JPH088749A - 信号コンバータ - Google Patents
信号コンバータInfo
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Abstract
電圧により、また内部で発生させる多数の基準電圧によ
り作動可能にする。 【構成】 A/Dコンバータ及びD/Aコンバータは内
部基準電圧発生器を備えている。これらの発生器はチッ
プに印加される電源電圧の大きさを感知し、電源電圧の
大きさに応じて変換動作のための基準電圧として2つの
内部基準電圧のうちの1つを選択する。
Description
ータに関し、さらに詳細にはかかるコンバータに用いる
内部基準電圧に関する。
て連続性を有する)物理的なアナログ信号を、デジタル
コンピュータに用いる(量及び時間において離散性を有
する)デジタル信号に変換する回路である。D/Aコン
バータはデジタル信号を物理的アナログ信号に変換する
逆プロセスを実行する。アナログ信号は、最も一般的に
は、マイクロフォンのような電気機械式コンバータから
得られる、或いは拡声器のような電気機械式コンバータ
を駆動するための電圧波形である。デジタル信号は離散
的時点において採取した電圧波形のサンプルに相当する
一連の数値である。これらの数値はボルト単位或いは任
意の単位の物理的電圧に直接対応する。
ータの動作は、A/Dコンバータの場合デジタル出力
が、またD/Aコンバータの場合デジタル入力が任意の
基準電圧の何分の1かであるという点において、比率的
である。例えば、デジタルオーディオ用のA/Dコンバ
ータは16ビットの2の補数デジタル信号を発生し、正
のフルスケールデジタル出力が+2ボルトの入力に、ま
た負のフルスケールデジタル出力が−2ボルトの入力に
相当する。市販品の多くにとって、A/DまたはD/A
変換の基準レベルはオンチップ電圧基準回路により決ま
る。この電圧基準回路は、正確で温度安定性に優れ、コ
ンバータからみた実際の電源電圧とは無関係の基準レベ
ルを発生するのが理想である。市販品によっては、基準
電圧が外部ピン上にユーザーにより与えられるものがあ
る。しかしながら、この外部の基準電圧は正確な基準を
与えるため別の回路が必要であると言う点で、多くの用
途にとって望ましくない。
るか或いは電源を分圧して基準電圧とする比率コンバー
タは、内部基準電圧を有するコンバータと比較すると広
い範囲の電源電圧にわたり有効に動作させるための設計
が容易であるという利点を有する。例えば、全電源電圧
が10ボルト乃至30ボルトの間で作動可能であり、得
られる電源電圧を有効利用するために外部基準電圧を電
源でスケーリングすることができるコンバータを設計す
るとしよう。ユーザーは+5ボルトと−5ボルトの電源
電圧でコンバータを作動させ、外部基準電圧が3ボルト
で、−3ボルト乃至+3ボルトの変換範囲を実現できる
であろう。或いは、ユーザーは+15ボルトと−15ボ
ルトの電源電圧及び10ボルトの外部基準電圧でコンバ
ータを作動させて、−10ボルト乃至+10ボルトの変
換範囲を実現できるであろう。これとは対照的に、内部
基準電圧が3ボルトの一定値とすると、この同じコンバ
ータは電源電圧とは無関係に−3ボルト乃至+3ボルト
の変換範囲を常に有する。
電圧で作動可能なA/DまたはD/Aコンバータが望ま
しいことが分かる。
またはD/Aコンバータを多数の電源電圧により、また
内部で発生させる多数の基準電圧により作動可能にする
手段を提供することにある。
入力端子を有する信号コンバータであって、(a)電源電
圧入力端子に結合され、該入力端子で受ける電源電圧が
複数の電圧範囲のうちのいづれに属するかを示す出力信
号を発生させる電源感知回路と、(b)電源感知回路に結
合され、内部基準電圧である出力を発生する基準電圧発
生回路とより成り、内部基準電圧の大きさは複数の基準
電圧のうちの1つであり、各基準電圧が電源電圧入力端
子で受ける電源電圧の複数の電圧範囲のそれぞれに対応
することを特徴とする信号コンバータが提供される。
源電圧の測定値に基づいて内部で発生されるコンバータ
が開示される。
が、これは単一電源のコンバータにおいて共通モードレ
ベルの切換えにも利用できる。
Dコンバータではアナログ入力の範囲が、またD/Aコ
ンバータではアナログ出力の範囲が、0ボルトとある正
の電源電圧の間の正値の範囲か、または0ボルトとある
負の電源電圧の間の負値の範囲に限定される。この場
合、アナログ入力または出力の範囲を0ボルトと電源電
圧のほぼ中心に維持するためにはアナログ入出力範囲の
共通モードレベル、即ち中心線を基準電圧と共に増加し
なければならない。共通モードレベルのこの調整を電源
電圧の測定値に応じて行うことができる。
につき詳細に説明する。
ィオに用いる低コスト、ステレオ用デルタ−シグマD/
Aコンバータ10である。図1はこの部品のブロック図
であり、8ピン・パッケージのピンの割り当てを含んで
いる。この部品は16ビットまたは18ビットの入力デ
ータをもつ2つのD/A変換チャンネルを提供する。こ
の部品はステレオ入力データのためのシリアル・インタ
ーフェイス12と、2つのインターポレーション・フィ
ルタ14,16と、2つの1ビットD/Aコンバータ2
2,24へ1ビットのデータ流を供給する2つのデジタ
ル・デルタ−シグマ変調器18,20と、スイッチトキ
ャパシタにより構成した2つのアナログ・ローパスフィ
ルタ26,28と、オンチップ電圧基準30とを含む。
デエンファシス回路32はデエンファシス信号を受け
る。インターポレーション・フィルタ14,16は切換
え可能であり、コンパクトディスク(CD)用途の必要
に応じて平坦なレスポンスまたはデエンファシスレスポ
ンスのいずれかを与えることが可能である。この部品は
複数のマスタークロック周波数(デジタルオーディオ・
サンプリングレートの256倍、384倍及び512
倍)で作動するように設計してあり、複数のシリアル・
データフォーマットをサポートできる。D/Aコンバー
タ10は2.7ボルトと5.5ボルトの間の単一の電源
電圧、VA+、で作動する。
め、D/Aコンバータ10には幾つかの措置が施されて
いる。その特徴の1つは、本発明において電源電圧が自
動的に感知されることである。図2は、電圧基準ブロッ
ク30に含まれるこの機能の好ましい実施例をブロック
図40で示す。電源投入リセット回路42は電源が投入
されると3V/5Vのリセット信号を発生させる。この
3V/5Vリセット信号は3V/5V検出回路44を構
成し、この検出回路は2つの基準電圧発生回路、即ちピ
ーク基準電圧発生回路46と共通モード基準電圧発生回
路48を(VA+が2.7ボルトと4.5ボルトの間)
3ボルトで動作するように構成する。この構成では、電
圧基準は2.0ボルトのオンチップピーク基準電圧と
1.3ボルトの共通モード基準電圧を発生させ、その結
果(ピーク間電圧2.0ボルトのフルスケール変換範囲
に対して)0.3ボルト乃至2.3ボルトのアナログ出
力範囲が得られる。電圧基準回路30と電源(図示せ
ず)が共にそれらの最終値へ落着くのを可能にする幾分
かの遅延の後、この3V/5V検出回路44はイネーブ
ルされる。電源電圧VA+がピーク基準電圧4ボルトの
動作をサポートできる充分に高い値の場合(4.5ボル
トよりも大きい)、3V/5Vの選択信号が電圧基準回
路30を5ボルトモードに再構成し、4.0ボルトのピ
ーク基準電圧と2.3ボルトの共通モード基準電圧を発
生させると、(ピーク間電圧4.0ボルトのフルスケー
ル変換範囲に対して)0.3乃至4.3ボルトのアナロ
グ出力範囲が得られる。
路46と共通モード電圧基準発生回路48の略図であ
る。図示のように、抵抗52の両端間に基準電圧を発生
させるため2つの電流源I1,I2を用いる。3ボルト
モードでは、電流源I1だけを用いる(スイッチS1が
「開」)。5ボルトモードでは、両方の電流源I1、I
2を用いる(スイッチS1が「閉」)。当業者なら分か
るように、抵抗52は共通モード基準電圧発生回路48
とピーク基準電圧発生回路46とでは異なる抵抗値であ
る。
図である。基準電圧VREF(3ボルトモード)を抵抗
62、64より成る抵抗分圧器によりセットされる電源
電圧(VA+)の一部と比較するためにコンパレータ6
0を用いる。このコンパレータ60はリセット信号によ
りオンにされ、コンパレータ60の出力をDラッチ66
がリセットパルスの立下がりの端縁部でラッチする。基
準電圧が分圧された電源電圧よりも依然として大きい場
合、コンパレータによる比較結果は真(論理「1」)で
あり、ピーク基準電圧発生回路46と共通モード電圧発
生回路48が3ボルトモードを継続する。そうでなけれ
ば、ピーク電圧基準発生回路46と共通モード基準電圧
発生回路48が5ボルトモードに切りかわる。
ある。チップにVA+が印加されると、キャパシタとし
て作動するように構成したトランジスタ70が2つのイ
ンバータ段72,74の第1段の入力を高い電圧レベル
に保持して、ステートマシン(state machi
ne)80のイネーブル入力を高レベルにする。ある期
間経過後、トランジスタ76がトランジスタ−キャパシ
タ70を充電してイネーブル入力を低レベルにする。当
業者によく知られたステートマシン80は、チップに電
源が投入されると単一の正のパルスを発生させる。イネ
ーブル入力の立下がりを検出することによりシステムク
ロックを用いて所定幅の3V/5Vリセット信号を発生
させ、その後、3V/5Vリセット信号が低レベルに引
き下げられるまで所定のカウントを行う。3V/5Vリ
セットパルスの幅は電源電圧及びコンパレータ60の出
力がそれらの最終値に落着くように設計してある。トラ
ンジスタ−キャパシタ70、トランジスタ76及びバイ
アス回路78のトランジスタのサイズは、ステートマシ
ン80のイネーブル入力が低レベルになる前は安定であ
るように選択してある。
す。3V/5Vリセット信号は3V/5V検出回路44
のクロック入力に印加される。3V/5Vリセット信号
が高レベルだと、コンパレータ60がイネーブルされ、
Dラッチ66が最初に、3ボルト動作を示す高レベル論
理信号をM3V出力に発生させる。3V/5Vリセット
信号が高レベルにある間、コンパレータの出力はDラッ
チ66の出力に結合される。リセット信号が低レベルに
なると、コンパレータ60の出力がDラッチ66により
ラッチされ、その後コンパレータへの電源が切り離され
てチップの電力が節減される。電圧VB1,VB2はバ
イアス電圧であり、これらのバイアス電圧を発生させる
ための回路は当該技術分野においてよく知られたもので
ある。
データ変換チップにも利用可能である。このタイプの回
路では、図4の抵抗64はアースではなくて負の電源電
圧に接続される。共通モード基準電圧発生回路48は共
通モード電圧が電源電圧の大きさにかかわらずアース電
位にあるため使用されない。
に用いる低コストのステレオ用デルタ−シグマA/Dコ
ンバータ100である。図7はこの部品のブロック図を
示し、それには8ピンパッケージのピンの割り当てが含
まれる。この部品は16または18ビットの入力データ
をもつ2つのA/D変換チャンネルを提供する。この部
品は2つのデシメーション・フィルタ106,108へ
1ビットのデータ流を与える2つのアナログ・デルタ−
シグマ変調器102,104と、シリアル・インターフ
ェイス110と、オンチップ電圧基準112とを含む。
このA/D変換部は図1のD/A変換部とよく似て、複
数のマスタークロック周波数(デジタルオーディオ・サ
ンプリングレートの256倍,384倍及び512倍)
で作動するように設計してあり、複数のシリアル・デー
タフォーマットをサポートできる。A/Dコンバータ1
00は2.7ボルトと5.5ボルトの間の単一の電源電
圧VA+で作動する。
感知回路のブロック図。
電圧基準回路の略図。
V検出回路のブロック図。
施例の略図。
Claims (12)
- 【請求項1】 内部基準電圧と電源電圧入力端子を有す
る信号コンバータであって、 (a)電源電圧入力端子に結合され、該入力端子で受ける
電源電圧が複数の電圧範囲のうちのいづれに属するかを
示す出力信号を発生させる電源感知回路と、 (b)電源感知回路に結合され、内部基準電圧である出力
を発生する基準電圧発生回路とより成り、 内部基準電圧の大きさは複数の基準電圧のうちの1つで
あり、各基準電圧が電源電圧入力端子で受ける電源電圧
の複数の電圧範囲のそれぞれに対応することを特徴とす
る信号コンバータ。 - 【請求項2】 電源感知回路が、 (a)信号コンバータへの電源投入を感知してリセット信
号を発生させる電源投入リセット回路と、 (b)電源電圧入力端子がリセット信号の終期において所
定のしきい電圧より高いか低いかを検出し、その検出結
果を示す出力を発生させる電源検出回路とより成り、 電源検出回路の出力が電源感知回路の出力に相当するこ
とを特徴とする請求項1の信号コンバータ。 - 【請求項3】 複数の電圧範囲が2つの電圧範囲である
ことを特徴とする請求項2の信号コンバータ。 - 【請求項4】 電源電圧入力端子がリセット信号の終期
において所定のしきい電圧より高いか低いかを検出し、
その検出結果を示す出力を発生させる電圧検出回路をさ
らに含み、 電圧検出回路の出力が電源感知回路の出力に相当し、 電源検出回路が検出後次のリセット信号が受信されるま
で出力を一定値に保持することを特徴とする請求項1の
信号コンバータ。 - 【請求項5】 内部基準電圧がピーク基準電圧であるこ
とを特徴とする請求項1の信号コンバータ。 - 【請求項6】 内部基準電圧が共通モード基準電圧であ
ることを特徴とする請求項1の信号コンバータ。 - 【請求項7】 電源感知回路に結合され、共通モード基
準電圧である出力を発生させる共通モード基準電圧発生
器をさらに含み、 共通モード基準電圧の大きさが複数の共通モード基準電
圧のうちの1つであり、各共通モード基準電圧が電源電
圧入力端子で受ける電源電圧の複数の電圧範囲のそれぞ
れに対応することを特徴とする請求項1の信号コンバー
タ。 - 【請求項8】 正と負の電源電圧入力端子を有し、 (a)電源電圧感知回路が正と負の電源電圧入力端子に結
合され、電源電圧感知回路が正と負の電源電圧入力端子
で受ける電源電圧の複数の電圧範囲のうちの1つを示す
出力を有し、 (b)複数の基準電圧のそれぞれが正と負の電源電圧入力
端子で受ける複数の電圧範囲のそれぞれに対応すること
を特徴とする請求項1の信号コンバータ。 - 【請求項9】 ピーク内部基準電圧発生器と、共通モー
ド内部基準電圧発生器とを有し、ピーク及び共通モード
内部基準電圧発生器がそれぞれ複数の電圧から1つの電
圧を選択し、複数の電圧のうちの1つが電源電圧入力端
子に印加される電源電圧に応答して信号コンバータによ
り選択されることを特徴とする請求項1の信号コンバー
タ。 - 【請求項10】 内部基準電圧が複数の電圧から選択さ
れ、複数の電圧のうちの1つが電源電圧入力端子に印加
される電源電圧に応答して信号コンバータにより選択さ
れることを特徴とする請求項1の信号コンバータ。 - 【請求項11】 信号コンバータのための内部基準電圧
を発生させる方法であって、 (a)信号コンバータに印加される電源電圧の大きさを感
知し、 (b)電源電圧が複数の電圧範囲のうちのいずれに属する
かを判定してその判定結果を示す出力を発生させ、 (c)同数の電圧のうちの1つから属する電源電圧に相当
する内部基準電圧を選択するステップより成ることを特
徴とする方法。 - 【請求項12】 電源電圧の大きさを感知するステップ
が、 (a)信号コンバータへの電源電圧の印加を感知し、 (b)電源電圧の印加が感知されるとリセット信号を発生
させ、 (c)リセット信号を終期において電源電圧の大きさをラ
ッチするステップより成ることを特徴とする請求項11
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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US21297794A | 1994-03-15 | 1994-03-15 | |
US08/212977 | 1994-03-15 |
Publications (2)
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JPH088749A true JPH088749A (ja) | 1996-01-12 |
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Country Status (2)
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JP (1) | JP2873184B2 (ja) |
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-
1996
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