JPH10117465A - 積層コアの製造方法 - Google Patents
積層コアの製造方法Info
- Publication number
- JPH10117465A JPH10117465A JP26727996A JP26727996A JPH10117465A JP H10117465 A JPH10117465 A JP H10117465A JP 26727996 A JP26727996 A JP 26727996A JP 26727996 A JP26727996 A JP 26727996A JP H10117465 A JPH10117465 A JP H10117465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- laminate
- adhesive
- laminated
- core laminate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 15
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract description 32
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims abstract description 32
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 20
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 5
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 6
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 6
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 4
- 239000007767 bonding agent Substances 0.000 abstract 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 8
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 5
- 238000005422 blasting Methods 0.000 description 4
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 2
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 2
- 238000010923 batch production Methods 0.000 description 2
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 2
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 2
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 description 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コア積層体の突極の先端面を粘着材で固定、
あるいは、コアの積層間に接着剤を流し込んで固定する
ことにより、複数枚のコア板が積層されたコアに対して
バリ取りを行っても、剥離しない積層コアの製造方法を
得る。 【解決手段】 巻線が施される突極を有する形状に打ち
抜かれたコア板を複数枚積層してコア積層体を形成する
工程、コア積層体の突極の外周面に粘着材を塗布する工
程、突極の外周面に粘着材を塗布したコア積層体のエッ
ジ部に存在するバリを除去するバリ取り工程、バリ取り
工程を経たコア積層体に絶縁材料を塗布する工程を備え
ている。
あるいは、コアの積層間に接着剤を流し込んで固定する
ことにより、複数枚のコア板が積層されたコアに対して
バリ取りを行っても、剥離しない積層コアの製造方法を
得る。 【解決手段】 巻線が施される突極を有する形状に打ち
抜かれたコア板を複数枚積層してコア積層体を形成する
工程、コア積層体の突極の外周面に粘着材を塗布する工
程、突極の外周面に粘着材を塗布したコア積層体のエッ
ジ部に存在するバリを除去するバリ取り工程、バリ取り
工程を経たコア積層体に絶縁材料を塗布する工程を備え
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々のモータなど
に使用される積層コアの製造方法に関する。
に使用される積層コアの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄板をプレスで打ち抜いて複数の
突極を放射状に有するコア板を得、このコア板を複数枚
一体に積層したものをモータなどのステータコアまたは
ロータコアとすることが行われている。そのコアの各突
極にコイルが巻かれるわけであるが、そのコイルとコア
との絶縁を図るため、従来では、コア本体に粉体塗装又
は電着塗装を施して絶縁塗装膜を形成するのが普通であ
る。
突極を放射状に有するコア板を得、このコア板を複数枚
一体に積層したものをモータなどのステータコアまたは
ロータコアとすることが行われている。そのコアの各突
極にコイルが巻かれるわけであるが、そのコイルとコア
との絶縁を図るため、従来では、コア本体に粉体塗装又
は電着塗装を施して絶縁塗装膜を形成するのが普通であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鉄板を
プレスで打ち抜いてコア板を形成するため、コア板のエ
ッジにプレスによるバリが発生してしまう。このバリを
覆って塗装しなければ、所定の絶縁性能(例えば、DC
500Vで1MΩ以下)を得ることができない。ところ
が、エッジ部の鋭いバリに対して確実に絶縁するために
は、バリを確実に覆うことができる厚め塗装をする必要
がある。
プレスで打ち抜いてコア板を形成するため、コア板のエ
ッジにプレスによるバリが発生してしまう。このバリを
覆って塗装しなければ、所定の絶縁性能(例えば、DC
500Vで1MΩ以下)を得ることができない。ところ
が、エッジ部の鋭いバリに対して確実に絶縁するために
は、バリを確実に覆うことができる厚め塗装をする必要
がある。
【0004】バリを覆うように厚め塗装を施すと、必然
的にコアの各突極への巻線空間が少なくなり、コイルの
巻き数が少なくなってしまう。従って、モータを小型
化、高性能化する上での障害となってしまう。そこで、
コアに発生したバリを取り除くことが行われている。特
開平5ー268738号公報記載のものはその一例であ
って、コアのエッジのバリをバレル加工で除去するばか
りでなく、エッジを円弧状に形成している。しかし、複
数枚のコア板が積層され、かしめ等によって一体化され
たコアの積層は、剥離しやすいため、このコアに対して
バレル加工でバリ取りを行うと、積層部が部分的に剥離
してしまう問題がある。そこで、従来は、ショットブラ
スト等によって、コア板のバリ取りを一枚ごとに行って
いるが、コアの製造効率が悪いという難点がある。
的にコアの各突極への巻線空間が少なくなり、コイルの
巻き数が少なくなってしまう。従って、モータを小型
化、高性能化する上での障害となってしまう。そこで、
コアに発生したバリを取り除くことが行われている。特
開平5ー268738号公報記載のものはその一例であ
って、コアのエッジのバリをバレル加工で除去するばか
りでなく、エッジを円弧状に形成している。しかし、複
数枚のコア板が積層され、かしめ等によって一体化され
たコアの積層は、剥離しやすいため、このコアに対して
バレル加工でバリ取りを行うと、積層部が部分的に剥離
してしまう問題がある。そこで、従来は、ショットブラ
スト等によって、コア板のバリ取りを一枚ごとに行って
いるが、コアの製造効率が悪いという難点がある。
【0005】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解消するためになされたものであり、コアの積層部分
の外周部を粘着材で固定、あるいは、コアの積層間に接
着剤を流し込んで固定することにより、複数枚のコア板
が積層されたコアに対してバリ取りを行っても、コア板
が剥離せず、製造効率の高い積層コアの製造方法を提供
することを目的とする。
を解消するためになされたものであり、コアの積層部分
の外周部を粘着材で固定、あるいは、コアの積層間に接
着剤を流し込んで固定することにより、複数枚のコア板
が積層されたコアに対してバリ取りを行っても、コア板
が剥離せず、製造効率の高い積層コアの製造方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
巻線が施される突極を有する形状に打ち抜かれたコア板
を複数枚積層してコア積層体を形成する工程、上記コア
積層体の突極の先端面に粘着材を塗布する工程、突極の
外周面に粘着材を塗布したコア積層体のエッジ部に存在
するバリを除去するバリ取り工程、バリ取り工程を経た
コア積層体に絶縁材料を塗布する工程を備えていること
を特徴とする。
巻線が施される突極を有する形状に打ち抜かれたコア板
を複数枚積層してコア積層体を形成する工程、上記コア
積層体の突極の先端面に粘着材を塗布する工程、突極の
外周面に粘着材を塗布したコア積層体のエッジ部に存在
するバリを除去するバリ取り工程、バリ取り工程を経た
コア積層体に絶縁材料を塗布する工程を備えていること
を特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、巻線が施される突
極を有する形状に打ち抜かれたコア板を複数枚積層して
コア積層体を形成する工程、上記コア積層体の各コア板
間に接着剤を介在させてコア板同志を接合する工程、コ
ア板同志を接着剤で接合した積層体のエッジ部に存在す
るバリを除去するバリ取り工程、バリ取り工程を経たコ
ア積層体に絶縁材料を塗布する工程を備えていることを
特徴とする。
極を有する形状に打ち抜かれたコア板を複数枚積層して
コア積層体を形成する工程、上記コア積層体の各コア板
間に接着剤を介在させてコア板同志を接合する工程、コ
ア板同志を接着剤で接合した積層体のエッジ部に存在す
るバリを除去するバリ取り工程、バリ取り工程を経たコ
ア積層体に絶縁材料を塗布する工程を備えていることを
特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、少なくともコア積
層体の突極の先端部側のコア板間に接着剤を介在させる
ことを特徴とする。
層体の突極の先端部側のコア板間に接着剤を介在させる
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる積層コアの
製造方法の実施の形態について図面を参照しながら説明
する。図1において、符号1は、鉄板をプレスで打ち抜
いて得られるコア板1の例を示しており、複数の突極を
放射状に有している。このコア板1が複数枚一体に積層
されたコア積層体がモータのステータコアとして使用さ
れる。図2および図4には、上記コア板1が3枚積層さ
れたコア積層体の突極2の一つを例として示している。
このコア積層体の各突極2には、後述する各工程を経た
のちコイルが巻かれる。
製造方法の実施の形態について図面を参照しながら説明
する。図1において、符号1は、鉄板をプレスで打ち抜
いて得られるコア板1の例を示しており、複数の突極を
放射状に有している。このコア板1が複数枚一体に積層
されたコア積層体がモータのステータコアとして使用さ
れる。図2および図4には、上記コア板1が3枚積層さ
れたコア積層体の突極2の一つを例として示している。
このコア積層体の各突極2には、後述する各工程を経た
のちコイルが巻かれる。
【0010】次に、上記コア積層体の製造方法について
図1ないし図3において説明する。まず、図1に示すよ
うに鉄板を、巻線が施される突極を有する形状になるよ
うにプレスで打ち抜いてコア板1を形成する。そして、
このコア板1を複数枚積層してコア積層体を形成する。
図1ないし図3において説明する。まず、図1に示すよ
うに鉄板を、巻線が施される突極を有する形状になるよ
うにプレスで打ち抜いてコア板1を形成する。そして、
このコア板1を複数枚積層してコア積層体を形成する。
【0011】上述のように、コア積層体を形成したら、
図2に示すように、コア積層体の突極2の先端面に粘着
材を塗布する。粘着材を塗布するのは、コア積層体を構
成するコア板相互を一体に固定するためである。特に、
突極2の部分はコア板相互が剥離しやすいため、突極2
の先端面に粘着材を塗布する。次に、突極2の外周面に
粘着材が塗布されたコア積層体に対して、磁気バレル、
乾式バレル等のバレル加工を施し、コア積層体のエッジ
部に存在するバリ取りを行う。この際のバリ取りメディ
アは、通常使用されている球状あるいは粒状等が使用さ
れる。絶縁材料は、少なくともコア積層体とこれに巻か
れるコイルとの絶縁を図ることができる範囲に塗布され
ればよい。
図2に示すように、コア積層体の突極2の先端面に粘着
材を塗布する。粘着材を塗布するのは、コア積層体を構
成するコア板相互を一体に固定するためである。特に、
突極2の部分はコア板相互が剥離しやすいため、突極2
の先端面に粘着材を塗布する。次に、突極2の外周面に
粘着材が塗布されたコア積層体に対して、磁気バレル、
乾式バレル等のバレル加工を施し、コア積層体のエッジ
部に存在するバリ取りを行う。この際のバリ取りメディ
アは、通常使用されている球状あるいは粒状等が使用さ
れる。絶縁材料は、少なくともコア積層体とこれに巻か
れるコイルとの絶縁を図ることができる範囲に塗布され
ればよい。
【0012】コア積層体に対してバリ取りを終えたら、
このコア積層体とバリ取りメディアとを分離して、コア
積層体の突極2の先端面に塗布されている粘着材を剥離
する。粘着材が十分に薄く塗布されている場合などに
は、あえて粘着材を剥離する必要はないが、磁気特性上
は粘着材を除去することが望ましい。上記各工程を経た
ら、コア積層体に絶縁材料を塗布する。この絶縁材料に
は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等が使用される。絶縁
材料は、少なくともコア積層体とこれに巻かれるコイル
との絶縁を図ることができる範囲に塗布されればよい。
このコア積層体とバリ取りメディアとを分離して、コア
積層体の突極2の先端面に塗布されている粘着材を剥離
する。粘着材が十分に薄く塗布されている場合などに
は、あえて粘着材を剥離する必要はないが、磁気特性上
は粘着材を除去することが望ましい。上記各工程を経た
ら、コア積層体に絶縁材料を塗布する。この絶縁材料に
は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等が使用される。絶縁
材料は、少なくともコア積層体とこれに巻かれるコイル
との絶縁を図ることができる範囲に塗布されればよい。
【0013】以上のように、コア積層体の各突極の先端
面に粘着材を塗布しているため、コア積層体の積層部分
が剥離することなくバリ取りを行うことができる。従っ
て、従来のようにショットブラスト等によってコア板の
バリ取りを一枚ごとに行う必要はなく、非常に効率的に
積層コアを製造することができる。また、バッチ処理に
よる通常のバリ取り方法(例えば、磁気バレル、乾式バ
レル等)によってもバリ取りができるため、コア積層体
に絶縁材料を薄い膜厚(例えば、0.1mm以下)で塗
布することができる。従って、突極に巻き付け可能なコ
イルの巻き数を増加させることができ、所定の絶縁性能
(例えば、DC500Vで1MΩ以下)を確保すると共
に、モータを小型化、高性能化することができる。
面に粘着材を塗布しているため、コア積層体の積層部分
が剥離することなくバリ取りを行うことができる。従っ
て、従来のようにショットブラスト等によってコア板の
バリ取りを一枚ごとに行う必要はなく、非常に効率的に
積層コアを製造することができる。また、バッチ処理に
よる通常のバリ取り方法(例えば、磁気バレル、乾式バ
レル等)によってもバリ取りができるため、コア積層体
に絶縁材料を薄い膜厚(例えば、0.1mm以下)で塗
布することができる。従って、突極に巻き付け可能なコ
イルの巻き数を増加させることができ、所定の絶縁性能
(例えば、DC500Vで1MΩ以下)を確保すると共
に、モータを小型化、高性能化することができる。
【0014】次に、積層コアの別の製造方法について図
1、4、5において説明する。まず、図1に示すよう
に、鉄板を、巻線が施される突極を有する形状になるよ
うにプレスで打ち抜いてコア板1を形成する。そして、
このコア板1を複数枚積層してコア積層体を形成する。
1、4、5において説明する。まず、図1に示すよう
に、鉄板を、巻線が施される突極を有する形状になるよ
うにプレスで打ち抜いてコア板1を形成する。そして、
このコア板1を複数枚積層してコア積層体を形成する。
【0015】上述のように、コア積層体を形成したら、
コア積層体の各コア板1間全域に接着剤5を介在させて
コア板1同志を接合させ、硬化させる。図4には、上記
コア板1が3枚積層されたコア積層体の突極2の一つを
例として示している。上記接着剤5は、エポキシ系、ア
クリル系等の溶媒揮散型、熱硬化型、光硬化型のものを
用いている。また、上述のように、コア積層体の各コア
板1間全域に接着剤5を介在させるのではなく、コア積
層体の各コア板1間において、突極2の先端部側だけに
接着剤5を介在させることもできる。
コア積層体の各コア板1間全域に接着剤5を介在させて
コア板1同志を接合させ、硬化させる。図4には、上記
コア板1が3枚積層されたコア積層体の突極2の一つを
例として示している。上記接着剤5は、エポキシ系、ア
クリル系等の溶媒揮散型、熱硬化型、光硬化型のものを
用いている。また、上述のように、コア積層体の各コア
板1間全域に接着剤5を介在させるのではなく、コア積
層体の各コア板1間において、突極2の先端部側だけに
接着剤5を介在させることもできる。
【0016】次に、接着剤5を硬化させ、コア板1同志
を接合させてコア積層体を形成したら、このコア積層体
に対して、磁気バレル、乾式バレル等のバレル加工を施
し、コア積層体のエッジ部に存在するバリ取りを行う。
この際のバリ取りメディアは、通常使用されている球状
あるいは粒状等が使用される。
を接合させてコア積層体を形成したら、このコア積層体
に対して、磁気バレル、乾式バレル等のバレル加工を施
し、コア積層体のエッジ部に存在するバリ取りを行う。
この際のバリ取りメディアは、通常使用されている球状
あるいは粒状等が使用される。
【0017】コア積層体に対してバリ取りを終えたら、
このコア積層体とバリ取りメディアとを分離し、コア積
層体に絶縁材料を塗布する。この絶縁材料には、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂等が使用される。この場合も、少
なくともコイルとの絶縁を図ることができる範囲に絶縁
材料が塗布されていればよい。
このコア積層体とバリ取りメディアとを分離し、コア積
層体に絶縁材料を塗布する。この絶縁材料には、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂等が使用される。この場合も、少
なくともコイルとの絶縁を図ることができる範囲に絶縁
材料が塗布されていればよい。
【0018】以上のように、コア積層体の各コア板1間
全域あるいは突極2の先端部側だけに接着剤を介在させ
てコア板同志を接合、硬化しているため、コア積層体の
積層部分、特に突極の積層部分が剥離することなくバリ
取りを行うことができる。従って、従来のようにショッ
トブラスト等によってコア板のバリ取りを一枚ごとに行
う必要はなく、非常に効率的に積層コアを製造すること
ができる。また、バッチ処理による通常のバリ取り方法
(例えば、磁気バレル、乾式バレル等)によってもバリ
取りができるため、コア積層体に絶縁材料を薄い膜厚
(例えば、0.1mm以下)で塗布することができる。
従って、突極に巻き付け可能なコイルの巻き数を増加さ
せることができ、所定の絶縁性能(例えば、DC500
Vで1MΩ以下)を確保すると共に、モータを小型化、
高性能化することができる。
全域あるいは突極2の先端部側だけに接着剤を介在させ
てコア板同志を接合、硬化しているため、コア積層体の
積層部分、特に突極の積層部分が剥離することなくバリ
取りを行うことができる。従って、従来のようにショッ
トブラスト等によってコア板のバリ取りを一枚ごとに行
う必要はなく、非常に効率的に積層コアを製造すること
ができる。また、バッチ処理による通常のバリ取り方法
(例えば、磁気バレル、乾式バレル等)によってもバリ
取りができるため、コア積層体に絶縁材料を薄い膜厚
(例えば、0.1mm以下)で塗布することができる。
従って、突極に巻き付け可能なコイルの巻き数を増加さ
せることができ、所定の絶縁性能(例えば、DC500
Vで1MΩ以下)を確保すると共に、モータを小型化、
高性能化することができる。
【0019】図示の積層コアは、アウトロータ型モータ
のステータコアであるが、本発明はインナロータ型モー
タのステータコアにも適用することができるし、ロータ
コアにも適用することができる。
のステータコアであるが、本発明はインナロータ型モー
タのステータコアにも適用することができるし、ロータ
コアにも適用することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、コア積層体の各突極の
先端面に粘着材を塗布し、またはコア積層体の各コア板
間全域あるいは突極の先端部側だけに接着剤を介在させ
てコア板同志を接合、硬化しているため、コア積層体の
積層部分が剥離することなくバリ取りを行うことができ
る。従って、従来のようにショットブラスト等によって
コア板のバリ取りを一枚ごとに行う必要はなく、非常に
効率的に積層コアを製造することができる。また、バッ
チ処理による通常のバリ取り方法(例えば、磁気バレ
ル、乾式バレル等)によってもバリ取りができるため、
コア積層体に絶縁材料を薄い膜厚(例えば、0.1mm
以下)で塗布することができる。従って、突極に巻き付
け可能なコイルの巻き数を増加させることができ、所定
の絶縁性能(例えば、DC500Vで1MΩ以下)を確
保すると共に、モータを小型化、高性能化することがで
きる。
先端面に粘着材を塗布し、またはコア積層体の各コア板
間全域あるいは突極の先端部側だけに接着剤を介在させ
てコア板同志を接合、硬化しているため、コア積層体の
積層部分が剥離することなくバリ取りを行うことができ
る。従って、従来のようにショットブラスト等によって
コア板のバリ取りを一枚ごとに行う必要はなく、非常に
効率的に積層コアを製造することができる。また、バッ
チ処理による通常のバリ取り方法(例えば、磁気バレ
ル、乾式バレル等)によってもバリ取りができるため、
コア積層体に絶縁材料を薄い膜厚(例えば、0.1mm
以下)で塗布することができる。従って、突極に巻き付
け可能なコイルの巻き数を増加させることができ、所定
の絶縁性能(例えば、DC500Vで1MΩ以下)を確
保すると共に、モータを小型化、高性能化することがで
きる。
【図1】本発明を適用可能なコア板の例を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】本発明を適用可能な積層コアの突極部の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】本発明にかかる積層コアの製造方法の実施の形
態を示す工程図である。
態を示す工程図である。
【図4】本発明を適用可能な積層コアの突極部の別の例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】本発明にかかる積層コアの製造方法の別の実施
の形態を示す工程図である。
の形態を示す工程図である。
1 コア板 2 突極 5 接着剤
Claims (3)
- 【請求項1】 巻線が施される突極を有する形状に打ち
抜かれたコア板を複数枚積層してコア積層体を形成する
工程、 上記コア積層体の突極の先端面に粘着材を塗布する工
程、 突極の外周面に粘着材を塗布したコア積層体のエッジ部
に存在するバリを除去するバリ取り工程、 バリ取り工程を経たコア積層体に絶縁材料を塗布する工
程を備えていることを特徴とする積層コアの製造方法。 - 【請求項2】 巻線が施される突極を有する形状に打ち
抜かれたコア板を複数枚積層してコア積層体を形成する
工程、 上記コア積層体の各コア板間に接着剤を介在させてコア
板同志を接合する工程、 コア板同志を接着剤で接合した積層体のエッジ部に存在
するバリを除去するバリ取り工程、 バリ取り工程を経たコア積層体に絶縁材料を塗布する工
程を備えていることを特徴とする積層コアの製造方法。 - 【請求項3】 少なくともコア積層体の突極の先端部側
のコア板間に接着剤を介在させることを特徴とする請求
項2記載の積層コアの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26727996A JPH10117465A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 積層コアの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26727996A JPH10117465A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 積層コアの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10117465A true JPH10117465A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17442636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26727996A Pending JPH10117465A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 積層コアの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10117465A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011223876A (ja) * | 2003-02-03 | 2011-11-04 | Metglas Inc | 電気モータ用の低磁心損失のアモルファス金属製の磁気部品 |
JP2017092077A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 新日鐵住金株式会社 | アモルファス積層コアおよびアモルファス積層コアの製造方法 |
-
1996
- 1996-10-08 JP JP26727996A patent/JPH10117465A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011223876A (ja) * | 2003-02-03 | 2011-11-04 | Metglas Inc | 電気モータ用の低磁心損失のアモルファス金属製の磁気部品 |
JP2017092077A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 新日鐵住金株式会社 | アモルファス積層コアおよびアモルファス積層コアの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1252987A (en) | Method for forming multi-laminate core assembly | |
JP2004153913A (ja) | 永久磁石モータの回転子 | |
JPH10322944A (ja) | モータ構造及びその製造方法 | |
JPH02223344A (ja) | モールドモータ | |
JP2003324869A (ja) | 電動機及び圧縮機 | |
JP2668636B2 (ja) | モータ | |
JPH05300681A (ja) | モータのコア巻線組 | |
JPH10304608A (ja) | 電動機 | |
JPH06253522A (ja) | 磁気ディスク駆動装置 | |
JPH10117465A (ja) | 積層コアの製造方法 | |
JPH11289696A (ja) | ステータおよびその製造方法 | |
JPH09322439A (ja) | 回転電機の固定子およびその製造方法 | |
US4536952A (en) | Preparation of laminated iron core of electric device | |
JP2004328859A (ja) | 電動機の回転子の製造方法及び電動機の回転子 | |
JPH0686487A (ja) | 永久磁石ロータ | |
US5323074A (en) | Armature core | |
JPH0631348U (ja) | モータのコア構造 | |
JP2002191142A (ja) | 積層コア | |
JP3432391B2 (ja) | モールドステータ | |
JP2000125519A (ja) | 積層コアおよびその製造方法 | |
JP2004364402A (ja) | コア、コア製造方法、ステータ、ステータ製造方法、ブラシレスモータ | |
JPH11155263A (ja) | 回転電機用固定子 | |
JP4006555B2 (ja) | リラクタンスモータ | |
JPH07184334A (ja) | モータの逆突極型ロータ | |
JPS5996851A (ja) | 積層コアの形成方法 |