JP2011000939A - 床下機器箱配線構造 - Google Patents

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【課題】床下機器箱を通した電線の配線作業を簡単にした床下機器箱配線構造を提供すること。
【解決手段】車体の床下に設置された床下機器箱を貫通して配線される電線の当該貫通部をシールするものであり、床下機器箱1に形成された複数の挿入孔2に電線8を保持して装着するシール部材5が、内部に空間をもった弾性材の殻部材10と、その殻部材10内に装填する弾性材の装填部材20とからなるものであって、殻部材10は、装填口11の周囲に外側へ張り出したフランジ部12と、挿入孔2に嵌り合う嵌合部13と、中空環形状の受け部14とが形成され、装填部材20は、電線8を保持する通し孔25と、殻部材10の内部から嵌合部13を挿入孔2の周面に押さえ付ける軸部21と、受け部14をフランジ部12の反対側で床下機器箱の壁面に当てるように変形させる拡径部22が形成された床下機器箱配線構造。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車体の床下に設置された床下機器箱を貫通して電線を通し、その貫通部をシールするための床下機器箱配線構造に関し、特に床下機器箱を通した電線の配線作業を簡単にした床下機器箱配線構造に関する。
鉄道車両には、車体台枠の下に床下機器箱が設置され、その中には車両を制御するインバータ、コンバータ、制御基板、継電器、検出器、コンデンサ等が床下機器として設けられている。床下機器箱の内部には端子台が設けられ、外からの電線と床下機器とが電気的に接続されている。その電線が床下機器箱を貫通して中の床下機器に接続される場合、その貫通部分には絶縁物で電線を挟み込み、周辺には例えば図10に示すような防水・防塵のためのシール処理を施した配線が行われている。図10は、下記特許文献2に記載された床下機器箱配線構造について示した図である。
床下機器箱101は、複数の電線102を通す大きく開いた開口部111が形成され、その開口部111は電線102を保持したクリート103によって塞がれている。クリート103は、上下に分割された一対のブロック体によって構成され、その合わせ面には電線102を挟み込むための半円形状の溝が形成されている。そうしたクリート103は、電線102を保持した状態で上下方向に貫通するボルト106によって一体に固定され、更に複数本のボルト105によって床下機器箱101に取り付けられている。そして、電線102を挟む上下の合わせ面や床下機器箱101との間にはパテ埋めによるシール処理を施したシール部104が形成されている。
特開2006−168534号公報 特開2005−142472号公報
しかしながら、クリート103を使用した従来の床下機器箱配線構造では、シール処理を伴う配線作業に関して工数が多いという問題の他、シール部104が剥がれてしまう問題もあった。つまり、床下機器箱101の開口部111を形成し、そこをクリート103で塞ぐ構造では、クリート103自体が分割された部材であることも含め、パテ埋めする箇所が多くなってしまっていた。そのため、隙間を生じさせないように行っていたパテ埋めは、作業に時間を要し手間のかかるものであった。また、気密にパテ埋めした場合であっても、電線102が何かに引っ張られたり、鉄道車両走行時の振動によって撓んだ電線102が揺れて動くと、それによってパテ埋めした部分に負荷がかかってシール部104が剥がれてしまい、気密性が損なわれることになる。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、床下機器箱を通した電線の配線作業を簡単にした床下機器箱配線構造を提供することを目的とする。
本発明に係る床下機器箱配線構造は、車体の床下に設置された床下機器箱を貫通して配線される電線の当該貫通部をシールするものであり、前記床下機器箱には複数の挿入孔が形成され、その挿入孔に着脱可能に装着され当該挿入孔を通した前記電線を保持するシール部材を有し、そのシール部材が、内部に空間をもった弾性材の殻部材と、その内部に装填して当該殻部材を前記床下機器箱の挿入孔部分に押し付ける弾性材の装填部材とからなるものであって、前記殻部材は、装填部材を挿入するために開いた装填口の周囲に外側へ張り出したフランジ部と、前記装填口から前記装填部材の挿入方向に延びて前記床下機器箱の挿入孔に嵌り合う嵌合部と、その嵌合部に連続する中空環形状の受け部とが形成され、前記装填部材は、前記電線を保持する通し孔と、前記殻部材の内部から前記嵌合部を前記挿入孔の周面に押さえ付ける軸部と、前記殻部材の内部から前記受け部を前記フランジ部の反対側で前記床下機器箱の壁面に当てるように変形させる拡径部が形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明に係る床下機器箱配線構造は、前記受け部が、前記装填口の反対側に電線を通す開口部分が前記殻部材の内側に入り込んでおり、前記装填部材の挿入に伴って当該開口部分が押されて前記受け部が変形するようにしたものであることが好ましい。
また、本発明に係る床下機器箱配線構造は、前記受け部が、前記装填口の反対側に形成された開口部分に、電線を保持する筒状の保持部が当該殻部材の外側に延びる方向に形成されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る床下機器箱配線構造は、前記装填部材が、前記通し孔を構成する筒状部と、その一端側から複数の方向へ広がり他端側へ戻るように反り上がった板状の形出し部とを有し、その形出し部の外側形状が、前記軸部と拡径部の機能を果たす形状で形成されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る床下機器箱配線構造は、前記装填部材が、筒状部が軸方向に沿って二分割された一対の半割れ部材からなり、その半割れ部材には、両者を連結させる連結手段が設けられたものであることが好ましい。
よって、本発明によれば、床下機器箱に対して複数の電線を配線する場合でも、それぞれの挿入孔に対してシール部材を備えた電線を通し、箱内でその電線を接続した後、挿入孔に殻部材を嵌め合わせ、その殻部材に装填部材を挿入するだけでよいため、ネジ止めやパテ埋めなどの煩わしい作業を必要とせずに簡単なシール配線が可能になる。特に、殻部材を先に挿入孔へ装着して装填部材を入れるため、大きな抵抗を受ける装填部材の挿入であっても、弾性材の殻部材に対して行うようにすることで装填し易い。
実施形態の床下機器箱を示した図である。 床下機器箱に配線を行った実施形態の床下機器箱配線構造を示した図である。 グロメットとピンからなるシール部材を示した斜視図である。 床下機器箱への配線時の電線とシール部材を示した図である。 床下機器箱への配線後の電線とシール部材を示した図である。 シール部材を構成するピンの第2案を示した斜視図である。 床下機器箱への配線後の電線とシール部材を示した図である。 シール部材を構成するピンの第3案を示した平面図である。 シール部材を構成するピンの第3案を示した平面図である。 従来の床下機器箱配線構造を示した図である。
次に、本発明に係る床下機器箱配線構造について一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態の床下機器は、前記従来例と同様に鉄道車両の車体床下に設けられたものであって、床下機器箱の中にはインバータや制御基板等の機器が設置され、外からの電線と接続されている。鉄道車両は、走行中に水の跳ね返りを受けるなどして床下機器箱が水を被ってしまうため、床下機器箱配線構造では、電線を伝うなどして水が浸入しないように電線挿入部にシール構造が施されている。
本実施形態の床下機器箱1には、図1に示すように、複数の電線を通す面に電線1本毎に挿入孔2があけられている。各々の挿入孔2には図2に示すように電線8が通り、床下機器箱1内の機器に接続されている。挿入孔2には、その隙間を気密に塞ぐためのグロメット10とピン20からなるシール部材5が取り付けられ、電線8は、このシール部材5を通して挿入孔2を貫通している。
図3は、そうしたシール部材を構成するグロメットとピンを示した斜視図である。また、図4及び図5は、床下機器箱に対するシール部材の取り付けを段階的に示した断面図である。シール部材5は、床下機器箱1の挿入孔2に対してグロメット10を直接嵌め合わせ、そのグロメット10内にピン20を装填することで、電線8を保持した状態で気密に挿入孔2を塞ぐようにしたものである。
グロメット10は、ピン20を装填する空間をもった立体形状の殻部材であって、ゴムや軟質樹脂(熱可塑性エストラマ)などによって形成された弾性を有するものである。そのグロメット10は、上方に大きく開口した円形の装填口11が形成され、その周囲には外側へ傘のように張り出したフランジ部12が形成されている。フランジ部12の内側にはその付け根部分に装填口11の大きさの円筒状の嵌合部13が設けられ、床下機器箱1の挿入孔2に嵌り合う大きさで形成されている。そして、嵌合部13には径を大きくした浮き輪のような中空環形状の受け部14が連続し、中心部には電線8を保持する筒状の保持部15が形成されている。
受け部14は、図4及び図5に示すように、ピン20をグロメット10の中に装填させる前後で形状が変化するように構成されている。ピン20を装填させる前の図4に示す状態では、保持部15が受け部14側に入り込んでおり、グロメット10内部に突き当部16が形成されている。受け部14は、その保持部15がある中心部分が内側に巻き込んでおり、径方向の寸法が小さく挿入孔2を通りやすくなっている。そして、図5に示すようにグロメット10の中にピン20が装填された場合には、突き当部16を介して保持部15が押し下げられ、受け部14がピン20の形状に倣って外周側が持ち上がり、床下機器箱1に沿って張り出すようになっている。
一方、グロメット10内に装填するピン20は、中心に電線8が貫通する通し孔25が形成され、その外形は、グロメット10の嵌合部13に対応する円柱形状の軸部21と、受け部14内に対応する円周状に張り出した拡径部22が形成されている。拡径部22は、挿入方向である図4の下方に向けて大きく傾斜し、逆の上側にも小さく傾斜し、挿入と取り出しができるようになっている。そして、ピン20は、グロメット10と同一の材質又は硬度を高くした軟質樹脂若しくは硬質樹脂によって形成されている。
次に、こうしたシール部材5を使用した床下機器箱1への配線作業では、先ず図3に示すように、予め電線8にグロメット10とピン20を通しておき、その状態で電線8の先端を床下機器箱1の挿入孔2に通して内部で端子に接続する。その後、先に電線8を滑らせたグロメット10を挿入孔2へ取り付ける。このとき、グロメット10とピン20は床下機器箱1の外側にあり、グロメット10は、挿入孔2に対して受け部14や保持部15側が向いている。グロメット10を挿入孔2へ押し込むことにより、受け部14が中心側に押さえ込まれながら通過し、図4に示すようにして取り付けられる。
グロメット10は、受け部14が床下機器箱1の内部(図面下側)へと入り、嵌合部13が挿入孔2に嵌り合い、床下機器箱1の外側ではフランジ部12が当たっている。そして、こうしたグロメット10に対しピン20が装填される。ピン20は、拡径部22が挿入孔2よりも大きいため、強く押し込むことによって変形させて挿入する。挿入孔2を通った拡径部22は、グロメット10の受け部14内で元の形に戻る。そのとき、ピン20が突き当部16を押し下げることにより、その拡径部22に合わせてグロメット10の受け部14が横向きに張り出すように変形する。
これにより、シール部材5は、図5に示すようにグロメット10の嵌合部13が挿入孔2に気密に嵌り込み、フランジ部12と受け部14とで床下機器箱1を挟み込むようにして床下機器箱1の挿入孔2をシールする。また、ピン20と電線8との間では、通し孔25の孔径を調整することにより、弾性力によって電線8を気密に保持し、特に図5に示すようにグロメット10に装填させることにより、外側からの反力を受けたピン20が圧縮され、電線8をより気密に保持することになる。
このように、本実施形態の床下機器配線構造では、床下機器箱1に対して図2に示すように複数の電線8を配線する場合でも、それぞれ挿入孔2に対してシール部材5を備えた電線8を通し、箱内でその電線8を接続した後、挿入孔2にグロメット10とピン20を装着させるだけである。従って、図10に示すクリート103を使用した従来構造では、ネジ止めやパテ埋めなどの煩わしい作業が必要であったが、本実施形態によれば配線作業を極めて単純な作業で済ませられる。特に、殻部材のグロメット10を先に挿入孔2へ装着してピン20を出し入れするため、大きな抵抗を受けるピン20の着脱であっても、弾性材のグロメット10に対して行うようにしたことで着脱し易いものとなった。
また、シール処理も単にグロメット10を挿入孔2へ装着するだけの作業であるため、組み付け品質が平準化でき、安定した防水性能を得ることができる。また、グロメット10やピン20は弾性材で形成されているため、電線8が床下機器箱1の外側で振れるなどした場合でも、気密性を保ったまま変形する。従って、シール部分に隙間が生じて水の浸入などを許してしまうようなことはなく、シールの性能が損なわれるようなこともない。更に、本実施形態の床下機器配線構造では、電線8の交換を個別に行うことが可能であり、しかもシール部材5は簡単に着脱することができるため、その点でも取り扱いが簡単で便利である。
次に、シール部材5を構成するピンについて変形例を説明する。図6は、ピンの第2案を示した斜視図である。ピン30は、中心に電線8を通して保持するための筒状部31を有し、その筒状部31の一端側から四方へ広がり、他端側へ戻るように反り上がった板状の形出し部32が形成されている。この筒状部31は、前記ピン20の通し孔25を構成し、形出し部32が、ピン20の軸部21と拡径部22に対応している。従って、形出し部32の外側形状は、軸部21と拡径部22の形状に合わせて形成されている。また、ピン30は、図3に示すピン20と同じように弾性材で形成されるものであるが、ブロック体であるピン20に対し、薄肉形状であって特に形出し部32は板バネのように当該形状による弾性を有している。従って、ピン30は、ピン20よりも硬めの材質を使用するようにしてもよい。
このピン30を使用して配線する場合は、図3に示したピン20に代えてピン30とグロメット10とに電線8を通す。そして、図4に示すようにグロメット10を床下機器箱1の挿入孔2に取り付け、それに対してピン30を装填させる。このとき形出し部32は挿入孔2よりも径方向に大きいが、強く押し込むことによって内側に撓められながら入り、ピン30がグロメット10の突き当部16を押し下げる。
挿入された形出し部32は、形を戻すことで図7に示すようにグロメット10の受け部14を横向きに広げ、これによってグロメット10は内側から押されて形を変え、図示するように挿入孔2に装着される。すなわち、グロメット10の嵌合部13が挿入孔2に気密に嵌り込み、フランジ部12と受け部14とで床下機器箱1を挟み込むようにして床下機器箱1の挿入孔2をシールしている。また、ピン30と電線8との間では、筒状部31によって電線8が気密に保持される。
ピン30とグロメット10との組合せによるシール部材は、前記ピン20の場合と同様に、配線作業を極めて単純な作業で済ませられる他、組み付け品質の平準化や安定した防水性能を得ることができる。また、弾性材で形成されているため、電線8の動きによってシール部分に隙間が生じて水の浸入などを許してしまうようなことはなく、シールの性能が損なわれるようなこともない。そして特に、ピン30の形出し部32がバネ状になっているため、グロメット10への出し入れが容易で扱いやすい。
図6に示したピン30からは、更に図8及び図9に示すような変形例が考えられる。図8及び図9は、ピンの第3案と第4案をそれぞれ示した平面図である。図8に示す第3案のピン35は、ピン30を中心の筒状部31を軸方向に沿って2分割したものであり、その半割れ部材31a,31bにそれぞれフック36aと係合孔36bを備える連結部36が形成されている。また、図9に示す第4案のピン38は、一組の隣り合う形出し部32の間に、筒状部31を軸方向に切り欠いた切り欠部39が形成されている。
こうしたピン35,38では、電線8を強く密着して保持する筒状部31であっても、その電線8を通す煩わしい作業が必要なくなり、取り扱いが極めて容易である。すなわち、ピン35であれば半割れ部材31a,31bによって電線8を挟み込み、連結部36のフック36aと係合孔36bを嵌め合わせればよい。ピン38にあっては、切り欠部39から電線8を嵌め込めばよい。ただし、ピン38は、装着状態で切り欠部39による隙間が生じてしまうので、その隙間を埋めるためのシール部材やテープによる防水処理が必要になる。
以上、本発明に係る床下機器配線構造の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、グロメット10には電線8を保持する保持部15が形成されているが、省略したものであってもよい。
また、ピン20は、拡径部22は円形であるが、全周ではなく例えば4方向に突き出すように形成したものであってもよい。
1 床下機器箱
2 挿入孔
8 電線
10 グロメット
11 装填口
12 挿入孔
13 嵌合部
14 受け部
15 保持部
20 ピン
21 軸部
22 拡径部
25 通し孔

Claims (5)

  1. 車体の床下に設置された床下機器箱を貫通して配線される電線の当該貫通部をシールする床下機器箱配線構造において、
    前記床下機器箱には複数の挿入孔が形成され、その挿入孔に着脱可能に装着され当該挿入孔を通した前記電線を保持するシール部材を有し、そのシール部材が、内部に空間をもった弾性材の殻部材と、その内部に装填して当該殻部材を前記床下機器箱の挿入孔部分に押し付ける弾性材の装填部材とからなるものであって、
    前記殻部材は、装填部材を挿入するために開いた装填口の周囲に外側へ張り出したフランジ部と、前記装填口から前記装填部材の挿入方向に延びて前記床下機器箱の挿入孔に嵌り合う嵌合部と、その嵌合部に連続する中空環形状の受け部とが形成され、前記装填部材は、前記電線を保持する通し孔と、前記殻部材の内部から前記嵌合部を前記挿入孔の周面に押さえ付ける軸部と、前記殻部材の内部から前記受け部を前記フランジ部の反対側で前記床下機器箱の壁面に当てるように変形させる拡径部が形成されたものであることを特徴とする床下機器箱配線構造。
  2. 請求項1に記載する床下機器箱配線構造において、
    前記受け部は、前記装填口の反対側に電線を通す開口部分が前記殻部材の内側に入り込んでおり、前記装填部材の挿入に伴って当該開口部分が押されて前記受け部が変形するようにしたものであることを特徴とする床下機器箱配線構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する床下機器箱配線構造において、
    前記受け部は、前記装填口の反対側に形成された開口部分に、電線を保持する筒状の保持部が当該殻部材の外側に延びる方向に形成されたものであることを特徴とする床下機器箱配線構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する床下機器箱配線構造において、
    前記装填部材は、前記通し孔を構成する筒状部と、その一端側から複数の方向へ広がり他端側へ戻るように反り上がった板状の形出し部とを有し、その形出し部の外側形状が、前記軸部と拡径部の機能を果たす形状で形成されたものであることを特徴とする床下機器箱配線構造。
  5. 請求項4に記載する床下機器箱配線構造において、
    前記装填部材は、筒状部が軸方向に沿って二分割された一対の半割れ部材からなり、その半割れ部材には、両者を連結させる連結手段が設けられたものであることを特徴とする床下機器箱配線構造。
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