JPH0881283A - セメントコンクリート用耐雨性養生塗装剤 - Google Patents

セメントコンクリート用耐雨性養生塗装剤

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JPH0881283A
JPH0881283A JP6221429A JP22142994A JPH0881283A JP H0881283 A JPH0881283 A JP H0881283A JP 6221429 A JP6221429 A JP 6221429A JP 22142994 A JP22142994 A JP 22142994A JP H0881283 A JPH0881283 A JP H0881283A
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JP
Japan
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rain
cement concrete
diisocyanate
resin
resistant
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JP6221429A
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Yoshigo Ninomiya
善吾 二宮
Michio Nagashima
道夫 永島
Isao Kawai
功 河合
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/04Preventing evaporation of the mixing water

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 打設直後のセメントコンクリート表面に塗布
後、常温で敏速に指触硬化して、耐雨性塗膜を形成し、
且つ硬化後に剥離除去可能な速乾型の、ウレタン樹脂を
主成分とするセメントコンクリート用耐雨性養生塗装
剤。 【効果】 本発明のセメントコンクリート用耐雨性養生
塗装剤は、簡便な工法で未硬化のセメントコンクリート
表面に直接塗布して、敏速に耐雨性を有する養生塗膜を
形成し、且つ硬化後、容易に剥離可能で、雨中の建設工
事をも可能にする優れたセメントコンクリート用耐雨性
養生塗装剤を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打設直後の未硬化セメ
ントコンクリート表面に直接塗布し、短時間で耐雨性を
有する養生塗膜を形成し、且つ塗装剤硬化後には容易に
剥離可能で、雨天時での建設工事を可能にする、セメン
トコンクリート用耐雨性養生塗装剤に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外でのセメントコンクリートの打設工
事は雨の影響を受け、特に梅雨、スコール等の雨天が多
い季節には、工事スケジュールが天候により大幅に左右
されることが建築業界の長年の問題であった。このた
め、工事現場では雨の降り始めとともに、硬化前の塗装
セメント表面を防水シートで覆う方法や、有機・無機の
塗膜養生剤を塗布する方法、速硬型の無機水硬物やセメ
ントを用いる方法が種々検討されて来た。
【0003】しかしながら、塗装セメント表面を防水シ
ートで覆う方法や、工事現場に屋根を設置しての工事
は、費用も手間もかかる為、一般的でなかった。また有
機・無機の塗布型塗膜養生剤は、数多く使用されている
ものの、施工直後の降雨、特にスコールのような激しい
降雨に耐えられるものはなく、また、その塗膜が膜とし
ての機能を発揮するまでには、通常2時間以上の硬化時
間が必要とされる為、建築業界の実際の要望に十分答え
られるものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、簡便な工法で未硬化のセメントコ
ンクリート表面に直接塗布して、耐雨性を有する養生塗
膜を形成し、且つ硬化後、容易に剥離可能で、雨中の建
設工事をも可能にする優れたセメントコンクリート用耐
雨性養生塗装剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明者らは鋭意研究の結果、速乾型の樹脂を打設
直後のセメントコンクリート表面に塗装、塗膜化するこ
とにより、激しい降雨に際してもセメントコンクリート
の流出を防止し、雨の混入によるセメントの硬化不良を
防止して、養生塗膜としての機能を十分に発現し、且つ
養生後は容易に剥離し得る、いわば防水シートの役目を
果たす、優れたセメントコンクリート用耐雨性養生塗装
剤を見いだして、本発明を完成するに到った。
【0006】即ち、本発明は、打設直後のセメントコン
クリート表面に塗布後、常温で敏速に指触硬化、即ち、
通常は常温で5分以内に硬化して、耐雨性塗膜を形成
し、且つ硬化後に剥離除去可能な速乾型のセメントコン
クリート用耐雨性養生塗装剤である。詳しくは、本発明
のセメントコンクリート用耐雨性養生塗装剤はウレタン
樹脂を主成分とする事を特徴とするセメントコンクリー
ト用耐雨性養生塗装剤である。
【0007】更に詳しくは、該ウレタン樹脂が、ウレタ
ン尿素樹脂から成ることを特徴とするセメントコンクリ
ート用耐雨性養生塗装剤であり、また該ウレタン樹脂
が、特にエステル型ウレタン尿素樹脂から成ることを特
徴とするセメントコンクリート用耐雨性養生塗装剤であ
る。また本発明は、特にカーボネート成分を含有するエ
ステル型ウレタン尿素樹脂から成ることを特徴とするセ
メントコンクリート用耐雨性養生塗装剤を含むものであ
る。以下に、本発明を更に詳細に説明する。
【0008】本発明のセメントコンクリート用耐雨性養
生塗装剤に使用される剥離可能な速乾型樹脂としては、
ウレタン系、アクリル系、カルボン酸ビニルエステル
系、オレフィン系、シリコーン系、ポリビニルアルコー
ル系、ポリエステル系、ブタジエン等の共役ジエン系、
アルキド系などの重合体及び/又は天然ゴム等の高分子
化合物を主成分として製造できるが、なかでもウレタン
系樹脂が塗膜強度や乾燥性、剥離性といった観点から好
ましい。
【0009】更に好ましくはウレタン尿素系の樹脂が好
ましく、その中でもエステル型、若しくはエーテル型の
ウレタン尿素樹脂が特に好ましい。このようなエステル
型のウレタン尿素系樹脂は通常、
【0010】(A)活性水素を有する官能基(−OH,
−SH等)を両末端に有する分子量10,000以下の
線状ポリエステルと、(B)脂肪族ジイソシアネート及
び/または脂環族ジイソシアネート及び/または芳香族
ジイソシアネートと、(C)ジアミンを反応させて得る
事が出来る。
【0011】(A)線状ポリエステルとしては、例え
ば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、
1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ペ
ンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコール等の飽和及び不飽和の低分子量
グリコール類と、
【0012】アジピン酸、無水フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、
しゅう酸、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン2酸等の二
塩基酸、及び、これらの酸無水物を脱水縮合せしめて得
られるポリエステルポリオール類;ポリメチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール等のポリエーテルポリオール類;ポリカーボネート
ポリオール類等が挙げられる。
【0013】(B)脂肪族、脂環族及び芳香族のポリイ
ソシアネートとしては、例えば、1,5’−ナフチレン
ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイ
ソシアネート、4,4’−ジベンジルイソシアネート、
ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラ
アルキルジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−
フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイ
ソシアネート、トリレンジイソシアネート、
【0014】ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソ
シアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート
等が挙げられる。
【0015】(C)ジアミンとしては、例えば、エチレ
ンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジアミン等が挙げられる。
【0016】樹脂の製造において、上記(B)、(C)
の比率は(A)の活性水素2当量を基準とした場合、通
常(B)をイソシアネート基1〜10当量、好ましくは
2.5〜4当量、(C)を1〜8当量、好ましくは0.
5〜2当量用いることが適している。
【0017】この様にして製造されるウレタン尿素系樹
脂は、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ヘキサ
ン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素;アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ンの様なケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチルの様なエス
テル類;エタノール、プロパノール、ブタノールの様な
アルコール類;テトラヒドロフラン、ジメチルエーテル
等のエーテル類;ジメチルホルムアミド等の各種溶剤に
溶解されて塗装剤となる。
【0018】一般にポリウレタン成分とポリウレア成分
が多いほど塗膜強度は大きくなるので剥離作業は容易で
ある反面、塗装剤とする際の溶媒に対する溶解性は低下
するので、塗装剤に用いる樹脂は、例えば、ウレタン尿
素樹脂では、ウレタン結合濃度が3〜15%程度のもの
が好ましく、更に好ましくは3〜10%程度であり、ウ
レタン結合濃度と尿素結合濃度とを合せて4〜30%程
度のものが好ましく、更に好ましくは5〜20%程度の
ものである。また溶解性が不十分な場合には、溶剤にジ
メチルホルムアミドやジメチルスルホキサイドを併用す
る事により溶解性を改善する事ができる。
【0019】上記した速乾型樹脂は、常温で敏速に指触
乾燥し得る、即ち、常温で5分以内に硬化するものなら
ば、有機溶剤型溶液や、非水系分散体、水溶液、エマル
ジョン等の水系分散体のいずれの形態のものでも良い。
しかし、水溶液、エマルジョンのような水系分散体は、
概して敏速な硬化・乾燥性を呈することは困難なので、
本発明のセメントコンクリート用耐雨性養生塗装剤に用
いる樹脂の形態は、通常、有機溶剤型溶液、非水系分散
体が好ましい。
【0020】本発明のセメントコンクリート用耐雨性養
生塗装剤は、通常の塗料用樹脂と同様に滑剤、レベリン
グ剤、顔料分散剤、消泡剤、酸化防止剤等の添加剤や、
炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化鉄な
どの無機充填材、無機顔料やフタロシアニン銅などの有
機顔料やカーボンブラック等を含んでいても良い。一般
に、これら添加剤は塗装剤の固形分100重量部に対し
て、0.001〜10重量部、無機充填剤や無機顔料は
5〜200重量部、有機顔料やカーボンブラックは0.
01〜20重量部が用いられる。
【0021】本発明のセメントコンクリート用耐雨性養
生塗装剤のコンクリート、モルタルへの塗布量は、十分
な保護塗膜を形成できる量であれば特に制限はないが、
好ましくは固形分として10〜200g/m2、更に好
ましくは30〜100g/m2である。例えば、塗装剤
の濃度を10重量%に調製した場合の塗布量としては、
好ましくは100〜2000g/m2、更に好ましくは
300〜1000g/m2である。
【0022】本発明のセメントコンクリート用耐雨性養
生塗装剤のコンクリート、モルタルへの塗布方法は、公
知慣用の方法で行えるが、建築工事現場での施行方法と
しては、中でも敏速なスプレーによる塗布が適してい
る。また乾燥性・速硬性としては、通常、常温で5分以
内に指触硬化性を示すものが好ましい。本発明のセメン
トコンクリート用耐雨性養生塗装剤は、塗布後、敏速に
指触硬化し、通常、常温で5分以内に指触硬化性を有す
る耐雨性塗膜を形成する。
【0023】また乾燥・硬化塗膜の剥離・除去は、塗布
したコンクリートやモルタルが降雨による影響を受けな
くなった後であれば、いつでも良く特に制限はない。ま
た該塗膜は人の手によって容易に剥離することができ、
塗膜剥離後の建築工事を支障無く続けることが出来る。
【0024】
【実施例】以下に本発明を実施例によって、更に詳細に
説明するが、もとより本発明は実施例に限定されるもの
ではない。なお、特に断らない限り、「部」は「重量
部」を、「%」は「重量%」をそれぞれ意味するものと
する。
【0025】(実施例1〜3、及び比較例1〜5)(樹
脂配合) セメントコンクリート用耐雨性養生塗装剤には、エステ
ル型ウレタン尿素系樹脂の例として、「バーノックL3
−950」(大日本インキ化学工業株式会社)と「バー
ノック16−411」(大日本インキ化学工業株式会
社)の2種の樹脂を、エーテル型ウレタン尿素系樹脂の
例として「バーノック17−430」(大日本インキ化
学工業株式会社)を用いた。
【0026】また溶剤型アクリル系樹脂の例として、
「アクリディックA−166」(大日本インキ化学工業
株式会社)を、溶剤型アルキド樹脂として「ベッコゾー
ル1343」(大日本インキ化学工業株式会社)を各々
トルエンで樹脂濃度15%の溶液に調整した。
【0027】アクリル樹脂エマルジョンとして「ボンコ
ートEC−740」(大日本インキ化学工業株式会社)
と「ボンコートST−372」(大日本インキ化学工業
株式会社)の2種を、また既にコンクリート用塗膜養生
剤として市販されている比較例として、塩化ビニリデン
系エマルジョンの「サランラテックスL−321」(旭
化成株式会社)をイオン交換水にて樹脂濃度20%のエ
マルジョンに調製して用いた。これら実施例1〜3、及
び比較例1〜5の配合を表1から表4に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】(塗膜剥離試験)前記の実施例1〜3、及
び比較例1〜5の計8種の樹脂溶液をアプリケーターを
用いてポリプロピレン板上に塗布し、乾燥・硬化後(2
5℃、65%RH、2日)、該板より剥離し、下記の測
定条件で塗膜の伸び率、破断強度及び破断エネルギーを
測定した。結果を表5に示す。
【0033】(測定時条件) 気温 20℃ 湿度 65%Rh 引っ張り速度 20mm/分 試片膜厚 0.1±0.02mm 試片間距離 40mm
【0034】
【表5】
【0035】(未硬化セメントコンクリートへの塗布試
験)JIS A−5308−1993に規定されるレデ
ィーミクストコンクリート(普通210820N)を予
め用意しておいた型枠(30cm×30cm×25c
m)に打設し、未硬化のセメントコンクリートを用意し
た。前記の7種の塗装剤をスプレーを用いて、40g/
2の量で塗布した。得られた塗膜を以下に記載の5項
目について評価し、結果を表6に示した。
【0036】(1)乾燥性 指に付着しなくなるまでの時間が5分以内のレベルを評
価5、1時間以上かかるレベルを評価1とし、5段階の
評価を行った。レベル5を合格レベルとした。
【0037】(2)耐雨性 塗布後の乾燥を常温で5分間行い、60ml/時間の人
工降雨に5分間さらした。また、何も塗布していないコ
ンクリートも同時に人工降雨にさらした。打設24時間
後の硬化物の表面状態が降雨にさらされていない硬化物
と同じレベルを評価5、コンクリート表面からセメント
が流出して砂や骨剤が浮いているレベルを評価1とし、
5段階の評価を行った。レベル4を合格レベルとした。
【0038】(3)剥離性 塗布24時間後、塗膜を手で剥離し、全体がスムーズに
剥離できるレベルを評価5、困難ではあるが剥がれるレ
ベルを評価3、全く剥がれないレベルを評価1とし、5
段階の評価を行った。レベル3を合格レベルとした。
【0039】(4)塗膜強度 剥離作業中の塗膜切断が殆ど無いレベルを評価5、すぐ
に切断されてしまうものを評価1とし、5段階の評価を
行った。レベル3を合格レベルとした。
【0040】(5)コンクリートの強度 耐雨性を評価したコンクリート硬化体を25℃、65%
RHの条件で養生を行い、φ10cm×20cmの供試体を
コア抜きし28日圧縮強度を測定した。また、合格強度
を基準コンクリートの90%とした。
【0041】
【表6】
【0042】以上の結果から、本発明のセメントコンク
リート用耐雨性養生塗装剤は、打設直後のセメントコン
クリート上に、スプレー等の簡便な塗装方法で塗装可能
で、その塗膜は速乾・硬化型であって、短時間で耐雨性
の塗膜を形成することができ、且つ硬化後、容易に剥離
することができることが知れる。
【0043】
【発明の効果】本発明のセメントコンクリート用耐雨性
養生塗装剤は、簡便な工法で未硬化のセメントコンクリ
ート表面に直接塗布して、敏速に耐雨性を有する養生塗
膜を形成し、且つ硬化後、容易に剥離可能で、雨中の建
設工事をも可能にする優れたセメントコンクリート用耐
雨性養生塗装剤を提供できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打設直後のセメントコンクリート表面に
    塗布後、常温で敏速に指触硬化して、耐雨性塗膜を形成
    し、且つ硬化後に剥離除去可能な速乾型のセメントコン
    クリート用耐雨性養生塗装剤。
  2. 【請求項2】 ウレタン樹脂を主成分とすることを特徴
    とする請求項1記載のセメントコンクリート用耐雨性養
    生塗装剤。
  3. 【請求項3】 ウレタン樹脂が、ウレタン尿素樹脂から
    成ることを特徴とする請求項2記載のセメントコンクリ
    ート用耐雨性養生塗装剤。
  4. 【請求項4】 ウレタン樹脂がエステル型ウレタン尿素
    樹脂から成ることを特徴とする請求項3記載のセメント
    コンクリート用耐雨性養生塗装剤。
  5. 【請求項5】 ウレタン樹脂がカーボネート成分を含有
    するエステル型ウレタン尿素樹脂から成ることを特徴と
    する請求項4記載のセメントコンクリート用耐雨性養生
    塗装剤。
JP6221429A 1994-09-16 1994-09-16 セメントコンクリート用耐雨性養生塗装剤 Pending JPH0881283A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003145969A (ja) * 2001-11-16 2003-05-21 Toppan Printing Co Ltd スクラッチ隠蔽層付印刷物
KR100403508B1 (ko) * 2000-11-08 2003-10-30 주식회사 나노텍코리아 불포화 폴리에스테르계 폴리머 모르타르 경화물의 제조방법
JP2020176482A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 清水建設株式会社 コンクリート養生方法

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KR100403508B1 (ko) * 2000-11-08 2003-10-30 주식회사 나노텍코리아 불포화 폴리에스테르계 폴리머 모르타르 경화물의 제조방법
JP2003145969A (ja) * 2001-11-16 2003-05-21 Toppan Printing Co Ltd スクラッチ隠蔽層付印刷物
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