JPH0879996A - モータのコア - Google Patents
モータのコアInfo
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- JPH0879996A JPH0879996A JP21451294A JP21451294A JPH0879996A JP H0879996 A JPH0879996 A JP H0879996A JP 21451294 A JP21451294 A JP 21451294A JP 21451294 A JP21451294 A JP 21451294A JP H0879996 A JPH0879996 A JP H0879996A
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電着塗装の表面にエポキシ系樹脂の塗膜を形
成することにより、かえりを取り除くためブラスト処理
を除去しても十分な絶縁性を確保したコアを得る。 【構成】 電磁鋼板などをプレス加工により打ち抜いた
素体を複数枚積層することによりコアが形成される。エ
ッジ部7に発生したかえり6を除去せず、コアの表面に
第1層目の絶縁層10を形成するため電着塗装を行う。
この絶縁層10は細かな凹凸の細部に亘って塗膜をほぼ
均一に付着することができる。この結果、かえり6にも
電着塗装による薄い皮膜が形成される。その上に第2層
目の絶縁剤としてエポキシ系樹脂を塗布して第2層目の
絶縁層を形成する。この結果、電着塗装面のレベリング
を図ることができる。従って、上記エッジ部にコーティ
ングされた絶縁剤のエッジ部の膜厚は所定の絶縁性を確
保するのに十分な厚さにすることができる。
成することにより、かえりを取り除くためブラスト処理
を除去しても十分な絶縁性を確保したコアを得る。 【構成】 電磁鋼板などをプレス加工により打ち抜いた
素体を複数枚積層することによりコアが形成される。エ
ッジ部7に発生したかえり6を除去せず、コアの表面に
第1層目の絶縁層10を形成するため電着塗装を行う。
この絶縁層10は細かな凹凸の細部に亘って塗膜をほぼ
均一に付着することができる。この結果、かえり6にも
電着塗装による薄い皮膜が形成される。その上に第2層
目の絶縁剤としてエポキシ系樹脂を塗布して第2層目の
絶縁層を形成する。この結果、電着塗装面のレベリング
を図ることができる。従って、上記エッジ部にコーティ
ングされた絶縁剤のエッジ部の膜厚は所定の絶縁性を確
保するのに十分な厚さにすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータのコアに関するも
のである。更に詳述すると、モータのコアの絶縁層の形
成に関するものである。
のである。更に詳述すると、モータのコアの絶縁層の形
成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3にモータのコアの巻線組の例を示
す。複数の突極を有するコアに巻線が巻回されてなるモ
ータのコアの巻線組では、コアと巻線との間を絶縁する
必要がある。図において、コア1は複数の突極2を有す
ると共に、夫夫の突極の先端部は部分円弧状に広がった
傘部3を一体に形成しており、各突極には巻線4が巻回
されている。コアに巻回された複数の巻線4で形成され
る巻線組はモータの電機子を形成している。コア1と巻
線4との間、とりわけコア1の突極2と巻線4との間が
絶縁されていないと、各巻線4同志がコアを通じて短絡
され、モータとして機能しなくなるので、コア1と巻線
4との間は絶縁する必要がある。なお、電機子は固定子
として用いられる場合と回転子として用いられる場合と
がある。
す。複数の突極を有するコアに巻線が巻回されてなるモ
ータのコアの巻線組では、コアと巻線との間を絶縁する
必要がある。図において、コア1は複数の突極2を有す
ると共に、夫夫の突極の先端部は部分円弧状に広がった
傘部3を一体に形成しており、各突極には巻線4が巻回
されている。コアに巻回された複数の巻線4で形成され
る巻線組はモータの電機子を形成している。コア1と巻
線4との間、とりわけコア1の突極2と巻線4との間が
絶縁されていないと、各巻線4同志がコアを通じて短絡
され、モータとして機能しなくなるので、コア1と巻線
4との間は絶縁する必要がある。なお、電機子は固定子
として用いられる場合と回転子として用いられる場合と
がある。
【0003】この、コア1と巻線4との間に絶縁層を形
成させるため。例えば、特開平5−300681号公報
では、電磁鋼板などをプレス加工により打ち抜いた素体
を複数枚積層することにより形成したコアは、上記素体
の打ち抜き方向を図2aに示す矢示方向とすると、積層
コアの打ち抜き方向裏側のエッジ部にはかえり6が生じ
る。コアの突極2に巻線を巻回したとき、突極2のエッ
ジ部に存在しているかえり6は巻線を短絡させる原因と
なるため、線材の巻回に先立って、還元鉄粉などを用い
たサンドブラスト工法により積層コアの上記かえり6の
部分を除去すると共に、図2bに示すように、エッジ部
7にまるみをつける。
成させるため。例えば、特開平5−300681号公報
では、電磁鋼板などをプレス加工により打ち抜いた素体
を複数枚積層することにより形成したコアは、上記素体
の打ち抜き方向を図2aに示す矢示方向とすると、積層
コアの打ち抜き方向裏側のエッジ部にはかえり6が生じ
る。コアの突極2に巻線を巻回したとき、突極2のエッ
ジ部に存在しているかえり6は巻線を短絡させる原因と
なるため、線材の巻回に先立って、還元鉄粉などを用い
たサンドブラスト工法により積層コアの上記かえり6の
部分を除去すると共に、図2bに示すように、エッジ部
7にまるみをつける。
【0004】次に図2cに示すように、コアの表面に液
状の絶縁剤をコーテイングし、硬化させて第1層目の絶
縁層を形成し、上記エッジ部7を含めてコア表面を第1
層目の絶縁層8でコートする。絶縁層8は下塗剤、すな
わちプライマーである。液状の絶縁剤は薄くコーティン
グする必要があるが、薄くコーティングしようとする
と、絶縁層8の表面張力により上記エッジ部7に絶縁剤
がのりにくく、図1cに示すように、エッジ部7にコー
ティングされた絶縁剤のエッジ部7の膜厚は、他の平坦
な部分に較べると薄くなる。しかし、第1層目の絶縁層
8を形成することにより、上記エッジ部7にコーティン
グされた絶縁層のエッジ部7の極率半径は大きくなる。
状の絶縁剤をコーテイングし、硬化させて第1層目の絶
縁層を形成し、上記エッジ部7を含めてコア表面を第1
層目の絶縁層8でコートする。絶縁層8は下塗剤、すな
わちプライマーである。液状の絶縁剤は薄くコーティン
グする必要があるが、薄くコーティングしようとする
と、絶縁層8の表面張力により上記エッジ部7に絶縁剤
がのりにくく、図1cに示すように、エッジ部7にコー
ティングされた絶縁剤のエッジ部7の膜厚は、他の平坦
な部分に較べると薄くなる。しかし、第1層目の絶縁層
8を形成することにより、上記エッジ部7にコーティン
グされた絶縁層のエッジ部7の極率半径は大きくなる。
【0005】次に図2dに示すように、第2層目の絶縁
剤として液状の絶縁剤をコーティングして硬化させ第2
層目の絶縁層9を形成し、上記エッジ部を含めて第1層
目の絶縁層8の上からコア表面をコートする。第2層目
の絶縁剤はいわゆる上塗り剤である。上記のように第1
層目の絶縁剤をコーティングすることによって極率半径
が大きくなったエッジ部の上に第2層目の絶縁剤をコー
ティングすると極率半径の大きい上記エッジ部では絶縁
剤に表面張力が起りにくくなり、第2層目の絶縁剤をほ
ぼ均一にのせることができる。従って、上記エッジ部に
コーティングされた絶縁剤のエッジ部の膜厚は所定の絶
縁性を確保するのに十分な厚さにすることができる。
剤として液状の絶縁剤をコーティングして硬化させ第2
層目の絶縁層9を形成し、上記エッジ部を含めて第1層
目の絶縁層8の上からコア表面をコートする。第2層目
の絶縁剤はいわゆる上塗り剤である。上記のように第1
層目の絶縁剤をコーティングすることによって極率半径
が大きくなったエッジ部の上に第2層目の絶縁剤をコー
ティングすると極率半径の大きい上記エッジ部では絶縁
剤に表面張力が起りにくくなり、第2層目の絶縁剤をほ
ぼ均一にのせることができる。従って、上記エッジ部に
コーティングされた絶縁剤のエッジ部の膜厚は所定の絶
縁性を確保するのに十分な厚さにすることができる。
【0006】上記のように絶縁層形成に先立ち、前工程
としてかえり6を取り除くため、ブラスト処理などでエ
ッジ部7のかえり6を取り去り、その後液体塗料を重ね
塗りしているため、少なくてもかえり除去工程が必要
で、このため工程は複雑化し製造コストを上昇させてい
た。
としてかえり6を取り除くため、ブラスト処理などでエ
ッジ部7のかえり6を取り去り、その後液体塗料を重ね
塗りしているため、少なくてもかえり除去工程が必要
で、このため工程は複雑化し製造コストを上昇させてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
実状に鑑み、かえりを取り除くためブラスト処理などを
除去してもかえりによる絶縁低下を防ぐ塗装を施すこと
によりコアの絶縁度を高めると共に、量産を可能にして
製造単価を下げ、経済性の高いコアを提供しようとする
ものである。
実状に鑑み、かえりを取り除くためブラスト処理などを
除去してもかえりによる絶縁低下を防ぐ塗装を施すこと
によりコアの絶縁度を高めると共に、量産を可能にして
製造単価を下げ、経済性の高いコアを提供しようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のモー
タのコアは上記課題に鑑み、巻線が巻回される複数の突
極を有するところのモータのコアであって、上記コアの
絶縁手段として、電着塗装を施した後に液体塗料を重ね
塗りするものである。
タのコアは上記課題に鑑み、巻線が巻回される複数の突
極を有するところのモータのコアであって、上記コアの
絶縁手段として、電着塗装を施した後に液体塗料を重ね
塗りするものである。
【0009】本発明の請求項2のモータのコアは上記課
題に鑑み、上記液体塗料はエポキシ系塗料であることを
要旨としている。
題に鑑み、上記液体塗料はエポキシ系塗料であることを
要旨としている。
【0010】
【作用】かえりを取り除くためブラスト処理などを除去
してもかえりによる絶縁低下を防ぐ電着塗装を施した後
エポキシ系液体塗料を重ね塗りすることにより、電着塗
装面にピンホールが発生したとしてもピンホールを閉塞
すると共に、かえりを含むエッジ部に絶縁に必要なエポ
キシ系液体塗料がのり、かえりによるコアの絶縁度の低
下を防ぐと共に、量産を可能にして製造単価を下げ、経
済性の高いコアが得られる。
してもかえりによる絶縁低下を防ぐ電着塗装を施した後
エポキシ系液体塗料を重ね塗りすることにより、電着塗
装面にピンホールが発生したとしてもピンホールを閉塞
すると共に、かえりを含むエッジ部に絶縁に必要なエポ
キシ系液体塗料がのり、かえりによるコアの絶縁度の低
下を防ぐと共に、量産を可能にして製造単価を下げ、経
済性の高いコアが得られる。
【0011】
【実施例】本発明に関わるモータのコアの実施例を図1
に示す。図1は図2と対照されるもので、同じ作用を示
すものには同じ符号をつけてある。なお、本発明に関わ
るモータのコアの形状は特に限定されるものではない。
図において、2は突極、6はかえり、7はエッジ部、9
は第2層目の絶縁層、10は絶縁層である。
に示す。図1は図2と対照されるもので、同じ作用を示
すものには同じ符号をつけてある。なお、本発明に関わ
るモータのコアの形状は特に限定されるものではない。
図において、2は突極、6はかえり、7はエッジ部、9
は第2層目の絶縁層、10は絶縁層である。
【0012】コア1を構成する素体は電磁鋼板などをプ
レス加工により打ち抜いて形成される。そして素体を複
数枚積層することによりコアが形成される。上記打ち抜
き方向を図1aに示す矢示方向とすると、コアには、積
層コアの打ち抜き方向裏側のエッジ部7にかえり6が生
じる。従来は、コアの突極2に巻線を巻回したとき、突
極2のエッジ部7にかえり6が存在していると、かえり
6は巻線を短絡させる原因となるとされたため、サンド
ブラスト工法などにより除去した後塗装していたが本発
明ではかえり6を除去せず、次の工程に移る。
レス加工により打ち抜いて形成される。そして素体を複
数枚積層することによりコアが形成される。上記打ち抜
き方向を図1aに示す矢示方向とすると、コアには、積
層コアの打ち抜き方向裏側のエッジ部7にかえり6が生
じる。従来は、コアの突極2に巻線を巻回したとき、突
極2のエッジ部7にかえり6が存在していると、かえり
6は巻線を短絡させる原因となるとされたため、サンド
ブラスト工法などにより除去した後塗装していたが本発
明ではかえり6を除去せず、次の工程に移る。
【0013】次に図1bに示すように、コアの表面に第
1層目の絶縁層10を形成するため電着塗装を行う。こ
の電着塗装は上記エッジ部7を含めてコア表面を電着塗
装するものである。この絶縁層10は細かな凹凸の細部
に亘って塗膜をほぼ均一に付着することができる。この
結果、かえり6に電着塗装による薄い皮膜が形成され
る。但し、ときとしてピンホールが発生する虞れがあ
る。このために絶縁層10の上に第2層目の絶縁剤を塗
布して第2層目の絶縁層を形成する。
1層目の絶縁層10を形成するため電着塗装を行う。こ
の電着塗装は上記エッジ部7を含めてコア表面を電着塗
装するものである。この絶縁層10は細かな凹凸の細部
に亘って塗膜をほぼ均一に付着することができる。この
結果、かえり6に電着塗装による薄い皮膜が形成され
る。但し、ときとしてピンホールが発生する虞れがあ
る。このために絶縁層10の上に第2層目の絶縁剤を塗
布して第2層目の絶縁層を形成する。
【0014】コア全面に亘って第1層目の絶縁層10を
形成するため電着塗装には各種の塗料が使用できるが、
エポキシ系樹脂塗料が好適に使用できる。電着塗装は絶
縁および防錆に十分な程度に薄く塗装される。その厚み
は15〜40μm程度である。この電着塗装はコアの突
極に面しない、すなわち、コアの中心近傍、例えば、軸
孔に電極を接続して行われる。この電極はコアの突極に
面しない面で行われるので、少なくとも突極は全面に亘
って第1層目の絶縁層10が形成され、電線との絶縁性
が保たれる。従って、電着塗装後このコアの中心近傍に
は電極接続の跡が生じるが、これは次工程の第2層目の
絶縁層で覆蔽される。なお、接続される電極の数や配置
は巻線の絶縁を阻害する位置、すなわち、突極近傍に位
置しない限り特に制約を受けることはない。
形成するため電着塗装には各種の塗料が使用できるが、
エポキシ系樹脂塗料が好適に使用できる。電着塗装は絶
縁および防錆に十分な程度に薄く塗装される。その厚み
は15〜40μm程度である。この電着塗装はコアの突
極に面しない、すなわち、コアの中心近傍、例えば、軸
孔に電極を接続して行われる。この電極はコアの突極に
面しない面で行われるので、少なくとも突極は全面に亘
って第1層目の絶縁層10が形成され、電線との絶縁性
が保たれる。従って、電着塗装後このコアの中心近傍に
は電極接続の跡が生じるが、これは次工程の第2層目の
絶縁層で覆蔽される。なお、接続される電極の数や配置
は巻線の絶縁を阻害する位置、すなわち、突極近傍に位
置しない限り特に制約を受けることはない。
【0015】次に図1cに示すように、第2層目の絶縁
剤として液状の絶縁剤をコーティングして硬化させ第2
層目の絶縁層9を形成し、上記エッジ部を含めて絶縁層
10の上からコア表面をコートする。第2層目の絶縁剤
はいわゆる上塗り剤である。上記のように絶縁層10を
形成することによって第2層目の絶縁剤との相性がよく
なり、第2層目の絶縁剤をほぼ均一にのせることができ
るばかりでなく、電着塗装面のレベリングを図ることが
できる。従って、上記エッジ部にコーティングされた絶
縁剤のエッジ部の膜厚は所定の絶縁性を確保するのに十
分な厚さにすることができる。
剤として液状の絶縁剤をコーティングして硬化させ第2
層目の絶縁層9を形成し、上記エッジ部を含めて絶縁層
10の上からコア表面をコートする。第2層目の絶縁剤
はいわゆる上塗り剤である。上記のように絶縁層10を
形成することによって第2層目の絶縁剤との相性がよく
なり、第2層目の絶縁剤をほぼ均一にのせることができ
るばかりでなく、電着塗装面のレベリングを図ることが
できる。従って、上記エッジ部にコーティングされた絶
縁剤のエッジ部の膜厚は所定の絶縁性を確保するのに十
分な厚さにすることができる。
【0016】上記第2層目の絶縁剤としてエポキシ樹脂
が好適に使用される。エポキシ樹脂は電着塗料と相性が
よく、仮に絶縁層10にピンホールができていたとして
もピンホールを埋めることができる。また、エッジ部の
突状部を均一化することができる。
が好適に使用される。エポキシ樹脂は電着塗料と相性が
よく、仮に絶縁層10にピンホールができていたとして
もピンホールを埋めることができる。また、エッジ部の
突状部を均一化することができる。
【0017】なお、図示の実施例では、コアの表面の絶
縁層を電着塗装10と第2層目の絶縁層9の2層で形成
するようになっているが、要するに絶縁層はかえり6を
含めコアの表面を完全に絶縁するものであればよく、第
2層目の絶縁層9の上に更に第3層目の絶縁層、第4層
目の絶縁層・・・と多層の絶縁層を設けてもよく、その
作用・効果は同じである。
縁層を電着塗装10と第2層目の絶縁層9の2層で形成
するようになっているが、要するに絶縁層はかえり6を
含めコアの表面を完全に絶縁するものであればよく、第
2層目の絶縁層9の上に更に第3層目の絶縁層、第4層
目の絶縁層・・・と多層の絶縁層を設けてもよく、その
作用・効果は同じである。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のモータの
コアはかえりを取除くためブラスト処理を除去しても、
電着塗装による絶縁層の形成とエポキシ樹脂による第2
層目の絶縁層の形成により、コアの絶縁度を高めると共
に、量産を可能にして製造単価を下げ、経済性の高いコ
アを提供することができる。
コアはかえりを取除くためブラスト処理を除去しても、
電着塗装による絶縁層の形成とエポキシ樹脂による第2
層目の絶縁層の形成により、コアの絶縁度を高めると共
に、量産を可能にして製造単価を下げ、経済性の高いコ
アを提供することができる。
【0019】本発明のモータのコアはかえりを取除くた
めブラスト処理を除去したので、製造工程の騒音が軽減
したばかりでなく、ブラスト処理で排出する塵埃の排出
がなくなり、従来、これらの公害対策のために出費した
費用が削減できるため、この面からも経済性の高いもの
になる。
めブラスト処理を除去したので、製造工程の騒音が軽減
したばかりでなく、ブラスト処理で排出する塵埃の排出
がなくなり、従来、これらの公害対策のために出費した
費用が削減できるため、この面からも経済性の高いもの
になる。
【図1】本発明に関わるモータのコアの実施例を示す図
である。
である。
【図2】従来のコアの絶縁層を形成するための説明図で
ある。
ある。
【図3】従来のモータのコアの巻線組の例を示す図であ
る。
る。
1 コア 2 突極 4 巻線 6 かえり 7 エッジ部 8 第1層目の絶縁層 9 第2層目の絶縁層 10 絶縁層
Claims (2)
- 【請求項1】 巻線が巻回される複数の突極を有すると
ころのモータのコアであって、上記コアの絶縁手段とし
て、電着塗装を施した後に液体塗料を重ね塗りすること
を特徴とするモータのコア。 - 【請求項2】 上記液体塗料はエポキシ系塗料であるこ
とを特徴とする請求項1記載のモータのコア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21451294A JPH0879996A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | モータのコア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21451294A JPH0879996A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | モータのコア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0879996A true JPH0879996A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16656955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21451294A Withdrawn JPH0879996A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | モータのコア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0879996A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100840120B1 (ko) * | 2008-01-24 | 2008-06-19 | 허용석 | 슬리팅 절단면 버어처리 및 보호막 형성을 위한연속처리방법과 연속처리장치 |
JP5687192B2 (ja) * | 2009-06-23 | 2015-03-18 | 三菱電機株式会社 | 車両用交流発電機の固定子およびその製造方法 |
JP2020195199A (ja) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | 山洋電気株式会社 | 回転電機のアーマチュア及びその絶縁方法 |
-
1994
- 1994-09-08 JP JP21451294A patent/JPH0879996A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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