JPH088044Y2 - 工具マガジンの防塵装置 - Google Patents

工具マガジンの防塵装置

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JPH088044Y2
JPH088044Y2 JP7007191U JP7007191U JPH088044Y2 JP H088044 Y2 JPH088044 Y2 JP H088044Y2 JP 7007191 U JP7007191 U JP 7007191U JP 7007191 U JP7007191 U JP 7007191U JP H088044 Y2 JPH088044 Y2 JP H088044Y2
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notch
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一海 服部
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Howa Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械の加工時に、
多数の工具を着脱自在に支持する工具マガジンへの切粉
進入を防止する工具マガジンの防塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の工具マガジンの防塵装置は、多数
の工具を着脱自在に支持する工具マガジンを可動支持体
に旋回割出自在に設け、この可動支持体を移動させて工
具マガジンを主軸の軸線方向に往復動可能でかつ主軸に
向けて側方から近接離反するようにし、この工具マガジ
ンに支持された工具軌跡の周面を覆う円筒状の周側カバ
ーを可動支持体に固着し、この周側カバーの主軸側部分
には、周側カバーのカバー幅全長にわたって主軸が出入
り可能な切欠巾の切欠部を設け、この切欠部を開閉する
スライドカバーを周側カバーに沿って移動自在とし、こ
のスライドカバーをシリンダに連結し、工具交換時にシ
リンダの作用でスライドカバーを開放方向に移動させ、
切欠部を開放状態とし、工具マガジンを工具交換装置に
位置決めされた主軸に向かって側方より近付け、主軸が
切欠部を介して周側カバー内に入り込み、工具マガジン
は主軸に装着された工具を把持し、工具を抜き取るため
前方に移動し、この前進端位置で次の加工用の工具を旋
回割出し、次に工具マガジンは主軸に工具を装着するた
め後退し、側方より離れるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のものでは、
工具交換位置に位置決めされた主軸の前方にワーク取付
用治具が位置する時でも、主軸と治具の距離が充分広い
場合は、工具マガジンの工具及び周側カバーが治具と干
渉することなく工具交換を行い得るがワークによっては
テーブルサイズに比べ治具が大きく、工具交換時の工具
マガジンの移動に伴う周側カバーの移動空間内に治具が
位置する場合があり、このような場合には、軸方向移動
の際工具マガジンに把持された工具及び周側カバー前部
が治具の一部と干渉してしまい、工具マガジンが工具交
換動作を行うことができないという問題点があった。そ
こでこの治具の、工具交換位置にある主軸前方に位置す
る部分に、工具を逃がす深さと巾を有し、工具交換時の
工具マガジンの旋回中心を中心とした逃げ溝を形成し、
工具と治具との干渉を防ぎ、又周側カバーの切欠部の前
部を切欠部より巾広の開放部に形成し、この開放部には
スライドカバーを対応させず常時開放状態とし、工具交
換時の周側カバーと治具との干渉を防ぐことが考えられ
たが、これは常時時開放状態の開放部から加工時の切粉
が進入し工具交換時に不具合を生じ防塵装置の役目を果
たさないという問題点があった。以上より本考案の目的
は、工作機械の加工時には十分な防塵効果を発揮し、工
具交換時には治具が工具マガジンの移動に伴う周側カバ
ーの移動空間内に位置する場合であっても治具と干渉し
ない工具マガジンの防塵装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するた
め、本考案では多数の工具を着脱自在に支持する工具マ
ガジンを可動支持体に旋回割出自在に設け、この可動支
持体を移動させて工具マガジンを主軸の軸線方向に往復
動可能でかつ主軸に向けて側方から近接離反するように
した工具交換装置において、前記可動支持体に工具マガ
ジンの工具軌跡の周面を覆う円筒状の周側カバーを固着
し、この周側カバーの主軸側部分には、周側カバーの工
具元部側端からカバー幅の中間部にわたって主軸が出入
り可能な狭い切欠巾の第1切欠部を設けると共に、周側
カバーのカバー幅中間部から工具刃先側端にわたって第
1切欠部より広い切欠巾の第2切欠部を第1切欠部に連
続して形成し、第1切欠部を開閉する第1スライドカバ
ーと第2切欠部を開閉する第2スライドカバーとを夫々
周側カバーに沿って円周方向へ往復回動自在に設け、可
動支持体と第2スライドカバーとをシリンダを介して連
結し、第1スライドカバーと第2スライドカバーとの一
方には係止ピンを設け、他方にはこの係止ピンを係合し
て第1スライドカバーの開閉のための移動量を第2スラ
イドカバーのそれよりも小さく規制する規制部を設けた
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】工作機械の加工時には、周側カバーに形成され
た第1,2切欠部は夫々と対応する第1,2スライドカ
バーで覆われ閉鎖状態となっており、周側カバー内の工
具マガジンへの切粉の進入は防止される。また工具交換
に際して、シリンダを作用させると第2スライドカバー
は、第1切欠部より巾広に形成された第2切欠部を完全
に開放するまでカバー周面に沿って移動すると共に、第
1スライドカバーは、規制長溝に規制され、第2スライ
ドカバーの円周方向移動量より少ない移動量だけ移動
し、第1切欠部を完全に開放状態とし、工具マガジンの
一連の工具交換動作において、主軸は第1,第2切欠部
を介して周側カバー内に出入し、また治具が工具マガジ
ンの移動に伴う周側カバーの移動空間内に位置する場合
であっても、治具の一部は第2切欠部内に収まり、周側
カバーと治具とは干渉しない。
【0006】
【実施例】図1において、横型マシニングセンタ1はベ
ッド2上にサーボモータ3のねじ軸3aにより前後移動
するテーブル4を備えている。このテーブル4の上にコ
ラム5がサーボモータ6のねじ軸6aにより左右移動す
るようにしてある。コラム5にはサーボモータ7のねじ
軸7aにより、主軸8を備えた主軸ヘッド9が上下移動
するようにしてある。また、前記ベッド2上には、上面
に前後案内レール10が形成された固定ブロック16が
固定され、この前後案内レール10上を図示しないシリ
ンダの作用でスライドテーブル11が所定量前後移動
し、このスライドテーブル11上には左右案内レール1
2が設けられ、この左右案内レール12上を図示しない
シリンダの作用で可動支持体13が左右移動するように
なっている。この可動支持体13には、工具Tを把持解
放可能な多数の把持具14を備えた工具マガジン15が
図示しない周知のゼネバ機構を介して旋回割出自在に支
持されている。従って工具マガジン15は、スライドテ
ーブル11の前後移動により主軸8の軸線方向に往復動
可能であり、かつ可動支持体13の左右移動により主軸
8に向けて側方より近接離反可能となっている。
【0007】次に、図2及び図3において、本考案の工
具マガジンの防塵装置18について説明する。前記可動
支持体13前端には、周側カバー20の後端に取付けた
円板状の後面カバー21が固定されている。この後面カ
バー21には、後述の第1切欠部25と対応する部分が
切欠かれ、工具交換時、主軸8が入り込み可能な嵌入切
欠部22が形成されている。周側カバー20は、工具マ
ガジン15の把持具14に把持された工具Tの軌跡の周
面を覆うように円筒状に形成されている。また、周側カ
バー20前端には、後述の第2切欠部26と対応して略
半円状に切欠かれた前面カバー23が取付けられてい
る。前記周側カバー20の主軸8側部分には、周側カバ
ー20の後端からカバー幅の中間部にわたって主軸8が
出入可能な狭い切欠巾L1の第1切欠部25が形成され
ると共に、カバー幅中間部から前端にわたって第1切欠
部25より広い切欠巾L2の第2切欠部26が第1切欠
部25に連続して形成されている。前記第1切欠部25
を開閉する第1スライドカバー27は、第1切欠部25
を塞ぐ円弧状の塞ぎ部材27aとこの塞ぎ部材27a後
端に一体連結され、半径方向に向かって伸び工具マガジ
ン15の旋回軸15aにベアリング28で回動自在に支
持される第1揺動部材27bとから成る。また、第2切
欠部26を開閉する第2スライドカバー29は、第2切
欠部26側方を塞ぐ円弧状の側面塞ぎ部材29a、この
側面塞ぎ部材29aの前端に取付けられ第2切欠部26
の前方を塞ぐ略半円状の前面塞ぎ部材29b、前記第1
スライドカバー27と同様に旋回軸15aにベアリング
30を介して回動自在に支持された第2揺動部材29c
及びこの第2揺動部材29cと側面塞ぎ部材29aを連
結する連結部材29dから成る。
【0008】前記後面カバー21には、支持ブラケット
32を介して開閉シリンダ33が取付けられ、この開閉
シリンダ33のピストンロッド33a先端には、連結ロ
ッド34の一端が回動自在に軸支され、この連結ロッド
34の他端は、前記第2スライドカバー29の第2揺動
部材29cにピン38連結され、このピン38先端は軸
方向前方へ伸びる係止ピン35に形成されている。この
係止ピン35が、第1スライドカバー27の第1揺動部
材27bに旋回軸15aを中心に所定の開き角度θ(図
5に示す)で円弧状に形成された規制長溝36内に遊嵌
され、係止ピン35は規制長溝36の両端の規制部36
a,36bに係合するようになっている。従って開閉シ
リンダ33の作用により円周方向に沿って移動する第1
スライドカバー27の移動量は第2スライドカバー29
の移動量より角度θだけ小さく規制される。また、後面
カバー21には第1スライドカバー27の第1揺動部材
27bと当接し、第1スライドカバー27の開閉位置を
位置決めする一対のストッパ37a,37bが固定して
あり、本実施例では第2スライドカバー29が140度
揺動すると第1スライドカバー27が90度揺動するよ
うに前記角度θが50度に設定してある。
【0009】次に作業者によって開閉自在とされる作業
用とびら40について説明する。前記第1,2切欠部2
5,26が形成された周側カバー20の主軸8側部とは
反対側に、周側カバー20のカバー幅全長にわたって作
業用切欠部41が形成されている。この作業用切欠部4
1を開閉するために、一対のとびら40a,40bをヒ
ンジ42で連結して作業用とびら40を構成し、とびら
40bの一端の前記第1切欠部25と対応する部分に一
対の円筒体43を固着し、この円筒体43を支持ピン4
4に回動自在に支持させ、この支持ピン44周端に固着
した取付部材45が周側カバー20に固着されている。
また、とびら40aの一端は蝶ナット46によって周側
カバー20に取外し可能に取付けられている。従って作
業者が蝶ナット46を取外しとびら40aに取付けられ
た把手47をつかみ側方から上方に引き上げることで図
3の仮想線で示すように作業用とびら40を位置させ、
作業用切欠部41を開放状態として工具の取り換え等の
作業を行うことができる。尚、把手47の取付位置は第
1切欠部25の軸方向長さと対応した位置に設定され、
揺動する第2スライドカバー29と干渉しないようにし
てある。また、図4,5において、工具交換装置Dの主
軸8の前方に接近して設けた治具50のワーク取付面5
0aには、工具Tの前部を逃がし得る深さ及び巾で主軸
8との間で工具交換を行う時の旋回割出位置Cの工具マ
ガジン15の旋回軸15aを中心とした円弧状の逃げ溝
51が形成されている。従って後述の作用で説明するよ
うに、一連の工具交換動作において、主軸8に装着され
た工具Tを工具マガジン15の把持具16で把持し前方
に逃げるとき、また、旋回割出位置Cの工具マガジン1
5が旋回割出を行うときに、工具Tの前部と治具50が
干渉しないようになっている。
【0010】次に、以上のように構成された工具マガジ
ン15の防塵装置18の作用について説明する。横型マ
シニングセンタ1で加工を行っているときには、図2,
3に示すように工具マガジン15が待機位置Aに位置
し、防塵装置18の第1,2スライドカバー27,29
は夫々第1,2切欠部25,26を完全に塞いだ状態と
なっている。従って周側カバー20内の工具マガジン1
5への切粉の進入は完全に防止されている。
【0011】次に、工具交換時の動作について説明す
る。図2,3に示すように第1,2スライドカバー2
7,29が夫々第1,2切欠部25,26を塞ぐように
ピストンロッド33aが突出状態である開閉シリンダ3
3を作用させ、ピストンロッド33aを没入させる。す
ると先ず、第2スライドカバー29が開放方向に向かっ
て周側カバー20に沿って移動を始める。この移動の始
めに第1スライドカバー27は、第2スライドカバー2
9の係止ピン35が第1スライドカバー27の規制長溝
36内を遊動しているので閉鎖状態のまま停止してい
る。そして、第2スライドカバー29が所定量(ここで
は角度50度)移動して係止ピン35が規制長溝36の
一端側の規制部36a(図3、図5に示す)と係合し、
第1スライドカバー27が第2スライドカバー29と共
に、開放方向に向かって円周に沿って移動を始める。そ
の後、第1,2スライドカバー27,29は図4、図5
に示すように夫々第1,2切欠部25,26を完全に開
放状態とする。次に、この開放状態のまま可動支持体1
3を右方に移動させると、待機位置Aに位置する工具マ
ガジン15は工具交換位置Dに位置決めされた主軸8に
向かって側方より近づく。この時図示するように治具5
0が工具マガジン15の移動に伴う周側カバー20の移
動空間内に位置する場合であっても、開放状態の第2切
欠部26内に治具50の一部が収まり、周側カバー20
と治具50とは干渉せず、また主軸8及び主軸8に装着
された工具Tは第1,2切欠部25,26を介して周側
カバー20内に入り込む。従って工具マガジン15は工
具把持位置Bに位置し、把持具14が主軸8に装着され
た工具Tを把持する。その後工具マガジン15は、主軸
8から工具Tを抜き取るためスライドテーブル11の前
方移動により前進する。この時第2切欠部26内に治具
50は収まり周側カバー20と治具8とは干渉せず、ま
た、工具マガジン15の把持具14に把持された工具T
前部は、治具8の逃げ溝51により治具50とは干渉し
ない。そしてこの前進がATCストローク7に達すると
工具マガジン15は、旋回割出位置Cに位置し、次の加
工のための工具Tを旋回割出するが、この時も工具T前
部は逃げ溝51により治具50とは干渉しない。その後
前記とは逆にスライドテーブル11を後方へ移動させ、
工具マガジン15が後退し、工具Tを主軸8に装着す
る。この装着後に可動支持体13を左方に移動させ、工
具マガジン15は把持具14が工具Tの把持を解放し、
主軸8に対して側方より逃げ、再び待機位置Aに位置す
る。そして開閉シリンダ33を作用させると、第2スラ
イドカバー29は閉鎖方向に向かって周面に沿って移動
し、第2スライドカバー29の係止ピン35が第1スラ
イドカバー27の規制長溝36の他端の規制部36bと
係合すると、第1スライドカバー27はストッパー37
bに当接するまで第2スライドカバー29と共に閉鎖方
向に向かって周面に沿って移動し、再び図2,3に示す
ように第1,2切欠部25,26を閉鎖状態とする。
【0012】次に、作業用とびら40の作用について説
明する。待機位置Aに位置する工具マガジン15に多数
装着された工具Tの交換等の作業を行う場合、先ず作業
用とびら40を固定する蝶ナット46を取外し、把手4
7をつかみ側方より上方に持ち上げることで作業用とび
ら40は、支持ピン44を中心に回転し、ちょうつがい
42を介して折れ曲がり、図3において、仮想線で示す
状態となり作業用切欠部41を完全に開放状態にし、作
業を行う。
【0013】以上のように本実施例では、主軸8側方側
の周側カバー20に、主軸8が出入り可能な狭い切欠巾
の第1切欠部25を設けると共に、第1切欠部25より
巾広の第2切欠部26を第1切欠部25に連続して設
け、これらの第1,2切欠部25,26を開閉シリンダ
33で第1,2スライドカバー27,29を周側カバー
20に沿って移動させ開閉可能としたので、工具交換時
において、開閉シリンダ33の作用で第1,2スライド
カバー27,29を開放方向に移動させ第1,2切欠部
25,26を開放状態にでき、周側カバー20に覆われ
た工具マガジン15が主軸8に側方より近づくとき及び
工具マガジン15の把持具14が工具Tを把持し前方に
逃げるときに、治具50が工具交換位置Dの主軸8の前
方に近接した位置にあっても、第2切欠部29内に治具
50の干渉部分が収まり周側カバー20と治具50との
干渉をさけることができる。また、ワーク加工時には、
開閉シリンダ33の作用で第1,2スライドカバー2
7,29を閉鎖方向に移動させ、第1,2切欠部25,
26を完全な閉鎖状態とでき、周側カバー20内の工具
マガジン15への切粉進入が確実に防止される。
【0014】また、第1スライドカバー27に規制長溝
36を設け、この規制長溝36の規制部36a,36b
に係合する係止ピン35を第2スライドカバー29に設
け、第2スライドカバー29に開閉シリンダ33のピス
トンロッド33aを連結し、第1スライドカバー27の
円周方向移動量を第2スライドカバー29のそれより小
さく規制するようにしたので、作業用切欠部41を開閉
する作業用とびら40の取付部や把手47に開放方向に
移動する第1スライドカバー27が干渉することを防止
できる。また、作業用切欠部41は、第1,2切欠部2
5,26と反対側の周側カバー20周面に周側カバー2
0の巾全長にわたって形成されているので、作業者によ
る工具交換等の作業が行い易い。
【0015】尚、本実施例では、係止ピン35と係合す
る規制部36a,36bとして本第1揺動部材27bに
設けた規制長溝36の両端を示しているが、この規制長
溝36をとり止め、第1揺動部材27bに規制長溝36
の両端と対応する位置で係止ピン35と係合する一対の
突起部を設け、この突起部を規制部としてもよい。実施
例では第1スライドカバー27に規制長溝36を、第2
スライドカバー29に規制長溝36の規制部36a,3
6bに係合する係止ピン35を設けているが、逆に設け
てもよい。また、本実施例では工具マガジンの防塵装置
18を、横型マシニングセンタ1で工具交換位置Dの主
軸8に対して側方より工具マガジン15が近接離反する
ものに使用しているが、主軸8に対して真上より工具マ
ガジン15が近接離反するものに使用してもよく、また
縦型マシニングセンタに使用してもよい。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案の工具マガジンの防
塵装置では、工具マガジンを覆う周側カバーに、主軸の
出入り可能な切欠巾の第1切欠部を設けると共に、この
第1切欠部より広い切欠巾の第2切欠部を第1切欠部に
連続して設け、これらの第1,2切欠部を夫々開閉する
第1,2スライドカバーを2段階動作するようにしたの
で、工具交換時において、治具が工具交換位置の主軸前
方に接近して配設してある場合でも、治具の一部は開放
状態の第2切欠部内に収まり、周側カバーと治具との干
渉が防止でき、また、ワーク加工時において第1,2切
欠部を閉鎖状態とし、カバー内の工具マガジンへの切粉
の進入は確実に防止される。また、第1スライドカバー
の第1切欠部を開放するための移動量は第2スライドカ
バーのそれより小さく規制したので、第1,2切欠部と
反対側の周側カバーに作業用の切欠部を設け、この切欠
部を開閉するとびらを第1スライドカバーの軸方向長さ
と対応する位置で取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横型マシニングセンタの平面図を示す。
【図2】工具マガジンの防塵装置の一部断面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】作用説明図である。
【図5】図4の正面図である。
【符号の説明】
8 主軸、 13 可動支持体、 15 工具マガジ
ン、 18 防塵装置、20 周側カバー、 25,2
6 第1,2切欠部、27,29 第1,2スライドカ
バー、 33 シリンダ、 35 係止ピン、 36
a,36b 規制部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の工具を着脱自在に支持する工具マ
    ガジンを可動支持体に旋回割出自在に設け、この可動支
    持体を移動させて工具マガジンを主軸の軸線方向に往復
    動可動でかつ主軸に向けて側方から近接離反するように
    した工具交換装置において、前記可動支持体に工具マガ
    ジンの工具軌跡の周面を覆う円筒状の周側カバーを固着
    し、この周側カバーの主軸側部分には、周側カバーの工
    具元部側端からカバー幅の中間部にわたって主軸が出入
    り可能な狭い切欠巾の第1切欠部を設けると共に、周側
    カバーのカバー幅中間部から工具刃先側端にわたって第
    1切欠部より広い切欠巾の第2切欠部を第1切欠部に連
    続して形成し、第1切欠部を開閉する第1スライドカバ
    ーと第2切欠部を開閉する第2スライドカバーとを夫々
    周側カバーに沿って円周方向へ往復回動自在に設け、可
    動支持体と第2スライドカバーとをシリンダを介して連
    結し、第1スライドカバーと第2スライドカバーとの一
    方には係止ピンを設け、他方にはこの係止ピンを係合し
    て第1スライドカバーの開閉のための移動量を第2スラ
    イドカバーのそれよりも小さく規制する規制部を設けた
    ことを特徴とする工具マガジンの防塵装置。
JP7007191U 1991-08-06 1991-08-06 工具マガジンの防塵装置 Expired - Lifetime JPH088044Y2 (ja)

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