JP2002283134A - 手持ち式切断機の安全カバー - Google Patents
手持ち式切断機の安全カバーInfo
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- JP2002283134A JP2002283134A JP2001091715A JP2001091715A JP2002283134A JP 2002283134 A JP2002283134 A JP 2002283134A JP 2001091715 A JP2001091715 A JP 2001091715A JP 2001091715 A JP2001091715 A JP 2001091715A JP 2002283134 A JP2002283134 A JP 2002283134A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】手持ち式の切断機において、切断時に発生する
切粉や万が一チップソーの刃が丸鋸本体から外れた場合
に、これら切粉等から作業者や周囲の人を守るための安
全カバーは殆ど存在していなかった。 【解決手段】動作カバー23をアングルAに押し付け、
チップソー5がアングルAを切り込んでいくに従って動
作カバー23はさらに時計回りの方向へ回動し、チップ
ソー5の開口31からの露出量が大きくなる。このよう
にチップソー23はアングルAに対する切り込み量に比
例して開口31からの露出量が大きくなるので、アング
ルAを切断する過程において、常にチップソー5は必要
最小限な分だけが開口31から露出することになる。動
作カバー23は透明な合成樹脂によって構成されている
ので、アングルAを切断する際に、チップソー5を透視
することができる。
切粉や万が一チップソーの刃が丸鋸本体から外れた場合
に、これら切粉等から作業者や周囲の人を守るための安
全カバーは殆ど存在していなかった。 【解決手段】動作カバー23をアングルAに押し付け、
チップソー5がアングルAを切り込んでいくに従って動
作カバー23はさらに時計回りの方向へ回動し、チップ
ソー5の開口31からの露出量が大きくなる。このよう
にチップソー23はアングルAに対する切り込み量に比
例して開口31からの露出量が大きくなるので、アング
ルAを切断する過程において、常にチップソー5は必要
最小限な分だけが開口31から露出することになる。動
作カバー23は透明な合成樹脂によって構成されている
ので、アングルAを切断する際に、チップソー5を透視
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手持ち式切断機の
安全カバーに関するものである。
安全カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】手持ち式の切断機は本体にモータで回転
駆動する回転軸に丸鋸を取り付け、本体を手で持ち上げ
た状態で、アングル等の被切断材に回転する丸鋸を押し
当て切断を行う。近年においては、丸鋸も砥石によって
構成されたものから、チタン合金の刃をもつ丸鋸、即ち
チップソーに移行しつつある。このチップソーは切断速
度、耐久性、切断面の仕上がり等において、砥石タイプ
の丸鋸を凌駕するものである。
駆動する回転軸に丸鋸を取り付け、本体を手で持ち上げ
た状態で、アングル等の被切断材に回転する丸鋸を押し
当て切断を行う。近年においては、丸鋸も砥石によって
構成されたものから、チタン合金の刃をもつ丸鋸、即ち
チップソーに移行しつつある。このチップソーは切断速
度、耐久性、切断面の仕上がり等において、砥石タイプ
の丸鋸を凌駕するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手持ち
式の切断機において、切断時に発生する切粉や万が一チ
ップソーの刃が丸鋸本体から外れた場合に、これら切粉
等から作業者や周囲の人を守るための安全カバーは殆ど
存在していなかった。即ち、チップソーの飛躍的進歩に
より、例えば建物の解体作業に手持ち式の切断機を用
い、複数の作業者が並んで、アングルや鉄筋を切断する
ことが行われているが、従来はこのような使い方は想定
していなかったため、回転するチップソーをほぼ完全に
覆う安全カバーは開発されていなかった。
式の切断機において、切断時に発生する切粉や万が一チ
ップソーの刃が丸鋸本体から外れた場合に、これら切粉
等から作業者や周囲の人を守るための安全カバーは殆ど
存在していなかった。即ち、チップソーの飛躍的進歩に
より、例えば建物の解体作業に手持ち式の切断機を用
い、複数の作業者が並んで、アングルや鉄筋を切断する
ことが行われているが、従来はこのような使い方は想定
していなかったため、回転するチップソーをほぼ完全に
覆う安全カバーは開発されていなかった。
【0004】本発明は上記した問題点に鑑みて為された
ものであり、手持ち式の切断機の丸鋸をほぼ完全に覆
い、切断作業時に丸鋸を必要最小限な分だけ露出させる
手持ち式切断機の安全カバーを提供することを目的とす
る。
ものであり、手持ち式の切断機の丸鋸をほぼ完全に覆
い、切断作業時に丸鋸を必要最小限な分だけ露出させる
手持ち式切断機の安全カバーを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、手持ち式切断機の丸鋸を覆う安
全カバーであって、前記安全カバーは手持ち切断機の本
体に固定される固定カバーと、前記固定カバーに取り付
けられ、丸鋸を覆う姿勢と前記丸鋸の一部が露出する姿
勢とに動作できる動作カバーと、前記動作カバーが丸鋸
を覆う姿勢となるように弾性力を発揮する弾性部材とを
具備し、前記動作カバーが被切断部材に押し付けられる
と動作カバーが前記弾性部材の弾性力に抗して前記丸鋸
が露出する姿勢に動作することを特徴とする手持ち式切
断機の安全カバーである。
に、請求項1の発明は、手持ち式切断機の丸鋸を覆う安
全カバーであって、前記安全カバーは手持ち切断機の本
体に固定される固定カバーと、前記固定カバーに取り付
けられ、丸鋸を覆う姿勢と前記丸鋸の一部が露出する姿
勢とに動作できる動作カバーと、前記動作カバーが丸鋸
を覆う姿勢となるように弾性力を発揮する弾性部材とを
具備し、前記動作カバーが被切断部材に押し付けられる
と動作カバーが前記弾性部材の弾性力に抗して前記丸鋸
が露出する姿勢に動作することを特徴とする手持ち式切
断機の安全カバーである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載した手
持ち式切断機の安全カバーにおいて、固定カバーには着
脱自在の蓋体が備えられ、前記蓋体を外せば、安全カバ
ーを手持ち切断機の本体に装着したままで、丸鋸を交換
することができることを特徴とする手持ち式切断機の安
全カバーである。
持ち式切断機の安全カバーにおいて、固定カバーには着
脱自在の蓋体が備えられ、前記蓋体を外せば、安全カバ
ーを手持ち切断機の本体に装着したままで、丸鋸を交換
することができることを特徴とする手持ち式切断機の安
全カバーである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載した手持ち式切断機の安全カバーにおいて、動作カバ
ーには丸鋸が被切断部材を切断する際に生じる切粉の飛
散を防止するための切粉カバーが設けられていることを
特徴とする手持ち式切断機の安全カバーである。
載した手持ち式切断機の安全カバーにおいて、動作カバ
ーには丸鋸が被切断部材を切断する際に生じる切粉の飛
散を防止するための切粉カバーが設けられていることを
特徴とする手持ち式切断機の安全カバーである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れかに記載した手持ち式の切断機の安全カバーにおい
て、動作カバーを丸鋸が透視できる材料によって構成し
たことを特徴とする手持ち式切断機の安全カバーであ
る。
れかに記載した手持ち式の切断機の安全カバーにおい
て、動作カバーを丸鋸が透視できる材料によって構成し
たことを特徴とする手持ち式切断機の安全カバーであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
る手持ち式切断機1の安全カバー3を図面に従って説明
する。手持ち式切断機1は手Hで持ち上げて操作するも
のであり、手持ち式切断機1の回転軸2には丸鋸として
のチップソー5が固定具4によって固定されている。チ
ップソー5の外周の一部は部分カバー12によって覆わ
れている。部分カバー12は後述する安全カバー3とは
別個のものであり、安全カバー3とは別に独立して手持
ち式切断機1の本体7に固定されている。なお、この部
分カバー12は従来から存在するものである。
る手持ち式切断機1の安全カバー3を図面に従って説明
する。手持ち式切断機1は手Hで持ち上げて操作するも
のであり、手持ち式切断機1の回転軸2には丸鋸として
のチップソー5が固定具4によって固定されている。チ
ップソー5の外周の一部は部分カバー12によって覆わ
れている。部分カバー12は後述する安全カバー3とは
別個のものであり、安全カバー3とは別に独立して手持
ち式切断機1の本体7に固定されている。なお、この部
分カバー12は従来から存在するものである。
【0010】安全カバー3の構成について説明する。符
号9は支持アームを示し、この支持アーム9の基端部は
手持ち式切断機1の本体7にネジ11によって固定され
ている。支持アーム9の中間部には支持ブロック10が
一体に形成されており、この支持ブロック10はチップ
ソー5の部分カバー12に当接している。符号13は取
付ロッドを示し、この取付ロッド13は金属製の六角柱
によって構成されている。取付ロッド13の一端部は支
持アーム9にネジ15によって固定されており、また取
付ロッド13の他端部には透明な合成樹脂製の固定カバ
ー17が固定されている。
号9は支持アームを示し、この支持アーム9の基端部は
手持ち式切断機1の本体7にネジ11によって固定され
ている。支持アーム9の中間部には支持ブロック10が
一体に形成されており、この支持ブロック10はチップ
ソー5の部分カバー12に当接している。符号13は取
付ロッドを示し、この取付ロッド13は金属製の六角柱
によって構成されている。取付ロッド13の一端部は支
持アーム9にネジ15によって固定されており、また取
付ロッド13の他端部には透明な合成樹脂製の固定カバ
ー17が固定されている。
【0011】固定カバー17には、透明な合成樹脂製の
蓋体19が2本のネジ21によって取り付けられてお
り、この蓋体19により固定カバー17の手持ち切断機
1と反対側が覆われている。固定カバー17の外周面の
先端部には凸状のストッパ18が形成されている。符号
23は透明な合成樹脂製の動作カバーを示し、この動作
カバー23は湾曲板25と、この湾曲板25の左右の側
部に一体に形成された側板27と側板29とによって構
成されている。湾曲板25には前後方向へ長く延びた開
口31が形成されている。さらに、湾曲板25の内周面
側の先端部には凸状の係合部30が形成されている。ま
た、側板27にはネジ挿通穴28が形成されている。動
作カバー23の後端部には、透明な軟質の合成樹脂製の
切粉カバー33が取り付けられている。この切粉カバー
33は開口31の延長線上に備えられている。
蓋体19が2本のネジ21によって取り付けられてお
り、この蓋体19により固定カバー17の手持ち切断機
1と反対側が覆われている。固定カバー17の外周面の
先端部には凸状のストッパ18が形成されている。符号
23は透明な合成樹脂製の動作カバーを示し、この動作
カバー23は湾曲板25と、この湾曲板25の左右の側
部に一体に形成された側板27と側板29とによって構
成されている。湾曲板25には前後方向へ長く延びた開
口31が形成されている。さらに、湾曲板25の内周面
側の先端部には凸状の係合部30が形成されている。ま
た、側板27にはネジ挿通穴28が形成されている。動
作カバー23の後端部には、透明な軟質の合成樹脂製の
切粉カバー33が取り付けられている。この切粉カバー
33は開口31の延長線上に備えられている。
【0012】スプリングワッシャ37及び座金39が通
されたネジ35は、動作カバー23のネジ挿通穴28へ
挿通され、座金39は動作カバー23の側板27に当接
し、この座金39とネジ35の頭部との間にスプリング
ワッシャ37が位置している。さらにネジ35には弾性
部材としてのトーションバネ41が通されており、そし
てネジ35は取付ロッド13の端面に形成されたネジ穴
43に取り付けられている。トーションバネ41の一端
部は固定カバー17の小穴45に挿入され、他端部は動
作カバー23の小穴47に挿入されている。トーション
バネ41の弾性力によって動作カバー23は図3におい
て反時計回りの方向へ付勢されている。そして、動作カ
バー23の係合部30が固定カバー17のストッパ18
に係合することによって、動作カバー23が反時計回り
の方向へ回動するのを途中で阻止している。
されたネジ35は、動作カバー23のネジ挿通穴28へ
挿通され、座金39は動作カバー23の側板27に当接
し、この座金39とネジ35の頭部との間にスプリング
ワッシャ37が位置している。さらにネジ35には弾性
部材としてのトーションバネ41が通されており、そし
てネジ35は取付ロッド13の端面に形成されたネジ穴
43に取り付けられている。トーションバネ41の一端
部は固定カバー17の小穴45に挿入され、他端部は動
作カバー23の小穴47に挿入されている。トーション
バネ41の弾性力によって動作カバー23は図3におい
て反時計回りの方向へ付勢されている。そして、動作カ
バー23の係合部30が固定カバー17のストッパ18
に係合することによって、動作カバー23が反時計回り
の方向へ回動するのを途中で阻止している。
【0013】次に、安全カバー3を装着した手持ち式切
断機1の使用方法について説明する。図1、図3(A)
に示すように、被切断部材としてのアングルAに動作カ
バー23を当て、さらに動作カバー23をアングルAに
押し付けるようにする。すると、図2、図3(B)に示
すように、動作カバー23がネジ35を支点として、図
3において時計回りの方向へトーションバネ41の弾性
力に抗して回動する。動作カバー23が回動すると、チ
ップソー5が開口31から露出し、このチップソー5の
開口31から露出した部分がアングルAに接触する。
断機1の使用方法について説明する。図1、図3(A)
に示すように、被切断部材としてのアングルAに動作カ
バー23を当て、さらに動作カバー23をアングルAに
押し付けるようにする。すると、図2、図3(B)に示
すように、動作カバー23がネジ35を支点として、図
3において時計回りの方向へトーションバネ41の弾性
力に抗して回動する。動作カバー23が回動すると、チ
ップソー5が開口31から露出し、このチップソー5の
開口31から露出した部分がアングルAに接触する。
【0014】動作カバー23をアングルAに押し付け、
チップソー5がアングルAを切り込んでいくに従って動
作カバー23はさらに時計回りの方向へ回動し、チップ
ソー5の開口31からの露出量が大きくなる。このよう
にチップソー23は、アングルAに対する切り込み量に
比例して開口31からの露出量が大きくなるので、アン
グルAを切断する過程において、常にチップソー5は必
要最小限な分だけ開口31から露出することになる。
チップソー5がアングルAを切り込んでいくに従って動
作カバー23はさらに時計回りの方向へ回動し、チップ
ソー5の開口31からの露出量が大きくなる。このよう
にチップソー23は、アングルAに対する切り込み量に
比例して開口31からの露出量が大きくなるので、アン
グルAを切断する過程において、常にチップソー5は必
要最小限な分だけ開口31から露出することになる。
【0015】動作カバー23は透明な合成樹脂によって
構成されているので、アングルAを切断する際に、チッ
プソー5を透視することができる。従って、アングルA
の切断箇所を確認しながら作業を行うことができ、切断
したい部分を正確に切断することができ、しかもチップ
ソー5をアングルAに直交する正しい姿勢で当接させる
ことができる。
構成されているので、アングルAを切断する際に、チッ
プソー5を透視することができる。従って、アングルA
の切断箇所を確認しながら作業を行うことができ、切断
したい部分を正確に切断することができ、しかもチップ
ソー5をアングルAに直交する正しい姿勢で当接させる
ことができる。
【0016】また、アングルAを切断する際に切粉が発
生する。この切粉の殆どは固定カバー17及び動作カバ
ー23内に留まるが、僅かに動作カバー23の後端側へ
飛ぶものもある。この動作カバー23の後端側へ飛散し
た切粉は切粉カバー33に当たり、作業者にかかること
はない。
生する。この切粉の殆どは固定カバー17及び動作カバ
ー23内に留まるが、僅かに動作カバー23の後端側へ
飛ぶものもある。この動作カバー23の後端側へ飛散し
た切粉は切粉カバー33に当たり、作業者にかかること
はない。
【0017】アングルAが切断されるとアングルAの切
断部が落下等して、動作カバー23に対する押圧が解除
される。すると、動作カバー23はトーションバネ41
の弾性力によって、ネジ35を支点として反時計回りの
方向へ回動し、チップソー5が動作カバー23によって
覆われる状態となる。そして、動作カバー23の係合部
30が固定カバー17のストッパ18に係合して、動作
カバー23の回動が阻止される。このように安全カバー
3は切断が終了すると同時に動作カバー23がチップソ
ー5を覆う姿勢になるように動作する。
断部が落下等して、動作カバー23に対する押圧が解除
される。すると、動作カバー23はトーションバネ41
の弾性力によって、ネジ35を支点として反時計回りの
方向へ回動し、チップソー5が動作カバー23によって
覆われる状態となる。そして、動作カバー23の係合部
30が固定カバー17のストッパ18に係合して、動作
カバー23の回動が阻止される。このように安全カバー
3は切断が終了すると同時に動作カバー23がチップソ
ー5を覆う姿勢になるように動作する。
【0018】上記したように、安全カバー3は切断時に
おいては常にチップソー5の必要最小限な分だけが露出
し、また固定カバー17、動作カバー23及び切粉カバ
ー33によって作業者に切粉がかかるのを完全に防止で
きる。さらに、切断が終了すると同時に、動作カバー2
3がチップソー5を覆う姿勢になるように動作する。従
って、安全カバー3を用いれば、手持ち式切断機1を用
いた切断作業を極めて安全に行うことができる。
おいては常にチップソー5の必要最小限な分だけが露出
し、また固定カバー17、動作カバー23及び切粉カバ
ー33によって作業者に切粉がかかるのを完全に防止で
きる。さらに、切断が終了すると同時に、動作カバー2
3がチップソー5を覆う姿勢になるように動作する。従
って、安全カバー3を用いれば、手持ち式切断機1を用
いた切断作業を極めて安全に行うことができる。
【0019】次に、安全カバー3を手持ち式切断機1に
装着したままで、チップソー5を交換する作業について
説明する。チップソー5の切れ味が落ちた場合等には、
ネジ21を外して蓋体19を動作カバー23と反対側へ
スライドさせるようにして取り外す。そして、固定具4
を外し、チップソー5を回転軸2から外して、新しいチ
ップソー5を固定具4によって回転軸2に取り付ける。
次いで、蓋体19を固定カバー17にネジ21によって
取り付ける。このように安全カバー3は蓋体19を外す
だけでチップソー5を着脱できるので、チップソー5の
交換を簡単に行うことができる。
装着したままで、チップソー5を交換する作業について
説明する。チップソー5の切れ味が落ちた場合等には、
ネジ21を外して蓋体19を動作カバー23と反対側へ
スライドさせるようにして取り外す。そして、固定具4
を外し、チップソー5を回転軸2から外して、新しいチ
ップソー5を固定具4によって回転軸2に取り付ける。
次いで、蓋体19を固定カバー17にネジ21によって
取り付ける。このように安全カバー3は蓋体19を外す
だけでチップソー5を着脱できるので、チップソー5の
交換を簡単に行うことができる。
【0020】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても発明に含まれる。例えば、上記
実施の形態に係る安全カバー3の固定カバー17は透明
な合成樹樹脂ではなく、アルミ合金等の不透明な材料に
よって構成してもよい。また、上記実施の形態では、安
全カバー3を手持ち式切断機1の本体7に取付ロッド1
3等を介してネジにより固定、即ち安全カバーを手持ち
式切断機に後付けしているが、このように安全カバーを
後付けする代わりに手持ち式切断機の本体を製作する際
に、安全カバーを本体に対し一体に形成してもよい。安
全カバーを手持ち式切断機の本体に対し一体に形成する
方法としては、合成樹脂やアルミニウム合金等を材料と
する射出成形やダイカスト法がある。この場合には部分
カバー12は設けない構成としてもよい。
てきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても発明に含まれる。例えば、上記
実施の形態に係る安全カバー3の固定カバー17は透明
な合成樹樹脂ではなく、アルミ合金等の不透明な材料に
よって構成してもよい。また、上記実施の形態では、安
全カバー3を手持ち式切断機1の本体7に取付ロッド1
3等を介してネジにより固定、即ち安全カバーを手持ち
式切断機に後付けしているが、このように安全カバーを
後付けする代わりに手持ち式切断機の本体を製作する際
に、安全カバーを本体に対し一体に形成してもよい。安
全カバーを手持ち式切断機の本体に対し一体に形成する
方法としては、合成樹脂やアルミニウム合金等を材料と
する射出成形やダイカスト法がある。この場合には部分
カバー12は設けない構成としてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の手持ち式切断機
の安全カバー3によれば、切断時においては常に丸鋸の
必要最小限な分だけが露出し、また切粉も固定カバー、
動作カバー及び切粉カバーによって作業者にかかるのを
完全に防止できる。さらに、切断が終了すると同時に、
動作カバーがチップソー5を覆う状態になるように動作
する。従って、手持ち式切断機を用いた切断作業を極め
て安全に行うことができる。また、安全カバーは手持ち
式切断機に装着したままで、丸鋸の交換を簡単に行うこ
とができる。
の安全カバー3によれば、切断時においては常に丸鋸の
必要最小限な分だけが露出し、また切粉も固定カバー、
動作カバー及び切粉カバーによって作業者にかかるのを
完全に防止できる。さらに、切断が終了すると同時に、
動作カバーがチップソー5を覆う状態になるように動作
する。従って、手持ち式切断機を用いた切断作業を極め
て安全に行うことができる。また、安全カバーは手持ち
式切断機に装着したままで、丸鋸の交換を簡単に行うこ
とができる。
【0022】
【図1】本発明の実施の形態に係る安全カバーを装着し
た手持ち式切断機によってアングルを切断する際に動作
カバーをアングルに当接させた状態を示す斜視図であ
る。
た手持ち式切断機によってアングルを切断する際に動作
カバーをアングルに当接させた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る安全カバーを装着し
た手持ち式切断機によってアングルを切断する際に動作
カバーが動作した状態を示す斜視図である。
た手持ち式切断機によってアングルを切断する際に動作
カバーが動作した状態を示す斜視図である。
【図3】(A)は本発明の実施の形態に係る安全カバー
を装着した手持ち式切断機によってアングルを切断する
際に動作カバーをアングルに当接させた状態の部分側面
図であり、(B)は本発明の実施の形態に係る安全カバ
ーを装着した手持ち式切断機によってアングルを切断す
る際に動作カバーが動作した状態の部分側面図である。
を装着した手持ち式切断機によってアングルを切断する
際に動作カバーをアングルに当接させた状態の部分側面
図であり、(B)は本発明の実施の形態に係る安全カバ
ーを装着した手持ち式切断機によってアングルを切断す
る際に動作カバーが動作した状態の部分側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る安全カバーを装着し
た手持ち式切断機の安全カバーの取付部分の部分斜視図
である。
た手持ち式切断機の安全カバーの取付部分の部分斜視図
である。
【図5】本発明の実施の形態に手持ち式切断機の安全カ
バーの分解斜視図である。
バーの分解斜視図である。
1 手持ち式切断機 3 安全カバー 5 チップソー 17 固定カバー 19 蓋体 23 動作カバー 33 切粉カバー 41 トーションバネ
Claims (4)
- 【請求項1】手持ち式切断機の丸鋸を覆う安全カバーで
あって、前記安全カバーは手持ち切断機の本体に固定さ
れる固定カバーと、前記固定カバーに取り付けられ、丸
鋸を覆う姿勢と前記丸鋸の一部が露出する姿勢とに動作
できる動作カバーと、前記動作カバーが丸鋸を覆う姿勢
となるように弾性力を発揮する弾性部材とを具備し、前
記動作カバーが被切断部材に押し付けられると動作カバ
ーが前記弾性部材の弾性力に抗して前記丸鋸が露出する
姿勢に動作することを特徴とする手持ち式切断機の安全
カバー。 - 【請求項2】請求項1に記載した手持ち式切断機の安全
カバーにおいて、固定カバーには着脱自在の蓋体が備え
られ、前記蓋体を外せば、安全カバーを手持ち切断機の
本体に装着したままで、丸鋸を交換することができるこ
とを特徴とする手持ち式切断機の安全カバー。 - 【請求項3】請求項1または2に記載した手持ち式切断
機の安全カバーにおいて、動作カバーには丸鋸が被切断
部材を切断する際に生じる切粉の飛散を防止するための
切粉カバーが設けられていることを特徴とする手持ち式
切断機の安全カバー。 - 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載した手持
ち式の切断機の安全カバーにおいて、動作カバーを丸鋸
が透視できる材料によって構成したことを特徴とする手
持ち式切断機の安全カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091715A JP2002283134A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 手持ち式切断機の安全カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091715A JP2002283134A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 手持ち式切断機の安全カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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