JP3062720U - 隆起点を有する貼付シ―ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者あるいは夜間等における健常者
が、視覚に頼ることなく、目的箇所を指先の皮膚圧覚に
より識別できるシールを提供する。 【解決手段】貼付面（１）を持つ貼付シール本体（３）
の上部に、使用者の指先圧感覚により識別できるよう隆
起点（２）を設けることにより、視覚障害者あるいは夜
間等における健常者が、視覚に頼ることなく目的箇所を
指先の皮膚圧覚により識別できることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、識別のため使用される貼付シールに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、識別に使用される貼付シールは、文字あるいは着色による視覚に頼るも のであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の識別用貼付シールは、次のような欠点を有している。 （イ）文字あるいは着色による識別のため、視覚障害者は利用できない。 （ロ）健常者も夜間や照明のないところでは使用できない。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

貼付面（１）を持つ貼付シール本体（３）上部に、使用者の指先皮膚圧覚によ り識別できるよう隆起点（２）を設ける。

【０００５】

【考案の実施の形態】

貼付シール中央に隆起点を有しているから、目的とする箇所に貼付することに より、視覚障害者あるいは夜間等における健常者は、視覚に頼ることなく目的箇 所を指先の皮膚圧覚により識別できる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案による隆起点を有する貼付シールは、次のような効果を有する。 （イ）パソコン、ワープロ等のキーボード操作において、本考案によるシール を貼付することにより、キーポジション練習時の位置確認や頻繁に使用 するキーを手元で目視確認することなく識別することができる。 （ロ）電話機、卓上電子計算機などの数字キーを有する家電製品では、現在そ の多くは視覚障害者等を考慮して、数字キーの数字「５」の中央に隆起 点をつけるようになってきている。しかし古い機種や視覚障害者への配 慮のない製品には設けられていない。本考案は、このような機器等にお いても、シールを貼付することにより、数字キーの「５」を識別させる ために、同様の機能を持たせることができる。 （ハ）屋内の照明スイッチ、あるいは家電製品のスイッチやコントローラー等 へ本考案のシールを貼付することにより、目的のボタン等が識別しやす くなり、高齢化社会を迎えている現在、皮膚感覚や視覚・聴覚などが低 下しがちな高齢者への家電製品等におけるバリアフリー化が図れる。 （ニ）自動車のドア鍵等、乗り物の鍵周囲へ、本考案によるシールを貼付する ことにより、夜間、照明のないところで鍵穴を探す際に便利である。ま た、この際、貼付シールに夜光塗料を含有させておけば一層効果的であ るし、透明な合成樹脂製の貼付シールを用いれば乗り物等の外観を損な うことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の断面図である。

【符号の説明】

１貼付面 ２隆起点 ３貼付シール本体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】下部に貼付面（１）を持ち、上部に隆起点
   （２）を有する貼付シール。