JPH0887671A - 自動販売機の商品払出し装置 - Google Patents

自動販売機の商品払出し装置

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JPH0887671A
JPH0887671A JP22365494A JP22365494A JPH0887671A JP H0887671 A JPH0887671 A JP H0887671A JP 22365494 A JP22365494 A JP 22365494A JP 22365494 A JP22365494 A JP 22365494A JP H0887671 A JPH0887671 A JP H0887671A
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JP
Japan
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pusher
product
storage frame
bottom casing
pair
Prior art date
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Application number
JP22365494A
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English (en)
Inventor
Isao Ozaki
勲生 尾崎
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納枠内の前後2列の商品列から交互且つ安
定して商品の払出しを可能とした自動販売機の商品払出
し装置を提供する。 【構成】 商品払出し装置は、前後2列のたばこを収納
する収納枠の枠底を構成するボトムケーシング24と、
このボトムケーシング24内を前後方向に往復動するプ
ッシャ68と、ボトムケーシング24内をその前端から
後方に向けて延びる一対のリフトアーム94とを備え、
プッシャ68が往動して中間払出し位置に到達し、後側
たばこ列の最下位のたばこを介してその前側たばこ列の
最下位のたばこが払い出されたとき、一対のリフトアー
ム94は、そのプッシャ68の往動に連動して上方に機
械的に回動されて、降下しようとする後側商品列を下方
から支える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商品の自動販売機に
係わり、特に商品収納枠内に前後2列して積み重ねた商
品を商品収納枠の前面側のみから払い出すようにした自
動販売機の商品払出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たばこの自動販売機は、その一例が特開
平5−128359号公報に開示されている。この公知
の自動販売機は商品収納枠(ストッカー)を備えてお
り、この商品収納枠内にたばこを前後2列に積み重ねて
収納可能となっている。そして、商品収納枠の下側には
押出し装置が配置されており、この押出し装置は往復動
可能なプッシャ(押出し片)を備えている。プッシャが
商品収納枠の後方から前方に向けて往動されると、この
プッシャは前後2列のたばこ列のうち、後側たばこ列の
最下位にあるリアたばこを介して前側たばこ列の最下位
にあるフロントたばこを押出して商品収納枠から払い出
し、リアたばこはプッシャとともに前側たばこ列の下側
に潜り込む。フロントたばこが払い出された時点で、プ
ッシャは停止され、このとき、プッシャは中間払出し位
置にある。この中間払出し位置からプッシャが更に往動
されると、プッシャは潜り込みたばこを直接押出し、商
品収納枠から払い出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した公知の自動販
売機の場合、前側たばこ列の下側にリアたばこがプッシ
ャととにも潜り込むと、後側たばこ列はそのたばこ1個
分だけ降下することになるが、この際、後側たばこ列に
おいて最下位となった次のリアたばこの一部が前側たば
こ列の下側に侵入してしまうことがある。
【0004】このような状況が発生すると、次に潜り込
み商品がプッシャにより払い出されて、前側たばこ列が
そのたばこ1個分だけ降下しようとしても、その完全な
降下が前記次のリアたばこにより阻害され、前側たばこ
列において最下位となった次のフロントたばこはその一
部が次のリアたばこに乗り上げ、商品収納枠の枠底から
浮き上がった状態となる。
【0005】この状態では、この後、プッシャにより次
のリアたばこを介して次のフロントたばこを押し出そう
としても、次のリアたばこは次のフロントたばこの下側
に潜り込むような形となって、そのフロントたばこの押
出し、つまり、払出しが不能になってしまう。この発明
は上述した事情に基づいてなされたもので、その目的と
するところは、第1に前後2列の商品列を収納した商品
収納枠から個々の商品を安定且つ確実に払出すことがで
き、第2にプッシャによる損傷を受けることなく商品の
払出しが可能となり、第3に簡単な構造で後側商品列の
降下を安定して導くことができ、第4にプッシャの往復
動を簡単にして制御することができる自動販売機の商品
払出し装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の目的は、この発明
の請求項1の商品払出し装置によって達成され、この商
品払出し装置は、商品収納枠の枠底を上面にて構成する
ボトムケーシングと、プッシャを往復動させるプッシャ
往復動手段とを備え、このプッシャ往復動手段は、プッ
シャを枠底から突出させた状態で商品収納枠の後方から
前方に向けて中間払出し位置まで往動させ、リア商品を
介してフロント商品を押出して払出し、前記中間払出し
位置からプッシャを更に往動させて潜り込み商品を払出
し、この後、枠底の下方に前記プッシャを没入させた状
態で商品収納枠の前面側から後方に向けて復動させるも
のとなっている。そして、請求項1の商品払出し装置
は、ボトムケーシングの前端部に一端が上下方向に回動
可能にそれぞれ支持された一対のリフトアーム及びこれ
らリフトアームを上方に回動させるリフト手段を更にに
備えており、一対のリフトアームはプッシャの往復動経
路の両側を延びておりリフト手段は、プッシャが中間払
出し位置まで往動したとき、プッシャの往動に連動して
一対のリフトアームを上方に回動させ、これらリフトア
ームにて前記リア商品が抜け出た後の前記後側商品列を
支えるものとなっている。
【0007】上記第2の目的は、この発明の請求項2の
商品払出し装置によって達成され、この商品払出し装置
のプッシャ往復動手段は、前記プッシャの両側から突出
した一対のガイドピンを備え、これらガイドピンは、ボ
トムケーシングの内面に形成された一対のガイド溝内を
プッシャの往復動に伴って摺動案内される。更に、プッ
シャ往復動手段はボトムケーシング内を延びるフィード
スクリューを備えている。このフィードスクリューには
シャトル部材が取付けられており、このシャフト部材
は、フィードスクリューの回転に伴って往復動する。そ
して、シャトル部材には、プッシャの往復動方向と交差
し且つガイドピンよりも下方に位置したロッドが設けら
れており、一方、プッシャにはロッドに対して、その往
復動方向への変位を許容してロッドを貫通させた長孔が
形成されている。
【0008】上記第3の目的は、この発明の請求項3の
商品払出し装置によって達成され、この商品払出し装置
のリフト手段は、各リフトアームの下面に形成されたカ
ム面から構成されており、これらカム面は、プッシャの
往動に伴い、このプッシャの対応する側のガイドピンが
摺接することで、各リフトアーム自体を上方に回動させ
るものとなっている。
【0009】上記第4の目的は、この発明の請求項4の
商品払出し装置によって達成され、この商品払出し装置
は、プッシャが往動するとき、このプッシャが中間払出
し位置に到達したことを検出する検出手段を更に含んで
いる。この検出手段は、ボトムケーシングに回動自在に
取付けられた振子部材及びスイッチからなり、振子部材
は、プッシャが往動して中間払出し位置に到達したとき
にはプッシャにより一方向に振られ、プッシャが中間払
出し位置を越えて復動したときにはプッシャにより他方
向に振られるものであって、そして、スイッチは振子部
材の近傍に配置され、振子部材が一方向に振られたとき
のみに、この振子部材により操作されて、検出信号を出
力するものとなっている。
【0010】
【作用】請求項1の商品払出し装置によれば、プッシャ
がリア商品を介してフロント商品を商品収納枠から払出
して、中間払出し位置にあるとき、一対のリフトアーム
は上方に回動し、それらの他端にて後側商品列が支えら
れ、この後側商品列の降下を阻止した状態にある。この
状態から潜り込み商品がプッシャにより払出され、前側
商品列が商品1個分だけ降下し、この後、プッシャが復
動して商品収納枠の後方に戻ったとき、一対のリフトア
ームは下方に向けて回動し、後側商品列を支えながら降
下させる。この際、一対のリフトアームの下方への回動
は、後側商品列を前側商品列から後方に離すように働
く。
【0011】請求項2の商品払出し装置によれば、フィ
ードスクリューの回転に伴ってシャトル部材が往動する
と、シャトル部材のロッドはプッシャの長孔内を移動し
て、その長孔の一方の終端に当接し、この後、プッシャ
はシャトル部材のロッドにより引っ張られて往動する。
ロッドが長孔内を一方向に移動すると、シャトル部材の
往動方向でみて、ロッドはプッシャの一対のガイドピン
よりも前方に変位し、この変位は、一対のガイドピンを
中心としてプッシャを回動させ、これにより、プッシャ
はその一部が商品収納枠の枠底から突出する。従って、
プッシャは枠底から突出した状態で往動する。
【0012】一方、シャトル部材が復動すると、そのロ
ッドはプッシャの長孔内を逆に移動して、その他方の終
端に当接し、この後、プッシャはシャトル部材のロッド
より引っ張られて復動する。ロッドが長孔内を他方向に
移動すると、シャトル部材の復動方向でみて、ロッドは
プッシャの一対のガイドピンよりも前方に変位し、この
変位は、一対のガイドピンを中心してプッシャを逆向き
に回動させ、これにより、プッシャは商品収納枠の枠底
の下方に没入する。従って、プッシャは枠底に対し没入
した状態で復動する。
【0013】請求項3の商品払出し装置によれば、プッ
シャが往動し、その一対のガイドピンが対応するリフト
アームのカム面に摺接すると、これらガイドピンは一対
のリフトアームを押し上げるようにして上方に回動さ
せ、後側商品列を支える。逆に、プッシャが復動し、、
一対のガイドピンが対応するリフトアームのカム面から
外れると、一対のリフトアームは後側商品列を支えなが
ら下方に回動する。
【0014】請求項4の商品払出し装置によれば、プッ
シャが往動して中間払出し位置に到達すると、プッシャ
は振子部材を一方向に振り回し、この振子部材によりス
イッチが操作されて、スイッチは検出信号を出力する。
逆に、プッシャが往動して中間払出し位置を通過して振
子部材を他方向に振り回しても、振子部材はスイッチを
操作することがない。従って、スイッチは、プッシャが
往動して中間払出し位置に到達したときのみ、その検出
信号を出力する。
【0015】
【実施例】図1を参照すると、たばこの自動販売機がそ
の前面のドア2を開いた状態で示されている。ドア2
は、自動販売機の機体4に上下一対のヒンジ6を介して
水平方向に回動可能に取付けられている。機体4内には
たばこの収納枠列が上下に組み込まれており、これらの
うち、その中央の収納枠列8の外観のみが概略的に示さ
れ、他の収納枠列10はその外郭のみを1点鎖線で示し
てある。
【0016】収納枠列8は、複数の収納枠を水平方向に
隣接して構成したもので、その直下には、たばこの払出
し装置12が配置されている。この払出し装置12は、
その上面にて収納枠列8の個々の収納枠の枠底を構成
し、これにより、個々の収納枠内には、たばこを1列又
は前後2列に積み重ねて収納可能となっている。個々の
収納枠の前面はその下部を残して開口されており、その
前面開口にはガイドロッド14がそれぞれ配置されてい
る。各ガイドロッド14はその収納枠の前面開口の中央
を上下方向に延び、その上下端部は一旦水平に屈曲され
た後、回動自在に支持されている。従って、ガイドロッ
ド14を回動させれば、その収納枠の前面開口を大きく
開くことができ、この状態で、収納枠内へのたばこの収
納、または、その補充を行うことができる。
【0017】払出し装置12は、収納枠列8の選択され
た収納枠内のたばこを後述するようにして、その前面側
から払出し、その払い出されたたばこは、ドア2の裏面
に取り付けたシュート16を介して自動販売機のたばこ
の取り出し口(図示しない)まで導かれるようになって
いる。なお、他の収納枠列10の直下にも、たばこの払
出し装置18が同様にして配置されており、これら払出
し装置18により払い出されたたばこは、同じくドア2
の裏面に取付けられたシュート20を介して、その取り
出し口まで導かれる。
【0018】図2にその一部が詳細に示されているよう
に、前述した払出し装置12は、プレート状をなしたベ
ース22を備えており、このベース22は水平方向に延
びている。ベース22上には、収納枠列8の個々の収納
枠と組をなすボトムケーシング24が形作られており、
これらボトムケーシング24は対応する収納枠の直下に
それぞれ位置付けられ、収納枠列8に沿い互いに所定の
間隔を存して離間している。
【0019】ボトムケーシング24はベース24から立
設された一対のサイドプレート26を有しており、これ
らサイドプレート26は収納枠の前後方向に互いに平行
に延び、その幅方向に離間している。一対のサイドプレ
ート26の上面は収納枠の枠底を構成し、その前部は下
方に向けて傾斜したスロープ28となっている。各サイ
ドプレート26の前端はフロントプレート30に連結さ
れており、このフロントプレート30はベース22の前
端縁から立設され、収納枠列8に沿って延びている。
【0020】一方、ベース22の後端縁からは、フロン
トプレート30と平行にしてリアプレート32が立設さ
れており、このリアプレート32には、一対のサイドプ
レート26のうちの一方が連結されている。より詳しく
は、隣接する収納枠8a,8b、即ち、隣接する一対の
ボトムケーシング24でみて、その外側のサイドプレー
ト26のみがリアプレート32まで延びており、その内
側のサイドプレート26は、リアプレート32との間に
所定の間隔を存して終端となっている。そして、内側の
サイドプレート26の後端は区画壁34にそれぞれ連結
されており、この区画壁34は、リアプレート32と平
行に延び、その両端は外側のサイドプレート26に連結
されている。従って、一対の外側のサイドプレート2
6、リアプレート32及び区画壁34は、ギヤ室36を
形成している。
【0021】収納枠列8の個々の収納枠、つまり、収納
枠8a,8bは上下に延びる側板により互いに水平方向
に隣接して区画され、これら側板は図2中、2点鎖線で
示されている。なお、隣接する収納枠8を区画する側壁
は、ボトムケーシング24間に位置しており、これらボ
トムケーシング24間は、収納枠列8が占める配置スペ
ースでみて、デッドスペースとなっている。
【0022】各ボトムケーシング24内には、螺旋溝付
きシャフト、いわゆるスパイラルシャフト38が配置さ
れており、このスパイラルシャフト38は、その一対の
サイドプレート26間の中央をサイドプレート26と平
行にして水平に延び、その両端は前述したフロントプレ
ート30及び区画壁34に回転自在に支持されている。
【0023】各スパイラルシャフト38の一端は、区画
壁34を貫通して前述したギヤ室36内に突出し、この
ギヤ室36内に配置された一方向クラッチ及びギヤ列を
介して、正逆回転可能な駆動モータ40に接続されてい
る。駆動モータ40は、隣接するボトムケーシング24
間に配置されており、その出力軸42は区画壁34を回
転自在に貫通してギヤ室36内に突出している。
【0024】図3に示されているように前記ギヤ列44
は、出力軸42の先端に取付けられたピニオン46を有
し、このピニオン46から両スパイラルシャフト38に
向けて延び、そして、一方向クラッチ48,50を介し
て対応するスパイラルシャフト38に接続されている。
ギヤ列44はそのピニオン46を中心に左右対称な構成
となっており、ここでは、ピニオン44と一方のスパイ
ラルシャフト38との間を接続するギヤ列44の片側部
分について説明する。
【0025】ギヤ室36内には、スパイラルシャフト3
8と同軸上に位置したエンドギヤ52が配置されてお
り、このエンドギヤ52のギヤ軸は、その一端がリアプ
レート32に回転自在に支持され、その他端は前記一方
向クラッチ48を介してスパイラルギヤ38の一端に接
続されている。エンドギヤ52とピニオン46との間に
は2個の中間ギヤ、即ち、大小のギヤを有する2段ギヤ
54,56が配置されており、これら2段ギヤ54,5
6のギヤ軸はそれらの両端が区画壁34及びリアプレー
ト32に回転自在に支持されている。図4を参照すれば
より明らかなように、2段ギヤ54の小径ギヤはエンド
ギヤ52に噛合されており、その大径ギヤが2段ギヤ5
6の小径ギヤに噛合されている。そして、2段ギヤ56
の大径ギヤが出力軸42のピニオン46に噛合されてい
る。従って、上述のギヤ列44によれば、駆動モータ4
0が正方向に回転されると、その両端のエンドギヤ52
は逆向きに回転され、これに対し、駆動モータ40が逆
方向に回転されると、両エンドギヤ52は正方向に回転
される。
【0026】一方向クラッチ48,50は、駆動側のク
ラッチ面が一方向に回転されるときのみ、駆動側及び従
動側のクラッチ面が互いに噛み合い、駆動側のクラッチ
面が他方向に回転されるときには、駆動側のクラッチ面
が従動側のクラッチ面に摺接しながら回転するものであ
って、具体的には、一方向クラッチ48は、そのエンド
ギヤ52が正方向に回転されるときのみ、エンドギヤ5
2の回転力を対応するスパイラルシャフト38に伝達
し、これに対し、一方向クラッチ50は、そのエンドギ
ヤ52が逆方向に回転されるときのみ、エンドギヤ52
の回転力を対応するスパイラルシャフト38に伝達可能
となっている。従って、駆動モータ40が一方に回転さ
れると、隣接するボトムケーシング24のうち、一方の
ボトムケーシング24内のスパイラルシャフト38のみ
が回転されることになる。なお、図示されていないけれ
ども、一方向クラッチ48,50には、その駆動側及び
従動側のクラッチ面を所定の押圧力でもって互いに押圧
するための押圧ばねが内蔵されている。
【0027】各スパイラルシャフト38において、その
ボトムケーシング24内に位置する部分の外周面には螺
旋溝58が形成されており、その一部が図3に示されて
いる。螺旋溝58はそのスパイラルシャフト38の一端
側の部位から他端部に向けて延びた後、その他端部から
戻ってくるような無端状となっており、それ故、スパイ
ラルシャフト38の外周面上において、往路側の螺旋溝
と復路側の螺旋溝とは互いに交差することになる。
【0028】各スパイラルシャフト38には、プッシャ
ユニット60がそれぞれ取付けられており、以下に、こ
のプッシャユニット60に関して説明する。このプッシ
ャユニット60は、図5及び図6に示すようなシャトル
部材62を備えており、このシャトル部材62はスパイ
ラルシャフト38の螺旋溝58に噛み合うようにして、
そのスパイラルシャフト38に取付けられている。シャ
トル部材62の一側面からは回り止めピン64が突出さ
れており、一方、回り止めピン64は、ボトムケーシン
グ24の溝66に摺動自在にして嵌合されている。この
溝66は、ボトムケーシング24における一方のサイド
プレート26の内面に形成され、スパイラルシャフト3
8と平行に延びている。従って、シャトル部材62は回
り止めピン64及び溝66により、スパイラルシャフト
38回りの回転が阻止された状態にあり、スパイラルシ
ャフト38が回転されると、スパイラルシャフト38上
を移動でき、また、その螺旋溝58が上述した無端状を
なしていることから、シャトル部材62は、スパイラル
シャフト38の回転に伴い、ボトムケーシング24の前
後方向に往復動することができる。
【0029】シャトル部材62の上方には、プッシャ6
8が配置されている。図5でみて、プッシャ68はボト
ムケーシング24の前方に向けて三角形状をなし、その
基部からは斜め後方に向けて屈曲したテール部70が延
長されている。プッシャ68の基部にはその両端面から
一対のガイドピン72が突出されており、これらガイド
ピン72の先端は、ボトムケーシング24の一対のガイ
ド溝74に摺動自在に嵌合されている。これらガイド溝
74は、ボトムケーシング24の一対のサイドプレート
26の内面にそれぞれ形成されている。更に、一対のサ
イドプレート26とプッシャ68との間には、各ガイド
ピン72を囲むようにして圧縮コイルばね76が取付け
られており、これら圧縮コイルばね76はプッシャ68
を中立位置に常時押圧付勢している。
【0030】一方、シャトル部材62からは、プッシャ
68のテール部70を両側から挟むようにして一対のブ
ラケット78が突出されており、これらブラケット78
間にはプッシャ68のテール部70を貫通して、プルロ
ッド80が架け渡されている。図5から明らかなように
プッシャ68のテール部70には、プルロッド80を貫
通させるための長孔82が形成されており、この長孔8
2はテール部70の先端部から前記ガイドピン72に向
けて延びている。
【0031】今、プッシャ68が図5中実線で示す状態
にあるとき、プッシャ68はその全体がボトムケーシン
グ24内に没入している。この状態から、前述したよう
にスパイラルシャフト38の回転に伴い、シャトル部材
62が図5中矢印で示す前方に移動すると、シャトル部
材62のプルロッド80は、プッシャ68のテール部7
0をその長孔82を介してボトムケーシング24の前方
に押し出すことから、プッシャ68は一対のガイドピン
72を中心として時計方向に回転し、その先端部が図5
中2点鎖線で示すように起立し、ボトムケーシング24
の上面、即ち、その収納枠の枠底から上方に突出する。
この後、シャトル部材62の前方への移動が継続される
と、プッシャ68は2点鎖線で示す起立状態に保持され
ながら、シャトル部材62のプルロッド80に引っ張ら
れ、ボトムケーシング24の前方に移動即ち往動する。
【0032】一方、プッシャ68が起立状態にあると
き、シャトル部材62が矢印とは反対方向に移動する
と、この場合、シャトル部材62のプルロッド80はプ
ッシャ68を反時計方向に回動させることから、プッシ
ャ68は図5中2点鎖線の起立状態から実線で示す倒伏
状態へと姿勢が変化し、その全体がボトムケーシング2
4内に没入する。この後、シャトル部材62の移動が継
続されると、プッシャ62はその倒伏姿勢を維持しつ
つ、シャトル部材62のプルロッド80に引っ張られて
ボトムケーシング24内を復動する。
【0033】即ち、上述したプッシャ68は、ボトムケ
ーシング24内を往動するときには起立して、その先端
がボトムケーシング24から突出し、これに対し、復動
するときには倒伏し、ボトムケーシング24内に没入し
た状態にある。図6から明らかなようにシャトル部材6
2のプルロッド80はその一端が延長され、ボトムケー
シング24のガイド孔84を貫通して、その外側に突出
している。ガイド孔84は、ボトムケーシング24の他
方のサイドプレート26、つまり、前述した溝66を有
していないサイドプレート26に形成され、前記ガイド
溝74と平行に延びている。
【0034】図2に示されているようにガイド孔84を
有するサイドプレート26の外側面には、ガイド孔84
の後半部を含むようにして凹所86が形成されている。
この凹所86はガイド孔84に沿って延び、その後端部
にリミットスイッチからなるリアスイッチ88が固定し
て取付けられている。このリアスイッチ88は、プルロ
ッド80の突出端によってオンオフ操作され、今、プッ
シャ68が図2に示す位置にあるとき、プルロッド80
はリアスイッチ88をオンに切換えている。
【0035】一方、凹所86の前部には、振子部材90
が回転自在に取付けられている。この振子部材90はそ
の上端が三角形状で、その下端部が半円形をなしてお
り、その上端はガイド孔84の領域に進入している。振
子部材90の近傍には、同じくリミットスイッチからな
るフロントスイッチ92が固定して取付けられており、
このフロントスイッチ92は、図2でみて振子部材90
が反時計方向に回転されたときのみ、振子部材90によ
ってオン操作される。
【0036】各ボトムケーシング24内には一対のリフ
トアーム94が備えられているが、図2には、手前側の
ボトムケーシング94の一対のリフトアーム94のみが
図示されている。一対のリフトアーム94は、ボトムケ
ーシング24の前端部から後方に向けて延び、それらの
基端は支持軸96を介して、その一対のサイドプレート
26に上下方向に回転自在に支持されている。即ち、支
持軸96は一対のサイドプレート26間に掛け渡されて
おり、各リフトアーム94の基端は支持軸96の両端部
に回転自在にして取付けられている。従って、一対のリ
フトアーム94は対応する側のサイドプレート26の内
側面に摺接するようにして延び、これらリフトアーム9
4間には、前述したプッシャ68の往復動を許容する上
での十分な間隔が確保されている。
【0037】各リフトアーム94は、支持軸96から上
方に立ち上がって略水平に延びた後、広角のV字形に折
曲された形状をなし、その先端は対応するサイドプレー
ト26の上面に掛止されている。即ち、図2に示されて
いるように一対のサイドプレート26の上面はその中央
領域が凹んだ凹み面98に形成され、この凹み面98に
各リフトアーム94の先端から突出した掛止片100が
掛止されている。また、各リフトアーム94の先端上面
には、摩擦パッド102がそれぞれ取付けられている。
【0038】図2に示す状態において、各リフトアーム
94のV字部は、その下方を向いた頂点が前述したプッ
シャ68のガイドピン72によりも下方に位置付けら
れ、その下面は、ガイドピン72と協働するカム面10
4として形成されている。次に、図7を参照すると、収
納枠8a内にたばこTが収納された状態で示されてお
り、これらたばこTは前後2列にして積み重ねられてい
る。より詳細には、前側たばこ列はボトムケーシング2
4の上面に積み重ねられているが、後側たばこ列は、ボ
トムケーシング24の上面と前述した一対のリフトアー
ム94における先端の摩擦パッド102上に前傾姿勢に
して積み重ねられている。
【0039】図7には、図2では省略してある収納枠8
aのフロント及びリアガイドプレート106,108が
示されており、フロントガイドプレート106の下端と
ボトムケーシング24の上面との間には、たばこ1個を
通過させる排出口が形成されており、一方、リアガイド
プレート108とボトムケーシング24の上面との間に
は、前述したプッシャ68が起立してボトムケーシング
24の上面から突出したとき、そのプッシャ68を通過
可能とするリア開口が確保されている。
【0040】図7の状態にあるとき、収納枠8aと組を
なすボトムケーシング24内のプッシャ68はそのボト
ムケーシング24内において、収納枠8aのリアガイド
プレートの108の後方で且つ倒伏しており、そのプル
ロッド80の突出端はリアスイッチ88をオン操作して
いる。このような図7の状態から、販売指令を受けて駆
動モータ40が一方向に駆動され、ボトムケーシング2
4内のスパイラルシャフト38が回転されると、先ず、
シャトル部材62が前方に向けて往動し始め、これによ
り、図8に示されているようにプッシャ68は倒伏姿勢
から起立して、その先端がボトムケーシング24から突
出する。このとき、プッシャ68のプルロッド80の突
出端は、ガイド孔84に案内され移動してリアスイッチ
88から離れ、このリアスイッチ88をオンからオフに
切換えている。
【0041】プッシャ68がスパイラルシャフト38の
回転に伴い更に往動すると、このプッシャ68はその起
立姿勢を維持しつつ、収納枠8aの前記リア開口からそ
の内部に進入し、後側たばこ列の最下位にあるたばこT
1を前方に向けて押し出す。このようにして押し出され
るたばこT1は、前側たばこ列の最下位にあるたばこT
2を同じく前方に押出しながら、その前側たばこ列の下
側に潜り込む。
【0042】プッシャ68がボトムケーシング24の前
後方向でみて、その中程まで進むと、図9に示されてい
るようにたばこT2が収納枠8aの排出口から払い出さ
れ、たばこT1は前側たばこ列の下側に完全に潜り込
む。この際、プッシャ68におけるプルロッド80の突
出端は振子部材90の上端に当接し、この振子部材90
を反時計方向に回転させる。この回転により、振子部材
90はフロントスイッチ92をオン操作して、駆動モー
タ40の駆動が停止される。従って、この時点で、スパ
イラルシャフト38の回転、つまり、プッシャ68の往
動が停止され、プッシャ68はその中間払出し位置にて
停止する。この中間払出し位置では、プッシャ68は、
たばこT1とともに前側たばこ列の下側に潜り込んだ状
態にある。
【0043】プッシャ68が前記中間払出し位置に到達
する際、その一対のガイドピン72は、対応するリフト
アーム94の下面、即ち、そのV字形のカム面104に
圧縮コイルばね76を介して摺接し、一対のリフトアー
ム94を上方に向けて回動させ、そして、そのV字形の
カム面104の下方を向いた頂部を通過する。従って、
上述の回動により、一対のリフトアーム94の先端側部
分は、収納枠8aの後部内において、ボトムケーシング
24の上面から大きく突出し、前記たばこT1の抜け出
しに伴い、降下しようとする後側たばこ列を下方から支
えることになる。この結果、後側たばこ列の降下が阻止
され、その最下位となったたばこT3が前側たばこ列の
下側に潜り込むようなことはない。
【0044】この後、再度販売指令を受け、駆動モータ
40が同一方向に駆動されて、プッシャ68が中間払出
し位置から更に往動し始めると、そのプルロッド80の
突出端はフロントスイッチ92から離れて、このフロン
トスイッチ92をオフに切換え、そして、プッシャ68
は図10に示されるように前側たばこ列の下側に潜り込
んだたばこT1を直接に押し出し、収納枠8aの排出口
から払い出す。この際にも、プッシャ68の一対のガイ
ドピン72はそれらの圧縮コイルばね76を介して対応
するリフトアーム94のカム面104を摺動する状態に
あり、これらリフトアーム94の先端側部分を突出状態
に保持している。
【0045】プッシャ68もまた収納枠8aの排出口か
ら抜け出ると、前側たばこ列はそのたばこ1個分だけ降
下してボトムケーシング24上に受け止められ、そし
て、プッシャ68はその往動の終端に到達し、この後は
スパイラルシャフト38の回転に伴い、復動し始める。
この復動により、図5を参照しながら前述したようにプ
ッシャ68はその姿勢が今まで起立姿勢から倒伏姿勢に
変更され、ボトムケーシング24内に完全に没入する。
従って、プッシャ64が復動するとき、そのプッシャ6
4は前側たばこ列の最下位のたばこT4と摺接すること
がなく、このたばこT4の外装フィルが破れてしまうこ
とはない。
【0046】プッシャ68の復動中、そのプルロッド8
0が中間払出し位置を通過すると、プルロッド80の突
出端が振子部材90の上端に当接して、この振子部材9
0を時計方向に回転させるが、この回転はフロントスイ
ッチ90をオン操作するものではない。プッシャ68が
中間払出し位置から更に往動し、その一対のガイドピン
72が対応するリフトアーム94において、そのV字形
のカム面104の頂部を通過すると、一対のリフトアー
ム94は下方に向けて回動可能となり、従って、この時
点から、一対のリフトアーム94は後側たばこ列ととも
に徐々に下降し始め、そして、最終的に、それらの先端
の掛止片100がボトムケーシング24に掛止されて、
一対のリフトアーム94の下方への回動が停止される。
【0047】一対のリフトアーム94の回動中心、即
ち、その支持軸96はボトムケーシング24の上面より
も下方に位置付けられていることから、一対のリフトア
ーム94が下方に回動するとき、これらリフトアーム9
4はその上に保持している後側たばこ列を前側たばこ列
から後方に引き離すように働き、後側たばこ列は前側た
ばこ列と干渉することなく降下し、これら前側及び後側
たばこ列はその収納枠8a内において、図7に示す状態
と同様な状態となる。
【0048】この後、プッシャ68が更に復動し、その
プルロッド80の突出端がリアスイッチ88をオン操作
した時点で、駆動モータ40の駆動が停止され、プッシ
ャ68は図7に示す位置に戻る。この位置は、プッシャ
68の復動の終端にあり、この後、駆動モータ40が同
一方向に駆動されると、プッシャ68は上述したたはこ
Tの払出し動作を同様にして繰り返すことになる。
【0049】一方、駆動モータ40が他方向に駆動され
ると、この場合には、前述の説明から明らかなように収
納枠8a側のスパイラルシャフト38ではなく、その隣
接する収納枠8b側のスパイラルシャフト38に動力が
伝達されることから、収納枠8bのプッシャ68が往動
し、この収納枠8bからたばこTが同様にして払い出さ
れる。
【0050】上述の説明では、互いに隣接する収納枠8
a,8b内に前後2列にしてたばこTを積み重ねて収納
するようにしたが、これに限らず、図11に示されてい
るように隣接する収納枠8a,8b内に一列にして、た
ばこTを積み重ねて収納することもできる。この場合、
前述した一対のリフトアーム94は、図2において奥側
のボトムケーシング24に示してあるように不用とな
り、また、プッシャ68の往動を制御する振子部材94
やフロントスイッチ90もまた不用となる。
【0051】収納枠内のたばこ列が1列である場合、駆
動モータ40が駆動され、スパイラルシャフト38の回
転に伴い、プッシャ68が往動し始めると、先ず起立し
てそのボトムケーシング24から突出し、そして、収納
枠内のたばこ列の最下位にあるたばこTを直接に押し出
してその収納枠から払い出す。この後、プッシャ68が
復動する際、このプッシャ68は倒伏してボトムケーシ
ング24内に没入し、この後、そのプルロッド80の突
出端がリアスイッチ88をオン操作した時点で、駆動モ
ータ40の駆動が停止され、プッシャ68は元の位置に
戻ることになる。
【0052】従って、この場合、プッシャ68はその収
納枠からたばこ1個を払い出す毎に一往復運動すること
になる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1の商品払出し装置によれば、プッシャの往復動に連動
する一対のリフトアームを備えているので、プッシャに
より後側商品列の最下位の商品を介し、前側商品列の最
下位の商品が商品収納枠から払い出されるとき、一対の
リフトアームは上方に回動して、降下しようとする後側
商品列を下方から支えることができ、このとき、後側商
品列にて最下位となった商品が前側商品列の下側に潜り
込むのを防止することができ、また、この後、一対のリ
フトアームが下方に回動する際、これらリフトアームは
その後側商品列を前側商品列から引き離すように働き、
後側商品列は前側商品列と干渉することなく降下するこ
とができる。この結果、前後の商品列から個々の商品を
交互に安定して払い出すことができる。請求項2の商品
払出し装置によれば、フィードスクリューの回転に伴い
往復動するシャトル部材とプッシャとの間を、このプッ
シャの長孔を貫通するロッドを介して連結するだけの簡
単な構成で、シャトル部材が往動するときには、プッシ
ャをその一対のガイドピンを中心に回転させてボトムケ
ーシングから突出させることでき、また、逆に、シャト
ル部材が復動する際にはプッシャを逆向きに回動させて
ボトムケーシング内に没入させることができる。従っ
て、プッシャが復動する際、このプッシャは商品収納枠
内の商品と摺接しないので、その商品が損傷することは
ない。請求項3の商品払出し装置によれば、一対のリフ
トアームの下面をカム面として形成したので、プッシャ
の往復動に伴い、その一対のガイドピンにより、これら
リフトアームを簡単且つ正確なタイミングで上下動させ
ることができる。請求項4の商品払出し装置によれば、
ボトムケーシングに振子部材を回動自在に設けるだけの
簡単な構造で、プッシャが往動して中間払出し位置に達
したときのみ、その振子部材を一方向に振ってスイッチ
を操作させることができ、中間払出し位置でのプッシャ
の停止制御を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアが開かれた状態で示す自動販売機の正面図
である。
【図2】自動販売機内に組み込まれた商品払出し装置の
一部を示した斜視図である。
【図3】図2の商品払出し装置の動力伝達用のギヤ列を
示した平面図である。
【図4】図3のギヤ列を示した概略図である。
【図5】商品払出し装置のプッシャユニットを示した側
面図である。
【図6】プッシャユニットの正面図である。
【図7】商品払出し装置の一部を破断して示した側面図
である。
【図8】図7の状態からプッシャが起立した状態を示す
図である。
【図9】図8の状態からプッシャが中間払出し位置に到
達した状態を示す図である。
【図10】図9の状態からプッシャが収納枠から抜け出
た状態を示す図である。
【図11】商品払出し装置の他の実施例を示した概略側
面図である。
【符号の説明】
4 機体 8 収納枠列 8a,8b 収納枠 24 ボトムケーシング 38 スパイラルシャフト(フィードスクリュー) 40 駆動モータ 44 ギヤ列(駆動手段) 48,50 一方向クラッチ 58 螺旋溝 62 シャトル部材 68 プッシャ 72 ガイドピン 80 プルロッド 82 長孔 92 フロントスイッチ 94 リフトアーム 104 カム面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を前後2列に積み重ねて収納する商
    品収納枠を備え、プッシャにより前記商品収納枠内の後
    側商品列の最下位にあるリア商品を介して前側商品列の
    最下位にあるフロント商品を押し出して払出し、この払
    出しに伴い前記リア商品をプッシャとともに前側商品列
    の下側に潜り込ませ、この後、潜り込み商品をプッシャ
    により直接押し出して払い出すようにした自動販売機の
    商品払出し装置において、 前記商品収納枠の直下に配置され、前記商品収納枠の枠
    底を上面にて構成するボトムケーシングと、 前記プッシャを前記枠底から突出させた状態で商品収納
    枠の後方から前方に向けて中間払出し位置まで往動さ
    せ、前記リア商品を介して前記フロント商品を押出して
    払出し、前記中間払出し位置から更に往動させて前記潜
    り込み商品を払出し、この後、前記枠底の下方に前記プ
    ッシャを没入させた状態で商品収納枠の前面側から後方
    に向けて復動させるプッシャ往復動手段と、 前記ボトムケーシングの前端部に一端が上下方向に回動
    可能にそれぞれ支持され、前記プッシャの往復動経路の
    両側を延びる一対のリフトアームと、 前記プッシャが前記中間払出し位置まで往動したとき、
    前記プッシャの往動に連動して前記一対のリフトアーム
    を上方に回動させ、これらリフトアームに前記リア商品
    が抜け出た後の前記後側商品列を支えるリフト手段と、
    を具備したことを特徴とする自動販売機の商品払出し装
    置。
  2. 【請求項2】 前記プッシャ往復動手段は、前記プッシ
    ャの両側から突出した一対のガイドピンと、前記ボトム
    ケーシングの内面に形成され、前記プッシャの往復動に
    伴い前記各ガイドピンを摺動案内する一対のガイド溝
    と、前記ボトムケーシング内を延びるフィードスクリュ
    ーと、このフィードスクリューに取付けられ、フィード
    スクリューの回転に伴って往復動するシャトル部材と、
    このシャトル部材に前記プッシャの往復動方向と交差し
    て設けられ、前記ガイドピンよりも下方に位置したロッ
    ドと、前記プッシャに形成され、前記ロッドに対しプッ
    シャの前記往復動方向への変位を許容して前記ロッドを
    貫通させた長孔とを備えていることを特徴とする請求項
    1の自動販売機の商品払出し装置。
  3. 【請求項3】 前記リフト手段は、前記各リフトアーム
    の下面に形成され、前記プッシャの往動に伴い、このプ
    ッシャの対応する側のガイドピンが摺接されて前記リフ
    トアームを上方に回動させるカム面を備えていることを
    特徴とする請求項2の自動販売機の商品払出し装置。
  4. 【請求項4】 前記プッシャが往動するとき、このプッ
    シャが前記中間払出し位置に到達したことを検出する検
    出手段を備えており、 この検出手段は、前記ボトムケーシングに回動自在に取
    付けられ、前記プッシャが往動して前記中間払出し位置
    に到達したときには前記プッシャにより一方向に振ら
    れ、前記プッシャが前記中間払出し位置を越えて復動し
    たときには前記プッシャにより他方向に振られる振子部
    材と、前記ボトムケーシングに前記振子部材の近傍に位
    置して取付けられ、前記振子部材が一方向に振られたと
    きのみに、この振子部材により操作されて、検出信号を
    出力するスイッチとを有することを特徴とする請求項2
    の自動販売機の商品払出し装置。
JP22365494A 1994-09-19 1994-09-19 自動販売機の商品払出し装置 Pending JPH0887671A (ja)

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