JPH0466134B2 - - Google Patents

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JPH0466134B2
JPH0466134B2 JP59058231A JP5823184A JPH0466134B2 JP H0466134 B2 JPH0466134 B2 JP H0466134B2 JP 59058231 A JP59058231 A JP 59058231A JP 5823184 A JP5823184 A JP 5823184A JP H0466134 B2 JPH0466134 B2 JP H0466134B2
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Tsutomu Noda
Yoshimi Iso
Tetsuo Sato
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Hitachi Ltd
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Priority to DE8585103294T priority patent/DE3586363T2/de
Priority to US06/715,258 priority patent/US4571572A/en
Priority to KR8501988A priority patent/KR890005234B1/ko
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00992Circuits for stereophonic or quadraphonic recording or reproducing
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/82Digital/analogue converters with intermediate conversion to time interval

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、デイジタル記録された信号を再生す
るデイジタル記録信号再生装置に係り、特に電流
源を有する積分形デイジタル・アナログ変換器の
積分器のダイナミツクレンジを拡大するに好適な
回路に関する。
〔発明の背景〕
第1図にデイジタル記録された信号を再生する
デイジタル記録信号再生装置のブロツク図を示
す。
101は光または磁気を用いた記録媒体、10
2は記録媒体101から記録されている信号を光
または磁気を使用して読み出す再生ヘツド、10
3は再生ヘツド102によつて読み出された電気
信号の波形等化を行ない、デイジタル符号に変換
するデータストローブ等の処理を行なう再生アン
プ、104はデ・インターリーブ、誤り検出訂正
などの処理を行なうデイジタル信号処理回路、1
05はデイジタル信号処理回路104によつて得
られたデイジタル信号の値に応じた時間だけ定電
流を流すデイジタル・アナログ変換電流源、10
6はデイジタル・アナログ変換電流源105の出
力を積分する積分器、107は積分器106の出
力がデイジタル値に応じたアナログ電圧になつた
後の適当のタイミングで出力を得るリサンプル回
路、108はリサンプル回路のサンプリング周期
にともなう不要信号を遮断するLPF、109は
記録情報の再生出力端子である。
次に、105および106で構成される積分方
式のデイジタル・アナログ変換器(以下DACと
略す)について説明する。
積分方式のDACは、特公昭38−4116号公報で
開示されているように、デイジタル入力で決まる
期間だけ定電流を積分し、アナログ出力を得るも
のである。
第2図に機能ブロツク図を示す。1はデイジタ
ル値の入力、2はクロツク入力、3はカウンタ、
4は電流スイツチ、5は定電流源、6は制御回
路、7は積分用のオペアンプ、8は容量、9はリ
セツトスイツチ、10は積分器出力である。
まず、リセツトスイツチ9を閉じて容量8の電
荷を放電する。それと同時にデイジタル・データ
を入力1からカウンタ3にセツトする。その後カ
ウンタ3をクロツク入力2からのクロツクで動作
させ、デイジタル・データに応じた期間だけスイ
ツチ4を閉じて、定電流源5の電流を容量8から
流す。その間オペアンプ7と容量8で構成された
積分器出力10の電圧は一定の傾斜をもつて増加
し、スイツチ4が開くとともに一定値を保持す
る。この動作によりデイジタル・データに応じた
積分器出力を得るデイジタル・アナログ変換をす
るのであるが、このように単純に積分した場合、
カウンタのクロツク周波数fclkとDACの変換時
間Tおよびビツト数Nとの関係は T=2N×fclk である。ここでビツト数16で変換時間10μs程度の
DACを構成するためには fclk≒6.6GHz となり、集積回路では実現困難な値となる。
このカウンタのクロツク周波数を下げるために
提案された16ビツトの積分方式のDACを第3図
に示す。
この例は1982年1月18日付の日経エレクトロニ
クス「デイジタル・オーデイオ用の低歪率16ビツ
トICA−D,D−A変換器」で開示されたもので
ある。第3図において、第1図と同一符号のもの
は同一機能を示し、11は上位8ビツト側の定電
流源、12は下位8ビツト側の定電流源、13は
上位8ビツト側の定電流源11を導通遮断する上
位8ビツト側の電流スイツチ、14は下位8ビツ
ト側の定電流源12を導通遮断する下位8ビツト
側の電流スイツチ、15は上位8ビツト側の電流
スイツチ13の導通期間を決める上位8ビツト側
のカウンタ、16は下位8ビツト側の電流スイツ
チ14の導通期間を決める下位8ビツト側のカウ
ンタ、17はカウンタ15,16およびスイツチ
9の制御タイミングを決める制御回路、18は上
位8ビツト側のデイジタル・データ入力、19は
下位8ビツト側のデイジタル・データ入力、20
はクロツク入力である。
第4図は動作説明用のタイミング図を示す。2
1は積分器の出力であるアナログ出力の波形、2
2は放電用のスイツチ9の導通期間、23は上位
8ビツトの電流スイツチ13の導通期間、24は
下位8ビツトの電流スイツチ14の導通期間、2
5はアナログに変換された信号を出力する期間で
ある。
まず、導通期間22でスイツチ9を閉じて容量
8に充電された電荷を放電する。それと同時にデ
イジタル・データを上位8ビツトと下位8ビツト
に分けて、おのおの入力18および19を経て、
カウンタ15および16にセツトする。その後カ
ウンタ15および16にセツトされたデータに応
じた期間だけ電流スイツチ13および14を導通
させる。上位8ビツト側の定電流側の定電流源1
1と下位8ビツト側の定電流源12との定電流値
には28対1すなわち256対1の重みづけをしてい
る。上位8ビツトのデータで決まる導通期間23
と下位8ビツトのデータで決まる導通期間24に
おいて、容量8におのおの定電流源11と定電流
源12で充電し、積分器の出力であるアナログ出
力10に波形21を得る。その後のアナログ出力
10のアナログ値がデイジタル・データをアナロ
グに変換した値であり、出力期間25で次段に出
力する。
16ビツトを上位8ビツトと下位8ビツトに分け
て重みづけした2個の電流源を設けることでカウ
ンタのクロツク周波数f′clkを f′clk=28/10μs≒25MHz と現実可能な値としている。
しかし、第2図および第3図のどちらの積分方
式のDACにおいても、積分器出力10の電圧は
第4図の波形21に見てもあきらかなように、積
分器のオペアンプ7の正相入力である接地レベル
から正の方向の電圧にしか波形は出ない。
すなわち積分器出力電圧は、接地レベルから正
のある値までしか変化しない。
一方、オーデイオ信号などの交流信号の中点は
一般的に接地レベルであることやオペアンプの電
源電圧が正負対称電圧であることなどから積分器
出力電圧は接地レベルを中点とすることが望まし
い。この点はオペアンプ7の正相入力を接地レベ
ルより下げることで解決出来るかに思われるが、
さらに回路の実現上の問題を考えると、定電流源
5,11および12、スイツチ4,13および1
4を構成するトランジスタなどの素子を動作させ
るための電圧が必要であるため、積分器のオペア
ンプ7の正相入力を接地レベルより下げることは
困難である。
以上の理由により「デイジタル・オーデイオ用
の低歪率16ビツトIC A−D,D−A変換器」に
おいて、オーデイオ信号は積分器出力では接地レ
ベルと正のある値との電圧信号とし、積分器出力
の次にオフセツトを加えて接地レベルをオーデイ
オ信号の中点とするような構成を用いている。
このような場合、積分器出力が正の電圧側しか
用いられないため積分器を構成するオペアンプを
オペアンプの信号通過可能な最大出力電圧の半分
しか有効に用いることしか出来ず、アナログ信号
のダイナミツクレンジを減少させる欠点を有す
る。
このダイナミツクレンジの減少を軽減する方法
として、1983年6月20日付日経エレクトロニクス
「高速、高集積、小型チツプを狙つた民生用バイ
ポーラLSI技術」に示されているように、第2
図、第3図のリセツトスイツチ9の閉じられる期
間、すなわち第4図の導通期間22の間に容量8
に外部より一定電荷を充電して積分器のオペアン
プ7の出力を接地レベル以下とし、その後定電流
源5,11および12で積分することが考えられ
ている。しかし、この方法ではリセツト期間に容
量8に急激に電荷を供給するため、容量8の容量
値が大きい場合特にリセツト期間の瞬時電流が過
大となり、集積回路に使用しずらい場合が多い。
積分器出力の電圧変化であるアナログ信号振幅
は、定電流源11,12の電流値と積分期間の積
を容量8の容量値で割つた値となるため、定電流
値と容量値は無関係に設計出来ない。
また、スイツチ13,14の寄生容量による切
り替えスピードの遅れから定電流源12の最低電
流値は制限される。さらに、リセツト期間の瞬時
最大電流を集積回路の最大許容電流などで制限す
れば、容量8の容量値が制限され、アナログ信号
振幅から定電流源11の電流値が制限され、定電
流源11と12の比を自由に設定出来ない欠点を
有する。
すなわち、この方法で集積回路を構成する場
合、設計の自由度がなくなり、実現出来ない場合
も生じる欠点を有している。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来の欠点がない、すなわち
リセツト期間に瞬時最大電流が少なく、設計の自
由度が大きく、かつ積分器出力のアナログ信号の
中点が接地レベルに近いことでダイナミツクレン
ジの大きい積分方式デイジタル・アナログ変換器
を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明の要点は、デイジタル・データに応じた
時間だけ積分される定電流源と電流方向が逆方向
の逆方向電流源を受け、ある一定期間だけその電
流源を導通させることで、積分器出力であるアナ
ログ信号の中点を接地レベルに近づけることにあ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第5図に示す。
同図において、第2図と同一符号のものは同一
機能を示す。26は定電流源5と逆方向の定電流
源、27は定電流源26を導通遮断するスイツ
チ、28はスイツチ9,27およびカウンタ3を
制御する制御回路である。
第6図に動作説明用のタイミング図を示す。2
6は積分器の出力であるアナログ波形、30は定
電流源26が無い場合の積分器の出力のアナログ
波形、31は電流源5が無い場合の積分器の出力
のアナログ波形、32は放電用のスイツチ9の導
通期間、33はデイジタル・データに応じて変化
する電流スイツチ4の導通期間、34はスイツチ
27の導通期間、35はアナログに変換された信
号を出力する期間である。
なお、アナログ波形30と31はアナログ波形
29を説明するために記入したものであり、実際
の積分器出力のアナログ波形は29のみである。
まず、導通期間32でスイツチ9を閉じて容量
8に充電された電荷を放電する。それと同時にデ
イジタル・データをカウンタ3にセツトする。そ
の後カウンタ3にセツトされたデータに応じた期
間である導通期間33だけ電流スイツチ4が閉じ
られ、積分器12に定電流源5の電流が流れ、出
力10にはアナログ波形30のようになるはずで
ある。
一方、制御回路28から一定期間だけスイツチ
27を閉じるため、定電流源26の電流が積分器
に流れ、出力10にはアナログ波形31のように
なるはずである。実際の動作では電流スイツチ4
とスイツチ27の導通が同時に行なうため、出力
10のアナログ波形はアナログ波形30と31の
加算したアナログ波形29が得られることとな
る。スイツチ27の導通期間34は制御回路28
から決まるように一定期間であり、電流スイツチ
4はデイジタル・データによつて導通期間が決ま
るため、アナログ波形29がデイジタル・データ
によつて変化することは従来と同一である。定電
流源26の電流値およびスイツチ27の導通期間
は、デイジタル・データの中点の値が入力された
とき出力10のアナログ値がほぼ接地レベルにな
るように、たとえばスイツチ27の導通期間がデ
イジタル・データのフルスケールと同一期間(デ
イジタル・データの中点の2倍期間)の場合に
は、定電流源5の電流値の約1/2の電流値を定電
流源26の電流値とすることで、積分器出力のア
ナログ波形を接地レベル中点として取り扱うこと
が出来ることでダイナミツクレンジの減少もまね
くことなく、リセツト期間のように短かい期間に
瞬時に電荷を充電するような過大電流も必要とし
ないデイジタル記録信号再生装置を可能と出来
た。
第7図に本発明の他の実施例を示し、第8図に
動作説明用のタイミング図を示す。第3および第
4図と同一符号のものは同一機能を示す。36は
定電流源11および12と逆方向の定電流源、3
7は定電流源36を導通遮断するスイツチ、38
はスイツチ9および37、カウンタ15および1
6を制御する制御回路である。39は積分器の出
力10のアナログ波形、40は定電流源11およ
び12の電流スイツチ13および14が導通しな
い場合の出力10のアナログ波形、41はスイツ
チ37の導通期間を示す。デイジタル・データに
応じたアナログ波形21を得るのは従来例の第3
および第4図の場合と同一である。その波形21
を得る動作と同時に、定電流源36からスイツチ
37の導通期間41の間積分器に電流がながれる
ため、積分器の出力10のアナログ波形はアナロ
グ波形21と40の加算したアナログ波形39に
示すようになる。最終的にデイジタル・データを
アナログ値に変換し、次段に出力する期間25の
時点でのアナログ値は波形21で得られた値から
波形40で得られた値だけ波形39は下にシフト
していることが第8図からわかる。波形40はデ
イジタル・データに無関係に一定であり、波形2
1はデイジタル・データに応じて期間25での値
を変化させるため、第7図で示した構成では出力
10にはデイジタル・データに応じ、かつ波形4
0で示す値だけ下にシフトしたアナログ値が得ら
れる。ここでデイジタル・データの中点の値が入
力されたとき、アナログ値出力が接地レベルにな
るように、たとえばスイツチ37の導通期間がデ
イジタル・データのフルスケール(デイジタル・
データの中点の2倍)の場合には、重みづけされ
た定電流源の上位ビツト側の定電流源11の電流
値の約1/2の電流値を定電流源36の電流値とす
ることで、積分器出力のアナログ波形を接地レベ
ル中点とすることが出来る。
第9図に本発明のさらに他の実施例を示す。
この例は、第7図より積分のクロツク周波数を
下げるために電流源を3分割したものであり、た
とえば上位から、6ビツト、5ビツト、5ビツト
として16ビツトを構成する(この場合の電流源は
上位から1024対32対1の比になる)ものである。
42は上位ビツト側の定電流源、43は中位ビツ
ト側の定電流源、44は下位側ビツトの定電流
源、45は上位ビツト側の電流スイツチ、46は
中位ビツト側の電流スイツチ、47は下位ビツト
側の電流スイツチ、48は上位ビツト側のカウン
タ、49は中位ビツト側のカウンタ、50は下位
ビツト側のカウンタ、51は上位ビツト側のデイ
ジタル・データ入力、52は中位ビツト側のデイ
ジタル・データ入力、53は下位ビツト側のデイ
ジタル・データ入力、54はクロツク入力、55
は定電流源42,43および44と逆方向電流を
流す定電流源、56は一定期間導通しや断するス
イツチ、57はスイツチ9および56、カウンタ
48,49および50を制御する制御回路であ
る。スイツチ9で容量8に充電された電荷を放電
するとともに、デイジタル・データを上位、中
位、下位ビツト側に分けてカウンタにセツトし、
それらの値に応じた期間だけ定電流源42,43
および44から積分器に電荷を積分するととも
に、定電流源55から一定期間スイツチ56を通
じて積分器に電荷を積分することで、出力10の
アナログ波形の中点をほぼ接地レベルとする。デ
イジタル・データに応じて積分する電流源が第7
図の2個から3個に変化しただけの差であり、動
作原理的には第7図と同一である。
第10図に本発明の別の実施例を示す。
この図の場合は、複数の情報を順次デイジタル
信号で記録されているようなシステムの場合に用
いる方法であり、例として2個の情報の場合を示
す。そのため積分器は2個用い、7〜10と同一機
能をもつものをもう一系続設けるため7′〜1
0′と記号をつけた。58はデイジタル・データ
に応じて期間だけ導通する電流スイツチ45,4
6および47の出力を2つの積分器に切り換える
スイツチ、59はスイツチ9の導通を2つの積分
器に切り換えるスイツチ、60は定電流源42,
43および44と逆方向の定電流源、61は定電
流源60を一定間隔で2つの積分器に切り換える
スイツチ、62はスイツチ9,9′,58,59,
61およびカウンタ48,49および50を制御
する制御回路である。
第8図のリセツト期間22と次段への出力期間
25の合計期間を期間41(第7図では定電流源
11,12および36の積分する期間、第9図、
第10図では定電流源42,43,44および5
5あるいは60の積分する期間)とほぼ等しく設
定すると、2個の積分器を用いて2種類のデイジ
タル情報をアナログに変換することが容易とな
る。
すなわち、一方の積分器に一方のデイジタル・
データに応じた積分をしている間に他方の積分器
の出力を次段に導通させ、その後容量に蓄積され
た電荷を放電させる。次に一方の積分器出力を次
段に導通させ、その後容量に蓄積された電荷を放
電させる間に他方の積分器に他方のデイジタル・
データに応じた積分をとることが出来る。
こうすることによつて、2種の情報を1個の積
分器で時系列に行なうより、おのおのの期間を長
くとることが出来、忠実にデイジタルをアナログ
に変換出来るのである。このとき第10図に示す
ように逆方向の定電流源も同時に積分している方
の積分器に切り換えることで積分器の出力のアナ
ログ中点をほぼ接地レベルとすることが出来、第
7,9図と同様の効果を得る。制御回路62によ
りある周期の半周期はスイツチ58が接点Aにつ
ながり、定電流42,43および44からデイジ
タル・データに応じた期間電流がスイツチ61の
接点Aに続がり定電流源60から一定電流が容量
8に流れ、積分器の出力10にアナログ値が変化
する。その時スイツチ59はAに接しているた
め、スイツチ9は必ず閉じない。次の半周期には
スイツチ58,59,61はBに接し、出力10
の値を次段に得た後、スイツチ59を経た信号で
スイツチ9は閉じられ、容量8に充電された電荷
は放電される。
一方、この時容量8′は定電流源60,42,
43,44で充電され、出力10′にはデイジタ
ル・データに応じた値のアナログ値が表われる。
このように、一定電流源60をスイツチ61で
交互に切り換えて積分器に出力することでも、ア
ナログ出力の波形中点をほぼ接地レベルと出来、
ダイナミツクレンジの減少をさせることのないデ
イジタル記録信号再生装置を実現出来る。
なお、第10図ではデイジタル・データに応じ
た積分を第9図に示した3分割した電流源で行な
つたが、第7図に示す2分割でも同一の効果をも
つことは明らかである。
さらに本発明のさらに別の実施例を第11図に
示す。
63はスイツチ、64は制御回路である。この
例は第10図にスイツチ63を設け、スイツチ6
3の導通期間を制御することで、定電流源60か
らの電流出力を停止したり、等価的電流量を変化
させたりすることを可能としたものである。たと
えば、定電流源42,43,44の電流値を測定
するような場合、スイツチ58とスイツチ61と
が連動しているとスイツチ45,46,47を切
り換えて出力される定電流源42,43,44の
電流値に定電流源60の値が加えられた値しか測
定出来ないため、スイツチ63をしや断すること
で測定が確実になるのである。
また、スイツチ58,59,61の切り換え周
期とクロツク入力54のクロツク周期との関係が
一定の場合は良いが、関係が変化する場合には変
化に応じてスイツチ63をしや断することでいつ
でもアナログ出力の中点をほぼ接地電位とするこ
とが出来るためである。
たとえば、スイツチ61の切り換え周期とクロ
ツク周期との関係がある時にアナログ出力の中点
を接地レベルに設定したとする。この後、スイツ
チ切り換え周期はそのままでクロツク周期だけ1/
2となるとすると、デイジタル・データによつて
積分される期間のみ1/2となるため、アナログ出
力のフルスケールが接地レベル近傍になつてしま
う。その対策として、クロツク周期が1/2になる
ときにはスイツチ63をスイツチ61切り換え周
期の2倍の周波数で導通しや断をすることでスイ
ツチ61を通して流れる電流源60の導通期間を
1/2と出来(等価的に定電流源60の電流値を1/2
としたのと同一に出来)積分器出力のアナログ出
力の中点を接地レベル近傍に出来る。
以上説明したように、デイジタル・データに応
じて積分される電流源に対して逆方向の電流源を
設け、一定期間だけ逆方向の電流源を導通させる
ことでアナログ出力の中点を接地レベルに近づけ
ることが出来るのである。
ここで第11図の本発明とかかわりの強い部分
の回路図の一例を第12図に示す。
65〜74はNPNトランジスタ、75〜79
はPNPトランジスタ、80は電流源、81,8
2は電圧源、83〜89は抵抗である。トランジ
スタ67〜69と抵抗83〜85は定電流源42
〜44を構成し、トランジスタ65と66でスイ
ツチ45を構成している。定電流源60は温度ド
リフト等を少なくするために定電流源42〜44
を構成する側からトランジスタ70と抵抗86で
定電流源をつくり、トランジスタ75,77抵抗
88,89で電流ミラー回路で構成している。こ
の間にトランジスタ73,74でスイツチ63を
構成しているが、トランジスタ78と79で構成
したスイツチ61と同様なPNPのスイツチをト
ランジスタ77とスイツチ61との間に設けても
スイツチ63は構成出来る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、リセツト期間に瞬時に充電す
ることがないため、設計の自由度が増し、積分器
出力のアナログ信号の中点がほぼ接地レベルとな
るため、ダイナミツクレンジの大きい積分方式デ
イジタル・アナログ変換器を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のデイジタル記録信号再生装置の
ブロツク図、第2図は従来の積分方式のDACの
一回路図、第3図は従来の積分方式のDACの他
の回路図、第4図は従来の説明用タイミング図、
第5図は本発明の一実施例を示す回路図、第6図
は第5図の説明用タイミング図、第7図は本発明
の他の実施例を示す回路図、第8図は第7図の説
明用タイミング図、第9図は本発明のさらに他の
実施例を示す回路図、第10図は本発明の別の実
施例を示す回路図、第11図は本発明のさらに別
の実施例を示す回路図、第12図は本発明のさら
にまた別の実施例を示す回路図である。 101…記録媒体、105…デイジタル・アナ
ログ変換電流源、106…積分器、109…再生
出力、3,15,16,48,49,50…カウ
ンタ、4,9,13,14,27,37,45,
46,47,56,58,59,61,63…ス
イツチ、5,11,12,26,36,42,4
3,44,55,60…定電流源、8…容量、7
…オペアンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 積分器と、第1の電流源と、前記第1の電流
    源と電流方向が逆の第2の電流源と、前記積分器
    にデイジタルデータのデイジタル値に応じた期間
    前記第1の電流源の電流を供給すると共に一定期
    間前記第2の電流源の電流を供給する制御回路を
    備えたことを特徴とする積分方式デイジタル・ア
    ナログ変換器。
JP59058231A 1984-03-28 1984-03-28 積分方式ディジタル・アナログ変換器 Granted JPS60202571A (ja)

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JP59058231A JPS60202571A (ja) 1984-03-28 1984-03-28 積分方式ディジタル・アナログ変換器
EP85103294A EP0156305B1 (en) 1984-03-28 1985-03-21 Digital/analogue converter
DE8585103294T DE3586363T2 (de) 1984-03-28 1985-03-21 Digital/analog-wandler.
US06/715,258 US4571572A (en) 1984-03-28 1985-03-25 Digital/analogue converter
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JPS60202571A JPS60202571A (ja) 1985-10-14
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EP (1) EP0156305B1 (ja)
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KR890005234B1 (en) 1989-12-18
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DE3586363T2 (de) 1993-01-21
EP0156305A2 (en) 1985-10-02
EP0156305B1 (en) 1992-07-22
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