JPH0877854A - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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- JPH0877854A JPH0877854A JP6207145A JP20714594A JPH0877854A JP H0877854 A JPH0877854 A JP H0877854A JP 6207145 A JP6207145 A JP 6207145A JP 20714594 A JP20714594 A JP 20714594A JP H0877854 A JPH0877854 A JP H0877854A
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- JP
- Japan
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- grommet
- panel
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- peripheral wall
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- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
であると共に、電線が外方へ引っ張られても水密性が損
われないグロメットを提供する。 【構成】 グロメット1は、環状基板9をパネル穴の周
縁部に係合するパネル嵌着溝8aを有する薄肉円管状の
外周壁8と、該外周壁8の端部に設けられた底壁7の中
心部に電線挿通孔5を有する基部6と、この外周壁8と
基部6との間に環状凹部10を形成させた軟質弾性体か
らなる外グロメット2と、環状凹部10に外方から嵌入
され、基部6に外嵌される周壁12を有する環状基部1
1と、底壁7に当接する底板13の外周に外方向へ斜め
に斜設され、先端部でパネル穴端縁に当接するパネル嵌
着溝8aをパネル面に沿った外方向へ拡張付勢する複数
の係止片14とからなる硬質弾性体の内グロメット3か
ら構成されている。
Description
ワイヤーハーネスを水密的に挿通し、かつ保持するため
の2部品から構成されるグロメットに関し、詳しくはパ
ネル穴への装着性と水密性の向上を図ることができるグ
ロメットに関する。
通、保持するために使用されているグロメットに関して
は、例えば実開平1−62621号公報等に開示されて
いる構造のものが知られている。図10に示すような従
来のグロメット50は、パネルPのエンジンルーム側に
位置した例えばゴム等の軟質弾性体からなる外グロメッ
ト51と、車室側に位置した例えば樹脂等の硬質弾性体
からなる内グロメット52の2部品から構成されてい
る。
ネス等の電線Cを挿通し、かつ水密的に保持するための
管状の電線挿入部53の端部に円板状の基部54が設け
られている。この基部54のパネル穴H周縁部分に当接
する面には、環状の内周リップ55と外周リップ56か
らなる防水構造部57が形成されている。この防水構造
部57をパネル穴Hの外面周縁部分に付勢して水密的に
当接させるための、内グロメット52が設けられてい
る。
1の内側に設けられた嵌合凹部58に嵌入される環状基
板59と、この環状基板59から突設された周壁60
と、この周壁60の内側に一体的に装着された底壁61
が設けられている。この底壁61の中心部には、電線C
が挿通されるための挿通穴62が設けられている。ま
た、周壁60から底壁61にかけて、複数の切込み窓6
3が設けられている。この切込み窓63の位置における
底壁61の外周部を支点として、複数の係止片64が周
壁60の外周へ突出するように設けられている。この係
止片64の自由端部にはパネル穴Hに係止されるための
係止段部64aが設けられている。
は、先づ電線Cが外グロメット51の電線挿入部53に
挿通されると共に、水密的に固定された後、嵌合凹部5
8に内グロメット52の環状基板59が嵌入される。そ
して、一体的に組付けられた上記グロメット50が外側
からパネル穴Hに押込まれると、係止片64が内周側に
撓みながらパネル穴Hを通過し、その後に係止段部64
aがパネル穴Hに係止されて、係止片64が外周へ拡張
される。よって、内・外周リップ55,56はパネルP
の外面に強く押圧されることになり、外グロメット51
はパネル穴Hに水密的に係止される。即ち、グロメット
50は、軟質弾性体からなる1部品だけの旧来のグロメ
ットに比較して、パネル穴Hへの挿通力が小さく容易に
装着できると共に、防水性を確保することができる。
ロメット50では、図11に示すように電線Cが外側方
向へ引っ張られると、係止片64はパネル穴Hに係止さ
れたまま、内グロメット52の環状基板59が外側へ移
動することになる。そのため、外グロメット51の基部
54が変形されるため、内・外リップ55,56がパネ
ルP外面から離されるか、若しくはパネルP外面への押
圧力が弱められる。よって、パネル穴Hとの水密性が損
なわれるという問題が発生してくる。
されたものであり、パネル穴への挿通力が小さく装着操
作が容易であると共に、電線が外方へ引っ張られても水
密性が損われないグロメットを提供することにある。
ネル穴の周縁部分を囲むように形成された環状基板と、
中心部に電線挿通孔を有し、前端に底壁を備えた基部
と、環状基板と底壁とを連結し、パネル穴内縁に係合す
るパネル嵌着溝を有する薄肉円管状の外周壁とから構成
され、外周壁と基部との間に環状凹部が形成された軟質
弾性体からなる外グロメットと、外グロメットの基部を
外嵌する周壁を備えた環状基部と、環状基部の前端に設
けられ、環状凹部に嵌入されて底壁に当接される底板
と、底板の外周縁から後方へ向けて斜めに突設された複
数の係止片とから構成された硬質弾性体からなる内グロ
メットとからなることを特徴とするグロメットによって
達成することができる。
び内グロメットの底板が円形または円筒形に形成されて
いることにより達成される。
状に形成されていることにより達成される。
状に形成されていることにより達成される。
における付け根部分では平板状であり、先端部分では円
弧状に形成されていることにより達成される。
および内グロメットの底板が角形または角筒形に形成さ
れ、かつ係止片の断面形状が平板状に形成されているこ
とにより達成される。
ロメットの環状凹部に内グロメットの底板が外方から嵌
入され、該底板が外グロメットの底壁に当接すると、薄
肉の外周壁のパネル嵌着溝より前側部分が係止片の先端
によって外周へ拡張された状態となる。その後、外グロ
メットの底壁からパネル穴に挿入されると、該パネル穴
の端縁によって係止片が内方に撓まされることで外周壁
径が縮径されてパネル穴を小さな挿通力で通過させるこ
とができる。そして、環状基板がパネル面に当接される
と、係止片の先端がパネル穴を通過するので、外周壁は
再び拡張される。よって、外周壁はパネル穴縁へ強く押
圧されることになり、外グロメットはパネル穴に容易か
つ水密的に係止される。
周壁を拡張させている係止片がパネル穴内側面に外周壁
を介して当接しているため、外周壁は一層パネル穴縁へ
押圧されるので、水密性が損われることはない。
図5に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のグロメ
ットの第1実施例を示す分解斜視図、図2は図1におけ
る内グロメットの断面図、図3は図1における外グロメ
ットの断面図、図4はグロメットのパネル穴への装着中
の状態を示す作動説明図、図5は図4における装着完了
状態を示す作動説明図である。
のエンジンルームと車室とを隔離するパネルPに対して
エンジンルーム側(以下、パネル外側と言う。)に位置
する外グロメット2と、車室側(以下、パネル内側と言
う。)に位置する内グロメット3とから構成される。こ
の外グロメット2は、ゴム等の軟質弾性体からなり、パ
ネル外側にワイヤハーネス等の電線を挿通して水密的に
保持するための管状の電線挿入部4が設けられている。
この電線挿入部4の内端に接続されて、中心部に電線が
挿通される電線挿通孔5を有する厚肉で中空円筒状の基
部6が設けられている。
グ状の底壁7が設けられており、この底壁7の外周部か
ら薄肉の外周壁8が外方へ向けて薄肉円筒状に設けられ
ている。さらに詳しくは、図3に示すように外周壁8
は、底壁7の外周端から拡径される方向に延設された
後、再び縮径される方向に延設されてフランジ状の環状
基板9に連結された形状になっている。この外周壁8の
上端径は、パネル穴Hの開口径にほぼ等しく設定されて
おり、パネル嵌着溝8aが形成されている。したがっ
て、基部6の外周部と、環状基板9および外周壁8の内
周部とにより内グロメット3が嵌入される環状凹部10
が形成されている。
弾性体からなり、外端にはリング状の環状基部11が設
けられており、この環状基部11の内周部から周壁12
が内側に向けて延設されている。この周壁12の先端部
にはリング状の底板13が設けられており、この底板1
3の外周部からは複数の平板状の係止片14が等間隔に
外方へ向けて斜設されている。この係止片14の断面形
状が、平板状に形成されていることにより、先端部が内
方向へ押されたときに撓み易くなる。さらに詳しくは、
図2および図7に示すように係止片14は、底板13の
外周縁から一体的に設けられており、先端に行くにつれ
て外方向に拡開するように傾斜して設けられている。そ
して、この係止片14の先端部により形成される外周径
は、パネル穴Hの開口径より大きく設定されている。
外グロメット2の環状凹部10に内グロメット3の底板
13が嵌入され、該底板13が底壁7に当接されると、
複数の係止片14の先端部により薄肉の外周壁8が外方
向に拡張されることで組付けが完了する。
5に基づいて説明する。図4に示すようにグロメット1
は、パネル穴HにパネルP外側から底壁7を先にして押
圧挿通される。このとき、係止片14が内方向に撓んで
外周壁8が縮小される。よって、グロメット1は小さな
挿入力で容易にパネル穴Hに装着されるので作業性が向
上する。
が、パネル穴Hに装着されると外周壁8が複数の係止片
14により外方向に拡張されるので、パネル穴Hの端縁
は外周壁8のパネル嵌着溝8a部分によってパネルPに
沿って外方向へ強く押圧される。即ち、パネル穴Hの開
口径が係止片14の先端部の外周径より小さいので、外
周壁8による押圧力が大きくなる。よって、グロメット
1のパネル穴Hに対する水密性が確実に確保される。
5に挿通された後、電線挿入部4の水密性を確保するた
めに外周にテープが巻かれる。そして、その後、仮に電
線がパネル外側へ引張られても、複数の係止片14によ
り外周壁8がパネル内側面に押し付けられているので、
水密性を損なうことはなく、一層向上するものである。
よって、水密性に対する信頼性が著しく向上することに
なる。
図6に基づいて説明する。図6に示すようにグロメット
15は、外グロメット16と内グロメット17とから構
成されている。そして、第1実施例と異るのは、外グロ
メット16の基部6、底壁7、外周壁8および環状基板
9と、内グロメット17の環状基部11および底板13
が角形または角筒形に形成されている点である。
向を規制したいときに使用されるものであり、係止片1
4が平板状であるためパネルへの装着時に内方向へ撓み
易く挿通性が良い。また、係止片14を底板13に沿っ
て長く設定できるため係止力が安定している。
施例を示す。図8に示すように内グロメット18の底板
13は円板状に形成されているが、複数の係止片19は
付け根部分も先端部分も円弧状の断面に形成されてい
る。本実施例におけるグロメット22は、係止片19の
先端部分の断面形状が円弧状であるため、先端部分が外
周壁8の内周に万遍なく当接される。よって、パネル穴
Hに対する水密性が一層向上する。
施例を示す。図9に示すように内グロメット20の底板
13は円板状に形成されているが、複数の係止片21
は、付け根部分における断面形状は平板状であるが、先
端へ行くにつれて次第に円弧状断面に変化するものであ
る。本実施例におけるグロメット23は、係止片21の
先端部分の断面形状が円弧状であるため、先端部分が外
周壁8の内周に万遍なく当接されると共に、係止片21
の付け根部分における断面形状が平板状であるため、内
方向へ容易に撓ませることができる。よって、パネル穴
Hに対する水密性が一層向上すると共に、パネル穴Hへ
の挿通性が一層向上する。
れるものではなく、適宜な変更を行うことにより、他の
態様でも実施することができる。例えば、図7および図
9に示した底板13は円板形状であったが、多角形状板
であっても差し支えなく、係止片14,21との接続構
造が円滑になり成形型を簡素化することができる。
によれば、軟質弾性体からなる外グロメットの環状凹部
に嵌入された硬質弾性体からなる内グロメットの複数の
係止片により、薄肉の外周壁に設けられたパネル嵌着溝
がパネルに沿った外方向へ押圧付勢されている。これに
より、パネル穴へ装着させる際の挿通性が良くなり、作
業性が向上すると共に、パネル穴縁との親和性に優れる
ため、防水性を確実に確保することができる。また、角
形のグロメットでは、平板状の係止片を長く設定できる
のでパネルへ装着させる際の挿通性がさらに良く、また
安定した係止力を確保することができる。
視図である。
中状態を示す作動説明図である。
了状態を示す作動説明図である。
視図である。
の部分拡大斜視図である。
の部分拡大斜視図である。
示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 パネル穴の周縁部分を囲むように形成さ
れた環状基板と、中心部に電線挿通孔を有し、前端に底
壁を備えた基部と、前記環状基板と前記底壁7とを連結
し、前記パネル穴内縁に係合するパネル嵌着溝を有する
薄肉円管状の外周壁とから構成され、前記外周壁と前記
基部との間に環状凹部が形成された軟質弾性体からなる
外グロメットと、前記外グロメットの前記基部を外嵌す
る周壁を備えた環状基部と、前記環状基部の前端に設け
られ、前記環状凹部に嵌入されて前記底壁に当接される
底板と、該底板の外周縁から後方へ向けて斜めに突設さ
れた複数の係止片とから構成された硬質弾性体からなる
内グロメットとからなることを特徴とするグロメット。 - 【請求項2】 前記外グロメットの前記環状凹部および
前記内グロメットの前記底板が、円形または円筒形に形
成されてなることを特徴とする請求項1記載のグロメッ
ト。 - 【請求項3】 前記係止片の断面形状が、平板状に形成
されてなることを特徴とする請求項2記載のグロメッ
ト。 - 【請求項4】 前記係止片の断面形状が、円弧状に形成
されてなることを特徴とする請求項2記載のグロメッ
ト。 - 【請求項5】 前記係止片の断面形状が前記底板におけ
る付け根部分では平板状であり、先端部分では円弧状に
形成されてなることを特徴とする請求項2記載のグロメ
ット。 - 【請求項6】 前記外グロメットの前記環状凹部および
前記内グロメットの前記底板が、角形または角筒形に形
成され、かつ前記係止片の断面形状が、平板状に形成さ
れてなることを特徴とする請求項1記載のグロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20714594A JP3627867B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JPH0877854A true JPH0877854A (ja) | 1996-03-22 |
JP3627867B2 JP3627867B2 (ja) | 2005-03-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20714594A Expired - Fee Related JP3627867B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (9)
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-
1994
- 1994-08-31 JP JP20714594A patent/JP3627867B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN107575576B (zh) * | 2017-09-04 | 2024-01-23 | 广东美的制冷设备有限公司 | 墙孔盖及过墙组件 |
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JP3627867B2 (ja) | 2005-03-09 |
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