JPH0887183A - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JPH0887183A
JPH0887183A JP22382494A JP22382494A JPH0887183A JP H0887183 A JPH0887183 A JP H0887183A JP 22382494 A JP22382494 A JP 22382494A JP 22382494 A JP22382494 A JP 22382494A JP H0887183 A JPH0887183 A JP H0887183A
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JP
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toner image
transfer
transfer material
image holding
roller
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Application number
JP22382494A
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English (en)
Inventor
Jiro Nagata
二郎 永田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 経済的で、かつ環境・衛生面などでも多くの
利点がえられ、画像形成手段におけるトナー像の転写に
適する転写装置を提供する。 【構成】 表面にトナー像を保持するトナー像保持体13
と、トナー像保持体13面に近接配置され、トナー像保持
体13との間を通る転写材18を裏面側から押圧して転写材
18面にトナー像を転写する転写ローラ20と、転写ローラ
20に隣接配置され、トナー像の転写された転写材18′を
トナー像保持体13面側から離して取り出す転写材ガイド
手段25とを具備して成り、転写材ガイド手段25が、トナ
ー像保持体13の曲率よりも小さい曲率で、かつトナー像
保持体13面に対接するガイド部 25a、およびガイド部 2
5aをトナー像保持体13面側に押圧可能に支持する弾性体
25bで形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写装置に係り、さらに
詳しくは、電子写真などの画像形成装置におけるトナー
像を転写紙などに転写する転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばカラー画像の形成手段として、
静電潜像保持体(感光体ドラム)面を所要の電位に帯電
させ、画像信号に基づいて選択露光を行って静電潜像を
形成し、この静電潜像を所定の色トナーで現像(トナー
像化)する工程を繰り返し、多色トナー像として転写材
面に転写して、定着する方式が知られている。図4は、
このような画像形成装置の構成の概略を断面的に示した
もので、1は駆動ローラ2および従動ローラ3などによ
ってエンドレスに走行する感光性ベルト、4a,4b,4c,
4dは、たとえばイエロウ,マゼンタ,シアン,ブラック
の色トナーによる現像装置である。5は本体部が、たと
えば表面に半導電性層を設けて成る中間転写ローラ(ト
ナー像保持体)で、前記現像装置4a,4b,4c,4dによっ
て、順次現像された多色トナー像が感光性ベルト1から
転写され、さらに近接して配置されている転写ローラ6
との間を通る転写材7に、前記多色トナー像を再転写す
る働きをする。また、8は前記転写ローラ6に隣接配置
され、多色トナー像が転写された転写材7の除電を行っ
て、中間転写ローラ5側から離れ易くする除電コロナチ
ャージャーである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の転写装置、換言すると、中間転写ローラ(トナー像
保持体)5、この中間転写ローラ5周面に周面を対向さ
せて近接配置した転写ローラ6、および転写ローラ6に
隣接配置した除電コロナチャージャー8から成る転写装
置の場合、次ぎのような不都合な問題がある。すなわ
ち、前記転写装置において、トナー像を転写した転写材
7の除電を行うためには、除電コロナチャージャー8に
4kV程度の高電圧を印加しなければならない。このよう
な高電圧の印加は、画像形成装置の所要電力量の増大と
なって、経済的に問題があるばかりでなく、高電圧操作
という点で安全面も懸念される。さらに、前記高電圧の
印加によるコロナチャージは、その周辺部でのオゾン発
生を必然的に伴うので、環境・衛生面でも改善が望まれ
るといえる。
【0004】本発明は、上記事情に対処してなされたも
ので、経済的で、かつ環境・衛生面などでも多くの利点
がえられ、画像形成手段におけるトナー像の転写に適す
る転写装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の転写
装置は、表面にトナー像を保持するトナー像保持体と、
前記トナー像保持体面に近接配置され、トナー像保持体
との間を通る転写材を裏面側から押圧して転写材面にト
ナー像を転写する転写ローラと、前記転写ローラの下流
側に隣接配置され、トナー像の転写された転写材をトナ
ー像保持体面側から離して取り出す転写材ガイド手段と
を具備して成り、前記転写材ガイド手段が、前記トナー
像保持体の曲率よりも小さい曲率で、かつトナー像保持
体面に対接するガイド部、および前記ガイド部をトナー
像保持体面側に押圧可能に支持する弾性体で形成されて
いることを特徴とする。
【0006】本発明に係る第2の転写装置は、表面にト
ナー像を保持するトナー像保持体と、前記トナー像保持
体面に近接配置され、トナー像保持体との間を通る転写
材を裏面側から押圧して転写材面にトナー像を転写する
進退可動型の転写ローラと、前記転写ローラの下流側に
隣接配置され、トナー像の転写された転写材をトナー像
保持体面側から離して取り出す転写材ガイド手段とを具
備して成り、前記転写材ガイド手段が、前記トナー像保
持体の曲率よりも小さい曲率で、かつトナー像保持体面
に対接するガイド部、および前記ガイド部をトナー像保
持体面側に押圧可能に支持する弾性体で支持されるとと
もに、前記転写ローラの進退に同期してトナー像保持体
面に接離するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る第3の転写装置は、表面にトナー像を保
持するトナー像保持体と、前記トナー像保持体面に近接
配置され、トナー像保持体との間を通る転写材を裏面側
から押圧して転写材面にトナー像を転写する転写ローラ
と、前記転写ローラの上流側に配置され、転写材を転写
ローラ面にガイドする第1の転写材ガイドと、前記転写
ローラの下流側に隣接配置され、トナー像の転写された
転写材をトナー像保持体面側から離して取り出す第2の
転写材ガイド手段とを具備して成り、前記第2の転写材
ガイド手段が、前記トナー像保持体の曲率よりも小さい
曲率で、かつトナー像保持体面に対接するガイド部、お
よび前記ガイド部をトナー像保持体面側に押圧可能に支
持する弾性体で支持され、かつトナー像保持体に同電位
のバイアスを印加する手段が付設されていることを特徴
とする。
【0007】このような本発明は、次ぎの点に着目して
成されたものである。すなわち, 中間転写ローラ(トナ
ー像保持体)と転写ローラとの間を通った転写材(記録
紙)は、一般的に中間転写ローラと転写ローラとの中間
の電位を持っていると考えられる。したがって、前記転
写材が中間転写ローラおよび転写ローラに付着する確率
は同等といえるが、実際的には中間転写ローラに付着し
易い傾向が認められる。つまり、曲率の大きい転写ロー
ラに比べ、曲率が小さくて転写材に対向する面積の大き
い中間転写ローラの方に付着し易く、このことは、対向
する表面積の吸着力が大きく寄与しているといえる。
【0008】本発明において、転写材ガイド手段の表面
を被覆するガイド部材は、一般的に、たとえば平坦,緩
やかな円弧,端部折り曲げなどの板状であり、その材質
は金属類,合成樹脂類などとくに限定されないが、たと
えば1010Ω・cm〜1011Ω・cm程度の半導電性の材質が好
ましい。そして、この場合全体を半導電性の材質で形成
してもよいし、他の材質製基体面を厚さ 100μm 程度の
半導電性材質層被覆したものでもよい。また、前記ガイ
ド部材を押圧可能に支持する弾性体としては、たとえば
スパイラル状のバネ,板状バネの組み合わせなどが挙げ
られる。
【0009】
【作用】本発明においては、トナー像保持体(中間転写
ローラ)面に対接するガイド部がトナー像保持体の曲率
よりも小さい曲率に設定されており、これによって転写
材に対向する表面積が大きく確保されることになる。し
たがって、トナー像が転写された転写材は、容易に転写
材ガイド側に引きつけられるので、中間転写ローラ側と
分離されることなる。しかも、前記転写材ガイド手段の
ガイド部材は、弾撥的に中間転写ローラ面側(転写材の
裏面)に対接するので、前記転写材に対する位置関係の
精度がよく、したがって、吸着作用が助長される形とな
る。また、この過程において、転写材ガイド手段には高
電圧の印加も不要となるので、オゾン発生などに伴う環
境・衛生問題なども改善される。
【0010】
【実施例】以下図1〜図4を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0011】先ず、図1はは本発明に係る転写装置を具
備して成るフルカラー画像形成装置の概略構成例を示す
断面図である。
【0012】図1において、9は感光体ドラムであり、
プリントボタンを押すと矢印A方向に回転する。10は前
記感光体ドラム9面上に負の電荷を帯電させるコロナ帯
電器、11は前記電荷を帯電させた感光体ドラム9面上
に、選択的に像露光を行って、静電潜像を形成するレー
ザー走査光学系である。ここで、レーザー走査光学系11
による静電潜像の形成は、重ね合わせを良くするため
に、感光体ドラム9面上の定位置書き込みとし、図示し
ていない感光体ドラム9の位置マークを検出して書き込
みを始める。
【0013】また、12は前記感光体ドラム9に対向して
配置されている現像器で、たとえばイエロートナー現像
ユニット 12a,マゼンタトナー現像ユニット 12b,シア
ントナー現像ユニット 12cおよびブラックトナー現像ユ
ニット 12dで構成されており、前記感光体ドラム9面上
の静電潜像に、対応するトナーを付着させて静電潜像を
可視化する。13は中間転写体ドラムで、前記可視化した
画像の先端に同期して回転を開始し、感光体上ドラム9
面のトナー像が転写される。そして、この中間転写体ド
ラム13は、1色のトナー像を転写するごとに(1回転す
るごとに),一旦停止する。ここで、中間転写体ドラム
13は、たとえば図2に断面的に示すごとく、アルミ製ド
ラム 13aの外周面にスポンジ層 13bおよび 100μm 厚の
半導電体薄膜 13cを順次積層配置した構成を成してい
る。なお、感光体ドラム9は、前記中間転写体ドラム13
面に対接し、トナー像を転写する転写ステーションを通
った後、感光体ドラム9用のブレードクリーナー14によ
って、転写残りトナーが清掃され、除電ランプ15により
残留電荷を除去される。
【0014】前記トナー像の形成および中間転写体ドラ
ム13への転写について、4色コピーの場合をさらに説明
すると、最初に感光体ドラム9面にイエロートナーが入
っている現像ユニット 12aを対向させ、その後現像器12
を 1/4回転させ、次の色、たとえばマゼンタ(M)が入
った現像ユニット 12bを感光体ドラム9面に対向させ
る。そして、トー色に対応するデータを露光・書き込み
し、再び画像先端に合わせて中間転写体ドラム13を1回
転させて、2色目のトナー像を中間転写体ドラム13上に
重ね転写し、さらに、現像器12を切り替えて3色目も同
様に中間転写体ドラム13上に重ね転写する。4色目の黒
を感光体ドラム9面から中間転写体ドラムへ13へ転写す
るサイクルにおいては、中間転写体ドラム13面上の色重
ねされたトナー像を転写材(コピー紙)上に同時的に再
転写を行う。
【0015】さらに、図1において、16は給紙カセッ
ト、17は給紙ローラ、18は給紙カセット16から供給され
る転写材(コピー紙)、19は前記供給される転写材18を
突き当てられた状態で待機させるアライニングローラで
あり、前記転写材18は、中間転写体ドラム13面上の画像
先端に同期してアライニングローラ19を回転し始めるこ
とによって送り出す。なお、アライニングローラ19は、
後述する転写ローラ用モーターを回すことによって始動
する。また、20は前記中間転写体ドラム13に対向して配
置された転写ローラであり、前記給紙カセット16側から
供給される転写材18は、この中間転写体ドラム13と転写
ローラ20との間を通るとき、中間転写体ドラム13および
転写ローラ20の間に印加されたバイアスによって、中間
転写体ドラム13面上のトナー像を転写材18面に転写する
機能を備えている。
【0016】さらにまた、図1において、21は前記トナ
ー像の転写後、中間転写体ドラム13面を清掃する毛ブラ
シ型の中間転写ドラムクリーナー、22は前記トナー像が
転写された転写材18′を熱定着する定着用ヒートローラ
23側に搬送する搬送ベルト、24は前記ト転写ナー像が定
着された転写材18′を排出する排紙トレーである。
【0017】図2は、前記転写装置の部分を拡大して示
すもので、表面にトナー像を保持する中間転写体ドラム
(トナー像保持体)13と、前記中間転写体ローラ13面に
近接配置され、中間転写体ローラ13面との間を通る転写
材18を裏面側から押圧して転写材面にトナー像を転写す
る転写ローラ20と、前記転写ローラ20に隣接配置され、
トナー像の転写された転写材18′を中間転写体ローラ13
面側から離して取り出す転写材ガイド手段25とを具備し
た構成を成している。ここで、前記転写材ガイド手段25
は、前記中間転写体ドラム13の曲率よりも小さい曲率
で、かつ中間転写体ドラム13面に対接するガイド部 25
a、および前記ガイド部 25aを中間転写体ドラム13面側
に押圧可能に支持する弾性体、たとえばスプリング型バ
ネで形成されている。 この転写(再転写)部において
は、前記アライニングローラ19によって送り出される転
写材18が中間転写体ドラム13と転写ローラ20との間を通
り、トナー像を転写された後、その転写材18′は転写材
ガイド部 25aの上を通り、搬送ベルト22へと送られる。
このとき、各部に掛けられるバイアスは、たとえば感光
体ドラム9に0V、中間転写体ドラム13に 1kV、転写ロー
ラ20に 2.7kV、転写材ガイト部 25aに 1kVとする。な
お、この構成では、転写材ガイド部材 25aが中間転写体
ドラム13面に近接して置かれる必要があり、この場合、
転写材ガイド手段25の他の主要部を成すバネ 25bによっ
て、軽く中間転写体ドラム13に接触するようになってお
り、中間転写体ドラム13面空の、トナー像を転写された
転写材18′の剥離が確実になされる。一方、中間転写体
ドラム13面からの、トナー像の転写(再転写)以外のプ
ロセスサイクル、たとえばマゼンタ,シアンなどのトナ
ー像を中間転写体ドラム13面上へ色重ねの転写の工程時
には、転写体ローラ20および転写材ガイド手段25は一体
的に、図2の一点鎖線で示す位置に変位される構成と成
っている。したがって、前記転写ローラ20および転写材
ガイド手段25は、中間転写体ドラム13と非接触な状態に
なるので、中間転写体ドラム13面上に感光体ドラム9面
から転写されるトナー像が何等の悪影響を受けることも
ない。
【0018】なお、中間転写体ドラム13と転写ローラ20
との間を通った転写材18′は、両者の中間の電位、たと
えば1.85kV程度の電位を持っていると考えられる。した
がって、中間転写体ドラム13および転写ローラ20には、
同じ確率で転写材18′が付着する筈であるが、現実には
ドラムの方へ付着する。この理由は、中間転写体ドラム
13の曲率の方が、転写ローラ20ドラムの曲率よりもが小
さいため、また転写材18′に対向する表面積が大きいの
で、吸着力も大きく作用することによるものと考えられ
る。さらに、転写ローラ20との間を通った転写材18′
は、かなり帯電しており、金属部分があると吸着し易い
傾向があるので、ガイド部 25aを導電性素材で形成して
おき、かつ中間転写体ドラム13面に対するガイド部 25a
の曲率を小さくしておけば、転写材18′が転写材ガイド
手段25のガイド部 25a面に静電吸着し、容易に中間転写
体ドラム13面から剥離されて搬送ベルト22側に搬送され
る。ここで、転写材ガイド手段25のガイド部 25aに印加
するバイアスを、中間転写体ドラム13と同じにしておけ
ば、転写材18の帯電が除電される。放電に必要な電圧を
Vs(400V)とすれば、前記ガイド部 25aのバイアスVh
は、 Vt≧Vh>Vt+Vs 程度が適当である。ただし、Vtは中間転写体ドラム13の
バイアスである。Vt≧Vhは転写材ガイド手段25のガイド
部 25aが、中間転写体ドラム13よりも転写材18′を強く
吸着するために、また、Vh>Vt+Vsは転写材18′を適正
な除電状態にすることが可能となる。
【0019】また、前記転写材ガイド手段25のガイド部
25aは、転写ローラ20に近接配置され、かつ転写動作時
においては、前記ガイド部 25aおよび転写ローラ20と
も、中間転写体ドラム13面に接触しているため、ガイド
部 25aが金属製であると、転写ローラ20から電流がリー
クして転写の不安定化を招く恐れもあるが、ガイド部 2
5aを半導電性素材で構成しておけば、このような電流リ
ークの問題は解消する。こうした意味で、前記転写材ガ
イド手段25のガイド部 25aは、たとえば1010〜1011Ωcm
程度の比抵抗を持つ、 100μm 厚のポリ弗化ビニリデン
のフィルムを金属製基体面上に張り合わせた構成が好ま
しい。なお、前記転写ローラ20からのリーク電流の問題
については、転写材18の入り口ガイド(第1のガイド)
20aに転写ローラ20と同じバイアスを印加することによ
って回避し得る。すなわち、転写ローラ20と同じバイア
スを入り口ガイド(第1のガイド) 20aに印加すること
により、転写ローラ20からのリーク電流が低減し、かつ
入口側転写材18の電位をトナー像の転写し易い電位に上
げられるので、転写効率の上昇や転写の安定性向上を図
り得ることになる。
【0020】図3は、前記本発明に係る現像装置の主要
部を成す転写材ガイド手段25の構成を分解して示す斜視
図である。ガイド部 25aは、ネジ 25cによって、上下に
は少し動くが、前後には動かないようにブラケット 25d
に取り付けられており、また、ブラケット 25dとガイド
部 25aとの間には、押しバネ部材 25bが挟着されてお
り、この押しバネ部材 25bれによって、ガイド部 25a
が、前記図2に図示したごとく、中間転写体ドラム13面
に軽く接触する位置に位置決めされる。そして、この転
写材ガイド手段25は、そのブラケット 25dを転写ローラ
20を装着する転写ローラユニット 20bに、ボルト 25e締
め付けで固定・一体化されている。
【0021】なお、上記では転写装置を現像装置ユニッ
ト回転型のフルカラー画像形成装置に装着した構造例を
説明したが、現像装置ユニットを列状に配置した構成の
フルカラー画像形成装置、個々の色画像形成ユニットを
転写材搬送系に沿わせた構成のフルカラー画像形成装置
(ただしこの場合は最終の転写装置のみ)などには勿論
のこと、モノクロ型の画像形成装置の転写装置としても
利用し得る。また、上記では、感光体ドラム面に形成し
たトナー像を、中間転写体ドラムに転写し、さらに転写
ローラを利用してトナー像を所定の転写材面に転写する
態様を例示したが、感光体ドラム面に形成したトナー像
を、直接所定の転写材面に転写する構成とした場合にも
適用し得る。
【0022】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明に係
る転写装置によれば、高圧電源を省略する一方、操作・
使用環境などにも悪影響を及ぼさずに、安定したトナー
像の転写が可能となる。すなわち、転写ローラーによる
転写材面に対するトナー像転写後において、除電コロナ
を用いて転写材の除電を行って、トナー像担持体(感光
体ドラムもしくは中間転写体ドラム)面から剥離し易く
する手段に比べて、ガイド部(板)によって行うためコ
ロナ用の高圧電源を省略できる。また、前記高圧電源の
省略に伴ってオゾン発生の恐れも解消するので安全衛生
面などで使用環境が大幅に改善される。一方、転写材ガ
イド手段のガイド部(板)は、静電吸着によって初期的
に転写材を保持するので、転写材送りが確実に行われる
し、さらに転写材に対するガイド部の位置決めも確実に
行われることになる。したがって、トナー像担持体面の
トナー像は、これに同期して確実に送られて来る転写材
面に効率よく転写された後、前記トナー像担持体面から
容易に、また確実に分離して熱定着側に搬送される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写装置を具備したフルカラー画
像形成装置の要部構成例を示す断面図。
【図2】図1の一部(転写装置部)を拡大して示す断面
図。
【図3】本発明に係る転写装置部の展開斜視図。
【図4】従来のフルカラー画像形成装置の要部構成を示
す断面図。
【符号の説明】
1……感光性ベルト 2……駆動ローラ 3……従
動ローラ 4a,4b,4c,4d……現像装置 5,13…
…中間転写体ドラム 6,20……転写ローラ(再転写
ローラ) 7,18……転写材 8……除電チャージ
ャー 9……感光体ドラム 10……コロナ帯電器
11……レーザー走査光学系 12……現像装置 1
2a, 12b, 12c, 12d……現像ユニット 13a……ア
ルミ製ドラム 13b……スポンジ層 13c……半導
電層 14……ブレードクリーナー 15……除電ラン
プ 16……給紙カセット 17……給紙ローラ 1
8′……トナー像を転写した転写材 19……アライニ
ングローラ 20a……第1のガイド 20b……転写
ローラーユニット 21……中間転写体クリーニングロ
ーラ 22……搬送ベルト 23……熱定着用ヒートロ
ーラー 24……排紙トレイ 25……転写材ガイド手
段 25a……ガイド部(ガイド板) 25b……バネ
部(弾性部) 25c……ネジ 25d……ブラケット
25e……ボルト締め

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像を保持するトナー像保持
    体と、前記トナー像保持体面に近接配置され、トナー像
    保持体との間を通る転写材を裏面側から押圧して転写材
    面にトナー像を転写する転写ローラと、前記転写ローラ
    の下流側に隣接配置され、トナー像の転写された転写材
    をトナー像保持体面側から離して取り出す転写材ガイド
    手段とを具備して成り、 前記転写材ガイド手段が、前記トナー像保持の曲率より
    も小さい曲率で、かつトナー像保持体面に対接するガイ
    ド部、および前記ガイド部をトナー像保持体面側に押圧
    可能に支持する弾性体で形成されていることを特徴とす
    る転写装置。
  2. 【請求項2】 表面にトナー像を保持するトナー像保持
    体と、前記トナー像保持体面に近接配置され、トナー像
    保持体との間を通る転写材を裏面側から押圧して転写材
    面にトナー像を転写する進退可動型の転写ローラと、前
    記転写ローラの下流側に隣接配置され、トナー像の転写
    された転写材をトナー像保持体面側から離して取り出す
    転写材ガイド手段とを具備して成り、 前記転写材ガイド手段が、前記トナー像保持体の曲率よ
    りも小さい曲率で、かつトナー像保持体面に対接するガ
    イド部、および前記ガイド部をトナー像保持体面側に押
    圧可能に支持する弾性体で支持されるとともに、前記転
    写ローラの進退に同期してトナー像保持体面に接離する
    ように構成されていることを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】 表面にトナー像を保持するトナー像保持
    体と、前記トナー像保持体面に近接配置され、トナー像
    保持体との間を通る転写材を裏面側から押圧して転写材
    面にトナー像を転写する転写ローラと、前記転写ローラ
    の上流側に配置され、転写材を転写ローラ面にガイドす
    る第1の転写材ガイドと、前記転写ローラの下流側に隣
    接配置され、トナー像の転写された転写材をトナー像保
    持体面側から離して取り出す第2の転写材ガイド手段と
    を具備して成り、 前記転写材ガイド手段が、前記トナー像保持の曲率より
    も小さい曲率で、かつトナー像保持体面に対接するガイ
    ド部、および前記ガイド部をトナー像保持体面側に押圧
    可能に支持する弾性体で形成され、かつ第1の転写材ガ
    イドおよび転写ローラに同電位のバイアスを印加する手
    段が付設されていることを特徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】 転写材ガイド手段のガイド部が、半導電
    性材料で被覆されていることを特徴とする請求項1もし
    くは請求項2記載の転写装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018163182A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 富士ゼロックス株式会社 記録媒体処理装置および画像形成装置

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