JPH03104788A - 自動車のドア組付装置 - Google Patents

自動車のドア組付装置

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JPH03104788A
JPH03104788A JP1240355A JP24035589A JPH03104788A JP H03104788 A JPH03104788 A JP H03104788A JP 1240355 A JP1240355 A JP 1240355A JP 24035589 A JP24035589 A JP 24035589A JP H03104788 A JPH03104788 A JP H03104788A
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JP
Japan
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door
door support
support part
vehicle body
support portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP1240355A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Toshihiko Hoshino
星野 俊彦
Junichi Usui
臼井 純一
Yasuyuki Nakajima
中島 康幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車体のヒンジ部材とドアのヒンジ部材とを係
合させるべく、ドア支持部に前記ドアを保持して移送す
るドア移送手段が設けられ、前記ドア支持部が、前記ド
ア移送手段の本体側部分に対して出退操作自在に設けら
れ、前記ドア移送手段は、前記ドア支持部を前記車体に
対する設定位置に移送したのち、前記ドア支持部を車体
側に突出作動させて、前記両ヒンジ部材を係合させるよ
うに構成された自動車のドア組付装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の自動車のドア組付装置は、煩雑なドア組付作業
を自動化して、省力化並びに能率の向上を図るようにし
たものである。
つまり、第l図に示すようにドア移送手段(A)は、先
づ、ドア受取位置(Q1)においてドア搬送ライン(L
!)にて搬送されてくるドア(D)を受取り、次に、車
体搬送ライン(L1)にて搬送されてくる車体(B)に
対する設定位置に移送する。そしてドア支持部(14)
を車体側に突出作動させて、第8図及び第9図に示すよ
うに両ヒンジ部材(Hl),(H2)を係合させるとい
う手順でドア(D)の組付作業を行うようになっている
両ヒンジ部材(Hl),(H!)を係合させる場合、ド
ア移送手段(A)がドア(D)を受取るときの位置ズレ
や車体(B)の位置の誤差等の原因により、両ヒンジ部
材(Hl),(H!)の位置にズレを生じることがあり
、ドア支持部(14)を車体側に突出作動させたときに
こじれを生じる虞れがある。
ところで、従来から部品組立作業を行う工業用ロボット
においては、ワークに位置ズレがあっても組立て作業を
円滑に行えるようにするために、ワークを保持したロボ
ットハンドがロボットアームに対して微少変位できるよ
うに弾性支持されているものがある(例えば特開昭58
−77482号及び特開昭58−77483号公報参照
)。
上記のような技術を自動車のドア組付装置に適用した例
として特開昭63−16930号公報に開示されている
ものがある。これは、ドア支持部とドア移送手段の本体
側部分との間に弾性体を介装し、その弾性体の弾性変形
により、位置ズレを補正しながら両ヒンジ部材を係合し
ようとするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように両ヒンジ部材を係合させるさいには、位置
ズレを補正するため弾性変形量は大であることが望まし
い。
一方、ドア受取位置においてドアを受取るさいには、弾
性変形により位置ズレを生じる虞れがあるため弾性変形
量は小であることが望ましい。
つまり上記従来技術では、矛盾した2つの要求を祷たす
ことはできないものであった。
本発明の目的は、上記従来欠点を解消して、適確なドア
組付作業を行うことができる自動車のドア組付装置を提
供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明による自動車のドア組
付装置の第1の特徴構或は前記ドア支持部を前記ドア移
送手段の本体側部分に対して拘持する拘持状態と、微動
可能にする可動状態とに切換自在なドア支持部保持手段
が、前記ドア支持部を前記設定位置に移送するときには
前記拘持状態に、且つ、前記ドア支持部を車体側に突出
作動させて前記両ヒンジ部材を係合させるときには前記
可動状態に切換操作されるように設けられていることで
ある。
第2の特徴構成は、前記ドア支持部を前記出退のために
案内するガイド軸が、前記ドア移送手段の本体側部分に
設けられ、前記ドア支持部保持手段は、前記ドア支持部
の前記出退に伴って、前記ドア支持部の前記ガイド軸に
対する外嵌用ボス部と前記ガイド軸とを密着状態に嵌合
させる拘持状態と、前記外嵌用ボス部を前記ガイド軸に
対して変位を許す状態に外嵌させる可動状態とに切換え
られることである。
第3の特徴構成は、前記ドア支持部保持手段は、前記可
動状態において前記ドア支持部を弾性支持する弾性体を
備えていることである。
〔作 用〕
第1の特徴構成による自動車のドア組付装置では、ドア
を受取り、設定位置に移送するときには、ドア支持部を
拘持しているので、ドアの受取りを精度良く行なえるも
のとなって設定位置におけるドアの位置ズレを小さくす
ることができる。また、両ヒンジ部材を係合させるとき
には、ドア支持部を可動状態に保持しているので、位置
ズレを補正することができる。
第2の特徴構成による自動車のドア組付装置では、ドア
支持部がガイド軸に案内されながら出退するに伴って拘
持状態と可動状態とに切換えられるようになっている。
つまり、拘持状態と可動状態とを切換える専用のアクチ
ュエー夕を用いることなく、本来的構成を利用して拘持
状態と可動状態とを切換えることができる。
第3の特徴構戒による自動車のドア組付装置では、可動
状態において、ドア支持部を弾性体により中立保持する
ことにより、弾性体が無い場合において、拘持状態から
可動状態への切換時にドア支持部を保持する力がなくな
りドア支持部が可動範囲の限度まで変位するのを防止す
ることができる。
〔発明の効果〕
第1の特徴構戒による自動車のドア組付装置では、設定
位置でのドアの位置ズレを小さくでき、しかも位置ズレ
を補正しながら両ヒンジ部材を保合できるようになって
いるので、ドア組付作業をより適確に行うことができる
第2の特徴構成による自動車のドア組付装置では、本来
的構成を利用して、拘持状態と可動状態とを切換えるよ
うにしているので、簡素な構成にすることができる。
第3の特徴構成による自動車のドア組付装置では、可動
状態への切換時に、ドア支持部が大きく変位するのを防
止することができるので、両ヒンジピンの係合時にこじ
れを生じるのを防止すると共に係合に要する駆動力を小
さくすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、自動車のドア組付装置
は、自動車の車体(B)を搬送する車体搬送ライン(L
l)と、車体に組付けるドア(D)を搬送するドア搬送
ライン(L2)と、車体のヒンジ部材(H1)と前記ド
ア(D)のヒンジ部材(H1)とを係合させるようにド
ア(D)を保持して移送するドア移送手段(A)は、記
憶情報に基づいて前記移送手段(A)をドア受取箇所(
Q1)とドア係合箇所(Q1)とに作動させる制御手段
(E)(第15図参照)とを主要部として備えている。
但し、第3図に明示するように、前記両ヒンジ部材(H
r),(H2)を係合させた状態においてそれらに亘っ
て頭付きヒンジピン(1)を貫通装着するヒンジピン装
着手段(F)が前記移送手段(A)に設けられている。
従って、ドア移送手段(A)は、ドア搬送ライン(L1
)にて搬送されてくるドア(D)をドア受取位置(Q1
〉において受取り、車体(B)に対する設定位置として
のドア係合箇所(Qt)に移送する。
次に、ドア支持部(14)を車体側に突出作動させて両
ヒンジ部材(Hl),(Hz)を係合させる。そして、
ヒンジピン装着手段(F)によって、係合された両ヒン
ジ部材(81),(H!)にヒンジピンを貫通装着する
順序でドア(D)の組付作業が行なえるように構成され
ている。
以下、各部の構成を詳述しながら説明を加える。
前記車体搬送ライン(L1)は、車体(B)を位置決め
保持する治具パレット(PI)を載置搬送するものであ
って、治具パレット(P1)の下面を受け止め案内する
ローラ(2)と、治具パレット(P1)の両横側面を受
け止め案内するローラ(3)と、治具パレット(PI)
を移動させる移動手段とを備えている。尚、移動手段は
、例えば案内レールに沿って走行しながら治具パレット
(P+)を係止移動させる移動体を利用して構成できる
ものであり、保合箇所(Q1)に対応する位置に治具バ
レッ}(P+)を停止させ、且つドア組付後において治
具パレット(PL)を搬送下手側に搬送するようになっ
ている。
前記ドア搬送ライン(L2)は、ドア(D)を位置決め
保持する治具パレッt’ (Pg)を載置搬送するもの
であって、前記車体搬送ライン(L1)と同様に構成さ
れており、受取箇所(Q1)に治具パレット(P!)を
停止させ、且つドア(D)が移送手段(A)によって取
り出されると治具パレット(P!)を搬送下手側に搬送
するようになっている。
前記移送手段(A)は、旋回操作自在な基台(10)と
、その基台(IO)に水平方向に沿う軸芯周りで前後揺
動操作自在に取付けられた揺動枠(l1)と、その揺動
枠(11)に水平方向に沿う軸芯周りで昇降揺動操作自
在に取付けられたアーム(12)と、そのアーム(12
〉の長平方向に沿う前後軸芯周りで回転操作自在に且つ
その前後軸芯周りに直交する横軸芯で回転操作自在に取
付けられたドア保持枠(G)とを主要部に構成され、前
記ドア保持枠(G)に前記ヒンジピン装着手段(F)が
取付けられている。
前記ドア保持枠(G)は、第3図及び第4図に示すよう
に前記アーム(l2)に支持される基枠部(13)とそ
の基枠部(l3)にスライド調節自在に支持されるドア
支持部(14)とからなる。
基枠部(13)は、角パイプを長方形状に枠組してある
枠体(13A)と、その枠体(13A)をアーム(l2
)に接続する接続枠(13B)と、枠体(13A)の上
下に設けられたガイド軸(13C)と、ドア支持部(1
4)に対するスライド操作用シリンダ(l5)とを主要
部に構成されている。前記シリンダ(l5)はストロー
クセンサを備えており、ドア支持部(14)を任意量突
出させることができるようになっている。
前記ガイド軸(13C)は、第7図({),(a)に示
すように大径部(131)と小径部(132)とを有す
る段付状に形成されている。そして、後述のようにドア
支持部(14)の外嵌用ポス部(14B)が前記大径部
(131)に密着状態に外嵌される拘持状態と前記小径
部(132)に変位を許す状態に外嵌される可動状態と
に切換えることができるようになっている。
前記ドア支持部(14)は、角パイプを長方形状に枠組
してなる枠体(14A)を基体として備え、その枠体(
14A)に前記上下のガイド軸(13C)にスライド自
在に外嵌する四個の外嵌用ボス部(14B)、枠体の下
端部に連結されるドア受け枠(14C)、シリンダ(l
7)にて揺動操作されてドア(D)の下端部をドア受け
枠(14C)と共に受止支持する左右一対のクランプ(
140)、ドア(D)の窓部分を吸着する吸着パッド(
14E)、前記吸着パッド(14g)がドア(D)を吸
着するときにドア(D)に接当してドア(D)の位置を
規制する左右一対のストッパ(14F), (14G)
、及び前記ヒンジピン装着手段(F)を駆動するモータ
(l8)の夫々が取付けられている。
前記外嵌用ボス部(14B)は、拘持用ボス部(141
)と弾性体(a)にて形成された可動用ボス部(142
)とからなる。つまり、第7図(イ)に示すように前記
ドア支持部(14)を前記基枠部(13〉に対して引退
している状態では、前記拘持用ボス部(141)が前記
大径部(131)に密着状態に外嵌される拘持状態とな
る。そして、第7図(0)に示すように前記ドア支持部
(14)を車体側に突出作動させるに伴って、前記拘持
用ボス部(141)は前記小径部(132)に外嵌され
る状態になる。
この状態では、前記ドア支持部(14)は、前記可動用
ボス部(142)により弾性支持されることになる。も
って、ドア支持部(14)の出退に伴って拘持状態と可
動状態とに切換えることができるようになっているので
ある。
すなわち、ドア支持部保持手段(G)は、前記ガイド軸
(13C)及び外嵌用ポス部(14B)により構成され
ていることになる。
又、前記吸着パッド(14E)は、シリンダ(24)に
より出退自在に設けられ、ドア(D)を受取るさいに一
旦突出作動し、そしで吸着しながら前記ストッパ(14
F), (14G)に接当するまで引退させるようにな
っている。
尚、前記ストッパ(14F)は、第10図に示すように
、ドア(D)の長手方向における端部に接当する接当部
材(143)を備え、ドア係合箇所(Q2)においてド
ア支持部(14)を突出作動させるときに、ドア(D)
が位置ズレを生じないようになっている。
つまり、ドア(D)はドア受取箇所(Q1)において、
左右一対のクランプ(140)、吸着パッド(14E)
及び一対のストッパ(14F), (14G)とにより
固定された状態で保持されて、ドア係合箇所(Q2)に
移送されることになる。
尚、この係合箇所(Q2〉は後述のように制御手段(E
)が記憶情報及び計測手段(W)の計測情報により設定
するようになっている。
前記ヒンジピン装着手段(F)は、第5図に示すように
、前記ドア支持部(14)に上下一対の接続部(l9)
を用いて着脱自在に支持される基枠を備えている。そし
て、この基枠(20)に、前記モータ(l8)の出力軸
(18A)に係脱自在に連結される入力軸(21)、こ
の入力軸(2l)にべベルギアを用いて連動連結される
一対の螺軸(22)、これら螺軸(22)と平行に架設
されるガイド軸(23)が設けられている。又、前記一
対の螺軸(22)の夫々に螺合される一対のコマ部材(
25)が、前記ガイド軸(23)に摺動自在に外嵌され
る一対の摺動部材(26)に接続され、それら摺動部材
(26)の夫々に、ヒンジビン(1)のホルダー(27
)が設けられている。尚、ホルダー(27)は、マグネ
ットを利用してヒンジピン(1)を保持するようになっ
ている。
また、前記ヒンジピン(1)は、第8図(イ),(ロ)
に示すように、その長手方向が軸芯方向に沿う線状突起
(1a)を複数個備えている。つまり、第8図(イ)及
び第9図に示すように両ヒンジ部材(Hl),(H2)
を係合させた状態において、前記モータ(l8)を作動
させてホルダー(27)をヒンジ部材側に移動させるこ
とにより、ヒンジピン(1)を両ヒンジ部材(H+),
(Hz)に貫通装着することになり、そして、第8図(
0に示すように前記線状突起(1a)と両ヒンジ部材(
H+),(Hz)とノ係止により、ヒンジピン(1)の
抜け止めを行うようになっている。
尚、第6図に示すように、ドア(D)のヒンジ部材(H
,〉の内部に装入されて、ヒンジピン(1)の装着時に
ヒンジ部材(Hl),(H!)の変形を阻止する帯板状
の変形阻止部材(29)が設けられている。この変形阻
止部材(29)は、上下のヒンジ部材(us), (H
!)に対応して上下一対設けられるものであり、かつ、
前記ヒンジピン装着手段(F)の基枠(20)に取り付
けられている。ちなみに、ドア受取箇所(Q1)におい
てドア(D)を保持する際に、ドア(D)の上下のヒン
ジ部材(H1)のうちの下方のヒンジ部材(H1)の位
置を基準に前記ドア保持枠(G)を移動させるようにな
っている。
このため上下の変形阻止部材(29)のうちの上方のも
のは、長孔(32)を用いて上下動自在に支持されると
ともに、その先端縁が先端側ほど上方に位置する傾斜状
に形成されている。
両ヒンジ部材(H+),(Hz)の係合及びヒンジピン
(1)の貫通装着の手順について説明を加えると、先づ
、ドア支持部(14)をドア係合位置(Q2)に設定す
る。このときドア支持部(14)は第7図(イ)に示す
ように基枠部(13)に対して拘持状態に保持されてい
る。次に、前記シリンダ(I5)を作動させてドア支持
部(14)を設定量突出させる。
このときドア支持部(14)は第7図(ロ)に示すよう
に基枠部(l3)に対して弾性支持された可動状態とな
り、両ヒンジ部材(Hl),(H!)に位置ズレがあっ
ても係合できるようになっている。そして、第8図(イ
),(0)に示すようにモータ(l8)を作動させてホ
ルダー(27)をヒンジ部材側に移動させることにより
、ヒンジピン(1)を両ヒンジ部材(Hl),(H!)
に貫通装着させる。その後、ドア支持部(14)を離脱
させるのである。
前記制御手段(E)は、上述の如く予め記憶された情報
に基づいて移送手段(A)やヒンジピン装着手段(F)
の各種アクチュエー夕を作動させて、ドア(D)の組付
作動を制御することになる。
但し、車体(B)の位置ズレを主たる要因として両ヒン
ジ部材(Hl),(H!)の位置ズレが発生(、アも、
両ヒンジ部材(Hl),(H2)適正通り係合させるこ
とができるようにするために、前記車体(B)のヒンジ
部材(H1)の位置を計測する計測手段(W)が設けら
れ、制御手段(E)は、計測手段(W)の計測情報に基
づいて前記記憶情報を補正するように構成されている。
ちなみに、前記記憶情報は、ホストコンピュータ(HC
)から車種変更等の指令情報により変更設定されること
になる。そしてその記憶情報の設定は、ティーチング操
作によって設定される。
前記計測手段(W)は、第11図に示すように、シリン
ダ(33A)によって支柱(33)に沿って昇降装置自
在な昇降枠(33B)と、その昇降枠(33B)の上部
の支持台(34)と、シリンダ(35A)によってその
支持台(34)に沿ってスライド操作自在な可動枠(3
5)と、その可動枠(35)に支承される計測部(K)
及びその計測部(K)の制御装置(C)とからなる。ち
なみに、詳述はしないが昇降枠(33B)の昇降位置や
可動枠(35)のスライド位置を検出するセンサが設け
られて、その検出情報及び記憶情報に基づいて前記シリ
ンダ(33A).(35A)が作動されるようになって
いる。
従って、可動枠(35)を計測対象のヒンジ部材(H1
)の近くに移動させ、その状態において計測部にて計測
させることになる。ちなみに、可動枠(35)を計測対
象のヒンジ部材(H1)に対して移動させる目標位置は
、前記支柱(33)を基準に設定されることになり、か
つ、その目標位置は車種の差異等に合わせて変更設定さ
れることになる。つまり、前記記憶情報が変更設定され
ることになる。
前記計測部(K)について説明する。尚、以下の説明に
おいては、車体(B)の前後方向をX軸、車体(B)の
横幅方向をY軸、上下方向をZ軸に決めて説明する。
第12図及び第l3図に示すように前記可動枠(33)
に固定のY軸案内部材(36)に、平面視形状コの字状
のX軸案内部材(37〉がY軸方向にスライド自在に支
持され、平面視形状T字状の計測治具(38)が、前記
X軸案内部材(37)にX軸方向にスライド自在に支持
され、X軸案内部材(37)をY軸方向にスライド操作
するシリンダ(39)が、可動枠(35)に付設のブラ
ケット(35a)とX軸案内部材(37)との間に架設
され、計測治具(38)をX軸方向にスライド操作する
シリンダ(40)が、計測治具(38)とX軸案内部材
(37)との間に架設されている。計測治具(38)に
は、第14図にも示すように、計測対象のヒンジ部材(
H1)に対してX軸並びにY軸方向から当てつける平面
視形状L字状の接当部(S)が設けられ、計測治具(3
8)のX軸方向での位置を検出する距離センサ(41〉
及び計測治具(38)のY軸方向での位置を検出する距
離センサ(42)の夫々が、前記可動枠(35)に固定
され、計測治具(38)の計測対象のヒンジ部材(H1
)の上面に対する距離を検出する距離センサ(43)が
計測治具(38)の上部に設けられている。
尚、各距離センサ(41), (42), (43)の
夫々は、レーザー光を利用した光式のものなど各種のも
のが使用できる。
従って、先ず計測治具(38)をY軸方向に操作し、次
にX軸方向に操作して、計測治具(38)を計測対象ヒ
ンジ部材(Hl)に当付け、その状態での各距離センサ
(41), (42), (43)の夫々の検出情報に
基づいて、計測対象ヒンジ部材(Hl)の位置を検出で
きるようになっている。
そして、その検出情報は前記制御装置(C)を介して、
前記制御手段(B)に送られる。その情報に基づいて、
前記制御手段(E)は、前記記憶情報を補正することに
なる。
第16図に基づいてドア取付工程の手順について説明す
る。
先ず、ホストコンピュータ(HC)からの車種指令情報
を受取り、その情報に対応する記憶情報を設定する。そ
してドア移送手段(A)はドア受取位置(Q1)におい
てドア(D)を受取る。一方前記計測手段(W)は、前
記車体(B)のヒンジ部材(11.)の位置を検出する
。その検出情報に基づいて前記記憶情報を補正する。前
記移送手段(A)は、補正された記憶情報に基づいて、
ドア(D)をドア係合箇所(Q2)に移送し、両ヒンジ
部材(Hl),(To)を係合させる。次にヒンジピン
(1)を両ヒンジ部材(Hl),(H!)に貫通装着す
る。そして、原位置に復帰して、次の指令を待つように
なっている。
〔別実施例〕
上記実施例では、ドア支持部(14)を出退させるに伴
って拘持状態と可動状態とに切換えられるように構成さ
れていたが、第17図に示すように基枠部(l3)に嵌
合部(50)を設け、ドア支持部(14)に設けた嵌合
部材(5l)をアクチュエータ(52)により出退して
前記嵌合部(50)に嵌合及び離脱させることにより、
拘持状態と可動状態とに切換えるようにしてもよい。
また、上記実施例では、可動状態においてドア支持部(
14)を弾性体(a)により弾性支持していたが、第1
8図(イ),(I])に示すようにガイド軸(13C)
及び外嵌用ポス部(14B)を形成してもよい。つまり
、第17図(イ)に示す拘持状態では外嵌用ポス部(1
4B)とガイド軸(13C)とは密着状態であり、ドア
支持部(14〉を突出作動させると第18図(ロ)に示
すように外嵌用ボス部(14B)はガイド軸(13C)
に遊嵌されて可動状態となる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る自動車のドア組付装置の実施例を示
し、第1図は自動車のドア組付装置の概略平面図、第2
図は同正面図、第3図はドア保持枠の正面図、第4図は
同側面図、第5図はヒンジピン装着手段の側面図、第6
図は同斜視図、第7図(イ)は拘持状態を示すドア支持
部保持手段の要部正面図、第7図(口)は可動状態を示
す同図、第8図(イ),([+)はヒンジビンの貫通装
着の手順を示す側面図、第9図はヒンジ部材の係合状態
を示す平面図、第10図はストッパの要部平面図、第1
1図は計測手段の側面図、第l2図は計測部の平面図、
第13図は同側面図、第14図は両ヒンジ部材の係合状
態を示す平面図、第15図は制御構成のブロック図、第
16図はドア取付工程の説明図、第17図はドア支持部
保持手段の別実施例を示す側面図、第18図({),(
0)は同要部正面図である。 (14)・・・・・・ドア支持部、(14B)・・・・
・・外嵌用ボス部、(13C)・・・・・・ガイド軸、
(A)・・・・・・ドア移送手段、(B)・・・・・・
車体、(D)・・・・・・ドア、(G)・・・・・・ド
ア支持部保持手段、(}It),(Hz)・・・・・・
ヒンジ部材、(a)・・・・・・弾性体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、車体(B)のヒンジ部材(H_1)とドア(D)の
    ヒンジ部材(H_2)とを係合させるべく、ドア支持部
    (14)に前記ドア(D)を保持して移送するドア移送
    手段(A)が設けられ、前記ドア支持部(14)が、前
    記ドア移送手段(A)の本体側部分に対して出退操作自
    在に設けられ、前記ドア移送手段(A)は、前記ドア支
    持部(14)を前記車体(B)に対する設定位置に移送
    したのち、前記ドア支持部(14)を車体側に突出作動
    させて、前記両ヒンジ部材(H_1)、(H_2)を係
    合させるように構成された自動車のドア組付装置であっ
    て、前記ドア支持部(14)を前記ドア移送手段(A)
    の本体側部分に対して拘持する拘持状態と、微動可能に
    する可動状態とに切換自在なドア支持部保持手段(G)
    が、前記ドア支持部(14)を前記設定位置に移送する
    ときには前記拘持状態に、且つ、前記ドア支持部(14
    )を車体側に突出作動させて前記両ヒンジ部材(H_1
    )、(H_2)を係合させるときには前記可動状態に切
    換操作されるように設けられている自動車のドア組付装
    置。 2、請求項1記載の自動車のドア組付装置であって、前
    記ドア支持部(14)を前記出退のために案内するガイ
    ド軸(13C)が、前記ドア移送手段(A)の本体側部
    分に設けられ、前記ドア支持部保持手段(G)は、前記
    ドア支持部(14)の前記出退に伴って、前記ドア支持
    部(14)の前記ガイド軸(13C)に対する外嵌用ボ
    ス部(14B)と前記ガイド軸(13C)とを密着状態
    に嵌合させる拘持状態と、前記外嵌用ボス部 (14B)を前記ガイド軸(13C)に対して変位を許
    す状態に外嵌させる可動状態とに切換えられるものであ
    る。 3、請求項1又は2記載の自動車のドア組付装置であっ
    て、前記ドア支持部保持手段(G)は、前記可動状態に
    おいて前記ドア支持部(14)を弾性支持する弾性体(
    a)を備えている。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06107252A (ja) * 1992-09-25 1994-04-19 Mitsubishi Motors Corp ドアハンドリングロボット
JP2011000939A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 床下機器箱配線構造
WO2014119504A1 (ja) * 2013-01-30 2014-08-07 本田技研工業株式会社 板状部材運搬装置

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