JPH0885552A - 書類等の収納袋 - Google Patents

書類等の収納袋

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JPH0885552A
JPH0885552A JP24842694A JP24842694A JPH0885552A JP H0885552 A JPH0885552 A JP H0885552A JP 24842694 A JP24842694 A JP 24842694A JP 24842694 A JP24842694 A JP 24842694A JP H0885552 A JPH0885552 A JP H0885552A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄くてかつ強度に優れた書類等の収納袋を提
供する。 【構成】 前面壁および背面壁を有する方形の収容部
と、前記背面壁に連接した蓋片とからなり、前記前面
壁、背面壁および蓋片は、少なくともベースフィルムと
網状体とを積層してなるシート状積層素材によって形成
したことを特徴とする書類等の収納袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、素材が薄く、しかも強
度に優れた合成樹脂製の書類等の収納袋に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製の収納袋の材料として
は、ポリエチレンやポリ塩化ビニルなどのフィルムが用
いられている。しかし、これらのフィルムは強度が比較
的小さいために、重い書類を収納したり、粗雑に取扱う
場合には破損し易い。従って、強度が要求される場合に
は、素材の厚みを増大する必要があり、製造コストの点
で不利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点を
改善し、薄くてかつ強度に優れた書類等の収納袋を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決すための手段】本発明者らは、上記の目的
に沿って鋭意検討を行なった結果、網状体とベースフィ
ルムとを積層したシート状積層素材を用いることによっ
て、薄くてしかも強度の大きい収納袋が得られることを
見出して本発明を完成した。すなわち、本発明は、前面
壁および背面壁を有する方形の収容部と、前記背面壁に
連接した蓋片とを有し、前記前面壁、背面壁および蓋片
は、少なくとも網状体とベースフィルムとを積層してな
るシート状積層素材で形成したことを特徴とする収納袋
に関するものである。
【0005】図1に本発明の収納袋の一実施例を示す。
図1(a)は収納袋の概略正面図であり、図1(b)は
図(a)のb−b線における水平断面図である。図
(a)に示す収納袋1は、前面壁2および背面壁3およ
び背面壁3に連接した蓋片4を有する。図(b)に示す
ように、前面壁2、背面壁3および蓋片4を形成するシ
ート状積層素材5は、網状体6およびベースフィルム7
を、必要に応じて接着層8を介して積層したものであ
る。更に他の素材による層を追加することもできる。本
発明の収納袋1は、長方形のシート状積層素材5を、そ
の長辺に直角な線に沿って折り返すことにより、前面壁
2、背面壁3および蓋片4を一体的に連接して形成し、
更に、前面壁2および背面壁3の両側縁を重ね合わせて
接合することによって形成することができる。縁の接合
方法としては、熱接着、超音波溶接などの他、縫製によ
り接合してもよい。また、強度を向上させ、かつ商品価
値を高めるために、図(a)および(b)に示すよう
に、上記両側縁部ならびに前面壁および蓋片の縁などを
外側から縁取テープ9で被覆して縫製することもでき
る。
【0006】本発明に用いる網状体6とは、後に述べる
熱可塑性樹脂の多層体からなるものである。特に、結晶
性の高融点樹脂層の片面または両面に、熱接着性の低融
点樹脂層を設けた構成にすることが好ましい。具体的に
は、以下に記載する構成のものから選ばれる。 (1)高融点樹脂層の片面または両面に低融点樹脂層を
積層し、一軸方向に配向した後、割繊処理またはスリッ
ト処理してなる一軸配向網状フィルム、(2)上記一軸
配向網状フィルムを配向方向が交差するように経緯積層
してなる経緯積層網状フィルム、(3)上記高融点樹脂
層および低融点樹脂層からなる積層体を一軸方向に配向
し、配向の前または後に裁断してなる一軸配向テープ
を、配向方向が交差するように経緯積層した不織布、
(4)上記一軸配向テープを配向方向が交差するように
経緯織成してなる織布、(5)前記一軸配向網状フィル
ムと上記一軸配向テープとを配向方向が交差するように
積層してなる積層体
【0007】図2に、前記(1)の一軸配向網状フィル
ムの例を示す。図2(a)は縦一軸配向網状フィルムの
例を示す部分拡大斜視図である。縦一軸配向網状フィル
ム10は、高融点樹脂層11および低融点樹脂層12を
積層し、縦方向(フィルムの搬送方向)に一軸配向を行
った後、スプリッターにより縦方向に割繊して拡幅した
ものである。図2(b)は横一軸配向網状フィルムの例
を示す部分拡大斜視図である。横一軸配向網状フィルム
10aは、高融点樹脂層11および低融点樹脂層12を
積層し、必要に応じ縦方向に微配向した後、熱刃等によ
り横方向(フィルムの幅方向)にスリット処理を施し、
横方向に一軸配向を行ったものである。
【0008】図3に、前記(2)の経緯積層網状フィル
ムの例を示す。図3(a)は縦一軸配向網状フィルムか
らなる経緯積層網状フィルムの部分正面図であり、図
(b)は図(a)のb−b線における拡大端面図であ
り、特に厚み方向を拡大して示す。経緯積層網状フィル
ム13は、図2(a)に示した縦一軸配向網状フィルム
10を配向軸が交差するように経緯積層し、熱固定した
ものである。
【0009】図4は前記(3)に記載した一軸配向テー
プの部分斜視図である。一軸配向テープ14は、高融点
樹脂層11および低融点樹脂層12を積層し、一軸方向
に配向し、配向の前または後に裁断して得たものであ
る。上記延伸テープの幅は、一般的には3mm〜50m
m、好ましくは5mm〜30mmの範囲である。
【0010】図5は前記(3)の一軸配向テープ14を
経緯積層した不織布の部分正面図である。また、図6は
前記(4)の一軸配向テープを経緯積層して織成した織
布の部分正面図である。不織布15および織布16は、
いずれも図4に示した一軸配向テープ14を用いて形成
する。
【0011】上記の配向処理において、配向倍率(伸長
倍率)は1.1〜15倍の範囲であるが、複数段に分け
て配向することが延伸むらを防止するために望ましい。
例えば、第1段で1.1〜8倍、好ましくは5〜7倍に
1次配向し、さらに第2段以降で、初期寸法に対し伸長
倍率5〜15倍、好ましくは6〜10倍に2次、3次の
配向を行う。上記多層一軸配向体の配向倍率が1.1倍
未満では、織布や不織布の機械的強度が十分でない。一
方、配向倍率が15倍を超える場合は、通常の方法で配
向させることは困難であり、高価な装置を必要とするな
どの問題が生ずる。また熱固定の方法としては、上記織
布または積層したシートを加熱シリンダードラム上で周
回させながら連続的に加熱固定する方法が最も好まし
い。
【0012】配向方法としては、圧延法または延伸法の
いずれでもよいが、延伸法においては、特に擬一軸延伸
法が好ましい。本発明でいう圧延法とは、熱可塑性樹脂
フィルムを、その厚みより小さい間隙を有する2本の加
熱ロールの間を通過させ、樹脂フィルムの融点(軟化
点)より低い温度において挟圧して、厚みの減少分だけ
長さを伸長する方法をいう。また擬一軸延伸法とは、ロ
ール間隙をできるだけ小さくした低速ロールと高速ロー
ル(近接ロール)の間に熱可塑性樹脂フィルムを通過さ
せて、幅方向の収縮をなるべく小さく抑えながら延伸す
る方法である。
【0013】網状体に用いる高融点樹脂層と低融点樹脂
層との厚み比率は、特に限定されないが、低融点樹脂を
接着層として用いる場合には、その厚みを全体の厚みの
50%以下、好ましくは40%以下とする。低融点樹脂
層の厚みは、3μm以上であれば熱接着時の接着強度等
の諸物性を充足させ得るが、好ましくは5〜100μm
の範囲から選択される。
【0014】本発明で用いる高融点樹脂としては、高・
中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−
1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリヘキセン−1
等のα−オレフィンの単独重合体、プロピレン−エチレ
ン共重合体等のα−オレフィン相互の共重合体等のポリ
オレフィン類、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーポ
ネート、ポリビニルアルコール等の熱可塑性樹脂が挙げ
られる。
【0015】本発明に用いる低融点樹脂としては、高・
中・低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
超低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体;エチレン−アクリル酸共重合体およびエチレン−メ
タクリル酸共重合体;エチレン−アクリル酸エチル共重
合体等のエチレン−アクリル酸エステル共重合体および
エチレン−メタクリル酸エステル共重合体;エチレン−
(マレイン酸またはそのエステル)共重合体;ポリプロピ
レン、プロピレン−エチレン共重合体等のプロピレン系
重合体;不飽和カルボン酸で変性したポリオレフィン;
共重合ポリエステル等の熱可塑性樹脂が挙げられる。製
造上の理由から、上記高融点樹脂との融点の差は5℃以
上が必要であり、好ましくは10〜50℃以上である。
【0016】網状体における具体的な樹脂の積層構成と
しては、高密度ポリエチレン(HDPE)/低密度ポリ
エチレン(LDPE)、LDPE/HDPE/LDP
E、HDPE/エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、EVA/HDPE/EVA、HDPE/線状低密
度ポリエチレン(LLDPE)、LLDPE/HDPE
/LLDPE、ポリプロピレン(PP)/プロピレン−
エチレン共重合体(PEC)、PEC/PP/PEC、
ポリエステル(PEs)/共重合ポリエステル(CPE
s)、CPEs/PEs/CPEs等が挙げられる。
【0017】本発明において、網状体と積層して用いる
ベースフィルムの材料としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート、セロファン
等が挙げられ、好ましくはこれらの樹脂を延伸、圧延等
により配向させたフィルムである。具体的には、配向ポ
リプロピレン(OPP)、配向ポリエステル(OPE
T)、配向ポリアミド(ONY)等が挙げられ、配向ポ
リプロピレン(OPP)が透明性、機械的強度および経
済性等の点から最も好ましい。
【0018】本発明において、網状体と上記ベースフィ
ルムとを積層してシート状積層素材とするためには、直
接熱融着するかまたは接着層を介して接合する。接着層
としては、中・低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、超低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体;エチレン−アクリル酸共重合体およびエチ
レン−メタクリル酸共重合体;エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体等のエチレン−アクリル酸エステル共重合
体およびエチレン−メタクリル酸エステル共重合体;エ
チレン−(マレイン酸またはそのエステル)共重合体;ポ
リプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体等のプロ
ピレン系重合体;不飽和カルボン酸で変性したポリオレ
フィン;共重合ポリエステル等が挙げられるが、ヒート
シール強度や経済性等の点から、ポリエチレン系樹脂、
特に直鎖状低密度ポリエチレンを主成分とするポリエチ
レンが好ましい。なお、上記接着層は、押出ラミネーシ
ョンやドライラミネーション等の方法により、予め前記
フィルムに積層してラミネートにしておく。
【0019】前記シート状積層素材の縁部を被覆する縁
取テープの材質としては、エチレン−酢酸ビニル共重合
体(EVA)のフィルムの他、ナイロン系やポリエステ
ル系の織物などを用いることができる。なお、縁取テー
プを着色しておくことにより商品価値を高める効果も得
られる。なお、装飾性を高めるには、収納袋を形成する
網状体の高融点樹脂層および/または低融点樹脂を、適
宜の顔料や染料等の着色剤で着色することもできる。
【0020】以下に実施例により本発明を説明する。 <実施例1>多層水冷インフレーション法により、高融
点の熱可塑性樹脂層として高密度ポリエチレン(MFR
1.0g/10min、密度0.956g/cm3、融点129℃;商
品名:日石スタフレン E710、日本石油化学(株)
製、以下「HDPE」と記す)を内部層に用い、その両
面に低融点の熱可塑性樹脂層として低密度ポリエチレン
(MFR3.0g/10min、密度0.924g/cm3、融点10
9℃;商品名:日石レクスロンF30、日本石油化学
(株)製、以下「LDPE」と記す)を配して、厚みが1
5μm(LDPE)/100μm(HDPE)/15μ
m(LDPE)の積層フィルムを製造し、得られた積層
フィルムを8倍に延伸した後、割繊して、坪量18g/
m2、幅1mの3層構造からなる縦一軸配向網状フィルム
を得た(図2参照)。次いで縦一軸配向網状フィルムを
配向軸が直交するように積層して経緯積層網状フィルム
を製造した(図3参照)。配向ポリプロピレン(OP
P)のベースフィルムに、接着層として線状低密度ポリ
エチレン(以下「LLDPE」と記す)をドライラミネ
ーション法により積層してラミネートを得た。前記経緯
積層網状フィルムと、ラミネートのLLDPE側の面と
を重合し、熱接着することによりシート状積層素材を作
製した。得られたシート状積層素材を方形に切断し、O
PPフィルムを外側にして折り返し、前面壁および背面
壁の両側縁を重合してシート状積層素材の全縁部を縁取
テープで被覆して縫製し、図1に示すような収納袋を得
た。得られた収納袋は、薄く柔軟であり、しかも強度が
大きい点において、従来品より優れたものであった。
【0021】
【発明の効果】上記のように、本発明の収納袋は、網状
体とフィルムとを積層したシート状積層素材を用いたこ
とにより、薄くて柔軟であり、しかも強度が優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例の概略正面図であり、
(b)は(a)のb−b線における断面図である。
【図2】一軸配向網状フィルムの例を示す。(a)は縦
一軸配向網状フィルムの部分拡大斜視図であり、(b)
は横一軸配向網状フィルムの部分拡大斜視図である。
【図3】経緯積層網状フィルムの例を示す。(a)は縦
一軸配向網状フィルムからなる経緯積層網状フィルムの
部分正面図であり、(b)は(a)のb−b線における
拡大端面図である。
【図4】一軸配向テープの部分斜視図である。
【図5】一軸配向テープを経緯積層した不織布の部分正
面図である。
【図6】一軸配向テープを経緯織成した織布の部分斜視
図である。
【符号の説明】
1 収納袋 2 前面壁 3 背面壁 4 蓋片 5 シート状積層素材 6 網状体 7 ベースフィルム 8 接着層 9 縁取テープ 10 縦一軸配向網状フィルム 10a 横一軸配向網状フィルム 11 高融点樹脂層 12 低融点樹脂層 13 経緯積層網状フィルム 14 一軸配向テープ 15 不織布 16 織布
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】図1に本発明の収納袋の一実施例を示す。
図1(a)は収納袋の概略正面図であり、図1(b)は
図(a)のb−b線における水平断面図である。図
(a)に示す収納袋1は、前面壁2および背面壁3およ
び背面壁3に連接した蓋片4を有する。図(b)に示す
ように、前面壁2、背面壁3および蓋片4を形成するシ
ート状積層素材5は、網状体6およびベースフィルム7
を、必要に応じて接着層8を介して積層したものであ
る。更に他の素材による層を追加することもできる。本
発明の収納袋1は、長方形のシート状積層素材5を、そ
の長辺に直角な線に沿って折り返すことにより、前面壁
2、背面壁3および蓋片4を一体的に連接して形成し、
更に、前面壁2および背面壁3の両側縁を重ね合わせて
接合することによって形成することができる。縁の接合
方法としては、熱接着、超音波溶接などの他、縫製によ
り接合してもよい。また、強度を向上させ、かつ商品価
値を高めるために、図(a)および(b)に示すよう
に、上記両側縁部ならびに前面壁および蓋片の縁などを
外側から縁取テープ9で被覆して縫製することもでき
る。更に、収納袋1の上部の蓋片4を前面壁2の上に折
重ねた後に、蓋片4が二重になった部分あるいは前面壁
2、背面壁3および蓋片4を通して手掛け穴(図示せ
ず)を設けて手で下げることができるようにすることも
できる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明に用いる網状体6とは、後に述べる
熱可塑性樹脂の多層体からなるものである。特に、結晶
性の高融点樹脂層の片面または両面に、熱接着性の低融
点樹脂層を設けた構成にすることが好ましい。具体的に
は、以下に記載する構成のものから選ばれる。 (1)高融点樹脂層の片面または両面に低融点樹脂層を
積層してなる一軸配向網状フィルム (2)上記一軸配向網状フィルムを配向方向が交差する
ように経緯積層してなる経緯積層網状フィルム (3)上記高融点樹脂層および低融点樹脂層からなる積
層体を一軸方向に配向し、配向の前または後に裁断して
なる一軸配向テープを、配向方向が交差するように経緯
積層した不織布 (4)上記一軸配向テープを配向方向が交差するように
経緯織成してなる織布 (5)前記一軸配向網状フィルムと上記一軸配向テープ
とを配向方向が交差するように積層してなる積層体
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】以下に実施例により本発明を説明する。 <実施例1>多層水冷インフレーション法により、高融
点の熱可塑性樹脂層として高密度ポリエチレン(MFR
1.0g/10min、密度0.956g/cm、融
点129℃;商品名:日石スタフレンE710、日本石
油化学(株)製、以下「HDPE」と記す)を内部層に
用い、その両面に低融点の熱可塑性樹脂層として低密度
ポリエチレン(MFR3.0g/10min、密度0.
924g/cm、融点109℃;商品名:日石レクス
ロンF30、日本石油化学(株)製、以下「LDPE」
と記す)を配して、厚みが15μm(LDPE)/10
0μm(HDPE)/15μm(LDPE)の積層フィ
ルムを製造し、得られた積層フィルムを8倍に延伸した
後、割繊して、坪量18g/m、幅1mの3層構造か
らなる縦一軸配向網状フィルムを得た(図2参照)。次
いで縦一軸配向網状フィルムを配向軸が直交するように
積層して経緯積層網状フィルムを製造した(図3参
照)。配向ポリプロピレン(OPP)のベースフィルム
に、接着層として線状低密度ポリエチレン(以下「LL
DPE」と記す)をドライラミネーション法により積層
してラミネートを得た。前記経緯積層網状フィルムと、
ラミネートのLLDPE側の面とを重合し、熱接着する
ことによりシート状積層素材を作製した。得られたシー
ト状積層素材を方形に切断し、OPPフィルムを外側に
して折り返し、前面壁および背面壁の両側縁を重合して
シート状積層素材の全縁部を縁取テープで被覆して縫製
し、図1に示すような収納袋を得た。得られた収納袋
は、薄く柔軟であり、しかも強度が大きい点において、
従来品より優れたものであった。 <実施例2>まず、実施例1と同様にして、経緯積層網
状フィルムを製造した。OPPのベースフィルムに、ポ
リエチレンとの接着性を向上させる薬剤を塗布し、その
面と上記経緯積層網状フィルムとを、LDPEを溶融し
たものを接着層としてエクストルージョンラミネート法
により接着することにより、シート状積層素材を作製し
た。得られたシート状積層素材を方形に切断し、OPP
フィルムを外側にして折り返し、前面壁および背面壁の
両側縁を重合してシート状積層素材の全縁部を縁取テー
プで被覆して縫製し、図1に示すような収納袋を得た。
得られた収納袋は、薄く柔軟であり、しかも強度が大き
い点において、従来品より優れたものであった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面壁および背面壁を有する方形の収容
    部と、前記背面壁に連接した蓋片とからなり、前記前面
    壁、背面壁および蓋片は、少なくともベースフィルムと
    網状体とを積層してなるシート状積層素材によって形成
    したことを特徴とする書類等の収納袋。
  2. 【請求項2】 前記シート状積層素材をその長辺に対し
    て直角の線上で折り返すことにより、前記前面壁、背面
    壁および蓋片を、一体的に連接するように形成すると共
    に、前記前面壁および背面壁の両側縁を重ね合わせて接
    合したことを特徴とする請求項1に記載の収納袋。
  3. 【請求項3】 前記網状体は、(1)一軸配向網状フィ
    ルム、(2)該一軸配向網状フィルムを配向方向が交差
    するように経緯積層してなる経緯積層網状フィルム、
    (3)一軸方向に配向した一軸配向テープを配向方向が
    交差するように経緯積層してなる不織布、(4)該一軸
    配向テープを配向方向が交差するように経緯織成してな
    る織布、および(5)前記一軸方向網状フィルムと前記
    一軸配向テープとを配向方向が交差するように積層して
    なる積層体の内のいずれかであることを特徴とする請求
    項1に記載の収納袋。
  4. 【請求項4】 前記一軸配向網状フィルムおよび一軸配
    向テープは、結晶性の高融点樹脂層の片面または両面に
    熱接着性の低融点樹脂層を設けて構成したことを特徴と
    する請求項3に記載の収納袋。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018177122A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 Joyson Safety Systems Japan株式会社 エアバッグ

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JP2018177122A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 Joyson Safety Systems Japan株式会社 エアバッグ

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