JP4006555B2 - リラクタンスモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
発明は空気調和機や自動車等に用いられるリラクタンスモータに係り、特に詳しくは、回転子の機構に特徴を有するリラクタンスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ラクタンスモータは、例えば図7および図8に示す構成のものがある。
【0003】
図7および図8において、回転磁界を発生する固定子1内には、リラクタンストルクを発生するために、断面バスタブ曲線状に折り曲げた磁性鋼板を複数枚積層した磁性鋼板部2を当該極数分だけ多角形柱のボス部3にネジ4で固定してなる回転子5が配置される。この磁性鋼板2は、バスタブ断面形状の底部を中心孔(シャフト用)6に向けて形成されており、固定子1の回転磁界による磁気を回転子5内で変え、つまりリラクタンス不均一化として突極部を形成する。
【0004】
具体的には、d軸とq軸リラクタンスXd,Xqの比(Xd/Xq;突極比)に応じてリラクタンストルクが発生し、いわゆる回転子5に回転力が発生する。この場合、固定子1によって発生する回転磁界による一方(q軸)の磁気の通路に磁性鋼板部2がほぼ直角に介在し、他方(d軸)の磁気の通路に磁性鋼板部2が沿って介在する。このd軸の磁気が磁性鋼板部2を通って突極部を形成し、リラクタンスの比(Xd/Xq)が大きくなる。
【0005】
ところで、リラクタンスモータとしてはリラクタンスの比(突極比)が大きく、つまり発生トルクが大きい方がよい。そのため、種々構成の回転子が提案されているが、図7および図8に示すアキシャルラミネート形が突極比を大きくとれるということが知られており、現状においては、このアキシャルラミネート形の回転子が極めて現実的であるということができる。
【0006】
なお、図7および図8において、回転子5に4層構造の磁性鋼板部2を形成した場合について説明しているが、2層以上の多層構造の場合であっても同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記リラクタンスモータにおいては、磁性鋼板を折り曲げて積層し、この積層した磁性鋼板部2を多角形柱のボス部3にネジ4で止めるが、そのボス部3の加工に手間がかかり、つまり加工コストが高価になってしまうという欠点がある。
【0008】
また、磁性鋼板を重ねた磁性鋼板部2の外径寸法にバラツキが生じ、特に突極部となる磁性鋼板部2の両端部が不揃いとなるためモータの性能にバラツが生じることになる。したがって、モータ製造の歩留まりが悪く、製造コストが高くなってしまうという欠点がある。
【0009】
発明は前記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、回転子の加工コストの低減、製造コストの低減を図るとともに、モータ性能の向上を図り、しかも突極比を大きくしてモータの効率向上を図るようにしたリラクタンスモータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、発明は、回転磁界を発生する固定子内に回転子を有するリラクタンスモータにおいて、前記回転子は、前記固定子からの磁路となる部分にその磁路に沿って断面円弧状に形成された孔が極数分だけ円周方向に等間隔で配置されている機構部と、各々が断面円弧状に形成されていて前記回転子の半径方向に積層される複数枚の磁性鋼板を含み前記各孔内に埋設される磁性鋼板部とを備え、前記磁性鋼板には積層時に隣接する磁性鋼板間に空気層を設けるための突起部がプレス加工にて一体に形成されており、前記磁性鋼板部は前記隣接する磁性鋼板間に空気層が設けられた状態で前記各孔内に埋設されていることを特徴している。
【0011】
前記回転子の機構部は、少なくとも前記固定子からの磁路となる部分に対応する孔について鋼板を自動プレスによって打ち抜くともとに、前記機構部の外周を凹凸状に打ち抜いて金型内で自動積層して形成し、磁性鋼板を所定断面形状に自動プレスした後複数枚密着させずに空気層を介在させて重ねた磁性鋼板を前記孔に埋め込むとよい。
【0012】
前記突起部の高さは、前記磁性鋼板の1/5以上にするとよい。前記突起部の形状は、隣接する磁性鋼板と線接触面接触もしくは点接触のいずれかになるようにし、かつ、前記突起部の形成は、突出しあるいは半抜きによるとよい。
【0013】
前記磁性鋼板部は、断面円弧状の磁性鋼板を複数枚重ねて断面扇状として同断面円弧状の頂点をシャフト用の中心孔に向け、かつ、当該極数分だけ円周方向に等間隔の位置とし、前記回転子の外周は、前記断面扇状の内側に対応する部分を凹部に、前記断面扇状の端部側に対応する部分を凸部にしてなるとよい。
【0014】
前記磁性鋼板部とシャフト用の中心孔との間の領域でd軸部にはインナーフラックスバリアを形成し、前記回転子の外周の凹部(q軸近傍)をフラックスバリアとしてなるとよい。
【0015】
前記磁性鋼板部を構成する鋼板あるいは磁性鋼板は、方向性電磁鋼板あるいは無方向性電磁鋼板もしくは冷間圧延鋼板であり、前記機構部は、無方向性電磁鋼板あるいは冷間圧延鋼板であるとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を図1ないし図6を参照して詳しく説明する。なお、図中、図7と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0017】
発明のリラクタンスモータは、外周を凹凸状にした鋼板を自動プレスで打ち抜き、同時に、磁路に合わせた断面形状の磁性鋼板を複数枚重ねてなる磁性鋼板部の形状の孔を極数分打ち抜いて自動積層し、これら孔にその磁性鋼板部を埋め込んで磁性鋼板の隣接する磁性鋼板の間に空気層を介在させれば、磁性鋼板部を固定するボス部の加工コストを安価に済ませられるとともに、磁性鋼板部の寸法のバラツキを解消させることでモータの性能にバラツキを生じさせず、しかも、空気層の存在によって突極比がより大きくなることから、モータの効率向上が図れることに着目したものである。
【0018】
そのため、図1に示すように、このリラクタンスモータの回転子10は、断面円孤状とした磁性鋼板11aを複数枚密着させずに空気層aを介在させて重ねた断面扇状の磁性鋼板部11を当該極数分だけ円周方向に、かつ、その扇の頂点を中心孔6に向けて固定子1からの磁路となる部分に等間隔に埋め込んで形成されている。
【0019】
また、この回転子10の外周は、断面扇状の磁性鋼板部11の内側に沿った形状(つまり円弧の内側面凹部およびその両端面凸部の形状)とし、磁性鋼板部11の両端部に突極部を形成する。
【0020】
この場合、磁性鋼板部11の磁性鋼板11aの片面には、同磁性鋼板11aの1/5以上(好ましくは1/2程度)の高さの突起部12が複数個形成されており、磁性鋼板11aを重ねた際には、その突起部12により隣接する磁性鋼板11aの間に空気層aが存在する。
【0021】
なお、磁性鋼板部11の磁性鋼板11aのうち、中心孔6に最も近い磁性鋼板11aには突起部12を形成しない。すなわち、磁性鋼板部11を回転子10の機構部(スケルトン)10aに埋め込んだ際に、その磁性鋼板部11を安定に固定させることができるからである。
【0022】
また、断面円弧状の磁性鋼板部11の両端部は、回転子10の外周に沿って円弧状である。
【0023】
さらに、中心孔6と各扇状の磁性鋼板部11との間の領域で極間のd軸部には、磁束の短絡、漏洩を防止するためのインナーフラックスバリア13を形成するとともに、コア外周のq軸付近にアウターフラックスバリア14を形成し、インナーフラックスバリア13の端部側(回転子10の外周側端部)で、かつd軸上には、後述する自動積層時に形成するかしめ部15を設けている。
【0024】
なお、このリラクタンスモータは、24スロットの固定子1に三相(U相、V相およびW相)の電機子巻線を有し、例えば、外径側の巻線をU相、内径側の巻線をW相、その中間の巻線をV相としていているが、スロット数や電機子巻線数が異なっていてもよい。
【0025】
図2および図3を参照して具体的に説明すると、回転子10の製造においては、金型を用いて自動プレスで鋼板を打ち抜き、金型内でかしめてロータのスケルトン10aを一体的に形成する自動積層方式を採用する。
【0026】
このプレス加工工程において、図2に示すように、中心孔6、扇状の磁性鋼板部11を埋め込むための孔10bおよびインナーフラックスバリア13を打ち抜くとともに、アウターフラックスバリア14を形成するために回転子10の外周を凹凸状に打ち抜き(自動的にプレスし)、磁性鋼板部11を固定するための機構部(スケルトン;従来のボス部に相当)10aを形成する。
【0027】
前記プレス加工で打ち抜いた機構部10aを金型内で積層するが、この積層時にはかしめ部15を形成し、機構部10aをかしめる。
【0028】
一方、断面扇状の磁性鋼板部11は、図3に示すように、断面円弧状の磁性鋼板を所定寸法にプレス加工して積み重ねて形成する。この磁性鋼板部11を機構部10aであるスケルトンの孔10bに埋め込めば、当該回転子10が完成する。
【0029】
このように、固定子1からの磁束の路(磁路)となる磁性鋼板部11の各磁性鋼板11aの間、つまり隣接する磁性鋼板11aの間には、空気層aが介在するので、各磁性鋼板11a密着させた場合より突極比が大きくなり、つまりリラクタンストルクが大きくなり、ひいてはモータ効率の向上が図れる。
【0030】
また、磁性鋼板部11を固定するボス部は、従来の自動積層方式で製造することができ、つまりプレスワークでよいことからボス部の加工コストが安価に済む。
【0031】
さらに、磁性鋼板部11をスケルトンの孔10bに埋め込むことから、その磁性鋼鉄板部11の外形寸法は孔10bの範囲内に納まることになる。したがって、外形寸法のバラツキ解消され、特に両端部の面が揃うため(つまり突極部となる端部の精度が向上し)、モータの性能にバラツキを生じない。
【0032】
さらにまた、d軸に沿ったインナーフラックスバリア13およびq軸近傍のアウターフラックスバリア14により、d軸とq軸のリラクタンス比(突極比)を大きくすることができる。
【0033】
なお、磁性鋼板部11は、4層(4枚)になっているが、これに限らず2層(2枚)以上であればよく、好ましくは4層以上にするとよい。
【0034】
ところで、前記突起部12としては、例えば図4ないし図6に示す形状の突起部20,21,22が考えられる。図4に示す突起部20は、断面V字形状であり、かつ、紙面に垂直方向に長くなっている。したがって、突起部12の先端は、隣接する磁性鋼板11aの面に線接触することになる。なお、突起部20は、隣接する磁性鋼板11aで異なる位置に形成する。
【0035】
この場合、磁性鋼板部11の磁性鋼板11aをプレスで得る際、磁性鋼板11aにその断面V字の突起部20を形成するため、プレスの治具(パンチ)20aの面にその断面V字に合わせた形状のものを設けてV字突出しプレスとする。
【0036】
図5に示す突起部21は、円柱形(円形で断面長方形(あるいは正方形))である。したがって、突起部21の先端は隣接する磁性鋼板11aの面に面接触することになる。
なお、突起部20は、隣接する磁性鋼板11aで異なる位置に形成する。
【0037】
この場合、磁性鋼板部11の各磁性鋼板11aをプレスで得る際、磁性鋼板11aにその円柱形の突起部21を形成するため。プレスの治具(パンチ)21aの面をその円柱形に合わせた形状のものを設け、円形半抜きプレスとする。
【0038】
図6に示す突起部22は、ほぼ円錐形である。したがって、突起部22の先端は隣接する磁性鋼板11aの面に点接触することになる。なお、突起部20は、隣接する磁性鋼板11aで異なる位置に形成する。
【0039】
この場合、磁性鋼板部11の各磁性鋼板11aをプレスで得る際、磁性鋼板11aにその円錐形の突起部22を形成するため、プレスの加工治具(パンチ)22aの面にその円錐形に合わせた形状のものを設け、円錐形突出しプレスとする。
【0040】
このように、突起部20,21,22の形成にあっては、プレスの加工治具(パンチ)20a,21a,22aを異ならせるだけよく、製造上のコストアップにならずに済む。
【0041】
また、前述した磁性鋼板部11の磁性鋼板11aとしては、方向性磁性鋼板あるいは無方向性電磁鋼板もしくは冷間圧延鋼板等を用いるとよく、この磁性鋼板部11を埋め込むためのロータのスケルトンの機構部10aとしては無方向性電磁鋼板あるいは冷間圧延鋼板等を用いるとよい。これにより、リラクタンストルクの大きさやコストを踏まえ、それぞれの用途に適した材料を選択することができ、つまり適応的なモータを実現することができる。
【0042】
さらに、前述した回転子10を電動機に組み込み、例えば空気調和機のモータ等として利用すれば、コストをアップすることなく、空気調和機の性能アップ(運転効率の上昇、振動や騒音の低下)を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によると、回転磁界を発生する固定子内に回転子を有するリラクタンスモータにおいて、前記回転子は、前記固定子からの磁路となる部分にその磁路に沿って断面円弧状に形成された孔が極数分だけ円周方向に等間隔で配置されている機構部と、各々が断面円弧状に形成されていて前記回転子の半径方向に積層される複数枚の磁性鋼板を含み前記各孔内に埋設される磁性鋼板部とを備え、前記磁性鋼板には積層時に隣接する磁性鋼板間に空気層を設けるための突起部がプレス加工にて一体に形成されており、前記磁性鋼板部は前記隣接する磁性鋼板間に空気層が設けられた状態で前記各孔内に埋設されているという構成を採用したことにより、磁性鋼板部の外形寸法にバラツキによるモータの性能にバラツキが生じることがないため、モータ性能の向上を図ることができる。さらに、磁性鋼板部の隣接する磁性鋼板の間には空気層が存在することから、突極比が大きくなり、リラクタンストルクをより大きなものとしてモータ効率の向上を図ることができるという効果がある。
【0044】
また、突起部という簡単な構造で突極比を大きくすることができ、しかもその突起部は磁性鋼板部の磁性鋼板をプレスして得る際に同時に形成することができることから、製造コストのアップにならずに済むという効果がある。
【0045】
請求項2に記載の発明によると、請求項における突起部の高さは、前記磁性鋼板の1/5以上としたので、請求項の効果に加え、d軸とq軸リラクタンスXd,Xqの比が大きくなり(最も突極比を大きくすることができ)、モータの効率を最も大きくすることができる。
【0046】
請求項3に記載の発明によると、請求項またはにおける突起部の形状は、隣接する磁性鋼板と線接触面接触もしくは点接触のいずれかになるようにし、かつ前記突起部の形成は突出しあるいは半抜きによるので、請求項またはの効果に加え、隣接する磁性鋼板の間に十分な空気層を存在させることができることから突極比を確実に大きくすることができる。
【0047】
請求項4に記載の発明によると、請求項1,2または3における磁性鋼板部は、断面円弧状の磁性鋼板を複数枚重ねて断面扇状として同断面円弧状の頂点をシャフト用の中心孔に向け、かつ当該極数分だけ円周方向に等間隔の位置とし、前記回転子の外周は、前記断面扇状の内側に対応する部分を凹部に、前記断面扇状の端部側に対応する部分を凸部にしてなるので、請求項1,2または3の効果に加え、磁性鋼板部が固定子からの磁路に沿った形状となり、その凹部がアウターフラックスバリアとなることから、d軸とq軸リラクタンスXd,Xqの比を大きなものとして突極比を大きくすることができるという効果がある。
【0048】
請求項5に記載の発明によると、請求項において、前記磁性鋼板部と前記シャフト用の中心孔との間の領域でd軸部にはインナーフラックスバリアを形成し、前記回転子の外周の凹部(q軸近傍)をフラックスバリアとしてなるので、請求項6の効果に加え、d軸とq軸リラクタンスXd,Xqの比がより大きく、つまり突極比をより大きくすることができるという効果がある。
【0049】
請求項6に記載の発明によると、請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記磁性鋼板部を構成する鋼板あるいは磁性鋼板は、方向性電磁鋼板あるいは無方向性電磁鋼板もしくは冷間圧延鋼板であり、前記機構部は無方向性電磁鋼板あるいは冷間圧延鋼板であるので、請求項1ないし5の効果に加え、例えば、磁性鋼板部に方向性電磁鋼板を選択すればモータ性能のよいものを得ることができ、また、機構部に冷間圧延鋼板を選択すればモータのコストダウンが図れ、つまり用途やコストを勘案して回転子を構成する機構部と磁性鋼板部の材質を適応的選択することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施の形態を示すリラクタンスモータの概略的平面図。
【図2】図1に示すリラクタンスモータの回転子のスケルトン(機構部)を説明するための概略的平面図。
【図3】図1に示すリラクタンスモータの回転子に埋め込む磁性鋼板部を説明するための概略的平面図。
【図4】図1に示す回転子の突起部の実施の形態を説明するための概略的側断面図。
【図5】図1に示す回転子の突起部の他の実施の形態を説明するための概略的側断面図。
【図6】図1に示す回転子の突起部の他の実施の形態を説明するための概略的側断面図。
【図7】従来のリラクタンスモータを示す概略的平面図。
【図8】図に示すリラクタンスモータの回転子を説明するための概略的側面図。
【符号の説明】
1 固定子
6 中心孔(シャフト用)
10 回転子
10a 機構部(スケルトン)
10b 孔(磁性鋼板部11の埋め込み用)
11 磁性鋼板部(断面扇状)
11a 磁性鋼板
12 突起部
13 インナーフラックスバリア
14 アウターブラックスバリア
15 かしめ部
a 空気層

Claims (6)

  1. 回転磁界を発生する固定子内に回転子を有するリラクタンスモータにおいて、
    前記回転子は、前記固定子からの磁路となる部分にその磁路に沿って断面円弧状に形成された孔が極数分だけ円周方向に等間隔で配置されている機構部と、各々が断面円弧状に形成されていて前記回転子の半径方向に積層される複数枚の磁性鋼板を含み前記各孔内に埋設される磁性鋼板部とを備え、
    前記磁性鋼板には積層時に隣接する磁性鋼板間に空気層を設けるための突起部がプレス加工にて一体に形成されており、前記磁性鋼板部は前記隣接する磁性鋼板間に空気層が設けられた状態で前記各孔内に埋設されていることを特徴とするリラクタンスモータ。
  2. 前記突起部の高さは、前記磁性鋼板の1/5以上とした請求項1に記載のリラクタンスモータ。
  3. 前記突起部の形状は、隣接する磁性鋼板と線接触面接触もしくは点接触のいずれかになるようにし、かつ、前記突起部の形成は、突出しあるいは半抜きによる請求項または2に記載のリラクタンスモータ。
  4. 前記磁性鋼板部は、断面円弧状の磁性鋼板を複数枚重ねて断面扇状として同断面円弧状の頂点をシャフト用の中心孔に向け、かつ、当該極数分だけ円周方向に等間隔の位置とし、前記回転子の外周は、前記断面扇状の内側に対応する部分を凹部に、前記断面扇状の端部側に対応する部分を凸部にしてなる請求項1,2または3記載のリラクタンスモータ。
  5. 前記磁性鋼板部と前記シャフト用の中心孔との間の領域でd軸部にはインナーフラックスバリアを形成し、前記回転子の外周の凹部(q軸近傍)をフラックスバリアとしてなる請求項4に記載のリラクタンスモータ。
  6. 前記磁性鋼板部を構成する鋼板あるいは磁性鋼板は、方向性電磁鋼板あるいは無方向性電磁鋼板もしくは冷間圧延鋼板であり、前記機構部は、無方向性電磁鋼板あるいは冷間圧延鋼板である請求項1ないし5のいずれか1項に記載のリラクタンスモータ。
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