JPH087832B2

JPH087832B2 - 商品販売データ処理装置

Info

Publication number: JPH087832B2
Application number: JP29889589A
Authority: JP
Inventors: 秀明大澤
Original assignee: Tec Corp
Current assignee: Tec Corp
Priority date: 1989-11-17
Filing date: 1989-11-17
Publication date: 1996-01-29
Anticipated expiration: 2011-01-29
Also published as: JPH03158996A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、電子キャッシュレジスタやPOS（ポイント
・オブ・セールス）端末などの商品販売データ処理装置
に関する。詳しくは、小切手に金額を漢字で印字できる
ようにした商品販売データ処理装置に関する。

［従来の技術］電子キャッシュレジスタやPOS端末などの商品販売デ
ータ処理装置の中には、レシートやジャーナルに印字す
るプリンタによって、取引金額を小切手にも印字できる
ようにしたものが知られている。

このものは、取引金額が置数され、小切手がプリンタ
内へ挿入された状態において、小切手キーが押される
と、小切手に取引金額を算用数字で印字して発行するも
のである。

［発明が解決しようとする課題］従来のように、小切手に取引金額を算用数字で印字す
るだけでは、その算用数字に他の数字を付加することに
より、小切手に印字された取引金額を書き換えるような
不正行為が可能である。

ここに、本発明の目的は、このような従来の問題を解
消し、小切手を発行する場合でも不正行為を防止できる
商品販売データ処理装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］そのため、本発明では、小切手に金額を漢字で印字で
きるように構成したものである。

具体的には、小切手印字キーを有するキーボードと、
金額を記憶する金額メモリ、数字並びに桁を表す桁情報
を漢字で印字させるための漢字印字データを記憶した漢
字テーブルメモリおよび印字データを格納する印字バッ
ファを有する記憶手段と、レシートに印字するととも
に、選択的に挿入される小切手にも印字可能なプリント
と、前記小切手印字キーが操作されたとき前記金額メモ
リに記憶された金額の数字のうち０を除く各数字につい
て、その数字の桁を認識するとともにその数字および認
識した桁に対応する漢字印字データを前記漢字テーブル
メモリの中から読出し前記印字バッファに記憶させる編
集手段と、この編集手段による処理が前記金額メモリに
記憶された金額の全ての数字について終了したことを条
件として、前記印字バッファの内容を前記プリンタによ
って印字させる印字制御手段と、を具備したことを特徴
とする。

［作用］小切手印字キーが操作されると、金額メモリに記憶さ
れた金額の数字のうち０を除く各数字について、その数
字の桁が認識されるとともに、その数字および認識され
た桁に対応する漢字印字データが漢字テーブルメモリの
中から読出され印字バッファに記憶される。

そして、この編集手段による処理が金額メモリに記憶
された金額の全ての数字について終了したことを条件と
して、印字バッファの内容がプリンタによって印字され
る。

従って、小切手には金額が漢字で印字されるので、そ
の小切手に印字された金額を書き換えるような不正行為
を防止することができる。

［実施例］以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に本実施例の電子キャッシュレジスタの全体構
成を示す。同図において、11はCPUである。CPU11には、
アドレス・データバス12などを介して、プログラムを記
憶したROM13、売上データなどを記憶するRAM14、I/O16,
19、キーボード制御回路17、表示部制御回路18などがそ
れぞれ接続されている。

前記I/O16には「登録」「点検」「精算」などの各業
務を前記CPU11へ指令して実行させるモード選択スイッ
チ21が、前記キーボード制御回路17にはキーボード22
が、前記表示部制御回路18には表示部23がそれぞれ接続
されている。また、前記I/O19には、プリンタ駆動回路2
4を介してプリンタ25が接続されているとともに、ドロ
ワ開放装置26を介してドロワ27が接続されている。

前記キーボード22には、第２図に示す如く、商品の金
額などを入力する「00」「０」〜「９」の置数キー31、
部門コードを入力する「01」〜「15」の部門キー32、小
計キー33、預／現計キー34のほかに、小切手支払キー35
および小切手印字キー36などがそれぞれ配列されてい
る。また、前記プリンタ25は、レシートおよびジャーナ
ルに印字するとともに、選択的に挿入される小切手にも
印字できるようになっている。

前記RAM14内には、第３図に示す如く、登録された商
品の売上点数や金額などを例えば部門別、取引別に累計
記憶する合計器41、登録された商品の合計金額や取引金
額などを記憶する合計金額メモリ42、前記表示部23に対
する１ライン分の表示データを一時格納する表示バッフ
ァ43、前記プリンタ25に対する１ライン分の印字データ
を一時格納する印字バッファ44、フラグメモリ45、漢字
テーブルメモリ46および金額変換バッファ47などがそれ
ぞれ設けられている。

前記フラグメモリ45としては、萬フラグメモリF1、千
フラグメモリF2、百フラグメモリF3および拾フラグメモ
リF4がそれぞれ設けられている。また、前記漢字ーブル
メモリ46には、第４図に示す如く、１桁の値AMT［ｉ］
＝１〜９によって選択されその数字１〜９を漢字で印字
させるための漢字印字データ“壱”“弐”“参”“四”
“五”“六”“七”“八”“九”および前記各フラグF1
〜F4によって選択され桁を表す桁情報を漢字で印字させ
るための漢字印字データ“拾”“百”“千”“萬”がそ
れぞれ格納されている。更に、金額変換バッファ47は、
前記合計金額メモリ42に記憶された金額を各桁ごとに変
換した際、その各桁ごとに数字を記憶できるようになっ
ている。例えば、合計金額メモリ42の内容が第５図のよ
うになっていた場合、第６図に示すように、その金額を
各桁AMT［０］〜［６］ごとに記憶できるようになって
いる。

前記CPU11は、前記ROM13に記憶されたプログラムに従
って、キーボード22から入力されたデータをRAM14の所
定のエリアに記憶させるとともに、表示部23に表示し、
かつ、プリンタ25によってレシートおよびジャーナルに
印字させる。また、小切手印字キー36が押されると、第
７図に示すフローチャートの処理を実行する。

ここに、CPU11とROM13とにより、前記小切手印字キー
36が操作されたとき前記合計金額メモリ42に記憶された
金額の数字のうち０を除く各数字について、その数字の
桁を認識するとともにその数字および認識した桁に対応
する漢字印字データを前記漢字テーブルメモリ46の中か
ら読出し前記印字バッファ44に記憶させる編集手段と、
この編集手段による処理が前記合計金額メモリ42に記憶
された金額の全ての数字について終了したことを条件と
して前記印字バッファ44の内容を前記プリンタ25によっ
て印字させる印字制御手段とが構成されている。

次に、本実施例の作用を第７図のフローチャートを参
照しながら説明する。なお、通常の登録業務について
は、従来と同一であるので説明を省略する。ここでは、
支払合計金額が234,506円で、それを小切手支払キー36
で締めた後、プリンタ25内に小切手を挿入し、小切手印
字キー36を操作した場合について説明する。

CPU11は、小切手印字キー36が操作されると、ステッ
プ（以下、STと略す。）１で合計金額メモリ42の内容
（第５図）を金額変換バッファ47に第６図のように変換
する。続いて、ST2へ進みその金額変換バッファ47の最
初の桁（ｉ＝０）の値（AMT［０］）が“0"であるかを
チェックする。この場合、最初の桁（ｉ＝０）の値（AM
T［０］）が“0"であるので、ST29でｉをｉ＋１とした
後、ST2へ戻り、次の桁（ｉ＝１）の値（AMT［１］）が
“0"であるかをチェックする。

次の桁（ｉ＝１）の値（AMT［１］）は“0"でないか
ら、ST3〜８へ進みｉ＝0,1,2,3,4,5のいずれかであるか
をチェックする。この場合には、ｉ＝１であるから、ST
10へ進み拾フラグメモリF4に“1"を立て、続いて、ST11
へ進み萬フラグメモリF1に“1"を立てた後、ST15へ進み
漢字テーブルメモリ46の中からAMT［１］＝２に該当す
る漢字印字データ“弐”を読出し、その漢字印字データ
“弐”を印字バッファ44内に編集する。

続いて、ST16〜ST19へ進みｉ＝２かつF1＝１に該当す
るか、または、F2＝１、F3＝１、F4＝１のいずれかに該
当するかをチェックする。この場合には、F4＝１である
から、漢字テーブルメモリ46の中からF4＝１に該当する
漢字印字データ”拾”を読出し、その漢字印字データ
“拾”を印字バッファ44内に編集し、続いて、ST27へ進
みF4＝０とした後、ST28へ進みｉ＝６であるかをチェッ
クする。この場合には、ｉ＝６でないから、ST29へ進み
ｉをｉ＋１とした後、ST2へ戻り、次の桁（ｉ＝２）の
値（AMT［２］）が“0"であるかをチェックする。

次の桁（ｉ＝２）の値（AMT［２］）は“0"でないか
ら、ST3〜８へ進みｉ＝0,1,2,3,4,5のいずれかであるか
をチェックする。この場合には、ｉ＝２であるから、ST
11へ進み萬フラグメモリF1に“1"を立てた後、ST15へ進
み漢字テーブルメモリ46の中からAMT［２］＝３に該当
する漢字印字データ“参”を読出し、その漢字印字デー
タ“参”を印字バッファ44内に編集する。

続いて、ST16〜ST19へ進みｉ＝２かつF1＝１に該当す
るか、または、F2＝１、F3＝１、F4＝１のいずれかに該
当するかをチェックする。この場合には、ｉ＝２かつF1
＝１であるから、ST20へ進み漢字テーブルメモリ46の中
からF1＝１に該当する漢字印字データ“萬”を読出し、
その漢字印字データ“萬”を印字バッファ44内に編集
し、続いて、ST21へ進みF1＝０とした後、ST28へ進みｉ
をｉ＝６であるかをチェックする。この場合には、ｉ＝
６でないから、ST29へ進みｉ＋１とした後、ST2へ戻
り、次の桁（ｉ＝３）の値（AMT［３］）が“0"である
かをチェックする。

次の桁（ｉ＝３）の値（AMT［３］）は“0"でないか
ら、ST3〜８へ進みｉ＝0,1,2,3,4,5のいずれかであるか
をチェックする。この場合には、ｉ＝３であるから、ST
12へ進みへ進み千フラグメモリF2に“1"を立てた後、ST
15へ進み漢字テーブルメモリ46の中からAMT［３］＝４
に該当する漢字印字データ“四”を読出し、その漢字印
字データ“四”を印字バッファ44内に編集する。

続いて、ST16〜ST19へ進みｉ＝２かつF1＝１に該当す
るか、または、F2＝１、F3＝１、F4＝１のいずれかに該
当するかをチェックする。この場合には、F2＝１である
から、ST22へ進み漢字テーブルメモリ46の中からF2＝１
に該当する漢字印字データ“千”を読出し、その漢字印
字データ“千”を印字バッファ44内に編集し、続いて、
ST23へ進みF2＝０とした後、ST28へ進みｉ＝６であるか
をチェックする。この場合には、ｉ＝６でないから、ST
29へ進みｉをｉ＋１とした後、ST2へ戻り、次の桁（ｉ
＝４）の値（AMT［４］）が“0"であるかをチェックす
る。

次の桁（ｉ＝４）の値（AMT［４］）は“0"でないか
ら、ST3〜８へ進みｉ＝0,1,2,3,4,5のいずれかであるか
をチェックする。この場合には、ｉ＝４であるから、ST
13へ進みへ進み百フラグメモリF3に“1"を立てた後、ST
15へ進み漢字テーブルメモリ46の中からAMT［４］＝５
に該当する漢字印字データ“五”を読出し、その漢字印
字データ“五”を印字バッファ44内に編集する。

続いて、ST16〜ST19へ進みｉ＝２かつF1＝１に該当す
るか、または、F2＝１、F3＝１、F4＝１のいずれかに該
当するかをチェックする。この場合には、F3＝１である
から、ST24へ進み漢字テーブルメモリ46の中からF3＝１
に該当する漢字印字データ“百”を読出し、その漢字印
字データ“百”を印字バッファ44内に編集し、続いて、
ST25へ進みF2＝０とした後、ST28へ進みｉ＝６であるか
をチェックする。この場合には、ｉ＝６でないから、ST
29へ進みｉをｉ＋１とした後、ST2へ戻り、次の桁（ｉ
＝５）の値（AMT［５］）が“0"であるかをチェックす
る。

次の桁（ｉ＝５）の値（AMT［５］）は“0"であるか
ら、ST3〜ST27の処理つまりフラグメモリF1〜F4のセッ
トや金額変換処理などを行わず、ST29でｉをｉ＋１とし
た後、ST2へ戻り、次の桁（ｉ＝６）の値（AMT［６］）
が“0"であるかをチェックする。

次の桁（ｉ＝６）の値（AMT［６］）は“0"でないか
ら、ST3〜８へ進みｉ＝0,1,2,3,4,5のいずれかであるか
をチェックする。この場合には、ｉ＝６であるから、ST
15へ進み漢字テーブルメモリ46の中からAMT［６］＝６
に該当する漢字印字データ“六”を読出し、その漢字印
字データ“六”を印字バッファ44内に編集する。

続いて、ST16〜ST19へ進みｉ＝２かつF1＝１に該当す
るか、または、F2＝１、F3＝１、F4＝１のいずれかに該
当するかをチェックする。この場合には、いずれにも該
当しないから、ST28へ進みｉ＝６であるかをチェックす
る。この場合には、ｉ＝６であるから、ST30へ進み
“円”を印字バッファ44内に編集した後、印字バッファ
44の内容をプリンタ25によって小切手に漢字で印字させ
た後、ST31へ進み合計金額メモリ42の内容をプリンタ25
によって小切手に算用数字で印字させる。すると、第８
図に示す小切手が発行される。

従って、本実施例によれば、合計金額メモリ42に記憶
された金額の数字のうち０を除く各数字について、その
数字の桁を認識した後、その数字に対応する漢字印字デ
ータおよび認識した桁に対応する漢字印字データを漢字
テーブルメモリ46の中から読出して印字バッファ44内に
編集していき、金額の全ての数字についての処理が終了
したことを条件として印字バッファ44の内容をプリンタ
25によって小切手に印字させるようにしたので、小切手
には金額を漢字で印字させることができる。よって、小
切手の金額を書き換えるような不正行為を防止すること
ができる。

なお、上記実施例では、電子キャッシュレジスタにつ
いて説明したが、POS端末などにも適用することができ
る。

［発明の効果］以上の通り、本発明によれば、小切手に金額を漢字で
印字させるようにしたので、小切手の金額を書き換える
ような不正行為を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は全体構成
を示すブロック図、第２図はキーボードを示す図、第３
図はRAMの内容を示す図、第４図は漢字テーブルメモリ
を示す図、第５図は合計金額メモリを示す図、第６図は
金額変換バッファを示す図、第７図はフローチャート、
第８図は発行される小切手を示す図である。 11,13……CPUおよびROM（編集手段、印字制御手段）、 14……RAM（記憶手段）、 22……キーボード、 25……プリンタ、 36……小切手印字キー、 42……合計金額メモリ（金額メモリ）、 44……印字バッファ、 46……漢字テーブルメモリ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】小切手印字キーを有するキーボードと、金額を記憶する金額メモリ、数字並びに桁を表す桁情報
を漢字で印字させるための漢字印字データを記憶した漢
字テーブルメモリおよび印字データを格納する印字バッ
ファを有する記憶手段と、レシートに印字するとともに、選択的に挿入される小切
手にも印字可能なプリンタと、前記小切手印字キーが操作されたとき前記金額メモリに
記憶された金額の数字のうち０を除く各数字について、
その数字の桁を認識するとともにその数字および認識し
た桁に対応する漢字印字データを前記漢字テーブルメモ
リの中から読出し前記印字バッファに記憶させる編集手
段と、この編集手段による処理が前記金額メモリに記憶された
金額の全ての数字について終了したことを条件として、
前記印字バッファの内容を前記プリンタによって印字さ
せる印字制御手段と、を具備したことを特徴とする商品販売データ処理装置。