JPH0321921Y2 - - Google Patents

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JPH0321921Y2
JPH0321921Y2 JP1987046168U JP4616887U JPH0321921Y2 JP H0321921 Y2 JPH0321921 Y2 JP H0321921Y2 JP 1987046168 U JP1987046168 U JP 1987046168U JP 4616887 U JP4616887 U JP 4616887U JP H0321921 Y2 JPH0321921 Y2 JP H0321921Y2
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は手押し鉋盤において、鉋胴を覆う安全
カバーを被切削材押えに兼用できるようにした被
切削材押え装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、手押し鉋盤の安全カバーは、例えば、実
公昭39−30181号公報及び実公昭50−1103号公報
等によつて知られている。
しかし、これ等従来の安全カバーは、鉋胴を覆
う安全カバーと、被切削材の押えとを兼用できる
ようにしたものであるが、上記従来例の安全カバ
ーは、いずれも透明な円板から形成され、この円
板をリンクもしくはレバーにより水平方向に回動
する構成であり、以下のような問題があつた。
円板を水平方向に回動する機構がリンクある
いはレバーにより形成されているため、どうし
ても構造的に複雑になるだけでなく、製造コス
トアツプする。
装置を設置する際、広いスペースが必要にな
る。
安全カバーとしての円板は、被切削材に対し
て点接触するのみであるから、切削加工中、鉋
胴の一部が露出するので安全カバーとしての機
能を充分果たし得ない。
又、実開昭58−74509号公報には、鉋胴を安全
に覆う安全カバーの開示あるが、このような構成
では切削加工する際の被切削材に対する安全カバ
ーの押え力を単一のばねの付勢力により求めてい
るから、被切削材に応じて上記押え力を調整する
ことができないという問題があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記問題点を解消しようとしたもの
で、安全カバーに被切削材押え機能を持たせ、単
一レバー操作によつて安全カバーとしての機能と
被切削材押えとしての機能の切換えを簡単に行な
い得るようにして特別に被切削材押え装置を設け
ることなく、簡単、かつ安価に製作できるように
した手押し鉋盤における被切削材押え装置を提供
しようとするのが、その目的である。
〔問題点を解決する為の手段〕
即ち本考案は、安全カバーを、定規面へ被切削
材Wを押し付け可能に形成し、一端を定盤の一側
へ回転軸に固定して定盤上に回転自在に、かつバ
ネにて定規方向へ付勢せしめて取り付けた手押し
鉋盤の安全カバーにおいて、上記回転軸にはレバ
ーとコイルバネを回転可能に、かつレバーはスト
ツパーピンにて支持ブラケツトに軸回り方向へ二
段階に切換え固定可能に取り付けると共に、上記
コイルバネを上記レバーと一体的に回転可能に一
端をレバーボスに掛止し、上記レバーを一方向へ
切換え固定したときのみコイルバネのバネ力が回
転軸を介して安全カバーが定規方向へ付勢される
よう上記コイルバネの他端を回転軸のピンと掛け
外し自在に掛止可能に設けて構成し、上記問題点
を解決したのである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれ
ば、第1図ないし第5図に示したように、定盤1
は送入側定盤1bと送出側定盤1aとで形成さ
れ、該両定盤1a,1b間には鉋刃2aを脱着自
在に装着した鉋胴2が回転自在に、かつ図示しな
いモーターによつて矢印a方向へ駆動回転される
よう軸支されている。
上記定盤1の一側には定規3が長手方向に沿つ
て立設され、又該定盤1の上記定規3と反対側に
は支持ブラケツト4がボルト5…にて固定され、
該支持ブラケツト4の軸孔4aに貫通して回転軸
6が回転自在に、かつ同軸6に装着した止環7,
7にて軸方向移動が阻止されて垂直に配置され、
該回転軸6の定盤1上面より上方へ突出した部分
には安全カバー8の基端を固定させてあり、これ
により安全カバー8を回転軸6を支点軸として、
第2図においてb←→b′方向へ水平状態で回転可能
に設けられていると共に、一端を安全カバー8
に、他端を支持ブラケツト4に夫々掛止して回転
軸6に外装させたコイルバネ9により安全カバー
8は矢印b方向へ、つまり定規3方向へ付勢さ
れ、非切削時は第2図中実線で示したように、上
記鉋胴2の定盤1面から露出する部分を覆つた状
態に保持されるようにしてある。
こゝで、上記安全カバー8は、例えば平面略三
角形状、又は扇形状等に形成されていて、切削に
際して被切削材Wを第2図の矢印c方向へ送り動
作するとき、その送り力によりバネ力に抗して矢
印b′方向へ回転されるよう少なくとも被切削材W
と当接する一側部は傾斜面8aに設けてあると共
に、上記コイルバネ9には、被切削材Wの送り動
作により安全カバー8を容易に矢印b′方向へ回転
できるように、又切削終了と同時に安全カバー8
を矢印b方向へ回転復帰させ得るだけの弱いバネ
力を有するものが用いられる。
又、上記安全カバー8には、カバーとしての機
能の外に被切削材押えとしての機能を持たせるの
であるから、被切削材Wを第2図、第3図に二点
鎖線で示した如く被切削材Wを定規3に押えた状
態で被切削材Wの送りを円滑に行なわせ得るよ
う、安全カバー8の先端部、つまり被切削材Wの
押え部にはローラー10が縦軸11によつて回転
自在に軸支させてある。
又、上記回転軸6の下部にはレバー12を、そ
の基端に螺着一体化させたレバーボス13の軸孔
13aに回転軸6を貫通することによつて軸回り
方向へ回転自在に配置してあると共に、その下方
部にはコイルバネ14が軸回り方向へ回転自在に
外装させてある。
又、上記レバーボス13から上方へ突出形成さ
れている筒部13bを、上記支持ブラケツト4に
おける軸孔4aの下部を同心円状に拡大して形成
した凹部4bに回転可能に嵌合させてあり、該凹
部4bの周壁一側と、支持ブラケツト4から突設
した支持板4cとに横孔15,16を同軸上へ貫
通させてあり、該横孔15,16にストツパーピ
ン17が摺動可能に挿通され、該ストツパーピン
17は、介在したストツパーバネ18により回転
軸6の中心方向へ付勢されている。
又、上記レバーボス13の筒部13bには二箇
のストツパー孔19,20が上記ストツパー17
の先端部を係脱自在に係嵌可能に、かつ周方向へ
適宜角度(図示例では180゜)に貫通され、上記ス
トツパーピン17をストツパー孔19,20へ選
択的に係嵌することによりレバー12は支持ブラ
ケツト4に軸回り方向へ二段階に切換え固定可能
に設けられている。
又、上記コイルバネは上記レバー12と一体に
回転可能にその一端14aを上方へ曲成して、上
記レバーボス13の下面に凹設したバネ掛け孔2
1に掛止させてあると共に、該コイルバネ14の
他端14aはフツクに曲成して、上記回転軸6の
下端から略水平に突設したピン22と係脱自在に
係合可能としてある。
即ち、上記コイルバネ14の他端14bは、レ
バーボス13のストツパー孔19,20のうち、
その一方のストツパー孔19にストツパーピン1
7を係嵌した第1図の状態では、上記ピン22と
係合しないように設けてバネ力が回転軸6に作用
しないようにしてあると共に、レバー12を第1
図の実線で示した位置より二点鎖線で示した位置
までレバーボス13と一体に回転して、ストツパ
ーピン17を横孔15と一致した他方のストツパ
ー孔20と係嵌したときには、第5図に示した如
く上記ピン22と係合されるようにして、コイル
バネ14のバネ力が回転軸6の軸回り方向へ付勢
されるように設けてある。
つまり、ストツパーピン17を一方のストツパ
ー孔19と係嵌した状態で、レバー12が第1図
の実線位置にある時には、回転軸6にはコイルバ
ネ9の付勢力が作用するのみで、コイルバネ14
の付勢力は作用しないから、安全カバー8は鉋胴
2の露出部を覆う安全カバーとしてのみ機能し、
レバー12を180゜回動して第1図の二点鎖線位置
に切換えた時、レバーボス13は、バネ掛け孔2
1にコイルバネ14の他端14aを掛止したま
ま、180゜回転するから、回転軸6にはコイルバネ
9の付勢力以外に、コイルバネ14のねじりによ
り生じる付勢力もプラスされるので、安全カバー
8が被切削材Wの押えとしても機能するように構
成させてあり、この両機能への切換えは、レバー
12を選択的に回動することにより可能である。
すなわち、コイルバネ9の動きは、安全カバー
8を第2図矢印b方向に回転復帰させることにあ
り、一方、コイルバネ14の働きは、第3図に示
した被切削材Wが点線位置より二点鎖線位置に起
立できる程の強い付勢力を安全カバー8に作用さ
せることにある。
こゝで、上記コイルバネ14には、被切削材W
を安全カバー8によつて定規3面に押え付けるの
に十分なバネ定数の大きいものが用いられる。
尚、第1図、第2図において24はクツシヨン
材で、被切削材押えとしての使用状態において、
被切削材Wが安全カバー8から外れ第2図中二点
鎖線で示した位置から同図の実線で示した位置に
戻るとき、これが定盤1の側面に突き当ること
で、安全カバー8の先端部、つまりローラー10
が定規3に当るのを阻止すると共に、その時の衝
撃力を吸収して柔らげるよう安全カバー8から下
方へ延設した舌状片8bにボルト25等にて固設
されている。第4図、第5図においてθは被切削
材押えに切換えた場合の安全カバー8の開き角度
を示す。
而して上記構成において、ストツパーピン17
を一方のストツパー孔19に係嵌した状態では、
レバー12は第1図において実線で示した位置に
あり、回転軸6には一方のコイルバネ9のバネ力
だけが軸回り方向へ作用し、他方のコイルバネ1
4のバネ力は作用しないで、該回転軸6に固定し
た安全カバー8はコイルバネ9のバネ力によつて
第2図の矢印b方向に付勢されて鉋胴2の露出部
を覆つた位置に保持され、切削に際し、被切削材
Wが送り動作されることでバネ力に抗して第2図
の矢印b′方向へ回転後退され、該安全カバー8か
ら被切削材Wが外れると元の位置に回転復帰して
鉋胴2を覆う、所謂安全カバーとして機能する。
上記状態からストツパーピン17をバネ力に抗
して引き出しストツパー孔19との係嵌を解いた
後、レバー12を第1図の二点鎖線位置、すなわ
ち第2図、第3図の矢印d方向へ回転(図示例で
は180゜)し、他方のストツパー孔20にストツパ
ーピン17を係嵌すると、レバー12と一体にコ
イルバネ14は回転されるので、その他端14b
が第5図のようにピン22に係合されるので、こ
の状態で定盤1上に被切削材Wを載置し、第2図
の矢印c方向へ送り動作させ、該被切削材W、又
は手で安全カバー8を第2図の矢印b′方向へ回転
すると、上記コイルバネ14にねじりが加えられ
るので、当該コイルバネ14に安全カバーを矢印
b方向へ回転しようとするバネ力が蓄勢される。
従つて、第2図、第3図中二点鎖線で示したよ
うに安全カバー8のローラー10により被切削材
Wは定規3面に押し付けられるので、被切削材W
は定規3面に沿つて送り動作されながら鉋胴2に
より切削される。
つまり、安全カバー8は被切削材Wの押えとし
て機能するので、被切削材Wは第3図中破線で示
したように定規3面に対して傾斜等することがな
く、同図中二点鎖線で示した如く、定規3面に沿
わせ得て送り動作させることができる。
又ローラー10によつて被切削材Wの送りは軽
快に行われる。尚、上記実施例では、定規3を用
いる例について説明したが、荒仕上材の基準面加
工等、定規を用いずに切削加工する必要のある場
合にも、もちろん本装置を使用することができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る手押し鉋盤に
おける被切削材押え装置は構成したから、レバー
12が第1図の実線位置にある時には、安全カバ
ー8は鉋胴を覆うだけの安全カバーとしてのみ機
能し、レバー12を第1図の二点鎖線位置まで回
動した時には、回転軸6に対し、コイルバネ9と
コイルバネ14とを合わせた強い付勢力が作用
し、安全カバー8は被切削材Wの押えして機能す
るから、レバー12を簡単に切換え操作すること
により、安全カバー8の押え力は容易に調整で
き、又、安全カバー8が被切削材Wの押えとして
機能する時には、被切削材Wを定規3面に対し強
く圧着できるから、安定した高い切削精度が得ら
れ、又、安全カバー8の回転機構をコンパクトに
できると共に、少ない部品と簡単な構造によつて
安価に製造でき、さらに、安全カバー8と被切削
材Wとは傾斜面8aを介して面接触するので、鉋
胴は完全に覆われ、安全性の面でも優れる等の実
用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る手押し鉋盤における被切
削材押え装置の実施例を示す縦断側面図、第2図
は同実施例の平面図、第3図は同実施例の正面
図、第4図、第5図は第1図における−線各
矢視横断平面図である。 1……定盤、2……鉋胴、3……定規、4……
支持ブラケツト、6……回転軸、8……安全カバ
ー、9……バネ、12……レバー、14……コイ
ルバネ、14a……一端、14b……他端、17
……ストツパーピン、22……ピン、W……被切
削材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 安全カバー8を、定規3面へ被切削材Wを押し
    付け可能に形成し、一端を定盤1の一側へ回転軸
    6に固定して定盤上に回転自在に、かつバネ9に
    て定規方向へ付勢せしめて取り付けた手押し鉋盤
    の安全カバーにおいて、上記回転軸にはレバー1
    2とコイルバネ14を回転可能に、かつレバーは
    ストツパーピン17にて支持ブラケツト4に軸回
    り方向へ二段階に切換え固定可能に取り付けると
    共に、上記コイルバネを上記レバーと一体的に回
    転可能に一端を14aをレバーボス13に掛止
    し、上記レバーを一方向へ切換え固定したときの
    みコイルバネのバネ力が回転軸を介して安全カバ
    ーが定規方向へ付勢されるよう上記コイルバネの
    他端14bを回転軸のピン22と掛け外し自在に
    掛止可能に設けてなることを特徴とする手押し鉋
    盤における被切削材押え装置。
JP1987046168U 1987-03-27 1987-03-27 Expired JPH0321921Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987046168U JPH0321921Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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JP1987046168U JPH0321921Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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Publication Number Publication Date
JPS63151804U JPS63151804U (ja) 1988-10-05
JPH0321921Y2 true JPH0321921Y2 (ja) 1991-05-14

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ID=30865582

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JP1987046168U Expired JPH0321921Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501103U (ja) * 1973-04-30 1975-01-08

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5874509U (ja) * 1981-11-12 1983-05-20 株式会社日立工機原町 手押しかんな盤

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501103U (ja) * 1973-04-30 1975-01-08

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JPS63151804U (ja) 1988-10-05

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