JP4414870B2 - トーチ位置検出装置及び位置誤差補正方法 - Google Patents

トーチ位置検出装置及び位置誤差補正方法 Download PDF

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Description

この発明は、トーチ位置検出装置及び位置誤差補正方法に関するものである。
溶接作業を行う場合、一般には産業用ロボットのアームの先端にトーチを装着し、この産業用ロボットのアームの揺動させることによって、トーチを溶接線によって移動させることになる。そして、溶接中等においてトーチを交換する必要がある場合、トーチ交換装置(例えば、特許文献1参照)を使用してトーチを交換することになる。特許文献1に記載のものでは、複数のトーチとロボットとが接続されて溶接トーチの切換及び溶接姿勢と、ロボットの先端に備えた被溶接物台上の被溶接物とを自在な姿勢にて駆動させて被溶接物に溶接を施す制御を行うロボットコントローラとを備えている。
また、従来には、図6〜図8等に示すトーチ交換装置がある。図6に示すトーチ交換装置は、トーチ51のヘッド52をクランプするクランプ機構53a、53bを有するブロック体54を備え、この本体54が架台55に支持されている。架台55は、設置面56にボルト部材等の固定具57・・を介して固定される基盤58と、この基盤58から立設される支柱59とからなる。
すなわち、ロボット60のアーム61を揺動させることによって、交換用のトーチ51aがクランプされていないクランプ機構53aにロボット60のアーム61に装着されているトーチ51を接近させ、このクランプ機構53aにてこのロボット60のトーチ51をクランプする。そして、この状態でロボット60からこのトーチ51を取外し、その後、ロボット60のアーム61を揺動させて、交換用のトーチ51aがクランプされているクランプ機構53bにこのアーム61を接近させて、交換用のトーチ51aをアーム61に装着した後、このクランプ機構53bによるトーチ51aのクランプを解除する。これによって、トーチ交換作業が終了する。
また、図7に示すトーチ交換装置は、設置面56に基台62をボルト部材等の固定具57・・を固定して、この基台62上にこのトーチ交換装置を可撓性緩衝材63・・を介して設置している。なお、このトーチ交換装置においても上記図6に示すトーチ交換装置と同様の工程にてトーチ51を交換することができる。
さらに、図8に示すトーチ交換装置は、ブロック体54にトーチ先端等を位置検出器にて検出するための基準片65を設けている。すなわち、基準片65を設けることによって、トーチ先端等を検出して、クランプ機構53aにクランプさせる際の誤差を修正するようにしている。
特開2004−202645号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものや図6に示すトーチ交換装置では、位置決めの要素としてロボットの位置決め精度等で決定され、経年変化等による位置決め精度の低下が少しでも発生した場合、干渉等が発生して対応ができないおそれがある。このため、定期的に位置合わせ作業等を必要とし、作業性に劣っていた。また、図7に示すトーチ交換装置では、位置決め精度低下の誤差を吸収するため、可撓性緩衝材63を配置している。しかしながら、この場合、位置の自由度と共に姿勢の自由度も出ることになるので、嵌合時の摩擦力により装置が逃げたときに嵌合部の姿勢が傾き、嵌合部の摺動部とトーチヘッドの摺動部に「こじれ」が発生しこれが摩擦力のさらなる増大を招き発散し動かなくなる不具合が発生した。また、可撓性緩衝材63に装置の重量がかかり緩衝能力に限界があった。このため、定期的に動作の確認をして位置合わせ等を行う必要があった。
上記図8のトーチ交換装置では、クランプ機構53aにクランプさせる際の誤差を修正するようにしているが、誤差補正の基準を嵌合部から離れた部位にて行っているので、トーチヘッドの形状、姿勢の変化、ロボットのアームに相対位置決め精度の低下等により補正が逆効果になる場合があった。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、トーチ嵌合部の位置を高精度に検出することができ、トーチ交換時に使用すれば、トーチ及びトーチをクランプする嵌合部の損傷等を防止でき、長期にわたって安定したトーチ交換が可能なトーチ位置検出装置及び位置誤差補正方法を提供することにある。
そこで請求項1の位置誤差補正方法は、産業用ロボットのアームに装着されたトーチが相互に直交する3軸のうちの1軸に沿って進行している際に、このトーチと所定位置の他の2軸方向の位置誤差を補正する方法において、
被検出部材となるトーチと、上記2軸方向に変位して上記位置誤差を検出する検出部材のどちらか一方に上記トーチの進行方向に沿ったガイド用凹溝を設けると共に、他方に上記ガイド用凹溝に摺接するガイド用凸部を設けたことによりトーチの位置誤差を検出し、その変位量を位置検出器を介して、ロボットコントローラに出力し、上記位置誤差が0となる位置へトーチ位置を補正することを特徴としている。
請求項2のトーチ位置検出装置は、産業用ロボットのアームに装着されたトーチが相互に直交する3軸のうちの1軸に沿って進行している際に、このトーチの位置を検出するトーチ位置検出装置であって、上記1軸方向に沿って進行しているトーチの他の2軸方向の位置ずれを検出する位置検出器を備えると共に、この位置検出器は、上記2軸方向に変位して上記1軸に対するこの2軸方向の位置ずれを検出する検出部材を有し、トーチを被検出部材として、この被検出部材と検出部材とのどちらか一方に、上記トーチの進行方向に沿ったガイド用凹溝を設けると共に、他方に上記ガイド用凹溝に摺接するガイド用凸部を設けたことを特徴としている。
請求項3のトーチ位置検出装置は、上記トーチを着脱自在に嵌合するトーチ嵌合部を有するブロック体と、上記1軸方向に沿った往復動を可能としている上記ブロック体を支持する機台と、上記ブロック体をトーチの反進行方向に弾性的に付勢する付勢手段を設けたことを特徴としている。
請求項1の位置誤差補正方法によれば、トーチの位置誤差(1軸方向に沿って進行しているトーチの他の2軸方向の位置ずれ)の検出は、被検出部材となるトーチと、位置誤差を検出する検出部材のどちらか一方に、トーチの進行方向に沿ったガイド用凹溝を設けると共に、他方に上記ガイド用凹溝に摺接するガイド用凸部を設けたことにより、確実に行うことができる。また、変位量を位置検出器を介して、ロボットコントローラに出力し、上記位置誤差が0となる位置へトーチ位置を補正することができる。このため、トーチ交換時には、ロボットのアームに装着されたトーチを、高精度にトーチ嵌合部に嵌合させることができて、トーチ及びトーチをクランプする嵌合部の損傷等を防止できることになり、長期にわたって安定した交換作業を行うことができる。
請求項2のトーチ位置検出装置によれば、位置検出器は、相互に直交する3軸のうちの2軸方向に変位して1軸(トーチ進行方向)に対する2軸方向の位置ずれを検出する検出部材を有するので、トーチが進行しているときに、この進行方向に対して、他の2軸方向のトーチの位置ずれを検出することができる。また、トーチを被検出部材として、この被検出部材と検出部材とのどちらか一方に、上記トーチの進行方向に沿ったガイド用凹溝を設けると共に、他方に上記ガイド用凹溝に摺接するガイド用凸部を設けているので、トーチはガイド用凸部とガイド用凹溝とによってガイドされて上記1軸方向に沿って安定して進行することができる。すなわち、位置検出器にて検出された位置ずれを修正することによって、ガイド用凸部をガイド用凹溝に嵌合させることができ、嵌合すれば、ガイド用凸部とガイド用凹溝との案内によってトーチを上記1軸方向に沿って進行させることができ、例えば、トーチ交換のためのトーチ嵌合部にトーチを正確に嵌合させることができる。このため、トーチ交換時には、ロボットのアームに装着されたトーチを、高精度にトーチ嵌合部に嵌合させることができて、トーチ及びトーチをクランプする嵌合部の損傷等を防止できることになり、このトーチ位置検出装置を使用すれば、長期にわたって安定した交換作業を行うことができる。なお、位置検出器にて検出された位置ずれの補正は、ロボットのアームを制御するコントローラにて行うことができる。
請求項3のトーチ位置検出装置によれば、ブロック体を付勢手段にてトーチの反進行方向に弾性的に付勢しているので、位置検出器にて検出された2軸方向の位置ずれに対する修正を行い、この状態で、ブロック体を付勢手段にて反進行方向に移動させることができる。このため、位置修正後のトーチの位置ずれを吸収できて、トーチのトーチ嵌合部への嵌合より高精度にかつ滑らかに行うことができる。
次に、この発明のトーチ位置検出装置及び位置誤差補正方法の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はこのトーチ位置検出装置Sを備えたトーチ交換装置の簡略図を示す。このトーチ交換装置は、産業用ロボット1のアーム2に装着されたトーチ3aを、相互に直交する3軸のうちの1軸に沿って進行させることによってトーチ嵌合部4に嵌合させて他のトーチ3bと交換するものである。
すなわち、トーチ交換装置は、設置面5に固定される機台6と、この機台6に支持されるブロック体7とを備え、このブロック体7に上記トーチ嵌合部4が設けられている。この場合、機台6は、設置面5にボルト部材等の固定具8・・を介して固定される基盤9と、この基盤9から立設される支柱10と、ブロック体7を受ける受け部材11等を有する。
ブロック体(トーチ交換用ブロック体)7は、水平方向にスライドするスライド体12と、後述するトーチ支持体13を把持するクランプ体14とを備える。また、スライド体12には、ロボット1のアーム2に装着されたトーチ3aを把持するクランプ体15と、交換するためのトーチ3bを把持するクランプ体16とが付設されている。このクランプ体15が上記トーチ嵌合部4を構成する。そして、クランプ体14は、一対のアーム17a、17aを有し、このアーム17a、17aが相互に接近して、トーチ支持体13を把持することができる。また、クランプ体15も一対のアーム18a、18aを有し、このアーム18a、18aが相互に接近して、トーチ3aを把持することができる。さらに、クランプ体16も一対のアーム19a、19aを有し、このアーム19a、19aが相互に接近して、トーチ3bを把持することができる。なお、各クランプ体14、15、16の各アーム17a、17a、18a、18a、19a、19aは、シリンダ機構等の往復機構を介してそれぞれ接近離間することができる。さらに、各クランプ体15、16はそれぞれスライド体12に対して上下方向に移動できる。この場合の移動機構としては図示省略するが、例えば、スライド体12に上下方向のスライド溝を設け、このスライド溝に各クランプ体15、16を上下方向自在に嵌合させ、ボルト部材とこれに螺合するナット部材からなる往復機構やシリンダ機構等を介して上下動できるようにすることができる。
スライド体12は、例えば、ブロック体7に設けられた凹溝(図示省略)に嵌合し、図示省略の駆動機構(例えば、シリンダ機構)の往復動駆動によって、水平方向のスライドが可能とされる。また、受け部材11とブロック体7との間にスライド機構21、21が介設されている。このため、ブロック体7は、トーチ3aをトーチ嵌合部4に嵌合させるためのトーチ進行方向と、反トーチ進行方向とのスライドが可能となっている。
また、受け部材11にはブロック体7の裏面側において加圧バネ等からなる付勢部材22が付設されている。この付勢部材22はブロック体7を反トーチ進行方向側へ付勢するものであって、受け部材11のブロック体7の表面側に設けたストッパ23にて、この付勢部材22の初期張力が押えられている。
そして、この交換装置に設けられるトーチ位置検出装置Sは、トーチ3aの位置を検出するための位置検出器25を備えている。すなわち、位置検出器25は、相互に直交する3軸のうちの2軸方向に変位して1軸(トーチ進行方向)に対する2軸方向の位置ずれを検出する検出部材26を有する。この際、位置検出器25はブロック体7から突設される支持アーム27にてその本体部28が支持され、この本体部28から検出部材26が突設されている。また、検出部材26は、図2に示すように、ロッド29とこのロッド29の先端に付設されるガイド用凸部30とを有する。なお、このガイド用凸部30は、中央部の略立方体形状の本体部30aと、この本体部30aの相対向する端面から突設される略四角垂体形状の端部30b、30bとからなる。
この場合、上記3軸のうちの1軸(X軸)に沿ってガイド用凸部30の長手方向が配設され、上記3軸のうちの他の1軸(Y軸)に沿って検出部材26の軸心方向が配設され、上記3軸のうちの別の1軸(Z軸)に沿って図面上の上下方向が配置される。そして、検出部材26は、図2(a)の実線と仮想線で示すようにY軸方向に沿って伸縮し、図2(b)の実線と仮想線で示すようにZ軸方向に沿って変位する。また、図3に示すように、被検出部材24としてのトーチ3aのヘッド31に、上記位置検出器25のガイド用凸部30が嵌合するガイド用凹溝32が設けられている。ガイド用凹溝32は上記X軸方向に沿って形成されている。
ところで、トーチ3aはロボット1のアーム2に装着されることになるが、この場合、アーム2の先端に付設されるトーチ支持体13にトーチ3aがチャックされる。すなわち、このトーチ支持体13にはトーチチャック機構(図示省略)が設けられ、このトーチチャック機構を介してトーチ支持体13にトーチ3aが支持される。このトーチチャック機構は、例えば、エア圧で駆動してトーチ1のネック部を着脱自在に掴むことができる。また、上記位置検出器25にて検出されたデータはコントローラ33に入力される。そして、このコントローラ33には基準値が予め入力され、この基準値と位置検出器25にて検出されたデータとが比較され、トーチ3aの位置をこの基準値に合うように、ロボット1のアーム2を揺動させることによって修正する。なお、交換用のトーチ3bも、ロボット1のアーム2に現在装着されているトーチ3aと同様、ガイド用凹溝32が設けられたヘッド31を有し、トーチチャック機構を介してトーチ支持体13に着脱自在に装着(チャック)される。
次に上記のように構成されたトーチ交換装置を使用したトーチ交換作業を説明する。まず、図4(a)に示すように、トーチ嵌合部4の中心線L(X軸に沿った線)上に、教示点イ、ロ、ハ、ニを設定する。ロボット1のアーム2に装着されたトーチ3aを、このアーム2を揺動させることによって、教示点イから教示点ロを経由して教示点ハ、ニに移動させる。この際、図5(a)の点(イ−1)のように、中心線LよりもΔY1だけ位置ずれしていれば、教示点イから教示点ロまでは、ガイド用凹溝32にガイド用凸部30が案内されて、図4(b)の状態でΔY1だけ押し込まれる。この押込み量ΔY1をY軸方向の基準値として上記コントローラ33に記憶登録する。また、上下方向の移動量をZ軸方向の基準値としてこのコントローラ33に記憶登録する。
そして、トーチ自動交換時に、教示点イ、ハに沿ってトーチ3aを移動させる。このトーチ3aの移動と共に、検出部材26は押し込まれ、この位置検出器25の計測値が上昇し、教示点ロの近傍を通過しようとしたときから離れ出す。この際、計測値は上昇から停止し下降へと変化する。この変化した直前の値をコントローラ33(ロボット1のアーム2を制御するコントローラ)にて保持する。これにより進行方向に誤差があっても影響を避けることができる。この時、図5(b)の点(ロ−1)において位置ずれしていれば、Y軸方向の基準値との差分ΔY(図5(b)参照)を算出すると共に、得られた上下方向の値も同時に保持し、上記Z軸方向の基準値との差分を算出する。そして、トーチ3aがさらに移動して図5(b)の点(ハ−1)の位置にくれば、上記差分値を補正値として、この補正値分だけ補正して、図4(c)及び図5(c)のようにトーチ3aを上記中心線L上のハの位置へ移動させる。
このため、Y軸方向とZ軸方向の誤差が補正され、教示点ニの位置に到達する。この際、ストッパ23を解除することによって、付勢手段22の付勢力にてブロック体7を反トーチ進行方向へ付勢することになる。すなわち、教示点ニのX方向成分の教示位置をブロック体7の移動範囲の中央とすることにより進行方向の位置誤差があってもトーチ3aがトーチ嵌合部4の受け面に必ず接触し、所定の押圧力で押えつけられる。これでY軸方向とZ軸方向とX軸方向の位置の補正が完了した状態で、トーチ嵌合部4に嵌合させることができる。
従って、この状態で、トーチ3aをクランプ体15にて構成されるトーチ嵌合部4にて、図4(d)のように、クランプすることができる。次に、トーチ嵌合部4を構成するクランプ体15を下降させて、トーチ支持体13からトーチ3aのチャック状態を解除し、スライド体12を矢印A方向(図1参照)にスライドさせ、交換用のトーチ3bをクランプしているクランプ体16を、トーチ支持体13をクランプしているクランプ体14に対応する位置に移動させる。
その後、クランプ体16を上昇させて、トーチ支持体13にトーチ3bをチャックさせ、クランプ体14によるトーチ支持体13のクランプを解除すると共に、クランプ体16によるトーチ3bのクランプを解除する。これにより、トーチ3bを使用した溶接が可能となる。そして、トーチ交換作業が終了すれば、スライド体12を上記矢印A方向と相反する矢印B方向(図1参照)にスライドさせ、次の交換用のトーチ3bをクランプ体16にクランプすると共に、トーチ嵌合部4を構成するクランプ体15にてクランプされているトーチ3aを、クランプ体15によるクランプを解除しておくことによって、次のトーチ交換作業の準備が終了する。
上記トーチ位置検出装置Sによれば、位置検出器25は、相互に直交する3軸のうちの2軸方向に変位して1軸(トーチ進行方向)に対する2軸方向の位置ずれを検出する検出部材26を有するので、トーチ3aがトーチ嵌合部4に対して進行しているときに、この進行方向に対して、他の2軸方向のトーチ3aの位置ずれを検出することができる。また、トーチ3aを被検出部材24として、この被検出部材24と検出部材26とのどちらか一方に、上記トーチ3aの進行方向に沿ったガイド用凹溝32を設けると共に、他方に上記ガイド用凹溝32に摺接するガイド用凸部30を設けているので、トーチ3aはガイド用凸部30とガイド用凹溝32とによってガイドされて上記1軸方向に沿って安定して進行することができる。すなわち、位置検出器25にて検出された位置ずれを、コントローラ33によるロボット1のアーム2の制御による修正によって、ガイド用凸部30をガイド用凹溝32に嵌合させることができ、嵌合すれば、ガイド用凸部30とガイド用凹溝32との案内によってトーチ3aを上記1軸方向に沿って進行させることができ、上記実施の形態のように、トーチ交換のためのトーチ嵌合部4にトーチ3aを正確に嵌合させることができる。このため、トーチ交換時には、ロボット1のアーム2に装着されたトーチ3aを、高精度にトーチ嵌合部4に嵌合させることができて、トーチ3a及びトーチ3aをクランプする嵌合部4の損傷等を防止できることになり、このトーチ位置検出装置Sを使用すれば、長期にわたって安定した交換作業を行うことができる。
このように、このトーチ位置検出装置Sを使用すれば、トーチ3aをトーチ嵌合部4に嵌合させるための位置誤差補正方法が可能となる。すなわち、この位置誤差補正方法では、トーチ3aの位置誤差(1軸方向に沿って進行しているトーチ3aの他の2軸方向の位置ずれ)の検出は、被検出部材24となるトーチ3aと、位置誤差を検出する検出部材26のどちらか一方に、トーチ3aの進行方向に沿ったガイド用凹溝32を設けると共に、他方に上記ガイド用凹溝32に摺接するガイド用凸部30を設けたことにより、確実に行うことができる。また、変位量を位置検出器25を介して、ロボットコントローラ33に出力し、上記位置誤差が0となる位置へトーチ位置を補正することができる。このため、トーチ交換時には、産業用ロボット1のアーム2に装着されたトーチ3aを、高精度にトーチ嵌合部4に嵌合させることができて、トーチ3a及びトーチ3aをクランプする嵌合部4の損傷等を防止できることになり、長期にわたって安定した交換作業を行うことができる。
また、位置検出器25をトーチ嵌合部4の近傍に配置しているので、トーチ嵌合部4への嵌合精度の向上を図ることができる。また、ブロック体7を付勢手段22にてトーチ3aの反進行方向に弾性的に付勢しているので、位置検出器25にて検出された2軸方向の位置ずれに対する修正を行い、この状態で、ブロック体7を付勢手段22にて反進行方向に移動させることができる。このため、位置修正後のトーチ3aの位置ずれを吸収できて、トーチ3aのトーチ嵌合部4への嵌合がより高精度にかつ滑らかに行うことができる。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記実施形態では、検出部材26側にガイド用凸部30を設け、被検出部材24側にガイド用凹溝32を設けたが、逆に検出部材26側にガイド用凹溝32を設け、被検出部材24側にガイド用凸部30を設けるようにしてもよい。また、ガイド用凸部30の形状や大きさ等にしても、トーチ進行方向に沿って形成されたガイド用凹溝32に摺接して、このガイド用凸部30とガイド用凹溝32とでもってトーチ3aの進行をガイドするものであれば、種々変更可能である。また、トーチの位置検出には光センサ等の光学的手段によってもよい。さらに、付勢手段22として加圧バネに限るものではなく、弾性ゴム材等の他の種々の弾性部材を使用することができる。なお、トーチ進行方向として、X軸方向に限るものではなく、他のY軸方向やZ軸方向であってもよい。このように進行方向を変更すれば、これに対応して位置検出器25の検出する位置ずれ方向が相違することになる。なお、このトーチ位置検出装置Sとしては、トーチ交換装置以外に、トーチを使用した溶接作業時の種々の作業時においてトーチ位置を検出する必要がある際に使用することができる。
この発明のトーチ位置検出装置の実施形態を示す簡略斜視図である。 上記トーチ位置検出装置の位置検出器を示し、(a)は検出部材が伸びた状態の斜視図であり、(b)は検出部材が縮んだ状態の斜視図である。 被検出部材であるトーチの要部斜視図である。 トーチ交換動作の説明図である。 トーチ交換動作の説明図である。 従来のトーチ交換装置の簡略斜視図である。 従来の他のトーチ交換装置の簡略斜視図である。 従来の別のトーチ交換装置の簡略斜視図である。
符号の説明
1・・産業用ロボット、2・・アーム、3a、3b・・トーチ、4・・トーチ嵌合部、6・・機台、7・・ブロック体、22・・付勢手段、24・・被検出部材、25・・位置検出器、26・・検出部材、30・・ガイド用凸部、32・・ガイド用凹溝

Claims (3)

  1. 産業用ロボットのアームに装着されたトーチが相互に直交する3軸のうちの1軸に沿って進行している際に、このトーチと所定位置の他の2軸方向の位置誤差を補正する方法において、被検出部材となるトーチと、上記2軸方向に変位して上記位置誤差を検出する検出部材のどちらか一方に上記トーチの進行方向に沿ったガイド用凹溝を設けると共に、他方に上記ガイド用凹溝に摺接するガイド用凸部を設けたことによりトーチの位置誤差を検出し、その変位量を位置検出器を介して、ロボットコントローラに出力し、上記位置誤差が0となる位置へトーチ位置を補正することを特徴とする位置誤差補正方法。
  2. 産業用ロボットのアームに装着されたトーチが相互に直交する3軸のうちの1軸に沿って進行している際に、このトーチの位置を検出するトーチ位置検出装置であって、上記1軸方向に沿って進行しているトーチの他の2軸方向の位置ずれを検出する位置検出器を備えると共に、この位置検出器は、上記2軸方向に変位して上記1軸に対するこの2軸方向の位置ずれを検出する検出部材を有し、トーチを被検出部材として、この被検出部材と検出部材とのどちらか一方に、上記トーチの進行方向に沿ったガイド用凹溝を設けると共に、他方に上記ガイド用凹溝に摺接するガイド用凸部を設けたことを特徴とするトーチ位置検出装置。
  3. 上記トーチを着脱自在に嵌合するトーチ嵌合部を有するブロック体と、上記1軸方向に沿った往復動を可能としている上記ブロック体を支持する機台と、上記ブロック体をトーチの反進行方向に弾性的に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項のトーチ位置検出装置。
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