JPH088620Y2 - 魚釣用リールの制動装置 - Google Patents

魚釣用リールの制動装置

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JPH088620Y2
JPH088620Y2 JP894190U JP894190U JPH088620Y2 JP H088620 Y2 JPH088620 Y2 JP H088620Y2 JP 894190 U JP894190 U JP 894190U JP 894190 U JP894190 U JP 894190U JP H088620 Y2 JPH088620 Y2 JP H088620Y2
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JP
Japan
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shaft
reverse rotation
rotation preventing
cylinder
braking
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Application number
JP894190U
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JPH0399963U (ja
Inventor
京市 金子
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は魚釣用リールの制動装置における制動部材の
着脱機構に関する。
【従来の技術】 魚釣用両軸受型リールにおいてドラグ機構の制動板を
交換する手段として、外側板を取り外すことなくハンド
ル軸及び駆動歯車と共に制動板を着脱することが実公昭
57−56710号公報で知られている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記方式は、スプール軸のピニオンと噛
合する駆動歯車の周縁部に制動板を収容する支持筒を一
体に延設し、該支持筒の口端部を外側板にリング状受体
を介して回転可能に支持して制動板と共に駆動歯車まで
も着脱するようにしたものであるため、着脱時において
ピニオンや駆動歯車の歯形を傷付けたり着脱時に歯面に
異物が附着したりしてピニオンとの噛合い機能に支障を
来す欠陥がある。 本考案はこのような欠陥を改善し、駆動歯車はピニオ
ンに噛合状態に保持したまま制動板を着脱できるように
したドラグ制動機構を有する魚釣用リールを提供するこ
とを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するために、リール本体に設
けた支軸の内端にスプール軸のピニオンに噛合する駆動
歯車を支持した逆転防止爪車を回動自在に嵌着し、該逆
転防止爪車に対して軸方向に係脱自在に係合した軸筒を
前記支軸に回動可能でかつ軸方向に移動可能に嵌着する
と共に前記駆動歯車と複数の制動板を抜け止めして重合
装着した軸筒とを前記制動板で摩擦結合せしめ、更に前
記軸筒の外端部には螺合して前記制動板に圧接する操作
体とハンドルとを設けたものである。 前記軸筒は全体を単一材で一体に形成する場合と、軸
方向に係脱自在に係合する第1軸筒と第2軸筒とで形成
し、第1軸筒を逆転防止爪車に軸方向に係脱自在に係合
せしめると共に制動板を抜け止め装着せしめ、また第2
軸筒に制動板を圧接する操作体とハンドルとを設ける場
合とがある。
【作用】
本考案は制動板が摩耗して交換するときには、駆動歯
車はピニオンと噛合状態に保持したまま制動板、操作体
及びハンドルを装着している軸筒を逆転防止爪車の係合
部から脱して支軸から引抜き、操作体及びハンドルを軸
筒から脱して制動板を新しいものに交換し、前記と逆の
要領で軸筒を支軸に嵌着して逆転防止爪車に係合して嵌
着するものである。 またこの場合軸筒を第1軸筒と第2軸筒で構成する場
合は先づ第2軸筒を第1軸筒から操作体及びハンドルと
共に脱し、次いで制動板を装着した第1軸筒を逆転防止
爪車から外方に脱して制動板を交換し、交換後は前記と
逆の要領で先づ第1軸筒を次いで第2軸筒を順次支軸に
装着するものである。
【実施例】
本考案の実施例を図面について説明すると、スプール
1を固着しリール本体2に支持されたスプール軸3には
公知のようにピニオン4が係脱自在に設けられると共に
前記スプール軸3と別個にリール本体2に突設支持され
た支軸5の内端には逆転防止爪6で逆転を阻止されかつ
外側面に係合部7を有する逆転防止爪車8が回動自在に
嵌着され、更に支軸5には互いに軸方向に係脱自在に形
成した第1軸筒91と第2軸筒92とよりなる軸筒9が嵌着
され、第1軸筒91の内端に形成された係合部10が前記逆
転防止爪車8の係合部7に軸方向に着脱自在に結合して
いる。 また前記逆転防止爪車8には前記ピニオン4と噛合す
る駆動歯車11が回動可能に支持されると共に前記第1軸
筒91にはこれに回り止め係合する制動板12と駆動歯車11
の内周面に形成した係止溝13に係合する制動板12′とが
鍔縁14と止め輪15によって複数抜け止め重合装着されて
おり、第2軸筒92には前記制動板12を圧接する操作体16
が進退自在に螺着されると共にその外端にはハンドル17
が固着されている。 なお図中18は軸筒9の脱落防止螺子、19は防塵防水リ
ングである。 また第5図に示す実施例は、駆動歯車11を逆転防止爪
車8に支持する代りにリール本体2に直接回動自在に支
持した場合である。 従って制動板12・12′が摩耗して交換する場合には、
先づ第2軸筒92を操作体16及びハンドル17と共に支軸5
から抜き取り脱し、次いで第1軸筒91を係合部7から制
動板12・12′と共に引抜き脱して摩耗した制動板12・1
2′を交換し、前記と逆の順序で先づ制動板12・12′を
装着した第1軸筒92を支軸5に挿入してその係合部10を
逆転防止爪車8の係合部7に係合し、次いで第2軸筒92
を挿入して第1軸筒91に係合して装着するものである。 しかして前記実施例は、軸筒9を第1軸筒91と第2軸
筒92に分割形成して制動板12・12′の交換を容易にした
場合であるが、軸筒9を分割することなく一体に形成し
た実施例が第5図に示されており、この場合には制動板
12・12′操作体16及びハンドル17を軸筒9と共に着脱す
るものである。
【考案の効果】
本考案は支軸に設けた駆動歯車を制動する制動板が摩
耗した場合に、駆動歯車はピニオンと噛合状態を保持す
るように逆転防止爪車又はリール本体に支持し、複数の
制動板を抜け止めして重合装着した軸筒を逆転防止爪車
の係合部から軸方向に着脱して制動板を交換できるよう
にしたので、従来方式のように駆動歯車とピニオンとの
噛合面を傷付けたり着脱時に歯面に異物が附着したりし
て噛合機能を損なうことがなく、交換作業を円滑にかつ
確実に行うことができる優れた特徴と実用性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一部切欠平面図、第2図は第1図A−
A線断面図、第3図は第1図B−B線断面図、第4図は
制動板交換時の分離断面図、第5図は本考案の別実施例
の一部切欠平面図、第6図は本考案の更に他の実施例の
制動板交換時の分離断面図である。 2……リール本体、3……スプール軸、4……ピニオ
ン、5……支軸、6……逆転防止爪、7……係合部、8
……逆転防止爪車、9……軸筒、91……第1軸筒、92…
…第2軸筒、10……係合部、11……駆動歯車、12・12′
……制動板、16……操作体、17……ハンドル。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体に設けた支軸の内端にスプール
    軸のピニオンに噛合する駆動歯車を支持した逆転防止爪
    車を回動自在に嵌着し、該逆転防止爪車に対して軸方向
    に係脱自在に係合した軸筒を前記支軸に回動可能でかつ
    軸方向に移動可能に嵌着すると共に前記駆動歯車と複数
    の制動板を抜け止めして重合装着した軸筒とを前記制動
    板で摩擦結合せしめ、更に前記軸筒の外端部には螺合し
    て前記制動板に圧接する操作体とハンドルとを設けた魚
    釣用リールの制動装置。
  2. 【請求項2】リール本体に設けた支軸にリール本体に支
    持されかつスプール軸のピニオンに噛合する駆動歯車を
    嵌合すると共に前記支軸の内端に逆転防止爪車を回動自
    在に嵌着し、該逆転防止爪車に対して軸方向に係脱自在
    に係合した軸筒を前記支軸に回動可能でかつ軸方向に移
    動可能に嵌着すると共に前記駆動歯車と複数の制動板を
    抜け止めして重合装着した軸筒とを制動板で摩擦結合せ
    しめ、更に前記軸筒の外端部には螺合して前記制動板に
    圧接する操作体とハンドルとを設けた魚釣用リールの制
    動装置。
  3. 【請求項3】軸筒を逆転防止爪車に係合自在の第1軸筒
    と該第1軸筒の外側に軸方向係脱自在に形成した第2軸
    筒とで構成し、第1軸筒に制動板を抜け止め装着し、第
    2軸筒に操作体とハンドルを設けた請求項1又は2記載
    の魚釣用リールの制動装置。
JP894190U 1990-01-19 1990-02-02 魚釣用リールの制動装置 Expired - Lifetime JPH088620Y2 (ja)

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JP894190U JPH088620Y2 (ja) 1990-02-02 1990-02-02 魚釣用リールの制動装置
US07/643,050 US5176336A (en) 1990-01-19 1991-01-18 Drag mechanism for fishing reel

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JPH0399963U JPH0399963U (ja) 1991-10-18
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