JPH088565Y2 - 育苗用播種機 - Google Patents
育苗用播種機Info
- Publication number
- JPH088565Y2 JPH088565Y2 JP1990084831U JP8483190U JPH088565Y2 JP H088565 Y2 JPH088565 Y2 JP H088565Y2 JP 1990084831 U JP1990084831 U JP 1990084831U JP 8483190 U JP8483190 U JP 8483190U JP H088565 Y2 JPH088565 Y2 JP H088565Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling box
- soil
- seedling
- sensing
- box
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Sowing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、床土、潅水、播種、覆土など、一連の播
種作業を行う育苗用播種機に関する。
種作業を行う育苗用播種機に関する。
(従来の技術) 従来、この種の育苗用播種機は、苗箱を搬送装置によ
って移送する間に、床土、潅水、播種、覆土を供給し、
一連の播種作業を行うものが知られていた。しかし、苗
箱が搬送されてこない空搬送の場合は、それら供給作業
を停止するといった事が必要となり、そのための種々の
提案がなされてきた。この提案の目的とするところは、
空搬送時でも供給が続くと、土、種籾、潅水の無駄が大
きいため、その無駄を少しでも排除しようとするところ
にある。例として、実公昭62−7050においてはそれぞれ
の供給装置の近傍位置に設けた育苗箱通過検知装置と関
連的に結合して、育苗箱が通過する時だけ通電されるよ
うに構成しており、又、特公昭63−61884、実公昭63−4
5148では、育苗箱の先端を検出すると播種ロールが一定
区間回転するようになしている。
って移送する間に、床土、潅水、播種、覆土を供給し、
一連の播種作業を行うものが知られていた。しかし、苗
箱が搬送されてこない空搬送の場合は、それら供給作業
を停止するといった事が必要となり、そのための種々の
提案がなされてきた。この提案の目的とするところは、
空搬送時でも供給が続くと、土、種籾、潅水の無駄が大
きいため、その無駄を少しでも排除しようとするところ
にある。例として、実公昭62−7050においてはそれぞれ
の供給装置の近傍位置に設けた育苗箱通過検知装置と関
連的に結合して、育苗箱が通過する時だけ通電されるよ
うに構成しており、又、特公昭63−61884、実公昭63−4
5148では、育苗箱の先端を検出すると播種ロールが一定
区間回転するようになしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの提案における感知装置は、育
苗箱の外郭部の感知が主であり、目的とする土、種籾、
水の無駄の排除の効果は不十分で、更に土、種籾、水の
供給を受けた苗箱の作業終了時の状態は、その後の苗の
育成や植付時にとって好ましいものにはなり得ない。即
ち、育苗箱における育苗は、苗箱の縁、桟をのぞいた内
枠内(床土面)にのみ規定の量の床土、播種、覆土の供
給を行い、均一な育苗を行わしめるものでなければなら
ないが、実公昭62−7050では箱の外郭を感知すること
で、供給作業を起動、停止するため、第8図にように苗
箱の縁に土、種籾が残り、これらを排除する必要が生じ
るほか、第9図にように排除の際、苗箱の内枠内に排除
された余分な土、種籾を落とし、落ちた部分が規定量以
上の供給量となりこれが育苗に支障をきたしたり、均一
な育苗にならなかったりし、また本来は苗箱の内枠内に
のみ、これら土、種籾を供給するべきが、苗箱の外まで
に供給したり排除するという無駄と不都合を生じさせ、
更に第6図のような内桟のある苗箱に供給の際には内桟
へも連続して供給することになり、前述した無駄と不都
合をさらに生じさせることになる。又、特公昭63−6188
4、実公昭63−45148においては、苗を稚苗とするか中苗
とするか等の、育苗の種類の違いによる調整を頻繁に必
要とし、育苗によっては、苗箱内に規定量の播種ができ
ないなどの問題がある。なぜなら、従来の苗箱には木製
のもの、樹脂製のものなどがあり、特に樹脂製のもので
は、製造者あるいは使用する植付機械によって種々の種
類がある。使用者としては、苗箱の選択は自由であり、
木製の苗箱と樹脂製の苗箱を混用したり、異種の樹脂製
苗箱を混用したりする場合がある。この場合、苗箱の種
類によって感知部及び播種ロールの作動時間の調整を必
要とし、箱の種類を変える毎に作業を中断せざるを得
ず、調整方法も難解で播種作業に無駄な労力と時間を費
やし連続作業ができない。また、播種においては苗箱の
先端の感知が、即ち苗箱の縁、桟を除いた内枠内(床土
面)の感知とはならない。つまり、木製の苗箱では床土
面の先端は苗箱先端より木材の厚みだけずれており、厚
み寸法は約13mmであるのに対し、樹脂製の苗箱は厚みが
3mm程度である。更に樹脂製の苗箱では箱形に成形の段
階でリブ、その他の補強を施しているのが通常で、その
施し方も多種に亘っているのが現状である。このような
ことから、苗箱の先端と縁、桟を除いた内枠内(床土
面)先端との関係には、種類によってズレがあり、その
為特に異種の苗箱を混合して使用する際は、苗箱の床土
面までの移送時間にずれを生じ、種籾が苗箱の外に落下
したり、床土面上に播種されなかったりし、多くの無駄
と欠株などの障害を生じさせる。さらに第7図に示すよ
うに木箱などリブのない箱を使用した場合において、箱
を連続して供給した場合は、苗箱の底面に空間が生ぜ
ず、先頭の箱を検知したまま2番目、3番目、……の箱
が通過することとなり、箱の検知が解除されず、その結
果、1枚目の箱には供給できるが、2枚目以降へは供給
されず、作業の実施は不可能である。公知例にはこのよ
うな不具合があり、苗の成長にも大きな影響を与え連続
作業もできないので作業時間が大幅に長くなるなどの欠
点がある。
苗箱の外郭部の感知が主であり、目的とする土、種籾、
水の無駄の排除の効果は不十分で、更に土、種籾、水の
供給を受けた苗箱の作業終了時の状態は、その後の苗の
育成や植付時にとって好ましいものにはなり得ない。即
ち、育苗箱における育苗は、苗箱の縁、桟をのぞいた内
枠内(床土面)にのみ規定の量の床土、播種、覆土の供
給を行い、均一な育苗を行わしめるものでなければなら
ないが、実公昭62−7050では箱の外郭を感知すること
で、供給作業を起動、停止するため、第8図にように苗
箱の縁に土、種籾が残り、これらを排除する必要が生じ
るほか、第9図にように排除の際、苗箱の内枠内に排除
された余分な土、種籾を落とし、落ちた部分が規定量以
上の供給量となりこれが育苗に支障をきたしたり、均一
な育苗にならなかったりし、また本来は苗箱の内枠内に
のみ、これら土、種籾を供給するべきが、苗箱の外まで
に供給したり排除するという無駄と不都合を生じさせ、
更に第6図のような内桟のある苗箱に供給の際には内桟
へも連続して供給することになり、前述した無駄と不都
合をさらに生じさせることになる。又、特公昭63−6188
4、実公昭63−45148においては、苗を稚苗とするか中苗
とするか等の、育苗の種類の違いによる調整を頻繁に必
要とし、育苗によっては、苗箱内に規定量の播種ができ
ないなどの問題がある。なぜなら、従来の苗箱には木製
のもの、樹脂製のものなどがあり、特に樹脂製のもので
は、製造者あるいは使用する植付機械によって種々の種
類がある。使用者としては、苗箱の選択は自由であり、
木製の苗箱と樹脂製の苗箱を混用したり、異種の樹脂製
苗箱を混用したりする場合がある。この場合、苗箱の種
類によって感知部及び播種ロールの作動時間の調整を必
要とし、箱の種類を変える毎に作業を中断せざるを得
ず、調整方法も難解で播種作業に無駄な労力と時間を費
やし連続作業ができない。また、播種においては苗箱の
先端の感知が、即ち苗箱の縁、桟を除いた内枠内(床土
面)の感知とはならない。つまり、木製の苗箱では床土
面の先端は苗箱先端より木材の厚みだけずれており、厚
み寸法は約13mmであるのに対し、樹脂製の苗箱は厚みが
3mm程度である。更に樹脂製の苗箱では箱形に成形の段
階でリブ、その他の補強を施しているのが通常で、その
施し方も多種に亘っているのが現状である。このような
ことから、苗箱の先端と縁、桟を除いた内枠内(床土
面)先端との関係には、種類によってズレがあり、その
為特に異種の苗箱を混合して使用する際は、苗箱の床土
面までの移送時間にずれを生じ、種籾が苗箱の外に落下
したり、床土面上に播種されなかったりし、多くの無駄
と欠株などの障害を生じさせる。さらに第7図に示すよ
うに木箱などリブのない箱を使用した場合において、箱
を連続して供給した場合は、苗箱の底面に空間が生ぜ
ず、先頭の箱を検知したまま2番目、3番目、……の箱
が通過することとなり、箱の検知が解除されず、その結
果、1枚目の箱には供給できるが、2枚目以降へは供給
されず、作業の実施は不可能である。公知例にはこのよ
うな不具合があり、苗の成長にも大きな影響を与え連続
作業もできないので作業時間が大幅に長くなるなどの欠
点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述のような不具合を解決し、苗箱の種類に
かかわらず、苗箱の縁、桟を除いた内枠内(床土面)だ
けに所定の床土、潅水、播種、覆土作業を行わしめるこ
とを目的とするもので、苗箱を搬送する苗箱搬送装置の
上方に夫々独立した駆動装置を有する床土装置、潅水装
置、播種装置、覆土装置を夫々設け、各装置からの苗箱
へ落下する土、種籾、水の落下位置近傍に、搬送されて
くる苗箱の前後縁の通過、及び左右縁の通過を感知する
感知装置を夫々設け、感知装置の苗箱縁存否検出結果に
基づいて、夫々の駆動装置を起動、停止するようになす
播種機を提供するものである。
かかわらず、苗箱の縁、桟を除いた内枠内(床土面)だ
けに所定の床土、潅水、播種、覆土作業を行わしめるこ
とを目的とするもので、苗箱を搬送する苗箱搬送装置の
上方に夫々独立した駆動装置を有する床土装置、潅水装
置、播種装置、覆土装置を夫々設け、各装置からの苗箱
へ落下する土、種籾、水の落下位置近傍に、搬送されて
くる苗箱の前後縁の通過、及び左右縁の通過を感知する
感知装置を夫々設け、感知装置の苗箱縁存否検出結果に
基づいて、夫々の駆動装置を起動、停止するようになす
播種機を提供するものである。
(作用) 苗箱搬送装置の上方に、駆動装置及び前記苗箱搬送装
置により搬送される苗箱の前後縁及び左右縁を検出する
感知装置を夫々単独に設けてある床土、潅水、播種、覆
土の各装置を配置した播種機であり、移送される苗箱が
床土装置の下部に至ると、苗箱の前縁に前記前後縁、及
び左右縁を検出する感知装置が当接し、感知装置は回動
し始める。次に前後縁を感知する感知装置が前後縁を外
れて不感知の状態になる。その時左右縁を感知する感知
装置は、苗箱の左右縁上にそのまま回動した状態、つま
り縁を感知している状態にある。この時、床土供給装置
の駆動装置が起動し、床土を苗箱に供給し始める。前後
縁を感知する感知装置が前後縁から外れる位置は、丁度
床土が苗箱の縁、桟を除いた内枠内隅から供給できる位
置に設定される。更に苗箱が床土の供給を受けながら移
送を続け、床土の落ち口が苗箱の後端にさしかかると、
前後縁を感知する感知装置が苗箱の後縁に当接し回動を
始め、感知の状態になる。この時駆動装置は停止し、床
土供給が止む。この苗箱が内桟のある苗箱の場合は、内
桟にさしかかるたびに前後縁を感知する感知装置が内桟
に当接して、回動し、縁の感知している状態になるので
駆動装置は停止され、内桟への供給は行われない。そし
て前後縁を感知する感知装置が内桟から外れると、再び
駆動装置は起動し床土を供給する。次に苗箱が潅水装置
に至ると灌水装置に設けた感知装置が前述した床土供給
の場合と全く同じ作動をし、苗箱に潅水を行う。更に苗
箱が移送を続け、播種装置、覆土供給装置に至るがそれ
ぞれに同じ感知装置が設けてあり、同様の作動をするの
で、播種及び覆土供給は、苗箱の縁、桟を除いた内枠内
に所定の量で行われる。苗箱が各々の供給装置の下部に
ない時は供給装置は作動せず供給作業は行われない。
置により搬送される苗箱の前後縁及び左右縁を検出する
感知装置を夫々単独に設けてある床土、潅水、播種、覆
土の各装置を配置した播種機であり、移送される苗箱が
床土装置の下部に至ると、苗箱の前縁に前記前後縁、及
び左右縁を検出する感知装置が当接し、感知装置は回動
し始める。次に前後縁を感知する感知装置が前後縁を外
れて不感知の状態になる。その時左右縁を感知する感知
装置は、苗箱の左右縁上にそのまま回動した状態、つま
り縁を感知している状態にある。この時、床土供給装置
の駆動装置が起動し、床土を苗箱に供給し始める。前後
縁を感知する感知装置が前後縁から外れる位置は、丁度
床土が苗箱の縁、桟を除いた内枠内隅から供給できる位
置に設定される。更に苗箱が床土の供給を受けながら移
送を続け、床土の落ち口が苗箱の後端にさしかかると、
前後縁を感知する感知装置が苗箱の後縁に当接し回動を
始め、感知の状態になる。この時駆動装置は停止し、床
土供給が止む。この苗箱が内桟のある苗箱の場合は、内
桟にさしかかるたびに前後縁を感知する感知装置が内桟
に当接して、回動し、縁の感知している状態になるので
駆動装置は停止され、内桟への供給は行われない。そし
て前後縁を感知する感知装置が内桟から外れると、再び
駆動装置は起動し床土を供給する。次に苗箱が潅水装置
に至ると灌水装置に設けた感知装置が前述した床土供給
の場合と全く同じ作動をし、苗箱に潅水を行う。更に苗
箱が移送を続け、播種装置、覆土供給装置に至るがそれ
ぞれに同じ感知装置が設けてあり、同様の作動をするの
で、播種及び覆土供給は、苗箱の縁、桟を除いた内枠内
に所定の量で行われる。苗箱が各々の供給装置の下部に
ない時は供給装置は作動せず供給作業は行われない。
(実施例) Aは苗箱搬送装置で、ステー2で支えられて横架した
2本の搬送フレーム1,1を設置し、該搬送フレーム1,1の
両端まで張設されたコンベア3,3を設ける。コンベア3,3
は4のモーターよって矢印方向へ駆動されるようにな
す。搬送フレーム1,1の上方には、搬送装置の上手側か
ら、床土供給装置5,潅水装置6,播種装置7,覆土供給装置
8の供給装置を設定する。尚、9は床土の鎮圧ローラで
ある。各供給装置5,6,7,8には、感知装置11a,11b,11c,1
1dを夫々設置する。感知装置11a,11b・・・は第1図に
示すように回動軸12,回動軸13を、支点に対し回動自在
に横架する。回動軸13には、回動軸12が嵌入されるよう
一部パイプ状になっており、回動軸13内で回動軸12は摺
動自在となす。回動軸12,13には夫々感知片12a,12b,感
知片13a,13bが回動軸12,13に対し軸芯回りに同じ位相で
固着される。又、感知片12aは苗箱14に対し平面視で苗
箱枠内に位置し、その先端は垂下状態で苗箱14の上面よ
り約5mm下方にあるように設置する。
2本の搬送フレーム1,1を設置し、該搬送フレーム1,1の
両端まで張設されたコンベア3,3を設ける。コンベア3,3
は4のモーターよって矢印方向へ駆動されるようにな
す。搬送フレーム1,1の上方には、搬送装置の上手側か
ら、床土供給装置5,潅水装置6,播種装置7,覆土供給装置
8の供給装置を設定する。尚、9は床土の鎮圧ローラで
ある。各供給装置5,6,7,8には、感知装置11a,11b,11c,1
1dを夫々設置する。感知装置11a,11b・・・は第1図に
示すように回動軸12,回動軸13を、支点に対し回動自在
に横架する。回動軸13には、回動軸12が嵌入されるよう
一部パイプ状になっており、回動軸13内で回動軸12は摺
動自在となす。回動軸12,13には夫々感知片12a,12b,感
知片13a,13bが回動軸12,13に対し軸芯回りに同じ位相で
固着される。又、感知片12aは苗箱14に対し平面視で苗
箱枠内に位置し、その先端は垂下状態で苗箱14の上面よ
り約5mm下方にあるように設置する。
一方、感知片13aは苗箱14の右縁14dの進行方向延長上
にあり、その先端は垂下状態で苗箱14の上面より下方に
あるように設置する。また、感知片12bの回動方向に
は、リミットスイッチ15を固着する。リミットスイッチ
15は、そのアクチュエータが感知片12aの苗箱前後枠14
a,14bに当接することによる回動で、感知片12bに押圧さ
れる位置に設置する。又、リミットスイッチ15は、ノー
マルクローズ型を使用する。一方、感知片13bの回動方
向にはリミットスイッチ16を固着する。リミットスイッ
チ16は、そのアクチュエータが感知片13aの苗箱右枠14d
に当接することによる回動で感知片13bに押圧される位
置に設置する。又、リミットスイッチ16は、ノーマルオ
ープン型を使用する。各リミットスイッチ15,16は夫々
の駆動装置の電気回路に連繋される。
にあり、その先端は垂下状態で苗箱14の上面より下方に
あるように設置する。また、感知片12bの回動方向に
は、リミットスイッチ15を固着する。リミットスイッチ
15は、そのアクチュエータが感知片12aの苗箱前後枠14
a,14bに当接することによる回動で、感知片12bに押圧さ
れる位置に設置する。又、リミットスイッチ15は、ノー
マルクローズ型を使用する。一方、感知片13bの回動方
向にはリミットスイッチ16を固着する。リミットスイッ
チ16は、そのアクチュエータが感知片13aの苗箱右枠14d
に当接することによる回動で感知片13bに押圧される位
置に設置する。又、リミットスイッチ16は、ノーマルオ
ープン型を使用する。各リミットスイッチ15,16は夫々
の駆動装置の電気回路に連繋される。
以上の構成にし、モーター4にて駆動されたコンベア
3,3上の始端部に置かれた苗箱14は移送され、床土供給
装置5の床土落下位置に至る。そこで苗箱14の前縁14a
は、感知装置11aの感知片12a,13aを押圧し、感知片12a,
13aは回動し、前縁14aに乗り上げた状態になる。同時
に、感知片12b,13bはリミットスイッチ15,16のアクチュ
エータを押圧し、リミットスイッチ15,16に連繋された
電気回路は第4図のようになる。この場合、床土供給装
置5の駆動モーターには通電されない。更に、苗箱14が
移送され感知片12aが前縁14aから外れ、自然垂下状態に
なる。この場合感知片13aは左右縁14dの上を摺動してい
る。感知片12bはリミットスイッチ15から離れ、電気回
路は第5図のようになる。そして、床土供給装置5の駆
動モーター(図示せず)が起動し、苗箱14に床土が供給
される。この状態は感知片12aが、苗箱14の後縁14bに当
接して回動し、感知片12bが、リミットスイッチ15のア
クチュエータを押圧するまで続く。即ち、感知片12aが
苗箱14の後縁14bに当接して回動すると、感知片12bはリ
ミットスイッチ15を押圧し、電気回路は第4図の状態に
なり床土供給装置5の駆動モーターは停止し、床土の供
給が止まる。苗箱14が第6図のように内桟14eの設けて
ある場合、感知片12aが内桟14eに当接し、回動し、乗り
上げると感知片12bはリミットスイッチ15のアクチュエ
ータを押圧する。感知片13aは依然、左右縁14c、14bに
乗り上げている状態を継続している為、リミットスイッ
チ15、16に連繋された電気回路は第4図のようになり、
床土供給装置5の駆動モーターへの通電が止まり、駆動
モーターは停止し、床土の供給は止み、内桟14eには床
土は供給されない。さらに苗箱が移送され感知片12aが
内桟14eから外れ、自然垂下状態になると電気回路は第
5図のようになり床土供給装置5の駆動モーターが起動
し、苗箱14に床土が供給される。この動作を繰り返し、
1枚の苗箱14が通過する間においても、感知片12aが前
後縁14a、14bや内桟14eに当接し回動する毎に供給は停
止され、前後縁14a、14b、内桟14eに床土は供給され
ず、前後縁14a、14b、内桟14eを除いた内枠内(床土
面)にのみ供給される。更に苗箱14の移送が進み、感知
片12a,13aが後縁14bを外れ、自然垂下状態になると電気
回路は第3図のようになり通電されない状態が続く。こ
のようにして次の苗箱にも同じ作動を繰り返し、苗箱14
の内面(床土面)にのみ供給動作が行われる。床土を供
給された苗箱は、鎮圧ローラ9によって均平にされ灌水
装置6に至る。該潅水装置6は、電磁弁(図示せず)に
よって潅水の入切を行うように為す。苗箱14は潅水装置
6の感知装置11bの感知片12a,13aに当接する。感知装置
11bは前記感知装置11aと全く同様の機構であって、苗箱
14の移送に伴う感知装置の動作も全く同じである。よっ
て感知片13aが回動して左右縁14d上を摺動し、感知片12
aが苗箱14内で自然垂下状態にあるとき、電気回路は、
第5図のようになり、電磁弁を作動させ、潅水を行う。
同様にして、苗箱14が播種装置7、覆土供給装置8へと
移送を続け、播種装置7の感知装置11cによって苗箱14
内に所定量の播種が行われ、覆土供給装置8の感知装置
11dによって、苗箱14内に所定量の覆土が行われ、コン
ベア3,3の終端に至って苗箱14への一連の供給作業が終
了する。
3,3上の始端部に置かれた苗箱14は移送され、床土供給
装置5の床土落下位置に至る。そこで苗箱14の前縁14a
は、感知装置11aの感知片12a,13aを押圧し、感知片12a,
13aは回動し、前縁14aに乗り上げた状態になる。同時
に、感知片12b,13bはリミットスイッチ15,16のアクチュ
エータを押圧し、リミットスイッチ15,16に連繋された
電気回路は第4図のようになる。この場合、床土供給装
置5の駆動モーターには通電されない。更に、苗箱14が
移送され感知片12aが前縁14aから外れ、自然垂下状態に
なる。この場合感知片13aは左右縁14dの上を摺動してい
る。感知片12bはリミットスイッチ15から離れ、電気回
路は第5図のようになる。そして、床土供給装置5の駆
動モーター(図示せず)が起動し、苗箱14に床土が供給
される。この状態は感知片12aが、苗箱14の後縁14bに当
接して回動し、感知片12bが、リミットスイッチ15のア
クチュエータを押圧するまで続く。即ち、感知片12aが
苗箱14の後縁14bに当接して回動すると、感知片12bはリ
ミットスイッチ15を押圧し、電気回路は第4図の状態に
なり床土供給装置5の駆動モーターは停止し、床土の供
給が止まる。苗箱14が第6図のように内桟14eの設けて
ある場合、感知片12aが内桟14eに当接し、回動し、乗り
上げると感知片12bはリミットスイッチ15のアクチュエ
ータを押圧する。感知片13aは依然、左右縁14c、14bに
乗り上げている状態を継続している為、リミットスイッ
チ15、16に連繋された電気回路は第4図のようになり、
床土供給装置5の駆動モーターへの通電が止まり、駆動
モーターは停止し、床土の供給は止み、内桟14eには床
土は供給されない。さらに苗箱が移送され感知片12aが
内桟14eから外れ、自然垂下状態になると電気回路は第
5図のようになり床土供給装置5の駆動モーターが起動
し、苗箱14に床土が供給される。この動作を繰り返し、
1枚の苗箱14が通過する間においても、感知片12aが前
後縁14a、14bや内桟14eに当接し回動する毎に供給は停
止され、前後縁14a、14b、内桟14eに床土は供給され
ず、前後縁14a、14b、内桟14eを除いた内枠内(床土
面)にのみ供給される。更に苗箱14の移送が進み、感知
片12a,13aが後縁14bを外れ、自然垂下状態になると電気
回路は第3図のようになり通電されない状態が続く。こ
のようにして次の苗箱にも同じ作動を繰り返し、苗箱14
の内面(床土面)にのみ供給動作が行われる。床土を供
給された苗箱は、鎮圧ローラ9によって均平にされ灌水
装置6に至る。該潅水装置6は、電磁弁(図示せず)に
よって潅水の入切を行うように為す。苗箱14は潅水装置
6の感知装置11bの感知片12a,13aに当接する。感知装置
11bは前記感知装置11aと全く同様の機構であって、苗箱
14の移送に伴う感知装置の動作も全く同じである。よっ
て感知片13aが回動して左右縁14d上を摺動し、感知片12
aが苗箱14内で自然垂下状態にあるとき、電気回路は、
第5図のようになり、電磁弁を作動させ、潅水を行う。
同様にして、苗箱14が播種装置7、覆土供給装置8へと
移送を続け、播種装置7の感知装置11cによって苗箱14
内に所定量の播種が行われ、覆土供給装置8の感知装置
11dによって、苗箱14内に所定量の覆土が行われ、コン
ベア3,3の終端に至って苗箱14への一連の供給作業が終
了する。
(考案の効果) 以上のような構成及び作動を行うように為す本考案に
よれば、苗箱14の縁、桟を確実に検出し、その結果を各
供給装置の駆動装置に連繋し、駆動又は停止させるよう
になしたから、苗箱の前後縁、内桟を除いた内枠内(床
土面)だけに確実に供給を施すことができる。そして、
苗箱の縁や、内桟や、苗箱外に供給するといった無駄が
ない。更に多種にわたる苗箱を混用しても苗箱の厚さや
高さ、仕切の有無にかかわらず苗箱を使用でき、また苗
箱寸法の変更による感知装置の調整も不用となり、安価
で使い易い機械として提供でき、育苗の面からも、ばら
つきのない良苗を育成することができる、などの優れた
効果を生成させる。
よれば、苗箱14の縁、桟を確実に検出し、その結果を各
供給装置の駆動装置に連繋し、駆動又は停止させるよう
になしたから、苗箱の前後縁、内桟を除いた内枠内(床
土面)だけに確実に供給を施すことができる。そして、
苗箱の縁や、内桟や、苗箱外に供給するといった無駄が
ない。更に多種にわたる苗箱を混用しても苗箱の厚さや
高さ、仕切の有無にかかわらず苗箱を使用でき、また苗
箱寸法の変更による感知装置の調整も不用となり、安価
で使い易い機械として提供でき、育苗の面からも、ばら
つきのない良苗を育成することができる、などの優れた
効果を生成させる。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例を示すもので第1図は、感知装
置の斜視図、第2図は育苗用播種機の全体を表す正面
図、第3図乃至第5図は夫々の感知状態における電気回
路、第6図は感知装置の斜視図で、桟の入った箱を使用
した図、第7図は木箱を並べた状態、第8図、第9図は
苗箱に土、種子の供給後の状態を示す。 (図面の主な符号の説明) A……苗箱搬送装置,1,1……搬送フレーム 11a,11b,13a,13b……各供給装置の感知装置 12a,12b,13a,13b……感知片 15,16……リミットスイッチ
置の斜視図、第2図は育苗用播種機の全体を表す正面
図、第3図乃至第5図は夫々の感知状態における電気回
路、第6図は感知装置の斜視図で、桟の入った箱を使用
した図、第7図は木箱を並べた状態、第8図、第9図は
苗箱に土、種子の供給後の状態を示す。 (図面の主な符号の説明) A……苗箱搬送装置,1,1……搬送フレーム 11a,11b,13a,13b……各供給装置の感知装置 12a,12b,13a,13b……感知片 15,16……リミットスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】苗箱を搬送する苗箱搬送装置の上方に夫々
独立した駆動装置を有する床土装置、潅水装置、播種装
置、覆土装置を夫々設け、各装置からの苗箱へ落下する
土、種籾、水の落下位置近傍に、搬送されてくる苗箱の
前後縁の通過、及び左右縁の通過を感知する感知装置を
夫々設け、感知装置の苗箱縁存否検出結果に基づいて、
床土装置、潅水装置、播種装置及び覆土装置の駆動機構
を起動、停止するようになしたことを特徴とする育苗用
播種機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990084831U JPH088565Y2 (ja) | 1990-08-11 | 1990-08-11 | 育苗用播種機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990084831U JPH088565Y2 (ja) | 1990-08-11 | 1990-08-11 | 育苗用播種機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0443918U JPH0443918U (ja) | 1992-04-14 |
JPH088565Y2 true JPH088565Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=31633575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990084831U Expired - Lifetime JPH088565Y2 (ja) | 1990-08-11 | 1990-08-11 | 育苗用播種機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088565Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS627050U (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-16 | ||
JPS6345148U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-26 |
-
1990
- 1990-08-11 JP JP1990084831U patent/JPH088565Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0443918U (ja) | 1992-04-14 |
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