JPH0516108U - 工具マガジンの防塵装置 - Google Patents

工具マガジンの防塵装置

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JPH0516108U
JPH0516108U JP7007191U JP7007191U JPH0516108U JP H0516108 U JPH0516108 U JP H0516108U JP 7007191 U JP7007191 U JP 7007191U JP 7007191 U JP7007191 U JP 7007191U JP H0516108 U JPH0516108 U JP H0516108U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 横型マシニングセンタの主軸8に向かって側
方より近接離反し、軸方向に往復動可能な工具マガジン
15の把持具14に把持された工具軌跡周面を円筒状の
周側カバー20で覆い、周側カバー20の主軸側部分に
は、周側カバー20の工具元部側端からカバー幅の中間
部にわたって主軸8が出入り可能な狭い切欠巾L1の第
1切欠部25を設けると共に、第1切欠部25より広い
切欠巾L2の第2切欠部26を第1切欠部25に連続
し、工具刃先側端にわたって形成し、第1,2切欠部2
5,26を夫々開閉する第1,2スライドカバー27,
29を周側カバー20に沿って円周方向へ往復回動自在
に設け、第1スライドカバー27に規制長溝36を設
け、第2スライドカバー29に規制長溝36両端の規制
部36a,36bと係合する係止ピン35を設け、第2
スライドカバー29をシリンダ33に連結した。 【効果】 ワーク加工時に第1,2切欠部を完全に閉鎖
状態とし、工具マガジンへの切粉の進入は防止される。
また、工具交換時に、第1,2切欠部を開放状態とし、
治具と周側カバーとの干渉を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械の加工時に、多数の工具を着脱自在に支持する工具マガジ ンへの切粉進入を防止する工具マガジンの防塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の工具マガジンの防塵装置は、多数の工具を着脱自在に支持する工具マガ ジンを可動支持体に旋回割出自在に設け、この可動支持体を移動させて工具マガ ジンを主軸の軸線方向に往復動可能でかつ主軸に向けて側方から近接離反するよ うにし、この工具マガジンに支持された工具軌跡の周面を覆う円筒状の周側カバ ーを可動支持体に固着し、この周側カバーの主軸側部分には、周側カバーのカバ ー幅全長にわたって主軸が出入り可能な切欠巾の切欠部を設け、この切欠部を開 閉するスライドカバーを周側カバーに沿って移動自在とし、このスライドカバー をシリンダに連結し、工具交換時にシリンダの作用でスライドカバーを開放方向 に移動させ、切欠部を開放状態とし、工具マガジンを工具交換装置に位置決めさ れた主軸に向かって側方より近付け、主軸が切欠部を介して周側カバー内に入り 込み、工具マガジンは主軸に装着された工具を把持し、工具を抜き取るため前方 に移動し、この前進端位置で次の加工用の工具を旋回割出し、次に工具マガジン は主軸に工具を装着するため後退し、側方より離れるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のものでは、工具交換位置に位置決めされた主軸の前方にワーク取付 用治具が位置する時でも、主軸と治具の距離が充分広い場合は、工具マガジンの 工具及び周側カバーが治具と干渉することなく工具交換を行い得るがワークによ ってはテーブルサイズに比べ治具が大きく、工具交換時の工具マガジンの移動に 伴う周側カバーの移動空間内に治具が位置する場合があり、このような場合には 、軸方向移動の際工具マガジンに把持された工具及び周側カバー前部が治具の一 部と干渉してしまい、工具マガジンが工具交換動作を行うことができないという 問題点があった。 そこでこの治具の、工具交換位置にある主軸前方に位置する部分に、工具を逃 がす深さと巾を有し、工具交換時の工具マガジンの旋回中心を中心とした逃げ溝 を形成し、工具と治具との干渉を防ぎ、又周側カバーの切欠部の前部を切欠部よ り巾広の開放部に形成し、この開放部にはスライドカバーを対応させず常時開放 状態とし、工具交換時の周側カバーと治具との干渉を防ぐことが考えられたが、 これは常時時開放状態の開放部から加工時の切粉が進入し工具交換時に不具合を 生じ防塵装置の役目を果たさないという問題点があった。 以上より本考案の目的は、工作機械の加工時には十分な防塵効果を発揮し、工 具交換時には治具が工具マガジンの移動に伴う周側カバーの移動空間内に位置す る場合であっても治具と干渉しない工具マガジンの防塵装置を提供することにあ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記問題を解決するため、本考案では多数の工具を着脱自在に支持する工具マ ガジンを可動支持体に旋回割出自在に設け、この可動支持体を移動させて工具マ ガジンを主軸の軸線方向に往復動可能でかつ主軸に向けて側方から近接離反する ようにした工具交換装置において、前記可動支持体に工具マガジンの工具軌跡の 周面を覆う円筒状の周側カバーを固着し、この周側カバーの主軸側部分には、周 側カバーの工具元部側端からカバー幅の中間部にわたって主軸が出入り可能な狭 い切欠巾の第1切欠部を設けると共に、周側カバーのカバー幅中間部から工具刃 先側端にわたって第1切欠部より広い切欠巾の第2切欠部を第1切欠部に連続し て形成し、第1切欠部を開閉する第1スライドカバーと第2切欠部を開閉する第 2スライドカバーとを夫々周側カバーに沿って円周方向へ往復回動自在に設け、 可動支持体と第2スライドカバーとをシリンダを介して連結し、第1スライドカ バーと第2スライドカバーとの一方には係止ピンを設け、他方にはこの係止ピン を係合して第1スライドカバーの開閉のための移動量を第2スライドカバーのそ れよりも小さく規制する規制部を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
工作機械の加工時には、周側カバーに形成された第1,2切欠部は夫々と対応 する第1,2スライドカバーで覆われ閉鎖状態となっており、周側カバー内の工 具マガジンへの切粉の進入は防止される。また工具交換に際して、シリンダを作 用させると第2スライドカバーは、第1切欠部より巾広に形成された第2切欠部 を完全に開放するまでカバー周面に沿って移動すると共に、第1スライドカバー は、規制長溝に規制され、第2スライドカバーの円周方向移動量より少ない移動 量だけ移動し、第1切欠部を完全に開放状態とし、工具マガジンの一連の工具交 換動作において、主軸は第1,第2切欠部を介して周側カバー内に出入し、また 治具が工具マガジンの移動に伴う周側カバーの移動空間内に位置する場合であっ ても、治具の一部は第2切欠部内に収まり、周側カバーと治具とは干渉しない。
【0006】
【実施例】
図1において、横型マシニングセンタ1はベッド2上にサーボモータ3のねじ 軸3aにより前後移動するテーブル4を備えている。このテーブル4の上にコラ ム5がサーボモータ6のねじ軸6aにより左右移動するようにしてある。コラム 5にはサーボモータ7のねじ軸7aにより、主軸8を備えた主軸ヘッド9が上下 移動するようにしてある。また、前記ベッド2上には、上面に前後案内レール1 0が形成された固定ブロック16が固定され、この前後案内レール10上を図示 しないシリンダの作用でスライドテーブル11が所定量前後移動し、このスライ ドテーブル11上には左右案内レール12が設けられ、この左右案内レール12 上を図示しないシリンダの作用で可動支持体13が左右移動するようになってい る。この可動支持体13には、工具Tを把持解放可能な多数の把持具14を備え た工具マガジン15が図示しない周知のゼネバ機構を介して旋回割出自在に支持 されている。従って工具マガジン15は、スライドテーブル11の前後移動によ り主軸8の軸線方向に往復動可能であり、かつ可動支持体13の左右移動により 主軸8に向けて側方より近接離反可能となっている。
【0007】 次に、図2及び図3において、本考案の工具マガジンの防塵装置18について 説明する。前記可動支持体13前端には、周側カバー20の後端に取付けた円板 状の後面カバー21が固定されている。この後面カバー21には、後述の第1切 欠部25と対応する部分が切欠かれ、工具交換時、主軸8が入り込み可能な嵌入 切欠部22が形成されている。周側カバー20は、工具マガジン15の把持具1 4に把持された工具Tの軌跡の周面を覆うように円筒状に形成されている。また 、周側カバー20前端には、後述の第2切欠部26と対応して略半円状に切欠か れた前面カバー23が取付けられている。前記周側カバー20の主軸8側部分に は、周側カバー20の後端からカバー幅の中間部にわたって主軸8が出入可能な 狭い切欠巾L1の第1切欠部25が形成されると共に、カバー幅中間部から前端 にわたって第1切欠部25より広い切欠巾L2の第2切欠部26が第1切欠部2 5に連続して形成されている。前記第1切欠部25を開閉する第1スライドカバ ー27は、第1切欠部25を塞ぐ円弧状の塞ぎ部材27aとこの塞ぎ部材27a 後端に一体連結され、半径方向に向かって伸び工具マガジン15の旋回軸15a にベアリング28で回動自在に支持される第1揺動部材27bとから成る。また 、第2切欠部26を開閉する第2スライドカバー29は、第2切欠部26側方を 塞ぐ円弧状の側面塞ぎ部材29a、この側面塞ぎ部材29aの前端に取付けられ 第2切欠部26の前方を塞ぐ略半円状の前面塞ぎ部材29b、前記第1スライド カバー27と同様に旋回軸15aにベアリング30を介して回動自在に支持され た第2揺動部材29c及びこの第2揺動部材29cと側面塞ぎ部材29aを連結 する連結部材29dから成る。
【0008】 前記後面カバー21には、支持ブラケット32を介して開閉シリンダ33が取 付けられ、この開閉シリンダ33のピストンロッド33a先端には、連結ロッド 34の一端が回動自在に軸支され、この連結ロッド34の他端は、前記第2スラ イドカバー29の第2揺動部材29cにピン38連結され、このピン38先端は 軸方向前方へ伸びる係止ピン35に形成されている。この係止ピン35が、第1 スライドカバー27の第1揺動部材27bに旋回軸15aを中心に所定の開き角 度θ(図5に示す)で円弧状に形成された規制長溝36内に遊嵌され、係止ピン 35は規制長溝36の両端の規制部36a,36bに係合するようになっている 。従って開閉シリンダ33の作用により円周方向に沿って移動する第1スライド カバー27の移動量は第2スライドカバー29の移動量より角度θだけ小さく規 制される。また、後面カバー21には第1スライドカバー27の第1揺動部材2 7bと当接し、第1スライドカバー27の開閉位置を位置決めする一対のストッ パ37a,37bが固定してあり、本実施例では第2スライドカバー29が14 0度揺動すると第1スライドカバー27が90度揺動するように前記角度θが5 0度に設定してある。
【0009】 次に作業者によって開閉自在とされる作業用とびら40について説明する。前 記第1,2切欠部25,26が形成された周側カバー20の主軸8側部とは反対 側に、周側カバー20のカバー幅全長にわたって作業用切欠部41が形成されて いる。この作業用切欠部41を開閉するために、一対のとびら40a,40bを ヒンジ42で連結して作業用とびら40を構成し、とびら40bの一端の前記第 1切欠部25と対応する部分に一対の円筒体43を固着し、この円筒体43を支 持ピン44に回動自在に支持させ、この支持ピン44周端に固着した取付部材4 5が周側カバー20に固着されている。また、とびら40aの一端は蝶ナット4 6によって周側カバー20に取外し可能に取付けられている。従って作業者が蝶 ナット46を取外しとびら40aに取付けられた把手47をつかみ側方から上方 に引き上げることで図3の仮想線で示すように作業用とびら40を位置させ、作 業用切欠部41を開放状態として工具の取り換え等の作業を行うことができる。 尚、把手47の取付位置は第1切欠部25の軸方向長さと対応した位置に設定さ れ、揺動する第2スライドカバー29と干渉しないようにしてある。また、図4 ,5において、工具交換装置Dの主軸8の前方に接近して設けた治具50のワー ク取付面50aには、工具Tの前部を逃がし得る深さ及び巾で主軸8との間で工 具交換を行う時の旋回割出位置Cの工具マガジン15の旋回軸15aを中心とし た円弧状の逃げ溝51が形成されている。従って後述の作用で説明するように、 一連の工具交換動作において、主軸8に装着された工具Tを工具マガジン15の 把持具16で把持し前方に逃げるとき、また、旋回割出位置Cの工具マガジン1 5が旋回割出を行うときに、工具Tの前部と治具50が干渉しないようになって いる。
【0010】 次に、以上のように構成された工具マガジン15の防塵装置18の作用につい て説明する。横型マシニングセンタ1で加工を行っているときには、図2,3に 示すように工具マガジン15が待機位置Aに位置し、防塵装置18の第1,2ス ライドカバー27,29は夫々第1,2切欠部25,26を完全に塞いだ状態と なっている。従って周側カバー20内の工具マガジン15への切粉の進入は完全 に防止されている。
【0011】 次に、工具交換時の動作について説明する。図2,3に示すように第1,2ス ライドカバー27,29が夫々第1,2切欠部25,26を塞ぐようにピストン ロッド33aが突出状態である開閉シリンダ33を作用させ、ピストンロッド3 3aを没入させる。すると先ず、第2スライドカバー29が開放方向に向かって 周側カバー20に沿って移動を始める。この移動の始めに第1スライドカバー2 7は、第2スライドカバー29の係止ピン35が第1スライドカバー27の規制 長溝36内を遊動しているので閉鎖状態のまま停止している。そして、第2スラ イドカバー29が所定量(ここでは角度50度)移動して係止ピン35が規制長 溝36の一端側の規制部36a(図3、図5に示す)と係合し、第1スライドカ バー27が第2スライドカバー29と共に、開放方向に向かって円周に沿って移 動を始める。その後、第1,2スライドカバー27,29は図4、図5に示すよ うに夫々第1,2切欠部25,26を完全に開放状態とする。次に、この開放状 態のまま可動支持体13を右方に移動させると、待機位置Aに位置する工具マガ ジン15は工具交換位置Dに位置決めされた主軸8に向かって側方より近づく。 この時図示するように治具50が工具マガジン15の移動に伴う周側カバー20 の移動空間内に位置する場合であっても、開放状態の第2切欠部26内に治具5 0の一部が収まり、周側カバー20と治具50とは干渉せず、また主軸8及び主 軸8に装着された工具Tは第1,2切欠部25,26を介して周側カバー20内 に入り込む。従って工具マガジン15は工具把持位置Bに位置し、把持具14が 主軸8に装着された工具Tを把持する。その後工具マガジン15は、主軸8から 工具Tを抜き取るためスライドテーブル11の前方移動により前進する。この時 第2切欠部26内に治具50は収まり周側カバー20と治具8とは干渉せず、ま た、工具マガジン15の把持具14に把持された工具T前部は、治具8の逃げ溝 51により治具50とは干渉しない。そしてこの前進がATCストローク7に達 すると工具マガジン15は、旋回割出位置Cに位置し、次の加工のための工具T を旋回割出するが、この時も工具T前部は逃げ溝51により治具50とは干渉し ない。その後前記とは逆にスライドテーブル11を後方へ移動させ、工具マガジ ン15が後退し、工具Tを主軸8に装着する。この装着後に可動支持体13を左 方に移動させ、工具マガジン15は把持具14が工具Tの把持を解放し、主軸8 に対して側方より逃げ、再び待機位置Aに位置する。そして開閉シリンダ33を 作用させると、第2スライドカバー29は閉鎖方向に向かって周面に沿って移動 し、第2スライドカバー29の係止ピン35が第1スライドカバー27の規制長 溝36の他端の規制部36bと係合すると、第1スライドカバー27はストッパ ー37bに当接するまで第2スライドカバー29と共に閉鎖方向に向かって周面 に沿って移動し、再び図2,3に示すように第1,2切欠部25,26を閉鎖状 態とする。
【0012】 次に、作業用とびら40の作用について説明する。待機位置Aに位置する工具 マガジン15に多数装着された工具Tの交換等の作業を行う場合、先ず作業用と びら40を固定する蝶ナット46を取外し、把手47をつかみ側方より上方に持 ち上げることで作業用とびら40は、支持ピン44を中心に回転し、ちょうつが い42を介して折れ曲がり、図3において、仮想線で示す状態となり作業用切欠 部41を完全に開放状態にし、作業を行う。
【0013】 以上のように本実施例では、主軸8側方側の周側カバー20に、主軸8が出入 り可能な狭い切欠巾の第1切欠部25を設けると共に、第1切欠部25より巾広 の第2切欠部26を第1切欠部25に連続して設け、これらの第1,2切欠部2 5,26を開閉シリンダ33で第1,2スライドカバー27,29を周側カバー 20に沿って移動させ開閉可能としたので、工具交換時において、開閉シリンダ 33の作用で第1,2スライドカバー27,29を開放方向に移動させ第1,2 切欠部25,26を開放状態にでき、周側カバー20に覆われた工具マガジン1 5が主軸8に側方より近づくとき及び工具マガジン15の把持具14が工具Tを 把持し前方に逃げるときに、治具50が工具交換位置Dの主軸8の前方に近接し た位置にあっても、第2切欠部29内に治具50の干渉部分が収まり周側カバー 20と治具50との干渉をさけることができる。また、ワーク加工時には、開閉 シリンダ33の作用で第1,2スライドカバー27,29を閉鎖方向に移動させ 、第1,2切欠部25,26を完全な閉鎖状態とでき、周側カバー20内の工具 マガジン15への切粉進入が確実に防止される。
【0014】 また、第1スライドカバー27に規制長溝36を設け、この規制長溝36の規 制部36a,36bに係合する係止ピン35を第2スライドカバー29に設け、 第2スライドカバー29に開閉シリンダ33のピストンロッド33aを連結し、 第1スライドカバー27の円周方向移動量を第2スライドカバー29のそれより 小さく規制するようにしたので、作業用切欠部41を開閉する作業用とびら40 の取付部や把手47に開放方向に移動する第1スライドカバー27が干渉するこ とを防止できる。また、作業用切欠部41は、第1,2切欠部25,26と反対 側の周側カバー20周面に周側カバー20の巾全長にわたって形成されているの で、作業者による工具交換等の作業が行い易い。
【0015】 尚、本実施例では、係止ピン35と係合する規制部36a,36bとして本第 1揺動部材27bに設けた規制長溝36の両端を示しているが、この規制長溝3 6をとり止め、第1揺動部材27bに規制長溝36の両端と対応する位置で係止 ピン35と係合する一対の突起部を設け、この突起部を規制部としてもよい。実 施例では第1スライドカバー27に規制長溝36を、第2スライドカバー29に 規制長溝36の規制部36a,36bに係合する係止ピン35を設けているが、 逆に設けてもよい。また、本実施例では工具マガジンの防塵装置18を、横型マ シニングセンタ1で工具交換位置Dの主軸8に対して側方より工具マガジン15 が近接離反するものに使用しているが、主軸8に対して真上より工具マガジン1 5が近接離反するものに使用してもよく、また縦型マシニングセンタに使用して もよい。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案の工具マガジンの防塵装置では、工具マガジンを覆う周側 カバーに、主軸の出入り可能な切欠巾の第1切欠部を設けると共に、この第1切 欠部より広い切欠巾の第2切欠部を第1切欠部に連続して設け、これらの第1, 2切欠部を夫々開閉する第1,2スライドカバーを2段階動作するようにしたの で、工具交換時において、治具が工具交換位置の主軸前方に接近して配設してあ る場合でも、治具の一部は開放状態の第2切欠部内に収まり、周側カバーと治具 との干渉が防止でき、また、ワーク加工時において第1,2切欠部を閉鎖状態と し、カバー内の工具マガジンへの切粉の進入は確実に防止される。 また、第1スライドカバーの第1切欠部を開放するための移動量は第2スライ ドカバーのそれより小さく規制したので、第1,2切欠部と反対側の周側カバー に作業用の切欠部を設け、この切欠部を開閉するとびらを第1スライドカバーの 軸方向長さと対応する位置で取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横型マシニングセンタの平面図を示す。
【図2】工具マガジンの防塵装置の一部断面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】作用説明図である。
【図5】図4の正面図である。
【符号の説明】
8 主軸、 13 可動支持体、 15 工具マガジ
ン、 18 防塵装置、20 周側カバー、 25,2
6 第1,2切欠部、27,29 第1,2スライドカ
バー、 33 シリンダ、 35 係止ピン、 36
a,36b 規制部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の工具を着脱自在に支持する工具マ
    ガジンを可動支持体に旋回割出自在に設け、この可動支
    持体を移動させて工具マガジンを主軸の軸線方向に往復
    動可動でかつ主軸に向けて側方から近接離反するように
    した工具交換装置において、前記可動支持体に工具マガ
    ジンの工具軌跡の周面を覆う円筒状の周側カバーを固着
    し、この周側カバーの主軸側部分には、周側カバーの工
    具元部側端からカバー幅の中間部にわたって主軸が出入
    り可能な狭い切欠巾の第1切欠部を設けると共に、周側
    カバーのカバー幅中間部から工具刃先側端にわたって第
    1切欠部より広い切欠巾の第2切欠部を第1切欠部に連
    続して形成し、第1切欠部を開閉する第1スライドカバ
    ーと第2切欠部を開閉する第2スライドカバーとを夫々
    周側カバーに沿って円周方向へ往復回動自在に設け、可
    動支持体と第2スライドカバーとをシリンダを介して連
    結し、第1スライドカバーと第2スライドカバーとの一
    方には係止ピンを設け、他方にはこの係止ピンを係合し
    て第1スライドカバーの開閉のための移動量を第2スラ
    イドカバーのそれよりも小さく規制する規制部を設けた
    ことを特徴とする工具マガジンの防塵装置。
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