JPH0887139A - 電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法 - Google Patents
電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法Info
- Publication number
- JPH0887139A JPH0887139A JP6225077A JP22507794A JPH0887139A JP H0887139 A JPH0887139 A JP H0887139A JP 6225077 A JP6225077 A JP 6225077A JP 22507794 A JP22507794 A JP 22507794A JP H0887139 A JPH0887139 A JP H0887139A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- surface resistivity
- printing plate
- inner layer
- lithographic printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/75—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
- G03G15/758—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing relating to plate or sheet
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G13/00—Electrographic processes using a charge pattern
- G03G13/06—Developing
- G03G13/10—Developing using a liquid developer, e.g. liquid suspension
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G13/00—Electrographic processes using a charge pattern
- G03G13/26—Electrographic processes using a charge pattern for the production of printing plates for non-xerographic printing processes
- G03G13/28—Planographic printing plates
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/10—Bases for charge-receiving or other layers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/10—Bases for charge-receiving or other layers
- G03G5/104—Bases for charge-receiving or other layers comprising inorganic material other than metals, e.g. salts, oxides, carbon
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Wet Developing In Electrophotography (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
る現像に対する適性において、すべてに満足するレベル
の電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法を提供す
ることである。 【構成】 導電性支持体上に光導電層を設け、該導電性
支持体の反対側にバック層が設けられている電子写真式
平版印刷用原版において、前記バック層が表面抵抗率1
×1010〜1×1014Ωの最外層と表面抵抗率1×10
10Ω未満の内層からなることを特徴とする電子写真式平
版印刷用原版、及びその現像方法。
Description
原版及びその現像方法に関し、詳しくは機械的強度、耐
水性に優れ、直接給電方式による現像に適した電子写真
式平版印刷用原版及びその現像方法に関するものであ
る。
る方法として、従来、電子写真式平版印刷用原版の光導
電層を一様に帯電させ画像露光した後、液体トナーによ
り湿式現像してトナー像を得、次いでこのトナー像を定
着した後、不感脂化液(エッチング液)で処理してトナ
ー像のない非画像部を親水化する方法が一般的に採用さ
れている。
から導電性が付与された紙等が使用されているが、この
支持体への水の浸透により印刷力や写真性能に影響を与
えていた。すなわち、上記のエッチング液や印刷中の浸
し水が浸透して支持体が伸び、ときには支持体と光導電
層間で剥離が生じて耐刷性を低下させ、また上記の帯電
や露光時の雰囲気の温湿度条件により支持体の含水率が
変化し、その結果支持体の電導度が変化して写真性能に
悪影響を与えていた。また、耐水性がないと印刷中にシ
ワが発生してしまう。
の片面または両面に耐水性を有する例えばエポキシ樹脂
やエチレンとアクリル酸等との共重合体を塗布したり
(特開昭50−138904、同55−105580、
同59−68753号各公報等)、あるいはポリエチレ
ン等のラミネート層を設ける(特開昭58−57994
号公報等)ことが提案されている。
面、トップ)とは反対の面に裏塗層として設けられた層
をバック層と呼ぶが、このバック層形成用組成物は上記
の耐水性付与のみならず各種の機能性保持を目的とし
て、改良を重ねられている。
印刷原版の現像法として、従来の電極間に現像液を流し
た中にマスターを通過させる方式に変えて、印刷面とは
反対の側の電極に代えて導体を使用し、この導体から支
持体裏面側に電子を直接給電しながら現像を行う所謂直
接給電方式による湿式現像法を開発し、すでに特開平1
−26043号公報として提案している。これにより、
現像速度が速く、ベタ画像の形成も均一に行われ、更に
現像装置の背面電極にトナーが付着することも防止でき
る。
て、両面にポリオレフィンラミネート層を有する支持体
のバック層として表面電気抵抗が1×1010Ω以下でポ
リオレフィンラミネート層より摩擦抵抗が大きい層を設
けることにより、印刷機ドラムへの巻き付け固定が正確
になり印刷ズレを防止して良好な電子写真製版ができる
と共に、直接電子給電方式の現像も可能とする原版を提
起した(特開平2−84665号公報)。
を、裏面にバック層を設け、該アンダー層の表面抵抗率
を1×108 〜1×1014、バック層のそれを1×10
10以下とすることにより従来方式、直接給電方式のいず
れの湿式現像によっても、正確、良好且つ速やかで、ベ
タ画面でのピンホール発生のない均一な画像形成が可能
な原版とその現像法を提案した(特開平2−13246
4号公報)。
開平2−84665号公報及び特開平2−132464
号公報では、バック層の表面電気抵抗を調節するため
に、バック層の機械的強度、耐水性が劣化し、印刷汚
れ、耐刷性の低下が発生してしまう。また、特開平5−
6018号、同5−6036号ではバック層を複数構成
とし、最外層に親水性高分子を含有させ、内層には防水
性を付与したものを用い、積層保存時のコスレ汚れを防
止、耐水性付与による印刷性能が改善されると提案して
いる。しかしながら、これら技術でもバック層の表面電
気抵抗を調節するために、最外層の機械的強度がいまだ
不充分で、バック層の脱落したものが感光層に転写され
印刷汚れ等になっていた。従って、従来、機械的強度、
耐水性、及び直接給電方式による現像に対する適性にお
いて、すべてに満足するレベルの電子写真式平版印刷用
原版及びその現像方法がないのが現状であった。
め、本発明者らは鋭意検討した結果、バック層を少なく
とも2層構成とし、内層を低抵抗とし、最外層はそれよ
り抵抗の高い層をもちい、内層が低抵抗であれば、その
上にそれよりある程度抵抗の高い層があったとしても、
充分に直接給電方式の現像が可能であり、直接給電方式
の現像でのメリットを生かしつつ、機械的強度、耐水性
に優れることを見いだした。即ち、耐水性、機械的強度
に優れ、均一な画像形成が可能で、且つ直接給電現像に
適した電子写真式平版印刷用原版が得られることが判明
した。上記課題は、下記本発明の構成により解決される
ことを見いだした。
け、該導電性支持体の反対側にバック層が設けられてい
る電子写真式平版印刷用原版において、前記バック層が
表面抵抗率1×1010〜1×1014Ωの最外層と表面抵
抗率1×1010Ω未満の内層からなることを特徴とする
電子写真式平版印刷用原版。 (2) 上記(1)に記載の電子写真式平版印刷用原版
を現像するに際し、光導電層に対面させて電極を配し、
該電極と光導電層との間に現像液を供給し、バック層に
導体を接触させて湿式現像することを特徴とする電子写
真式平版印刷用原版の現像方法。
おいて、バック層は表面抵抗率の高い最外層(以下、A
層ともいう)と表面抵抗率の低い内層(以下、B層とも
いう)から少なくとも構成される。本発明において、最
外層(A層)の表面抵抗率は、1×1010〜1×1014
Ω、好ましくは1×1010〜1×1013Ω、、より好ま
しくは1×1010〜1×1012Ωである。内層(B層)
の表面抵抗率は、1×1010Ω未満、好ましくは1×1
05 Ω以上1×1010Ω未満、より好ましくは1×10
6 〜1×109 Ωである。ここで、本発明における表面
抵抗率は、「JIS 6911」に記載されたものによ
り定義づけられたものである。具体的には、川口電気製
作所(株)製のP−616型測定電極、川口電気製作所
(株)製のユニバーサルエレクトロメータモデルMMII
−17A等により測定したものを挙げることができる。
抗率が上記範囲に設定すれば、いずれの構成でもよい。
A層とB層は、単層構成でもよいし、複数の層構成でも
よい。A層とB層の表面抵抗率の範囲は、具体的には、
電導性物質の種類と量、及び各種添加剤の種類と量を適
宜選択することにより、設定することができる。上記添
加剤としては、各種の親水性高分子、耐水性材料、耐水
性有機溶剤性材料、合成エマルジョンを挙げることがで
きる。
ミナ、コロイド質シリカ、カーボンブラック、金属(A
l,Zu,Ag,Fe,Cu,Mn,Co等)、金属塩
(上記金属の塩化物、臭化物、硫酸塩、硝酸塩、しゅう
酸塩等)、界面活性剤(アルキルリン酸アルカノールア
ミン塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸塩、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、アルキルメチルアンモ
ニウム塩、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アル
キルアミン、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、脂肪酸コリンエステル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルおよびそのリン酸エステル及びそ
の塩、脂肪酸モノグリセライド、脂肪酸、ソルビタン部
分エステル等)、金属酸化物(ZnO,SnO2 ,In
2 O3 等)、カチオン性高分子電解質、アニオン性高分
子電解質等が挙げられる。
記のものが挙げられる。 I.アンモニウム 1.1級,2級,3級アンモニウム塩 ポリエチレンイミンハイドロクロライド ポリ(N−メチル−4−ビニルピリジウムクロライド) 2.4級アンモニウム塩 ポリ(2−メタアクリルオキシエチルトリメチルアンモ
ニウムクロライド) ポリ(2−ハイドロオキシ−3−メタアクリルオキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロライド) ポリ(N−アクリルアミドプロピル−3−トリメチルア
ンモニウムクロライド) ポリ(N−メチルビニルピリジニウムクロライド) ポリ(N−ビニル−2,3−ジメチルイミダゾリニウム
クロライド) ポリ(ジアリルアンモニウムクロライド) ポリ(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニ
ウムクロライド) II.スルホニウム ポリ(2−アクリルオキシエチルジメチルスルホニウム
クロライド) III.ホスホニウム ポリ(グリシジルトリブチルホスホニウムクロライド)
記のものが挙げられる。 I.カルボキシレート ポリ(メタ)アクリル酸 ポリアクリル酸エステル加水分解物 ポリアクリル酸アミド加水分解物 ポリアクリル酸ニトリル加水分解物 II.スルホネート ポリスチレンスルホネート ポリビニルスルホネート III.ホスホネート ポリビニルホスホネート 上記の電導性物質としては、好ましくは結晶性酸化物又
はその複合酸化物の微粒子、又はカーボンブラックが用
いられる(仏国特許第2,277,136号、米国特許
第3,597,272号明細書参照)。中でも、導電性
カーボンブラックは少量で導電性が得られ、しかも各種
の添加剤との混和性も良く、有利である。この電導性物
質の使用量は、上記バック層のA及びB層の各々の表面
抵抗率が上記の範囲となる量であればよい。この量は、
各種添加剤や電導性物質の種類により異なり、具体的な
数値では一概に特定できないが、一般的な目安を示せ
ば、バック層のA層の場合、0〜10重量%の範囲であ
り、B層の場合、0〜30重量%の範囲である。
との間に必要によりアンダー層を設けることができる。
このアンダー層は、表面抵抗率が1×108 〜1×10
14Ωに設定されることが好ましく、より好ましくは1×
108 〜1×1012Ω、より好ましくは1×108 〜1
×1010Ωである。これにより、放電によるスパークマ
ークでトナーがのらない部分(ピンホール)の発生を防
止でき、またカブリの発生の防止も可能となる。本発明
におけるアンダー層の構成としては、上記範囲の表面抵
抗率になればいずれの構成でもよい。アンダー層の表面
抵抗率の範囲は、具体的には、電導性物質の種類と量、
及び各種添加剤の種類と量を適宜選択することにより、
設定することができる。上記添加剤としては、各種の耐
水性材料、耐水性有機溶剤性材料、合成エマルジョンを
挙げることができる。これらの電導性物質、各種添加剤
としては、上記バック層の説明のところで記載したもの
を挙げることができる。アンダー層において電導性物質
の使用量は、上記アンダー層の表面抵抗率が上記の範囲
となる量であればよい。この量は、各種添加剤や電導性
物質の種類により異なり、具体的な数値では一概に特定
できないが、一般的な目安を示せば、アンダー層の場
合、0〜20重量%である。
は、天然または合成された公知の親水性高分子のいずれ
を用いてもよい。具体的には例えば、通常の石灰処理ゼ
ラチンの他に酸処理ゼラチン、改質ゼラチン、誘導体ゼ
ラチン等のゼラチン類、アルブミン、アルギン酸ナトリ
ウム、アラビアゴム、セルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース
類やデンプン等の水溶性誘導体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、スチ
レン−無水マレイン酸共重合体等の親水性高分子等の1
種又は2種以上を用いることができる。親水性コロイド
粒子(シリカ(SiO2 )、アルミナ(Al 2 O3 )、
ゼオライト等の親水性物質を微細粒子にしてコロイド状
に安定分散したもの)を添加すれば、機械的強度は更に
向上する。
あり、例えばポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリスチ
レン、ポリエチレン、アルキド樹脂、スチレン−ブタジ
エン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等や耐有
機溶剤性膜形成材料である例えば澱粉、酸化澱粉、PV
A、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
CMC等が挙げられる。
チレン−ビニルアルコール共重合体、高重合度ポリエス
テル、高重合度ポリウレタン等が用いられる。また、澱
粉、PVA、アクリル樹脂(但し反応性アクリル樹脂
で、有機溶剤溶液型でもO/W型エマルジョン型でもよ
い)、アルキド樹脂(但し空気硬化型のもの)等とメラ
ミン樹脂のような架橋剤とを併用して耐水性耐有機溶剤
性材料として用いることもできる。
ステル、メタアクリル酸エステル、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、酢酸ビニル、ポリウレタン、アクリロニトリ
ル、ブタジエン、スチレン−ブタジエン等の単量体又は
プレポリマーを乳化重合または乳化共重合させて得られ
るものを挙げることができる。これらのバック層、アン
ダー層形成用材料は併用して使用することも可能であ
る。なお、これらには更に必要に応じて分散剤、レベリ
ング剤、架橋剤等を添加することができる。
ンダー層に、親水性高分子結合剤、例えば有機チタン化
合物等を添加することで、両層の密着性を向上できる。
本発明においてA層及びB層の厚さは、その性能を発揮
できる厚さであればよい。A層の厚さとしては、特に限
定されるものではないが、0.5〜10μm程度であ
り、またB層の厚さは2〜25μm程度である。A層及
びB層が、複層構成の場合にはトータルの厚さがこの範
囲であればよい。本発明のA層及びB層を含めたバック
層全体の厚さは3〜25μmが一般的であり、好ましく
は8〜15μmである。また、アンダー層の層厚も3〜
25μm、好ましくは8〜15μmである。
は、この種の電子写真式平版印刷用原版に使用される公
知の吸水性支持体のいずれをも用いることができる。例
えば、紙、プラスチックシート等の基体やこれらに低抵
抗物質を含浸させるなどして導電処理したもの、前記支
持体の表面に耐水性接着層または少なくとも1層以上の
プレコート層を設けたもの、Al等を蒸着した基体導電
化プラスチックを紙にラミネートしたもの等が使用でき
る。
きる導電性基体あるいは導電化材料の例として、具体的
には、坂本幸男「電子写真」14、(No.1),p2〜1
1(1975)、森賀弘之「入門特殊紙の化学」高分子
刊行会(1975)、M.F.Hover,J.Mac
romol.Sci.Chem., A−4(6),p1
327〜1417(1970)等に記載されているもの
等を用いる。
も光導電体と結着剤とを含有してなり、光導電体として
は無機材料、有機材料のいずれであってもよい。無機光
導電材料としては例えばSi、Ge、酸化亜鉛、硫化カ
ドミウム、酸化チタン、セレン、セレン化カドミウム、
セレン化亜鉛又は酸化鉛、Se−Te合金、As
2 S 3 、As2 Se3 等のカルコーゲン合金等を挙げる
ことができる。
シアニン系顔料、光導電性キノリン系顔料、光導電性フ
タロシアニン系顔料、光導電性ピリリウム塩系顔料、置
換ビニルオキサゾール、トリフェニルアミン誘導体、ア
ントラセン、ベンゾ縮合複素環、ピラゾリン又はイミダ
ゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、ビニル芳香族
ポリマーならびにこれらの共重合生成物、フルオレノン
誘導体、トリアリールメタンロイコ染料やスクエアリン
酸誘導体染料等のポリアリールアルカン類、ペリレン、
テトラセン、カルバゾール、テトラベンジル−p−フェ
ニレンジアミン、スクエアリウム、インジゴ、ジメチル
ペルイミド、ポリゼニルテトラセン、ポリゼニルペリレ
ン、アシルヒドラゾン誘導体、ベンズチアゾール誘導
体、テトラシアノピレン、クロロシアンブルー等各種の
ものを挙げることができる。これらは併用して用いても
よい。
ン、ポリアクリル酸又はポリメタクリル酸エステル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール
及びそれらの誘導体やその他の光導電層用結着剤として
公知の材料を用いることができる。光導電層中の光導電
体量は、光導電性物質と結着剤の比は例えば重量比で
3:1〜20:1の範囲等で用いるが、本発明では特に
限定されるところはない。また、必要に応じて増感剤
や、塗布を行なうときに用いられる塗布助剤その他の添
加剤を添加することができる。
度であるが、本発明では特に限定されるところはない。
また、光導電層とアンダー層との接着力を向上させるた
めに、アンダー層の表面を予め例えば米国特許第3,4
11,908号明細書に記載されているように、コロナ
放電処理、グロー放電処理、火炎処理、紫外線処理、オ
ゾン処理、プラズマ処理等の表面処理を行っておくこと
が好ましい。
の電子写真式平版印刷用原版製造分野で公知の技術によ
ればよく、分散方式として例えばボールミル、コロイド
ミル、超音波分散機、3本ロールミル、グレインミル、
ホモジナイザー、ホモミキサー等通常のものが使用でき
る。また、塗布方式としては、エアーナイフコーター、
トレイリンググレードコーター、ワイヤーバーコータ
ー、リバースロールコーター、キスロールコーター、フ
ァウンテンコーター等が使用できる。
露光、現像等の工程を経て平版印刷版とされる。また、
前記した直接給電方式の現像を行なうのにも適してい
る。本発明において、現像はいずれの湿式現像方法を採
用することができるが、図1に示す直接給電方式の原理
図に基ずく本発明の方法がより好ましい。本発明の現像
法では、図1の導体1を上記したバック層のA層表面2
に接触させ、光導電層の表面3を電極4に対面させ、該
電極4が正電極、上記導体1が負電極となるように、該
電極4と導体1間に電圧を印加し、また必要に応じてバ
ック層のA層表面2の正電荷が、導体1あるいはアース
5から直接供給される電子により速やかに中和される結
果として、光導電層3(−)へもトナー(+)が速やか
に付着し中和される。この作用により、いわゆるベタ画
像であっても、トナー未付着部が皆無となり、より均一
なベタ画像が得られ、且つ現像速度が速くなる。
明するが、本発明の内容がこれらに限定されるものでは
ない。 組成物A〜Hの作成 アンダー層、バック層用の組成物として下記処方(1)
に従って、塗料を調整し、組成物Aを得た。 処方(1) SBRラテックス(50重量%水分散液) 92重量部 でんぷん (40重量%水溶液) 58重量部 クレー (45重量%水分散液) 110重量部 メラミン (80重量%水溶液) 5重量部 水 179重量部 この組成物AをPET支持体上に塗布して、塗膜(厚
さ、10μm)としたときの表面抵抗率を測定し、その
結果を表−1に示した。ここで表面抵抗率の測定方法と
しては、川口製作所(株)製のP−616型測定電極装
置により行った。
し、カーボンブラックの添加量を表−1に示すように種
々変えることで、上記組成物Aの場合と同様に塗膜を形
成し、表面抵抗率を測定し、表面抵抗率の異なる組成物
B〜Hからなる7種類の試料を得た。それぞれの組成物
のカーボンブラック添加量及び単独塗膜の表面抵抗率は
表−1に示した通りであった。
の片面に上記組成物Hを乾燥塗布量10g/m2 になる
ように塗布しアンダー層を形成した。次にアンダー層と
は反対側の面に上記組成物A〜Hを乾燥塗布量5g/m
2 になるように塗布しバック層内層を形成した。更にバ
ック層内層を形成したサンプルそれぞれに上記組成物A
〜Hを乾燥塗布量5g/m2 になるように塗布しバック
層の最外層を形成し、合計64種類のアンダー層、バッ
ク層を有する支持体を得た。これらの支持体のアンダー
層面上に下記処方(3)に示した光導電層用組成物を乾
燥塗布量23g/m2 になるように塗布し、種々の電子
写真式平版印刷用原版を作成した。
写真式平版印刷用原版について次のようにして性能の評
価を行った。 〔画像再現性〕得られた電子写真式平版印刷用原版を帯
電・画像露光後、図1の原理による実験機を用いてバッ
ク層に鋼製の導体を接触させる直接給電方式の湿式現像
を行った。なお、画像露光は、ベタの均一性を調べるた
めに、原稿中央に185mm×257mm(B5サイ
ズ)の黒シートを貼ったものとした。得られたサンプル
についてベタ画像の濃度をマクベス濃度計にて測定し均
一性を評価した。 〔強度〕一定の荷重をかけた針先で引っ掻くことのでき
る試験機:HEIDON14(新東科学(株)製)によ
りサンプルのバック層面を、荷重50gで針径0.1m
mφの針により引っ掻き、傷のつきかたを評価した。そ
れらの結果を表−2に示す。
の均一性の評価を表し、評価基準としては、下記に示す
通りである。 ○:濃度最大部と最低部の差が0.05以下 △: 〃 0.06〜0.99 ×: 〃 0.10以上 表−2中の各々の右の欄は、バック層膜強度の評価を表
し、評価基準としては、下記に示す通りである。 ○ :ほとんど傷がつかない ○△:傷はつくが下の層にまでは達していない △ :傷がつき全長の約半分は下の層まで達している × :傷のすべての部分で下の層まで達している 表−2に示すとおり、最外層の組成物として組成物Aを
用いると、内層の組成物はいずれでも、機械的強度、画
像濃度の均一性が良好であった。これは、おそらく、組
成物Aがバック層の強度を低下させるカーボンブラック
が含まれず、表面抵抗が低いためと考えられる。また、
バック層の最外層として組成物F〜Hを用い、内層とし
て組成物A〜Eを用いたものが、機械的強度、画像濃度
の均一性が良好であった。これは、最外層、内層共に表
面抵抗率が本発明の範囲にあり、バック層の導電性と機
械的強度が両立したものと考えられる。一方、バック層
の最外層と内層の表面抵抗率が、本発明の場合と逆、即
ち、最外層の表面抵抗率が1010Ω以下で、内層が10
10Ω〜1014Ωの場合は画質が良好なものの、機械的強
度が不十分であった。
子写真式平版印刷用原版(表−2の二重線で囲んだも
の)について更に吸水性について調べた。 〔吸水性〕吸水度はJIS P−8140の「紙および
板紙の吸水度試験方法」に定められたコッブ法で測定し
(上欄)、シワについては、画像露光し、現像された印
刷用原版を、ELP−E2エッチ液/ELP−E380
エッチングプロセッサーにより不感脂化処理したのち、
リョービ(株)製の3200型印刷機にて印刷を行い、
シワの発生するまでの印刷枚数を調べた(下欄)。その
結果を表−3に示す。
外層、内層が本発明の表面抵抗率の範囲になっているも
のは、上記機械的強度、画像均一性とともに、耐水性、
耐刷性が良好なことが判る。
及び直接給電方式による現像に対する適性において、す
べてに満足するレベルの電子写真式平版印刷用原版及び
その現像方法を提供することができる。
方法の原理図である。
から導電性が付与された紙等が使用されているが、この
支持体への水の浸透により耐刷力や写真性能に影響を与
えていた。すなわち、上記のエッチング液や印刷中の浸
し水が浸透して支持体が伸び、ときには支持体と光導電
層間で剥離が生じて耐刷性を低下させ、また上記の帯電
や露光時の雰囲気の温湿度条件により支持体の含水率が
変化し、その結果支持体の電導度が変化して写真性能に
悪影響を与えていた。また、耐水性がないと印刷中にシ
ワが発生してしまう。
印刷原版の現像法として、従来の電極間に現像液を流し
た中にマスターを通過させる方式に変えて、印刷面とは
反対の側の電極に代えて導体を使用し、この導体から支
持体裏面側に電荷を直接給電しながら現像を行う所謂直
接給電方式による湿式現像法を開発し、すでに特開平1
−26043号公報として提案している。これにより、
現像速度が速く、ベタ画像の形成も均一に行われ、更に
現像装置の背面電極にトナーが付着することも防止でき
る。
との間に必要によりアンダー層を設けることができる。
このアンダー層は、表面抵抗率が1×108 〜1×10
14Ωに設定されることが好ましく、より好ましくは1×
108 〜1×1012Ω、より好ましくは1×109 〜1
×1011Ωである。これにより、放電によるスパークマ
ークでトナーがのらない部分(ピンホール)の発生を防
止でき、またカブリの発生の防止も可能となる。本発明
におけるアンダー層の構成としては、上記範囲の表面抵
抗率になればいずれの構成でもよい。アンダー層の表面
抵抗率の範囲は、具体的には、電導性物質の種類と量、
及び各種添加剤の種類と量を適宜選択することにより、
設定することができる。上記添加剤としては、各種の耐
水性材料、耐水性有機溶剤性材料、合成エマルジョンを
挙げることができる。これらの電導性物質、各種添加剤
としては、上記バック層の説明のところで記載したもの
を挙げることができる。アンダー層において電導性物質
の使用量は、上記アンダー層の表面抵抗率が上記の範囲
となる量であればよい。この量は、各種添加剤や電導性
物質の種類により異なり、具体的な数値では一概に特定
できないが、一般的な目安を示せば、アンダー層の場
合、0〜20重量%である。
Claims (2)
- 【請求項1】 導電性支持体上に光導電層を設け、該導
電性支持体の反対側にバック層が設けられている電子写
真式平版印刷用原版において、前記バック層が表面抵抗
率1×1010〜1×1014Ωの最外層と表面抵抗率1×
1010Ω未満の内層からなることを特徴とする電子写真
式平版印刷用原版。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子写真式平版印刷用
原版を現像するに際し、光導電層に対面させて電極を配
し、該電極と光導電層との間に現像液を供給し、バック
層に導体を接触させて湿式現像することを特徴とする電
子写真式平版印刷用原版の現像方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22507794A JP3403518B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法 |
US08/518,336 US5597671A (en) | 1994-09-20 | 1995-08-23 | Electrophotographic printing plate precursor and method for development thereof |
DE19532372A DE19532372A1 (de) | 1994-09-20 | 1995-09-01 | Vorstufe für eine elektrophotographische Druckplatte und Verfahren zu deren Entwicklung |
US08/712,847 US5665499A (en) | 1994-09-20 | 1996-09-12 | Method for development of electrophotographic printing plate precursor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22507794A JP3403518B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0887139A true JPH0887139A (ja) | 1996-04-02 |
JP3403518B2 JP3403518B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=16823666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22507794A Expired - Fee Related JP3403518B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5597671A (ja) |
JP (1) | JP3403518B2 (ja) |
DE (1) | DE19532372A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6613391B1 (en) * | 2000-01-27 | 2003-09-02 | Henry Gang | Flame inhibiting and retarding chemical process and system for general use on multiple solid surfaces |
US6528226B1 (en) * | 2000-11-28 | 2003-03-04 | Xerox Corporation | Enhancing adhesion of organic electrostatographic imaging member overcoat and anticurl backing layers |
JP2006056184A (ja) * | 2004-08-23 | 2006-03-02 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 印刷版材料および印刷版 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2651526B2 (ja) * | 1987-09-17 | 1997-09-10 | 株式会社リコー | フレキシブル電子写真感光体 |
JP2561712B2 (ja) * | 1988-06-27 | 1996-12-11 | 富士写真フイルム株式会社 | 電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法 |
JP2561713B2 (ja) * | 1988-07-01 | 1996-12-11 | 富士写真フイルム株式会社 | 電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法 |
US5212030A (en) * | 1989-11-21 | 1993-05-18 | Plazer Ltd. | Method and materials for producing a printing master |
US5008167A (en) * | 1989-12-15 | 1991-04-16 | Xerox Corporation | Internal metal oxide filled materials for electrophotographic devices |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22507794A patent/JP3403518B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-08-23 US US08/518,336 patent/US5597671A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-09-01 DE DE19532372A patent/DE19532372A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-09-12 US US08/712,847 patent/US5665499A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5597671A (en) | 1997-01-28 |
JP3403518B2 (ja) | 2003-05-06 |
DE19532372A1 (de) | 1996-03-21 |
US5665499A (en) | 1997-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4508804A (en) | Support for electrographic plate-making material and a lithographic printing plate employing same | |
US3821931A (en) | Copying-printing apparatus | |
JP2561712B2 (ja) | 電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法 | |
JP3403518B2 (ja) | 電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法 | |
JP2706187B2 (ja) | 電子写真式平版印刷用原版 | |
US4555461A (en) | Process for preparing a lithographic printing plate | |
JPH0230502B2 (ja) | ||
JP2561713B2 (ja) | 電子写真式平版印刷用原版及びその現像方法 | |
JP2771908B2 (ja) | 電子写真式平版印刷用原版 | |
JP2771919B2 (ja) | 電子写真式平版印刷用原版 | |
US3481271A (en) | Photoconductive layer construction | |
US5378564A (en) | Electrophotographic lithographic printing plate precursor | |
JPH08190263A (ja) | 現像ロール | |
US6022654A (en) | Production process of lithographic printing plate | |
JPH05232749A (ja) | 電子写真式平版印刷用原版 | |
JPH0261739B2 (ja) | ||
US6207332B1 (en) | Process for producing lithographic printing plate | |
JP2592954B2 (ja) | 湿式静電写真転写方法 | |
JPH0157910B2 (ja) | ||
JPH0237360A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPS60107042A (ja) | 平版印刷版の製造方法 | |
JP2513272B2 (ja) | 平版印刷版の製造方法 | |
JPS587644A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH0248894B2 (ja) | Denshishashinheibaninsatsugenbanyoshijitai | |
JPH11143136A (ja) | 平版印刷版の製造方法および平版印刷版製造用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080229 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080229 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |