JPH087942B2 - 2値デ−タ検出回路 - Google Patents

2値デ−タ検出回路

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JPH087942B2
JPH087942B2 JP15210186A JP15210186A JPH087942B2 JP H087942 B2 JPH087942 B2 JP H087942B2 JP 15210186 A JP15210186 A JP 15210186A JP 15210186 A JP15210186 A JP 15210186A JP H087942 B2 JPH087942 B2 JP H087942B2
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JP
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尚 浅野
克純 稲沢
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続した複数個の“1"及び“0"のビットで構
成されている2値データを検出する回路に関する。
〔発明の概要〕
ビット“1"又はビット“0"の連続で表現された2値デ
ータの“1"を増加計数“0"を減少計数し、計数値が設定
された上限値及び下限値に達したときこれらを越える計
数を中止し、上限値及び下限値に対応するカウント出力
によって2値データを確定するようにしたもので、下限
値から上限値の間の中間値は出力に現われないので、2
値データ検出にヒステリシス特性が生じ、散発的に生じ
るエラービットに不感となる。
〔従来の技術〕
2値データの各値の巾(時間軸方向)が連続した複数
個の“1"及び“0"で表わされることがある。例えばASK
(Amplitude Shift Keying)変調信号はこのような2値
データの例である。またオーディオPCMレコーダ等で、
例えば1ビットの頭出し用制御コード(スタートID)を
複数ブロックにわたって多重記録することがある。この
場合、再生の制御コードは、ビットの値に応じた“1"又
は“0"が多重ブロック数だけ並んだ2値データとなる。
このような2値データの検出回路は一般にコンパレー
タで構成され、設定されたスレッショールドレベル以下
のノイズを切捨てている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
コンパレータを用いる2値データ検出回路は、コンパ
レータのスレッショールドレベルを越えるノイズについ
ては除去能力が全くなく、ノイズ部分がエラービットと
なる。
本発明はこの問題にかんがみ、エラービットを完全に
無くすことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
連続した複数個の“1"及び“0"のビットで構成されて
いる入力データを検出する2値データ検出回路である。
ビット“1"を増加計数、ビット“0"を減少計数すると共
に、計数の上限値及び下限値が設定され、上限値及び下
限値を越える計数が禁止されているカウンタを具備して
いる。上限値及び下限値に対応するカウンタの出力に基
いて2値データを確定させる。
〔作用〕
下限値から上限値の間の中間値は検出出力に現われな
いので、2値データが一方の値から他方の値に遷移する
までにヒステリシスが生じる。従ってエラービットが生
じても、それによるカウント値変化がヒステリシスの巾
内であれば、出力に対しては不感であり、よってノイズ
を除去作用が得られる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例の2値データ検出回路の回
路図である。2値データは第2図に示すように、低レベ
ルがビット“0"の連続で構成され、高レベルがビット
“1"の連続で構成されている。この2値データは例えば
PCMオーディオ・テープレコーダの録再系を通って伝送
された多重書きの1ビット制御コードで、入力データと
して第1図のカウンタ1のアップ/ダウン入力U/Dに与
えられる。このカウンタ1のクロック入力CKにはデータ
のビット周期に対応するデータクロック(システムクロ
ック)が与えられる。従ってカウンタ1はビット“1"を
増加計数し、ビット“0"を減少計数する。
カウンタ1は例えば4ビットの出力01〜04を有してい
る。カウント値は第3図に示すように0〜n(例えばn
=4)に制限されている。即ち、入力データが“1"で増
加計数によりカウント値がnに達すると出力01〜04を受
けるデコード回路2の出力がHレベルとなる。このとき
入力データが引き続き“1"になっていると、デコード回
路2の出力と入力データとを受けるナンドゲート5の出
力がLレベルとなり、負論理ノアゲート7を通ってHレ
ベルの信号がカウンタ1のイネーブル入力▲▼に与
えられてカウント禁止となる。また入力データが“0"に
なると、ナンドゲート5の出力がHレベルとなり、オア
ゲート7の出力がLに反転してイネーブル▲▼がL
でカウント禁止が解除されるので、減数計数が行われ
る。
減数計数によってカウント値が0に達すると、計数出
力01〜04を受けるノアゲート3の出力がLレベルにな
り、入力データが引き続き“0"であれば、オアゲート3
の出力と入力データとを受けるオアゲート6の出力もL
レベルとなり、更にこの出力によりオアゲート7の出力
がHレベルとなって、カウント禁止状態となる。また入
力データが“1"になると、オアゲート6の出力がHで、
オアゲート7の出力がLに反転し、増加計数に転じる。
上記デコード回路2の出力(カウント値n)及びオア
ゲート3の出力(カウント値0)は、夫々SRフリップフ
ロップ4に導出され、カウント値がn又は0に達するご
とにフリップフロップ4が反転される。従ってフリップ
フロップ4のQ出力から入力ビット列の“0"が続くとき
はLレベルで、“1"が続くときはHレベルの2値データ
が得られる。
カウント値0〜nの中間では、フリップフロップ4が
反転することはなく、増加計数又は減少計数が継続して
行われてカウント値が0又はnに達しない限り、検出さ
れる2値データが反転しない。即ち、第3図に示すよう
にnカウントのヒステリシスが与えられていて、カウン
ト値が0又はnに達しない限り、2値データの反転が無
く、その間の散発的なエラービットは無視される。
第4図により動作の一例を示すと、Aは入力データで
あり、Bのデータクロックに対応した間隔の複数個の連
続したビット“0"及び“1"で構成されている。n=4の
ときのカウンタ1の計数値はCのようになり、カウンタ
の0又は4カウントによって反転されるフリップフロッ
プ4の出力はDのようになる。第4図C、Dから明らか
なように、ビット“1"又は“0"の加算又は減算が連続し
て行われて、計数値がヒステリシス巾を通過しない限
り、散発的なエラービットは無視される。
第5図は第1図の回路と同等な機能を有するマイクロ
プロセッサのデータ処理手順を示すフローチャートであ
る。入力データのビットが“1"のときには、カウント値
がnであるか否かを判定し、nであれば無処理(リター
ン)、nでなければカウントレジスタに1を加える。こ
こで再びカウント値がnであるか否かを判定して、nで
なければリターンで、nになったら認識フラグを“1"に
セットする。このフラグにより、データ=“1"の検定が
あった場合の処理動作が行われる。入力データのビット
が“0"のときも同様な検定が行われ、カウント値が0に
達していなければ−1の減算を行い、減算によって0に
達すると、認識フラグが“0"にセットされ、データ=
“0"の処理動作が実行される。
〔発明の効果〕
本発明は上述の如く、計数値の上限、下限が設定され
たカウンタでもって入力データの“1"及び“0"を夫々増
加計数、減少計数して、上限値、下限値のカウント出力
でもって2値データを確定する構成であるので、中間カ
ウント値が2値データの確定に影響を与えないヒステリ
シス特性が生じ、散発的に発生する不連続のエラービッ
トに対してデータ検出が不感となる。従って高信頼度の
2値データが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す2値データ検出回路の
回路図、第2図は入力データのタイムチャート、第3図
はデータ検出のヒステリシス特性図、第4図は動作の一
例を示すタイムチャート、第5図は第1図に対応する検
定アルゴリズムのデータ処理手順を示すフローチャート
である。 なお図面に用いた符号において、 1……カウンタ 2……カウント値nデコード回路 3……オアゲート 4……RSフリップフロップ 5……ナンドゲート 6……オアゲート 7……負論理オアゲート である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続した複数個の“1"及び“0"のビットで
    構成されている2値データを検出する回路であって、ビ
    ット“1"を増加計数、ビット“0"を減少計数すると共
    に、計数の上限値及び下限値が設定され、上限値及び下
    限値を越える計数が禁止されているカウンタを具備し、
    上限値及び下限値に対応するカウント出力により2値デ
    ータを確定するようにした2値データ検出回路。
JP15210186A 1986-06-28 1986-06-28 2値デ−タ検出回路 Expired - Fee Related JPH087942B2 (ja)

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JPS639075A JPS639075A (ja) 1988-01-14
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CN105156850A (zh) * 2015-09-16 2015-12-16 成都市顶钻科技有限公司 一种方便角度调节的显示屏

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