68は一対のガイドピン
72を中心として時計方向に回転し、その先端部が図5
中2点鎖線で示すように起立し、ボトムケーシング24
の上面、即ち、その収納枠の枠底から上方に突出する。
この後、シャトル部材62の前方への移動が継続される
と、プッシャ68は2点鎖線で示す起立状態に保持され
ながら、シャトル部材62のプルロッド80に引っ張ら
れ、ボトムケーシング24の前方に移動即ち往動する。
【0027】一方、プッシャ68が起立状態にあると
き、シャトル部材62が矢印とは反対方向に移動する
と、この場合、シャトル部材62のプルロッド80はプ
ッシャ68を反時計方向に回動させることから、プッシ
ャ68は図5中2点鎖線の起立状態から実線で示す倒伏
状態へと姿勢が変化し、その全体がボトムケーシング2
4内に没入する。この後、シャトル部材62の移動が継
続されると、プッシャ62はその倒伏姿勢を維持しつ
つ、シャトル部材62のプルロッド80に引っ張られて
ボトムケーシング24内を復動する。
き、シャトル部材62が矢印とは反対方向に移動する
と、この場合、シャトル部材62のプルロッド80はプ
ッシャ68を反時計方向に回動させることから、プッシ
ャ68は図5中2点鎖線の起立状態から実線で示す倒伏
状態へと姿勢が変化し、その全体がボトムケーシング2
4内に没入する。この後、シャトル部材62の移動が継
続されると、プッシャ62はその倒伏姿勢を維持しつ
つ、シャトル部材62のプルロッド80に引っ張られて
ボトムケーシング24内を復動する。
【0028】即ち、上述したプッシャ68は、ボトムケ
ーシング24内を往動するときには起立して、その先端
がボトムケーシング24から突出し、これに対し、復動
するときには倒伏し、ボトムケーシング24内に没入し
た状態にある。図6から明らかなようにシャトル部材6
2のプルロッド80はその一端が延長され、ボトムケー
シング24のガイド孔84を貫通して、その外側に突出
している。ガイド孔84は、ボトムケーシング24の他
方のサイドプレート26、つまり、前述した溝66を有
していないサイドプレート26に形成され、前記ガイド
溝74と平行に延びている。
ーシング24内を往動するときには起立して、その先端
がボトムケーシング24から突出し、これに対し、復動
するときには倒伏し、ボトムケーシング24内に没入し
た状態にある。図6から明らかなようにシャトル部材6
2のプルロッド80はその一端が延長され、ボトムケー
シング24のガイド孔84を貫通して、その外側に突出
している。ガイド孔84は、ボトムケーシング24の他
方のサイドプレート26、つまり、前述した溝66を有
していないサイドプレート26に形成され、前記ガイド
溝74と平行に延びている。
【0029】図2に示されているようにガイド孔84を
有するサイドプレート26の外側面には、ガイド孔84
の後半部を含むようにして凹所86が形成されている。
この凹所86はガイド孔84に沿って延び、その後端部
にリミットスイッチからなるリアスイッチ88が固定し
て取付けられている。このリアスイッチ88は、プルロ
ッド80の突出端によってオンオフ操作され、今、プッ
シャ68が図2に示す位置にあるとき、プルロッド80
はリアスイッチ88をオンに切換えている。
有するサイドプレート26の外側面には、ガイド孔84
の後半部を含むようにして凹所86が形成されている。
この凹所86はガイド孔84に沿って延び、その後端部
にリミットスイッチからなるリアスイッチ88が固定し
て取付けられている。このリアスイッチ88は、プルロ
ッド80の突出端によってオンオフ操作され、今、プッ
シャ68が図2に示す位置にあるとき、プルロッド80
はリアスイッチ88をオンに切換えている。
【0030】一方、凹所86の前部には、振子部材90
が回転自在に取付けられている。この振子部材90はそ
の上端が三角形状で、その下端部が半円形をなしてお
り、その上端はガイド孔84の領域に進入している。振
子部材90の近傍には、同じくリミットスイッチからな
るフロントスイッチ92が固定して取付けられており、
このフロントスイッチ92は、図2でみて振子部材90
が反時計方向に回転されたときのみ、振子部材90によ
ってオン操作される。
が回転自在に取付けられている。この振子部材90はそ
の上端が三角形状で、その下端部が半円形をなしてお
り、その上端はガイド孔84の領域に進入している。振
子部材90の近傍には、同じくリミットスイッチからな
るフロントスイッチ92が固定して取付けられており、
このフロントスイッチ92は、図2でみて振子部材90
が反時計方向に回転されたときのみ、振子部材90によ
ってオン操作される。
【0031】各ボトムケーシング24内には一対のリフ
トアーム94が備えられているが、図2には、手前側の
ボトムケーシング94の一対のリフトアーム94のみが
図示されている。一対のリフトアーム94は、ボトムケ
ーシング24の前端部から後方に向けて延び、それらの
基端は支持軸96を介して、その一対のサイドプレート
26に上下方向に回転自在に支持されている。即ち、支
持軸96は一対のサイドプレート26間に掛け渡されて
おり、各リフトアーム94の基端は支持軸96の両端部
に回転自在にして取付けられている。従って、一対のリ
フトアーム94は対応する側のサイドプレート26の内
側面に摺接するようにして延び、これらリフトアーム9
4間には、前述したプッシャ68の往復動を許容する上
での十分な間隔が確保されている。
トアーム94が備えられているが、図2には、手前側の
ボトムケーシング94の一対のリフトアーム94のみが
図示されている。一対のリフトアーム94は、ボトムケ
ーシング24の前端部から後方に向けて延び、それらの
基端は支持軸96を介して、その一対のサイドプレート
26に上下方向に回転自在に支持されている。即ち、支
持軸96は一対のサイドプレート26間に掛け渡されて
おり、各リフトアーム94の基端は支持軸96の両端部
に回転自在にして取付けられている。従って、一対のリ
フトアーム94は対応する側のサイドプレート26の内
側面に摺接するようにして延び、これらリフトアーム9
4間には、前述したプッシャ68の往復動を許容する上
での十分な間隔が確保されている。
【0032】各リフトアーム94は、支持軸96から上
方に立ち上がって略水平に延びた後、広角のV字形に折
曲された形状をなし、その先端は対応するサイドプレー
ト26の上面に掛止されている。即ち、図2に示されて
いるように一対のサイドプレート26の上面はその中央
領域が凹んだ凹み面98に形成され、この凹み面98に
各リフトアーム94の先端から突出した掛止片100が
掛止されている。また、各リフトアーム94の先端上面
には、摩擦パッド102がそれぞれ取付けられている。
方に立ち上がって略水平に延びた後、広角のV字形に折
曲された形状をなし、その先端は対応するサイドプレー
ト26の上面に掛止されている。即ち、図2に示されて
いるように一対のサイドプレート26の上面はその中央
領域が凹んだ凹み面98に形成され、この凹み面98に
各リフトアーム94の先端から突出した掛止片100が
掛止されている。また、各リフトアーム94の先端上面
には、摩擦パッド102がそれぞれ取付けられている。
【0033】図2に示す状態において、各リフトアーム
94のV字部は、その下方を向いた頂点が前述したプッ
シャ68のガイドピン72によりも下方に位置付けら
れ、その下面は、ガイドピン72と協働するカム面10
4として形成されている。次に、図7を参照すると、収
納枠8a内にたばこTが収納された状態で示されてお
り、これらたばこTは前後2列にして積み重ねられてい
る。より詳細には、前側たばこ列はボトムケーシング2
4の上面に積み重ねられているが、後側たばこ列は、ボ
トムケーシング24の上面と前述した一対のリフトアー
ム94における先端の摩擦パッド102上に前傾姿勢に
して積み重ねられている。
94のV字部は、その下方を向いた頂点が前述したプッ
シャ68のガイドピン72によりも下方に位置付けら
れ、その下面は、ガイドピン72と協働するカム面10
4として形成されている。次に、図7を参照すると、収
納枠8a内にたばこTが収納された状態で示されてお
り、これらたばこTは前後2列にして積み重ねられてい
る。より詳細には、前側たばこ列はボトムケーシング2
4の上面に積み重ねられているが、後側たばこ列は、ボ
トムケーシング24の上面と前述した一対のリフトアー
ム94における先端の摩擦パッド102上に前傾姿勢に
して積み重ねられている。
【0034】図7には、図2では省略してある収納枠8
aのフロント及びリアガイドプレート106,108が
示されており、フロントガイドプレート106の下端と
ボトムケーシング24の上面との間には、たばこ1個を
通過させる排出口が形成されており、一方、リアガイド
プレート108とボトムケーシング24の上面との間に
は、前述したプッシャ68が起立してボトムケーシング
24の上面から突出したとき、そのプッシャ68を通過
可能とするリア開口が確保されている。
aのフロント及びリアガイドプレート106,108が
示されており、フロントガイドプレート106の下端と
ボトムケーシング24の上面との間には、たばこ1個を
通過させる排出口が形成されており、一方、リアガイド
プレート108とボトムケーシング24の上面との間に
は、前述したプッシャ68が起立してボトムケーシング
24の上面から突出したとき、そのプッシャ68を通過
可能とするリア開口が確保されている。
【0035】図7の状態にあるとき、収納枠8aと組を
なすボトムケーシング24内のプッシャ68はそのボト
ムケーシング24内において、収納枠8aのリアガイド
プレートの108の後方で且つ倒伏しており、そのプル
ロッド80の突出端はリアスイッチ88をオン操作して
いる。このような図7の状態から、販売指令を受けて駆
動モータ40が一方向に駆動され、ボトムケーシング2
4内のスパイラルシャフト38が回転されると、先ず、
シャトル部材62が前方に向けて往動し始め、これによ
り、図8に示されているようにプッシャ68は倒伏姿勢
から起立して、その先端がボトムケーシング24から突
出する。このとき、プッシャ68のプルロッド80の突
出端は、ガイド孔84に案内され移動してリアスイッチ
88から離れ、このリアスイッチ88をオンからオフに
切換えている。
なすボトムケーシング24内のプッシャ68はそのボト
ムケーシング24内において、収納枠8aのリアガイド
プレートの108の後方で且つ倒伏しており、そのプル
ロッド80の突出端はリアスイッチ88をオン操作して
いる。このような図7の状態から、販売指令を受けて駆
動モータ40が一方向に駆動され、ボトムケーシング2
4内のスパイラルシャフト38が回転されると、先ず、
シャトル部材62が前方に向けて往動し始め、これによ
り、図8に示されているようにプッシャ68は倒伏姿勢
から起立して、その先端がボトムケーシング24から突
出する。このとき、プッシャ68のプルロッド80の突
出端は、ガイド孔84に案内され移動してリアスイッチ
88から離れ、このリアスイッチ88をオンからオフに
切換えている。
【0036】プッシャ68がスパイラルシャフト38の
回転に伴い更に往動すると、このプッシャ68はその起
立姿勢を維持しつつ、収納枠8aの前記リア開口からそ
の内部に進入し、後側たばこ列の最下位にあるたばこT
1を前方に向けて押し出す。このようにして押し出され
るたばこT1は、前側たばこ列の最下位にあるたばこT
2を同じく前方に押出しながら、その前側たばこ列の下
側に潜り込む。
回転に伴い更に往動すると、このプッシャ68はその起
立姿勢を維持しつつ、収納枠8aの前記リア開口からそ
の内部に進入し、後側たばこ列の最下位にあるたばこT
1を前方に向けて押し出す。このようにして押し出され
るたばこT1は、前側たばこ列の最下位にあるたばこT
2を同じく前方に押出しながら、その前側たばこ列の下
側に潜り込む。
【0037】プッシャ68がボトムケーシング24の前
後方向でみて、その中程まで進むと、図9に示されてい
るようにたばこT2が収納枠8aの排出口から払い出さ
れ、たばこT1は前側たばこ列の下側に完全に潜り込
む。この際、プッシャ68におけるプルロッド80の突
出端は振子部材90の上端に当接し、この振子部材90
を反時計方向に回転させる。この回転により、振子部材
90はフロントスイッチ92をオン操作して、駆動モー
タ40の駆動が停止される。従って、この時点で、スパ
イラルシャフト38の回転、つまり、プッシャ68の往
動が停止され、プッシャ68はその中間払出し位置にて
停止する。この中間払出し位置では、プッシャ68は、
たばこT1とともに前側たばこ列の下側に潜り込んだ状
態にある。
後方向でみて、その中程まで進むと、図9に示されてい
るようにたばこT2が収納枠8aの排出口から払い出さ
れ、たばこT1は前側たばこ列の下側に完全に潜り込
む。この際、プッシャ68におけるプルロッド80の突
出端は振子部材90の上端に当接し、この振子部材90
を反時計方向に回転させる。この回転により、振子部材
90はフロントスイッチ92をオン操作して、駆動モー
タ40の駆動が停止される。従って、この時点で、スパ
イラルシャフト38の回転、つまり、プッシャ68の往
動が停止され、プッシャ68はその中間払出し位置にて
停止する。この中間払出し位置では、プッシャ68は、
たばこT1とともに前側たばこ列の下側に潜り込んだ状
態にある。
【0038】プッシャ68が前記中間払出し位置に到達
する際、その一対のガイドピン72は、対応するリフト
アーム94の下面、即ち、そのV字形のカム面104に
圧縮コイルばね76を介して摺接し、一対のリフトアー
ム94を上方に向けて回動させ、そして、そのV字形の
カム面104の下方を向いた頂部を通過する。従って、
上述の回動により、一対のリフトアーム94の先端側部
分は、収納枠8aの後部内において、ボトムケーシング
24の上面から大きく突出し、前記たばこT1の抜け出
しに伴い、降下しようとする後側たばこ列を下方から支
えることになる。この結果、後側たばこ列の降下が阻止
され、その最下位となったたばこT3が前側たばこ列の
下側に潜り込むようなことはない。
する際、その一対のガイドピン72は、対応するリフト
アーム94の下面、即ち、そのV字形のカム面104に
圧縮コイルばね76を介して摺接し、一対のリフトアー
ム94を上方に向けて回動させ、そして、そのV字形の
カム面104の下方を向いた頂部を通過する。従って、
上述の回動により、一対のリフトアーム94の先端側部
分は、収納枠8aの後部内において、ボトムケーシング
24の上面から大きく突出し、前記たばこT1の抜け出
しに伴い、降下しようとする後側たばこ列を下方から支
えることになる。この結果、後側たばこ列の降下が阻止
され、その最下位となったたばこT3が前側たばこ列の
下側に潜り込むようなことはない。
【0039】この後、再度販売指令を受け、駆動モータ
40が同一方向に駆動されて、プッシャ68が中間払出
し位置から更に往動し始めると、そのプルロッド80の
突出端はフロントスイッチ92から離れて、このフロン
トスイッチ92をオフに切換え、そして、プッシャ68
は図10に示されるように前側たばこ列の下側に潜り込
んだたばこT1を直接に押し出し、収納枠8aの排出口
から払い出す。この際にも、プッシャ68の一対のガイ
ドピン72はそれらの圧縮コイルばね76を介して対応
するリフトアーム94のカム面104を摺動する状態に
あり、これらリフトアーム94の先端側部分を突出状態
に保持している。
40が同一方向に駆動されて、プッシャ68が中間払出
し位置から更に往動し始めると、そのプルロッド80の
突出端はフロントスイッチ92から離れて、このフロン
トスイッチ92をオフに切換え、そして、プッシャ68
は図10に示されるように前側たばこ列の下側に潜り込
んだたばこT1を直接に押し出し、収納枠8aの排出口
から払い出す。この際にも、プッシャ68の一対のガイ
ドピン72はそれらの圧縮コイルばね76を介して対応
するリフトアーム94のカム面104を摺動する状態に
あり、これらリフトアーム94の先端側部分を突出状態
に保持している。
【0040】プッシャ68もまた収納枠8aの排出口か
ら抜け出ると、前側たばこ列はそのたばこ1個分だけ降
下してボトムケーシング24上に受け止められ、そし
て、プッシャ68はその往動の終端に到達し、この後は
スパイラルシャフト38の回転に伴い、復動し始める。
この復動により、図5を参照しながら前述したようにプ
ッシャ68はその姿勢が今まで起立姿勢から倒伏姿勢に
変更され、ボトムケーシング24内に完全に没入する。
従って、プッシャ64が復動するとき、そのプッシャ6
4は前側たばこ列の最下位のたばこT4と摺接すること
がなく、このたばこT4の外装フィルが破れてしまうこ
とはない。
ら抜け出ると、前側たばこ列はそのたばこ1個分だけ降
下してボトムケーシング24上に受け止められ、そし
て、プッシャ68はその往動の終端に到達し、この後は
スパイラルシャフト38の回転に伴い、復動し始める。
この復動により、図5を参照しながら前述したようにプ
ッシャ68はその姿勢が今まで起立姿勢から倒伏姿勢に
変更され、ボトムケーシング24内に完全に没入する。
従って、プッシャ64が復動するとき、そのプッシャ6
4は前側たばこ列の最下位のたばこT4と摺接すること
がなく、このたばこT4の外装フィルが破れてしまうこ
とはない。
【0041】プッシャ68の復動中、そのプルロッド8
0が中間払出し位置を通過すると、プルロッド80の突
出端が振子部材90の上端に当接して、この振子部材9
0を時計方向に回転させるが、この回転はフロントスイ
ッチ90をオン操作するものではない。プッシャ68が
中間払出し位置から更に往動し、その一対のガイドピン
72が対応するリフトアーム94において、そのV字形
のカム面104の頂部を通過すると、一対のリフトアー
ム94は下方に向けて回動可能となり、従って、この時
点から、一対のリフトアーム94は後側たばこ列ととも
に徐々に下降し始め、そして、最終的に、それらの先端
の掛止片100がボトムケーシング24に掛止されて、
一対のリフトアーム94の下方への回動が停止される。
0が中間払出し位置を通過すると、プルロッド80の突
出端が振子部材90の上端に当接して、この振子部材9
0を時計方向に回転させるが、この回転はフロントスイ
ッチ90をオン操作するものではない。プッシャ68が
中間払出し位置から更に往動し、その一対のガイドピン
72が対応するリフトアーム94において、そのV字形
のカム面104の頂部を通過すると、一対のリフトアー
ム94は下方に向けて回動可能となり、従って、この時
点から、一対のリフトアーム94は後側たばこ列ととも
に徐々に下降し始め、そして、最終的に、それらの先端
の掛止片100がボトムケーシング24に掛止されて、
一対のリフトアーム94の下方への回動が停止される。
【0042】一対のリフトアーム94の回動中心、即
ち、その支持軸96はボトムケーシング24の上面より
も下方に位置付けられていることから、一対のリフトア
ーム94が下方に回動するとき、これらリフトアーム9
4はその上に保持している後側たばこ列を前側たばこ列
から後方に引き離すように働き、後側たばこ列は前側た
ばこ列と干渉することなく降下し、これら前側及び後側
たばこ列はその収納枠8a内において、図7に示す状態
と同様な状態となる。
ち、その支持軸96はボトムケーシング24の上面より
も下方に位置付けられていることから、一対のリフトア
ーム94が下方に回動するとき、これらリフトアーム9
4はその上に保持している後側たばこ列を前側たばこ列
から後方に引き離すように働き、後側たばこ列は前側た
ばこ列と干渉することなく降下し、これら前側及び後側
たばこ列はその収納枠8a内において、図7に示す状態
と同様な状態となる。
【0043】この後、プッシャ68が更に復動し、その
プルロッド80の突出端がリアスイッチ88をオン操作
した時点で、駆動モータ40の駆動が停止され、プッシ
ャ68は図7に示す位置に戻る。この位置は、プッシャ
68の復動の終端にあり、この後、駆動モータ40が同
一方向に駆動されると、プッシャ68は上述したたはこ
Tの払出し動作を同様にして繰り返すことになる。
プルロッド80の突出端がリアスイッチ88をオン操作
した時点で、駆動モータ40の駆動が停止され、プッシ
ャ68は図7に示す位置に戻る。この位置は、プッシャ
68の復動の終端にあり、この後、駆動モータ40が同
一方向に駆動されると、プッシャ68は上述したたはこ
Tの払出し動作を同様にして繰り返すことになる。
【0044】一方、駆動モータ40が他方向に駆動され
ると、この場合には、前述の説明から明らかなように収
納枠8a側のスパイラルシャフト38ではなく、その隣
接する収納枠8b側のスパイラルシャフト38に動力が
伝達されることから、収納枠8bのプッシャ68が往動
し、この収納枠8bからたばこTが同様にして払い出さ
れる。
ると、この場合には、前述の説明から明らかなように収
納枠8a側のスパイラルシャフト38ではなく、その隣
接する収納枠8b側のスパイラルシャフト38に動力が
伝達されることから、収納枠8bのプッシャ68が往動
し、この収納枠8bからたばこTが同様にして払い出さ
れる。
【0045】上述の説明では、互いに隣接する収納枠8
a,8b内に前後2列にしてたばこTを積み重ねて収納
するようにしたが、これに限らず、図11に示されてい
るように隣接する収納枠8a,8b内に一列にして、た
ばこTを積み重ねて収納することもできる。この場合、
前述した一対のリフトアーム94は、図2において奥側
のボトムケーシング24に示してあるように不用とな
り、また、プッシャ68の往動を制御する振子部材94
やフロントスイッチ90もまた不用となる。
a,8b内に前後2列にしてたばこTを積み重ねて収納
するようにしたが、これに限らず、図11に示されてい
るように隣接する収納枠8a,8b内に一列にして、た
ばこTを積み重ねて収納することもできる。この場合、
前述した一対のリフトアーム94は、図2において奥側
のボトムケーシング24に示してあるように不用とな
り、また、プッシャ68の往動を制御する振子部材94
やフロントスイッチ90もまた不用となる。
【0046】収納枠内のたばこ列が1列である場合、駆
動モータ40が駆動され、スパイラルシャフト38の回
転に伴い、プッシャ68が往動し始めると、先ず起立し
てそのボトムケーシング24から突出し、そして、収納
枠内のたばこ列の最下位にあるたばこTを直接に押し出
してその収納枠から払い出す。この後、プッシャ68が
復動する際、このプッシャ68は倒伏してボトムケーシ
ング24内に没入し、この後、そのプルロッド80の突
出端がリアスイッチ88をオン操作した時点で、駆動モ
ータ40の駆動が停止され、プッシャ68は元の位置に
戻ることになる。
動モータ40が駆動され、スパイラルシャフト38の回
転に伴い、プッシャ68が往動し始めると、先ず起立し
てそのボトムケーシング24から突出し、そして、収納
枠内のたばこ列の最下位にあるたばこTを直接に押し出
してその収納枠から払い出す。この後、プッシャ68が
復動する際、このプッシャ68は倒伏してボトムケーシ
ング24内に没入し、この後、そのプルロッド80の突
出端がリアスイッチ88をオン操作した時点で、駆動モ
ータ40の駆動が停止され、プッシャ68は元の位置に
戻ることになる。
【0047】従って、この場合、プッシャ68はその収
納枠からたばこ1個を払い出す毎に一往復運動すること
になる。
納枠からたばこ1個を払い出す毎に一往復運動すること
になる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1の商品払出し装置によれば、隣接する商品収納枠のた
めの第1及び第2プッシャを共通の駆動モータにより往
復動可能に構成したから、商品払出し装置に必要な駆動
モータの個数を半減でき、このことから各駆動モータと
制御基板とを接続する配線の数や、配線に要する手間を
削減できる。請求項2の商品払出し装置によれば、商品
収納枠の枠底を構成するボトムケーシング間のデッドス
ペースに共通の駆動モータを配置したので、商品払出し
装置の全体の高さや幅が大きくなることはなく、装置全
体の小型化を図ることができる。請求項3の商品払出し
装置によれば、駆動モータからの動力を伝達する動力伝
達経路と第1及び第2プッシャを往復動させる各螺旋溝
付きシャフトとの間のそれぞれに、その動力の伝達に関
して回転方向が互いに異なる一方向クラッチを介挿して
あるから、駆動モータの回転方向を正又は逆回転に制御
するだけで、一方のプッシャのみを往復動させることが
可能となり、第1及び第2プッシャの駆動制御が複雑に
なることもない。
1の商品払出し装置によれば、隣接する商品収納枠のた
めの第1及び第2プッシャを共通の駆動モータにより往
復動可能に構成したから、商品払出し装置に必要な駆動
モータの個数を半減でき、このことから各駆動モータと
制御基板とを接続する配線の数や、配線に要する手間を
削減できる。請求項2の商品払出し装置によれば、商品
収納枠の枠底を構成するボトムケーシング間のデッドス
ペースに共通の駆動モータを配置したので、商品払出し
装置の全体の高さや幅が大きくなることはなく、装置全
体の小型化を図ることができる。請求項3の商品払出し
装置によれば、駆動モータからの動力を伝達する動力伝
達経路と第1及び第2プッシャを往復動させる各螺旋溝
付きシャフトとの間のそれぞれに、その動力の伝達に関
して回転方向が互いに異なる一方向クラッチを介挿して
あるから、駆動モータの回転方向を正又は逆回転に制御
するだけで、一方のプッシャのみを往復動させることが
可能となり、第1及び第2プッシャの駆動制御が複雑に
なることもない。
【図1】ドアが開かれた状態で示す自動販売機の正面図
である。
である。
【図2】自動販売機内に組み込まれた商品払出し装置の
一部を示した斜視図である。
一部を示した斜視図である。
【図3】図2の商品払出し装置の動力伝達用のギヤ列を
示した平面図である。
示した平面図である。
【図4】図3のギヤ列を示した概略図である。
【図5】商品払出し装置のプッシャユニットを示した側
面図である。
面図である。
【図6】プッシャユニットの正面図である。
【図7】商品払出し装置の一部を破断して示した側面図
である。
である。
【図8】図7の状態からプッシャが起立した状態を示す
図である。
図である。
【図9】図8の状態からプッシャが中間払出し位置に到
達した状態を示す図である。
達した状態を示す図である。
【図10】図9の状態からプッシャが収納枠から抜け出
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【図11】商品払出し装置の他の実施例を示した概略側
面図である。
面図である。
4 機体 8 収納枠列 8a,8b 収納枠 24 ボトムケーシング(ボトム部材) 38 スパイラルシャフト 40 駆動モータ 44 ギヤ列(駆動手段) 48,50 一方向クラッチ 58 螺旋溝 62 シャトル部材 68 プッシャ 72 ガイドピン 80 プルロッド 82 長孔
Claims (3)
- 【請求項1】 商品を積み重ねて収納する複数の商品収
納枠を水平方向に隣接して配置し、各商品収納枠内の最
下位にある商品から順次払い出すようにした自動販売機
において、 互いに隣接する第1及び第2商品収納枠の枠底をそれぞ
れ構成するボトム部材と、 前記ボトム部材の下方に各商品収納枠に対応してそれぞ
れ配置された第1及び第2プッシャと、 前記第1及び第2プッシャのうちの対応するプッシャを
前記枠底から突出させた状態で商品収納枠の後方から前
面に向けて往動させ、前記最下位の商品を商品収納枠か
ら押し出させ、一方、前記枠底の下方に前記プッシャを
没入させた状態で、前記商品収納枠の前面側から後方に
向けて復動させる第1及び第2プッシャ往復動手段と、 第1及び第2プッシャ往復動手段の一方に、共用の駆動
モータからの動力を選択的に供給する駆動手段と、を具
備したことを特徴とする自動販売機の商品払出し装置。 - 【請求項2】 前記ボトム部材は、水平方向に間隔を存
して隣接し、上面が各商品収納枠の枠底を形成する第1
及び第2ボトムケーシングを有しており、 前記駆動モータは第1及び第2ボトムケーシング間に配
置されていることを特徴とする請求項1の自動販売機の
商品払出し装置。 - 【請求項3】 前記第1プッシャ往復動手段は、第1ボ
トムケーシング内を延び、一方向のみに回転されて第1
プッシャを往復動させる第1の螺旋溝付きシャフトを備
えているとともに、第2プッシャ往復動手段は、第2ボ
トムケーシング内を延び、他方向のみに回転されて第2
プッシャを往復動させる第2の螺旋溝付きシャフトを備
えており、 前記駆動手段は、前記駆動モータから前記第1及び第2
の螺旋溝付きシャフトに向けて延び、前記駆動モータの
動力を伝達する動力伝達経路と、この動力伝達経路と第
1及び第2の螺旋溝付きシャフトとの間にそれぞれ介挿
された第1及び第2の一方向クラッチとを備えており、 第1の一方向クラッチは、前記駆動モータが一方向に回
転されたときのみに前記動力伝達経路から第1の螺旋溝
付きシャフトに動力を伝達し、第2の一方向クラッチ
は、前記駆動モータが他方向に回転されたときのみに前
記動力伝達経路から第2の螺旋溝付きシャフトに動力を
伝達することを特徴する請求項2の自動販売機の商品払
出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22365394A JPH0887670A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 自動販売機の商品払出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22365394A JPH0887670A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 自動販売機の商品払出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0887670A true JPH0887670A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=16801560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22365394A Pending JPH0887670A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 自動販売機の商品払出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0887670A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112927425A (zh) * | 2019-12-06 | 2021-06-08 | 富士电机株式会社 | 商品收纳装置 |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP22365394A patent/JPH0887670A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112927425A (zh) * | 2019-12-06 | 2021-06-08 | 富士电机株式会社 | 商品收纳装置 |
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