JPH0884070A - 非同期カウンター回路 - Google Patents

非同期カウンター回路

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JPH0884070A
JPH0884070A JP6244572A JP24457294A JPH0884070A JP H0884070 A JPH0884070 A JP H0884070A JP 6244572 A JP6244572 A JP 6244572A JP 24457294 A JP24457294 A JP 24457294A JP H0884070 A JPH0884070 A JP H0884070A
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clock signal
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Michio Tsuchiya
道雄 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価な非同期カウンターを用いて正確にカウ
ントを行い得る非同期カウンター回路を提供する。 【構成】 デェジタルコンパレータ26のB0端子(最
下位ビット)がハイに固定されている。4ビット非同期
カウンター22が8をカウントし最上位の第3ビットを
ハイに切り換えた際に、遅延により最下位の第0ビット
がハイに成っていても、デェジタルコンパレータは、B
0端子(最下位ビット)をハイに固定されているため、
4ビット非同期カウンター22の該第3ビットがハイに
切り換わった際に出力信号を発する。Dフリップフロッ
プ30がこの信号をラッチする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非同期カウンター回路
に関し、特に非同期カウンターの出力を他の出力と比較
した結果を出力するように構成されたカウンタ回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、カウンタには同期式と非同期
式とが用いられている。非同期カウンターは、同期カウ
ンタに比して安価である利点のある反面、遅延時間の関
係から正確なタイミング要求されない所でしか使用でき
なかった。この非同期カウンターの遅延について図10
に示す4ビットの非同期カウンター22の出力の波形を
表している図11を参照して詳細に説明する。
【0003】4ビット非同期カウンター22は、入力さ
れたクロック信号をカウントし、出力A0(第0ビット
端子)、A1(第1ビット端子)、A2(第2ビット端
子)、A3(第3ビット端子)のレベルをハイ・ロウで
切り換える。先ず、4ビット非同期カウンター22は、
第1クロック信号がタイミングt1で入力されると、A
0端子の出力を一定時間遅れてタイミングt1’にてハ
イレベルに切り換える。その後、第2クロック信号がタ
イミングt2で加わると、一定時間遅れてタイミングt
2’にてA0端子をロウレベルに切り換え、このA0端
子のロウレベルへの切り換えを受けて、更に一定時間遅
れてタイミングt2''にA1端子の出力をハイレベルに
切り換える。そして、第4クロック信号がタイミングt
4に加わると、一定時間遅れてタイミングt4’にてA
1端子の出力をロウレベルに切り換え、このA1端子の
ロウレベルへの切り換えを受けて、更に一定時間遅れて
タイミングt4''にA2端子(第2ビット端子)の出力
をハイレベルに切り換える。その後、第8クロック信号
がタイミングt8に加わると、一定時間遅れてタイミン
グt8’にてA2端子の出力をロウレベルに切り換え、
このA2端子のロウレベルへの切り換えを受けて、更に
一定時間遅れてタイミングt8''にA3端子(3ビット
端子)の出力をハイレベルに切り換える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この非同期カウンター
を用いて、他の回路の出力と比較した値を出力するよう
に構成したカウンタ回路について説明する。図10は、
上述した4ビットの非同期カウンター22の出力(A
0,A1,A2,A3)を4ビットラッチ224の出力
(B0,B1,B2,B3、ここで、B0=0(ロウレ
ベル)、B1=0、B2=0、B3=1(ハイレベ
ル)、即ち“8”を出力しているものとする)とデェジ
タルコンパレータ26で比較し、Dフリップフロップ3
0でこの出力をラッチする回路を示している。このDフ
リップフロップ30は、クロック信号がインバータ28
で反転された立ち下がりエッジ(以下ロウエッジとい
う)で、デェジタルコンパレータ26の出力をラッチす
る。
【0005】図11に示すように、第8クロック信号の
ロウエッジにおいては、遅延により未だA3(第3ビッ
ト端子)がハイレベルに切り換わっておらず、デェジタ
ルコンパレータ26の出力(図中A=Bで示す)はロウ
レベルのままである。このため図中点線に示すXのタイ
ミングでは、Dフリップフロップ30の出力はハイにな
っていない。第9クロック信号のロウエッジにおいて
は、A3(第3ビット端子)がハイレベルに切り換わっ
ているが、この時点で、A0(第0ビット端子)がハイ
に切り換わっているため、デェジタルコンパレータ26
の出力はロウレベルのままで、Dフリップフロップ30
の出力はロウである。第10クロック信号の立ち下がり
の直前において、A3がハイで、A2,A1,A0が共
にロウとなり一瞬、デェジタルコンパレータ26の出力
がハイに切り換わるが、第10クロック信号のロウエッ
ジにおいては、A1(第1ビット端子)がハイになるた
め、デェジタルコンパレータ26の出力がロウに切り換
わり、Dフリップフロップ30の出力はロウのままであ
る。また、第11クロック信号のロウエッジにおいて
は、A3(第3ビット端子)がハイレベルであるが、こ
の時点でA0(第0ビット端子)及びA1(第1ビット
端子)がハイに切り換わっているため、Dフリップフロ
ップ30の出力はロウのままである。そして、第12ク
ロック信号のロウエッジにおいては、A3(第3ビット
端子)がハイレベルで、A0、A1、及びA2がロウに
揃っており、デェジタルコンパレータ26の出力がハイ
に切り換わっているため、Dフリップフロップ30がこ
れをラッチして出力がハイになる。
【0006】即ち、本来第8クロック信号のロウエッジ
において、ハイに切り換わらなければならないDフリッ
プフロップ30の出力、即ち、カウンター回路の出力
が、第12ビットになって始めてハイになる。この非同
期カウンターの遅延量は、カウンターの性能により決定
され、誤動作するか否かは、クロック信号のスピードと
カウンターの性能とによって決定される。即ち、クロッ
ク信号のスピードが高まるほど、相対的な遅延量は大き
くなり(即ち、遅延量そのものは大きくならないがクロ
ック信号に対しての遅れが大きくなる)、また、非同期
カウンターのビットが多いほど最上位ビットでの遅延量
が増大し、非同期カウンターの最上位ビットが切り換わ
るまでの時間がクロック信号の半周期より遅れると誤動
作を発生した。このように非同期カウンターの出力を他
の回路の出力と比較した値を出力するように構成したカ
ウンター回路では、クロック信号の周波数が高く、或い
は同期カウンターのビット数が多く、最上位ビットがク
ロック信号の半周期より遅れる場合には、誤動作が発生
して実用に耐え得なかった。
【0007】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、安価な
非同期カウンターを用いて正確にカウントを行い得る非
同期カウンター回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の非同期カウンターでは、印加されたクロッ
ク信号をカウントする非同期カウンターと、比較対象の
データをラッチするデータラッチ手段と、前記非同期カ
ウンターの出力と前記データラッチ手段の出力とを比較
し、両出力が一致する場合に出力を発するデェジタルコ
ンパレータと、前記デェジタルコンパレータの出力を前
記クロック信号の所定のタイミングでラッチするフリッ
プフロップとから成り、前記データラッチ手段の下位ビ
ットを固定したことを特徴とする。また、本発明では請
求項2に記載された態様において、前記データラッチ手
段の最下位ビットをハイ側に固定している。更に、本発
明では請求項3に記載された態様において、前記データ
ラッチ手段の最下位及び最下位から2番目のビットをハ
イ側に固定している。
【0009】
【作用】非同期カウンターを用いてクロック信号をカウ
ントすると、該非同期カウンターの出力の各ビットはク
ロック信号に対して遅れを有すると共に、各ビット相互
にタイミング的なばらつきが生じる。例えば、8をカウ
ントし最上位の第3ビットがハイに切り換わった際に、
第2ビット、第1ビット、及び、最下位ビットである第
0ビットがロウであるのが望ましいが、上述したタイミ
ング的なばらつきのため最下位の第0ビットはハイに切
り換わっている傾向がある。このため、非同期カウンタ
ーの出力の各ビットと、データラッチ手段の出力の各ビ
ットとをデェジタルコンパレータで比較し、デェジタル
コンパレータの出力をフリップフロップにおいて該クロ
ック信号のタイミングでラッチした場合には、クロック
信号に対して非同期カウンターのカウントが遅れ、上述
した例では、最上位ビットが切り換わってからしばらく
して8をカウントすることがあった。これに対して請求
項1に記載された構成の非同期カウンター回路では、例
えば、非同期カウンターが8をカウントし最上位の第3
ビットがハイに切り換わった際に、最下位の第0ビット
がハイに成るならば、この第0ビットのハイに合わせて
前記データラッチ手段の最下位ビットをハイに固定して
おくことにより、デェジタルコンパレータが、非同期カ
ウンターの第0ビットと第3ビットが共にハイに切り換
わったタイミングで出力信号を発するようになり、フリ
ップフロップがこの信号をラッチできる。
【0010】また、請求項2に記載された構成の非同期
カウンター回路では、データラッチ手段の最下位ビット
をハイ側に固定しているため、最上位のビットが逆エッ
ジでコンパレータの出力をラッチする時には1周期半、
同エッジの場合には2周期遅れても、正確なタイミング
でクロック信号をカウントすることができる。また更
に、請求項3に記載された構成の非同期カウンター回路
では、データラッチ手段の最下位及び最下位から2番目
のビットをハイ側に固定しているため、最上位のビット
が3周期半又は4周期遅れても、即ち、ビット数の大き
なカウンタとして用いられるときでも、正確なタイミン
グでクロック信号をカウントすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図を参照
して説明する。図1は本発明の第1実施例に係るカウン
ター回路の構成を示している。このカウンター回路は、
4ビットの非同期カウンター22と、3ビットラッチ2
4と、4ビット非同期カウンター22の出力と3ビット
ラッチ24の出力とを比較するデェジタルコンパレータ
26と、デェジタルコンパレータ26の出力をラッチす
るDフリップフロップ30と、該Dフリップフロップ3
0にクロック信号を反転させて与えるインバータ28と
から成る。
【0012】このカウンター回路では、図10を参照し
て前述した従来のカウンター回路と異なり、ラッチ回路
として3ビットラッチ24が用いられると共に、デェジ
タルコンパレータ26のB0端子(第0ビット端子)が
ハイレベルに固定されている。即ち、デェジタルコンパ
レータ26は、4ビットの非同期カウンター22の出力
(A0、A1、A2、A3)と3ビットラッチ24の出
力(B1,B2,B3、ここでは、データ(DATA)
入力に基づきB1=0(ロウ)、B2=0(ロウ)、B
3=1(ハイ)を出力しているものとする)及びB0端
子(ここではハイ)と比較し、これが一致したときにハ
イレベルを出力する。そして、このデェジタルコンパレ
ータ26の出力を、Dフリップフロップ30がラッチす
る。なお、このDフリップフロップ30は、クロック信
号がインバータ28で反転された立ち下がりエッジ(以
下ロウエッジという)で、デェジタルコンパレータ26
の出力をラッチするよう構成されている。
【0013】このカウンター回路の動作について図2に
示す波形図を参照して説明する。なお、図2中でB0端
子(第0ビット端子)は、レベルの変動がないが、これ
はハイレベルに固定されている状態を示している。4ビ
ットの非同期カウンター28の出力A0、A1、A2、
A3は、図11を参照して前述したようにそれぞれの立
ち上がりにおいてカウントアップを行う際に、非同期の
ため上位ビットになるほど遅延量が大きくなる。第8ク
ロック信号のロウエッジにおいては、遅延により未だA
3(第3ビット端子)がハイレベルに切り換わっていな
い。第9クロック信号のロウエッジ(図中点線で示すY
のタイミング)においては、A3(第3ビット端子)が
ハイレベルに切り換わっており、この時点でA0(第0
ビット端子)もハイに切り換わっているため比較値9と
一致し、デェジタルコンパレータ26の出力はハイとな
っており、これをラッチしDフリップフロップ30の出
力がハイに切り換わる。
【0014】以上説明したように、第1実施例の構成に
おいて、デェジタルコンパレータ26のB0端子(第0
ビット端子)、即ち、ラッチ側の最下位ビットがハイレ
ベルに固定されている。このため、図10を参照した従
来技術のカウンター回路においては、8ビットをカウン
トするタイミングが第12クロック信号が入力されたと
きまで遅れたのに対して、この第1実施例の構成によれ
ば、9ビットをカウンテするタイミングが、正確に第9
クロック信号の立ち下がりのタイミングにおいてカウン
トすることができる。
【0015】なお、図1に示した第1実施例の構成にお
いては、4ビット非同期カウンター22をカウントアッ
プするクロック信号をインバータ28で反転した信号
(クロック信号の逆エッジ)により、Dフリップフロッ
プ30がデェジタルコンパレータ26の出力をラッチす
る構成を取った。このため、最上位ビット(ここでは第
3ビット)が本来変化すべきタイミング(図中点線のX
で示す)から実際に変化するまでの時間が、この図2の
A3(第3ビット)に示すようにクロック信号の1周期
半以内であれば、最下位ビットを1に固定することによ
りカウンター回路を正常に動作させることができる。ま
た、このカウンター回路では、デェジタルコンパレータ
26のB0端子(第0ビット端子)をハイレベルに固定
したため、比較し得る値は1つおきになる。この例で
は、3ビットラッチ24にデータ(DATA)として
“0”(B1=0、B2=0、B3=0)を与えること
により1が、また“1”を与えることにより3が、
“2”を与えることにより5が、“3”を与えることに
より7が、上述したように“4”を与えることにより9
が比較する値として設定できる。このように設定値は1
つおきになるが、非同期カウンターに与えられるクロッ
ク信号の周期から外れることがなくなり精度は非常に高
くなる。
【0016】ここで、この第1実施例のカウンター回路
を用いて構成したレーザプリンタ用のスキャナ信号発生
回路について図3を参照して説明する。図3に示すカウ
ンター回路50は、図1に示したカウンター回路から成
る。ここで、図1に示すDフリップフロップ30のQ出
力端子が、カウンター回路50の出力OUTとして用い
られている。他方、Dフリップフロップ30のQ反転出
力端子(図中バーQとして表されている)は、カウンタ
ー回路50の反転出力(バーOUT)として取り出さ
れ、4ビット非同期カウンター22のクリア信号(CL
R)として用いられるように接続されている。このた
め、図3に示すカウンター回路50の出力がハイになっ
たときに、図1の4ビット非同期カウンター22がクリ
アされ、該4ビット非同期カウンター22は1からカウ
ントを再開する。また、このカウンター回路50の出力
は、Dフリップフロップ52に接続されており、カウン
タ回路50の出力がHighになる度にフリップフロッ
プ52の出力が反転し、該Dフリップフロップ52は、
その出力が後述する定速モータ17に印加される。
【0017】ここで、レーザプリンタの構成の概略につ
いて図4を参照して説明する。レーザ装置12からのレ
ーザ光13が、定速モータ17により回転されているボ
リゴンミラー14へ出射される。ボリゴンミラー14に
よって偏向されたレーザ光16は、レンズ15を通過し
て感光ドラム19に照射される。即ち、レーザ光は、定
速モータ17により回転されているボリゴンミラー14
によって感光ドラム19上に主走査される。レーザ光1
6によって感光ドラム19上に形成された潜像は図示し
ない現像機によってトナーが付着され可視化され、該感
光ドラム19上のトナーは、図示しない複写機によって
用紙20に転写される。
【0018】図3に示すスキャナ信号発生回路の波形が
図5に表されている。カウンター回路50は、クロック
信号が与えられと、第9クロック信号の立ち下がりの度
にパルス信号を出力する。このパルス信号が加えられた
Dフリップフロップ52が、ハイ・ロウの出力の切り換
えを正確な周期で繰り返す。このDフリップフロップ5
2の出力が、クロック発生回路のスキャナ信号として図
4に示す定速モータ17に加えられて、該定速モータ1
7、即ち、ボリゴンミラー14を一定速で回転させる。
ボリゴンミラー14によって偏向されたレーザ光16
は、感光ドラム19上に一定の周期で主走査される。な
お、このスキャナ信号発生回路では、データ(DAT
A)に異なる値を設定することによりスキャナ信号の周
期を切り換えることができる。
【0019】図5中に点線で、図10に示す従来技術の
カウンター回路を用いて図3に示すスキャナ信号発生回
路を構成した場合の出力波形を示す。このスキャナ信号
発生回路は、第12クロック信号の立ち下がりにおいて
ハイに切り換わっているが、非同期カウンターの各ビッ
ト間の遅延は一定でないため、次の第12クロック信号
で、スキャナ信号発生回路の信号がロウに切り換わる場
合もあれば、他のクロック信号でロウに切り換わること
もあり得る。このため、従来技術のカウンター回路で
は、正確にスキャナの周期を設定することが不可能であ
った。
【0020】次に、本発明の第2実施例に係るカウンタ
ー回路について図6及び図7を参照して説明する。この
第2実施例のカウンター回路は、図1を参照して前述し
た第1実施例のカウンター回路とほぼ同様に構成されて
いる。但し、インバータ28が取り除かれているため、
Dフリップフロップ30には、4ビット非同期カウンタ
ー22をカウントアップするクロック信号がそのまま加
わり、デェジタルコンパレータ26の出力を(クロック
信号と同エッジ、ここではハイエッジにより)ラッチす
るように構成されている。
【0021】この第2実施例のカウンター回路の動作に
ついて、図7に示す波形図を参照して説明する。第9ク
ロック信号のハイエッジにおいては、遅延により未だA
3(第3ビット端子)がハイレベルに切り換わっていな
い。当然A0も0である。このため図中点線に示すX’
のタイミングでは、デェジタルコンパレータ26の出力
はロウであり(図示A=Bで示す)、Dフリップフロッ
プ30の出力(図中F/Fで示す)はハイになっていな
い。しかしながら、第10クロック信号のハイエッジ
(図中点線で示すY’のタイミング)においては、A3
(第3ビット端子)がハイレベルに切り換わっており、
A0(第0ビット端子)もハイに切り換わっているため
デェジタルコンパレータ26の出力はハイとなり、Dフ
リップフロップ30は、このデェジタルコンパレータ2
6の出力をラッチしハイを出力する。
【0022】なお、図6に示した第2実施例の構成にお
いては、4ビット非同期カウンター22をカウントアッ
プするクロック信号により、Dフリップフロップ30が
デェジタルコンパレータ26の出力をラッチする構成を
取った。このため、最上位ビット(ここでは第3ビッ
ト)が本来変化すべきタイミング(図中点線のXで示
す)から実際に変化するまでの時間が、この図7のA3
(第3ビット)に示すようにクロック信号の2周期以内
であれば、最下位ビットを1に固定することによりカウ
ンター回路を正常に動作させることができる。
【0023】次に、本発明の第3実施例に係るカウンタ
ー回路について図8及び図9を参照して説明する。この
第3実施例のカウンター回路は、図1を参照して前述し
た第1実施例のカウンター回路とほぼ同様に構成されて
いる。但し、この第3実施例では、非同期カウンターと
して6ビットの非同期カウンター122が、また、ラッ
チとして4ビットのラッチ124が用いられ、そして、
デェジタルコンパレータ126のB0端子(第0ビット
端子)及びB1端子(第1ビット端子)がハイレベルに
固定されている。即ち、デェジタルコンパレータ126
は、6ビットの非同期カウンター122の出力(A0,
A1,A2,A3,A4,A5)と4ビットラッチ12
4の出力(B2,B3,B4、B5、ここでは、データ
入力に基づきB2=0(ロウ)、B3=0、B4=0、
B5=1(ハイ)を出力しているものとする)及びB0
端子(ハイ)並びにB1端子(ハイ)と比較し、これが
一致したときにハイレベルを出力する。このデェジタル
コンパレータ26の出力をDフリップフロップ30がラ
ッチする。なお、このDフリップフロップ30は、第1
実施例と同様にクロック信号がインバータ28で反転さ
れた立ち下がりエッジ(以下ロウエッジという)で、デ
ェジタルコンパレータ26の出力をラッチするよう構成
されている。
【0024】ここで第3実施例のカウンター回路の動作
について、図9に示す波形図を参照して説明する。第3
2クロック信号のロウエッジにおいては、遅延により未
だA5(第5ビット端子)がハイレベルに切り換わって
いない。このため図中点線に示すPのタイミングでは、
デェジタルコンパレータ126の出力(図略)はロウで
あり、Dフリップフロップ30の出力(図中F/Fで示
す)はハイになっていない。しかし、第35クロック信
号のロウエッジ(図中点線で示すOのタイミング)にお
いて、A5(第5ビット端子)がハイレベルに切り換わ
り、この時点で、A0(第0ビット端子)及びA1(第
1ビット端子)はハイに切り換わっているためデェジタ
ルコンパレータ126の出力はハイとなり、Dフリップ
フロップ30が、このデェジタルコンパレータ126の
出力をラッチしてハイに切り換わる。
【0025】なお、図8に示した第3実施例の構成にお
いては、非同期カウンター122をカウントアップする
クロック信号をインバータ28で反転した信号(クロッ
ク信号の逆エッジ)により、Dフリップフロップ30が
デェジタルコンパレータ126の出力をラッチする構成
を取った。このため、最上位ビット(ここでは第5ビッ
ト)が本来変化すべきタイミング(図中点線のPで示
す)から実際に変化するまでの時間が、この図9のA5
(第5ビット)に示すようにクロック信号の3周期半以
内であれば、最下位ビット及び最下位から2番目のビッ
トを1に固定することによりカウンター回路を正常に動
作させることができる。また、このカウンター回路で
は、ラッチ側(デェジタルコンパレータ26)のB0端
子(第0ビット端子)及びB1端子(第1ビット端子)
をハイレベルに固定しているため、比較し得る値は4つ
おきになる。
【0026】以上説明した実施例においては、ラッチ側
の最上位ビットにデータDATEとして“1”が与えら
れている例について説明したが、これは遅延量の最も多
いビットについての動作を説明するためのもので、ラッ
チ側の最上位ビットに“0”が設定されても同様に動作
を行うことは言うまでもない。また、以上の説明では、
カウントの際に非同期カウンターの出力がハイレベルに
切り換わる例について説明したが、回路設計においてロ
ウレベルに切り換わる非同期カウンターを用い得る。更
に、上述した実施例では、データDATEを入力するこ
とによりラッチに任意の値を設定し、非同期カウンター
の出力と比較するカウンター回路の例を説明したが、ラ
ッチはデェジタルコンパレータの入力端子を固定するこ
とにより代用することができる。例えば、図1に示す第
1実施例のデェジタルコンパレータ26のB0端子をハ
イレベルに固定するとともに、B1端子とB2端子とを
ロウレベルに、また、B3端子をハイレベルに固定する
ことにより3ビットラッチ24を省略しても、前述した
動作を同様に行わしめることが可能である。
【0027】
【効果】以上記述したように本発明の非同期カウンター
回路によれば、安価である反面出力が遅延する非同期カ
ウンターを用いて高精度のカウンター回路を構成するこ
とが可能となる。また、本発明によれば、高速でビット
数の多いカウンター回路を安価な非同期カウンターを用
いて構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る非同期カウンター回
路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す非同期カウンター回路の波形図であ
る。
【図3】図1に示す非同期カウンター回路を用いたスキ
ャナー信号発生回路のブロック図である。
【図4】レーザプリンタの主要部を示す斜視図である。
【図5】図3に示すスキャナー信号発生回路の波形図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例に係る非同期カウンター回
路の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す非同期カウンター回路の波形図であ
る。
【図8】本発明の第3実施例に係る非同期カウンター回
路の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す非同期カウンター回路の波形図であ
る。
【図10】従来技術の非同期カウンター回路の構成を示
すブロック図である。
【図11】図10に示す非同期カウンター回路の波形図
である。
【符号の説明】
22 4ビット非同期カウンター 24 3ビットラッチ 26 デェジタルコンパレータ 28 インバータ 30 Dフリップフロップ 122 6ビット非同期カウンター 124 4ビットラッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加されたクロック信号をカウントする
    非同期カウンターと、 比較対象のデータをラッチするデータラッチ手段と、 前記非同期カウンターの出力と前記データラッチ手段の
    出力とを比較し、両出力が一致する場合に出力を発する
    デェジタルコンパレータと、 前記デェジタルコンパレータの出力を前記クロック信号
    の所定のタイミングでラッチするフリップフロップとか
    ら成る非同期カウンター回路であって、 前記データラッチ手段の下位ビットを固定したことを特
    徴とする非同期カウンター回路。
  2. 【請求項2】 前記データラッチ手段の最下位ビットを
    ハイ側に固定したことを特徴とする請求項1記載の非同
    期カウンター回路。
  3. 【請求項3】 前記データラッチ手段の最下位及び最下
    位から2番目のビットをハイ側に固定したことを特徴と
    する請求項1記載の非同期カウンター回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418572B1 (ko) * 2002-04-02 2004-02-14 주식회사 하이닉스반도체 비동기 카운터 회로
JP2006165931A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Renesas Technology Corp 分周回路および通信装置

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