JP2533045B2 - ゴム被覆コンクリ―ト製通行用敷板の製造方法 - Google Patents

ゴム被覆コンクリ―ト製通行用敷板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板を仲立ちとし、コ
アー材にコンクリートを用いゴム外殻からなる一体成形
された防滑、防音、防振、耐塩害、耐凍害性を持ったゴ
ム被覆コンクリート製通行用敷板製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。歩行路用の敷板として従来か
ら使われているものには、コンクリート製、磁製タイ
ル、エポキシ系または不飽和ポリエステル系レジンモル
タル製、ポリ塩化ビニール製など様々な材質があり、そ
れぞれ多くの場合、単一素材で成形されている。これら
の中で最も多く一般的に使用されているコンクリート製
の場合は、防滑効果を高める目的で表面の一部にインサ
ート成形されたゴム、またはポリ塩化ビニール製の線状
や水玉模様の突起を設けているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。この
コンクリート製防滑板を雪寒地域の屋外歩径路、外部階
段、駅のプラットホームなどに敷設した場合、冬期間表
面の着雪、着氷の融解と凍結の繰り返しによるコンクリ
ート表面のヘアークラックの成長と、融解を早める目的
で散布した融雪剤によるコンクリート表面劣化が相乗的
に作用し、コンクリート表面から次第に内へと進み、一
定期間後は急速に崩壊へと進行する。不適性なコンクリ
ート配合や敷設された環境、融雪剤の使用頻度などの条
件の組み合わされ方によっては一シーズンでも目視で明
らかに解る表面劣化も起きている。
【0004】また、コンクリート製の場合、冬期表面に
着雪、着氷しやすく、本来の目的である防滑性が全く失
われてしまい、かえって、危険な状態になる場合もあ
る。この傾向はレジンモルタル製や磁製タイル製のもの
にもあり、強固に付着した圧雪や氷を鋼製スコップやツ
ルハシなど物理的な方法で無理に取り除こうとすると、
表面の意匠に傷をつけたり、エッジ部を破損させてしま
う。さらに、ポリ塩化ビニール製防滑板も耐寒性が悪
く、低温時に軽く衝撃が加わっても容易に破損してしま
ったり、経年と共に硬さが増してきて歩行時に滑りやす
くなり、材質的にも耐衝撃性が劣ってきて脆くなってく
る。
【0005】レジンコンクリート製防滑板の場合、コン
クリートのような凍結、融解の繰り返しや融雪剤による
劣化は少ないが、雪や氷がコンクリートと同様に付着し
やすく、かつ、一旦付着したら取り除きが難しく、さら
に、コンクリートに比べ製品コストが2〜3倍高となっ
ている。また、硬度が高いため、歩行時の歩行感覚はゴ
ム系のものに劣る。一方、ゴム系の敷板材も従来からあ
るが、一般にはシート状ゴムを接着剤でコンクリート
面、アスファルト面、鋼板面に後接着しているため、短
い期間で層間剥離を起こしたり、材質が劣悪であった
り、さらに、施工のばらつきが出やすいことなどから摩
耗や破損につながり、寿命が短い傾向にある。
【0006】本願は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、次のようなことのできるものを提供しようとするも
のである。本発明の目的は、凍害、塩害によって劣化、
破損しやすい現在のコンクリート製防滑板や雪、氷の付
着しやすい磁製もしくはレジンコンクリート製の通行用
敷板に代え、耐凍害性、耐塩害性、耐中性化、防滑性、
防振性、好歩行感覚性、及び非アイスバーン化性を備え
た通行用敷板を、鋼板製底あきケースを介しコンクリー
トと外殻ゴムを一体で成形する方法で提供するものであ
る。
【0007】本発明は、予め鋼板成形体である鋼板製底
あきケースの外殻にゴムが接着され、次に、この成形体
にコンクリート型枠を兼ねて、この中にコンクリートを
流し込み、ゴム−鋼板−コンクリートを強固に一体複合
させたゴム被覆コンクリート製通行用敷板製造方法で
ある。この結果、耐凍害性、耐塩害性、耐中性化性を有
し、さらに、防振性とノンスリップ性に優れ、様々なカ
ラーリングが可能となり、従来のコンクリート製品の欠
陥を改良し、コンクリート本来の素材としての低コス
ト、成形性の良さ、鋼性、汎用性を活かして、コンクリ
ートにない特性を持ったゴム状弾性体を鋼板製底あきケ
ースを介在して複合一体化したものである。
【0008】つまり、従来のコンクリート製品は殆どが
型枠を必要とし、この型枠もコンクリート製品のコスト
の一部となり、かつ作業性の点からも工程が複雑化する
ことになり、さらに、木製枠などは寿命も短く、木材材
質の有効利用上も問題がある。また、コンクリート製品
は材料コストの点と耐久性の面からは極めて優れた素材
であるが、最近は構造体、単体成形品いずれにおいて
も、凍害、塩害、中性化、ジャンカなどによる材質劣化
が問題になっている。これらの様々な問題点を、外殻を
鋼板を介在させゴムで覆うことによって解決することを
主要な特徴とするものである。さらに、通行面の防滑性
が一段と良くなることで安全性がより高まり、外殻のゴ
ムは様々な色にカラーリングすることができるため、視
認性も一層改良され、歩行路などの設計上デザイン、色
調の取り合せにおいても、環境調和へのニーズに充分対
応することができるものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
発明は、鋼板製底あきケースの外面に、ゴム状弾性体
を被覆厚さが1mmから50mmの範囲にある状態で加
熱圧縮成形、または射出成形、或は手貼り成形などの方
法で予め強固に接着させておき、この鋼板製底あきケー
スの開口部から内部に補強用の鉄筋などを組み込ませた
後、開口部からコンクリートを流し込んで全体を一体成
形するように構成したゴム被覆コンクリート製通行用敷
板の製造方法である。
【0010】この場合、下記のように構成することがで
きる。 鋼板製底あきケースを鋼板の代わりに金網やエキ
スパンションメタルで形成する。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。1
は本発明で得たゴム被覆コンクリート製通行用敷板であ
る。なお、このゴム被覆コンクリート製通行用敷板1
は、例えば駅の乗降用プラットホームの縁端部にノンス
リップタイルとして敷設するのに好適なものである。2
は厚さ0.7〜2.2mmの表面亜鉛処理鋼板で構成さ
れた鋼板製底あきケースで、天板2Aと側壁2Bとから
構成されている。
【0012】ケースの材質を亜鉛処理鋼板としたのは、
ゴムとの加硫時における接着が安定していることと、構
造物として、無処理の構造用鋼板に比べ耐蝕性に優れて
いるためである。無処理の構造用鋼板を使用する際は、
防蝕に留意しなけばならない。その他の材質としては
クロームメッキ鋼板、ニッケルメッキ鋼板、ステンレス
鋼板が望ましい。また、天板2Aの下面にはコンクリー
トの強度を上げるための鉄筋2Cをサポートする鉄筋受
けアングル2Dが一対、ケースの長手方向にほぼ三等分
した線状に溶接されている。鉄筋2Cは図9の如く縦筋
2C1と横筋2C2が格子状に組み立てられている。鉄
筋の太さは3〜4mm程度のものである。
【0013】鉄筋受けアングル2Dには鉄筋2Cを固定
するための切り欠き部2D1が刻設されている。材質は
本体ケースと同材質である。これにより、鉄筋2Cは鋼
板製底あきケースにおける天板2Aと平行な状態で支持
されることになる。そして、この鉄筋2Cによりコンク
リートの強度を補うことができる。この鋼板製底あきケ
ース2は、ゴム状弾性体3とコアー材となるコンクリー
ト4を一体化させるためのコンクリート型枠も兼ねたも
のである。
【0014】3は鋼板製底あきケースの外殻を被覆した
ゴム状弾性体で、ゴム状弾性体は加熱圧縮成形、または
射出成形、或は手貼り成形などの方法で予め鋼板製底あ
きケースに強固に接着されている。図4において、3A
は長手方向のノンスリップ性と表面に溜る水のはけを良
くするための2〜4mmの溝で、3Bは短手方向のノン
スリップ性とゴム表面に氷が張った場合に氷を割りやす
くするための突起で、1〜2mm表面より突出してい
る。
【0015】この突起が高すぎると歩行時につまずきの
可能性が高くなるのと、上に付着した氷や雪を取り除く
際、スコップの先が引っ掛かりやすくなるので1〜2m
mが適切な高さである。ゴム状弾性体における上面のゴ
ムの厚さは4〜15mmが適切な厚さである。また、こ
の上面には防滑意匠が施されている。ゴムは耐候性、耐
摩耗性、耐退色性を有するクロロスルフォン化ポリエチ
レンゴム(以下CSMと表す)で、表1はその配合例の
一つである。
【0016】
【表1】
【0017】表1の配合の代表的物性値は表2の通りで
ある。
【0018】
【表2】
【0019】なお、1〜6の試験はJISK6301に
準拠して行った。ゴム状弾性体にCSMの他に使用可能
なゴムとして、クロロプレンゴム、エチレンプロピレン
ゴム、塩素化エチレンプロピレンゴム、イソプレンイソ
ブチレンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴ
ム、天然ゴム及びこれらのゴムをそれぞれブレンドした
ものなどがある。4は鋼板製底あきケースの開口部から
内部に流し込まれたコンクリートである。
【0020】発明は下記のように構成されている。
なわち、鋼板製底あきケースの外面に、ゴム状弾性体を
被覆厚さが1mmから50mmの範囲にある状態で加熱
圧縮成形、または射出成形、或は手貼り成形などの方法
で予め強固に接着させておき、この鋼板製底あきケース
の開口部から内部に補強用の鉄筋などを組み込ませた
後、開口部からコンクリートを流し込んで全体を一体成
形するように構成されている。 この場合、下記のように
構成することができる。 鋼板製底あきケースが鋼板の代
わりに金網やエキスパンションメタルで形成されてい
る。表1の配合に基づき計量し、密閉式混練装置(ニー
ダー)で混練し、厚さ8mmでシート状に圧延して28
0×430mmのサイズに裁断した未加硫ゴムを用意
し、これを予め溶剤脱脂後、金属ゴム加硫接着用2液プ
ライマー、例えば東洋科学研究所の下塗り用メタロック
・Pと上塗り用メタロック・Gを塗布しておいた鋼板製
底あきケースの外側の中央に載せ、プレス成形機に前も
って145〜150℃にプレヒートされているノンスリ
ップタイル成形用のプレス下金型5およびプレス上金型
6にセッティングし、エアー抜き用のバンピングを数回
繰り返した後、金型投影面積当り40〜50kgf/c
の圧力を加え25分間プレスする。
【0021】この後、圧力を開放し、成形品を脱型、冷
却後、はみ出したバリを取り除く。次に、この外壁面に
ゴムが加硫接着された箱形の内側に溶接で接着されてい
る鉄筋受けアングルに鉄筋をセッティングし、最後に水
平のとれている状態でコンクリートを流し込み、巻き込
みエアーを抜いて養生工程に移る。表3はコアー材とし
て使用したコンクリート配合例の一つである。
【0022】
【表3】
【0023】作用について効果と共に説明する。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。従来のコンクリート製品
の欠点である凍害、塩害、中性化による強度低下、白化
を解消し、かつ耐衝撃性、耐摩粍性、雪および氷の付着
性と振動吸収性と、防滑性を改良し、さらに自由なカラ
ーリング性も可能となり、成形上は専用のコンクリート
型枠はほとんど不要で、特別に大型成形体の場合は、補
助具程度のものが若干あれば良く、コンクリート成形工
程上も極めて合理的な成形方法である。又、外殻がゴム
層であるため、この成形品を連続して接合敷設してゆく
場合など、特別メジ材を必要としないため、施工工程は
省かれメジ材料費もかからず熟練作業者でなくても良
く、工期の短縮と施工費の低減をもたらすことができ
る。
【0025】以上の説明から、本発明の応用例として
は、踏切用の敷板や、交差点、横段歩道手前、急な坂道
などの車道用の路面敷板などがあり、防滑性、振動吸収
性、耐摩粍性、騒音防止性、雪寒地域での冬期間の非ア
イスバーン化によるノンスリップ性など、その性能と効
果は非常に期待できるものがある。図12は路面敷板7
として使用する場合の断面図である。図中、7Aは鋼板
製底あきケース、7Bはゴム状弾性体、7Cは鋼製丸
棒、7Dは鉄筋受けアングル、7Eは鉄筋、7Fはコン
クリートを固定するためのアングル、7Gはコンクリー
ト、7Hは路面に固定するアンカーボルトを通すための
アンカー孔である。
【0026】さらには、激しい流れの河川や、波の荒い
海岸線に敷設されるコンクリート護岸壁や、橋脚、覆道
の支柱などが受ける水流や波の力と一緒になった土砂、
土石、岩などの衝突の繰り返しによるコンクリート表面
の破損、摩耗現象を防ぎ、寿命を大きく伸ばし、永久構
造体の安定性と信頼性を一段と高めることができるもの
である。橋脚などの現場打設式の大型品の成形は、従来
の型枠と同様の外殻ゴム付き型兼用パネル方式で自在に
継ぎ足しができる構造とすることで充分に対応すること
ができる。
【0027】さらに、雪寒地域におけるスパイクタイヤ
の禁止に伴う冬期間の交通の確保と安全には道路整備が
必要不可欠であるが、スタッドレス装着による渋滞での
排気ガスの増加と、歩道を含めたロードヒーティングの
増設によるエネルギーの消費増大は最近の地球温暖化防
止と環境保全という社会の大きな流れに逆行しているき
らいがある。この点、本発明のものを敷設することで、
ロードヒーティングや融雪剤散布に代え充分にスタッド
レスタイヤの安全走行や歩行路の安全歩行に対応するこ
とが可能である。このほか、ゴム状弾性体の被覆厚さを
1mmから50mmの範囲に構成したので、下記のよう
な問題を解決することができる。従って実用的なゴム状
弾性体の被覆厚さは1mm以上50mm以下が適切であ
る。問題点1〜1mm以下の厚さでは、ゴム弾性体本来
の最大の特徴である大きな変形(ひずみ)が短い時間で
元の形に復元する特性を十分に発揮させることができな
い。つまり1mm以下のゴム状弾性体の被覆で表面に応
力を受けても、その変形(ひずみ)量は極めて僅かで、
これまでの経験上からもゴム状弾性体の被覆の表面に張
り付いた圧雪や氷膜は、上を人や車が通過しても容易に
破砕、剥離し難く、ゴム硬さを一定とした場合、そのゴ
ム厚さが増す程、圧雪、氷膜の破砕、剥離効果は高ま
る。問題点2〜1mm以下の厚さでは、実用長期に渡っ
て舗道材として路面に敷設した場合、車両の通過時の衝
撃、摩擦、疲労による物性低下や大気中のオゾン、酸
素、熱、太陽光線等による損傷、劣化の影響を受け易
い。問題点3〜1mm以下の厚さでは、長期間車道に敷
設し、車の通過でゴムと鋼板の接着界面に発生する剪断
力をゴム層の変形で吸収するのが難しく、接着界面破壊
を徐々に起こし、やがてゴムと鋼板間の界面剥離へとつ
なかっていく。問題点4〜一方50mm以上の厚さにし
ても、ゴムの特性を生かした効果や、その性能に大きな
差はなくなり、逆に成形時間が著しく長くなり、コンク
リートに較べボリューム単価が高いゴム分が増して材料
費も上がり、実質的な投資効果が得られなくなり不経済
である。特に、 A.鋼板製底あきケースの外面に、ゴム状弾性体を被覆
厚さが1mmから50mmの範囲にある状態で加熱圧縮
成形、または射出成形、或は手貼り成形などの方法で予
め強固に接着させておき、この鋼板製底あきケースの開
口部から内部に補強用の鉄筋などを組み込ませた後、開
口部からコンクリートを流し込んで全体を一体成形する
ように構成したから、下記の効果を期待することができ
る。 従来のコンクリート製品に比べ、耐摩耗性、耐候
性、耐酸,耐アルカリ性、耐衝撃性(耐衝撃吸収性)、
防振,防音性が優れ、かつ周辺環境、用途に合わせた色
調選択性が自由で、さらに、製品形状や製品サイズの制
限を受けないコンクリート製品を、外面にゴム状弾性体
を強固に接着させた鋼板で目的の製品形状に加工、成形
され、必要な配筋を施したところのケースにコンクリー
トを流し込むことで容易に成形することができることに
ある。 つまり、従来のコンクリート製品やコンクリート
構造物を成形するために必要不可欠とされた専用のコン
クリート型枠類を全く使用しないで前述の優れたコンク
リート複合製品または構造体を成形できる点にあり、専
用型枠作りやコンクリート養生後の脱型、型枠解体作
業、さらに、これらのメンテナンスなどの煩わしい工程
が一切省かれ、また、多種、多量の型枠の保管場所を確
保する必要もなくなるものである。 B.鋼板製底あきケースを鋼板の代わりに金網やエキス
パンションメタルで形成した場合、下記の効果を期待す
ることができる鋼板製底あきケースの鋼板の代わりに
金網やエキスパンションメタルを用いると、外面のゴム
状弾性体が金網やエキスパンションメタルの網目に絡
み、網目を包み込んでしまうため、接着効果に加え、物
理的効果も加わって鋼板よりも一段と強固にゴム状弾性
体と一体化することができる。 このように本発明による
製法によって、工場で生産される一般的な2次製品への
応用は勿論、現場打ちされる橋脚、河川河岸の護岸壁、
港の岸壁、道路の中央分離帯などの大型構造体の成形に
も十分に応用することができるもので、耐摩耗性、耐候
性、耐衝撃吸収性、カラーリング性などに優れたコンク
リート複合構造体をも型枠なしで構築することのできる
画期的な製造方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴム被覆コンクリート製通行用敷板の平面図で
ある。
【図2】同上の1部を切り欠いた正面図である。
【図3】側面図である。
【図4】ゴム被覆コンクリート製通行用敷板の要部拡大
平面図である。
【図5】A−A線断面図である。
【図6】鋼板製底あきケースの底面図である。
【図7】同上の1部を切り欠いた正面図である。
【図8】B−B線断面図である。
【図9】鉄筋の平面図である。
【図10】同上の正面図である。
【図11】プレス成形金型の作用を説明する縦断面図で
ある。
【図12】路面敷板の場合の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ゴム被覆コンクリート製通行用敷板 2 鋼板製底あきケース 2C 鉄筋 2D 鉄筋受けアングル 3 ゴム状弾性体 4 コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅本 博之 北海道小樽市奥沢4丁目26番1号 株式 会社ミツウマ内 (56)参考文献 実開 昭58−111204(JP,U) 実公 昭55−13451(JP,Y2) 実公 昭54−39864(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板製底あきケースの外面に、ゴム状弾
    性体を被覆厚さが1mmから50mmの範囲にある状態
    で加熱圧縮成形、または射出成形、或は手貼り成形など
    の方法で予め強固に接着させておき、この鋼板製底あき
    ケースの開口部から内部に補強用の鉄筋などを組み込ま
    せた後、開口部からコンクリートを流し込んで全体を一
    体成形するように構成したことを特徴とするゴム被覆コ
    ンクリート製通行用敷板の製造方法
  2. 【請求項2】 鋼板製底あきケースを鋼板の代わりに金
    網やエキスパンションメタルで形成した請求項1記載の
    ゴム被覆コンクリート製通行用敷板の製造方法
JP4304540A 1992-10-15 1992-10-15 ゴム被覆コンクリ―ト製通行用敷板の製造方法 Expired - Lifetime JP2533045B2 (ja)

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