JPH0884044A - 高周波圧電振動デバイス - Google Patents

高周波圧電振動デバイス

Info

Publication number
JPH0884044A
JPH0884044A JP24686194A JP24686194A JPH0884044A JP H0884044 A JPH0884044 A JP H0884044A JP 24686194 A JP24686194 A JP 24686194A JP 24686194 A JP24686194 A JP 24686194A JP H0884044 A JPH0884044 A JP H0884044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
electrode
vibration
frequency
suppressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24686194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3223949B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Arimura
有村  博之
Shunsuke Sato
俊介 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishinku Corp
Original Assignee
Daishinku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daishinku Corp filed Critical Daishinku Corp
Priority to JP24686194A priority Critical patent/JP3223949B2/ja
Publication of JPH0884044A publication Critical patent/JPH0884044A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3223949B2 publication Critical patent/JP3223949B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプリアスを減少させ、周波数変動等の発生
しない電気的諸特性に優れた高周波圧電振動デバイスを
提供する。 【構成】 水晶板1は、その板面の中央部分の両面が凹
んだ両面凹形状を有している。凹形の中央部分は薄肉で
圧電振動領域11とされており、表面には入力電極13
と出力電極14が並列して形成され、裏面の凹部にはこ
れら各電極に対応した共通電極15が形成されている。
圧電振動領域11の外周部には圧電振動領域に比較して
数倍厚肉の補強部12が設けられるとともに、この補強
部12から圧電振動領域の内方に向かう突起部(抑制
部)15a,15b,15c,15dが入力電極,出力
電極の各々に対し伸長形成されており、また、別の突起
部15e,15f,15g,15hが上記電極の各々に
対し対向して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信機器の基準発振源、
あるいはマイクロコンピュータのクロック源として用い
られる水晶振動子、水晶フィルタ等の圧電振動デバイス
に関し、特に薄型で、高周波化に対応した圧電振動デバ
イスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信機器の高周波数化、あるいはマイク
ロコンピュータの動作周波数の高周波数化に伴い、水晶
振動子、水晶フィルタ等の圧電振動デバイスも高周波数
化対応が求められている。一般に、高周波数化に対応し
た水晶板として、ATカット水晶板の厚みすべり振動が
よく用いられており、周知のとおりその周波数は厚さで
決定され、周波数と厚さは反比例する。例えば、4.2
MHzの周波数を得ようとする場合、水晶板の厚さは約
0.4mmであるが、20MHzの周波数を得ようとす
る場合、水晶板の厚さは約0.08mmになる。このよ
うに周波数が高くなるとその厚さが薄くなり、切断、研
磨等の水晶板自体の加工が困難になってくる。このよう
な問題を解決するために、水晶板の厚さは基本波の厚さ
で、3倍,5倍等の高次の周波数を得ようとする高調波
発振を用いる場合もあるが、CI値(クリスタルインピ
ーダンス)が高くなり、周辺回路が複雑となりその結果
全体として小型化が困難である等、適用する電子機器に
よっては要求される電気的特性等が得られない場合があ
った。
【0003】このような問題を解決するために、図20
に示すように、水晶板の中央部分に凹部を設け、この凹
部に薄肉加工した振動領域を設定し、その周囲の厚肉部
分で振動領域を補強する構成が発明されている。図20
は従来例を示す内部断面図であり、薄肉化された凹部9
1とその周囲に形成された厚肉部92を有する水晶板9
に、励振電極9aを引出電極9bにより凹部から厚肉部
端部まで引き出した構成である。このような構成を採用
することにより、振動領域を従来よりもかなり薄くする
ことでき、従来では高調波周波数の領域であった約40
MHz以上の周波数を基本波振動で実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成で圧電振動デバイスを励振させた場合、基本波振動に
おける主振動モード(所望周波数の振動モードで一般に
1,1,1モードと称されるモード)以外に、基本波振
動のスプリアスモード(例えば1,1,3モード等の本
来不要なモード)が励振されることがあり、これが主振
動モードに悪影響を与え、周波数変動、ジャンプ等の現
象を生ぜしめることになり、安定した周波数を得ること
ができなかった。特にMCF(モノリシッククリスタル
フィルタ)のように対称モード(一般にfsモードと称
される)と斜対称モード(一般にfaモードと称され
る)の2つの振動モードを用いる圧電振動デバイスで
は、スプリアスモードが発生する位置(周波数)が近似
しているため、両者が重畳しスプリアスがより大きく成
長して現れることがあった。このような現象の対策とし
て励振電極形状を工夫したり、膜厚を調整すること等が
あげられるが、いずれの手法もその効果が充分でない場
合があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、耐衝撃性に優れた高周波数対応の圧電振動
デバイスにおいて、そのスプリアスを減少させ、周波数
変動等の発生しない電気的諸特性に優れた高周波圧電振
動デバイスを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、薄肉で表裏に少なくとも一対の励振電極
が形成された圧電振動領域と、この圧電振動領域に続い
てその周囲に設けられた厚肉の補強部からなる圧電板を
有する高周波圧電振動デバイスにおいて、前記圧電振動
領域の表裏両面あるいはいずれか一方の面の励振電極形
成部分以外の領域に、スプリアス振動エネルギーを抑制
する少なくとも1つの抑制部を設けたことを特徴とする
ものである。この抑制部の形成位置は、電極から0.1
〜0.5mm程度離れた位置に形成する。周波数による振
動分布の違いから、周波数が高いほど電極に近づける必
要があり、低いほど電極から離す必要がある。
【0007】請求項2の発明は、抑制部が突起部である
ことを特徴とする特許請求項1記載の高周波圧電振動デ
バイスである。
【0008】請求項3の発明は、抑制部が圧電板を構成
する材料と同じで一体的に形成された突起部であること
を特徴とする特許請求項1,2記載の高周波圧電振動デ
バイスである。
【0009】請求項4の発明は、抑制部が貫通孔あるい
は非貫通孔であることを特徴とする特許請求項1記載の
高周波圧電振動デバイスである。
【0010】請求項5の発明は、抑制部が励振電極から
所定の距離を隔てて、励振電極の少なくとも一部の周囲
の領域に形成されていることを特徴とする特許請求項第
1,2,3,4項記載の高周波圧電振動デバイスであ
る。これら抑制部は、励振電極の周囲に連続的にあるい
は断続的に設けてもよい。
【0011】請求項6の発明は、薄肉で表裏に少なくと
も一対の励振電極が形成された圧電振動領域と、この圧
電振動領域に続いてその周囲に設けられた厚肉の補強部
からなる圧電板を有する高周波圧電振動デバイスにおい
て、前記圧電振動領域の表裏両面あるいはいずれか一方
の面の励振電極形成部分の周囲の領域に、スプリアス振
動エネルギーを抑制する抑制部として、励振電極に近い
側に貫通孔あるいは非貫通孔を設け、これら貫通孔ある
いは非貫通孔の外側に突起部を設けたことを特徴とする
高周波圧電振動デバイスである。
【0012】請求項7の発明は、抑制部にスプリアス振
動エネルギーの抑制を強化する適当量の樹脂材を追加的
に設けたことを特徴とする特許請求項第1,2,3,
4,5,6項記載の高周波圧電振動デバイスである。
【0013】請求項8の発明は、圧電振動領域の表面に
入力電極、出力電極が形成され、裏面に共通電極が形成
されたことを特徴とする特許請求項第1,2,3,4,
5,6,7項記載の圧電フィルタである。
【0014】なお、抑制部を構成する突起部,貫通孔あ
るいは非貫通孔は、表裏両面に対向して設けてもよい
し、表裏両面に若干のずれをもって対となるよう設けて
もよい。また、対となるあるいは対向している表裏の突
起部の質量を各々異ならせてもよいし、貫通孔あるいは
非貫通孔の深さ、面積を異ならせてもよい。
【0015】
【作用】本発明によれば、圧電振動領域の表裏両面ある
いはいずれか一方の面の励振電極形成部分以外の領域
に、スプリアス振動エネルギーを抑制する少なくとも1
つの抑制部を設けているので、例えば(1,1,3)モ
ード、あるいは(1,3,1)モード等の本来不要なモ
ードであるスプリアスモードが励振されにくくなる。な
お、周知のとおり、上記モードを表す数字は各々圧電板
のY,X,Z軸に沿った振幅の数を示している。
【0016】抑制部を形成する位置は、基本振動におけ
る主振動の振動変位分布とスプリアス振動の振動変位の
分布によって決定される。例えばMCFの振動変位分布
は図2、図3に示すように、一般的にスプリアスの振動
変位分布c(1,1,3)およびd(1,3,1)は主
振動の振動変位分布aより外側に偏っており、かつ変位
特性が急峻であることが知られている。よって、主振動
の振動変位分布のやや外側の部位に抑制部を形成すれば
よい。外側に離れすぎると振動抑制効果は低下し、内側
に入りすぎると主振動に悪影響を与える可能性がある。
【0017】請求項2の発明によれば、抑制部が突起部
であり、この質量負荷にてスプリアス振動エネルギーを
吸収、減衰させるのでスプリアスモードが励振されにく
くなる。
【0018】請求項3の発明によれば、抑制部が圧電板
を構成する材料と同じで一体的に形成された突起部であ
るので、圧電板の加工時に設計によって予め決定した位
置に突起部を設けることができる。
【0019】請求項4の発明によれば、抑制部が貫通孔
あるいは非貫通孔であり、境界条件が変化することによ
り、主振動は励振電極下近傍に閉じ込められ、エネルギ
ー閉じ込め効果を得ることができる。
【0020】請求項6の発明によれば、スプリアス振動
エネルギーを抑制する抑制部として、励振電極に近い側
に貫通孔あるいは非貫通孔を設け、これら貫通孔あるい
は非貫通孔の外側に突起部を設けたことにより、主振動
は励振電極下近傍に閉じ込められ、エネルギー閉じ込め
効果を得ることができ、主振動の外側に振動変位がおよ
ぶ変位特性が急峻であるスプリアスモードの振動エネル
ギーが減衰する。
【0021】請求項7の発明によれば、抑制部にスプリ
アス振動エネルギーの抑制を強化する適当量の樹脂材を
設けているので、スプリアス振動エネルギーの抑制を強
化するとともに、突起部あるいは非貫通孔で構成される
抑制部をマーカーとし、ここに樹脂材を設けることによ
り、圧電振動デバイスの振動特性の微調整を行うことが
できる。
【0022】請求項8の発明によれば、一般にスプリア
スの影響を受けやすい圧電フィルタにおいて、スプリア
ス抑制を効率的に行うことができる。
【0023】
【実施例】本発明の第1の実施例についてMCF(モノ
リシッククリスタルフィルタ)を例にとり、図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す斜視
図であり、図2は図1のA−A断面図でかつ各振動モー
ドの振動変位を示した図であり、図3は図1のB−B断
面図で各振動モードの振動変位を示した図である。圧電
体である水晶板1は、全体としてその板面の中央部分の
両面が凹んだ両面凹形状を有している。凹形の中央部分
は薄肉で圧電振動領域11とされており、表面には入力
電極13と出力電極14が並列して形成され、裏面の凹
部にはこれら各電極に対応した共通電極15が形成され
ている。入力電極と出力電極からは各々引出電極13
a,14aが外周端部に引き出され、共通電極15から
は引出電極15a(図示せず)が同じく外周端部まで引
き出されている。圧電振動領域11の外周部には圧電振
動領域に比較して数倍厚肉の補強部12が設けられると
ともに、この補強部12から圧電振動領域の内方に向か
う突起部(抑制部)15a,15b,15c,15dが
入力電極,出力電極の各々に対し、前記B−B断面方向
に伸長形成されており、また、補強部とは連続していな
い別の突起部15e,15f,15g,15hが上記電
極の各々に対し、前記A−A断面方向に対向して形成さ
れている。なお、裏面においても上記構成に対応した突
起部が設けられている。
【0024】各部分の厚さは例えば90MHzの周波数
を得る場合、圧電振動領域の厚さは18μm,補強部の
厚さは80μmであり、突起部の高さは20μm程度、圧
電振動領域の面積は約2mm2、入出力電極の面積は約
0.1mm2の微細な構成である。このような凹形の圧電
振動領域あるいは突起部の形成はウェットエッチング
法、ドライエッチング法等の微細加工で行う。また、電
極形成は真空蒸着法等により形成することができる。な
お、各電極材料にはアルミニウム、銀等が用いられる。
【0025】なお、図示していないがこのような水晶板
1をアルミナ等のセラミックスからなるパッケージに収
納し、各引出電極を外部に導出するための電気的接続を
行い、蓋板にてパッケージ上面と気密接合して表面実装
型の水晶振動子を得ることができる。
【0026】作用の項において説明したように、上記構
成により図2,図3で示す振動変位領域が、より外側に
ある(1,1,3)あるいは(1,3,1)モード等の
スプリアスモードの振動エネルギーが抑制部の負荷質量
効果で減じられ、スプリアスが抑制された圧電振動を得
ることができる。また、この抑制部は設計段階でその配
置位置を決定し、しかも水晶で構成しているので、効率
的かつ安定してスプリアスを抑制することができる。
【0027】突起部の他の形成例を図4から図7により
説明する。各図は凹形状をした圧電体を示す断面図であ
り、それぞれ圧電振動領域11とその周囲の補強部12
とからなっている。負荷質量効果を調整する場合、図4
に示すように突起部の高さを補強部の高さ(厚さ)より
低くしてもよいし(図中vを突起部の高さ、tを補強部
の高さとすると v<tとする)、図5に示すように表
裏の突起部の高さを変えて(図中表面の突起部の高さを
a,裏面の高さをbとすると a<bとする)、最適な
負荷質量を得るようにしてもよい。また、突起部の形成
は図6に示すように一方の面にのみ形成してもよいし、
図7に示すように表裏両面に設ける場合でも、対称に設
けずに若干のずれを持って形成してもよい。なお、各図
において励振電極(入出力電極等)の表示は省略してい
る。
【0028】本発明の第2の実施例について、高周波型
の水晶振動子を例にとり図面を参照して説明する。図8
は第2の実施例を示す斜視図である。圧電体である水晶
板2は、全体としてその板面の中央部分の両面が凹んだ
両面凹形状を有している。凹形の中央部分は薄肉で圧電
振動領域21とされており、表裏面には励振電極23,
23(裏面については点線で図示)が形成されている。
各励振電極からは各々引出電極23a,23aが外周端
部に引き出されている。圧電振動領域21の外周部には
圧電振動領域に比較して数倍厚肉の補強部22が設けら
れるとともに、励振電極23,23の4辺の周囲には各
辺に平行に細長い筋状の突起部24a,24b,24
C,24dが水晶板と一体的に設けられている。なお、
裏面においても上記構成と対称に突起部が設けられてい
る。この実施例によれば、スプリアス振動エネルギーを
抑制する位置に突起部(抑制部)を設けているので、ス
プリアスモードが励振されなくなる。このように細長い
筋状の突起部を形成することにより、抑制部の抑制効果
をさせることができる。
【0029】本発明の第3の実施例についてMCF(モ
ノリシッククリスタルフィルタ)を例にとり、図面を参
照して説明する。図9は本発明の第3の実施例を示す斜
視図である。圧電体である水晶板3は、全体としてその
板面の中央部分の片面のみが凹んだ凹形状を有してい
る。凹形の中央部分は薄肉で圧電振動領域31とされて
おり、圧電振動領域31の外周部には圧電振動領域に比
較して数倍厚肉の補強部32が設けられている。そし
て、この圧電振動領域の外周部の補強部32の左右辺
に、溝状に延びた電極引きだし領域34,34が設けら
れている。圧電振動領域の裏面には入力電極と出力電極
(図示せず)が並列して形成され、表面にはこれら各電
極に対応した共通電極33が形成されている。入力電極
と出力電極は各々引出電極により外周端部に引き出さ
れ、共通電極はこの電極引きだし領域34,34をとお
る引出電極34a,34aにより外周端部に引き出され
ている。また前記補強部32から圧電振動領域の内方に
向かって突起部(抑制部)35a、35b,35c、3
5dがそれぞれ入力電極,出力電極を介して対向して伸
長形成されている。裏面には突起部は設けられていな
い。なお、溝状の電極引き出し領域は水晶板の角部に設
けてもよく、またこの電極引き出し領域に引出電極形成
後、樹脂等を注入し、水晶板全体の機械的強度を向上さ
せてもよい。
【0030】本発明の第4の実施例についてMCF(モ
ノリシッククリスタルフィルタ)を例にとり、図面を参
照して説明する。図10は本発明の第4の実施例を示す
斜視図である。基本構成は第1、第3の実施例に類似し
ているが、突起部の構成が一部異なっている。圧電体で
ある水晶板4は、全体としてその板面の中央部分の片面
のみが凹んだ凹形状を有している。凹形の中央部分は薄
肉で圧電振動領域41とされており、表面には入力電極
43と出力電極44が並列して形成され、裏面にはこれ
ら各電極に対応した共通電極(図示せず)が形成されて
いる。入力電極と出力電極からは各々引出電極43a,
44aが外周端部に引き出され、共通電極からは引出電
極が同じく外周端部まで引き出されている。圧電振動領
域41の外周部には圧電振動領域に比較して数倍厚肉の
補強部42が設けられるとともに、この補強部42から
圧電振動領域の内方に向かう突起部(抑制部)45a、
45b,45c、45dがそれぞれ入力電極,出力電極
を介して対向して伸長形成されるとともに、その先端が
T字型に形成されている。また、上記各突起部の対向す
る方向と直交する方向に突起部45eと45f,45g
と45hがそれぞれ対向して設けられている。なお、裏
面には突起部は設けられていない。前記各突起部45
a、45b,45c、45dはT字型部分の長さ、幅等
を調整することにより、所望のスプリアス抑制を行うこ
とができる。このように突起部の面積を大きくすること
により、製造誤差による抑制部のずれが生じたとして
も、スプリアス振動の抑制効果を低下させないようにす
ることができる。
【0031】本発明の第5の実施例についてMCF(モ
ノリシッククリスタルフィルタ)を例にとり、図面を参
照して説明する。図11は本発明の第5の実施例を示す
斜視図である。基本構成は第4の実施例等に類似してい
るが、突起部の構成が異なっている。圧電体である水晶
板5は、全体としてその板面の中央部分の片面のみが凹
んだ凹形状を有している。凹形の中央部分は薄肉で圧電
振動領域51とされており、表面には入力電極53と出
力電極54が並列して形成され、裏面にはこれら各電極
に対応した共通電極(図示せず)が形成されている。入
力電極と出力電極からは各々引出電極53a,54aが
外周端部に引き出され、共通電極からは引出電極が同じ
く外周端部まで引き出されている。圧電振動領域51の
外周部には圧電振動領域に比較して数倍厚肉の補強部5
2が設けられるている。入力電極53の三方の周囲には
柱状の突起部55a、55b,55c、55d,55
e,55fが設けられ、出力電極54の三方の周囲には
同じく柱状の突起部55g,55h,55i,55j,
55k,55lが設けられている。なお、裏面には突起
部は設けられていない。前記各突起部の配置、大きさは
スプリアス振動モードの分布に応じて決定すればよい。
【0032】本発明の第6の実施例についてMCF(モ
ノリシッククリスタルフィルタ)を例にとり、図面を参
照して説明する。図12は本発明の第6の実施例を示す
斜視図であり、図13は図12のC−C断面図である。
基本構成は第5の実施例等に類似しているが、抑制部の
構成が異なっている。圧電体である水晶板6は、全体と
してその板面の中央部分の両面が凹んだ両面凹形状を有
している。凹形の中央部分は薄肉で圧電振動領域61と
されており、表面には入力電極63と出力電極64が並
列して形成され、裏面にはこれら各電極に対応した共通
電極(図示せず)が形成されている。入力電極と出力電
極からは各々引出電極63a,64aが外周端部に引き
出され、共通電極からは引出電極が同じく外周端部まで
引き出されている。圧電振動領域61の外周部には圧電
振動領域に比較して数倍厚肉の補強部62が設けられる
ている。入力電極53,出力電極54の各々三方の周囲
には、これら電極の各辺に平行に溝状の貫通孔65a、
65b,65c、並びに65d,65e,65fが設け
られている。これら各貫通孔はスプリアス振動エネルギ
ーを減衰させる抑制部となるとともに、所望の主振動の
振動エネルギーを入出力電極下に閉じ込める作用を有し
ている。
【0033】なお、図14で示す断面図に示すように、
上記貫通孔に替えて水晶板6を貫通しない非貫通孔66
a,66bであってもよい。この場合上記実施例に比べ
て、水晶板全体の機械的強度の向上が見込める。
【0034】本発明の第7の実施例についてMCF(モ
ノリシッククリスタルフィルタ)を例にとり、図面を参
照して説明する。図15は本発明の第7の実施例を示す
斜視図であり、図16は図15のD−D断面図である。
基本構成は第6の実施例等に類似しているが、抑制部が
複合構成となっている。圧電体である水晶板7は、全体
としてその板面の中央部分の両面が凹んだ両面凹形状を
有している。凹形の中央部分は薄肉で圧電振動領域71
とされており、表面には入力電極73と出力電極74が
並列して形成され、裏面にはこれら各電極に対応した共
通電極70が形成されている。入力電極と出力電極から
は各々引出電極73a,74aが外周端部に引き出さ
れ、共通電極70からは引出電極が同じく外周端部まで
引き出されている。圧電振動領域71の外周部には圧電
振動領域に比較して数倍厚肉の補強部72が設けられて
いる。入力電極73,出力電極74の各々三方の周囲に
は、これら電極の各辺に平行に溝状の非貫通孔75a、
75b,75c、並びに75d,75e,75fが設け
られている。また、上記各貫通孔の後方(補強部側)に
はそれぞれ細長い筋状の突起部76a、76b,76
c、並びに76d,76e,76fが設けられている。
各貫通孔はスプリアス振動エネルギーを減衰させる抑制
部となるとともに、所望の主振動の振動エネルギーを入
出力電極下に閉じ込める作用を有しており、その後方の
突起部でスプリアス振動エネルギーをさらに減衰させて
いる。なお、上記非貫通孔とその後方の突起部との間
隔、位置は、振動エネルギーの分布状況によって最適位
置等を決定すればよい。
【0035】第7の実施例の他の構成例を図17に示し
た断面図とともに説明する。図17は非貫通孔あるいは
突起部の配置を表裏で若干ずらせて対向配置している例
である。表面の非貫通孔75g,75iの位置に対し
て、裏面の非貫通孔75h,75jは対称の位置にない
ように若干外側に配置している。これに伴い突起部76
g,76iの位置に対して、裏面の突起部76h,76
jも外側に偏在させている。この場合上記実施例に比べ
て、非貫通孔形成に伴う極薄肉部分が形成されないた
め、水晶板全体としての機械的強度の向上が見込める。
【0036】第7の実施例のもう一つの他の構成例を図
18に示した断面図とともに説明する。図18は非貫通
孔の深さを表裏で異ならせるとともに、その後方の突起
部の数を増加させている例である。表面の非貫通孔75
kに対して対向する裏面の非貫通孔75lの孔の深さが
深く形成されている。また表面の非貫通孔75mに対し
て対向する裏面の非貫通孔75nの孔の深さが浅く形成
されている。また、非貫通孔の後方には2列に整列配置
された突起部76k,76l,76m,76nが設けら
れている。
【0037】第7の実施例のように、貫通孔あるいは非
貫通孔と、突起部をの組み合わせた複雑な構成は、フォ
トリソグラフィによるエッチング法、ドライエッチング
法等の微細加工方法を用いれば、予め設定した位置に構
成度で設けることができる。
【0038】本発明の第8の実施例について、図19で
示す断面図とともに説明する。圧電体である水晶板8
は、全体としてその板面の中央部分の両面が凹んだ両面
凹形状を有している。凹形の中央部分は薄肉で圧電振動
領域81とされており、表裏面には励振電極83,83
が形成されている。圧電振動領域81の外周部には圧電
振動領域に比較して数倍厚肉の補強部82が設けられて
いる。励振電極83の周囲には、これら電極の各辺に平
行に小溝状の非貫通孔84a、84bが設けられてい
る。また、上記非各貫通孔の後方(補強部側)にはそれ
ぞれ細長い峰状の突起部85a、85bが設けられてい
る。各貫通孔はスプリアス振動エネルギーを減衰させる
抑制部となるとともに、所望の主振動の振動エネルギー
を入出力電極下に閉じ込める作用を有しており、その後
方の突起部でスプリアス振動エネルギーをさらに減衰さ
せている。これら非貫通孔あるいは突起部は設計段階で
スプリアスを抑制するのに適当な位置に配置され、スプ
リアス抑制における最適位置を表示するマーカーとなっ
ている。電気的特性の調整を実施する場合、この調整段
階で、これら部分の少なくとも1つに例えばエポキシ樹
脂等の樹脂材Sを突起部あるいは非貫通孔に少量設ける
ことにより、スプリアス振動エネルギーの減衰をモニタ
リングしながら、これを効果的に抑制できる。このよう
な微調整は、上述の各実施例において実施可能である。
【0039】なお、上記各実施例で圧電体として水晶板
を用いたが、タンタル酸リチウム等の他の単結晶圧電体
でもよく、あるいは加工技術が制限されるが圧電セラミ
ックスを用いてもよい。また、振動モードとして厚みす
べり振動を例示したが、他の振動モードの圧電体にも適
用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、圧電振動領域の表裏両
面あるいはいずれか一方の面の励振電極形成部分以外の
領域に、スプリアス振動エネルギーを抑制する少なくと
も1つの抑制部を設けているので、例えば(1,1,
3)モード、あるいは(3,1,1)モード等の本来不
要なモードであるスプリアスモードが励振されにくくな
る。よって、周波数変動、ジャンプ現象等が抑制された
電気的特性面で信頼性の高い水晶振動子、MCF(モノ
リシッククリスタルフィルタ)等の高周波圧電振動デバ
イスを得ることができる。
【0041】請求項2の発明によれば、抑制部が突起部
であり、この質量負荷にてスプリアス振動エネルギーを
吸収、減衰させるのでスプリアスモードが励振されにく
くなる。
【0042】請求項3の発明によれば、抑制部が圧電板
を構成する材料と同じで一体的に形成された突起部であ
るので、圧電板の加工時に設計によって予め決定した位
置に高精度に突起部を設けることができる。
【0043】請求項4の発明によれば、抑制部が貫通孔
あるいは非貫通孔であり、境界条件が変化することによ
り、主振動は励振電極下近傍に閉じ込められ、エネルギ
ー閉じ込め効果を得ることができる。
【0044】請求項6の発明によれば、スプリアス振動
エネルギーを抑制する抑制部として、励振電極に近い側
に貫通孔あるいは非貫通孔を設け、これら貫通孔あるい
は非貫通孔の外側に突起部を設けたことにより、主振動
は励振電極下近傍に閉じ込められ、エネルギー閉じ込め
効果を得ることができ、また主振動の外側に振動変位が
およぶ変位特性が急峻であるスプリアスモードの振動エ
ネルギーが減衰する。よって、効率のよいスプリアス抑
制が行え、高信頼性の電気的特性を得ることができる。
【0045】請求項7の発明によれば、抑制部にスプリ
アス振動エネルギーの抑制を強化する適当量の樹脂材を
設けているので、スプリアス振動エネルギーの抑制を強
化するとともに、突起部あるいは非貫通孔で構成される
抑制部をマーカーとし、ここに樹脂材を設けることによ
り、圧電振動デバイスの振動特性の微調整を行うことが
できる。
【0046】請求項8の発明によれば、一般にスプリア
スの影響を受けやすい圧電フィルタにおいて、スプリア
ス抑制を効率的に行うことができ、電気的特性の優れた
圧電フィルタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】突起部の実施形態を示す断面図。
【図5】突起部の実施形態を示す断面図。
【図6】突起部の実施形態を示す断面図。
【図7】突起部の実施形態を示す断面図。
【図8】本発明の第2の実施例を示す斜視図。
【図9】本発明の第3の実施例を示す斜視図。
【図10】本発明の第4の実施例を示す斜視図。
【図11】本発明の第5の実施例を示す斜視図。
【図12】本発明の第6の実施例を示す斜視図。
【図13】図12のC−C断面図。
【図14】本発明の第6の実施例の他の例を示す断面
図。
【図15】本発明の第7の実施例を示す斜視図。
【図16】図15のD−D断面図。
【図17】本発明の第7の実施例の他の例を示す断面
図。
【図18】本発明の第7の実施例のもう一つの他の例を
示す断面図。
【図19】本発明の第8の実施例を示す断面図。
【図20】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7,8,9 水晶板(圧電
体) 11,21,31,41,51,61,71,81,9
1 圧電振動領域 12,22,32,42,52,62,72,82,9
2 補強部 13,14,23,43,44,53,54,63,6
4,73,74,83,84,93 励振電極(入出力
電極) 15a,15b,15c,15d,15e,15f,1
5g,15h,24a,24b,24c,24d,35
a,35b,35c,35d,45a,45b,45
c,45d,45e,45f,45g,45h,55
a,55b,55c,55d,55e,55f,55
g,55h,55i,55j,55k,55l,76
a,76b,76c,76d,76e,76f 突起部
(抑制部) 65a,65b,65c,65d,65e,65f 貫
通孔(抑制部) 66a,66b,75a,75b,75c,75d,7
5e,75f,75g,75h,75i,75j,84
a,84b,84c,84d 非貫通孔(抑制部) S 樹脂材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉で表裏に少なくとも一対の励振電極
    が形成された圧電振動領域と、この圧電振動領域に続い
    てその周囲に設けられた厚肉の補強部からなる圧電板を
    有する高周波圧電振動デバイスにおいて、前記圧電振動
    領域の表裏両面あるいはいずれか一方の面の励振電極形
    成部分以外の領域に、スプリアス振動エネルギーを抑制
    する少なくとも1つの抑制部を設けたことを特徴とする
    高周波圧電振動デバイス。
  2. 【請求項2】 抑制部が突起部であることを特徴とする
    特許請求項1記載の高周波圧電振動デバイス。
  3. 【請求項3】 抑制部が圧電板を構成する材料と同じで
    一体的に形成された突起部であることを特徴とする特許
    請求項1,2記載の高周波圧電振動デバイス。
  4. 【請求項4】 抑制部が貫通孔あるいは非貫通孔である
    ことを特徴とする特許請求項1記載の高周波圧電振動デ
    バイス。
  5. 【請求項5】 抑制部が励振電極から所定の距離を隔て
    て、励振電極の少なくとも一部の周囲の領域に形成され
    ていることを特徴とする特許請求項第1,2,3,4項
    記載の高周波圧電振動デバイス。
  6. 【請求項6】 薄肉で表裏に少なくとも一対の励振電極
    が形成された圧電振動領域と、この圧電振動領域に続い
    てその周囲に設けられた厚肉の補強部からなる圧電板を
    有する高周波圧電振動デバイスにおいて、前記圧電振動
    領域の表裏両面あるいはいずれか一方の面の励振電極形
    成部分の周囲の領域に、スプリアス振動エネルギーを抑
    制する抑制部として、励振電極に近い側に貫通孔あるい
    は非貫通孔を設け、これら貫通孔あるいは非貫通孔の外
    側に突起部を設けたことを特徴とする高周波圧電振動デ
    バイス。
  7. 【請求項7】 抑制部にスプリアス振動エネルギーの抑
    制を強化する適当量の樹脂材を追加的に設けたことを特
    徴とする特許請求項第1,2,3,4,5,6項記載の
    高周波圧電振動デバイス。
  8. 【請求項8】 圧電振動領域の表面に入力電極、出力電
    極が形成され、裏面に共通電極が形成されたことを特徴
    とする特許請求項第1,2,3,4,5,6,7項記載
    の圧電フィルタ。
JP24686194A 1994-09-13 1994-09-13 高周波圧電振動デバイス Expired - Fee Related JP3223949B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24686194A JP3223949B2 (ja) 1994-09-13 1994-09-13 高周波圧電振動デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24686194A JP3223949B2 (ja) 1994-09-13 1994-09-13 高周波圧電振動デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0884044A true JPH0884044A (ja) 1996-03-26
JP3223949B2 JP3223949B2 (ja) 2001-10-29

Family

ID=17154826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24686194A Expired - Fee Related JP3223949B2 (ja) 1994-09-13 1994-09-13 高周波圧電振動デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3223949B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000052821A1 (fr) * 1999-03-01 2000-09-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de vibration piezo-electrique
EP1517443A3 (en) * 2003-09-12 2009-10-21 Panasonic Corporation Thin film bulk acoustic resonator, method for producing the same, filter, composite electronic component device, and communication device
JP2010187307A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Seiko Instruments Inc Atカット水晶振動子およびその製造方法
JP2014030126A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Kyocera Crystal Device Corp 水晶デバイス
US8791766B2 (en) 2011-08-18 2014-07-29 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, moving vehicle, and method of manufacturing resonating element
JP2014209716A (ja) * 2013-03-05 2014-11-06 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
US8970316B2 (en) 2011-08-19 2015-03-03 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, and mobile object
US9048810B2 (en) 2011-06-03 2015-06-02 Seiko Epson Corporation Piezoelectric vibration element, manufacturing method for piezoelectric vibration element, piezoelectric resonator, electronic device, and electronic apparatus
WO2016111037A1 (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社村田製作所 水晶振動子及び水晶振動デバイス
TWI660582B (zh) * 2017-06-22 2019-05-21 日商大真空股份有限公司 晶體振動片及晶體振動元件
JP2020191579A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 京セラ株式会社 振動素子用圧電片、圧電振動素子及び圧電デバイス
JP2021532611A (ja) * 2019-07-09 2021-11-25 チェンドゥ タイムメーカー クリスタル テクノロジー カンパニー リミテッドChengdu Timemaker Crystal Technology Co., Ltd. 縁に台状構造を有するポリッシュ水晶結晶周波数片
JPWO2020195818A1 (ja) * 2019-03-27 2021-12-09 株式会社村田製作所 振動素子、振動子及び振動素子の製造方法
WO2023145626A1 (ja) * 2022-01-25 2023-08-03 京セラ株式会社 圧電素子、圧電デバイス及び圧電ウェハ

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6518688B1 (en) 1999-03-01 2003-02-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Piezoelectric vibration device
WO2000052821A1 (fr) * 1999-03-01 2000-09-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de vibration piezo-electrique
EP1517443A3 (en) * 2003-09-12 2009-10-21 Panasonic Corporation Thin film bulk acoustic resonator, method for producing the same, filter, composite electronic component device, and communication device
JP2010187307A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Seiko Instruments Inc Atカット水晶振動子およびその製造方法
US9923544B2 (en) 2011-06-03 2018-03-20 Seiko Epson Corporation Piezoelectric vibration element, manufacturing method for piezoelectric vibration element, piezoelectric resonator, electronic device, and electronic apparatus
US9048810B2 (en) 2011-06-03 2015-06-02 Seiko Epson Corporation Piezoelectric vibration element, manufacturing method for piezoelectric vibration element, piezoelectric resonator, electronic device, and electronic apparatus
US8791766B2 (en) 2011-08-18 2014-07-29 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, moving vehicle, and method of manufacturing resonating element
US9225314B2 (en) 2011-08-19 2015-12-29 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, and mobile object
US8970316B2 (en) 2011-08-19 2015-03-03 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, and mobile object
JP2014030126A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Kyocera Crystal Device Corp 水晶デバイス
JP2014209716A (ja) * 2013-03-05 2014-11-06 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
WO2016111037A1 (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社村田製作所 水晶振動子及び水晶振動デバイス
JP6179838B2 (ja) * 2015-01-09 2017-08-16 株式会社村田製作所 水晶振動子及び水晶振動デバイス
JPWO2016111037A1 (ja) * 2015-01-09 2017-08-17 株式会社村田製作所 水晶振動子及び水晶振動デバイス
TWI660582B (zh) * 2017-06-22 2019-05-21 日商大真空股份有限公司 晶體振動片及晶體振動元件
JPWO2020195818A1 (ja) * 2019-03-27 2021-12-09 株式会社村田製作所 振動素子、振動子及び振動素子の製造方法
JP2020191579A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 京セラ株式会社 振動素子用圧電片、圧電振動素子及び圧電デバイス
JP2021532611A (ja) * 2019-07-09 2021-11-25 チェンドゥ タイムメーカー クリスタル テクノロジー カンパニー リミテッドChengdu Timemaker Crystal Technology Co., Ltd. 縁に台状構造を有するポリッシュ水晶結晶周波数片
WO2023145626A1 (ja) * 2022-01-25 2023-08-03 京セラ株式会社 圧電素子、圧電デバイス及び圧電ウェハ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3223949B2 (ja) 2001-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0884044A (ja) 高周波圧電振動デバイス
JP2005286992A (ja) 圧電振動片、圧電振動子および圧電発振器
JPH11346139A (ja) 圧電共振子
JP2000252786A (ja) 圧電振動素子
JPS6013608B2 (ja) 厚みすべり圧電振動子
US6987346B2 (en) Energy trap type piezoelectric resonator component
JPH031710A (ja) 圧電振動子
JP4310838B2 (ja) 圧電デバイス
JP2000040938A (ja) 超高周波圧電デバイス
JPS6357967B2 (ja)
JP2005260692A (ja) 圧電振動片、圧電振動子および圧電発振器
JP2004165798A (ja) 圧電振動素子の構造
JPH08125486A (ja) 圧電振動子
JPH09172344A (ja) 圧電共振子
JPH06209225A (ja) オーバートーン発振用圧電振動子
JP3194442B2 (ja) Scカットの水晶振動子
JP2012156591A (ja) 圧電振動片、圧電振動子、電子デバイス
JP2746278B2 (ja) オーバートーン発振用圧電振動子
JPH06204783A (ja) オーバートーン発振用圧電振動子
JP2884569B2 (ja) オーバートーン用矩形状atカット水晶振動子の製造方法
JPH06177700A (ja) 三次オーバートーン水晶振動子
JPH06303086A (ja) 圧電振動子の電極構造
JPS6058709A (ja) 圧電振動子
JP3294025B2 (ja) オーバートーン発振用圧電振動子
JPH0998062A (ja) モノリシック水晶フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070824

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees