JPH088067Y2 - バイス機構 - Google Patents

バイス機構

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JPH088067Y2
JPH088067Y2 JP6524490U JP6524490U JPH088067Y2 JP H088067 Y2 JPH088067 Y2 JP H088067Y2 JP 6524490 U JP6524490 U JP 6524490U JP 6524490 U JP6524490 U JP 6524490U JP H088067 Y2 JPH088067 Y2 JP H088067Y2
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JP
Japan
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screw
vise
holder
long groove
moving
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JP6524490U
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JPH0467969U (ja
Inventor
光聖 横山
Original Assignee
株式会社日立工機原町
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、切断機等で用いるバイス機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、バイス機構はベース上に固定した固定バイス
と、スクリュホルダに移動バイスを取付けたスクリュが
ねじ嵌合し、材料の大きさに合わせてスクリュを回し移
動バイスを移動させていた。
従って、幅の狭い材料をバイスに挾持したあと、幅の
広い材料を挾持する又はその逆の場合は、移動バイスの
移動距離が長くなり、スクリュを回す回数が多くなるた
め、移動バイスの操作性が悪く、材料締め付け時の作業
能率を著しく低下させていた。
上記欠点をなくすために、実公昭61-40428号がある。
これは、第6図(a),(b)に示すように、ベース1
上面にスクリュ7を保持するスクリュホルダ13を固定
し、スクリュホルダ13の上部にピン14でめねじ部15aを
有するめねじ15を揺動自在に軸支し、めねじ15はピン14
を支点に上下移動させることでスクリュ7とのねじ嵌合
を離脱自在としたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
この場合、めねじ15はピン14を支点に上下に揺動する
ため、材料11を挾持するときに、第6図(b)に示すよ
うに推力の反力12がピン14を支点とするモーメント16と
なりめねじ15に作用するため、めねじ15のめねじ部15a
とスクリュ7とのねじ嵌合が不均一となり、バイスの保
持力を低下させ、スクリュ7の寿命を低下させる原因と
なっていた。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
材料を挾持するときの移動バイスの操作性を向上させ、
かつ、スクリュとめねじ部とのねじ嵌合を均一にし、バ
イスの保持力及びスクリュの寿命を向上させることであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ベース上に固定された固定バイスと、前記
固定バイスとの間に材料を挾持する移動バイスと、前記
ベースに固定し前記移動バイスを摺動させるため外周に
ねじを切ったスクリュを保持するスクリュホルダ(A)
からなるバイス機構において、前記スクリュホルダ
(A)に前記スクリュを介在させる円弧状の長溝を有す
るスクリュホルダ(B)を前記長溝の中心に軸支したピ
ンで回動自在に取付け、前記長溝の幅はスクリュの外径
に対応し、かつ、長溝の一端はスクリュの外径よりねじ
山の高さだけ大きな円弧部を形成したものである。
〔作用〕
スクリュホルダ(B)を回動させ、スクリュがスクリ
ュホルダ(B)の円弧部にあるときにハンドルを持ち上
げると、スクリュホルダ(A)のめねじ部とスクリュと
のねじ嵌合が離脱した状態となり、移動バイスを素早く
移動(引き押し)することができる。
逆にスクリュがスクリュホルダ(B)のスクリュ外径
対応部内にあるときは、スクリュホルダ(A)のめねじ
部とスクリュはねじ嵌合した状態となり、スクリュを回
転させることによって移動バイスが移動する。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図〜第4図を用いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すバイス機構の正面図、
第2図は第1図の側面図、第3図は第2図のA−A線断
面図、第4図は第3図のB方向から見た矢視図で、
(a)はスクリュとスクリュホルダのめねじ部が離脱し
た状態図、(b)はスクリュとスクリュホルダのめねじ
部がねじ嵌合した状態図である。
図において、1はベースで、ベース1の上面には固定
バイス2とめねじ部3aを有するスクリュホルダ(A)と
なるスクリュホルダ3を固定し、円弧状の長溝5を有す
るスクリュホルダ(B)となるスクリュホルダ4は第1
図から見てスクリュホルダ3の右側面に長溝5の円弧の
中心で軸支したピン6で係止されている。
長溝5は後述するスクリュの外径対応部5aと、長溝5
の一端にスクリュ外径のねじ山の高さよりやや大きい円
弧部5bで構成されている。
めねじ部3a上にはスクリュ7がねじ嵌合し、さらにス
クリュ7は長溝5内を貫通している。スクリュ7の固定
バイス2側の一端はボルト8で移動バイス9を固定し、
他端はスクリュ7を回転させるハンドル10を固定してい
る。
ベース1上の固定バイス2と移動バイス9間に材料11
を置き、ハンドル10でスクリュ7を回転させ移動バイス
9を固定バイス2側に移動させることによって、材料11
は固定バイス2と移動バイス9間で挟持される。
第4図(a)に示すように、スクリュホルダ4を回動
させ、スクリュ7が円弧部5bにあるときにハンドル10を
持ち上げると、めねじ部3aとスクリュ7とのねじ嵌合が
離脱した状態となり、移動バイス9は素早く移動(引き
押し)することができる。
また、第4図(b)に示すように、スクリュホルダ4
を回動させ、スクリュ7がスクリュ外径対応部5a内にあ
るとき、めねじ部3aとスクリュ7はねじ嵌合した状態と
なり、ハンドル10を回転させることで移動バイス9は移
動する。
上記構成において、例えば、幅の狭い材料11を挾持し
たあと、幅の広い材料11を挾持する場合は次の操作を行
う。
材料11を挾持しているのは、第4図(b)の状態であ
る。まず、ハンドル10を1〜2回逆回転させ移動バイス
9を後退させると、材料11の挾持状態は解除される。そ
して、スクリュホルダ4を左に回動させて第4図(a)
のようにスクリュ7を円弧部5bに位置させる。ハンドル
10を持ち上げスクリュ7をスクリュホルダ3のめねじ部
3aから離脱させ、移動バイス9を後ろに引いて材料11を
取り出す。次に、新たな材料11をベース1上にセット
し、移動バイス9を移動させて材料11に当接させる。ス
クリュ7をスクリュホルダ3のめねじ部3aにねじ嵌合さ
せ、再びスクリュホルダ4を右に回動させて第4図
(b)の状態にし、ハンドル10を回転させ材料11を挾持
する。
よって、めねじ部3aを有するスクリュホルダ3をベー
ス1に固定したので、第3図に示すように推力の反力12
が作用しても、めねじ部3aとスクリュ7は均一なねじ嵌
合を保つので、スクリュ7の保持力及び寿命を向上させ
ることができる。
次に、本実施例の変形例を第5図(a),(b)を用
いて説明する。第5図(a),(b)は変形例を示す第
3図のB方向から見た矢視図である。
前記した実施例では、長溝5の中心にピン6を軸支し
ているのに対し、長溝5の中心に対して偏心させた位置
にピン6を軸支している。
これにより第5図(a)に示すように、スクリュホル
ダ4を左に回すと長溝5の下部がスクリュ7を押し上
げ、スクリュホルダ3のめねじ部3aとのねじ嵌合を自動
的に離脱させる。このような位置関係とすれば、移動バ
イス9を移動させるのにハンドル10を持ち上げる必要が
なく、よりハンドル10の操作性を向上できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、移動バイスを移動させるためスクリ
ュホルダ(A)のめねじ部とスクリュとのねじ嵌合を離
脱可能な構造とし、スクリュホルダ(A)をベースに固
定したので、材料の幅に関係なく移動バイスを任意の位
置に容易に移動可能となり、かつ、スクリュとスクリュ
ホルダ(A)のめねじ部の嵌合が均一となるので、移動
バイスの操作性及び作業性が向上し、さらにバイスの保
持力の安定とスクリュの寿命を向上させる効果を奏す
る。
また、スクリュホルダ(B)の円弧状の長溝の中心と
ピンを偏心させることによって、スクリュホルダの回動
でスクリュは円弧部の下部に押し上げられ、スクリュホ
ルダ(A)のめねじ部とのねじ嵌合を自動的に離脱する
ことができる。このような位置関係とすれば、移動バイ
スを移動させるのにハンドルを持ち上げる必要がなく、
より操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すバイス機構の正面図、
第2図は第1図の側面図、第3図は第2図のA−A線断
面図、第4図は第3図のB方向から見た矢視図で、
(a)はスクリュとスクリュホルダのめねじ部が離脱し
た状態図、(b)はスクリュとスクリュホルダのめねじ
部がねじ嵌合した状態図、第5図は本考案の変形例を示
す第3図のB方向から見た矢視図で、(a)はスクリュ
とスクリュホルダのめねじ部が離脱した状態図、(b)
はスクリュとスクリュホルダのめねじ部がねじ嵌合した
状態図である。第6図は従来のバイス機構の断面図で、
(a)はスクリュとめねじの離脱した状態図、(b)は
スクリュとめねじがねじ嵌合した状態図である。 1……ベース、2……固定バイス、3,4……スクリュホ
ルダ、3a……めねじ部、5……長溝、5a……スクリュ外
径対応部、5b……円弧部、6……ピン、7……スクリ
ュ、9……移動バイス、10……ハンドル、11……材料、
12……推力の反力。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース上に固定された固定バイスと、前記
    固定バイスとの間に材料を挾持する移動バイスと、前記
    ベースに固定し前記移動バイスを摺動させるため外周に
    ねじを切ったスクリュを保持するスクリュホルダ(A)
    からなるバイス機構において、前記スクリュホルダ
    (A)に前記スクリュを介在させる円弧状の長溝を有す
    るスクリュホルダ(B)を前記長溝の中心に軸支したピ
    ンで回動自在に取付け、前記長溝の幅はスクリュの外径
    に対応し、かつ、長溝の一端はスクリュの外径よりねじ
    山の高さだけ大きな円弧部を形成したことを特徴とする
    バイス機構。
  2. 【請求項2】前記ピンを前記スクリュホルダ(B)の長
    溝の中心に対し偏心させた位置に軸支したことを特徴と
    する請求項1記載のバイス機構。
JP6524490U 1990-06-20 1990-06-20 バイス機構 Expired - Lifetime JPH088067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6524490U JPH088067Y2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 バイス機構

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JP6524490U JPH088067Y2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 バイス機構

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Publication Number Publication Date
JPH0467969U JPH0467969U (ja) 1992-06-16
JPH088067Y2 true JPH088067Y2 (ja) 1996-03-06

Family

ID=31798259

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JP6524490U Expired - Lifetime JPH088067Y2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 バイス機構

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