JP2889508B2 - 回転工具 - Google Patents

回転工具

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JP2889508B2
JP2889508B2 JP7022012A JP2201295A JP2889508B2 JP 2889508 B2 JP2889508 B2 JP 2889508B2 JP 7022012 A JP7022012 A JP 7022012A JP 2201295 A JP2201295 A JP 2201295A JP 2889508 B2 JP2889508 B2 JP 2889508B2
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伸司 大浜
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転工具に係り、特にロ
アーガードの開閉制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、丸鋸刃を回転させて被加工材の
切断を行なう回転工具が広く知られている。このような
回転工具にあっては、安全のため丸鋸刃を安全カバーお
よびロアーガードによって覆っており、切断作業時にロ
アーガードをリンクを介して開き、丸鋸刃を露出させ、
切断作業を行なうといったものがある(特開昭60−7
1113号公報等)。
【0003】しかしながら、単にリンクによってロアー
ガードを開く構造のものでは、ロアーガードの開き角度
(丸鋸刃の露出量)は、丸鋸刃の定盤に対する下動量に
比例するために、被加工材が厚い場合に、丸鋸刃を少し
下動させただけで十分に丸鋸刃が露出していない状態で
被加工材に当たるために切断を行なうことができない。
【0004】そこで、本出願人はロアーガードが丸鋸刃
の下動量に対して大きく開く構造の回転工具を提案して
いる(実開平3−62720号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実開平3−
62720号公報記載のものでは、ロアーガードが早く
開くために、不必要に早く、大きく開きすぎてしまう。
これにより、丸鋸刃が余計に露出しすぎて危険であり、
しかも大きく開きすぎるため、切粉が飛散してしまうと
いった問題点がある。
【0006】本発明は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、ロアーガードを早く開くことができる
とともに、丸鋸刃が余計に露出するのを防止することの
できる回転工具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被切断材を載
置する基台部と、この基台部に支軸を介して揺動可能に
設けられた保持部材と、この保持部材に回転可能に保持
された丸鋸刃と、上記保持部材に揺動可能に設けられた
ロアーガードと、上記基台部に揺動可能に設けられたア
ームと、このアームと上記ロアーガードとの間に架設さ
れたリンクとを有する回転工具において、上記支軸に設
けられた第一当接部材と、上記アームに形成されるとと
もに、上記第一当接部材が当接する第二当接部とを備
え、上記第一当接部材は第一当接部材の回転に伴い上記
アームが一方向に揺動する当接面と、上記アームが他方
向に揺動する当接面とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1において、被切断材を基台部上に載置
する。保持部材を支軸を中心として揺動させる。する
と、支軸も回転し、第一当接部材が回転する。この第一
当接部材の揺動に伴ないアームが揺動し、リンクを介し
てロアーガードを開方向に揺動しうる。このため、丸鋸
刃が大きく露出し、被切断材に当接し、切断作業が行わ
れる。
【0009】そして、保持部材を揺動させ、切断作業を
行なうこの際、カム部材の回転するが、逆揺動工程で
あるため、アームは逆方向に揺動し、ひいてはロアーガ
ードの揺動量は更に少なくなる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
について説明する。図1は本発明における回転工具の側
面図である。図中符号1はテーブルであり、このテーブ
ル1には支持部材2が設けられている。この支持部材2
には、図2に示すように支軸3を介して安全カバー4が
揺動可能に設けられている。ここで、この支軸3は安全
カバー4と一体的に固着され、支持部材2に対して摺動
するように構成されている。また、支軸3の図2中右端
部には第一当接部材であるカム部材5が設けられてい
る。図1において、このカム部材5は板状を呈してお
り、円弧部5aと、弦部5bとが形成されている。さら
に、支持部材2には支点軸6を介してアーム7が揺動可
能に設けられており、このアーム7の他端には支点ピン
8を介してリンク9の一端が揺動可能に設けられてい
る。このリンク9の他端はロアーガード10に支点ピン
11を介して接続されている。このロアーガード10は
回転軸12を中心として揺動可能に設けられており、安
全カバー4とロアーガード10との間にはばね13が介
在され、ロアーガード10を回転軸12を中心として図
中時計方向に付勢している。また、回転軸12には丸鋸
刃14が固着されており、安全カバー4およびロアーガ
ード10によって覆われるように構成されている。な
お、支持部材2と安全カバー4との間にはばね15が介
在されており、安全カバー4を支軸3(図2)を中心と
して図1中反時計方向に付勢している。
【0011】一方、図3において、アーム7の端部には
カム部材5が当接する第二当接部であるカム当接部7a
が形成されている。そして、このカム当接部7aはカム
部材5が25°回転する位置まではカム部材5の弦部5
bに当接し、25°以上回転した位置ではカム部材5の
円弧部5aが当接するように構成されている。このた
め、カム部材5の回転が25°まではアーム7は回転す
るが、カム部材5の回転角度が25°以上のときにはア
ーム7の回転は規制され、アーム7は一定角度を保つ。
【0012】このように構成された回転工具の作用につ
いて以下に説明する。図1において、テーブル1上に被
加工材16を載置する。そして、安全カバー4を支軸3
(図2参照)を中心として図中時計方向にばね15の付
勢力に抗して回転させる。この安全カバー4の回転によ
り支軸3もまた回転し、カム部材5が回転する。する
と、図3において、カム部材5が25°までは、カム部
材5の弦部5bがアーム7のカム当接部7aを押圧する
ため、アーム7が支点軸6を中心として図3中反時計方
向に回動する。図1において、このアーム7の回動に伴
ない、リンク9が支点ピン8を中心としてアーム7に対
して時計方向に回動する。これにより、ロアーガード1
0がばね13の付勢力に抗して回転軸12を中心として
図中反時計方向に回動し、丸鋸刃14が露出する。そし
て、被加工材16の切断作業が行われる(図4)。
【0013】ところで、この作業中図3において、カム
部材5が25°回転するまではロアーガード10が開動
作するが、25°以上回転した場合には、カム部材5の
円弧部5aがカム当接部7aに当接しているために、カ
ム部材5の円弧部5aはカム当接部7a上を滑り、アー
ム7を回動させることがない。そのため、ロアーガード
10の開動作は規制され、ロアーガード10の開く量が
少なくなる。これにより、予定以上にロアーガード10
が開いてしまい、丸鋸刃14が露出しすぎたり、あるい
は切粉が飛散するといったことを有効に防止することが
できる。
【0014】図5は本実施例の動作の概略図である。す
なわち、図5(a)は丸鋸刃14が上位位置にある状
態、図5(b)は丸鋸刃14が中間位置にある状態、図
5(c)は丸鋸刃14が下位位置にある状態を示してい
る。これより、中間位置では従来の場合(図中破線)と
比較して角度αだけ大きく露出する。さらに、下位位置
では角度βだけ大きく露出する。
【0015】図6は本発明における回転工具の他の実施
例を示す要部拡大図である。上述実施例と同一部材には
同一符号を付し、詳細な説明は省略する。本実施例はカ
ム部材21の形状を2つの弦部21a,21cと、この
2つの弦部21a,21cの間に円弧部21bとを形成
したものである。ここで、このカム部材21が回動する
と、弦部21aがカム当接部7aを押し、アーム7を図
中支点軸6を中心として反時計方向に回動させる。そし
て、支軸3が25°回転するまでアーム7は反時計方向
に回動し、ひいてはロアーガード10が開動作を行な
う。そして、円弧部21bを滑り、弦部21cまで達す
ると、アーム7が支点軸6を中心として、図6中時計方
向に回動する。このため、ロアーガード10の開く量は
さらに少なくなり、ロアーガード10の開きすぎを有効
に防止することができる。
【0016】図7は本実施例の動作の概略図である。す
なわち、図7(a)は丸鋸刃14が上位位置にある状
態、図7(b)は丸鋸刃14が中間位置にある状態、図
7(c)は丸鋸刃14が下位位置にある状態を示してい
る。これより、中間位置では従来の場合(図中破線)と
比較して角度γだけ大きく露出する。さらに、下位位置
では従来の場合とほぼ同じ角度である。
【0017】なお、上述実施例においては第一当接部材
としてカム5を使用した場合について説明したが、カム
の代わりに歯車形状として、第二当接部にギヤ面を形成
し、噛合によるようにしても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したことによ
り、ロアーガードを早く開くことができるとともに、ロ
アーガードが余分に開きすぎてしまうことによる丸鋸刃
の露出を防止することができ、安全性の高い作業を行な
うことができる。また、ロアーガードの開きすぎを防止
できるので、切粉の飛散等を最小限に抑えることができ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における回転工具の側面図である。
【図2】本発明における回転工具の要部断面図である。
【図3】本発明における回転工具の要部拡大図である。
【図4】本発明における回転工具の側面図である。
【図5】本発明における回転工具のロアーガードの開閉
制御の作動説明図である。
【図6】本発明における回転工具の他の実施例の要部拡
大図である。
【図7】本発明における回転工具の他の実施例のロアー
ガードの開閉制御の作動説明図である。
【符号の説明】
1…テーブル(基台部) 2…支持部材(基台部) 3…支軸 4…安全カバー(保持部材) 5…カム部材(第一当接部材) 7…アーム 7a…当接部(第二当接部) 9…リンク 10…ロアーガード 14…丸鋸刃 16…被加工材(被切断材) 21…カム部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 47/00 B27G 19/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断材を載置する基台部と、この基台
    部に支軸を介して揺動可能に設けられた保持部材と、こ
    の保持部材に回転可能に保持された丸鋸刃と、上記保持
    部材に揺動可能に設けられたロアーガードと、上記基台
    部に揺動可能に設けられたアームと、このアームと上記
    ロアーガードとの間に架設されたリンクとを有する回転
    工具において、上記支軸に設けられた第一当接部材と、
    上記アームに形成されるとともに、上記第一当接部材が
    当接する第二当接部とを備え、上記第一当接部材は第一
    当接部材の回転に伴い上記アームが一方向に揺動する当
    接面と、上記アームが他方向に揺動する当接面とを有す
    ることを特徴とする回転工具。
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