JPH0632120B2 - タバコ等の矩形状物品の自動販売機 - Google Patents
タバコ等の矩形状物品の自動販売機Info
- Publication number
- JPH0632120B2 JPH0632120B2 JP58232453A JP23245383A JPH0632120B2 JP H0632120 B2 JPH0632120 B2 JP H0632120B2 JP 58232453 A JP58232453 A JP 58232453A JP 23245383 A JP23245383 A JP 23245383A JP H0632120 B2 JPH0632120 B2 JP H0632120B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はタバコ等の矩形状物品の自動販売機に関する。
(従来の技術) この種の自動販売機として、例えば、実開昭52−110898
号公報に記載のものが公知である。
号公報に記載のものが公知である。
この従来の自動販売機は、ストッカー内に仕切板を介し
て前後二列に積層載置されたタバコ等物品4の内、その
最下段のものを1個づつ、押出装置の商品押出片より前
方に押し出して販売するものであった。またこの自動販
販売機は、販売中に後列商品が通常の載置位置より前方
に移動して、商品押出片がこの商品と噛み合って商品を
破損したり販売不能になることを防止するように構成さ
れていた。
て前後二列に積層載置されたタバコ等物品4の内、その
最下段のものを1個づつ、押出装置の商品押出片より前
方に押し出して販売するものであった。またこの自動販
販売機は、販売中に後列商品が通常の載置位置より前方
に移動して、商品押出片がこの商品と噛み合って商品を
破損したり販売不能になることを防止するように構成さ
れていた。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来のものは、前列と後列の物品間に仕切板を設け
ていた。
ていた。
ところが通常自動販売機に物品を充填するには前方向か
ら行うために、後列に物品を充填するには仕切板が邪摩
になるので、該仕切板を取除く手間を要し、充填時間が
長くなると言う欠点があった。
ら行うために、後列に物品を充填するには仕切板が邪摩
になるので、該仕切板を取除く手間を要し、充填時間が
長くなると言う欠点があった。
そこで前記仕切板を無くすることが考えられるが、仕切
板を設けないと、第1図に示すように、自動販売機のス
トッカー2の受承壁3上に前後二列に積層された物品4
を、押出装置5の押出片6で前方に向かって押し出すと
き、最下層の物品4の前方向移動に伴い上層の物品4も
しだいに前方向に移動させられ、特に物品4の数が減少
すると上から押さえつける重量の減少によってその移動
は顕著になり、前列に積層された物品4がストッカー2
の前壁2aと後列の物品4によって挾着(挟持と同様語)
されてしまう。
板を設けないと、第1図に示すように、自動販売機のス
トッカー2の受承壁3上に前後二列に積層された物品4
を、押出装置5の押出片6で前方に向かって押し出すと
き、最下層の物品4の前方向移動に伴い上層の物品4も
しだいに前方向に移動させられ、特に物品4の数が減少
すると上から押さえつける重量の減少によってその移動
は顕著になり、前列に積層された物品4がストッカー2
の前壁2aと後列の物品4によって挾着(挟持と同様語)
されてしまう。
すると前列の物品4が受承壁3上面に落下してこないこ
とにより、後列物品4を介して前列物品4の押出しがで
きないという不具合が生じる。
とにより、後列物品4を介して前列物品4の押出しがで
きないという不具合が生じる。
また第2図に示すように前列物品4が中途半端に落下す
ると第3図に示すようにストッカー2内で物品4が詰ま
ってしまう。
ると第3図に示すようにストッカー2内で物品4が詰ま
ってしまう。
このような問題点は、前記実開昭52−110898号公報に記
載の商品破損防止機構をもってしても解消することはで
きない。蓋し、従来のものは、前列と後列間に間隙が形
成されていることが前提となっているからである。
載の商品破損防止機構をもってしても解消することはで
きない。蓋し、従来のものは、前列と後列間に間隙が形
成されていることが前提となっているからである。
そこで、本発明は前後二列に積層載置された物品間に仕
切板を設けなくとも、前列物品がストッカー前壁と後列
物品間に挾着されることなく物品を前方向にのみ押出す
ことができる自動販売機を提供することを目的とする。
切板を設けなくとも、前列物品がストッカー前壁と後列
物品間に挾着されることなく物品を前方向にのみ押出す
ことができる自動販売機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明の特徴とする処は、少くとも前部支持部材
と下部支持部材とを有し、且つ該下部支持部材の上面タ
バコ等の矩形状物品を前後の間に仕切り部材を介するこ
となく前後二列に積層するストッカーと、前記前部支持
部材の下端と下部支持部材の上面との間に、前記物品が
1個通過可能な様に設けられた押出口と、前記ストッカ
ー内に前後二列に積層された前記物品の最下段のものを
交互に1個づつ前記押出口から排出すべく、前記下部支
持部材の下方に前後方向に往復動自在に設けられたスラ
イド部と、該スライド部が前方に移動するとき、前記下
部支持部材の上面から上方に突出して前記ストッカー内
の最下段の物品の後面に係合し、該物品を前方に押動し
て前記押出口から排出する押出片と、前列の物品が後列
の物品と前部支持部材との間で挾持されている状態を解
除すべく、前記スライド部が後方に移動するとき、最下
段の物品の下面に摺接して該物品を後方に押し戻す押戻
手段とを具備した点にある。
と下部支持部材とを有し、且つ該下部支持部材の上面タ
バコ等の矩形状物品を前後の間に仕切り部材を介するこ
となく前後二列に積層するストッカーと、前記前部支持
部材の下端と下部支持部材の上面との間に、前記物品が
1個通過可能な様に設けられた押出口と、前記ストッカ
ー内に前後二列に積層された前記物品の最下段のものを
交互に1個づつ前記押出口から排出すべく、前記下部支
持部材の下方に前後方向に往復動自在に設けられたスラ
イド部と、該スライド部が前方に移動するとき、前記下
部支持部材の上面から上方に突出して前記ストッカー内
の最下段の物品の後面に係合し、該物品を前方に押動し
て前記押出口から排出する押出片と、前列の物品が後列
の物品と前部支持部材との間で挾持されている状態を解
除すべく、前記スライド部が後方に移動するとき、最下
段の物品の下面に摺接して該物品を後方に押し戻す押戻
手段とを具備した点にある。
(作用) 本発明によれば、前後の仕切り部材を介することなく、
タバコ等の矩形状物品が前後二列にストッカー内に収納
される。従って、ストッカーへの商品収納作業が極めて
容易になる。
タバコ等の矩形状物品が前後二列にストッカー内に収納
される。従って、ストッカーへの商品収納作業が極めて
容易になる。
ストツカー内の商品を前後列交互に1個づつ払い出すに
は、スライドを後方から前方に移動させる。この移動の
とき、押出片が物品の後面に係合して該物品を押出口か
ら排出する。
は、スライドを後方から前方に移動させる。この移動の
とき、押出片が物品の後面に係合して該物品を押出口か
ら排出する。
このスライドの前方移動のとき後列の物品は前列の物品
を押出し、前列の物品が後列の物品と前部支持部材との
間で挟持状態になり、前列の物品の落下が阻害されるお
それがある。
を押出し、前列の物品が後列の物品と前部支持部材との
間で挟持状態になり、前列の物品の落下が阻害されるお
それがある。
そこで、スライドの後方移動のとき、押戻手段が最下段
の物品の下面に摺接するよう構成されている。この押戻
手段の摺接により物品は後方に押し戻され、前列の物品
の挟持状態が解除されるので、前列の物品の落下が阻害
されることなくなる。
の物品の下面に摺接するよう構成されている。この押戻
手段の摺接により物品は後方に押し戻され、前列の物品
の挟持状態が解除されるので、前列の物品の落下が阻害
されることなくなる。
(実施例) 以下、図面に基づき本発明の実施例を説明する。
第4図において、自動販売機1は、その内部にストッカ
ー2を有し、該ストッカー2の受承壁3上面にタバコ等
の矩形状物品4が前後二列に積層状に載置される。この
前後二列の物品4間には仕初り部材は設けられていな
い。
ー2を有し、該ストッカー2の受承壁3上面にタバコ等
の矩形状物品4が前後二列に積層状に載置される。この
前後二列の物品4間には仕初り部材は設けられていな
い。
前記受承壁3の下部に押出装置5が設けられ、該押出装
置5には、受承壁3の上面より上方に突出する押出片6
を有する。
置5には、受承壁3の上面より上方に突出する押出片6
を有する。
第5〜9図に前記押出装置5の詳細が示されている。
第5図及び第6図において、ストッカー2は前壁2aと後
壁2bを有し前壁2a下端には物品の押出口9を有する。受
承壁3上面の中央前方寄りには後方向側を低くする段差
3aが形成されていて、その高さの差だけ前列より後列の
物品4が低く載置されている。
壁2bを有し前壁2a下端には物品の押出口9を有する。受
承壁3上面の中央前方寄りには後方向側を低くする段差
3aが形成されていて、その高さの差だけ前列より後列の
物品4が低く載置されている。
そして受承壁3下方には押出装置5が位置している。該
押出装置5は板金製ケース10に取付けられた動力機構1
1、該動力機構に連動連結されたスライド部12、該スラ
イド部12に設けられた押出片6を有する。
押出装置5は板金製ケース10に取付けられた動力機構1
1、該動力機構に連動連結されたスライド部12、該スラ
イド部12に設けられた押出片6を有する。
ケース10は第7図乃至第9図に示すように、矩形板金を
長手方向に沿ってコ字形状に折り曲げた内側ケース13
と、該内側ケース13両側壁壁13a,13a外側面に接着した
外側ケース14,14からなり、ケース10の長手方向とスト
ッカー2の前後方向は一致している。
長手方向に沿ってコ字形状に折り曲げた内側ケース13
と、該内側ケース13両側壁壁13a,13a外側面に接着した
外側ケース14,14からなり、ケース10の長手方向とスト
ッカー2の前後方向は一致している。
動力機構11は内側ケース13底壁下方の動力部11aと上方
の駆動部11bからなる。動力部11aは内側ケース13底壁下
面に固定された合成樹脂製ギヤボックス15を有し、その
内部の合成樹脂製減速歯車16群により、電動モータ17の
回転を減速して駆動部11bの駆動側スプロケット18aに伝
達する。
の駆動部11bからなる。動力部11aは内側ケース13底壁下
面に固定された合成樹脂製ギヤボックス15を有し、その
内部の合成樹脂製減速歯車16群により、電動モータ17の
回転を減速して駆動部11bの駆動側スプロケット18aに伝
達する。
モータ17の作動は図示しない作動スイッチによって行わ
れ、停止は内側ケース13底壁下面に固定されたリミット
スイッチ19により行われる。該リミットスイッチ19の入
力片19a内側ケース13底壁上面に突出している。
れ、停止は内側ケース13底壁下面に固定されたリミット
スイッチ19により行われる。該リミットスイッチ19の入
力片19a内側ケース13底壁上面に突出している。
駆動部11bは内側ケース13底壁上面に固定される合成樹
脂ベース20を有し、該ベース20から一対の平行な立壁2
1,21が内側ケース15両側壁13a,13aに沿って一体に形
成されている。そして該立壁21,21間の後側に前記駆動
側の、前端に従動側の合成樹脂製スプロケット18a,18a
が枢着されている。そして両スプロケット18a,18bにチ
ェーン22がかけられている。
脂ベース20を有し、該ベース20から一対の平行な立壁2
1,21が内側ケース15両側壁13a,13aに沿って一体に形
成されている。そして該立壁21,21間の後側に前記駆動
側の、前端に従動側の合成樹脂製スプロケット18a,18a
が枢着されている。そして両スプロケット18a,18bにチ
ェーン22がかけられている。
スライド部12は合成樹脂製で、前記両立壁21,21上方に
位置する上壁12aと該上壁12a下面から両立壁21,21外側
面に沿って設けられた案内壁12b,12bを有する。また前
記内側ケース13両側壁13a,13a上端を内側へ折曲げて形
成した案内面23,23が上壁12a上方に位置しており、該
案内面23,23が上壁12a上方に位置しており、該案内面2
3,23と両立壁21,21によりスライド部12は移動時に前
後方向にのみ案内されることになる。
位置する上壁12aと該上壁12a下面から両立壁21,21外側
面に沿って設けられた案内壁12b,12bを有する。また前
記内側ケース13両側壁13a,13a上端を内側へ折曲げて形
成した案内面23,23が上壁12a上方に位置しており、該
案内面23,23が上壁12a上方に位置しており、該案内面2
3,23と両立壁21,21によりスライド部12は移動時に前
後方向にのみ案内されることになる。
次に動力機構11との連動連結は、チェーン22のひとつの
リンクに連結軸24が上方に突出状に取付けられており、
該連結軸24が上壁12aに設けられた左右方向が長径の長
孔25に挿入されている。該長孔25の長さは、連結軸24が
取付けられたチェーン22のひとつのリンクがスプロケッ
ト18a,18b位置で反転する際の連結軸24の左右方向移動
距離に対応している。これによりスライド部12は動力機
構11と連動連結し、モータ17の回転により前後方向に往
復移動する。
リンクに連結軸24が上方に突出状に取付けられており、
該連結軸24が上壁12aに設けられた左右方向が長径の長
孔25に挿入されている。該長孔25の長さは、連結軸24が
取付けられたチェーン22のひとつのリンクがスプロケッ
ト18a,18b位置で反転する際の連結軸24の左右方向移動
距離に対応している。これによりスライド部12は動力機
構11と連動連結し、モータ17の回転により前後方向に往
復移動する。
またスライド部12の一方の案内壁12b側方には前記リミ
ットスイッチ19の入力片19aを押下げる停止操作部26が
形成されている。
ットスイッチ19の入力片19aを押下げる停止操作部26が
形成されている。
押出片6はスライド部12上壁12a上面にスライド部と一
体に形成された一対の軸支部27,27間に軸支された左右
方向軸28まわり揺動自在に枢着されている。該押出片6
は合成樹脂製で、その正面形状略H字形状で側面形状は
後方に反り返った形状となっている。そして押出片6側
面を切欠いて形成した係止部29,29が軸支部27,27前面
に係合し且つ押出片6下面がスライド部12の上壁12a上
面に係合することにより、押出片6の揺動範囲は制限さ
れている。
体に形成された一対の軸支部27,27間に軸支された左右
方向軸28まわり揺動自在に枢着されている。該押出片6
は合成樹脂製で、その正面形状略H字形状で側面形状は
後方に反り返った形状となっている。そして押出片6側
面を切欠いて形成した係止部29,29が軸支部27,27前面
に係合し且つ押出片6下面がスライド部12の上壁12a上
面に係合することにより、押出片6の揺動範囲は制限さ
れている。
ここで係止部29,29が軸支部27,27前面に係合している
時は押出片6の上半部がほぼ直立状に受承壁3上面より
突出し、押出片6下面がスライド部12上壁12a上面に係
合している時は押出片6の上端部6′のみが僅かに受承
壁3上面より突出している。この押出片6の上端部6′
はその後方向移動時に受承壁3上面と物品4下面の間を
潜行移動すべく、その突出量は僅少で上端面曲面とされ
ている。
時は押出片6の上半部がほぼ直立状に受承壁3上面より
突出し、押出片6下面がスライド部12上壁12a上面に係
合している時は押出片6の上端部6′のみが僅かに受承
壁3上面より突出している。この押出片6の上端部6′
はその後方向移動時に受承壁3上面と物品4下面の間を
潜行移動すべく、その突出量は僅少で上端面曲面とされ
ている。
また支軸28には一端がスライド部12上壁12aに係合し他
端が押出片6に係合するバネ31が巻装されており、これ
により押出片6は受承壁3上面から突出する方向に付勢
されている。また押出片6両側面からは支軸28と平行に
ピン32,32が突設されている。
端が押出片6に係合するバネ31が巻装されており、これ
により押出片6は受承壁3上面から突出する方向に付勢
されている。また押出片6両側面からは支軸28と平行に
ピン32,32が突設されている。
そして押出片6が受承壁3上面より突出状態の時はピン
32,32がその上方に位置し、受承壁3上面より没入状態
で上端6′のみが突出している時はピン32,32がその下
方に位置するガイド壁33,33が、前記外側ケース14,14
上端を内側に折曲げることにより設けられている。
32,32がその上方に位置し、受承壁3上面より没入状態
で上端6′のみが突出している時はピン32,32がその下
方に位置するガイド壁33,33が、前記外側ケース14,14
上端を内側に折曲げることにより設けられている。
前記押出片6の上端6′のみが突出している状態におい
て、該押出片6は本発明の押戻手段を構成する。
て、該押出片6は本発明の押戻手段を構成する。
前記ガイド壁33,33の長さはピン32,32前後方向移動範
囲よりやや短寸とされている。そしてガイド壁33,33の
前端に、押出片6上半部が突出状になっている時のピン
32,32の位置よりも上方位置まで反り返った板バネ34,
34が片持状に固定されている。
囲よりやや短寸とされている。そしてガイド壁33,33の
前端に、押出片6上半部が突出状になっている時のピン
32,32の位置よりも上方位置まで反り返った板バネ34,
34が片持状に固定されている。
次に本実施例の動作説明する。
まず、第5図においてスライド部12は図中記号(A)で示
す第1待機位置に待機している。このとき、押出片6の
上半部は受承壁3上面より直立状に突出している。
す第1待機位置に待機している。このとき、押出片6の
上半部は受承壁3上面より直立状に突出している。
コインが投入され、選択ボタンが押動されると、動力機
構11が作動し、スライド部12は矢印a方向に移動を開始
する。このスライド部12の移動により、押出片6は図中
記号(ロ)で示す後列の最下段の物品4の後面に係合し、
該物品4を前方に押動する。この後列の物品4の前方移
動により図中記号(イ)で示す前列の最下段の物品4が前
方に押動され、該前列の物品4は押出口9から押し出さ
れる。また、後列の物品4は(ロ)の位置に下降してく
る。
構11が作動し、スライド部12は矢印a方向に移動を開始
する。このスライド部12の移動により、押出片6は図中
記号(ロ)で示す後列の最下段の物品4の後面に係合し、
該物品4を前方に押動する。この後列の物品4の前方移
動により図中記号(イ)で示す前列の最下段の物品4が前
方に押動され、該前列の物品4は押出口9から押し出さ
れる。また、後列の物品4は(ロ)の位置に下降してく
る。
そして、スライド12の停止操作部26がリミットスイッチ
19の入力片を押し下げることにより、スライド12の前方
移動は停止し、図中符号(B)で示す第2待機位置で待機
する。
19の入力片を押し下げることにより、スライド12の前方
移動は停止し、図中符号(B)で示す第2待機位置で待機
する。
次に、再度コインが投入され、選択ボタンが押動される
と、動力機構11が作動し、スライド部12は図中矢印b方
向すなわち前方に移動し、押出片は図中(イ)位置の物品
4を押出口9より押出す。
と、動力機構11が作動し、スライド部12は図中矢印b方
向すなわち前方に移動し、押出片は図中(イ)位置の物品
4を押出口9より押出す。
すると押出された物品4の上層位置にあった物品4は押
出片6が前端へ移行すると一段ずつ下層位置に下がる。
出片6が前端へ移行すると一段ずつ下層位置に下がる。
また押出片6はピン32,32により板バネ34,34をその上
面から押し下げながら前方に移動し、図中記号(C)で示
す前端にに達した時は板バネ34,34はピン32,32の通過
により元の位置に復元している。そのため次にスライド
部12が第6図中矢印c方向すなわち後方に移動する際に
は板バネ34,34下面がピン32,32を押し下げることにな
り、押出片6は受承壁3上面から没入方向に揺動され
る。
面から押し下げながら前方に移動し、図中記号(C)で示
す前端にに達した時は板バネ34,34はピン32,32の通過
により元の位置に復元している。そのため次にスライド
部12が第6図中矢印c方向すなわち後方に移動する際に
は板バネ34,34下面がピン32,32を押し下げることにな
り、押出片6は受承壁3上面から没入方向に揺動され
る。
さらに後方向移動中もガイド壁33,33がバネ31の弾性力
に抗してピン32,32を押し下げているため押出片6の上
端部6′のみが受承壁3上面より突出している。この押
出片6の上端部6′は物品4下面を後方に潜行移動動す
る。そして、図中記号(D)に示す位置を通過し、さらに
矢印d方向に移動する。この際やはり押出片6の上端部
6′は物品4下面を潜行移動する。そして後端近くに達
すると、押出片6はピン32,32がガイド壁33,33を通り
抜けることによりバネ31の弾性力で受承壁3上面から直
立状に突出する。
に抗してピン32,32を押し下げているため押出片6の上
端部6′のみが受承壁3上面より突出している。この押
出片6の上端部6′は物品4下面を後方に潜行移動動す
る。そして、図中記号(D)に示す位置を通過し、さらに
矢印d方向に移動する。この際やはり押出片6の上端部
6′は物品4下面を潜行移動する。そして後端近くに達
すると、押出片6はピン32,32がガイド壁33,33を通り
抜けることによりバネ31の弾性力で受承壁3上面から直
立状に突出する。
そして後端に達してから第5図中(A)の第1待機位置に
おいて停止し、待機する。
おいて停止し、待機する。
前記矢印c,d方向の移動により押出片6の上端部6′
が受承壁3上面より突出して物品4下面を後方に潜行移
動するため、物品4は上端部6′との摩擦によりり後方
向への力が加えられ後方に僅かながら移動する。これに
より前列物品4がストッカー2前壁2aと後列物品4間で
挾着されてもその挾着状態はすぐに解除され、物品4が
が押出されなかったりストッカー2内で詰まることはな
い。
が受承壁3上面より突出して物品4下面を後方に潜行移
動するため、物品4は上端部6′との摩擦によりり後方
向への力が加えられ後方に僅かながら移動する。これに
より前列物品4がストッカー2前壁2aと後列物品4間で
挾着されてもその挾着状態はすぐに解除され、物品4が
が押出されなかったりストッカー2内で詰まることはな
い。
即ち、この押出片6は、本発明の押戻手段を構成してい
る。
る。
また受承壁3上面に前列より後列の物品4が低く載置さ
れるように段差3aが設けられているため、押出片6の上
端6′が後列物品4の下に潜り込む際に後列物品4前端
を強く後方に押すことになり、後列物品4を前列物品よ
りも大きく後方に移動させることになり、前列物品4は
挾着状態となりにくくなっている。これにより前列と後
列の物品4間に従来例のように仕切板を設ける必要がな
いため、ストッカー2への物品4の充填は仕切板を取除
く手間が省けて手際よく行える。
れるように段差3aが設けられているため、押出片6の上
端6′が後列物品4の下に潜り込む際に後列物品4前端
を強く後方に押すことになり、後列物品4を前列物品よ
りも大きく後方に移動させることになり、前列物品4は
挾着状態となりにくくなっている。これにより前列と後
列の物品4間に従来例のように仕切板を設ける必要がな
いため、ストッカー2への物品4の充填は仕切板を取除
く手間が省けて手際よく行える。
第10図及び第11図は本発明の他の実施例を示すもの
で、前記実施例との相異点のみ説明する。
で、前記実施例との相異点のみ説明する。
まずスライド部12の後方移動時に受承壁3上面より突出
して物品4下面を潜行移動するのは押出片6の上端部
6′ではなく、スライド部12の軸支部27である。すなわ
ち軸支部27上端が本発明に係わる押戻手段を構成し、該
軸支部27上端は常時受承壁上面より僅かり突出しその上
端面が曲面とされ、スライド部12の後方移動時に押出片
6が受承壁3上面から完全に没入して軸支部27上端が物
品4下面を後方に潜行移動する。
して物品4下面を潜行移動するのは押出片6の上端部
6′ではなく、スライド部12の軸支部27である。すなわ
ち軸支部27上端が本発明に係わる押戻手段を構成し、該
軸支部27上端は常時受承壁上面より僅かり突出しその上
端面が曲面とされ、スライド部12の後方移動時に押出片
6が受承壁3上面から完全に没入して軸支部27上端が物
品4下面を後方に潜行移動する。
また押出片6を前方向移動前に突出方向に揺動させ、後
方向移動前に没入方向に揺動させる手段が異なる。すな
わち支軸28にに押出片6を突出方向に付勢するバネは巻
装されていないために押出片6は重力により没入方向に
付勢されていることになる。これにより押出片6のピン
32,32はガイド壁33,33上面を摺動して前方に移動し、
このピン32,32がガイド壁33,33を通り過ぎると押出片
6は重力により没入方向に揺動し、その後ガイド壁33,
33下方を後方向に移動する。よってガイド壁33,33前端
には板ババネは設けられていない。それにかわりガイド
壁33,33後端には押出片6没入時のピン32,32の位置よ
りも下方位置まで反り返った板バネ34′,34′が固定さ
れている。
方向移動前に没入方向に揺動させる手段が異なる。すな
わち支軸28にに押出片6を突出方向に付勢するバネは巻
装されていないために押出片6は重力により没入方向に
付勢されていることになる。これにより押出片6のピン
32,32はガイド壁33,33上面を摺動して前方に移動し、
このピン32,32がガイド壁33,33を通り過ぎると押出片
6は重力により没入方向に揺動し、その後ガイド壁33,
33下方を後方向に移動する。よってガイド壁33,33前端
には板ババネは設けられていない。それにかわりガイド
壁33,33後端には押出片6没入時のピン32,32の位置よ
りも下方位置まで反り返った板バネ34′,34′が固定さ
れている。
これにより押出片6はピン32,32によりこの板バネ3
4′,34′押し上げながら後方向に移動し、後端に達し
た時はピン32,32の通過により板バネ34′,34′は元の
位置に復元している。そのため前方向移動時には、ピン
32,32板バネ34′,34′上面によりガイド壁33,33上面
に案内されて、押出片6は受承壁3上面ら突出方向に揺
動されることになる。
4′,34′押し上げながら後方向に移動し、後端に達し
た時はピン32,32の通過により板バネ34′,34′は元の
位置に復元している。そのため前方向移動時には、ピン
32,32板バネ34′,34′上面によりガイド壁33,33上面
に案内されて、押出片6は受承壁3上面ら突出方向に揺
動されることになる。
なお上記実施例においてスライド部12を往復移動させる
のにチェーン22とスプロケット18を利用したが、その他
クランク機構やマングルラック機構を利用してもよい。
のにチェーン22とスプロケット18を利用したが、その他
クランク機構やマングルラック機構を利用してもよい。
(発明の効果) 本発明によれば、スライド部の後方への移動時に、押戻
手段が各列の最下層の物品の下面に接触して物品を後方
に押戻すので前列の物品がストッカーの前壁と後列の物
品間に挾着されても、その挾着状態は解除されて物品が
押出されなかったり、ストッカーで詰まることはなく、
また前列と後列の物品間に仕切板を設る必要がないため
にストッカーへ物品を充填する場合は仕切板を取除く手
間が省け手際よく行うことができる。
手段が各列の最下層の物品の下面に接触して物品を後方
に押戻すので前列の物品がストッカーの前壁と後列の物
品間に挾着されても、その挾着状態は解除されて物品が
押出されなかったり、ストッカーで詰まることはなく、
また前列と後列の物品間に仕切板を設る必要がないため
にストッカーへ物品を充填する場合は仕切板を取除く手
間が省け手際よく行うことができる。
第1図及び第2図はストッカー内で挾着状態となった物
品の状態説明図、第3図はストッカー内で物品が詰まっ
た状態を示す説明図、第4図は本発明の自動販売機の実
施例を示す全体構成図、第5図及び第6図は押出装置の
動作説明図、第7図は押出装置の平面図、第8図は同縦
断面図、第9図は同正面図、第10図及び第11図は本
発明の他の実施例を示す動作説明図である。 2……ストッカー、2a……前部支持部材、3……受承
壁、4……物品、6……押出片及び押戻手段、9……押
出口、12……スライド部、27……押戻手段。
品の状態説明図、第3図はストッカー内で物品が詰まっ
た状態を示す説明図、第4図は本発明の自動販売機の実
施例を示す全体構成図、第5図及び第6図は押出装置の
動作説明図、第7図は押出装置の平面図、第8図は同縦
断面図、第9図は同正面図、第10図及び第11図は本
発明の他の実施例を示す動作説明図である。 2……ストッカー、2a……前部支持部材、3……受承
壁、4……物品、6……押出片及び押戻手段、9……押
出口、12……スライド部、27……押戻手段。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも前部支持部材(2a)と下部支持部
材(3)とを有し、且つ該下部支持部材(3)の上面にタバコ
等の矩形状物品(4)を前後の間に仕切り部材を介するこ
となく前後二列に積層するストッカー(2)と、 前記前部支持部材(2a)の下端と下部支持部材(3)の上面
との間に、前記物品(4)が1個通過可能な様に設けられ
た押出口(9)と、 前記ストッカー(2)内に前後二列に積層された前記物品
(4)の最下段のものを交互に1個づつ前記押出口(9)から
排出すべく、前記下部支持部材(3)の下方に前後方向に
往復動自在に設けられたスライド部(12)と、 該スライド部(12)が前方に移動するとき、前記下部支持
部材(3)の上面から上方に突出して前記ストッカー(2)内
の最下段の物品(4)の後面に係合し、該物品(4)を前方に
押動して前記押出口(9)から排出する押出片(6)と、 前列の物品(4)が後列の物品(4)と前部支持部材(2a)との
間で挟持されている状態を解除すべく、前記スライド部
(12)が後方に移動するとき、最下段の物品(4)の下面に
摺接して該物品(4)を後方に押し戻す押戻手段(6また
は27)とを具備したことを特徴とするタバコ等の矩形状
物品の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58232453A JPH0632120B2 (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | タバコ等の矩形状物品の自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58232453A JPH0632120B2 (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | タバコ等の矩形状物品の自動販売機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3373692A Division JPH0673156B2 (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | タバコ等物品の押出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60123995A JPS60123995A (ja) | 1985-07-02 |
JPH0632120B2 true JPH0632120B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=16939517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58232453A Expired - Lifetime JPH0632120B2 (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | タバコ等の矩形状物品の自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632120B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62134785A (ja) * | 1985-12-09 | 1987-06-17 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 自動販売機 |
JPH0267482U (ja) * | 1988-11-10 | 1990-05-22 | ||
JP7217307B2 (ja) * | 2021-03-15 | 2023-02-02 | 株式会社バンダイ | 物品収容装置及び物品供給装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5049493U (ja) * | 1973-09-01 | 1975-05-15 | ||
JPS5512296Y2 (ja) * | 1975-10-27 | 1980-03-17 |
-
1983
- 1983-12-08 JP JP58232453A patent/JPH0632120B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60123995A (ja) | 1985-07-02 |
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