JPH0880109A - トラクタの自動旋回制御装置 - Google Patents

トラクタの自動旋回制御装置

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JPH0880109A
JPH0880109A JP21690394A JP21690394A JPH0880109A JP H0880109 A JPH0880109 A JP H0880109A JP 21690394 A JP21690394 A JP 21690394A JP 21690394 A JP21690394 A JP 21690394A JP H0880109 A JPH0880109 A JP H0880109A
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悟 名畑
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勉 渡辺
Seiji Yatsuka
政治 八束
Fumio Shigematsu
文雄 重松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トラクタの自動旋回制御を、ステアリングハン
ドル13のステアリング切り速度センサ39の検出によ
って行わせる。 【構成】ステアリングハンドル13の操作角によってリ
フトア−ム5を上昇し操向ブレ−キ3を制動させて旋回
するトラクタにおいて、該ステアリングハンドル13の
回転速度を検出するステアリング切り速度センサ39を
設け、このステアリング切り速度センサ39の検出値に
よって曲進走行と旋回走行とを判別することを特徴とす
る自動旋回制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステアリングハンド
ルの操向によって旋回走行するトラクタの自動旋回制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】ト
ラクタ作業の操向旋回時に、ステアリングハンドルの操
向角によって、リフトア−ムを上昇させると共に、後車
輪の操向ブレ−キを効かせる操向旋回制御があるが、ス
テアリングハンドルの操向角が大きい場合でもロ−タリ
耕耘等の作業を行うことがあり、又、逆に操向角が小さ
い場合でも旋回することがある。ステアリングハンドル
の操向角によってのみ操向旋回制御を行うのは、的確な
制御を維持することはでき難い。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、ステアリン
グハンドル13の操作角によってリフトア−ム5を上昇
し操向ブレ−キ3を制動させて旋回するトラクタにおい
て、該ステアリングハンドル13の回転速度を検出する
ステアリング切り速度センサ39を設け、このステアリ
ング切り速度センサ39の検出値によって曲進走行と旋
回走行とを判別することを特徴とする自動旋回制御装置
の構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】ステアリングハンドル1をほ
ぼ中立位置にした状態で、トラクタの直進状態であると
すれば、このときの作業装置はリフトア−ム5の下降に
よって接地状態として対地作業を行うことができる。操
向修正乃至曲進操向するときは、ステアリングハンドル
13の操向を行うことにより、前車輪の操向が行われ
て、作業装置の作業条の目的方向の成形が得られる。こ
のとき、ステアリング回転センサ4がステアリングハン
ドル13の回転速度を検出することによって、コントロ
−ラではこのステアリングハンドル13の操向角が操向
修正乃至曲進走行であるか、又は旋回走行であるかを判
別する。
【0005】ステアリング切り速度センサ39による検
出回転速度が遅いときは、曲進走行であるとして、リフ
トア−ム5の上昇や、操向ブレ−キ3の制動等は行わな
いで、そのまま作業装置を接地させた作業姿勢を維持す
る。又、回転速度が所定以上に早いときは、旋回走行で
あるとして、リフトア−ム5を上昇させ、操向ブレ−キ
3を効かせて旋回を行うこととなる。
【0006】このように、ステアリングハンドル13の
回転速度を検出するステアリング切り速度センサ39の
検出値にもとづいて、操向が曲進走行か旋回走行かを早
く検出判別することによって、リフトア−ム5による作
業装置の昇降や操向ブレ−キ3の制動等を的確に制御す
ることができ、操作性を良くし、作業能率を高めること
ができる。
【0007】
【実施例】図1〜図5において、トラクタ車体は、前部
からエンジンボディ7、クラッチハウジング8、及びミ
ッションケ−ス9等を連結して一体構成とし、前車輪1
1、及び後車輪12を伝動して走行しうる構成としてい
る。13はステアリングポスト14上に位置するステア
リングハンドル、15は操縦席、10はミッションケ−
ス9上のリフトア−ム5を昇降するための油圧シリンダ
等を収容する油圧ケ−ス、16はミッションケ−ス9の
左右両側に位置して一体的に連結するリヤアクスルハウ
ジングであり、ミッションケ−ス9の差動装置から連動
される後車軸17を軸装し、外側端の後車輪12へ伝動
するように構成している。
【0008】ステアリング軸1を支持するステアリング
ポスト14に、このステアリングハンドル13の操作角
を検出するステアリングセンサ−18を設ける。このス
テアリングセンサ−18は、リミットスイッチからな
り、ステアリングハンドル13の中立位置を示す中立位
置スイッチ(図面省略)、操向ブレ−キ3を自動的に制
動するためのオ−トブレ−キスイッチ4、リフトア−ム
5を自動的に上昇するためのオ−トリフトスイッチ6、
及び、前車輪11への伝動を自動的に増速変速する自動
増速四WDスイッチ19等からなる。
【0009】ステアリング軸1には、ねじ部20が形成
され、このねじ部20にスイッチカム2を形成したねじ
筒21が螺合されて、ステアリング軸1の左回転、右回
転によって、スイッチカム2が下動、上動するように構
成される。このスイッチカム2はステアリングポスト1
4の軸方に沿って形成されるカム溝22に嵌合されてい
て、ねじ筒21の回転を止めて上下移動を案内する。
【0010】ステアリングポスト14にはブラケット2
3を介して前記各オ−トブレ−キスイッチ4、オ−トリ
フトスイッチ6等が長孔24及びこれに挿通する締付ボ
ルト25によって、上下移動調節可能に取付けられる。
このうち、オ−トリフトスイッチ6は、自動増速四WD
スイッチ19を兼ねる。オ−トブレ−キスイッチ4は、
左ブレ−キスイッチ4L(以下左右一対に設けられる構
成事項については、左側をLとし右側をRとして各符号
を付けて記載する。)が、該オ−トリフトスイッチ6よ
りも下位にあり、右ブレ−キスイッチ4Rがこれと対称
に上方位置にあって、前記スイッチカム2の凸部にスイ
ッチロ−ラ27が位置するとスイッチONとなり、凹部
ではOFFとなる。このうちスイッチカム2途中の凹部
26では、ステアリングセンサ−18のスイッチロ−ラ
27との間に適宜の間隔が形成されていて、このカム間
隔部Kがステアリング軸1の旋回操向の遊びとなり、こ
のカム間隔部Kにおける操向操作では、旋回操作域にま
で至らない。
【0011】これら各スイッチ4L,4R,6は、同一
軸方向線上に配置するもよいが、軸回り方向に位相をず
らせて配置し各スイッチ毎のスイッチカム2を形成する
もよい。各スイッチ4L,4R,6はボルト25を緩め
てブラケット23に対して長孔24の範囲内で上下に移
動することにより、スイッチのONする位置や、各スイ
ッチ間のON間隔等を調節することができる。
【0012】このような各オ−トブレ−キスイッチ4
L,4R、オ−トリフトスイッチ6は、コントロ−ラ2
8を経て油圧回路のソレノイドバルブ29L,29R,
30,31等を作動する。油圧回路のソレノイドバルブ
29L,29Rは、スプ−ルバルブを切替えて左側のブ
レ−キシリンダ32Lの油圧を立てて左側の操向ブレ−
キ3Lを制動したり、右側のブレ−キシリンダ32Rの
油圧を立てて右側の操向ブレ−キ3Rを制動することが
できる。33L,33Rは、これらのブレ−キシリンダ
32L,32Rを足操作するペタルである。34はブレ
−キシリンダ32L,32Rと各対向する操向ブレ−キ
3L,3Rとの間を連動するブレ−キロッドである。
【0013】前記ソレノイドバルブ30は、油圧ケ−ス
10内のリフトシリンダ35の伸縮制御を行うもので、
これによって作業機を連結するリフトア−ム5が昇降さ
れる。ソレノイドバルブ31は、ミッションケ−ス9か
らクラッチハウジング8を経て前車輪11の差動装置3
6へ連動する伝動軸の途中に設けられた四WD切替クラ
ッチ37の切替えを行うもので、前車輪11の回転を後
車輪12とほぼ同速に伝動する等速四WDと、前車輪1
1の回転を後車輪12のほぼ二倍に増速する増速四WD
とに切替えることができる。
【0014】前記オ−トリフトスイッチ6のONによっ
て、これらソレノイドバルブ30,31をほぼ同時に切
替えることによって、リフトア−ム5を上昇すると共
に、等速四WDを増速四WDに切替えて前車輪11の伝
動を高速にする。このオ−トリフトスイッチ6のONと
同時又はその後にオ−トブレ−キスイッチ4L又は4R
がONされて、操向側の後車輪12に操向ブレ−キ3
L,3Rが制動される。
【0015】38は感度調節ダイヤルで、スイッチ4,
6の検出感度を調節する。39はステアリング切り速度
センサ−で、ステアリングハンドル13によるステアリ
ング軸1の回転速度を検出する。このステアリング切り
速度センサ39は、ポテンショメ−タ、その他の回転速
度計等からなりステアリング軸1からパワステ油圧回路
46によるパワステアリングに至る間のステアリング連
動軸の回転速度を検出する位置に構成されるとよい。
【0016】図5は、前記リフトシリンダ35、四WD
切替クラッチ37のクラッチシリンダ−40、ブレ−キ
シリンダ32L,32R、及びロ−リングシリンダ−4
1等の制御のための油圧回路において、前記のようなス
テアリングハンドル13の旋回操作により、これをステ
アリングセンサ−18が検出して、作業機を上昇させ、
前車輪11を増速し、操向ブレ−キ3L,又は3Rを制
動させる構成において、減圧弁42を設けて該四WD切
替クラッチ37のソレノイドバルブ31を切替作動し、
この圧力補償された二次圧を操向ブレ−キシリンダ32
L,32R及びソレノイドバルブ29L,29Rに働か
せて、操向ブレ−キ3L,3Rが働くとき、四WD切替
クラッチ37が油圧力低下によって切れたり、又、油圧
力上昇によって操向ブレ−キ3L,3Rと四WD切替ク
ラッチとが同時に働くような誤作動がなくなる。
【0017】なお、前記油圧回路において、P1はメイ
ンポンプ、P2はサブポンプ、Tはタンクポ−トであ
る。43はリリ−フバルブ、44は分流弁、45は作業
機のロ−リング制御を行うロ−リングシリンダ41用の
ロ−リング制御弁である。46はパワステ油圧回路で、
ステアリング軸1から作動される回動力を油圧力により
増力して前車輪11の操向連動を行うものである。
【0018】前記ステアリング切り速度センサ39は、
常時ステアリング軸1の回転速度を検出していて、この
ステアリング切り速度センサ39の切り速度が設定値よ
りも小さいときは、前記コントロ−ラ28から各ソレノ
イドバルブ29L,29R,30,31等への出力はな
く、従って、リフトア−ム5は下降したままの姿勢で作
業状態を維持し、操向ブレ−キ3も制動されず、四WD
切替クラッチ37の切替による前輪増速伝動も行われな
いステアリングハンドル13の操向による曲進走行を行
うものである。
【0019】このステアリング切り速度センサ39の検
出値が設定値以上のときは、ソレノイドバルブ29L,
29R,30,31等が出力されて、リフトア−ム5の
上昇によって作業装置を地面から上げて非作業姿勢と
し、操向側の操向ブレ−キ3が制動され、四WD切替ク
ラッチ37により前車輪伝動が増速伝動されて、旋回走
行となる。
【0020】従って、曲進走行時は、ステアリングハン
ドル13の切り角度が大きくても、切り速度が緩速であ
るため、前記ステアリングセンサ18がONされても、
出力が牽制されて、リフトア−ム5が上昇されたり、操
向ブレ−キ3の制動で急旋回が行われたり、又前輪走行
速が変速になることがない。このため曲進しながら作業
を行うことができる。又、逆に、旋回走行時は、ステア
リングハンドル13の切り角度が小さくても、切り速度
が早いため、リフトア−ム5の上昇や操向ブレ−キ3の
制動等を速かに出力して、旋回態勢へ速かに移行するこ
とができる。
【0021】このようにして、旋回後のリフトア−ム5
の下げ出力は、ステアリングセンサ18の中立位置スイ
ッチのONによって、一定距離の走行、又は、一定の車
輪回転数のカウントによって行わせる構成としている。
このような旋回走行の制御は、前記ステアリング切り速
度センサ39の検出によってのみ行わせるもよいが、前
記ステアリングセンサ18等の各種センサの検出との組
合せによって出力するもよい。従って、ステアリング切
り速度センサ39が、設定値よりも大きい値を検出した
ときは、このまま直ちに旋回走行に入るのではなく、ス
テアリングセンサ18のONによって旋回走行を制御出
力するように構成するもよい。
【0022】前記スイッチカム2によるオ−トブレ−キ
スイッチ4L,4R、オ−トリフトスイッチ6等のステ
アリングセンサ18と、ステアリング切り速度センサ3
9との関係は、モ−ド切替スイッチの切替えによって、
ステアリング切り速度センサ39の検出のみによる旋回
制御を行わせたり、ステアリング切り速度センサ39の
検出には関係なく、ステアリングセンサ18による旋回
制御を行わせたり、又、これら両センサ39,18の検
出による旋回制御を行わせるように構成するもよい。
【0023】図6において、上例と異なる点は、ブレ−
キシリンダ32L,32Rの油圧回路に、圧力切替弁4
8を設けて、ステアリングハンドル13を切り角を左、
右一杯にしたときは、前車輪11操向連動のピットマン
ア−ム49からプッシュプルワイヤ−50を介して、こ
の圧力切替弁48を全圧位置L,又Rに切替えて、左、
右ブレ−キシリンダ32L,32Rを全圧で作動する。
又、ステアリングハンドル13の切り角を一杯にしない
ときは、圧力切替弁48は低圧位置Nにあって、左、右
ブレ−キシリンダ32L,32Rには全圧よりも低い油
圧力が働き、操向ブレ−キ3の制動力を弱くすることが
できる。47はステアリングハンドル13の切り角を検
出するステアリング切り角センサである。この切り角に
よってソレノイドバルブ29L,29Rを切り替えて、
左右の操向ブレ−キ3を切替選択する。
【0024】図7において、上例と異なる点は、車体の
傾斜角を検出する傾斜センサ51が、予め設定した一定
角度を越えた角度を検出することにより、操向ブレ−キ
3のソレノイドバルブ29L,29Rの出力を停止する
ことにより、自動旋回制御を行わせないようにする。こ
れによって、傾斜地での操向ブレ−キ3を行わせないで
車体転倒をさせないように安全性を維持する。
【0025】図8,図9において、上例と異なる点は、
副変速装置が変速位置Hに変速されているとき、自動旋
回制御による片側操向ブレ−キ3が効くと、危険である
から、このようなときは左右両操向ブレ−キ3が同時に
効くようにして安全を図るものである。ミッションケ−
ス9の副変速装置部に、この副変速操作が低速位置Lか
変速位置Hであるかを検出する副変速スイッチ52L,
52Hを設け、ブレ−キペタル33L,33Rには各々
ブレ−キスイッチ53L,又は53Rを設けて、いずれ
か片側のブレ−キスイッチ53L、又は53RのみがO
Nして制動されるとき、副変速スイッチ52HがONで
あれば、図9のように増速四WD切替クラッチ37のソ
レノイドバルブ31や、ブレ−キソレノイドバルブ29
L,又は29Rへの出力は行われないで、これら左右両
ブレ−キソレノイドバルブ29L,29Rの両方が同時
出力されて、左右の後車輪12が同時制動される。
【0026】図10において、上例と異なる点は、左右
のブレ−キシリンダ32L,32Rに対する油圧回路5
4L,54Rにリリ−フバルブ55L,55Rを設け、
これらの油圧回路54L,54Rへのポンプポ−トPと
ニュ−トラルポ−トNとを切替える切替弁56を設け、
ステアリングハンドル13の操向で回動されるステアリ
ングカム57によって、これら左右のリリ−フバルブ5
5L,55Rのプッシュピン58L,58Rを作動し、
切替弁56のプッシュピン59を作動して、各操向ブレ
−キシリンダ32L,32Rの圧力調整を行う構成とし
ている。ステアリングハンドル13と一体のカム57の
回動によって、切替弁56が切替えられて、リリ−フバ
ルブ55L又は55Rのプッシュピン58L又は58R
がカム57に押されて、リリ−フばねを圧縮してリリ−
フバルブ55L又は55Rのリリ−フ圧を強くする。こ
のため、ブレ−キシリンダ32L又は32Rの油圧力に
よって制動される操向ブレ−キ3の制動力も強くなる。
【0027】又、前記各油圧回路54L,54Rにはタ
ンクポ−トTとの間にパイロットチェックバルブ60
L,60Rを設け、前記切替弁56のニュ−トラルポ−
トNからパイロット圧を取出す構成とする。61はチェ
ックバルブである。図11,図12において、上例と異
なる点は、前記ステアリング切り角センサ47が、一定
(例えば180度)以上の角度を検出したことにより、
リフトア−ム5により作業装置が上昇される場合に、一
定以上の時間T1に亘って耕耘等の対地作業を行った後
でなければこの上昇を行わない構成として、作業性と安
全性を保つものである。この一定時間T1のカウント
は、前回の一定以上の切り角検出時、又は前回ブレ−キ
を踏んだり、作業装置を上昇させた時から一定時間T1
を経ていることを要するものとする。なお、このような
自動旋回制御の作動条件では、副変速が変速位置に入っ
ていないことや、PTO軸が伝動されていること等を要
するもよい。
【0028】圃場Aが長辺方向Bと短辺方向Cとに区画
形成されている場合は、通常長辺方向Bに沿わせてトラ
クタを走行させながら、両端部で折返Dしながら耕耘等
の対地作業を行う。この長辺方向Bの行程において、適
当な作業行程時間T1を走行して後でなければ自動旋回
制御しないものとして設定する。圃場Aの周囲には排水
口E,F等があって、畦際作業ではこの部分E,Fを曲
進して迂回するものとすれば、この排水口E,Fの前後
の作業行程が長辺方向Bの時間T1に相当する距離より
も短く、又この距離に要する時間T2もT1よりは短
く、従って、排水口E、又はFを迂回する場合も、作業
装置は上昇しないで作業位置にあって、曲進しながら作
業できるものである。又、圃場のコ−ナ部Gにおいても
作業装置は上昇させないことができる。前記折返部Dで
は作業装置が上昇されて、旋回制御が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステアリングセンサ部の側面図
【図2】その制御ブロック図
【図3】トラクタの一部の平面図
【図4】その側面図
【図5】油圧回路図
【図6】一部別実施例を示す油圧回路図
【図7】一部別実施例を示すブロック図
【図8】一部別実施例を示すブロック図
【図9】その作動を示すブロック図
【図10】一部別実施例を示す油圧回路図
【図11】一部別実施例を示す作業状態を示す作業平面
【図12】その制御フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1 操向ブレ−キ 5 リフトア−ム 13 ステアリングハンドル 39 ステアリング切り速度センサ
フロントページの続き (72)発明者 八束 政治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 重松 文雄 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドル13の操作角によ
    ってリフトア−ム5を上昇し操向ブレ−キ3を制動させ
    て旋回するトラクタにおいて、該ステアリングハンドル
    13の回転速度を検出するステアリング切り速度センサ
    39を設け、このステアリング切り速度センサ39の検
    出値によって曲進走行と旋回走行とを判別することを特
    徴とする自動旋回制御装置。
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