JPH0881906A - 弾性路面敷板 - Google Patents

弾性路面敷板

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JPH0881906A
JPH0881906A JP7187183A JP18718395A JPH0881906A JP H0881906 A JPH0881906 A JP H0881906A JP 7187183 A JP7187183 A JP 7187183A JP 18718395 A JP18718395 A JP 18718395A JP H0881906 A JPH0881906 A JP H0881906A
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layer
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茂 小原
Isamu Taniguchi
勇 谷口
Ichiro Yamaguchi
一郎 山口
Hiroyuki Umemoto
博之 梅本
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Hokkaido Railway Co
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MITSUUMA KK
Hokkaido Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冬期間における、路面上への圧雪状態の発生
を防止するとともに、路面の凍結を、車両の走行に基づ
いて破砕除去して、車両タイヤの路面グリップ力を十分
高める。 【解決手段】 軟質ゴムからなる下地緩衝層1Eと、こ
の下地緩衝層1Eの上面に順次に積層した鋼板1Dおよ
び表面ゴム層1Aとを具え、前記表面ゴム層1Aの表面
に防滑意匠5を施すとともに、その表面にゴム層1Aの
上面近傍にセラミックス1A1を埋込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寒冷、積雪地域に
おける一般道路の交差点、横断歩道、カーブ、坂道、駐
車場出入口や高速道路のインターチェンジ出入口、料金
所、並びに踏切とその前後のアプローチ部等の通行車両
が頻繁に減速、加速、停車、発進を繰り返す路面での冬
期間の積雪、凍結によるタイヤのスリップ事故を未然に
防止し、交通安全の確保と通行の円滑、さらに、除雪、
氷割作業の軽減を目的とする、防滑性を有するゴム弾性
路面敷板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】寒冷、積雪地域における最近の冬期間の
交通事情は、道路管理者による除雪作業の徹底やロード
ヒーティング等の各種融雪施設の普及、融雪剤の散布、
情報サービスの向上等で次第に改善されてきているが、
冬期間のレジャー人工の増加、地方の活性化等でそれに
伴って冬期通行区間の延長や車両の増加等で、冬期間の
路面のアイスバーン、圧雪等によるタイヤのスリップが
主な原因の交通事故は減らず、むしろ増加傾向にある。
【0003】さらに、最近法制化されたスパイクタイヤ
の使用規制の影響等社会的にも冬道における交通の円滑
性を維持し、安全確保を計り、人命と財産を守るための
早急な対応が強く要望されている。
【0004】そこで、従来、冬道での積雪対策として
は、ロードヒーティング、地下水散布、融雪剤散布、ロ
ータリ車、モーターグレーダー等による機械的除雪方法
など種々提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の冬道で
の積雪対策であるロードヒーティング、地下水散布、融
雪剤散布、ロータリ車、モーターグレーダー等による機
械的除雪方法などは、経済的、投資効率、メンテナンス
の難しさ、環境への影響等、いずれの方式も下記のよう
な問題点を有している。
【0006】例えば、地下水あるいは海水散布の場合、
地下水位の低下による地盤沈下、海水による車体や道路
施設の腐食があり、ロードヒーティングは施工費が他の
方式に較べ高く、また、ランニングコストも高く、高エ
ネルギー消費型である。
【0007】一番簡単な塩化カルシウム等の融雪剤散布
方式は、海水散布と同様に車両や道路施設の腐食と終末
処理場の処理能力への影響や二次公害のおそれもある。
さらに、除雪機械による方式も、機械能力、人手不足等
で24時間路面を露出しておくことは殆ど不可能であ
る。
【0008】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、とくに
は、冬期間における、路面上への圧雪状態の発生を有効
に防止し、併せて、路面の凍結状態を、車両の走行に基
づいて、効果的に取り除くことができる、極めて経済的
で、かつ、二次公害、労働力不足などを生じるおそれの
ないメンテナンスフリーの弾性路面敷板を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性路面敷板
は、軟質ゴムからなる下地緩衝層の上面に、鋼板および
表面ゴム層を順次に積層したものにおいて、表面ゴム層
の表面に防滑意匠を施すとともに、その表面ゴム層の上
面近傍にセラミックスを埋込んだものである。ここで好
ましくは、下地緩衝層の下面に、アルミニウム箔もしく
はステンレススチール箔を接着させる。ところで、ここ
における弾性路面敷板では、上記鋼板に代えて、金網も
しくはエキスパンションメタルを積層すること、また
は、座金を局部的に積層することも可能である。
【0010】なお、下地緩衝層を構成する軟質ゴムは、
JISスプリング式A型硬度計で1〜40目盛の硬度と
し、また、表面ゴム層はJISスプリング式A型硬度計
で25〜80目盛の硬度とすることができる。
【0011】
【作用】この弾性路面敷板では、それを敷設する路面等
に多少の凹凸があっても、下地緩衝層が、それ自身の弾
性変形に基づいて路面等の凹凸を有効に吸収するので、
弾性路面敷板を路面等に常に十分に密着させることがで
き、また、それぞれの弾性路面敷板の上面を、同一水平
面内に、安定した姿勢で整列させて簡単に敷設すること
ができる。
【0012】しかも、下地緩衝層の路面等へのかかる密
着によって、路面敷板と路面等との間への水の浸入を阻
止することで、その水の凍結、凍上等に起因する、路面
敷板の浮き上がり変形を有効に防止することができる。
【0013】そしてさらには、敷設後の路面敷板の、下
地緩衝層の弾性変形に基づいて、路面敷板上を車両等が
通過する際の、その路面敷板の振動衝撃を緩衝すること
により、路盤や踏切を保護するとともに、発生騒音を有
効に抑制することができる。
【0014】またここで、下地緩衝層および表面ゴム層
のそれぞれとほぼ等しい平面輪郭寸法を有する鋼板は、
路面敷板を基盤材に機械的に固定するための芯材として
機能して、ボルト締付力を支持することで、それぞれの
ゴム層を十分に保護することができ、併せて、弾性路面
敷板の経時的な変形の他、その路面敷板の、とくには隅
部におけるめくれ変形を有効に防止し、さらには、路面
敷板の十分平坦な敷設を担保するとともに、アンカーボ
ルトの本数の低減を可能とする。なおこれらのことは、
鋼板に代えて、金網もしくはエキスパンションメタルを
積層した場合にもほぼ同様であるが、この場合には、弾
性路面敷板の重量を、鋼板を用いる場合に比して有効に
低減させることができる。そしてまた、鋼板に代えて、
ボルト挿通孔の周りに位置することとなる座金を積層し
た場合には、路面等の凹凸が比較的大きいときでも、路
面敷板を、安定な姿勢の下で、その凹凸に十分にフィッ
トさせて、より大きな弾性変形をもってすぐれた防滑機
能を発揮させることができる。
【0015】ところで、この弾性路面敷板の表面ゴム層
は、それに固有の弾性の他、その表面に施した防滑意匠
の作用に基づいて、その路面敷板上への車両等の通過に
際して大きく弾性変形することで、表面ゴム層上の氷結
層を、その弾性変形およびそれに続く弾性復帰によっ
て、簡単かつ確実に破壊除去し、これにより、車両タイ
ヤ等と路面敷板との摩擦力を常に高く維持することがで
きる。しかも、表面ゴム層は、車両等の通過の都度大き
く弾性変形することから、その表面ゴム層上に雪が積も
ることがあっても、それが圧雪状態となるのを十分に防
止することができる。そしてさらには、表面ゴム層のこ
のような弾性変形によって、そこに作用する荷重を広く
分散させることにより、表面ゴム層の摩耗、チッピン
グ、カッティング等による損傷を有効に防止することが
できる。
【0016】加えて、この弾性路面敷板では、防滑意匠
を施した表面ゴム層の上面近傍に、3〜8mmの粒径の不
定形状のセラミックスを埋込み、それらのセラミックス
を、車両等の通過によるその表面ゴム層の弾性変形によ
ってゴム表面から突出させることで、車両タイヤと路面
敷板との摩擦力を一層高めて、さらにすぐれた防滑性能
をもたらすことができる。この一方で、セラミックス
は、車両等の通過がないときは、ゴム表面にほとんど露
出しないので、路面敷板上に積った雪の取り除きには何
の支障もきたすことはない。またここで、下地緩衝層の
下面に、アルミニウム箔もしくはステンレススチール箔
を接着させた弾性路面敷板にあっては、それらの箔を設
けない場合に比して、敷板の基盤面への初期接着力を高
めるとともに、下地緩衝層に含まれる添加剤の滲出を阻
止して、基盤面への高い接着力を長期間にわたって維持
することができる。しかも、それらの箔は、ゴムのよう
に大きく伸縮変形しないことから、接着剤層の剪断破壊
もしくは剪断剥離等のおそれを十分に取り除くことがで
きる。
【0017】
【実施例】
実施例1 弾性路面敷板およびそれの施工例について図1〜5を参
照して以下に説明する。この例は、冬期間の、アイスバ
ーンや圧雪によるスリップ事故の危険性が極めて高い踏
切における、車両の停止、発車位置、路面並びに踏切内
に、弾性路面敷板を敷設施工したものである。
【0018】図1〜3は、弾性路面敷板1を、踏切の車
両停発車位置に、図では上下の各片側に10mの長さ
で、既設のコンクリート舗装面2に対し、ドライアンカ
ー3を用いて踏切本体敷板4に接して締着した状態を示
す図である。
【0019】この実施例で使用する各弾性路面敷板1
は、幅500mm、長さ3000mm、厚さ35mmの
寸法を有しており、この弾性路面敷板1は、図5に示す
ように、表面ゴム層1Aと、この表面ゴム層の下面に鋼
板1Dを介して積層された、軟質ゴムよりなる下地緩衝
層1Eとから構成されている。
【0020】表面ゴム層1Aには深さ12mm、幅4m
mのノンスリップ溝1Bを、車の進行方向1Cと直角に
20mmピッチに刻設してなる防滑意匠5が形成されて
いる。この防滑意匠5は、当該弾性路面敷板1のゴム弾
性特性をさらに強調すべく機能する他、表面への車両等
の荷重の作用に際して表面ゴム層1Aを大きく変形させ
ることで、その表面ゴム層が受ける荷重を分散し、そこ
への、摩耗、チッピング、カッティング等の損傷の発生
を最小限に防ぎ、ノンスリップ効果を高める。
【0021】この表面ゴム層1Aは、JISK−630
1(加硫ゴム試験方法)−14項「低温衝撃ぜい化温
度」で−45℃以下の耐寒性を有し、また、同じくJI
SK−6301−16項「オゾン劣化試験」で、オゾン
濃度50±5PPhm、恒温槽温度40±2℃、試片伸
び20%の条件下において、100時間全く異常が認め
られず優れた耐候性を備え、さらに、アクロン式摩耗試
験でも試片角度15°、荷重15ポンド(2.721k
g)、予備回転500回、本回転1500回の試験条件
において、摩耗損失が0.1cc以下であり、長期間の
スパイクタイヤ等の走行に充分耐え得る高い耐摩耗性能
も兼ね備えている。
【0022】この表面ゴム層1Aのゴム配合の一例とし
ては、次の表1の通りである。硬度はJISスプリング
式A型硬度計で55である。
【0023】
【表1】
【0024】図4および5に示すところにおいて、鋼板
1Dは、弾性路面敷板1を各種の基盤材に機械的に固定
するための芯材であり、厚さや形状は弾性路面敷板の大
きさや相手材の種類、形状によって適したスペックをと
ることができるが、弾性路面敷板1の周縁部からは露出
しないマイナス寸法(この例では周辺よりマイナス8m
mとしている)として、それの、ゴム層からの剥離およ
び腐食の他、その路面敷板1を、踏切本体敷板4として
使用した場合の、線路間に流れる信号電流の短絡等を夫
々防止する。
【0025】材質は一般構造材のSS41や、その表面
に亜鉛メッキを施し、耐食性とゴムとの接着性を高めた
亜鉛引鋼板などを用いている。なお、鋼板の代わりに金
網やエキスパンションメタルを用いることもできる。
【0026】ここで、表面ゴム層1Aおよび、所謂なじ
み層としての下地緩衝層1Eの、鋼板1Dに対する接合
は、それが亜鉛引鋼板でない場合には、路面敷板1の成
形時に、予め鋼板1Dの表面をショットブラストあるい
はサンドブラストで錆、スケール等を取り除き、溶剤脱
脂後、プライマー(例えば東洋化学「メタロックP/メ
タロックFB」等)を塗布して、プレス成型と同時の加
硫接着で、それぞれのゴム層にそれを強固(JISK−
6301第1項の「金属との加硫接着」の90°剥離強
さで35kgf/25mm以上)に接着させることによ
り行う。なお、亜鉛引鋼板はブラスト工程が不要であ
る。
【0027】弾性路面敷板1の成形に当たっては、はじ
めに、表1の表面ゴムを、Tダイ付押出機で幅250m
m、厚さ10mmで押し出したシートを、幅500m
m、厚さ30mm、長さ1500mmに貼り合わせて未
加硫表面ゴム層とし、そこに、予めプライマー処理を施
した484×1484×4.5mmの鋼板1Dを重ね合
わせる。
【0028】次に、表面ゴムと同様に、Tダイ付押出機
で押し出した表2の下地緩衝層用の軟質ゴムを幅250
mm、厚さ6mmに押し出し、これを幅500mm、長
さ1500mmのシートに突き合わせ加工したものを、
前記鋼板1Dの上に重ね合わせて一体化し、これを、防
滑意匠のための突条を設けたプレス成形金型に収容し
て、蒸気加熱式ゴムプレス成形機を用いて圧縮成形す
る。このときのプレス成形条件は金型温度145℃で加
圧時間は60分である。加硫の終わった成形品は脱型後
バリ取を行ない、冷却後寸法検査がなされる。
【0029】一方、コンクリート舗装面2と接する軟質
ゴムからなる下地緩衝層1Eは、下地のコンクリート舗
装面が多少凹凸であっても、弾性路面敷板がそこに容易
に密着固定されるような構成となっている。下地緩衝層
1Eの適正硬度範囲はJISスプリング式A型硬度計で
15〜30目盛である。
【0030】この下地緩衝層1Eは、コンクリート舗装
面2との路面敷板1との密着性を高めることでコンクリ
ート舗装面2と弾性路面敷板との間の空隙をなくし、冬
期間水の浸入によるそれの氷結や凍上を防ぎ、さらに、
路面敷板上を通行する車によるその路面敷板1の振動衝
撃を吸収して、路盤や踏切を保護すると共に、それに伴
う騒音をも大幅に低減させるべく機能する。
【0031】下地緩衝層のゴム配合例を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】さらに、下地緩衝層1Eの下面には、図6
に示すように、加硫同時接着により、0.05〜0.2
mm厚のアルミニウム箔1Fを強固に貼り付けることが
できる。(発明者の実験では0.03mm厚のアルミニ
ウム箔が好適であった。)
【0034】このアルミニウム箔1Fは、コンクリート
やアスファルトなどの舗装面と弾性路面敷板1とを接着
剤6を用いて接合する場合、接着の比較的難しい加硫ゴ
ムと接着剤との間に当該アルミニウム箔1Fを介在させ
ることで、アルミニウム箔なしの場合に比べ、初期接着
力を高め、さらに、長期間にわたって高い接着力を保持
する。
【0035】表3はアスファルトと弾性路面敷板の接着
データーの一部である。
【表3】
【0036】このアルミニウム箔によって弾性路面敷板
本体に配合されている老化防止剤、加硫促進剤などが接
着界面に経時的に徐々に移行し、界面の接着力を低下さ
せる現象を取り除くことができる。なお、アルミニウム
箔に代えて、ステンレススチール箔とすることもでき
る。
【0037】この弾性路面敷板1には、それを、路盤面
に締着するためのドライアンカー(「サンビックアンカ
ー」M−16×160)3用の25φのアンカー孔1G
が周辺部に14ケあけてある。
【0038】このように表面ゴム層1A−鋼板1D−下
地緩衝層1E−アンカー孔1Gからなる弾性路面敷板を
コンクリート舗装面2にコンクリートドリルを用い、2
3φ径で約170mmの深さにアンカー打込み穴2Aを
あけ、ドライアンカー3で締着する。5図および6にお
ける7は、アンカー打込み後、そのアンカーの頭部を埋
込むために、座ぐり部に注入した現場注型タイプの急速
硬化ウレタンエラストマーであり、これは、弾性路面敷
板が万一破損した場合などのアンカー3の脱着に当り、
アンカー孔が泥、小石などで埋まって、その着脱作業が
困難になるのを防ぎ、さらに、アンカー部への氷の付着
をも防止する。
【0039】使用したウレタンエラストマーの一例を表
4に示す
【0040】
【表4】
【0041】図1は弾性路面敷板1を、舗装面2の、図
では上下の各半部に夫々10mの長さにわたり20面ず
つ敷設した踏切停車ゾーンの全体を示していて、図2は
その断面を表し、2Bは既設のコンクリート舗装面2の
上に敷設した弾性路面敷板1とレベルを同じくするため
に打設したコンクリートである。また、図5は弾性路面
敷板1をコンクリート舗装面2にドライアンカーで締着
した状態を示している。
【0042】実施例2 図7〜11に示すところにおいて、図中11は他の弾性
路面敷板を示す。図7は、既設のアスファルト路面に、
その弾性路面敷板11(総厚25mm)を敷設した状態
を示している。
【0043】11Aは表面ゴム層(厚さ20mm、配合
は実施例1と同じ)で、その上部には、ノンスリップ溝
11B(深さ16mm、幅6mm)により形成した防滑
意匠15を設け、また、この表面ゴム層の下層には柔ら
かい下地緩衝層11Cを一体に積層する。そして、これ
ら両者には、当該弾性路面敷板11を路面に締着するた
めのアンカーボルト(径16mm)11Dを嵌入するボ
ルト孔11Eを1m2当り約8本の割合で開設する。
【0044】ここで、これらの各ボルト孔11Eは、7
0mm角で厚さが4.5mmの、ゴムと加硫同時接着さ
れた軟鋼(SS41)よりなる座金11Fで補強されて
いる。
【0045】ところで、既設のアスファルト路面の小さ
な突起や凹凸などになじませるために表面ゴム層11A
の下面に上述のように積層した、厚さが5mmの下地緩
衝層11C(実施例1と同配合)の下面には、加硫同時
接着により図12に示すように、0.03mmのアルミ
ニウム箔11Gを強固に貼り付けることができる。
【0046】この弾性路面敷板11は中間部に鋼板など
の芯材が入っていないため比較的凹凸のある既設の路面
で、予めその凹凸の補修が時間的あるいは予算上の制約
があってできない場合でも、その路面に充分にフィット
し、確実に防滑効果を発揮できる仕様となっている。
【0047】下地の既設のアスファルト路面への弾性路
面敷板11の固定方法は、接着剤11Hによる全面接着
と、さらに、固着信頼性をアップするためにアンカーボ
ルト11Dあるいはケミカルアンカー11Iなどの機械
的部分締着方法を組み合わせる二重の方法をとってい
る。
【0048】この弾性路面敷板とアスファルトとの間に
使われた上記接着剤例は表5の通りである。
【0049】
【表5】
【0050】主剤と、硬化剤を表5の重量比で混合し、
弾性路面敷板接着面の水、泥などの汚れを取り除いてお
いたアスファルト表面に均一に夫々700〜1000g
/m 2 塗布し、直ちに貼り合わせ、予め打ち込んでおい
たケミカルアンカー11Iのボルトで軽く締め、手押の
圧着ローラーを使い転圧を兼ね、アスファルトと弾性路
面敷板間のエアーを追い出す。接着剤11Hが充分に硬
化したことを確認してから、アンカーのボルトを締め直
し、最後にこのボルト孔に表4のウレタンエラストマー
11Jを注入する。
【0051】他の例を図13を参照して説明する。これ
は、弾性路面敷板を設置する路面が未舗装であったり、
あるいは舗装が著しく傷んでいて、前述したような弾性
路面敷板を路面に直接敷設できない場合などに適用する
ものであって、弾性路面敷板12Bをコンクリート板ユ
ニット12に組み込んだものである。
【0052】このコンクリート板ユニット12は、予め
工場で幅3m、長さ3.3m、厚さ21.5cmの鉄筋
コンクリートを型枠を用いて打設するに当り、図17の
如くアンカーボルト12Aを予め装着した弾性路面敷板
12Bを型枠の底にセットして、コンクリートを流し込
むことにより、その路面敷板12を、鉄筋コンクリート
基板12Cと一体に形成してなる。
【0053】このようにして弾性路面敷板12Bを組み
込んだコンクリート板ユニット12は、鉄筋で補強され
た、図17に示すコンクリート板ユニット用締結ブロッ
ク12Dで順次締結し、コンクリート板ユニット12が
相互に離れたり、ずれたりすることがないよう構成され
ている。
【0054】さらに、締結されたコンクリート板ユニッ
ト全体は、アンカー12Eが地盤に食い込み固定され
る。なおここにおいて、鉄筋コンクリートブロックの代
わりに、F.R.P.構造材や鉄骨構造材を用いたり、
また、20mmないし50mm厚の鋼板を用いることも
できる。ところで、弾性路面敷板12Bと弾性路面敷板
1とは同じ構造のものである。
【0055】図19および20は、さらに他の弾性路面
敷板を示す断面図である。これは、表面ゴム層1Aの防
滑意匠を施した部分に、不定形状のセラミックス1A1
を埋め込んだものであり、これによれば、防滑性をより
一層必要とする路面に適用されて、タイヤと路面との摩
擦力を高め、グリップ効果を大幅にアップすることがで
きる。
【0056】ふるいにより粒子径を3〜8mmに揃えた
アルミナに、“シクソンP−10”を下地プライマーと
して、また、“シクソン511−T”を上塗りプライマ
ーとして用いることで、ゴムとアルミナを強固に加硫接
着することができる。
【0057】アルミナ1000gに対し、“シクソンP
−10”を80g計量し、攪拌器で均一に混合し、これ
を乾燥炉で100℃×20分乾燥させる。次に、下地プ
ライマーと同様の手順で上塗りプライマーをアルミナ1
000gに対して70g計量し、塗り重ねる。
【0058】プライマー処理されたアルミナを、弾性路
面敷板用金型の成形表面積1m2 当り3500g金型キ
ャビテー内に一様に散布した後、実施例1で示した方法
と同様の成形方法で金型に表面ゴム→鉄芯→下地緩衝層
ゴムを順次積層し、一体化したものを仕込み、プレス成
形機で圧縮成形する。成形時のプレス加硫条件も同一と
する。
【0059】成形されたセラミック埋込型の弾性路面敷
板は、図19に示すように、その表面には殆どセラミッ
クスは露出していないので、上に積もった雪を取除く際
も作業に支障をきたすことはない。
【0060】この敷板の上に車両が通過することによ
り、図20のように、その重量でセラミックス周辺のゴ
ム表面がひずみ、セラミックス1A1の頂点部のみがゴ
ム表面から僅かに突き出し、これがタイヤ13のトレッ
ドとの摩擦力を大きくし、防滑性能を大幅に向上させ
る。
【0061】
【発明の効果】ここにおける弾性路面敷板は、耐寒性、
耐候性、耐摩耗性を有するゴム弾性体を基本素材とし、
この弾性を活かし、かつ、防滑効果をもった表面の防滑
意匠により、積雪→一部融雪→気温低下→氷結→アイス
バーンとなっても、弾性路面敷板上を車が通過すること
で、車の重さと、タイヤが路面敷板に当たる衝撃とで、
瞬時に、容易かつ確実にアイスバーンが破壊され、タイ
ヤと路面敷板との摩擦力が一気に増し、防滑効果を発揮
するものである。
【0062】また、水分の多めの積雪の場合、一般の路
面では、通行する車によって直ちに雪が堅くしまる圧雪
状態となり、極めて危険な道路状況となってしまうが、
弾性路面敷板は上記の材質と防滑意匠により決して圧雪
状態にはなり得ず、また、通過車両がなく、弾性路面敷
板上に雪や氷がそのまま付着してしまったとしても、ス
コップ等の簡易な除雪用具で簡単に取り除くことがで
き、従来の除雪、融雪方式に較べ、軽作業、省エネルギ
ー、無公害、メンテナンスフリー、除雪作業時の作業安
全性改善、さらに、冬期間以外でもこの路面敷板を敷設
することにより、下地緩衝層の作用と相俟って、通行車
両による振動、騒音を大幅に改善することができ、多く
の点で極めて優れたものである。
【0063】しかも、この弾性路面敷板では、下地緩衝
層が、それ自身の弾性変形に基づいて、路面等の凹凸を
有効に吸収するので、弾性路面敷板を路面等に常に十分
に密着させることができ、また、それぞれの弾性路面敷
板の上面を、同一水平面内に、簡単に、かつ優れた安定
性をもって整列させて敷設することができる。
【0064】加えて、下地緩衝層の路面等へのかかる密
着によって、路面敷板と路面等との間への水の浸入を阻
止することで、その水の凍結、凍上等に起因する路面敷
板の変形を有効に防止することができる。
【0065】さらには、下地緩衝層の弾性変形に基づい
て、路面敷板上を走行する車両によってその敷板に生じ
る振動衝撃を緩衝することにより、路盤や踏切を保護す
るとともに、発生騒音を有効に抑制することができる。
【0066】また、この弾性路面敷板に埋設した鋼板
は、路面敷板を基盤材に固定するための芯材として機能
するので、下地緩衝層および表面ゴム層のそれぞれを、
その鋼板によって機械的締付力から十分に保護すること
ができる。ところでこの鋼板は、通常は、弾性路面敷板
のほぼ全体にわたって埋設されることから、その路面敷
板の経時的な変形の他、その路面敷板のとくには隅部で
のめくれを有効に防止することができ、さらには、路面
敷板の十分平坦な敷設を担持するとともに、アンカーボ
ルトの本数の低減を実現することができる。
【0067】そして、これらのことは、鋼板に代えて、
金網もしくはエキスパンションメタルを積層した場合に
もほぼ同様であるが、この場合には、弾性路面敷板の重
量を、鋼板を用いる場合に比して有効に低減させること
ができる。また、鋼板に代えて座金を積層した場合には
それぞれのゴム層を十分に保護してなお、路面等の凹凸
が比較的大きいときでも、路面敷板を、安定な姿勢の下
で、その凹凸に十分にフィットさせて、より大きな弾性
変形をもってすぐれた防滑機能を発揮させることができ
る。
【0068】加えて、この弾性路面敷板では、防滑意匠
を施した表面ゴム層の上面近傍に、3〜8mmの粒径の不
定形状のセラミックスを埋込み、それらのセラミックス
を、車両等の通過によるその表面ゴム層の弾性変形によ
ってゴム表面から突出させることで、車両タイヤと路面
敷板との摩擦力を一層高めて、さらにすぐれた防滑性能
をもたらすことができる。
【0069】またここで、下地緩衝層の下面に、アルミ
ニウム箔もしくはステンレススチール箔を接着させた弾
性路面敷板にあっては、それらの箔を設けない場合に比
して、敷板の基盤面への初期接着力を高めるとともに、
下地緩衝層に含まれる添加剤の滲出を阻止して、基盤面
への高い接着力を長期間にわたって維持することができ
る。しかも、それらの箔は、ゴムのように大きく伸縮変
形しないことから、接着剤層の剪断破壊もしくは剪断剥
離等のおそれを十分に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾性路面敷板を踏切の車両停発車位置に敷設し
た状態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】弾性路面敷板の、一部を省略して示す拡大平面
図である。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図である。
【図5】締着部の要部拡大縦断面図である。
【図6】他の締着例を示す縦断面図である。
【図7】既設のアスファルト路面に弾性路面敷板を敷設
した状態を示す縦断面図である。
【図8】弾性路面敷板の、一部を省略して示す拡大平面
図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【図10】図9のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図11】図8のD−D線に沿う拡大断面図である。
【図12】他の締着例を示す縦断面図である。
【図13】鉄筋コンクリートブロックの敷設状態の全体
平面図である。
【図14】図13の要部拡大図である。
【図15】締結ブロックとコンクリート板ユニットとの
組付け状態を示す側面図である。
【図16】図14のE−E線に沿う断面図である。
【図17】コンクリート板ユニットの要部拡大断面図で
ある。
【図18】コンクリート板ユニット用締結ブロックの斜
視図である。
【図19】セラミックス埋込型の弾性路面敷板に対する
無負荷状態の拡大断面図である。
【図20】図19の負荷状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1,11,12B 弾性路面敷板 1A,11A 表面ゴム層 1A1 セラミックス 1B,11B ノンスリップ溝 1C 進行方向 1D 鋼板 1E,11C 下地緩衝層 1F,11G アルミニウム箔 1G アンカー孔 2 コンクリート舗装面 2A アンカー打込穴 3 ドライアンカー 5,15 防滑意匠 6,11H 接着剤 7 急速硬化ウレタンエラストマー 11D,12A アンカーボルト 11E ボルト孔 11F 座金 11I ケミカルアンカー 12 コンクリート板ユニット 12C 鉄筋コンクリート基板 12D コンクリート板ユニット用締結ブロック 12E アンカー 13 タイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 一郎 北海道小樽市奥沢4丁目26番1号 株式会 社ミツウマ内 (72)発明者 梅本 博之 北海道小樽市奥沢4丁目26番1号 株式会 社ミツウマ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質ゴムからなる下地緩衝層と、この下
    地緩衝層の上面に順次に積層した鋼板および表面ゴム層
    とを具え、前記表面ゴム層の表面に防滑意匠を施すとと
    もに、その表面ゴム層の上面近傍にセラミックスを埋込
    んでなる弾性路面敷板。
  2. 【請求項2】 下地緩衝層の下面に、アルミニウム箔も
    しくはステンレススチール箔を接着させてなる請求項1
    記載の弾性路面敷板。
  3. 【請求項3】 前記鋼板に代えて、金網もしくはエキス
    パンションメタルを積層してなる請求項1もしくは2記
    載の弾性路面敷板。
  4. 【請求項4】 前記鋼板に代えて、座金を局部的に積層
    してなる請求項1もしくは2記載の弾性路面敷板。
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