JPH0887652A

JPH0887652A - カード処理装置

Info

Publication number: JPH0887652A
Application number: JP22283094A
Authority: JP
Inventors: Nobuyuki Sueki; 信之末木; Hiroyoshi Sekine; 弘義関根; Masahito Namiki; 雅人並木; Yasushi Mochizuki; 裕史望月
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1994-09-19
Filing date: 1994-09-19
Publication date: 1996-04-02

Abstract

(57)【要約】【目的】金銭的価値を有する金額カードのカード残額
が少なくなった場合には、注意を促す色で印字するよう
にしたカード処理装置を提供すること。【構成】異なる印字エネルギーで異なる色で発色する
複数の記録層及びカード残額を記録する磁気記録層を有
する金銭カードを処理するカード処理装置において、金
銭カードの利用金額を入力する入力部14と、磁気記録層
に記録されているカード残額を読取る読取部16と、読取
部16で読取られた磁気記録層に記録されているカード残
額から入力部14により入力された利用金額を減算して残
額を演算する残額演算部17と、カードの記録層に印字を
行なうプリンタ部19と、残額演算部17で演算された残額
に応じて異なった印字エネルギーを記録層に供給して記
録層へ残額を印字する印字制御手段12とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は金銭的価値を有するカー
ドを処理するカード処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、テレホンカードやオレンジカード
のような金銭的価値を有するプリペイカードが非常に普
及されている。このようなプリペイカードのカード残額
の表示はパンチ穴を用いた方式か裏面に残額を一色で印
字させる方式かである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなプリペイカ
ードを使用している場合に、使用者には残額がどれくら
いであるかということは重要な情報である。しかし、従
来の残額表示ではそれがわかりにくく、気付かないうち
に残額が『０』となっていて慌てるということがある。

【０００４】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的はプリペイカードのような金銭的価値を有
する金額カードのカード残額が少なくなった場合には、
注意を促す色で印字するようにしたカード処理装置を提
供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１に係わるカード
処理装置は、異なる印字エネルギーで異なる色で発色す
る複数の記録層及びカード残額を記録する磁気記録層を
有する金銭カードを処理するカード処理装置において、
上記金銭カードの利用金額を入力する入力手段と、上記
磁気記録層に記録されているカード残額を読取る読取り
手段と、上記読取り手段で読取られた上記磁気記録層に
記録されているカード残額から上記入力手段により入力
された利用金額を減算して残額を演算する残額演算手段
と、上記カードの記録層に印字を行なう印字手段と、上
記残額演算手段で演算された残額に応じて異なる印字エ
ネルギーを上記記録層に供給して上記記録層へ残額を印
字する印字制御手段とを具備したことを特徴とする。

【０００６】請求項２に係わるカード処理装置は、異な
る印字エネルギーで異なる色で発色する複数の記録層及
びカード残額を記録する磁気記録層を有する金銭カード
を処理するカード処理装置において、上記金銭カードの
利用金額を入力する入力手段と、上記磁気記録層に記録
されているカード残額を読取る読取り手段と、上記読取
り手段で読取られた上記磁気記録層に記録されているカ
ード残額から上記入力手段により入力された利用金額を
減算して残額を演算する残額演算手段と、上記カードの
記録層に印字を行なう印字手段と、上記残額演算手段で
演算された残額が所定残額より少ない場合には第１の印
字エネルギーを上記記録層に供給して上記記録層へ残額
を印字し、上記残額演算手段で演算された残額が所定残
額以上の場合には第２の印字エネルギーを上記記録層に
供給して上記記録層へ残額を印字する印字制御手段とを
具備したことを特徴とする。

【０００７】請求項３に係わるカード処理装置は、異な
る印字エネルギーで異なる色で発色する複数の記録層及
びカード残額を記録する磁気記録層を有する金銭カード
を処理するカード処理装置において、上記金銭カードの
利用金額を入力する入力手段と、上記磁気記録層に記録
されているカード残額を読取る読取り手段と、上記読取
り手段で読取られた上記磁気記録層に記録されているカ
ード残額から上記入力手段により入力された利用金額を
減算して残額を演算する残額演算手段と、上記カードの
記録層に印字を行なう印字手段と、上記残額演算手段で
演算された残額が所定残額より少ない場合には第１の印
字エネルギーを上記記録層に供給して上記記録層へ残額
を注意を促す色で印字し、上記残額演算手段で演算され
た残額が所定残額以上の場合には第２の印字エネルギー
を上記記録層に供給して上記記録層へ残額を印字する印
字制御手段とを具備したことを特徴とする。

【０００８】

【作用】異なる印字エネルギーで異なる色で発色する複
数の記録層及びカード残額を記録する磁気記録層を有す
る金銭カードの残額が少ない場合には、異なった印字エ
ネルギーを記録層に供給して、残額が少ない場合の残額
の印字の色を残額が多い場合の色と区別している。この
ようにすることにより、残額が少ないことを利用者に確
実に知らせることができる。

【０００９】

【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
るカード処理装置について説明する。図１は自動券売機
等のカード処理装置のシステム構成を示すブロック図で
ある。図１において、１１は本カード処理装置を統括し
て制御するＣＰＵ（中央処理装置）である。このＣＰＵ
１１には、図６のフローチャートに示す制御を行なうＲ
ＯＭ（リード・オンリ・メモリ）１２、各種作業エリア
を有するＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）１３、
利用金額を入力する入力部１４、投入された金額カード
を搬送する搬送部１５、この搬送部１５を介して搬送さ
れた金額カードに磁気記録されている残額データの読出
し及び更新された残額データの書き込みを行なう磁気信
号読取・書込部１６、上記磁気信号読取・書込部１６で
読み出された残額データから上記入力部１４で入力され
た利用金額を減算することにより新残額データを演算す
る残額演算部１７、操作手順など必要な情報を表示する
ディスプレイ１８、金額カードに利用日付と残額を印字
するサーマルプリンタであるプリンタ部１９が接続され
る。

【００１０】次に、図２を参照して金額カードの構成に
ついて説明する。図２において、２１は例えばポリエス
テルフィルムで構成された基材である。この基材２１の
磁気記録層２２が積層されると共に、その磁気記録層２
２の上にそれぞれ感熱発色記録材料からなる第２の記録
層２４、第１の記録層２３が順に積層されている。

【００１１】第１の記録層２３（黒色）及び第２の記録
層２４（赤色）のそれぞれの静発色特性は、図３に示す
ように発色する温度域が異なっている。つまり、第１の
記録層２３、第２の記録層２４の順で発色する温度が上
昇している。第２の記録層２４を発色させる印字エネル
ギーは第１の記録層２３を発色させる印字エネルギーよ
り大きい。これには、プリンタ部１９のサーマルヘッド
に供給する印字パルスのパルス幅を大きくすることによ
り、印字エネルギーを大きくすることができる。

【００１２】次に、上記のように構成された本発明の一
実施例の動作について図６のフローチャートを参照しな
がら説明する。まず、金額カードを図１のカード処理装
置のカード挿入口（図示しない）に挿入すると、金額カ
ードは搬送部１５により搬送される（ステップＳ１）。

【００１３】そして、搬送部１５を介して搬送された金
額カードの磁気記録部３２に記録されているカード残額
は磁気信号読取・書込部１６で読み出される（ステップ
Ｓ２）。

【００１４】次に、利用者は利用金額を入力部１４から
入力する（ステップＳ３）。そして、磁気信号読取・書
込部１６で読み出されたカード残額から利用金額の減算
が残額演算部１７において行われ、新カード残額が演算
される（ステップＳ４）。

【００１５】そして、この新カード残額は磁気信号読取
・書込部１６より磁気記録層２２に書込まれる（ステッ
プＳ５）。そして、この新カード残額は少ないか、つま
り１００円以下であるか判定されれる（ステップＳ
６）。

【００１６】このステップＳ６の判定で「ＮＯ」と判定
されると駆動条件２でプリンタ１９が駆動される（ステ
ップＳ７）。つまり、サーマルプリンタに図３の実線の
第２の印字エネルギーが供給され、第１の記録層２３が
発色、つまり黒色に発色する。従って、日付及びカード
残額が黒色で印字される。

【００１７】一方、ステップＳ６で「ＹＥＳ」と判定さ
れた場合には、駆動条件１でプリンタ１９が駆動される
（ステップＳ８）。つまり、サーマルプリンタに図３の
破線の第１の印字エネルギーが供給され、第１の記録層
２４が発色、つまり赤色に発色する。従って、日付及び
カード残額が赤色で印字される。

【００１８】以上のようにして、図４に示すように金額
カードにはＡで示すようにカード残額が１００円より大
きい場合には、日付及びカード残額が黒色で印字され、
カード残額が１００以下になると、日付及びカード残額
が注意を促す赤色で印字される。

【００１９】このため、カード残額が少なくなった場合
には、日付及びカード残額を注意を促す赤色で印字する
ようにしたので、利用者はカード残額の少なさを確実に
認識することができる。

【００２０】なお、上記実施例ではカード残額が少なく
なった場合には、日付及びカード残額を注意を促す赤色
で印字するようにしたが、カード残額のみを赤色で印字
するようにしても良い。なお、上記実施例ではカード処
理装置として自動券売機を想定したが、他にテレホンカ
ードの残度数を処理するカード処理装置にも適用するこ
とができる。

【００２１】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、金
銭的価値を有する金額カードのカード残額が少なくなっ
た場合には、注意を促す色で印字するようにしたので、
利用者にカード残額が少なくなったことを確実に認識さ
せることができるカード処理装置を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係わるカード処理装置のシ
ステム構成を示すブロック図。

【図２】同カードの構造を示す断面図。

【図３】カードの第１及び第２の記録層の発色温度を示
す図。

【図４】カードへの印字例を示す図。

【図５】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。

【符号の説明】

１１…ＣＰＵ、１２…ＲＯＭ、１３…ＲＡＭ、１４…入
力部、１５…搬送部、１６…磁気信号読取・書込部、１
７…残額演算部、１８…ディスプレイ、１９…プリンタ
部、２１…基材、２２…磁気記録層、２３…第１の記録
層、２４…第２の記録層。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者望月裕史神奈川県川崎市幸区柳町70番地株式会社東芝柳町工場内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】異なる印字エネルギーで異なる色で発色
する複数の記録層及びカード残額を記録する磁気記録層
を有する金銭カードを処理するカード処理装置におい
て、上記金銭カードの利用金額を入力する入力手段と、上記磁気記録層に記録されているカード残額を読取る読
取り手段と、上記読取り手段で読取られた上記磁気記録層に記録され
ているカード残額から上記入力手段により入力された利
用金額を減算して残額を演算する残額演算手段と、上記カードの記録層に印字を行なう印字手段と、上記残額演算手段で演算された残額に応じて異なる印字
エネルギーを上記記録層に供給して上記記録層へ残額を
印字する印字制御手段とを具備したことを特徴とするカ
ード処理装置。
【請求項２】異なる印字エネルギーで異なる色で発色
する複数の記録層及びカード残額を記録する磁気記録層
を有する金銭カードを処理するカード処理装置におい
て、上記金銭カードの利用金額を入力する入力手段と、上記磁気記録層に記録されているカード残額を読取る読
取り手段と、上記読取り手段で読取られた上記磁気記録層に記録され
ているカード残額から上記入力手段により入力された利
用金額を減算して残額を演算する残額演算手段と、上記カードの記録層に印字を行なう印字手段と、上記残額演算手段で演算された残額が所定残額より少な
い場合には第１の印字エネルギーを上記記録層に供給し
て上記記録層へ残額を印字し、上記残額演算手段で演算
された残額が所定残額以上の場合には第２の印字エネル
ギーを上記記録層に供給して上記記録層へ残額を印字す
る印字制御手段とを具備したことを特徴とするカード処
理装置。
【請求項３】異なる印字エネルギーで異なる色で発色
する複数の記録層及びカード残額を記録する磁気記録層
を有する金銭カードを処理するカード処理装置におい
て、上記金銭カードの利用金額を入力する入力手段と、上記磁気記録層に記録されているカード残額を読取る読
取り手段と、上記読取り手段で読取られた上記磁気記録層に記録され
ているカード残額から上記入力手段により入力された利
用金額を減算して残額を演算する残額演算手段と、上記カードの記録層に印字を行なう印字手段と、上記残額演算手段で演算された残額が所定残額より少な
い場合には第１の印字エネルギーを上記記録層に供給し
て上記記録層へ残額を注意を促す色で印字し、上記残額
演算手段で演算された残額が所定残額以上の場合には第
２の印字エネルギーを上記記録層に供給して上記記録層
へ残額を印字する印字制御手段とを具備したことを特徴
とするカード処理装置。