JPH0879420A - デジタル複写機ネットワークシステム - Google Patents

デジタル複写機ネットワークシステム

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JPH0879420A
JPH0879420A JP6208295A JP20829594A JPH0879420A JP H0879420 A JPH0879420 A JP H0879420A JP 6208295 A JP6208295 A JP 6208295A JP 20829594 A JP20829594 A JP 20829594A JP H0879420 A JPH0879420 A JP H0879420A
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Atsushi Doi
淳 土居
Moriyuki Koike
守幸 小池
Tomonori Fukui
智則 福井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、第1のデジタル複写機の画像デー
タを第2のデジタル複写機に転送して記憶させた後に複
写させるリモート出力要求があった場合に、リモート出
力要求に対する調停を確実に行ってシステムの信頼性を
向上することができるデジタル複写機ネットワークシス
テムを提供することを目的としている。 【構成】 デジタル複写機100のシステムコントロー
ラ11がリモート出力要求を発生し、このリモート出力
要求をSCSIコントローラでネットワークに出力す
る。ここで、デジタル複写機101が、メモリユニット
35に画像イメージを記憶した後に操作を中断して中断
状態になった場合、または、画像書込部14で画像イメ
ージを形成して記録紙に複写する途中である場合に、ネ
ットワークを介してデジタル複写機100からリモート
出力要求を入力したときには、システムコントローラ1
1がこのリモート出力要求を無効にするように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機ネット
ワークシステムに関し、特に、第1のデジタル複写機に
記憶された画像データを第2のデジタル複写機に転送し
て記憶させた後に複写させるリモート出力要求があった
場合に、リモート出力要求に対する調停を確実に行って
システムの信頼性を向上することができるデジタル複写
機ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イメージスキャナやワードプロセ
ッサやパーソナルコンピュータ等の画像信号を出力する
複数の画像信号出力手段と、各画像信号出力手段から出
力された各画像信号に基づいて画像イメージを形成して
記録紙に記録する複数のプリンタ等の画像形成手段とを
組み合わせた画像形成システムが提案されている。
【0003】例えば画像形成システムについては、特公
平2−21190号公報記載の「画像処理システム」が
報告されている。このものは、外部機器から受信された
画像データを少なくとも1画面分記憶する記憶手段を備
え、受信されて記憶手段に記憶されている画像データ
を、記録材上におけるビームの各走査に同期して記録手
段から発生されるライン同期信号に基づいて、バスライ
ンを介してライン毎に記録手段へDMA転送させること
で、記録手段の記録動作速度とは関係なく受信される画
像データを、記録手段の記録動作に合わせて、記録手段
に供給でき、ビームによって記録材上を繰返し走査する
ことで、外部機器から受信した画像データに基づく画像
記録を高速に実行できるという利点を有するとともに、
この画像形成システムにn台のリーダとn台のプリンタ
とn台の通信装置とn台のディスクとを接続すること
で、任意の場所に保存されていた情報をプリントアウト
でき、かつ遠隔地にも送受信できるという利点を有する
ものである。
【0004】また、例えば画像形成システムについて
は、特開平5−276290号公報記載の「画像形成シ
ステム」が報告されている。このものは、複数の各画像
信号出力手段であるスキャナから複数の画像形成手段で
あるプリンタへの出力優先順位を各々設定できるように
し、システムコントローラで、各スキャナから出力され
る画像信号による画像形成動作を設定された出力優先順
位の高いプリンタによって行なわせるとともに、出力優
先順位が設定されていないスキャナから出力される画像
信号を、優先度が最も低いと判定された画像形成手段に
よって画像形成動作を行なわせるというものであり、複
数の画像信号出力手段と複数の画像形成手段を備えた画
像形成システムにおいて、画像の出力先を毎回指定する
必要をなくし、かつ、最も効率的な出力先に自動的に出
力させるという利点を有するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成システムにあっては、外部機器である複数の画
像信号出力手段から出力された画像データを受信して一
旦記憶手段に記憶した後に、記録手段の記録動作に合わ
せて記憶手段に記憶された画像データを読み出し、記録
手段で記録紙に記録するようにシステムを構成するの
で、記録手段で記録紙に同一画像データを複数回に渡っ
て記録するような場合に、記録に必要な時間だけ記憶手
段から記録手段に至るバスを同一画像データが占有して
使用され、他の画像信号出力手段から出力要求があった
ときに、システムの動作状態に応じてこの出力要求に対
する調停処理ができないのといった問題があった。
【0006】また、従来の画像形成システムにあって
は、システムコントローラで各画像信号出力手段から出
力される画像信号による画像形成動作を設定された出力
優先順位の高い画像形成手段によって行なわせるように
システムを構成するので、出力優先順位の高い画像形成
手段に画像信号を出力させることはできるが、指定され
た画像形成手段に画像信号を出力させる出力要求があっ
たときに、指定された画像形成手段の動作状態に応じて
この出力要求に対する調停処理ができないのといった問
題があった。
【0007】そこで、本発明は、複数のデジタル複写機
にネットワークを介して接続し、第1のデジタル複写機
に記憶された画像データを第2のデジタル複写機に転送
して記憶させた後に複写させるリモート出力要求があっ
た場合に、リモート出力要求に対する調停を確実に行っ
てシステムの信頼性を向上することができるデジタル複
写機ネットワークシステムを提供することを課題として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、第1のデジタル複写機が、原
稿を読み取って画像データに変換する原稿読取手段と、
読み取った画像データを記憶する画像記憶手段と、記憶
された画像データをネットワークに出力する画像出力手
段と、を有し、第2のデジタル複写機が、前記ネットワ
ークを介して第1のデジタル複写機から画像データを入
力する画像入力手段と、入力された画像データを記憶す
る画像記憶手段と、記憶された画像データから画像イメ
ージを形成して記録紙に複写する画像形成手段と、を有
するデジタル複写機ネットワークシステムにおいて、第
1のデジタル複写機が、前記画像記憶手段に記憶された
画像データを第2のデジタル複写機に転送して記憶させ
た後に複写させる要求を表すリモート出力要求を発生す
る制御情報発生手段と、発生されたリモート出力要求を
前記ネットワークに出力する制御情報出力手段と、を有
し、第2のデジタル複写機が、前記ネットワークを介し
て第1のデジタル複写機から制御情報を入力する制御情
報入力手段と、前記画像記憶手段で画像イメージを記憶
した後に操作を中断して中断状態になった場合、また
は、前記画像形成手段で画像イメージを形成して記録紙
に複写する途中である場合に、前記制御情報入力手段で
第1のデジタル複写機からリモート出力要求を入力した
ときには、該リモート出力要求を無効にする制御情報判
断手段と、を有することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、第1のデジタル複写機が、原稿を読み取って画
像データに変換する原稿読取手段と、読み取った画像デ
ータを記憶する画像記憶手段と、記憶された画像データ
をネットワークに出力する画像出力手段と、を有し、第
2のデジタル複写機が、前記ネットワークを介して第1
のデジタル複写機から画像データを入力する画像入力手
段と、入力された画像データを記憶する画像記憶手段
と、記憶された画像データから画像イメージを形成して
記録紙に複写する画像形成手段と、を有するデジタル複
写機ネットワークシステムにおいて、第1のデジタル複
写機が、前記画像記憶手段に記憶された画像データを第
2のデジタル複写機に転送して記憶させた後に複写させ
る要求を表すリモート出力要求を発生する制御情報発生
手段と、発生されたリモート出力要求を前記ネットワー
クに出力する制御情報出力手段と、を有し、第2のデジ
タル複写機が、前記ネットワークを介して第1のデジタ
ル複写機から制御情報を入力する制御情報入力手段と、
複写処理を中断させる割り込み複写モードの選択を入力
する操作モード入力手段と、該操作モード入力手段で選
択された割り込み複写モードの複写処理を実行する途中
である場合、または、割り込み複写モードの複写処理が
待機状態である場合に、前記制御情報入力手段で第1の
デジタル複写機からリモート出力要求を入力したときに
は、該リモート出力要求を無効にする制御情報判断手段
と、を有することを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、第1のデジタル複写機が、原稿を読み取って画
像データに変換する原稿読取手段と、読み取った画像デ
ータを記憶する画像記憶手段と、記憶された画像データ
をネットワークに出力する画像出力手段と、を有し、第
2のデジタル複写機が、前記ネットワークを介して第1
のデジタル複写機から画像データを入力する画像入力手
段と、入力された画像データを記憶する画像記憶手段
と、記憶された画像データから画像イメージを形成して
記録紙に複写する画像形成手段と、を有するデジタル複
写機ネットワークシステムにおいて、第1のデジタル複
写機が、前記画像記憶手段に記憶された画像データを第
2のデジタル複写機に転送して記憶させた後に複写させ
る要求を表すリモート出力要求を発生する制御情報発生
手段と、発生されたリモート出力要求を前記ネットワー
クに出力する制御情報出力手段と、を有し、第2のデジ
タル複写機が、前記ネットワークを介して第1のデジタ
ル複写機から制御情報を入力する制御情報入力手段と、
所定の距離内に存在する人体を検知する人体検知手段
と、複写済みの記録紙を排紙した後に仕分ける排紙仕分
けモードの選択を入力する操作モード入力手段と、該操
作モード入力手段で選択された排紙仕分けモードの複写
処理が待機状態である場合、または、排紙仕分けモード
の複写処理が中断して中断状態である場合に、前記人体
検知手段で所定の距離内に存在する人体が検知されたと
きに、前記制御情報入力手段で第1のデジタル複写機か
らリモート出力要求を入力したときには、該リモート出
力要求を無効にする制御情報判断手段と、を有すること
を特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、第1のデジタル複写機が、原稿を読み取って画
像データに変換する原稿読取手段と、読み取った画像デ
ータを記憶する画像記憶手段と、記憶された画像データ
をネットワークに出力する画像出力手段と、を有し、第
2のデジタル複写機が、前記ネットワークを介して第1
のデジタル複写機から画像データを入力する画像入力手
段と、入力された画像データを記憶する画像記憶手段
と、記憶された画像データから画像イメージを形成して
記録紙に複写する画像形成手段と、を有するデジタル複
写機ネットワークシステムにおいて、第1のデジタル複
写機が、前記画像記憶手段に記憶された画像データを第
2のデジタル複写機に転送して記憶させた後に複写させ
る要求を表すリモート出力要求を発生する制御情報発生
手段と、発生されたリモート出力要求を前記ネットワー
クに出力する制御情報出力手段と、を有し、第2のデジ
タル複写機が、前記ネットワークを介して第1のデジタ
ル複写機から制御情報を入力する制御情報入力手段と、
キー操作を入力する操作入力手段と、複写済みの記録紙
を排紙した後に仕分ける排紙仕分けモードの選択を入力
する操作モード入力手段と、該操作モード入力手段で選
択された排紙仕分けモードの複写処理が待機状態である
場合、または、排紙仕分けモードの複写処理が中断して
中断状態である場合に、前記操作入力手段でキー操作が
入力されずに所定時間が経過してアイドル状態になる前
に、前記制御情報入力手段で第1のデジタル複写機から
リモート出力要求を入力したときには、該リモート出力
要求を無効にする制御情報判断手段と、を有することを
特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項4記載のジタル複写機ネットワークシス
テムにおいて、前記操作入力手段からキー操作が入力さ
れずにアイドル状態に移行するまでの移行時間を設定す
る時間設定手段を有することを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、第1のデジタル複写
機の制御情報発生手段が画像記憶手段に記憶された画像
データを第2のデジタル複写機に転送して記憶させた後
に複写させる要求を表すリモート出力要求を発生し、発
生されたリモート出力要求を制御情報出力手段でネット
ワークに出力する。ここで、第2のデジタル複写機が、
画像記憶手段で画像イメージを記憶した後に操作を中断
して中断状態になった場合、または、画像形成手段で画
像イメージを形成して記録紙に複写する途中である場合
に、ネットワークを介して制御情報入力手段で第1のデ
ジタル複写機からリモート出力要求を入力したときに
は、制御情報判断手段がこのリモート出力要求を無効に
する。
【0014】請求項2記載の発明では、第1のデジタル
複写機の制御情報発生手段が画像記憶手段に記憶された
画像データを第2のデジタル複写機に転送して記憶させ
た後に複写させる要求を表すリモート出力要求を発生
し、発生されたリモート出力要求を制御情報出力手段で
ネットワークに出力する。ここで、第2のデジタル複写
機が、操作モード入力手段で選択された複写処理を中断
させる割り込み複写モードの複写処理を実行する途中で
ある場合、または、割り込み複写モードの複写処理が待
機状態である場合に、ネットワークを介して制御情報入
力手段で第1のデジタル複写機からリモート出力要求を
入力したときには、制御情報判断手段がリモート出力要
求を無効にする。
【0015】請求項3記載の発明では、第1のデジタル
複写機の制御情報発生手段が画像記憶手段に記憶された
画像データを第2のデジタル複写機に転送して記憶させ
た後に複写させる要求を表すリモート出力要求を発生
し、発生されたリモート出力要求を制御情報出力手段で
ネットワークに出力する。ここで、第2のデジタル複写
機が、操作モード入力手段で選択された複写済みの記録
紙を排紙した後に仕分ける排紙仕分けモードの複写処理
が待機状態である場合、または、排紙仕分けモードの複
写処理が中断して中断状態である場合に、人体検知手段
で所定の距離内に存在する人体が検知されたときに、ネ
ットワークを介して制御情報入力手段で第1のデジタル
複写機からリモート出力要求を入力したときには、制御
情報判断手段がリモート出力要求を無効にする。
【0016】請求項4記載の発明では、第1のデジタル
複写機の制御情報発生手段が画像記憶手段に記憶された
画像データを第2のデジタル複写機に転送して記憶させ
た後に複写させる要求を表すリモート出力要求を発生
し、発生されたリモート出力要求を制御情報出力手段で
ネットワークに出力する。ここで、第2のデジタル複写
機が、操作モード入力手段で選択された複写済みの記録
紙を排紙した後に仕分ける排紙仕分けモードの複写処理
が待機状態である場合、または、排紙仕分けモードの複
写処理が中断して中断状態である場合に、操作入力手段
でキー操作が入力されずに所定時間が経過してアイドル
状態になる前に、ネットワークを介して制御情報入力手
段で第1のデジタル複写機からリモート出力要求を入力
したときには、制御情報判断手段がリモート出力要求を
無効にする。
【0017】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
ジタル複写機ネットワークシステムにおいて、時間設定
手段で操作入力手段からキー操作が入力されずにアイド
ル状態に移行するまでの移行時間を設定する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照してデジ
タル複写機ネットワークシステムのシステム構成につい
て説明する。図1は本発明の実施例に適応できるデジタ
ル複写機の遠隔診断システムの構成図である。
【0019】図1に示すように、デジタル複写機の遠隔
診断システムは、管理装置200、公衆回線網201、
通信コントロール装置211,221、電話機212、
ファクシミリ装置222、デジタル複写機213〜21
5,223,224から構成される。管理装置200
は、サービスセンタに設置され、通信コントロール装置
を介してユーザ側に設置される機器と公衆回線網201
で接続されている。管理装置200は、遠隔地の機器に
機械エラーが発生した場合に、通信コントロール装置2
11,221から自動的に通報される器械の実行状態/
使用状態をモニタするモニタ機能を有するものである。
公衆回線網201は、管理装置200または通信コント
ロール装置211,221から他方への発呼に基づいて
相互の回線を接続するものである。
【0020】通信コントロール装置211,221は、
RS−485規格を用いてマルチドロップ接続された複
数のデジタル複写機との間で基本型データ伝送制御手順
に基づいて器械の実行状態/使用状態を通信するととも
に、器械の実行状態/使用状態を公衆回線網201を介
して管理装置200に通信する。電話機212は、通信
コントロール装置211に接続される電話機である。フ
ァクシミリ装置222は、通信コントロール装置221
に接続されるファクシミリ装置である。デジタル複写機
213〜215,223,224は、本発明に係るデジ
タル複写機であり、器械の実行状態/使用状態を通信コ
ントロール装置211,221に通信する。
【0021】このように、通信コントロール装置21
1,221は、機能仕様の異なる複数のデジタル複写機
やデジタル複写機以外の機器が接続できるものである
が、説明の便宜上、1台の通信コントロール装置には最
大5台のデジタル複写機が接続できるものとする。通信
コントロール装置と各デジタル複写機と間は基本型デー
タ伝送制御手順により通信制御が行なわれる。通信コン
トロール装置211,221を制御局としてセントララ
イズド制御のポーリング・セレクティング方式に基づい
てデータリンクを確立することで、任意のデジタル複写
機と通信できる。各デジタル複写機は、固有の値を設定
できるアドレス設定スイッチを有し、固有アドレスによ
って各デジタル複写機間のポーリングアドレス、セレク
ティングアドレスが決定される。なお、ポーリング・セ
レクティング方式は、通信コントロール装置が一定周期
で全デジタル複写機に送信要求の有無を問合せ(ポーリ
ング)、送信要求がある場合には、この送信を受け付
け、逆に、通信コントロール装置からデジタル複写機に
送信するときには、対象になるデジタル複写機のアドレ
スに受信可能を確認(セレクティング)してから送信す
る制御方式である。
【0022】図2は本発明の実施例に適応できるデジタ
ル複写機のシステム構成図である。図2に示すように、
デジタル複写機100は、原稿仕送り装置ADF(Auto
Document Feeder)1、操作部2、原稿読取装置3、画
像形成装置4、両面ユニット5、排紙仕分け装置6、給
紙カセット7、拡張機能8、利用者制限機器9によって
構成されている。
【0023】原稿仕送り装置ADF1は、原稿台にセッ
トされた複数枚のシート原稿を自動的に原稿読取装置3
に1枚づつ順次に仕送るものである。操作部2は、MM
I(Man Machine Interface)をユーザに提供するため
のLCD表示部やLED表示部やキー入力部を有する。
原稿読取装置3は、光源で発光させた光を原稿シートに
照射し、その反射光を電荷結合素子CCD(Charge Cou
pled Device )で電気信号に変換するものである。画像
形成装置4は、電気信号で送出された画像イメージを光
電効果と静電吸着現象を用いた電子写真や、パルス状の
電圧を加えて発熱する感熱記録や、ノズルから噴出する
インク液滴に偏向を加えるインクジェット記録等の画像
形成手段によって普通紙や感熱紙等の記録紙に形成する
ものである。
【0024】両面ユニット5は、両面コピーを行う際に
画像形成装置4で片面に画像形成された記録紙を一時的
に待避し、この記録紙の表裏を反転して画像形成装置4
に給紙するためのものである。排紙仕分け装置6は、ソ
ート機能とスタック機能を有し、ソート機能では排紙さ
れた記録紙を排紙順に1枚毎に丁合いし、スタック機能
では排紙された記録紙をページ毎に仕分ける。給紙カセ
ット7は、縦方向または横方向にセットされた記録紙を
給紙するために、カセットトレイにセットした後には必
要に応じて1枚づつ順次に仕送ることができる。
【0025】拡張機能8は、個別ユーザの用途に応じた
アプリケーションを提供するためのROMカードやRO
Mカセットを装着することで、読み取った画像データを
一旦記憶させ、必要に応じて画像データを読み出すよう
に制御して、例えば複数の複写時には、1回のスキャン
で複数枚のプリントを実行するメモリ・リテンション機
能や、複数の原稿を1枚の記録紙にプリントするイン・
ツー・ワン機能等のメモリ機能が実現できる。利用者制
限機器9は、コインラックやキーカウンタやキーカード
やプリペードカード等の装着して、利用者を特定するこ
とや限定することで記録紙の消費量を管理するためのも
ので、特に、電子写真プロセスを使用しているデジタル
複写機において有効である。
【0026】図3は本発明の実施例に適応できるデジタ
ル複写機のブロック構成図である。図3に示すように、
デジタル複写機100は、システムコントローラ11、
画像読取部12、画像書込部14、メモリユニット1
5、遠隔診断装置CSS16、時計部17、利用者制限
機器18、人体検知センサ19によって構成されてい
る。
【0027】システムコントローラ11は、利用者制限
機器18に設定された利用者を特定/限定/管理するた
めの情報や、人体検知センサ19によって検出されたオ
ペレータの存在の有無をパラメータとして、内部CPU
によるプログラム制御に基づいて各部を制御する。ま
た、システムコントローラ11は、内部RAMを有し、
操作部2で設定された操作情報を一旦記憶する。
【0028】画像読取部12は、原稿読取装置3で読み
取られた原稿シートの電気信号に必要な画像処理を加え
た後に、画像データを出力する。ここでの画像処理は、
例えば量子化においては、CCDで電気信号に変換され
たアナログデータを2値あるいは多値データに変換す
る。シェーディング補正においては、原稿に照射する光
源の照射ムラやCCDの感度ばらつきを補正する。MT
F補正においては、光学系による画像ボケを補正する。
また、変倍処理においては、読み取った画像データをデ
ータ補間して画像の読み取り密度を変更する。
【0029】画像書込部14は、入力された画像データ
を画像形成手段によって画像イメージを形成して普通紙
や感熱紙等の記録紙に複写する。メモリユニット15
は、圧縮ブロックとDRAMブロックおよびDMAブロ
ックによって内部を構成されている。圧縮ブロックは、
DRAMブロックの使用効率の向上を図るために、入力
された画像データをMH方式やMR方式やMMR方式等
の符号化復号化方式に基づいて圧縮するとともに、圧縮
されたデータを画像データに伸長する。DRAMブロッ
クは、画像データをDRAM(Dynamic Random Access
Memory)に一時記憶する。DMA(Direct Memory Acce
ss)ブロックは、入力された画像データをシステムコン
トローラ11の介在なく転送する。
【0030】遠隔診断装置CSS16は、デジタル複写
機にエラーが発生した場合に自動的にサービスセンタに
通報するとともに、デジタル複写機機械の実行状態/使
用状態を遠隔地からモニタするモニタ機能を有する。時
計部17は、デジタル複写機の立上げ時のプログラムの
ブートやシャットダウンを行う際のウィークリータイマ
機能を実現するために、特定時間になったことをシステ
ムコントローラ11に通知する。なお、ウィークリータ
イマ機能は、各曜日毎に設定されたON/OFF時間に
応じて電源をON/OFFする機能であり、時計部17
の時刻を合わせるために各曜日毎にON/OFF時間を
設定する操作が必要である。
【0031】利用者制限機器18は、コインラックやキ
ーカウンタやキーカードやプリペードカード等の装着し
て、利用者の特定や限定を行う暗証コードを入力して、
記録紙の消費量を管理するためのもので、特に、電子写
真プロセスを使用しているデジタル複写機において有効
である。人体検知センサ19は、一定距離内にある人体
を検知してシステムコントローラ11に検知信号を送出
する。
【0032】図4は本発明の実施例に適応できるデジタ
ル複写機の人体検知センサとシステムコントローラとの
接続を示す図である。人体検知センサ19は、赤外線発
光ダイオード、赤外線の射出方向を一定方向に制限する
光学系、射出された赤外線の反射光を検知する赤外線受
光センサから構成されている。人体検知センサ19から
一定距離内にある人体を検知してシステムコントローラ
11に検知信号を送ることができる。また、人体検知セ
ンサ19は、人体を検出できる距離を切り換えて設定す
るための検出距離切換スイッチを有し、検出距離を複数
段階に切り換えることができる。このようにして、人体
検知センサ19をデジタル複写機の前面に配置すること
でオペレータがいるかどうかを確認することができる。
なお、人体検知機能はデジタル複写機が予熱モードにな
っている場合に、人体が近づいてきたときには自動的に
予熱モードを解除する予熱モード解除機能を実現するた
めに必要である。
【0033】図5は本発明の実施例に適応できるデジタ
ル複写機のブロック構成図である。図5に示すように、
デジタル複写機100は、システムコントローラ21、
画像読取部22、画像書込部24、メモリユニット2
5、遠隔診断装置CSS26、時計部27、利用者制限
機器28、人体検知センサ29によって構成されてい
る。
【0034】画像読取部22と画像書込部24およびメ
モリユニット25にそれぞれコントローラとしてCPU
を内臓し、システムコントローラ21から各コントロー
ラへのコマンドを制御信号で伝達するように構成されて
いる。なお、基本的機能は図2に示すデジタル複写機1
00と同様である。図6は本発明の実施例に適応できる
デジタル複写機ネットワークシステムの接続図である。
【0035】図6に示すように、8台のデジタル複写機
100〜107をネットワーク化して接続している。な
お、本発明はネットワークに接続されるデジタル複写機
の台数を限定するものではない。図7は本発明の実施例
に適応できるデジタル複写機をネットワークを介して接
続したブロック構成図である。
【0036】図7に示すように、デジタル複写機10
0,101は、システムコントローラ11、画像読取部
12、画像書込部14、メモリユニット35、遠隔診断
装置CSS16、時計部17、利用者制限機器18、人
体検知センサ19によって構成されている。なお、デジ
タル複写機100,101のシステムコントローラ1
1、画像読取部12、画像書込部14、遠隔診断装置C
SS16、時計部17、利用者制限機器18、人体検知
センサ19は、図3に示すデジタル複写機100の各部
機能と同様であるので、その説明を省略する。
【0037】ここで、デジタル複写機100,101の
構成要件であるメモリユニット35について説明する。
メモリユニット35は、圧縮ブロックとDRAMブロッ
クとDMAブロックおよびSCSIコントローラによっ
て内部を構成されている。圧縮ブロックは、DRAMブ
ロックの使用効率の向上を図るために、入力された画像
データをMH方式やMR方式やMMR方式等の符号化復
号化方式に基づいて圧縮するとともに、圧縮されたデー
タを画像データに伸長する。DRAMブロックは、画像
データをDRAM(Dynamic Random Access Memory)に
一時記憶する。DMA(Direct Memory Access)ブロッ
クは、入力された画像データをシステムコントローラ1
1の介在なく転送する。SCSI(Small Computer Sys
tem Interface)コントローラは、デイジーチェイン方
式に接続された周辺機器とのデータ転送を制御する。特
に、本実施例においては、SCSIを複数のデジタル複
写機間を接続するネットワークとして使用する。
【0038】なお、図7に示す2台のデジタル複写機の
接続形態は説明の便宜を図るためになされたものであ
り、本発明の図6に示すデジタル複写機ネットワークシ
ステムに適用することができるものである。図8は本発
明の実施例に適応できるデジタル複写機100,101
のネットワークソフトウェア構成図である。
【0039】図8に示すように、デジタル複写機100
のネットワークソフトウェアは、デバイス制御層とシス
テム制御層およびアプリケーション層の三層構造によっ
て構成されている。デバイス制御層において、入出力制
御は、デジタル複写機100とデジタル複写機101の
間でデータを論理/物理変換するレイアである。
【0040】SCSIコントローラは、デイジーチェイ
ン方式に接続された周辺機器との間で、個別に設定され
た相手SCSIコントローラのID番号を管理し、ID
番号を指定してデータ転送を制御するようになってお
り、小型コンピュータ・システム用インターフェイスと
して広く使用されている。SCSIコントローラは、図
10に示すように、メモリユニット35を介して制御コ
マンドや画像データを通信するように構成できる。ま
た、SCSIコントローラに替わってLANコントロー
ラを使用することもできる。LANコントローラとして
は、例えばTCP/IP(Transmission Control Proto
col /Internet Protocol)ソフトウェアがある。
【0041】システム制御層は、図7に示すデジタル複
写機100のシステムを構成する各部を制御するシステ
ム制御と操作部コントローラと周辺機コントローラと画
像形成装置コントローラと画像読取装置コントローラお
よびメモリユニットによって構成されている。システム
制御は、複写モード時に画像書込部で画像形成するため
の紙搬送処理や電子写真プロセス処理を制御するととも
に、異常状態や記録紙の有無の検出を含む給紙カセット
状態等の機内監視を行うとともに、画像読取部で画像を
読み取るためのスキャナ動作や光源のON/OFF等を
制御する。操作部コントローラは、LCD表示やLED
点灯/消灯やキー入力スキャン等のMMI(Man Machin
e Interface )を論理レベルで行うレイアである。周辺
機コントローラは、自動両面ユニットやソータやADF
等の複写機に装着されている周辺機のコントロールを論
理レベルで実行するレイアである。画像形成装置コント
ローラは、画像データから電子写真や感熱記録やインク
ジェット記録等の画像イメージを形成するように制御す
るレイアである。画像読取装置コントローラは、量子化
やシェーディング補正やMTF補正や変倍処理等を制御
するレイアである。メモリユニットは、圧縮処理やDM
A転送の設定処理等を制御するレイアである。
【0042】アプリケーション層は、コピーアプリおよ
びデーモンプロセスによって構成されている。コピーア
プリは、コピーシーケンスに基づいて複写動作を実行す
るアプリケーションである。デーモンプロセスは、ネッ
トワークを介して他のデジタル複写機からプリント要求
が依頼された場合に、メモリユニット35内に保存され
ている画像データを読み出し、自機の画像書込部14に
画像データを転送するアプリケーションである。
【0043】図9は本発明の実施例に適応できるデジタ
ル複写機100,101の動作フローを示す図である。
図9を参照して、デジタル複写機100で読み取った画
像データをメモリユニット35に記憶し、ネットワーク
に接続されたデジタル複写機101のメモリユニット3
5に画像データを転送し、画像書込部14から複写する
動作(リモート出力)を説明する。なお、図9に示すメ
モリ使用要求は、デジタル複写機100が自機のメモリ
ユニット35に記憶された画像データをデジタル複写機
101に転送して記憶させた後に複写させる旨を表すリ
モート出力要求と同様の制御コマンドである。
【0044】まず、デジタル複写機100のコピーアプ
リは、自機のシステムコントローラ11に自機のメモリ
ユニット35の使用を要求するメモリ使用要求を発行す
る。次に、システムコントローラ11は、自機のメモリ
ユニット35が使用可能状態の場合には、使用許可をコ
ピーアプリに返す。次に、デジタル複写機100のコピ
ーアプリは自機のシステムコントローラ11に外部メモ
リ使用要求を発行し、デジタル複写機100のSCSI
コントローラからSCSIネットワークを介してデジタ
ル複写機101のSCSIコントローラにメモリ使用要
求を転送する。次いで、デジタル複写機101のSCS
Iコントローラからシステムコントローラ11にメモリ
使用要求を転送する。
【0045】このメモリ使用要求を受けたデジタル複写
機101のシステムコントローラ11は、自機のメモリ
ユニット35が使用可能状態の場合には、自機のSCS
Iコントローラにメモリユニット35の使用を許可する
使用許可を発行する。次に、デジタル複写機101の
SCSIコントローラは、この使用許可をSCSIネッ
トワークを介してデジタル複写機100のSCSIコン
トローラに転送する。次いで、デジタル複写機100の
SCSIコントローラは、デジタル複写機101のメモ
リユニット35の使用許可を外部メモリ使用許可として
自機のシステムコントローラ11に転送する。次いで、
自機のシステムコントローラ11からコピーアプリにこ
の外部メモリ使用許可を転送する。なお、デジタル複写
機101のメモリユニット35の使用許可を通信するこ
とで、ネットワークに接続された他のデジタル複写機1
02〜107はデジタル複写機100,101のメモリ
ユニット35の使用を禁止する使用禁止状態になり、
リソース使用の競合が回避される。また、デジタル複写
機101のメモリユニット35が使用禁止状態になった
場合に、デジタル複写機101のコピーアプリからメモ
リ使用要求が発行されたときには、システムコントロー
ラ11から自機のメモリユニット35が使用禁止状態に
なっているため、メモリユニット35が使用できない旨
を表すメモリ使用不可をコピーアプリに発行する。
【0046】次に、外部メモリ使用許可を受けたデジタ
ル複写機100のコピーアプリは、メモリユニット35
のDMAユニットにDRAMブロックの書込み先頭アド
レスおよび転送データ量を設定する。このようにして、
自機のメモリユニット35を画像データが転送できる待
機状態に設定する。次に、コピーアプリは、自機のモリ
ユニット35に画像データの読取を開始する画像読取開
始を発行するとともに、画像読取部12に画像を読み取
るためのスキャナ動作や光源をONして順次に画像を読
み取らせる。このようにして、画像読取部12から出力
された画像データは、デジタル複写機100のメモリユ
ニット35に転送されて書き込まれる。
【0047】次に、画像読取部12から画像読取終了を
受けたデジタル複写機101のコピーアプリは、自機の
メモリユニット35に画像データの読取終了を発行す
る。この読取終了を受けたメモリユニット35は、自機
のコピーアプリに画像データの読込終了を発行する。次
に、この読込終了を受けたコピーアプリは、自機のメモ
リユニット35に記憶された画像データの転送を要求す
る画像転送要求を発行する。
【0048】次に、この画像転送要求を受けたデジタル
複写機100のSCSIコントローラは、デジタル複写
機100のメモリユニット35に記憶された画像データ
をSCSIネットワークを介してデジタル複写機101
のメモリユニット35に書き込むように転送を開始す
る。ここで、デジタル複写機100のメモリユニット3
5に記憶された画像データの転送が終了した場合には、
デジタル複写機101のSCSIコントローラに転送終
了を発行する。
【0049】次に、デジタル複写機100のSCSIコ
ントローラは、自機のコピーアプリに転送終了を発行す
る。次に、この転送終了を受けたデジタル複写機100
のコピーアプリは、デジタル複写機101にプリント動
作を開始させるために、給紙口、排紙口、プリント枚数
等を設定したパラメータをSCSIコントローラに発行
する。次いで、デジタル複写機100のSCSIコント
ローラからデジタル複写機101のSCSIコントロー
ラにこのパラメータを転送する。次いで、デジタル複写
機101のSCSIコントローラは、このパラメータを
自機のデーモンプロセスに設定する。デジタル複写機1
01のデーモンプロセスは、このパラメータから給紙
口、排紙口、プリント枚数等の必要パラメータを取得し
た後に、自機のシステムコントローラ11にこのパラメ
ータを設定する。
【0050】次に、デジタル複写機100のコピーアプ
リは、デジタル複写機101にプリント動作を開始させ
るために、プリント開始コマンドをSCSIコントロー
ラに発行する。次いで、デジタル複写機100のSCS
Iコントローラからデジタル複写機101のSCSIコ
ントローラにこのプリント開始コマンドを転送する。次
いで、デジタル複写機101のSCSIコントローラ
は、このプリント開始コマンドを自機のデーモンプロセ
スに設定する。デジタル複写機101のデーモンプロセ
スは、このプリント開始コマンドに基づいて自機のシス
テムコントローラ11にこのプリント開始コマンドを発
行する。
【0051】次に、このプリント開始コマンドを受けた
デジタル複写機101のシステムコントローラ11は、
プリント開始コマンドに従ってプリント動作を開始する
ために、デーモンプロセスから指示された給紙口から転
写紙の給紙を開始する。次いで、システムコントローラ
11は、給紙口から転写紙の給紙を開始した旨を表す給
紙開始をデーモンプロセスを経てSCSIコントローラ
に発行する。次いで、SCSIコントローラはこの給紙
開始をデジタル複写機100のSCSIコントローラに
転送する。次いで、デジタル複写機100のSCSIコ
ントローラは、コピーアプリに受けた給紙開始を転送す
る。
【0052】次に、デジタル複写機101において、給
紙された転写紙は画像形成開始位置(レジストローラ位
置)に到達すると、デジタル複写機101のデーモンプ
ロセスに対してFGATEアサート許可コマンドを発行
する。このFGATEアサート許可コマンドを受けたデ
ーモンプロセスは、デジタル複写機101のSCSIコ
ントローラに対して画像書込部14への画像データ転送
を要求し、SCSIコントローラは画像書込部14へ画
像データの転送を開始する。
【0053】さらに、デジタル複写機101のシステム
コントローラ11は転写紙が排紙されるとデジタル複写
機101のデーモンプロセスに対して排紙実行を通知す
る。次いで、この排紙実行を受けたデーモンプロセス
は、SCSIコントローラに排紙実行を発行する。次い
で、SCSIコントローラはこの排紙実行をデジタル複
写機100のSCSIコントローラに転送する。次い
で、デジタル複写機100のSCSIコントローラは、
コピーアプリに受けた排紙実行を転送する。
【0054】この排紙実行を受けてデジタル複写機10
0のコピーアプリは、自機のSCSIコントローラに外
部メモリリソース解放を発行する。次いで、デジタル複
写機100のSCSIコントローラは、SCSIネット
ワークを介してデジタル複写機101のSCSIコント
ローラに外部メモリリソース解放を転送する。次いで、
デジタル複写機101のSCSIコントローラからシス
テムコントローラ11に外部メモリリソース解放を転送
する。
【0055】また、図9においては、デジタル複写機1
00の画像読取部12で読み取った画像データをデジタ
ル複写機101の画像書込部14へ出力させるフローの
みを説明してある。しかしながら、デジタル複写機10
0からデジタル複写機101のメモリユニット35へ画
像データの転送が終了した後には、デジタル複写機10
0とデジタル複写機101は全く独立に動作できるた
め、デジタル複写機101でプリント動作を開始してい
る際に、デジタル複写機100が自機のメモリユニット
35に記憶されている画像データを自機の画像書込部1
4に転送してプリント動作をさせることもできる。
【0056】なお、図9においては、単に、デジタル複
写機101でリモート出力を実行させる動作に最低限必
要な情報を記述したことにとどまった。しかしながら、
実際に、遠隔地に存在するデジタル複写機の周辺機等を
使用する場合には、メモリユニットの使用権のみをデジ
タル複写機に要求するとともに、周辺機リソースもあわ
せて使用要求する必要がある。特に、ソータ機能を実行
する排紙仕分け装置6を使用する場合に、使用権の調停
が不十分であったときには、デジタル複写機101の排
紙口において、デジタル複写機100からのリモート出
力の出力紙とデジタル複写機101の出力紙(転写紙)
が混在する等の不具合が発生してしまう。
【0057】図10は本発明の実施例に適応できるデジ
タル複写機100,101の調停処理の動作フローを示
す図である。なお、図10に示すメモリ使用要求は、デ
ジタル複写機100が自機のメモリユニット35に記憶
された画像データをデジタル複写機101に転送して記
憶させた後に複写させる旨を表すリモート出力要求と同
様の制御コマンドである。
【0058】まず、デジタル複写機100のコピーアプ
リは、自機のシステムコントローラ11に自機のメモリ
ユニット35の使用を要求するメモリ使用要求を発行す
る。次に、システムコントローラ11は、自機のメモリ
ユニット35が使用可能状態の場合には、使用許可をコ
ピーアプリに返す。次に、デジタル複写機100のコピ
ーアプリは自機のシステムコントローラ11に外部メモ
リ使用要求を発行し、次いで、システムコントローラ1
1からSCSIコントローラに外部メモリ使用要求を発
行する。次いで、デジタル複写機100のSCSIコン
トローラからSCSIネットワークを介してデジタル複
写機101のSCSIコントローラにメモリ使用要求を
転送する。次いで、デジタル複写機101のSCSIコ
ントローラからシステムコントローラ11にメモリ使用
要求を転送する。
【0059】このメモリ使用要求を受けたデジタル複
写機101のシステムコントローラ11は、システムの
使用状況に応じて調停処理を行い、自機のSCSIコン
トローラに調停結果を発行する。次に、デジタル複写
機101のSCSIコントローラは、この調停結果をS
CSIネットワークを介してデジタル複写機100のS
CSIコントローラに転送する。次いで、デジタル複写
機100のSCSIコントローラは、デジタル複写機1
01のメモリユニット35の調停結果を自機のシステム
コントローラ11に転送する。次いで、自機のシステム
コントローラ11からコピーアプリにこの調停結果を転
送する。
【0060】このように、デジタル複写機101のシス
テムコントローラ11は、デジタル複写機100からメ
モリ使用要求を受信すると、図10に示すように、シ
ステムの使用状況に応じて調停処理を実行し、その調停
処理の結果として調停結果をデジタル複写機100に
返信するので、図9に示すように、調停結果としてデジ
タル複写機101のメモリユニット35の使用許可が返
信される場合がある。一方、調停結果として使用拒否が
返信された場合には、デジタル複写機100はリモート
出力処理を中断するか、あるいは、デジタル複写機10
0で保有するリソースのみを使用して複写処理を継続す
る。
【0061】図11は本発明の実施例に適応できるデジ
タル複写機101の調停処理動作を表すフローチャート
である。まず、システムコントローラ11は、ネットワ
ークを介して遠隔地に存在するデジタル複写機からSC
SIコントローラでメモリ使用要求を受信したか否かを
判断する(処理S1)。
【0062】処理S1で、デジタル複写機からメモリ使
用要求を受信した場合には、現在、自機のメモリユニッ
ト35が使用可能状態か否かを調べるためにメモリフラ
グが「1」か否かを判断する(処理S2)。処理S2
で、メモリフラグが「1」に設定されていて自機のメモ
リユニット35が使用可能状態である場合には、自機が
ユーザによって割り込みコピーモードに選択されている
か否かを判断する(処理S3)。
【0063】処理S3で、自機が割り込みコピーモード
に選択されていない場合には、自機がサービス時間内の
サービス設定モード(SPモード)状態か否かを判断す
る(処理S4)。なお、サービス時間はユーザが操作を
終了してからアイドル状態に移行するまでの移行時間を
示すものであり、操作部2でこの移行時間を設定できる
ものとする。
【0064】処理S4で、サービス設定モード(SPモ
ード)状態ではない場合には、ネットワークを介して遠
隔地に存在するデジタル複写機から周辺機の使用要求を
受信したか否かを判断する(処理S5)。処理S5で、
周辺機の使用要求があった場合には、自機のシステムコ
ントローラ11に人体検知センサARS19が接続され
ているか否かを判断する(処理S6)。
【0065】処理S6で、自機のシステムコントローラ
11に人体検知センサARS19が接続されていない場
合には、自機のデジタル複写機がユーザによる操作がな
いアイドル状態か否かを判断する(処理S7)。一方、
処理S2でメモリユニット35が使用可能状態ではない
場合や、処理S3で自機が割り込みコピーモードに選択
されている場合や、処理S4でサービス設定モード状態
の場合や、処理S7で自機のデジタル複写機がアイドル
状態の場合や、処理S10で人体検知センサ19がオン
状態の場合には、メモリ使用要求を発行してきた遠隔地
に存在するデジタル複写機に対して、現在、リモート出
力が実行できない状態にあるのでリモート出力禁止をS
CSIコントローラで通知する(処理S8)。
【0066】次に、メモリユニット35をこれから使用
するので、他の遠隔地のデジタル複写機からメモリユニ
ット35を使用できない状態にするために、メモリフラ
グを「0」に設定する(処理S9)。処理S6で、自機
のシステムコントローラ11に人体検知センサARSが
接続されている場合には、デジタル複写機の近くに人が
いて人体検知センサ19がオン状態か否かを判断する
(処理S10)。
【0067】処理S7でデジタル複写機がアイドル状態
の場合や、処理S10で人体検知センサ19がオン状態
ではない場合には、メモリ使用要求を発行してきた遠隔
地のデジタル複写機に対して、現在、リモート出力が実
行できる状態にある旨を表すリモート出力許可を通知す
る(処理S11)。一方、処理S1で、デジタル複写機
からメモリ使用要求を受信しなかった場合には、処理S
8で一旦メモリユニット35の使用権としてメモリ使用
許可が与えられた遠隔地のデジタル複写機からメモリリ
ソース解放要求が送信されてきたか否かを判断する(処
理S12)。
【0068】処理S12で、遠隔地のデジタル複写機か
らメモリリソース解放要求が送信されてきた場合には、
処理S9で設定したメモリ使用不可状態を解除し、全て
の遠隔地のデジタル複写機がメモリユニットの使用権を
要求できる可能状態にするために、メモリフラグを
「1」に設定する(処理S13)。次に、調停処理を終
了して復帰する。
【0069】図11に示すように、本実施例(請求項
1)では、デジタル複写機100のシステムコントロー
ラ11(制御情報発生手段)がメモリユニット35(画
像記憶手段)に記憶された画像データをデジタル複写機
101に転送して記憶させた後に複写させる要求を表す
リモート出力要求を発生し、発生されたリモート出力要
求をSCSIコントローラ(制御情報出力手段)でネッ
トワークに出力する。ここで、デジタル複写機101
が、メモリユニット35(画像記憶手段)で画像イメー
ジを記憶した後に操作を中断して中断状態になった場
合、または、画像書込部14(画像形成手段)で画像イ
メージを形成して記録紙に複写する途中である場合に、
ネットワークを介してSCSIコントローラ(制御情報
入力手段)でデジタル複写機100からリモート出力要
求を入力したときには、システムコントローラ11(制
御情報判断手段)がこのリモート出力要求を無効にす
る。
【0070】従って、デジタル複写機101において、
デジタル複写機100から転送された画像イメージをメ
モリユニット35に記憶した後に操作を中断して中断状
態になった場合、または、画像書込部14で画像イメー
ジを形成して記録紙に複写する途中である場合に、ネッ
トワークを介してリモート出力要求を入力したときに
は、このリモート出力要求を無効にすることで調停を確
実に行い、リモート出力要求を出力したデジタル複写機
はそのオペレータに対して即時にリモート出力が実行で
きない状況である旨を通知でき、システムの信頼性を向
上できる。
【0071】図11に示すように、本実施例(請求項
2)では、デジタル複写機100のシステムコントロー
ラ11(制御情報発生手段)がメモリユニット35(画
像記憶手段)に記憶された画像データをデジタル複写機
101に転送して記憶させた後に複写させる要求を表す
リモート出力要求を発生し、発生されたリモート出力要
求をSCSIコントローラ(制御情報出力手段)でネッ
トワークに出力する。ここで、デジタル複写機101
が、操作部2(操作モード入力手段)で選択された複写
処理を中断させる割り込み複写モードの複写処理を実行
する途中である場合、または、割り込み複写モードの複
写処理が待機状態である場合に、ネットワークを介して
SCSIコントローラ(制御情報入力手段)でデジタル
複写機100からリモート出力要求を入力したときに
は、システムコントローラ11(制御情報判断手段)が
リモート出力要求を無効にする。
【0072】従って、割り込み複写モードの複写処理を
実行する途中である場合、または、割り込み複写モード
の複写処理が待機状態である場合に、ネットワークを介
してリモート出力要求を入力したときには、このリモー
ト出力要求を無効にすることで調停を確実に行い、最優
先モードである割り込み複写モードの複写処理を保護す
るように調停できる。また、リモート出力要求を出力し
たデジタル複写機はそのオペレータに対して即時にリモ
ート出力が実行できない状況である旨を通知でき、シス
テムの信頼性を向上できる。
【0073】図11に示すように、本実施例(請求項
3)では、デジタル複写機100のシステムコントロー
ラ11(制御情報発生手段)がメモリユニット35(画
像記憶手段)に記憶された画像データをデジタル複写機
101に転送して記憶させた後に複写させる要求を表す
リモート出力要求を発生し、発生されたリモート出力要
求をSCSIコントローラ(制御情報出力手段)でネッ
トワークに出力する。ここで、デジタル複写機101
が、操作部2(操作モード入力手段)で選択された複写
済みの記録紙を排紙した後に仕分ける排紙仕分けモード
の複写処理が待機状態である場合、または、排紙仕分け
モードの複写処理が中断して中断状態である場合に、人
体検知センサ19(人体検知手段)で所定の距離内に存
在する人体が検知されたときに、ネットワークを介して
SCSIコントローラ(制御情報入力手段)でデジタル
複写機100からリモート出力要求を入力したときに
は、システムコントローラ11(制御情報判断手段)が
リモート出力要求を無効にする。
【0074】従って、排紙仕分けモードの複写処理が待
機状態である場合、または、排紙仕分けモードの複写処
理が中断して中断状態である場合に、所定の距離内に存
在する人体が検知されたときに、ネットワークを介して
リモート出力要求を入力したときには、このリモート出
力要求を無効にすることで調停を確実に行い、所定の距
離内に存在する人体が検知されなかったときに、ネット
ワークを介してリモート出力要求を入力したときには、
このリモート出力要求を有効にすることで調停を確実に
行うので、排紙仕分けモードを選択した後、または、排
紙仕分けモードを実行した後に、オペレータが排紙仕分
けモードを解除し忘れてしまっても、半永久的にリモー
ト出力要求を無効にすることを回避できる。
【0075】図11に示すように、本実施例(請求項
4)では、デジタル複写機100のシステムコントロー
ラ11(制御情報発生手段)がメモリユニット35(画
像記憶手段)に記憶された画像データをデジタル複写機
101に転送して記憶させた後に複写させる要求を表す
リモート出力要求を発生し、発生されたリモート出力要
求をSCSIコントローラ(制御情報出力手段)でネッ
トワークに出力する。ここで、デジタル複写機101
が、操作部2(操作モード入力手段)で選択された複写
済みの記録紙を排紙した後に仕分ける排紙仕分けモード
の複写処理が待機状態である場合、または、排紙仕分け
モードの複写処理が中断して中断状態である場合に、操
作部2(操作入力手段)でキー操作が入力されずに所定
時間が経過してアイドル状態になる前に、ネットワーク
を介してSCSIコントローラ(制御情報入力手段)で
デジタル複写機100からリモート出力要求を入力した
ときには、システムコントローラ11(制御情報判断手
段)がリモート出力要求を無効にする。
【0076】従って、排紙仕分けモードの複写処理が待
機状態である場合、または、排紙仕分けモードの複写処
理が中断して中断状態である場合に、キー操作が入力さ
れずに所定時間が経過してアイドル状態になる前に、ネ
ットワークを介してリモート出力要求を入力したときに
は、このリモート出力要求を無効にすることで調停を確
実に行い、アイドル状態になったのちには、オペレータ
が排紙仕分けモードを解除し忘れてしまっても、半永久
的にリモート出力要求を無効にすることを回避できる。
【0077】図11に示すように、本実施例(請求項
5)では、前述の本実施例(請求項4)のジタル複写機
ネットワークシステムにおいて、システムコントローラ
11(時間設定手段)で操作部2(操作入力手段)から
キー操作が入力されずにアイドル状態に移行するまでの
移行時間を設定して、システムコントローラ11の内部
RAMに記憶する。
【0078】従って、キー操作が入力されずにアイドル
状態になるまでの移行時間を設定して、システムコント
ローラ11の内部RAMに記憶するので、排紙仕分けモ
ードの複写処理が待機状態である場合、または、排紙仕
分けモードの複写処理が中断して中断状態である場合
に、オペレータが排紙仕分けモードを解除し忘れてしま
っても、アイドル状態になるまでの移行時間を設定でき
る。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、複数のデジタル複写機
にネットワークを介して接続し、第1のデジタル複写機
に記憶された画像データを第2のデジタル複写機に転送
して記憶させた後に複写させるリモート出力要求があっ
た場合に、リモート出力要求に対する調停を確実に行っ
てシステムの信頼性を向上することができるデジタル複
写機ネットワークシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機の
遠隔診断システムの構成図である。
【図2】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機の
システム構成図である。
【図3】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機の
ブロック構成図である。
【図4】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機の
人体検知センサとシステムコントローラとの接続を示す
図である。
【図5】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機の
ブロック構成図である。
【図6】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機ネ
ットワークシステムの接続図である。
【図7】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機を
ネットワークを介して接続したブロック構成図である。
【図8】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機1
00,101のネットワークソフトウェア構成図であ
る。
【図9】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機1
00,101の動作フローを示す図である。
【図10】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機
100,101の調停処理の動作フローを示す図であ
る。
【図11】本発明の実施例に適応できるデジタル複写機
101の調停処理動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 原稿仕送り装置 2 操作部 3 原稿読取装置 4 画像形成装置 5 両面ユニット 6 排紙仕分け装置 7 給紙カセット 8 拡張機能 9 利用者制限機器 11,21 システムコントローラ 12,22 画像読取部 13,23 画像データ・バス・セレクタ 14,24 画像書込部 15,25,35 メモリユニット 16,26 遠隔診断装置 17,27 時計部 18,28 利用者制限機器 19,29 人体検知センサ 100〜107 デジタル複写機 200 管理装置 201 公衆回線網 211,221 通信コントロール装置 212 電話機 222 ファクシミリ装置 213〜215,223,224 デジタル複写機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のデジタル複写機が、原稿を読み取っ
    て画像データに変換する原稿読取手段と、読み取った画
    像データを記憶する画像記憶手段と、記憶された画像デ
    ータをネットワークに出力する画像出力手段と、を有
    し、第2のデジタル複写機が、前記ネットワークを介し
    て第1のデジタル複写機から画像データを入力する画像
    入力手段と、入力された画像データを記憶する画像記憶
    手段と、記憶された画像データから画像イメージを形成
    して記録紙に複写する画像形成手段と、を有するデジタ
    ル複写機ネットワークシステムにおいて、第1のデジタ
    ル複写機が、前記画像記憶手段に記憶された画像データ
    を第2のデジタル複写機に転送して記憶させた後に複写
    させる要求を表すリモート出力要求を発生する制御情報
    発生手段と、発生されたリモート出力要求を前記ネット
    ワークに出力する制御情報出力手段と、を有し、第2の
    デジタル複写機が、前記ネットワークを介して第1のデ
    ジタル複写機から制御情報を入力する制御情報入力手段
    と、前記画像記憶手段で画像イメージを記憶した後に操
    作を中断して中断状態になった場合、または、前記画像
    形成手段で画像イメージを形成して記録紙に複写する途
    中である場合に、前記制御情報入力手段で第1のデジタ
    ル複写機からリモート出力要求を入力したときには、該
    リモート出力要求を無効にする制御情報判断手段と、を
    有することを特徴とするデジタル複写機ネットワークシ
    ステム。
  2. 【請求項2】第1のデジタル複写機が、原稿を読み取っ
    て画像データに変換する原稿読取手段と、読み取った画
    像データを記憶する画像記憶手段と、記憶された画像デ
    ータをネットワークに出力する画像出力手段と、を有
    し、第2のデジタル複写機が、前記ネットワークを介し
    て第1のデジタル複写機から画像データを入力する画像
    入力手段と、入力された画像データを記憶する画像記憶
    手段と、記憶された画像データから画像イメージを形成
    して記録紙に複写する画像形成手段と、を有するデジタ
    ル複写機ネットワークシステムにおいて、第1のデジタ
    ル複写機が、前記画像記憶手段に記憶された画像データ
    を第2のデジタル複写機に転送して記憶させた後に複写
    させる要求を表すリモート出力要求を発生する制御情報
    発生手段と、発生されたリモート出力要求を前記ネット
    ワークに出力する制御情報出力手段と、を有し、第2の
    デジタル複写機が、前記ネットワークを介して第1のデ
    ジタル複写機から制御情報を入力する制御情報入力手段
    と、複写処理を中断させる割り込み複写モードの選択を
    入力する操作モード入力手段と、該操作モード入力手段
    で選択された割り込み複写モードの複写処理を実行する
    途中である場合、または、割り込み複写モードの複写処
    理が待機状態である場合に、前記制御情報入力手段で第
    1のデジタル複写機からリモート出力要求を入力したと
    きには、該リモート出力要求を無効にする制御情報判断
    手段と、を有することを特徴とするデジタル複写機ネッ
    トワークシステム。
  3. 【請求項3】第1のデジタル複写機が、原稿を読み取っ
    て画像データに変換する原稿読取手段と、読み取った画
    像データを記憶する画像記憶手段と、記憶された画像デ
    ータをネットワークに出力する画像出力手段と、を有
    し、第2のデジタル複写機が、前記ネットワークを介し
    て第1のデジタル複写機から画像データを入力する画像
    入力手段と、入力された画像データを記憶する画像記憶
    手段と、記憶された画像データから画像イメージを形成
    して記録紙に複写する画像形成手段と、を有するデジタ
    ル複写機ネットワークシステムにおいて、第1のデジタ
    ル複写機が、前記画像記憶手段に記憶された画像データ
    を第2のデジタル複写機に転送して記憶させた後に複写
    させる要求を表すリモート出力要求を発生する制御情報
    発生手段と、発生されたリモート出力要求を前記ネット
    ワークに出力する制御情報出力手段と、を有し、第2の
    デジタル複写機が、前記ネットワークを介して第1のデ
    ジタル複写機から制御情報を入力する制御情報入力手段
    と、所定の距離内に存在する人体を検知する人体検知手
    段と、複写済みの記録紙を排紙した後に仕分ける排紙仕
    分けモードの選択を入力する操作モード入力手段と、該
    操作モード入力手段で選択された排紙仕分けモードの複
    写処理が待機状態である場合、または、排紙仕分けモー
    ドの複写処理が中断して中断状態である場合に、前記人
    体検知手段で所定の距離内に存在する人体が検知された
    ときに、前記制御情報入力手段で第1のデジタル複写機
    からリモート出力要求を入力したときには、該リモート
    出力要求を無効にする制御情報判断手段と、を有するこ
    とを特徴とするデジタル複写機ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】第1のデジタル複写機が、原稿を読み取っ
    て画像データに変換する原稿読取手段と、読み取った画
    像データを記憶する画像記憶手段と、記憶された画像デ
    ータをネットワークに出力する画像出力手段と、を有
    し、第2のデジタル複写機が、前記ネットワークを介し
    て第1のデジタル複写機から画像データを入力する画像
    入力手段と、入力された画像データを記憶する画像記憶
    手段と、記憶された画像データから画像イメージを形成
    して記録紙に複写する画像形成手段と、を有するデジタ
    ル複写機ネットワークシステムにおいて、第1のデジタ
    ル複写機が、前記画像記憶手段に記憶された画像データ
    を第2のデジタル複写機に転送して記憶させた後に複写
    させる要求を表すリモート出力要求を発生する制御情報
    発生手段と、発生されたリモート出力要求を前記ネット
    ワークに出力する制御情報出力手段と、を有し、第2の
    デジタル複写機が、前記ネットワークを介して第1のデ
    ジタル複写機から制御情報を入力する制御情報入力手段
    と、キー操作を入力する操作入力手段と、複写済みの記
    録紙を排紙した後に仕分ける排紙仕分けモードの選択を
    入力する操作モード入力手段と、該操作モード入力手段
    で選択された排紙仕分けモードの複写処理が待機状態で
    ある場合、または、排紙仕分けモードの複写処理が中断
    して中断状態である場合に、前記操作入力手段でキー操
    作が入力されずに所定時間が経過してアイドル状態にな
    る前に、前記制御情報入力手段で第1のデジタル複写機
    からリモート出力要求を入力したときには、該リモート
    出力要求を無効にする制御情報判断手段と、を有するこ
    とを特徴とするデジタル複写機ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】前記操作入力手段からキー操作が入力され
    ずにアイドル状態に移行するまでの移行時間を設定する
    時間設定手段を有することを特徴とする請求項4記載の
    ジタル複写機ネットワークシステム。
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