JP2588333Y2 - 卓上切断機のセフティカバー回動装置 - Google Patents

卓上切断機のセフティカバー回動装置

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JP2588333Y2
JP2588333Y2 JP1993006719U JP671993U JP2588333Y2 JP 2588333 Y2 JP2588333 Y2 JP 2588333Y2 JP 1993006719 U JP1993006719 U JP 1993006719U JP 671993 U JP671993 U JP 671993U JP 2588333 Y2 JP2588333 Y2 JP 2588333Y2
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JP
Japan
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roller
saw
safety cover
circular saw
saw blade
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JP1993006719U
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繁春 牛渡
利彦 林崎
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、のこ刃下部セフティ
カバーを丸のこ部の揺動動作に連動し開閉する卓上切断
機のセフティカバー回動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の卓上切断機におけるセフティカバ
ーの回動機構は、例えば、特開昭63−169217号
公報、特開平3−43115号公報があるが、セフティ
カバー回動支点を反モートル部側へ位置させ、作動リン
クを丸のこ部の下降に連動させ前記作動リンクを揺動さ
せることにより、セフティカバーを回動させるものであ
り、作動リンクのカムによる押し下げ及び作動リンクの
押出しにより、丸のこ部本体の揺動により前記セフティ
カバーを開閉作動させている。また、特開平3−610
02号公報があるが、作動リンクをのこ刃とモートル部
間に配置していたため、のこ刃軸が長くなっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】構造上丸のこ部の初期
揺動時に前記セフティカバーを開放方向へ大きく回動さ
せることが必要な場合、作動リンクのセフティカバー回
動支援部をセフティカバーの回動支点に近接させなけれ
ばならない。このために、特開昭63−169217号
公報、特開平3−43115号公報の作動リンクは、の
こ刃保持用のホイルワッシャとほぼ同じ高さに作動リン
クの先端が位置してしまう。従って、丸のこ部を傾斜さ
せ被切断材を傾斜切断する場合、テーブル上面と作動リ
ンクとの間隔が狭くなるため、のこ刃の切断能力が小さ
くなってしまう。また、特開平3−61002号公報
場合、のこ刃軸が長くなると、のこ刃軸の強度を維持す
るため、のこ刃軸の軸径が大きくなるため、構成が高価
となっていた。また、切屑がソーカバー内に詰まった場
合、のこ刃、セフティカバーを取り外して切屑を除去し
なければならず、保守の点で問題が発生していた。本考
案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、傾斜切
断時の切断能力を小さくさせることなく、安価で、かつ
容易に切屑が取り除ける保守性の良い卓上切断機を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、丸のこ部ホル
ダの反モートル部側にアームを設け、該アームに丸のこ
部の上下揺動により揺動自在に連動する作動リンクを軸
支し、該作動リンクの一端にローラ(A)を設け、該ロ
ーラ(A)はソーカバー内側面に設けたガイドプレート
に当接し、丸のこ部を下方へ揺動させたとき、該ガイド
プレートはローラ(A)を丸のこ部揺動支点に向けて案
内する第1面とローラ(A)を丸のこ部揺動支点から遠
ざかる方向に案内する第2面からなり、該作動リンクの
他端にローラ(B)を設け、該ローラ(B)は前記セフ
ティカバー側面に中心部から外周方向に延伸するよう設
けたガイドに当接し、ローラ(A)でローラ(B)をセ
フティカバーの回動支点に近接、離反させ、ローラ
(B)でセフティカバーを回動させたものである。
【0005】
【作用】本考案は、丸のこ部を下方へ揺動させると、ガ
イドプレートの第1面に作動リンクのローラ(A)が案
内されるため、ローラ(B)はのこ刃軸に近づきなが
ら、セフティカバーを大きく反時計回りに回動させ、の
こ刃を露出させる。さらに、丸のこ部を下降させると、
ガイドプレートの第2面にローラ(A)が案内され、作
動リンクが下降(時計回りに回動)を始める。作動リン
クが下降すると、ローラ(B)がのこ刃軸から遠ざかり
(外周方向に移動する)ローラ(B)によるセフティカ
バーの露出角度を徐々に少なくなる。また、作動リンク
はのこ刃の反モートル部側に位置しているため、切屑が
ソーカバー内に詰まった場合でも切屑の除去が容易に行
なえる。さらに、丸のこ部が下限位置時に、作動リンク
はのこ刃保持用のホイルワッシャの上部に位置している
ので、丸のこ部を傾斜させた場合も切断能力が小さくな
ることはない。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図1〜図7により説明す
る。図において、テーブル1上面に被切断材2を支持す
るフェンス3を配設し、テーブル1後方に設けたホルダ
シャフト4を支点としてホルダ5を左右方向に傾斜自在
に軸支し、ホルダ5上方には丸のこ部ホルダ6が配設さ
れている。なお、ホルダ5、丸のこ部ホルダ6間には前
後に摺動するスライドパイプが設けられ、後述する丸の
こ部が前後方向に移動自在となる。丸のこ部ホルダ6上
方にシャフト7で丸のこ部8を上下揺動自在に軸支し、
丸のこ部8にはモートル部9と、モートル部9で回転駆
動するのこ刃軸10が設けられ、のこ刃軸10にホイル
ワッシャ19で保持されたのこ刃11と、のこ刃11上
部両側面を覆うソーカバー12が設けられている。のこ
刃11とモートル部9間にのこ刃11の下部前方を覆う
セフティカバー13をのこ刃軸10と同心で回動自在に
設けられている。図3において、丸のこ部ホルダ6の左
側面(反モートル部9側)にアーム14を固定し、アー
ム14前端部には作動リンク15が上下揺動自在にピン
16に軸支されている。作動リンク15後部上方端部に
ローラ(A)17を設け、ローラ17はソーカバー12
の内側面に設けた第1面aと第2面bからなる「く」字
状のガイドプレート112の第1面aに当接している。
さらに、作動リンク15の前部上方端部にローラ(B)
18を設け、ローラ(B)18はセフティカバー13の
回動中心から外周方向に向かってセフティカバー13に
形成したガイド113に当接している。20は丸のこ部
8を押し下げるハンドルである。上記構成において、被
切断材2を切断する場合、ハンドル20を押し下げる
と、丸のこ部8も連動して下降する。丸のこ部8の初期
揺動時は、ローラ(A)17はガイドプレート112の
第1面a上を移動し、ローラ(A)17が丸のこ部8の
揺動中心に近づくと、作動リンク15が若干反時計回り
に回動し、作動リンク15先端のローラ(B)18も若
干上昇する。ローラ(B)18はガイド113に案内さ
れながらセフティカバー13の回動支点に近接し、セフ
ティカバー13はローラ(B)18の上昇とのこ刃軸1
0側への移動で開放側(反時計回り)に大きく回動を始
め、のこ刃11が大きく露出する。丸のこ部8の初期揺
動時のセフティカバー13の移動量は、丸のこ部8下降
途中に被切断材2がセフティカバー13に当接したとき
に、被切断材2の当接でセフティカバー13が回動する
程度に開放させる。なお、ローラ(A)17が図4に示
すA点を通過するまで、ローラ(B)18はセフティカ
バー13の中心側へ移動しながらセフティカバー13を
回動させるため、セフティカバー13の回動中心付近で
ローラ(B)18が作用し、同量の丸のこ部8の下降量
でもセフティカバー13の移動量は大きくなる。さら
に、丸のこ部8を下降させ、ローラ(A)17がA点を
通過すると、ローラ(A)17は第2面bに移動し、丸
のこ部8の揺動中心から離れていく。すると、作動リン
ク15は時計回りに回動し、ローラ(B)18は下降す
る。ローラ(B)18が下降すると、ガイド113に案
内されながらセフティカバー13の回動支点からローラ
(B)18が離れる方向(外周方向に)移動する。従っ
て、ローラ(B)18はセフティカバー13の回動支点
から遠ざかるため、丸のこ部8下降によるセフティカバ
ー13の開放側への回動は小さくなり、のこ刃11の露
出量は徐々に小さくなっていく。図5に示すように、の
こ刃軸10が下限位置にきた場合、セフティカバー13
の先端はテーブル1上面に近接した位置まで下降し、ガ
イドプレート112の形状で、作動リンク15はホイル
ワッシャ19上部に位置している。従って、図7に示す
ように丸のこ部6を左側に傾斜させた場合、作動リンク
15でのこ刃11の切断能力が損なわれることはない。
また、丸のこ部8下降途中、セフティカバー13の下降
軌跡上に被切断材2が存在し、セフティカバー13の先
端が被切断材2の上面に当接した場合、セフティカバー
13はローラ(B)18の案内とは関係なく、被切断材
2に押されて開放側に回動する。切断作業が終了し、丸
のこ部8を上方へ揺動させ元の位置に復帰すれば、図2
に示すようにセフティカバー13、作動リンク15も初
期状態に復帰する。丸のこ部8が上限位置にある場合、
セフティカバー13はのこ刃11を覆った状態で、ガイ
ド113がローラ(B)18に当接支持されている。ま
た、ガイドプレート112の形状を変化させることによ
り、セフティカバー13の開閉軌跡を容易に変化をさせ
ることができる。つまり、ガイドプレート112の第1
面aを長くすると、丸のこ部8下降時にローラ(A)1
が第1面aに位置する間隔が長くなるため、その分、
ローラ(B)18もセフティカバー13回動支点側へ
置するため、初期揺動時にさらに大きくセフティカバー
13を回動させることができる。また、第1面aを短く
すると、その逆の現象となり、初期揺動時のセフティカ
バー13の回動を小さくすることができる。
【0007】
【考案の効果】本考案によれば、セフティカバーの開閉
を支持する作動リンクを揺動可能とし、該作動リンクの
揺動規制は丸のこ部に保持したソーカバーのガイドプレ
ートにより行なうようにしたので、該ガイドプレート形
状を変化させることにより、前記セフティカバーの開閉
軌跡を容易に変化させることができる。また、作動リン
クは反モートル部側(のこ刃手前側)に設置したので、
のこ刃軸を短くでき、切屑がソーカバー内に詰まった場
合でも、何ら部品を取り外すことなく、容易に切屑を除
去することができる。さらに、丸のこ部が下限位置にあ
る時、作動リンクをのこ刃保持用のホイルワッシャより
上方に位置させたので、傾斜切断作業時、作動リンクに
よりのこ刃の切断能力が損なわれるということはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す左側面図である。
【図2】図1の丸のこ部の一部断面左側面図である。
【図3】図1の一部断面正面図である。
【図4】丸のこ部下降途中時における一部断面左側面図
である。
【図5】丸のこ部下限位置における一部断面左側面図で
ある。
【図6】図2のI−I線拡大断面図である。
【図7】傾斜切断時の一部断面正面図である。
【符号の説明】
2は被切断材、6は丸のこ部ホルダ、8は丸のこ部、1
0はのこ刃軸、12はソーカバー、13はセフティカバ
ー、14はアーム、15は作動リンク、17はローラ
(A)、18はローラ(B)、112はガイドプレー
ト、113はガイドである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27G 3/00 B27B 5/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断材を支持するテーブル後方上部に
    丸のこ部ホルダを配設し、該丸のこ部ホルダを支点とし
    丸のこ部を上下揺動自在に軸支し、該丸のこ部にモート
    ル部、のこ刃と該のこ刃上半部を覆うソーカバーを配設
    し、前記のこ刃と前記モートル部間にのこ刃下部前方を
    覆うセフティカバーをのこ刃軸と同心で回動自在に設け
    た卓上切断機において、前記丸のこ部ホルダの反モート
    ル部側にアームを設け、該アームに前記丸のこ部の上下
    揺動により揺動自在に連動する作動リンクを軸支し、該
    作動リンクの一端にローラ(A)を設け、該ローラ
    (A)は前記ソーカバー内側面に設けたガイドプレート
    に当接し、丸のこ部を下方へ揺動させたとき、該ガイド
    プレートはローラ(A)を丸のこ部揺動支点に向けて案
    内する第1面とローラ(A)を丸のこ部揺動支点から遠
    ざかる方向に案内する第2面からなり、該作動リンクの
    他端にローラ(B)を設け、該ローラ(B)は前記セフ
    ティカバー側面に中心部から外周方向に延伸するよう設
    けたガイドに当接し、ローラ(A)でローラ(B)をセ
    フティカバーの回動支点に近接、離反させ、ローラ
    (B)でセフティカバーを回動させたことを特徴とする
    卓上切断機のセフティカバー回動装置。
JP1993006719U 1993-01-28 1993-01-28 卓上切断機のセフティカバー回動装置 Expired - Lifetime JP2588333Y2 (ja)

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JPH0659008U JPH0659008U (ja) 1994-08-16
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