JP2592954B2 - 湿式静電写真転写方法 - Google Patents

湿式静電写真転写方法

Info

Publication number
JP2592954B2
JP2592954B2 JP1070158A JP7015889A JP2592954B2 JP 2592954 B2 JP2592954 B2 JP 2592954B2 JP 1070158 A JP1070158 A JP 1070158A JP 7015889 A JP7015889 A JP 7015889A JP 2592954 B2 JP2592954 B2 JP 2592954B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
image
liquid
toner
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1070158A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02248960A (ja
Inventor
哲男 碓井
信雄 鈴木
豊 逆井
尚生 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1070158A priority Critical patent/JP2592954B2/ja
Priority to US07/495,956 priority patent/US5085967A/en
Priority to DE4009123A priority patent/DE4009123A1/de
Publication of JPH02248960A publication Critical patent/JPH02248960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2592954B2 publication Critical patent/JP2592954B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/14Transferring a pattern to a second base
    • G03G13/16Transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は液体現像剤を用いる湿式転写法に関し、さら
に詳細には転写画質の優れた湿式転写法に関する。
「従来の技術」 従来、感光体上の静電潜像を液体現像剤で現像し、そ
の現像された画像を転写紙などの被転写体に転写する方
法としては次の様なものが知られている。一つの方法と
して、像担持体上の静電潜像を液体現像剤で現像した
後、該現像画像と被転写体を担体液が十分残存している
間に重ね、コロナ転写又はバイアスローラー転写により
転写する方法が挙げられる。この方法では、転写時に被
転写体と像担持体間に存在する担体液に流動が生じ、転
写画像に流れが発生することがある。また別の方法とし
て、トナー画像担持体と被転写体をローラーにより直接
密着させて転写を行なう方法もあるが、密着時に像担持
体上の担体液が流動し、像担持体上の画像が乱れたり、
転写画像に流れが発生することがある。
この欠点を防止する方法として特公昭46−1799号では
転写ローラーを2本設け、1本目のローラーには2本目
のローラーとは逆のバイアスを印加する方法を示してい
る。この方法によれば転写画像の乱れはある程度防止出
来るが十分ではない。又、特公昭51−44654号では、現
像後、コロナ放電により像担持体上の担体液の液厚を5
〜30μmに制御した後、転写する方法が示されている。
この方法は、湿式転写に必要にして十分な量の担体液を
像担持体と被転写体の間に介在させることにより上記方
法の欠点を改良し、転写効率向上と被転写体への不必要
な液の浸み込みを減少させたものである。
この方法によれば、転写時に存在する過剰な担体液に
よる転写画像の流れは、液厚コントロールにより、ある
程度防げるかも知れないが、一方で液厚コントロールの
為に行なうコロナ放電により、像担持体上の画像が乱れ
ると云う欠点を有している。特公昭62−49619号では樹
脂の溶液を像担持体と転写シートの間に介在させ転写の
付着量を均一にコントロールする方法が示されている
が、転写時の画像の乱れは十分に改良されない。さらに
この方法で得られた被転写体の印刷版に適用した場合に
は、溶解している樹脂が印刷版に付着し地汚れを発生し
やすくなるなどの問題点がある。
「発明が解決しようとする課題」 本発明の第1の目的は、静電写真用液体現像剤で形成
したトナー画像を被転写体に転写する時に発生する画像
流れ等のない高画質のトナー転写画像を得る転写方法を
提案することにある。
本発明の第2の目的は、トナー画像転写効率の優れた
転写方法を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明者らは、鋭意検討の結果、少なくともトナー粒
子及び担体液を含有する静電写真用液体現像剤によって
像担持体上に形成した静電潜像を現像し、該トナー画像
を1回または複数回の転写工程によりトナー画像担持体
から被転写体に転写する湿式静電写真転写法において、
該転写工程が少なくとも 像担持体上のトナー画像を、トナー1mg当たりの担持
液あるいはリンス液の重量が、20mg未満となるように乾
燥する工程 トナー画像担持体と被転写体の空隙に体積抵抗109Ω
・cm以上かつ誘電率3以下の非水液媒体を供給する工程 該トナー画像を被転写体に転写する工程 からなる工程を含むことを特徴とする湿式静電写真転写
方法により、目的を達することができた。
本発明の作用機構は必ずしも明確ではないが、トナー
画像形成後に担体液をあるいはリンス液をトナー1mg当
たり、20mg未満となるように乾燥させることにより、ト
ナー粒子同志が結合あるいは凝集を起こし、転写に際し
てトナー粒子が個々に挙動せず、トナー粒子の凝集体と
なって転写するためと考えられる。
従来の転写法においては、担体液を一部除去する工程
が含まれる場合があるが、実質的に乾燥させていないた
めトナー粒子が単一で転写し、転写時の外乱により画質
が劣化していると考えられる。
又、本発明者らは特願昭63−052937号において、トナ
ー現像後担体液をトター重量1mg当たり2〜20mgにする
ことにより、転写画像の画質が向上することを開示して
いる。しかしながらこの方法では、担体液の重量を制御
するのが困難であり、転写画質も充分とは言えなかっ
た。
本発明の方法においては、像担持体上のトナー画像
を、トナー1mg当たりの担体液あるいはリンス液の重量
が20mg未満となるように乾燥させることにより、トナー
粒子間の相互作用を高め転写画像の画質を一層向上させ
ることが出来たと考えられる。又担体液の蒸発後、適当
な量の非水液媒体を像担持体と非転写体の空隙に満たす
ことにより制御が極めて容易にできるようになった。
以下、本発明について詳細に述べる。
像担持体上にトナー画像を形成する工程としては、従
来公知の静電子写真法、電子写真法などによって静電潜
像を形成し、静電写真用液体現像剤で現像することによ
り形成することができる。
トナー画像形成後、液体現像剤中のイオン成分や分散
剤などの可溶性成分あるいは余剰なトナー粒子などを除
去する目的で必要により109Ω・cm以上の非水液媒体で
リンスすることも可能である。このリンスにより液体現
像剤中のイオン成分や分散剤などの可溶性成分などを除
去することができる。
次に、像担持体上の液体現像剤の担体液あるいはリン
ス液を実質的に乾燥する。乾燥法としては、一定時間放
置する自然乾燥法、冷風あるいは温風を吹きかける方
法、赤外線等の輻射エネルギーを利用する方法、ロー
ラ、コロナ放電、プレート等の各種方法を組み合わせて
用いることができ、特に限定されるものではない。
本発明における担体液あるいはリンス液を乾燥させる
工程は、トナー粒子相互間の作用を高め、転写時のトナ
ー画質の劣化を防止するために、担体液あるいはリンス
液を蒸発、濃縮する工程である。この乾燥の程度は、液
体現像剤の構成によって、異なり一概に特定することは
できない。例えば、トナー粒子の一部が担体液あるいは
リンス液に溶解あるいは膨潤する場合には、その残量が
比較的多い場合にも粒子間の相互作用が大きく、トナー
粒子の一部が担体液あるいはリンス液に膨潤しない場合
には、その残量を少なくすることによって実現すること
ができる。即ち、本発明における乾燥工程を経たトナー
画像は、その表面に液体がほとんど認められない状態に
まで担体液あるいはリンス液を蒸発した状態となる。具
体的には、トナー粒子1mg当り担体液あるいはリンス液
を20mg未満まで乾燥、濃縮するのが好ましく、10mg以下
にするのがより好ましい。特に担体液あるいはリンス液
の残量を5mg以下にすることにより更に好ましく使用で
きる。
次に、像担持体上のトナー画像を被転写体に転写す
る。転写に際しては、あらかじめ像担持体表面、被転写
体表面あるいは両者の表面に転写用非水液媒体を供給す
る。
供給する非水液媒体の量は、被転写体の材質によって
も異なり、一概に特定することは出来ない。例えば被転
写体がアルミニウム基板、ポリエチレンテレフタレート
フィルムなどの様に、非水溶媒を吸収しない場合には、
2〜80g/m2が好適であり、2〜40g/m2が更に好ましく使
用出来る。
被転写体として紙などを使用する場合は、普通紙、コ
ート紙、アート紙、防水処理された紙あるいはその厚さ
などにより非水液媒体の供給量を特定することは困難で
あるが普通紙(PPC用転写紙コピーエースA)では2〜8
0g/m2が好ましく、20〜80g/m2が更に好適であった。
非水液媒体の供給量が上記の値より多い場合は画像流
れや画像がくずれて乱れが発生し、少ない場合は転写ム
ラや転写効率の低下を起こす場合がある。
非水液媒体としては、電気抵抗が1×109Ω・cm以上
かつ誘電率が3以下の無極性の溶剤を用いることが出来
る。
例えば、直鎖状又は分岐状の脂肪族炭化水素、脂環式
炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素などの
溶剤を挙げることができるが、揮発性、安全性、公害
性、臭気などの点からオクタン、イソオクタン、デカ
ン、イソデカン、ドデカン、イソドデカン、ノナン、イ
ソパラフィン系の石油溶剤であるアイソパーE、アイソ
パーG、アイソパーH、アイソパーL(アイソバー「Is
opar」はエクソン社の商品名)、ソルベツソ100、シエ
ルゾル71(シエル社製)などが好適である。
その後、像担持体表面と被転写体表面を重ね合せ、あ
るいは接触させながら転写する。転写方法には、静電転
写法のコロナ転写、バイアスローラー転写又は被転写体
が導電性の場合は直接電圧を印加する転写方法等が挙げ
られ、特に限定されるものではない。転写された画像は
乾燥後加熱、溶剤蒸気等の公知の方法により定着する。
以上述べた工程に転写効率を向上させるために更に像
担持体上のトナー画像を乾燥工程を経た後、トナー画像
担持体上にコロナ放電を行ない像担持体上の画像を一様
に帯電する工程を含んでも良い。
本発明に用いる液体現像剤としては任意の公知の現像
剤を用いることが出来る。例えば特公昭35−5511号、特
公昭35−13424号、特公昭50−40017号、特開昭49−9863
4号、特開昭58−129438号、特開昭61−180248号、電子
写真技術の基礎と応用(電子写真学会編、コロナ社(19
88))等で開示された現像剤が挙げられる。
これらの液体現像剤は一般的に担体液、トナー粒子を
形成する着色剤、着色剤と定着性を付与するための着色
剤を被覆あるいは着色剤に吸着性をもつ高分子樹脂、ト
ナー粒子の分散を促進したり、分散の安定化の働きをす
る分散剤およびトナー粒子の極性と荷電量をコントロー
ルする荷電調節剤から成る。場合によってトナーの着色
性が要求されない場合は、上の成分から着色剤を除いた
ものをトナーとして用いることも出来る。
樹脂としては、公知の種々の樹脂を用いることが出来
るが特に特開昭61−180248号、特開昭63−41272号、特
開昭63−41273号で開示されたエチレンと(メタ)アク
リル酸の共重合体、エチレンと酢酸ビニルの共重合体、
エチレンとエチルアクリレートの共重合体やエチレンと
(メタ)アクリル酸エステルの共重合体、エチレン・
(メタ)アクリル酸・(メタ)アクリル酸エステルの三
元共重合体などのエチレン系共重合体が好ましく使用出
来る。
担体液およびリンス液としては、電気抵抗が1×109
Ω・cm以上かつ誘電率が3以下の無極性の非水溶剤を用
いることが出来る。該非水液媒体としては、直鎖状又は
分岐状の脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化
水素、ハロゲン化炭化水素などの溶剤を挙げることがで
きるが、揮発性、安全性、公害性、臭気などの点からオ
クタン、イソオクタン、デカン、イソデカン、ドデカ
ン、イソドデカン、ノナン、イソパラフィン系の石油溶
剤であるアイソパーE、アイソパーG、アイソパーH、
アイソパーL(アイソバー「Isopar」はエクソン社の商
品名)、ソルベツソ100、シエルゾル71(シエル社製)
などが好適である。
現像剤中のトナー粒子濃度は特に制限されないが、現
像剤1当り0.1〜10gである。(すなわちトナー粒子1
当り担体液100〜10000gとなる。) 荷電調節剤としては公知の種々のものを用いることが
出来、その濃度は現像剤1当り0.01〜10g、好ましく
は0.01〜1gである。また、分散剤も公知の種々のものを
用いることが出来、その濃度は現像剤1当り0.01〜50
g、好ましくは0.1〜10gである。
本発明に用いられる像担持体としては、「ELECTROPHO
TOGRAPHY」(R.M.Schafferrt;Focal Press,1980)、
「電子写真技術の基礎と応用」(電子写真学会編;コロ
ナ社、1988)等に記載の周知の有機光導電体もしくは無
機光導電体が挙げられる。また帯電針によって帯電され
た誘電体も用いることができる。
本発明に用いる被転写体としては、特に限定されるこ
となく種々のものを用いることが出来る。例えば、普通
紙、各種の表面コート紙、ZnO塗工紙、印刷版用アルミ
ニウム基板、さらにポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン、トリアセチルセルロースなどのプラスチック
フィルム、各種フィルムに金属を蒸着、あるいは各種の
ポリマーを塗布したフィルムなどが挙げられる。
印刷用アルミニウム基板としては一般のプルセンシタ
イズイングプレート(PS版)に使用されているアルミ基
板はすべて使用可能であるがグレイングと称される砂目
立て処理や陽極酸化処理等で表面処理したアルミニウム
基板が好ましいものとして挙げることが出来る。
「実施例」 次に実施例について述べるが、本発明の効果はこれに
よって限定されることはない。
実施例−1 ポリカーボネート(商品名「レキサン121」G.E.社
製)10g、下記に示されるジアリールアミン化合物6g、
増感剤として下記に示されるスチリル色素60mgをメチレ
ンクロライド80mlに溶解した。
次いで、この溶液を、ワイヤーバーを用いてパラジウ
ム蒸着層を有する厚さ100ミクロンのポリエチレンテレ
フタレートフィルムにコーティングしたのち、乾燥し
て、塗布溶剤を除去し、厚さ6ミクロンの光導電層を設
け、電子写真感光体を作製した。
一方、液体現像剤を次の様に調整した。
ニーダーに下記の組成の成分を混合し95℃で2時間混
練し、混和物を得た。この混和物をニーダー内で冷却し
た後、同じニーダー内で粉砕した。この粉砕物1重量部
とアイソパーH4重量部をペイントシエカーで6時間分散
し分散物を得た。この分散物はトナー固形物が1当り
1gとなる様、アイソパーGで希釈し、同時にマイナス荷
重性を付与する荷電調節剤として塩基性バリウムペトロ
ネートを1当り0.1g含む様にして液体現像剤を作製し
た。
(混練用組成) 先に準備した電子写真感光体の表面を+400Vに帯電
し、ポジオリジナル原稿を通して画像露光を与え、静電
潜像を生ぜしめ、前記の液体現像剤で現像直後に担体液
に用いられている無極性の脂肪族炭化水素であるアイソ
パーH(エクソン社製)でリンスを行ない、その後室内
(25℃−55%)に14分間放置し、乾燥した。担体液の残
留量はトナー1mg当たり1mgであった。
次に富士フィルム(株)製PS版FPD−IIIに用いられて
いるアルミニウム基板上に、アイソパーHの量が16g/
m2、6g/m2、1g/m2になる様に調整し、前記の現像した像
担持体と重ね合せ、電子写真感光体側からマイナスのコ
ロナ放電を行ない転写した。
転写画像性として画像の流れ、転写ムラ、解像性を調
べて表−1に示した。なお、表中の記号は下記を意味す
る。
○:画像流れなし、エッジの切れ良し。
△:画像流れなし、エッジの切れやや悪い。
×:画像流れあり。
転写効果は、濃度が1.5付近の転写前の感材上の画像
濃度(Dm)とそれの転写後の感材上の画像濃度(Dr)か
ら下記の式によって求めた。結果を表−1に示した。
表−1からわかる通り、転写画像性及び転写効果共に
優れたものであった。
得られた被転写体を130℃、1分間加熱定着後、富士
写真フイルム(株)製PS現像液DP−4を水と1:8に調整
後40秒浸漬し、水洗後ガム引きを行ない、オリバー52印
刷機(桜井製作所製)印刷テストをした。
その結果、良好な画質の印刷物が得られた。
比較例−1,2 実施例−1において、リンス後の乾燥を4分と1分行
い、また転写時の非水液媒体を用いない他は実施例−1
と同様の操作により画像を転写した。4分及び1分乾燥
したときのリンスの残液量は20mg/mgトナー重量及び32m
g/mgトナー重量であった。その後、実施例−1と同様に
して画像転写性と転写効率を調べた。得られた結果を表
−2に示す。
比較例−1は転写画像性がやや悪く、比較例−2は転
写画像性及び転写効率が悪かった。
実施例−2 実施例−1において非水溶媒をアイソパーHからアイ
ソパーG、n−オクタン、n−ノナンに代えて、転写時
のアルミニウム基板上の液量を16g/m2に調節する他はま
ったく同様な操作により転写を行った。転写効率、転写
画質共に実施例−1と同様に良好なものであった。
実施例−3 実施例−1においてリンス後の自然乾燥を温風乾燥
(像担持体上で40℃、5分間)に代えて転写時のアルミ
ニウム基板上の非水溶媒の液量を16g/m2にする他は、ま
ったく同様な操作により転写を行った。転写効率、転写
画質を表−4に示すが共に実施例−1と同様に良好なも
のであった。
実施例−4 実施例−1において、転写時に電子写真感光体側から
のマイナスのコロナ放電に代えて、転写時のアルミニウ
ム基板上の液量を16g/m2に調節後、電子写真感光体とア
ルミニウム基板の間でアルミニウム基板の直流に+200V
を印加して転写を行った。転写効率及び転写画質を表−
4に示すが共に実施例−1と同様に良好なものであっ
た。
実施例−5 実施例−4において、アルミニウム基板上で液量を制
御するに代えて、感光体画像表面上で液量を制御した他
はまったく同様な操作により転写した。転写効率及び転
写画質を表−4に示すが共に実施例−4と同様に良好な
ものであった。
実施例−6 実施例−5において、アルミニウム基板上に転写する
のに代えて、アルミニウム基板を金属電極として、その
上に紙を密着させ転写材とした。さらに紙上の液量を25
g/m2に調節した他は実施例−5とまったく同様な操作に
より転写した。転写効率及び転写画質を表−4に示すが
共に実施例−5と同様に良好なものであった。
実施例−7〜10 実施例−1において、液体現像剤の顔料の被覆剤であ
るエチレン・メタクリル酸共重合体を表−5に示す他の
エチレン系共重合体に変更した以外は全く同様な操作に
より転写した。その結果は実施例−1と同様良好な転写
性を示した。
実施例−11 実施例−1において、液体現像剤の顔料の被覆剤であ
るエチレン・メタクリル酸共重合体をエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体(商品名:エバフレックス460)に代えて
現像剤を調製した。
実施例−1の方法において、アイソパーHでリンスし
た後、1分乾燥して、その後アルミニウム基板上に液を
含まない状態で画像を転写して、転写画像を得た(比較
A)。
一方、アイソパーHでリンスした後7分乾燥して、そ
の後アルミニウム基板上にアイソパーHを25g/m2を有す
る状態で画像を転写して、転写画像を得た(本発明
B)。
転写画像の線巾が70ミクロンのものを顕微鏡で観察し
たところ比較Aはエッジが明瞭でなかったが、本発明B
のものはエッジが明瞭で優れたものであった。
フロントページの続き (72)発明者 大石 尚生 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富士写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−305376(JP,A) 特開 昭64−62683(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともトナー粒子及び担体液を含有す
    る静電写真用液体現像剤によって像担持体上に形成した
    静電潜像を現像し、該トナー画像を1回または複数回の
    転写工程によりトナー画像担持体から被転写体に転写す
    る湿式静電転写方法において、 該転写工程が少なくとも 像担持体上のトナー画像を、トナー1mg当たりの担
    持液あるいはリンス液の重量が、20mg未満となるように
    乾燥する工程 トナー画像担持体と被転写体の空隙に体積抵抗109
    Ω・cm以上かつ誘電率3以下の非水液媒体を供給する工
    程 該トナー画像を被転写体に転写する工程 からなる工程を含むことを特徴とする湿式静電写真転写
    方法。
  2. 【請求項2】静電写真用液体現像剤のトナー粒子成分と
    して少なくとも1種のエチレン系共重合体を含有するこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の湿式静電写真転写方
    法。
JP1070158A 1989-03-22 1989-03-22 湿式静電写真転写方法 Expired - Fee Related JP2592954B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1070158A JP2592954B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 湿式静電写真転写方法
US07/495,956 US5085967A (en) 1989-03-22 1990-03-20 Wet-type electrostatic photographic transferring method
DE4009123A DE4009123A1 (de) 1989-03-22 1990-03-21 Elektrostatisches photographisches nass-uebertragungsverfahren

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1070158A JP2592954B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 湿式静電写真転写方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02248960A JPH02248960A (ja) 1990-10-04
JP2592954B2 true JP2592954B2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=13423477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1070158A Expired - Fee Related JP2592954B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 湿式静電写真転写方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5085967A (ja)
JP (1) JP2592954B2 (ja)
DE (1) DE4009123A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0852748A1 (en) * 1995-09-29 1998-07-15 Imation Corp. Method and apparatus for producing a multi-colored image in an electrophotographic system
US5650253A (en) * 1995-09-29 1997-07-22 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method and apparatus having improved image transfer characteristics for producing an image on a receptor medium such as a plain paper

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3120446A (en) * 1961-02-01 1964-02-04 Xerox Corp Method of transferring a developed solid particulate image
US3647499A (en) * 1969-08-19 1972-03-07 Eastman Kodak Co Process for transferring dry developed electrographic images
JPS6289971A (ja) * 1985-06-13 1987-04-24 Toray Ind Inc 静電潜像用液体現像剤
US4743939A (en) * 1987-06-01 1988-05-10 Xerox Corporation Intermediate transfer apparatus
JPS6462683A (en) * 1987-09-02 1989-03-09 Matsushita Graphic Communic Electrophotographic transfer means

Also Published As

Publication number Publication date
DE4009123A1 (de) 1990-09-27
JPH02248960A (ja) 1990-10-04
US5085967A (en) 1992-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0410800B1 (en) Process for forming secure images
US3241957A (en) Method of developing electrostatic images and liquid developer
US5346796A (en) Electrically stabilized liquid toners
JP2006099127A (ja) 液体トナー混合物、そのための液体混合物及び像形成装置
JP5103504B2 (ja) 液体現像剤及び湿式画像形成方法
US5744269A (en) Method for protecting developed electrostatic images using an amphipathic toner
US5965314A (en) Intermediate transfer element for liquid electrophotography
US3795011A (en) Electrostatic printing device
US6212347B1 (en) Imaging apparatuses and processes thereof containing a marking material with a charge acceptance additive of an aluminum complex
US6122471A (en) Method and apparatus for delivery of high solids content toner cake in a contact electrostatic printing system
US6187499B1 (en) Imaging apparatus
US6180308B1 (en) Developer compositions and processes
US6458500B1 (en) Imaging apparatus
JP2592954B2 (ja) 湿式静電写真転写方法
US3788930A (en) Method of fixing images obtained by liquid development in electrophotography
CN100401210C (zh) 由电记录调色剂形成的投影图像中减少的光散射
US6218066B1 (en) Developer compositions and processes
US6440629B1 (en) Imaging apparatus
US4986211A (en) Toning method and member for electrostatography
US6341208B1 (en) Absorbent coating for contact transfer of liquid toner images
US6335136B1 (en) Developer compositions and processes
JPH11160917A (ja) 画像形成方法
JPH09160389A (ja) 電子写真湿式現像法
JPH01225975A (ja) 湿式電子写真転写法
JP2513272B2 (ja) 平版印刷版の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees