JPH0887344A - クロック発生装置 - Google Patents

クロック発生装置

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JPH0887344A
JPH0887344A JP6248335A JP24833594A JPH0887344A JP H0887344 A JPH0887344 A JP H0887344A JP 6248335 A JP6248335 A JP 6248335A JP 24833594 A JP24833594 A JP 24833594A JP H0887344 A JPH0887344 A JP H0887344A
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】起動時に複数のクロック発生回路から、発振状
態のクロック発生回路を選択し、発振不良等によるシス
テムの動作不良を回避し安全にクロックを供給するクロ
ック発生装置の提供。 【構成】複数のクロック発生回路(1、2)と、カウンタと
記憶手段を含み複数のクロック発生回路からのクロック
を夫々入力し予め定めたカウント値に達すると選択信号
を出力する複数のクロック検出手段(16、20)と、クロッ
ク発生回路から出力されるクロック(3、4)のうち、クロ
ック検出手段から出力される選択信号(27、28)に基づき
クロックを選択出力する選択手段(12)と、最初に出力さ
れた選択信号に基づき、クロック検出手段の発振検出動
作を停止させる制御回路と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロック発生装置に関
し、複数のクロック発生回路を有するクロック発生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】中央処理装置(CPU)及びその周辺回
路等にシステム・クロックを供給するクロック発生装置
の従来の構成の一例を図5を参照して説明する。
【0003】図5を参照して、従来のクロック発生装置
は、2つのクロック発生回路1、2を備え、レジスタ5
により、起動時にはシステム・クロック9としてクロッ
ク発生回路1から出力されるクロック3に固定されてお
り、一旦システムが起動した後に、レジスタ5の内容を
“0”から“1”に書き換えて、選択回路12により、
クロック発生回路1からクロック発生回路2に切り換
え、クロック発生回路2から出力されるクロック4をシ
ステム・クロック9としてCPU10および周辺回路1
1に供給している。
【0004】すなわち、図5の従来のクロック発生装置
(「従来例1」という)においては、クロック発生回路
1のクロック3にて起動後に、クロック発生回路2が正
しく発振しているか否かをチェックし、クロック発生回
路2が発振している場合には、レジスタ5の内容を書き
換え、クロック発生回路2側に切換える。
【0005】この場合、クロック発生回路2が正しく発
振しているか否かのチェックは、例えばカウンタ(不図
示)によりクロック発生回路2のクロック4を計数し、
計数値が所定の値に達した場合に、カウンタのオーバー
フロー信号等に基づきレジスタ5を“1”にセットして
クロック発生回路2が選択されるように構成される。
【0006】前記従来例1とは別に、例えば特開平3−
175737号公報には、圧電素子のインピーダンスが
経時変化等により大きくなっても安定して発振起動する
デジタル温度補償型圧電発振器として、図6に示すよう
に、電圧制御発振器45とクロック発生回路47を有
し、電圧制御発振器45が発振しなくなると、分周回路
46から信号が出力されなくなり、切換回路49および
切換制御回路48により、クロック信号CKを、電圧制
御発振器45からクロック発生回路47に切り換えると
ともに、電圧制御発振器45の増幅度を高くする。この
結果、電圧制御発振器45が発振起動するために、分周
回路46から信号が出力されるようになり、切換回路4
9は分周回路46からの信号をクロック信号CKとして
切り換える圧電発振器(「従来例2」という)が開示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例1では、シ
ステム起動時にクロック発生回路1を常に選択するよう
に固定されており、実際にはクロック発生回路2のみを
使う場合にも、まずクロック発生回路1により起動し、
レジスタ5の内容を書き換えることにより、クロック発
生回路2に切り換えた後に、クロック発生回路2が用い
られている。
【0008】すなわち、前記従来例1のシステムでは、
クロック発生回路2のみを用いる場合にも、クロック発
生回路1をCPU10等のシステムに接続することが必
要とされる。
【0009】ところで、複数のクロック発生回路を有す
るのは主として以下の理由による。すなわち、マイクロ
コンピュータ等において、高速動作を必要とする機能
と、低速で低消費電力で動作する機能の双方を共に実現
する際に、それぞれの機能に対応した高い周波数のクロ
ック発生回路と遅い周波数のクロックを発生するクロッ
ク発生回路の双方を備えることが必要とされること、及
び、システムの信頼性を上げるために、一のクロック発
生源が発振不良等の場合、他のクロック発生回路で代替
するためである。
【0010】しかしながら、前記従来例1では、起動時
にはまずクロック発生回路1が選択されるため、端子の
リーク電流(結露、あるいは半田不良等による)や、発
振子とのマッチング等により、クロック発生回路1自体
が発振しなかった場合には、たとえクロック発生回路2
が正常に発振している場合でも、システムを全く起動す
ることができないという問題がある。
【0011】また、前記従来例2では、起動時に電圧制
御発振器45とクロック発生回路47が両方発振してい
る場合は、電圧制御発振器45に切り換わってしまい、
目的とするクロック発生回路を任意に選択することがで
きないという問題がある。
【0012】従って、本発明は前記問題点を解消し、複
数のクロック発生回路を備えたシステムにおいて、起動
時に複数のクロック発生回路から発振しているクロック
発生回路を選択することを可能とし、発振不良等による
システムの動作不良を回避して安全にクロックを供給す
るクロック発生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のクロック発生装置は、複数のクロック発生
回路と、前記複数のクロック発生回路より出力されるク
ロックを夫々入力し予め定めたカウント値に達すると発
振検出信号を出力する複数のカウンタ手段と、最初に発
振検出信号を出力した前記カウンタ手段に入力されるク
ロックを選択出力する選択手段と、を有することを特徴
とするものである。
【0014】また、本発明のクロック発生装置は、好ま
しくは、前記カウンタ手段から出力される発振検出信号
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に発振検出信号が
記憶されると、それ以降、前記カウンタ手段により出力
される発振検出信号を無効化する制御手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0015】そして、本発明のクロック発生装置は、好
ましい態様として、複数のクロック発生回路と、前記複
数のクロック発生回路に対応して設けられ、少なくとも
カウンタと記憶手段とを含み、前記クロック発生回路か
らのクロックを夫々入力し前記複数のクロック発生回路
の発振状態を検出する複数のクロック検出手段と、前記
複数のクロック発生回路から出力されるクロックのう
ち、前記クロック検出手段のいずれかから出力される発
振検出信号に基づきクロックを選択出力する選択手段
と、前記複数のクロック検出手段から最初に出力された
発振検出信号に基づき、前記複数のクロック検出手段に
おける以後の発振検出動作を無効化する停止信号を出力
する制御手段と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0016】また、本発明のクロック発生装置において
は、前記複数のクロック検出手段について、発振検出動
作を禁止/許可する情報をそれぞれ記憶する情報記憶手
段を設けるように構成してもよい。
【0017】さらに、本発明のクロック発生装置におい
ては、好ましくは、前記記憶手段がセット端子及びリセ
ット端子を有するフリップ・フロップから構成され、リ
セット時にアクティブとされるリセット信号により零ク
リアされることを特徴とする。
【0018】本発明のクロック発生装置においては、前
記クロック検出手段が、カウンタのオーバーフロー信号
と前記停止信号との論理積を前記フリップフロップのセ
ット端子に入力するように構成されたことを特徴とす
る。
【0019】
【作用】本発明によれば、起動時において、複数のクロ
ック発生回路の、発振状態を検出する信号に基づき、発
振しているクロック発生回路を選択することができるた
め、発振不良等によるシステムの暴走を防ぐとともに、
また、起動のみのための用いられるクロック発生回路を
接続することを不要としている。
【0020】また、本発明によれば、最初に発振が検出
されたクロック発生回路を選択した後は、以降クロック
発生回路の発振の検出を無効とするように制御すること
により、複数のクロック発生回路から出力されるクロッ
クの衝突が回避される。
【0021】さらに、本発明によれば、前記複数のクロ
ック検出手段について、発振検出動作を禁止/許可する
情報を記憶する情報記憶手段を設けるように構成した場
合、起動時のクロック発生回路を任意に切り換えること
が可能とされる。なお、複数のクロック検出手段のすべ
てについて発振検出動作を許可するように設定した場
合、請求項1又は請求項3に記載される発明と等価とな
る。
【0022】
【実施例1】図1は、本発明の実施例1の構成を示すブ
ロック図である。
【0023】図1を参照して、本実施例は、2つのクロ
ック発生回路であるクロック発生回路1、2と、クロッ
ク発生回路1、2から出力されるクロック3、4のそれ
ぞれの発振状態を検出するクロック検出回路16、20
と、クロック検出回路16、20から出力される選択信
号27、28を入力し、クロック発生回路1、2から出
力されるクロック3、4のいずれかを選択してシステム
・クロック9として出力する選択回路12と、選択信号
27、28のいずれか一方がアクティブ(=“1”)に
なったときにクロック検出回路16、20の検出動作を
停止するための停止信号23を発生するNOR回路22
と、から構成されている。
【0024】クロック検出回路16は、クロック発生回
路1から出力されるクロック3を計数するカウンタ13
と、カウンタ13のカウント値が所定値に達した時に出
力されるオーバーフロー信号25とNOR回路22から
出力される停止信号23とを入力とするAND回路14
と、AND回路14の出力をセット端子Sの入力とし、
リセット信号21をリセット端子Rの入力とし、出力Q
を選択信号27として出力するフリップ・フロップ15
と、から構成されている。
【0025】クロック検出回路20は、クロック発生回
路2から出力されるクロック4を計数するカウンタ17
と、カウンタ17のカウント値が所定値に達した時に出
力されるオーバーフロー信号26とNOR回路22から
出力される停止信号23とを入力とするAND回路18
と、AND回路18の出力をセット端子Sの入力とし、
リセット信号21をリセット端子Rの入力とし、出力Q
を選択信号28として出力するフリップ・フロップ19
と、から構成されている。
【0026】選択回路12は、クロック3と選択信号2
7とを入力とするAND回路7と、クロック4と選択信
号28とを入力とするAND回路8と、AND回路7、
8の出力を入力とするOR回路24と、から構成されて
いる。選択回路12から出力されるシステム・クロック
9はCPU10と周辺回路11に供給される。
【0027】図1及び図2を参照して、本実施例の動作
について説明する。図2には、本実施例のタイミング図
が示されている。
【0028】まず始めに、クロック発生回路1が発振を
開始し、クロック発生回路2が停止している場合につい
て説明する。なお、フリップ・フロップ15、19は、
リセット信号21によりその出力Qが当初“0”にリセ
ットされ、選択信号27、28はいずれも“0”である
ものとする。
【0029】クロック発生回路1が発振を開始し、クロ
ック3がカウンタ13に供給され、カウンタ13はカウ
ントアップ動作を行なう。そして、カウンタ13は予め
定めた所定のカウント値に達するとオーバーフロー信号
25を発生する。
【0030】オーバーフロー信号25が発生する時点ま
では、フリップ・フロップ15、19の出力Qはいずれ
も“0”とされているため、選択信号27、28は共に
“0”とされ、クロック3、4はAND回路7、8を導
通せず、選択回路12はどちらのクロックも選択出力せ
ず、このためシステム・クロック9は出力されない。
【0031】そして、フリップ・フロップ15、19の
出力が共に“0”の時には、NOR回路22の出力は
“1”とされ、カウンタ13の出力であるオーバーフロ
ー信号25の値は、AND回路14を導通してフリップ
・フロップ15のセット端子Sに伝達されている。
【0032】このため、カウンタ13のオーバーフロー
信号25がアクティブ(=“1”)となると、AND回
路14を介してフリップ・フロップ15をセット状態と
し、その出力Q、すなわち選択信号27が“1”とな
る。
【0033】図2に示すように、この時点でフリップ・
フロップ19は、クロック発生回路2が発振していない
ためにカウンタ17はオーバーフローせず、その出力
Q、すなわち選択信号28は“0”のままとなってい
る。
【0034】フリップ・フロップ15の出力が“1”、
フリップ・フロップ19の出力が“0”であるため、選
択信号27(=“1”)によって、選択回路12のAN
D回路7はクロック3を導通させ、OR回路24を介し
てクロック発生回路1のクロック3がシステム・クロッ
ク9として出力される。
【0035】一方、NOR回路22の一方の入力である
選択信号27が“1”となることよって、NOR回路2
2の出力である停止信号23は“0”となり、AND回
路14、18の出力をともに“0”にマスクし、このた
めオーバーフロー信号25、26はAND回路14、1
8から出力されず、クロック検出回路16、20におけ
る以後のクロックの検出動作が実質的に停止される。
【0036】すなわち、図2に示すようにカウンタ13
はオーバーフロー信号25を出力した後に再びクロック
3のカウントアップ動作を開始し、所定時間経過後にオ
ーバーフロー信号25をアクティブとするが、このオー
バーフロー信号25は停止信号23の制御のもとAND
回路14を導通しない。
【0037】そして、図2に示すように、後にクロック
発生回路2が発振を開始して、カウンタ17がオーバー
フロー信号26を出力しても、オーバーフロー信号26
はAND回路18を導通せず、フリップ・フロップ19
のセット端子Sには伝達されないため、フリップ・フロ
ップ19の出力である選択信号28はそのまま“0”の
状態に保持される。
【0038】図2には、クロック発生回路1の発振が検
出された後にクロック発生回路2が発振を開始する例に
ついて説明したが、クロック発生回路1とクロック発生
回路2がほぼ同時に発振を開始した場合にも、カウンタ
13、17のオーバーフロー信号25、26が早くアク
ティブとなった方が、システム・クロック9として選択
され、遅い方は停止信号23によってクロックの検出が
停止される。
【0039】
【実施例2】次に図3を参照して、本発明の第2の実施
例を説明する。
【0040】本実施例では、前記第1の実施例とは異な
り、3つのクロック発生回路1、2、36と、これに対
応する3つのクロック検出回路16、20、30と、3
つのクロック検出回路から出力される選択信号27、2
8、37、及び3つのクロック3、4、35を入力し
て、一のクロックをシステム・クロック9として出力す
る選択回路12と、選択信号27、28、37を入力と
してこれらのうちいずれか一が“1”の時に停止信号2
3を“0”とする3入力NOR回路22と、から構成さ
れている。
【0041】クロック検出回路16、20は前記第1の
実施例と同一の構成であるため説明を省略する。
【0042】クロック検出回路30は、クロック検出回
路16、20と同様に構成され、クロック発生回路36
から出力されるクロック35を計数するカウンタ34と
カウンタ34のカウント値が所定値に達した時に出力さ
れるオーバーフロー信号33とNOR回路22から出力
される停止信号23とを入力とするAND回路32と、
AND回路32の出力をセット端子Sの入力とし、リセ
ット信号21をリセット端子Rの入力とし、出力Qを選
択信号37として出力するフリップ・フロップ31と、
から構成されている。
【0043】本実施例においても、前記第1の実施例と
同様にして、3つのクロック発生回路1、2、36のう
ち最初にオーバーフローしたクロック検出回路に入力さ
れるクロックをシステム・クロックとして選択するもの
である。
【0044】
【実施例3】本発明の第3の実施例を図4を参照して説
明する。
【0045】図4に示すように、本実施例は、図1に示
す前記第1の実施例に、動作禁止レジスタ50、51、
及び動作禁止レジスタ50、51のそれぞれの出力とリ
セット信号21とを入力とするOR回路52、53とが
追加され、OR回路52、53の出力をそれぞれフリッ
プ・フロップ19、15のリセット端子Rに接続した点
が、前記第1の実施例と相違している。本実施例では、
動作禁止レジスタ50、51の値により、クロック発生
回路1、2のいずれかを指定することが可能とされてい
る。
【0046】すなわち、図4を参照して、本実施例にお
いては、動作禁止レジスタ50、51はフリップ・フロ
ップ19、15にそれぞれ対応しており、動作禁止レジ
スタ50又は51のうち一方を“1”、他方を“0”と
することにより、“1”の動作禁止レジスタに対応する
フリップ・フロップはリセットされてその出力である選
択信号が“0”状態とされるため、選択回路12は、動
作禁止レジスタ50又は51のうち“1”にセットされ
た方に対応するクロック発生回路からのクロックの選択
を解除する。
【0047】ここで動作禁止レジスタ50を“0”、動
作禁止レジスタ51を“1”にセットした場合を考え
る。動作禁止レジスタ51に対応するフリップ・フロッ
プ15のリセット端子Rは“1”とされて出力Q、すな
わち選択信号27として“0”が出力される。また、選
択信号28は、図2に示したように、最初“0”とされ
ている。これは、起動時においてリセット信号21がア
クティブとされた時点で、OR回路52を介してフリッ
プ・フロップ19のリセット端子Rが“1”とされ出力
Q、すなわち選択信号28が“0”にリセットされるた
めである。
【0048】この状態で、NOR回路22の出力である
停止信号23は“1”とされ、カウンタ13、17のオ
ーバーフロー信号25、26はAND回路14、18を
それぞれ導通してフリップ・フロップ15、18のセッ
ト端子Sに伝達するため、クロック検出回路16、20
はクロック3、4の検出動作を行なうようになるが、一
方のクロック検出回路16のフリップ・フロップ15は
動作禁止レジスタ51によってリセット状態とされるた
め、クロック発生回路1が先に発振してオーバーフロー
信号25が“1”となり、フリップ・フロップ15に伝
達されても、選択信号27は“1”にセットされること
はなく、選択回路12において、クロック発生回路1か
ら出力されるクロック3がシステム・クロック9として
出力されることはない。
【0049】そして、“0”がセットされた動作禁止レ
ジスタ50に対応するフリップ・フロップ19にオーバ
ーフロー信号26が到達した場合にのみ、クロック発生
回路2からのクロック4が選択回路12を介して出力さ
れ、システム・クロック9として、CPU10や周辺回
路11に供給される。
【0050】以上の通り、本実施例では、起動後に選択
されるクロック発生回路を任意に切り換えることが可能
とされ、システムに応じたクロックを適宜選択すること
が可能とされる。そして、動作禁止レジスタ50、51
をいずれも“0”に設定した場合には、クロック検出回
路16、20はいずれも発振検出動作を行うために、本
実施例は前記第1の実施例と同様に動作する。なお、本
実施例は、3個以上のクロック発生回路を備えた構成に
も同様にして適用される。
【0051】以上、本発明を上記各種実施例に即して説
明したが、本発明は、上記態様にのみ限定されるもので
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
起動時において、複数のクロック発生回路から発振して
いるクロック発生回路を選択することができ、発振不良
等によるシステムの暴走を防ぐことが可能とされ、シス
テムの信頼性を向上すると共に、システムの起動のみの
ためにしか用いられないクロック発生回路を接続するこ
とが不要とされるという効果がある。
【0053】また、本発明によれば、最初に発振が検出
されたクロック発生回路を選択した後は、以降クロック
発生回路の発振の検出を無効とするように制御すること
により、複数のクロック発生回路から出力されるクロッ
クの衝突が確実に回避される。
【0054】さらに、本発明(請求項4)によれば、複
数のクロック検出手段について、発振検出動作を禁止/
許可する情報を記憶する情報記憶手段を設けるように構
成した場合、複数のクロック発生回路の中から使用する
1又は複数のクロック発生回路を任意に切り換えること
が可能とされ、システムに応じたクロックを適宜選択す
ることが可能とされる。
【0055】そして、本発明は、好ましい態様において
は、例えば請求項3に記載される簡易な回路から構成さ
れ、回路規模の増大を抑止しつつ、システムの信頼性を
向上し、かつシステムに適合したシステム・クロックを
安全確実に提供するという効果を有する。さらに、請求
項5又は6による構成を実装した場合にも、本発明の上
記効果を同様に達成するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例のタイミング図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図5】従来例1の構成を示すブロック図である。
【図6】従来例2の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2、36、47…クロック発生回路 3、4、35…クロック 5…レジスタ 6…インバータ回路 7、8、14、18、29、32…AND回路 9…システム・クロック 10…CPU 11…周辺回路 12…選択回路 13、17、34…カウンタ 15、19、31…フリップ・フロップ 16、20、30…クロック検出回路 21…リセット信号 22…NOR回路 23…停止信号 24…OR回路 25、26、33…オーバーフロー信号 27、28、37…選択信号 41…温度検出器 42…A/D変換器 43…関数発生回路 44…制御電圧発生回路 45…電圧制御発振器 46…分周回路 48…切換制御回路 49…切換回路 50、51…動作禁止レジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のクロック発生回路と、 前記複数のクロック発生回路より出力されるクロックを
    夫々入力し予め定めたカウント値に達すると発振検出信
    号を出力する複数のカウンタ手段と、 最初に発振検出信号を出力した前記カウンタ手段に入力
    されるクロックを選択出力する選択手段と、 を有することを特徴とするクロック発生装置。
  2. 【請求項2】前記カウンタ手段から出力される発振検出
    信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に発振検出信号が記憶されると、それ以
    降、前記カウンタ手段により出力される発振検出信号を
    無効化する制御手段と、を有することを特徴とする請求
    項1記載のクロック発生装置。
  3. 【請求項3】複数のクロック発生回路と、 前記複数のクロック発生回路に対応して設けられ、少な
    くともカウンタと記憶手段とを含み、前記クロック発生
    回路からのクロックを夫々入力し前記複数のクロック発
    生回路の発振状態を検出する複数のクロック検出手段
    と、 前記複数のクロック発生回路から出力されるクロックの
    うち、前記クロック検出手段のいずれかから出力される
    発振検出信号に基づきクロックを選択出力する選択手段
    と、 前記複数のクロック検出手段から最初に出力された発振
    検出信号に基づき、前記複数のクロック検出手段におけ
    る以後の発振検出動作を無効化する停止信号を出力する
    制御手段と、 を有することを特徴とするクロック発生装置。
  4. 【請求項4】前記複数のクロック検出手段について、発
    振検出動作を禁止/許可する情報をそれぞれ記憶する情
    報記憶手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか一に記載のクロック発生装置。
  5. 【請求項5】前記記憶手段がセット端子及びリセット端
    子を有するフリップ・フロップから構成され、リセット
    時にアクティブとされるリセット信号により零クリアさ
    れることを特徴とする請求項2又は3記載のクロック発
    生装置。
  6. 【請求項6】前記クロック検出手段が、前記カウンタの
    オーバーフロー信号と前記制御手段から出力される停止
    信号との論理積を前記フリップフロップのセット端子に
    入力するように構成されたことを特徴とする請求項5記
    載のクロック発生装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04209020A (ja) * 1990-12-03 1992-07-30 Nec Corp マイクロコンピュータ

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