JPH0880189A - エラスターゼ生産納豆菌及びこれを用いた納豆の製造方法 - Google Patents

エラスターゼ生産納豆菌及びこれを用いた納豆の製造方法

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JPH0880189A
JPH0880189A JP6217714A JP21771494A JPH0880189A JP H0880189 A JPH0880189 A JP H0880189A JP 6217714 A JP6217714 A JP 6217714A JP 21771494 A JP21771494 A JP 21771494A JP H0880189 A JPH0880189 A JP H0880189A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エラスターゼ生産納豆菌の中でもとりわけ高
いエラスターゼ活性を示す納豆菌と、この高エラスター
ゼ生産納豆菌を用いた納豆の製造方法を得ることを目的
とする。 【構成】 バチルス・ズブチリスに属する納豆菌であっ
て、エラスターゼ生産性が改良された納豆菌変異株KF
P419株(FERM P−14304)。バチルス・
ズブチリスに属し、エラスターゼ生産性が改良された納
豆菌である納豆菌変異株KFP419株(FERM P
−14304)を用いて納豆を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バチルス・ズブチリス
に属し、エラスターゼ生産性が改良された納豆菌と、こ
の納豆菌を用いる納豆の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】納豆は、周知のように、蒸煮大豆に納豆
菌を接種し、醗酵室の中で所定時間醗酵、熟成させて製
造されるものであり、従来より健康食品としての地位が
与えられている。
【0003】一方、納豆菌は、一般にタンパク質を分解
するプロテアーゼ活性を示し、そして、このプロテアー
ゼにより、納豆の熟成過程において大豆のタンパク質が
ポリペプチドに分解され、更に納豆の旨味となる低分子
ペプチドやアミノ酸に分解されることが知られている。
【0004】更に、従来においては、納豆菌の育種法と
してスクリーニング、変異処理(紫外線、放射線、薬剤
等)、細胞融合、遺伝子組換え等を用いて、高旨味・高
ナットウキナーゼ、高ナットウキナーゼ・低ビタミン
K、低臭、高プロテアーゼ、粘質物非生産、ビタミンB
12生産等の性質を備えた納豆菌乃至納豆の開発が進めら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、菌体
外に高活性のプロテアーゼを産生する納豆菌の開発は近
時良く行われているが、バチルス・ズブチリスに属する
納豆菌にエラスターゼ活性を示すものがあることについ
ては以外と知られていない。況や、高エラスターゼ生産
納豆菌に関する研究乃至技術開発は殆ど無いといっても
過言ではない。
【0006】ところで、エラスターゼは、エラスチンを
分解する豚膵臓由来の酵素で、高脂血圧症の改善に効果
のあることが知られている。
【0007】本発明者等は、エラスターゼ生産納豆菌に
着目して本発明を完成した。すなわち、本発明は、エラ
スターゼ生産納豆菌の中でもとりわけ高いエラスターゼ
活性を示す納豆菌と、この高エラスターゼ生産納豆菌を
用いた納豆の製造方法を得ることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者等は、
納豆菌にもエラスターゼを生産するものがあるという知
見を踏まえて、このエラスターゼ生産納豆菌を改良する
ことにより、更に高エラスターゼ生産納豆菌を開発する
ことが可能であろうと思料した。
【0009】すなわち、土壌、枯草、稲藁等から耐熱性
胞子を形成する菌株を分離し、そのうちコロニーの形態
がバチルス・ズブチリスに属すると思われるものについ
て、エラスターゼ活性の高い菌株KFP355株を選択
した。
【0010】このKFP355株に種々の変異処理を行
ったところ、60Co照射で変異処理することにより、高
エラスターゼ活性株として、KFP419株が分離され
た。
【0011】菌株の同定は、バージーズ・マニュアル・
オブ・システマチック・バクテリオロジー(Berge
y’s Manual of Systematic
Bacteriology)第2巻に準拠して行ったと
ころ、KFP355株及びKFP419株はバチルス・
ズブチリスに属する菌株と同定された。
【0012】エラスターゼ活性の測定は、エラスチン−
オルセイン法を用い、KFP419株が市販納豆菌に対
し略2倍のエラスターゼ活性の存することを確認した。
【0013】KFP419株の培養は、NPB培地(肉
エキス1%、フィトン1%、食塩0.5%、pH7.
0)で行った。
【0014】酵素の精製は、硫安沈殿と透析後、DEA
E−セファデックス(Sephadex)A−25、セ
ファデックス(Sephadex)G−75、CM−2
3の3種のカラムクロマトグラフィーで行った。
【0015】SDS電気泳動には、アトー(株)製PA
GEL勾配ゲル520ーL型を用い、等電点電気泳動に
は、ゲル濃度5%・架橋度3%のポリアクリルアミドゲ
ルを使用した。
【0016】以上の結果、KFP419株とその親株た
るKFP355株はグラム陽性の好気性桿菌で胞子を形
成し、大きさは0.9×1.2〜2.4μmであり、更
に、7%NaCl存在下で生育し、でんぷん分解性陽
性、硝酸塩還元性陽性であることが判明した。
【0017】本発明において、培養液を3種のカラムク
ロマトグラフィーで分離した後、SDS電気泳動を行っ
て、単一のバンドが得られた。この点から酵素の採れた
ことが認められた。SDS電気泳動と等電点電気泳動
で、本酵素と市販標品とを比較した結果、それぞれ分子
量と等電点に差が見られた。至適pHは、緑膿菌エラス
ターゼがpH8、本酵素と、ズブチリシン・ナガーゼ及
び豚すい臓エラスターゼが、pH9であった。至適温度
では、本酵素とズブチリシンが50℃、ナガーゼ・エラ
スターゼ(豚すい臓由来)が45℃、エラスターゼ(緑
濃菌由来)が35℃であった。阻害剤では、モノヨード
酢酸による阻害が見られた。
【0018】このようにして、バチルス・ズブチリスに
属し、エラスターゼ生産性が改良された納豆菌変異株K
FP419株を得た。この菌株は、工業技術院生命工学
工業技術研究所に寄託されており、その受託番号は、F
ERM P−14304である。また、親株たるKFP
355株も同様に、工業技術院生命工学工業技術研究所
に寄託されており、その受託番号は、FERM P−1
4303である。
【0019】更に、本発明は、バチルス・ズブチリスに
属し、エラスターゼ生産性が改良された納豆菌である納
豆菌変異株KFP419株(FERM P−1430
4)を用いて納豆を製造する方法である。
【0020】すなわち、納豆製造は、加温冷及び加湿除
湿を所定のプログラムに基づいて行う自動納豆製造機を
用い、発酵後冷蔵庫(5℃)で24時間熟成させたもの
を分析に供した。一般分析等の種々の分析は納豆試験法
に従って行った。また、GCとHPLCを用いてそれぞ
れ有機酸と糖成分の分析を行った。
【0021】KFP419株、KFP355株、市販納
豆菌3種(KFP1株,KFP2株,KFP4株)を用
いて製造した納豆では、KFP419株の納豆が粘りが
強く、うま味のある納豆であった。
【0022】KFP419株、KFP355株、市販納
豆菌3種とも一般成分に大きな差は見られなかった。
【0023】尚、納豆中の有機酸は、iso−吉草酸、
iso−酪酸、酢酸、ヘキサン酸の順に増加量が多くな
る傾向が見られた。大豆中の糖成分には、スタキオース
が含まれていたが、納豆製造後の納豆中の糖成分には、
スタキオースはいずれの納豆菌株により製造された納豆
にも検出されなかった。また、大豆中のフルクトースは
どの納豆中にも検出されなかった。従って、各種納豆菌
は大豆中のスタキオース、フルクトース等の糖成分を栄
養源として生育し、納豆粘質物を生成することが示唆さ
れた。
【0024】
【実施例】以下、本実施例により本発明を詳細に説明す
る。
【0025】本実施例において、土壌、枯草、稲藁等か
ら耐熱性胞子を形成する菌株を分離し、そのうちコロニ
ーの形態がバチルス・ズブチリスに属すると思われるも
のについて、エラスターゼ活性の高い菌株KFP355
株を選択した。
【0026】以下、図1に示すように、このKFP35
5株に60Co照射を行い、大きなコロニーを得て、プロ
テアーゼ活性検査を行い、その中から最良株3株を選抜
した。爾後、ニトロソグアジン処理を行って62株釣菌
し、プロテアーゼ活性検査を行って最良の2株を選抜し
た。更に前記2株にニトロソグアジン処理を行って22
株ずつ釣菌し、44株の中からエラスターゼ活性の高い
菌株KFP419株が分離された。
【0027】図2は、スクリーニングにおける供試菌の
エラスターゼ活性のデータであり、1分間にオルセイン
1μgを生成する酵素活性を1単位(U)としている。
尚、KFP1乃至4は市販の納豆菌から純粋分離して得
た菌株である。図2から明らかなように、KFP419
株は、市販の納豆菌に対し、略2倍のエラスターゼ活性
を示している。
【0028】ところで、本実施例において、エラスター
ゼの精製は、以下の通りである。
【0029】NBP倍地で24時間の前培養を行い、同
様にNPB倍地で3日間の培養を行った後、遠心分離
(10,000×g、15分)と、硫酸アンモニウム沈
澱(60〜80%飽和、10,000×g、30分)を
行い、一夜透析し、これを、DEAE−セファデックス
(Sephadex)A−25(0.1Mトリス緩衝液
pH8.0)、セファデックス(Sephadex)G
−75(0.1Mトリス緩衝液 pH8.0)、CM
23−セルロース(0.1Mクエン酸緩衝液pH5.
0)、セファデックス(Sephadex)G−75
(0.1Mトリス緩衝液 pH8.0)で順次精製し、
エラスターゼのラウリル硫酸ナトリウム−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)を行った。
【0030】図3は、セファデックス(Sephade
x)G−75のカラムクロマトグラフィーで行ったエラ
スターゼの精製を示す図で、黒丸は吸光度、白丸は酵素
活性を示す。図において、画分番号15にピークの出て
いることが解る。尚、I及びIIは、画分Iと画分IIを示
す。
【0031】図4は、エラスターゼのポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動(SDS−PAGE)を示す図で、前記
画分番号15にピークの出ている酵素を採りポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動のプレートの上に乗せ、プレート
の下をプラス、上をマイナスにして電気を導通して行っ
たものである。このポリアクリルアミドゲル電気泳動に
て示されるように、分子量の小さいもの程、下方に移動
し、他方、分子量の大きい物は移動し難く、そして純度
を見てみると一つになっており、この点から酵素の採れ
たことが認められた。
【0032】次に、本酵素がエラスチンを分解する速度
を調べた。図5は、エラスターゼ反応のラインウイーバ
バルクのプロットを示す図である。良く知られているよ
うに、縦軸は時間あたりの分解速さの逆数、横軸はエラ
スチンの濃度の逆数であり、そして、基質濃度を種々変
えて実験したところ、図示のような所定の勾配を得た。
これから、Km値が7.0ミリモルであることが解り、
従来におけるエラスターゼと同等の速度であることが確
認された。
【0033】図6は、エラスターゼに対する温度の効果
を示すもので、本酵素が何度で一番よく反応するかを調
べた。これによると、本酵素は、50℃程度において良
く反応することが解った。尚、図において線が切れてい
るのは、低温から高温まで一度に実験することができな
いので、7℃から25℃、20℃から60℃、55℃か
ら80℃迄の3回に分けて実験したことによる。
【0034】図7は、エラスターゼのpHに対する効果
を示すもので、本酵素がどのpHで一番よく反応するか
を調べた。これによると、本酵素は、pH9.0で良く
反応することが解った。
【0035】図8は、エラスターゼの安定性を示すもの
で、室温(黒三角印)の場合は1月で活性が零になって
しまい、冷蔵(白丸印)は50日程度で活性が20%位
下降し、冷凍(黒丸印)の場合は200日でも活性が6
0%は残っていることが確認された。
【0036】図9は、微生物由来エラスターゼとプロテ
アーゼの比較を行ったもので、本実施例のKFP419
株と、バチルスサチルス・アミロサッカリチカス、バチ
ルスナットーNSI、好アルカリ性バチルスYaB、好
アルカリ性バチルス221、シュードモナスエールギノ
ーサ(緑濃菌)とを比較した。すなわち、KFP419
株の場合、最適pHは9.0であり、他のもののエラス
ターゼ最適pHと異なっており、また、安定pHも、他
の酵素が5−10と報告されていてやや大雑把であるの
に対し、KFP419株の場合は厳密に測定したところ
8−9であった。更に、安定剤も、他の酵素にはカルシ
ウムを添加すると安定化されるのに対し、KFP419
株の場合はそのような事実は見られなかった。阻害剤
(酵素活性を無くす試薬)は、KFP419株の場合も
含めて、エラスターゼ活性を無くすものが共通して用い
られる。分子量、つまりタンパク質の大きさは、他のも
のが27,000乃至25,000であるのに対し、K
FP419株の場合は29,800、と大きく相違して
いる。この比較例からも明らかなように、本実施例のK
FP419株における生成エラスターゼの特徴が現れて
いる。
【0037】以上のことから、KFP419株は、新種
の高エラスターゼ生産納豆菌であることが思料されるも
のである。
【0038】本発明に係るKFP419株と、KFP3
55株、市販の納豆菌3株、すなわちKFP1株、KF
P2株及びKFP4株を用い、常法に従ってそれぞれ納
豆を製造し、これらの成分を比較検討した。尚、納豆の
製造は、図10に示すように、24時間の醗酵過程と、
これに続く24時間の熟成過程を設けて行った。
【0039】図11は、前記供試菌株を用いて製造され
た納豆の成分を表わしたもので、本発明に係るKFP4
19株は、他の菌株のものと比べ、上段の水分、タンパ
ク質、脂肪、灰分、炭水化物において大差ないこと、下
段において、γ−GTPが高く、更に、プロテアーゼ活
性が高いという特徴のあることが判明した。
【0040】図12は、供試菌株によって生産される粘
質物の相対粘度を示す図で、KFP419株のものを1
00として表わしている。この図からKFP419株の
ものがとりわけ市販のものに対し、比較的粘りの強い納
豆であることが理解され得る。
【0041】図13は、納豆粘質物中のエラスターゼ活
性を表わしたもので、本発明に係るKFP419株で納
豆を製造した場合も、培地で培養していた場合と同様に
エラスターゼ活性を発揮するか否かを調べた。そして、
図に示されるように、KFP419株は、市販のものの
略2倍のエラスターゼ活性の存することを確認した。
【0042】図14は、前記供試菌株を用いて製造され
た納豆の官能検査結果を示すもので、醗酵終了後2日目
に、専門のパネラー8名により、それぞれ最高の7から
最低の1迄の7段階評価において、各パネラーが普段購
入する市販の納豆と同じ程度のものを「4」とした場合
に、これと対比して各項目に亘りその評価を記入したも
のの平均値を出したものである。これによると、KFP
419株で製造した納豆は、特に、味がよく、糸引き性
が高く、総合評価が良好である結果が得られている。
【0043】更に、本発明者等は、浸浸大豆、蒸煮大
豆、並びに前記供試菌株を用いて製造された納豆の糖分
(図15)と、有機酸(図16)の分析を試みた。
【0044】納豆には6乃至7%の糖分が含有されてい
ることが知られているが、図15は、納豆は浸浸大豆や
蒸煮大豆に比べその含有量が減少することを示してい
る。中でもKFP2株は糖分が他よりは多いが、KFP
419株は市販の納豆の糖分含有量の範囲内に位置して
いることが理解される。
【0045】同様に、有機酸も、図16に示すように、
KFP419株は市販の納豆の有機酸含有量の範囲内に
位置していることが理解される。
【0046】このようにして、KFP419株を用いて
製造された納豆は、一方で、普通の納豆ができているこ
と、他方で、市販の納豆に比べ略2倍もエラスターゼ活
性の高いことが明らかとなった。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、エラス
ターゼ生産納豆菌の中でもとりわけ高いエラスターゼ活
性を示す納豆菌であり、そして、この高エラスターゼ生
産納豆菌を用いて製造された納豆は、特にエラスターゼ
活性が高く、更に味がよくて糸引き性が高いものであ
り、従って、本発明による納豆菌及び納豆は、納豆一般
が有する健康食品として評価を、名実ともにより一層高
めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】バチルスナットーKFP355の放射線照射突
然変異を示すフローチャートである。
【図2】スクリーニングにおける供試菌のエラスターゼ
活性を示すものである。
【図3】セファデックスG−75によるエラスターゼの
精製を示す図である。
【図4】エラスターゼのポリアクリルアミドゲル電気泳
動(SDS−PAGE)を示す図である。
【図5】エラスターゼ反応のラインウイーババルクのプ
ロットを示す図である。
【図6】エラスターゼに対する温度の効果を示す図であ
る。
【図7】エラスターゼのpHに対する効果を示す図であ
る。
【図8】エラスターゼの安定性を示す図である。
【図9】微生物由来エラスターゼとプロテアーゼの比較
を示すものである。
【図10】納豆製造における温湿度条件を示す図であ
る。
【図11】供試菌株を用いて製造された納豆の成分を表
わしたものである。
【図12】供試菌株によって生産される粘質物の相対粘
度を示す図である。
【図13】納豆粘質物中のエラスターゼ活性を表わした
ものである。
【図14】供試菌株を用いて製造された納豆の官能検査
結果を示すものである。
【図15】納豆の遊離糖含量を示す図である。
【図16】納豆の有機酸含量を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 典代 東京都千代田区一ツ橋2−2−1 共立女 子大学内 (72)発明者 吉見 朋恵 東京都千代田区一ツ橋2−2−1 共立女 子大学内 (72)発明者 渡辺 杉夫 東京都板橋区大山東町29番9号 鈴与工業 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バチルス・ズブチリスに属する納豆菌で
    あって、エラスターゼ生産性が改良された納豆菌変異株
    KFP419株(FERM P−14304)。
  2. 【請求項2】 バチルス・ズブチリスに属し、エラスタ
    ーゼ生産性が改良された納豆菌である納豆菌変異株KF
    P419株(FERM P−14304)を用いて納豆
    を製造することを特徴とする納豆の製造方法。
JP6217714A 1994-09-12 1994-09-12 エラスターゼ生産納豆菌及びこれを用いた納豆の製造方法 Expired - Fee Related JP2554454B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4918173B1 (ja) * 2011-09-13 2012-04-18 あづま食品株式会社 新規納豆菌及びこれを用いて製造した納豆

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CN102648757A (zh) * 2012-05-14 2012-08-29 北京工商大学 一种具有α-葡萄糖苷酶抑制活性发酵大豆的制备方法

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