JPH0886052A - 入母屋におけるけらば部分の化粧水切装置 - Google Patents

入母屋におけるけらば部分の化粧水切装置

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Publication number
JPH0886052A
JPH0886052A JP22213994A JP22213994A JPH0886052A JP H0886052 A JPH0886052 A JP H0886052A JP 22213994 A JP22213994 A JP 22213994A JP 22213994 A JP22213994 A JP 22213994A JP H0886052 A JPH0886052 A JP H0886052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water drip
draining
roof
drainer
wall panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP22213994A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Iku
哲夫 伊久
Masashi Yofune
正史 夜船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入母屋におけるけらば部分の縁取りを強調し
て、アクセント効果をより発揮できるようにし、かつ防
水性を向上させる。 【構成】 入母屋屋根のけらば側の野地板(7)端部上面
とその外側の外壁パネル(13)との間に設けられた水切材
(16)の上方及び前面を覆うようにして、アルミニウム材
からなる化粧水切(1)を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入母屋のけらば部分に
取付けられて用いられる化粧水切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】寄棟構造の屋根の一部に妻壁を設けた入
母屋とすることによって、屋根の一部分にアクセント効
果を持たせるようにしたものが考えられている。すなわ
ち、大棟の端部から単純に2本の隅棟が下り傾斜してい
るだけの寄棟と異なり、大棟の端部に三角形状の妻壁が
設けられることによって、この妻壁がアクセントとなっ
て優れた外観を得ることが出来る。
【0003】このような妻壁の三角形部分においては、
その三角形部分に取り付けた骨組へ外壁パネルを取り付
けて、妻壁の外装を構成するようにしている。また、妻
壁の周囲部分には、雨仕舞を行うための水切材が設けら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、入母屋
の妻壁の外観は、外壁パネルと水切材とから構成されて
いるのが普通であるが、周囲に単なる雨仕舞のためのみ
の水切材を配置したのみでは、アクセントとしての入母
屋の機能としては必ずしも充分でなく、いま一つ外観上
の印象が薄いという欠点がある。また、水切材も薄肉の
鉄板材からなるものであり、質感に乏しいという不都合
があった。
【0005】したがって本発明の目的は、妻壁のけらば
部分の縁取りを強調するので、アクセント効果をより発
揮することが出来、かつ雨仕舞を兼ねた入母屋における
けらば部分の化粧水切装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入母屋屋根の
けらば側の野地板端部上面とその外側の外壁パネルとの
間に設けられた水切材の上方及び前面を覆うようにし
て、アルミニウム材からなる化粧水切を取り付けたこと
を特徴とする入母屋におけるけらば部分の化粧水切装置
である。
【0007】また本発明は、外壁パネル外側の化粧水切
下端を前記水切材下端の係止部へ下側から係合させたこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に従えば、入母屋屋根のけらば側の野地
板端部上面とその外側の外壁パネルとの間に設けられた
水切材の上方及び前面を覆うようにして、アルミニウム
材からなる化粧水切を取り付けたので、妻壁のけらば部
分の縁取りを強調し、アクセント効果をより発揮するこ
とが出来るとともに、2重の水切によって、防水性をよ
り良好にすることが出来る。
【0009】また本発明に従えば、前記化粧水切下端を
前記水切材下端の係止部へ下側から係合させて化粧水切
を取付ける。
【0010】
【実施例】図1は本発明の1実施例の化粧水切(1)を説
明するための断面図である。屋根の一部を構成し、断面
形状がC字状のC形鋼である一対の登り梁(2)は、相互
に反する側を当接した状態で設けられ、このような登り
梁(2)にほぼ直角に、複数の木製の母屋(3)が相互に間
隔をあけてほぼ平行に配置される。これら母屋(3)は、
各登り梁(2)に亘って固定された取付板(4)にボルト
(5)及びナット(6)によって連結される。各母屋(3)の
上部には、平坦な野地板(7)が載置され、その上にアス
ファルト・ルーフィングと称される防水シート(8)が配
置され、そしてこの上に複数の瓦(9)が敷設される。
【0011】一方、野地板(7)端部の外側には、表面を
形成する板状体(11)と、その内側に配置される断熱材(1
2)とからなる外壁パネル(13)が設けられる。断熱材(12)
は、鉄製の枠体(14)によって囲まれており、枠体(14)の
一側面は板状体(11)に固定され、他側面は野地板(7)端
部に当接される。
【0012】野地板(7)端部上面と外壁パネル(13)との
間には、金属製の水切材(16)が設けられ、水切材(16)の
一方端部は野地板(7)端部にビス(17)等によって固定さ
れ、水切材(16)の他方端部側は外壁パネル(13)に当接さ
れる。また、水切材(16)の他端部には、後述する化粧水
切(1)下端が係合される段状に形成された係止部(18)が
設けられる。
【0013】このような水切材(16)によって、野地板
(7)端部と枠体(14)との間隙から雨水が小屋裏に侵入す
ることを防止している。また、水切材(16)と野地板(7)
と外壁パネル(13)とによって規定される内部空間には合
成樹脂などからなるシール材(19)が設けられ、防水性を
より高めている。
【0014】以上のような構造において、水切材(16)の
上方及び前面を覆うようにして、本発明における化粧水
切(1)が取付けられる。
【0015】化粧水切(1)は、アルミニウム製であり押
出成形され、基本的にその一端部に瓦(9)を挟持するた
めの2つの平坦な挟持片(21)、(22)が形成されており、
他端部には水切材(16)の係止部(18)と係合するための、
係止部(18)に対応するような段状に形成された係合部(2
3)が設けられる。より詳細すると、各挟持片(21)、(22)
の基端部は、上方に向けて延びて形成される立ち上がり
部(24)に連なり、該立ち上がり部(24)の上端には外側方
に向けてほぼ直角に屈曲して水平部(25)が連なる。該水
平部(25)の幅方向一端部からは下方に向けて段(26)が形
成されたのち、外側方に緩やかに湾曲する垂下部(27)が
連なり、該垂下部(27)下端には内側に向けて屈曲して底
部(28)が連なり、該底部(28)の端部に、係合部(23)が形
成される。また、底部(28)の幅方向中央部付近には、垂
下部(29)が設けられ、この垂下部(29)の下端には内向き
フランジ(30)が形成されている。
【0016】上述のような化粧水切(1)を取付けるにあ
たっては、図2に示すように、水切材(16)の係止部(18)
に、下側から化粧水切(1)の係合部(23)を係合させるよ
うにする。すなわち、係止部(18)に係合部(23)を斜めに
引掛けた状態で、化粧水切(1)を野地板(7)側の方向、
すなわち矢符A方向にスライドさせる。その後、下方側
の挟持片(22)をビス(31)等によって野地板(7)に固定す
る。
【0017】このようにして化粧水切(1)は、図3に示
すように入母屋屋根(32)のけらば側(33)において、まず
棟(34)に取り付けられ、次にその左右に取付けられ、水
切材(16)の上方及び前面を覆う。
【0018】図4は、化粧水切(1)を入母屋屋根(32)に
取り付けた状態を示す斜視図である。このように、化粧
水切(1)は、形にデザイン性があり、またアルミニウム
製であるので、アルミニウムの有する質感によって、け
らば部分の縁取りをはっきりさせ、屋根に変化のあるア
クセント効果を持たせることができる。
【0019】また、水切材(16)の上に化粧水切装置(1)
を取り付けるので、2重の水切によって、防水性をより
良好にすることができるという効果もある。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入母屋の
けらば部分に水切材を覆うようにして化粧水切を取り付
ける。この化粧水切は形にデザイン性があり、またアル
ミニウム材からなるので、アルミニウムの有する質感に
よってけらば部分の縁取りを強調させ、屋根に変化のあ
るアクセント効果を持たせることができる。
【0021】また、水切材と化粧水切との2重の水切に
なるので、防水性をより良好にすることができる。
【0022】また本発明によれば、外壁パネル外側の化
粧水切下端を前記水切下端の係止部へ下側から係合させ
るという簡便な構造で化粧水切を取り付けることができ
るので、施工性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の化粧水切(1)を説明するた
めの断面図である。
【図2】化粧水切(1)の取付動作を説明するための断面
図である。
【図3】化粧水切(1)を入母屋屋根(32)に取付ける状態
を示す斜視図である。
【図4】化粧水切(1)を入母屋屋根(32)に取付けた状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 化粧水切 (7) 野地板 (13) 外壁パネル (16) 水切材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入母屋屋根のけらば側の野地板端部上面
    とその外側の外壁パネルとの間に設けられた水切材の上
    方及び前面を覆うようにして、アルミニウム材からなる
    化粧水切を取り付けたことを特徴とする入母屋における
    けらば部分の化粧水切装置。
  2. 【請求項2】 外壁パネル外側の化粧水切下端を前記水
    切材下端の係止部へ下側から係合させたことを特徴とす
    る請求項1記載の入母屋におけるけらば部分の化粧水切
    装置。
JP22213994A 1994-09-16 1994-09-16 入母屋におけるけらば部分の化粧水切装置 Pending JPH0886052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22213994A JPH0886052A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 入母屋におけるけらば部分の化粧水切装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22213994A JPH0886052A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 入母屋におけるけらば部分の化粧水切装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0886052A true JPH0886052A (ja) 1996-04-02

Family

ID=16777792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22213994A Pending JPH0886052A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 入母屋におけるけらば部分の化粧水切装置

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JP (1) JPH0886052A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111267A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 建物のけらば構造

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