JPH087705A - 4方向スイッチ装置 - Google Patents

4方向スイッチ装置

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Publication number
JPH087705A
JPH087705A JP14495694A JP14495694A JPH087705A JP H087705 A JPH087705 A JP H087705A JP 14495694 A JP14495694 A JP 14495694A JP 14495694 A JP14495694 A JP 14495694A JP H087705 A JPH087705 A JP H087705A
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JP
Japan
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conductor
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terminal
slider
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Application number
JP14495694A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Kitawaki
宏泰 北脇
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数の軽減化、小型化。 【構成】 スライダ4にスペーサ400を介して2個の
コンタクト410、420を装備し、一のコンタクト4
10の2個の可動接点411、412を結ぶ線分と、他
のコンタクト420の2個の可動接点421、422を
結ぶ線分とを相互に交差させ、かつコンタクト410、
420の4移動方向に対してそれぞれ傾斜させる。この
結果、操作体3を4方向に操作すると、スライダ4を介
してコンタクト410、420が回路基板5上を4方向
に移動して、第1回路、第2回路、第3回路、第4回路
がそれぞれ構成される。従って、2個のコンタクト41
0、420で4個の回路を構成でき、部品点数を少なく
できる。2個のコンタクト410、420を4移動方向
に対して傾斜させたので、スライダ4のスライド距離を
小とでき、スイッチ装置を小型化できる。コンタクト4
10、420を長くでき、コンタクト410、420の
ばね応力を小することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作体を4方向若しく
は十字方向に回転(傾倒)操作して、所望の回路を構成
する4方向スイッチ装置に係り、特に部品点数が少なく
て済み、しかも小型化に適した4方向スイッチ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の4方向スイッチ装置は、一般
に、ケースと、そのケース内に設けた4方向ガイドと、
その4方向ガイドに4方向に傾倒可能にガイドされた操
作体と、その操作体を中立位置に自動復帰させる自動復
帰手段と、前記ケース内に設けた回路基板と、その回路
基板にそれぞれ設けた第1スイッチユニット、第2スイ
ッチユニット、第3スイッチユニット、第4スイッチユ
ニットと、を備える。前記操作体を4方向にそれぞれ傾
倒させると、前記第1スイッチユニット、第2スイッチ
ユニット、第3スイッチユニット、第4スイッチユニッ
トがそれぞれ作動して、第1回路、第2回路、第3回
路、第4回路がそれぞれ構成される。かかる4方向スイ
ッチ装置としては、左側のドアミラーのミラー面又は右
側のドアミラーのミラー面を上下左右に傾動操作するス
イッチ装置、若しくはハンドルを上下前後に傾倒操作す
るスイッチ装置等に使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の4方向スイッチ装置は、操作体の4方向の操作で4個
の回路を構成するための4個のスイッチユニットを必要
とするため、部品点数が多い等の問題がある。
【0004】そこで、4個のスイッチユニットを使用せ
ずに、操作体の操作で4方向にスライドするスライダを
使用した4方向スイッチ装置がある。この4方向スイッ
チ装置は、スライダを回路基板上を4方向にそれぞれス
ライドさせることにより、第1回路、第2回路、第3回
路、第4回路がそれぞれ構成されるものである。しかし
ながら、このスライダを使用した4方向スイッチ装置
は、回路を構成するためのコイルスプリング及びプレー
トコンタクト及びボールコンタクトを、各回路毎に計4
組ずつ使用するので、依然として部品点数が多い等の問
題がある。
【0005】本発明は、部品点数が少なくて済み、しか
も小型化に適した4方向スイッチ装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、スライダに絶
縁部材を介してを2個のコンタクトを装備し、その2個
のコンタクトに2個の可動接点をそれぞれ設け、その一
のコンタクト(第1コンタクト)の2個の可動接点を結
ぶ線分と他のコンタクト(第2コンタクト)の2個の可
動接点を結ぶ線分とを相互に交差させ、かつ2個のコン
タクトの4移動方向(スライダの4スライド方向)に対
してそれぞれ傾斜させたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、上記の構成により、操作体を4方向
に回転(傾倒)操作すると、スライダが4方向にスライ
ドし、それに伴って2個のコンタクトが回路基板上を4
方向に移動して、第1回路、第2回路、第3回路、第4
回路がそれぞれ構成される。このように、2個のコンタ
クトで4個の回路を構成することができるので、部品点
数を少なくすることができる。
【0008】しかも、一のコンタクトの2個の可動接点
を結ぶ線分と他のコンタクトの2個の可動接点を結ぶ線
分とを相互に交差させ、かつ2個のコンタクトの4移動
方向に対してそれぞれ傾斜させたので、2個のコンタク
トの移動距離、すなわちスライダのスライド距離を小と
することができ、その分スイッチ装置を小型化できる。
しかも、スイッチを小型化しても、2個のコンタクトの
2個の可動接点を結ぶ長さをそれぞれ長くできるので、
その分2個のコンタクトのばね応力を小することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の4方向スイッチ装置の実施例
のうちの3例を添付図面を参照して説明する。図1乃至
図16は本発明の4方向スイッチ装置の第1の実施例を
示す。図1及び図6及び図7において、1はケースのう
ちの上部ケースである。この上部ケース1は、底が開口
した中空状をなす。この上部ケース1の上面が凹んだ上
部10の中央に円形の透孔11を設ける。この透孔11
の下部の内周面13は図3及び図4中のOを中心とした
球凹面の一部をなす。この上部ケース1の上部10の上
面の4角に小円形の凸部12をそれぞれ一体に突設す
る。この上部ケース1の4内側面の中央に押え凸部16
を、上部10の下面から4内側面の中間までの間に一体
に突設する。この上部ケース1の相対向する2側壁の下
部に長方形の係合孔17を2個ずつ計4個設ける。
【0010】図1及び図3及び図4において、2はケー
スのうちの下部ケース(若しくはホルダ)である。この
下部ケース2は、中仕切板20を挟んで、上部側の前記
上部ケース1の底部開口部より一回り小さく、かつ上面
が凹んだ形状をなすケース部22と、下部側のコネクタ
部23とからなる。前記中仕切板20にターミナル挿通
孔21を設ける。さらに、この下部ケース2の相対向す
る2側部に長方形の係合突起27を2個ずつ計4個前記
上部ケース1の係合孔17に対応して一体に突設する。
この下部ケース2のケース部22を前記上部ケース1の
底開口部に圧入すると共に、下部ケース2の係合突起2
7を上部ケース1の係合孔17に係合させて、上部ケー
ス1及び下部ケース2とを組み付ける。
【0011】図1及び図3及び図4及び図8において、
100はインナーケースである。このインナーケース1
00は、上から見て十字形状をなす水平部101と、そ
の水平部101の先端の下部から下方にそれぞれ一体に
突設した脚部102と、前記水平部101の4の付け根
にそれぞれ一体に突設したガイド凸部103とからな
る。このインナーケース100の水平部101の中央部
分の上面に中央から側方にかけて上り勾配の傾斜面10
4をそれぞれ設ける。このインナーケース100を前記
上部ケース1内に固定する。この上部ケース1と下部ケ
ース(若しくはホルダ)2とインナーケース100とに
よりケースが構成される。
【0012】図1及び図3乃至図5において、5は絶縁
製の回路基板である。この回路基板5は、例えばプリン
トサーキットボード(P.C.B)からなる。この回路
基板5の上面に、導電製の、入力側の導体50と、第1
導体51と、第2導体52と、第3導体53と、第4導
体54と、出力側の導体55と、をそれぞれプリント印
刷で設け、また回路基板5の下面に第1導体51と第2
導体52とを電気的に接続する接続導体56を同じくプ
リント印刷で設ける。なお、上述の回路基板5の上面の
各導体50、51、52、53、54、55は固定接点
を構成する。前記回路基板5を前記上部ケース1内であ
って、前記下部ケース2の上面開口部の周縁の上面とイ
ンナーケース100の脚部102の下面との間に固定す
る。
【0013】図1において、60、61、62、63、
64は前記下部ケース2のターミナル挿通孔21にそれ
ぞれ挿通固定した第1ターミナル、第2ターミナル、第
3ターミナル、第4ターミナル、第5ターミナルであ
る。前記第1ターミナル60は前記回路基板5の前記入
力側の導体50の符号60の位置に半田等で固定して前
記入力側の導体50と電気的に接続し、前記第2ターミ
ナル61は前記回路基板5の第3導体53の符号61の
位置に半田等で固定して前記第3導体53と電気的に接
続し、前記第3ターミナル62は前記回路基板5の第1
導体51の符号62の位置に固定して前記第1導体51
及び接続導体56を介して前記第2導体52と電気的に
接続し、前記第4ターミナル63は前記回路基板5の第
4導体54の符号63の位置に固定して前記第4導体5
4と電気的に接続し、前記第5ターミナル64は前記回
路基板5の出力側の導体55の符号64の位置に固定し
て前記出力側の導体55と電気的に接続する。この結
果、図12乃至図16中のスイッチ装置SWのスイッチ
回路が構成される。
【0014】図1及び図5及び9及び図10において、
4はスライダである。このスライダ4は、ほぼ正方形形
状をなす水平板部40の4角にガイド壁41をそれぞれ
一体に立設すると共に、この水平板部40の下面のほぼ
中央に凹部42を設け、かつその凹部42の中心に加締
ピン43を一体に突設する。このスライダ4を前記回路
基板5上であって、前記インナーケース100の下方に
配置する。このスライダ4のガイド壁41と前記インナ
ーケース100のガイド凸部103との作用により、ス
ライダ4は前記回路基板5上を前記インナーケース10
0の水平部101の延設方向と同様に、上から見て十字
方向(スライダ4の水平板部40の4辺に沿っての方向
又は4辺に対して垂直の方向)にスライド可能となる。
なお、このスライダ4の回路基板5上と対向する下面の
4角に小半球状の凸部を設けて、スライダ4の回路基板
5上のスライド摩擦を小となす。
【0015】図1及び図3及び図4及び図11におい
て、3は操作体である。この操作体3は、球部30の上
極に操作軸31を中心軸方向に一体に突設する。かつ、
その球部31の下極から前記操作軸31の途中までの箇
所にスライド孔32を、前記操作軸31と同軸の中心軸
方向に設ける。この球部30の赤道にほぼ正方形形状の
鍔部(水平板部)33を前記操作軸部31及びスライド
孔32の中心軸に対してほぼ垂直方向に一体に突設す
る。前記軸部31の上面に係止溝310と回り止め溝3
11とを設けると共に、その操作軸部31の上端部の周
側面に環状のクリップ係合溝312を設け、かつその操
作軸部31の下端部の周側面に環状のパッキング係合溝
313を設ける。前記鍔部33の下面の4角に4本の係
合棒330を下方にそれぞれ一体に突設する。
【0016】この操作体3の球部30及び鍔部33及び
係合棒30を前記上部ケース1内に収納すると共に、こ
の操作体3の操作軸部31を前記上部ケース1の透孔1
1から上部ケース1の外側に突出させる。また、この操
作体3の球部30を前記上部ケース1の球凹面13及び
前記インナーケース100の傾斜面104に回転(傾
倒)可能に支持させると共に、その操作体3の4本の係
合棒330を前記インナーケース100の脚部102の
間を通して前記スライダ4の4個のガイド壁41の外側
にそれぞれ係合させる。この結果、操作体3の十字方向
の回転操作により、スライダ4が十字方向にスライドし
得ることとなる。
【0017】図1及び図3及び図4において、34及び
35は自動復帰手段としての圧縮コイルスプリング及び
ブッシュである。このブッシュ35は、一端(下端)が
半球形状をなす。このコイルスプリング34を前記操作
体3のスライド孔32中に挿入し、かつこのブッシュ3
5を前記操作体3のスライド孔32中にスライド可能に
挿入し、このコイルスプリング34をブッシュ35の他
端(上端)と操作体3のスライド孔32の閉塞端との間
に介在させる。前記ブッシュ35の半球端部を前記イン
ナーケース100の上から見て十字方向に延設した傾斜
面104に当接させる。このコイルスプリング34及び
ブッシュ35及び前記傾斜面104が前記操作体3を中
立位置に自動復帰させる自動復帰手段を構成する。
【0018】図1において、7はパッキングである。こ
のパッキング7は、四角形の板部70と、その板部70
の中央に一体に設けた可撓部71とからなる。前記板部
70の4角部に小円形の透孔72をそれぞれ設ける。前
記可撓部71の中央に円形の透孔73を設けると共に、
その透孔73の周縁部74を肉厚となす。このパッキン
グ7の板部70を前記上部ケース1の上部10の上面凹
部に嵌合すると共に、このパッキング7の小円形透孔7
2に前記上部ケース1の小円形凸部12を圧入して、パ
ッキング7を前記上部ケース1に固定する。このパッキ
ング7の中央円形透孔73に前記操作体3の操作軸部3
1を圧入し、かつこのパッキング7の肉厚部74を前記
操作体3のパッキング係合溝313に係合させて、操作
体3からケース1及び2内部に水や塵埃等が侵入するの
を防ぐ。
【0019】図1において、8はノブである。このノブ
8は、四角錐台形形状をなす。このノブ8の上面(ほぼ
球凸部形状をなす)に前記操作体3の操作方向、例えば
上下左右に例えば三角形の印80を例えば印刷等により
付す。このノブ8の下面の中央から上方に円形の穴81
を設ける。このノブ8を後述するクリップ9を介して前
記操作体3に取り付ける。
【0020】図1において、9はクリップである。この
クリップ9は、例えば四角形の薄鋼板を円筒形に湾曲し
てなるものである。このクリップ9の両端の溝を係止溝
90となす。また、このクリップ9の上縁の前記係止溝
90と対向する箇所に回り止め突部91を設ける。さら
に、このクリップ9に複数個の係止爪92を外側に切り
起こして設ける。前記クリップ9を前記操作体3のクリ
ップ係合溝312に係合し、かつこのクリップ9の係止
溝90を操作体3の係止溝310に合致させると共に、
このクリップ9の回り止め突部91を操作体3の回り止
め溝311にセットして、クリップ9を操作体3に固定
する。その操作体3を前記ノブ8の円形穴81に圧入
し、操作体3の係止溝310及びクリップ9の係止溝9
0にノブ8の突部(図示せず)を係止させ、かつこのク
リップ9の係止爪92を前記ノブ8の円形穴81の内周
面に係止させて、ノブ8をクリップ9を介して操作体3
に固定する。
【0021】図1及び図5及び図9及び図10におい
て、410及び420は導電製の第1コンタクト及び第
2コンタクトである。この2個のコンタクト410及び
420は両端が半円形をなしかつ中央の両側が円弧状に
突出した長方形形状の板部材からなる。この2個のコン
タクト410及び420の両端に2個の可動接点41
1、412及び421、422をそれぞれ設けると共
に、この2個のコンタクト410及び420の中央に円
形の透孔413及び423をそれぞれ設ける。前記2個
のコンタクト410及び420は、中央の透孔413及
び423の部分の水平部と、その水平部の両端部を斜下
方に折り曲げてなる傾斜部と、その傾斜部の先端をやや
上方に折り返してなる可動接点411、412及び42
1、422の部分の接点部とからなる。そして、前記傾
斜部の弾性作用で前記可動接点411、412及び42
1、422が前記各導体50、51、52、53、5
4、55、56にそれぞれ弾性接触するので、電気的導
通が良好である。前記可動接点411、412及び42
1、422は、下方に球凸状に突設されている。
【0022】同じく、400はスペーサである。このス
ペーサ400は絶縁部材からなり、円板形状をなし、中
央に円形の透孔401を設けてなる。
【0023】このスペーサ400を前記2個のコンタク
ト410と420との中央水平部の間に介在させて、こ
の2個のコンタクト410と420とを相互に90°に
交差させて前記スライダ4の下面側に配置し、この2個
のコンタクト410及び420及びスペーサ400の透
孔413及び423及び401にスライダ4の加締ピン
43を通してその加締ピン43を加締付けて、2個のコ
ンタクト410及び420をスペーサ400を介在させ
てスライダ4に一体に装備する。このとき、2個のコン
タクト410及び420はスライダ4に、2個のコンタ
クト410及び420の長手方向がスライダ4の2本の
対角線上にそれぞれ位置するように、装備される。この
結果、第1コンタクト410の長手方向にある2個の可
動接点411と412とを結ぶ線分と、第2コンタクト
420の長手方向にある2個の可動接点421と422
とを結ぶ線分とが、相互に90°交差し、かつスライダ
4の十字方向のスライド方向に対してそれぞれほぼ45
°傾斜した状態にある。そして、この2個のコンタクト
410及び420の2個ずつの可動接点411と412
及び421と422を前記回路基板5上に弾性当接させ
る。なお、作図の便宜上、図面中の2個のコンタクト4
10及び420を実際より厚く図示している場合があ
る。
【0024】この実施例における本発明の4方向スイッ
チ装置は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動
について説明する。通常は、自動復帰手段の圧縮コイル
スプリング34及びブッシュ35及び十字形状の傾斜面
104の作用により操作体3が図3に示すように、中立
位置に位置する。すなわち、圧縮コイルスプリング34
の弾性作用により、ブッシュ35が十字形状の傾斜面1
04の中央底に位置し、それに伴って操作体3の操作軸
部31が垂直に位置し、かつ操作体3の鍔部33が水平
に位置する。このとき、2個のコンタクト410及び4
20の各2個の可動接点411、412、421、42
2は、図5に示すように、回路基板5上の符号411
N、412N、421N、422Nの位置にそれぞれ位
置する。
【0025】次に、操作体3のノブ8を指等で例えば図
4中の矢印方向に傾倒させる。すると、操作体3が球部
30の中心Oを中心として回転(傾倒)し、その操作体
3のブッシュ40が十字形状の傾斜面104のうち、前
記ノブ8の傾倒方向と逆方向(図4中矢印方向)の傾斜
面104上を上り勾配でスライドし、圧縮コイルスプリ
ング35が圧縮する。また、操作体3の回転(傾倒)に
伴って、前記操作体3の係合棒330が前記ノブ8の傾
倒方向と逆方向に回転(傾倒)し、その係合棒330の
傾倒作用でスライダ4が回路基板5上を係合棒330の
傾倒方向と同方向にスライドする。このスライダ4が例
えば図5中の矢印U方向にスライドすると、そのスライ
ダ4と一体の2個のコンタクト410及び420も同方
向にスライドし、その2個のコンタクト410及び42
0の各2個の可動接点411、412、421、422
が、入力側の導体50の符号411Uの位置、第1導体
51の符号412Uの位置、第3導体53の符号421
Uの位置、出力側の導体55の符号422Uの位置にそ
れぞれ接触する。この結果、例えば図13に示すよう
に、第1回路が閉となって構成される。
【0026】そして、上述の操作体3のノブ8の傾倒操
作を止める。すると、自動復帰手段の圧縮コイルスプリ
ング34の復帰作用により、操作体3のブッシュ35が
十字形状の傾斜面104を図4中の矢印方向と逆方向に
下り、それに伴って操作体3が球部30の中心Oを中心
として回転(傾倒)し、かつ前記ノブ8側が図4中の矢
印方向と逆方向に傾倒する。前記ブッシュ35が、図3
に示すように、十字形状の傾斜面104の中央底に位置
したときに、操作体3も図3に示すように、中立位置に
自動復帰することとなる。
【0027】前記操作体3の中立位置への自動復帰に伴
って、操作体3の係合棒330がノブ8の傾倒方向と逆
方向に回転(傾倒)し、スライダ4がノブ8の傾倒方向
と逆方向にスライドして中立位置に自動復帰する。この
スライダ4が自動復帰すると、そのスライダ4と一体の
2個のコンタクト410及び420も自動復帰して、そ
の2個のコンタクト410及び420の各2個の可動接
点411、412、421、422は、図5に示すよう
に、回路基板5上の符号411N、412N、421
N、422Nの位置にそれぞれ位置する。この結果、例
えば図12に示すように、第1回路が開となる。
【0028】なお、上述の操作体3のノブ8を他の3方
向に傾倒させると、上述のようにして、操作体3が所定
の方向に傾倒し、それに伴ってスライダ4及び2個のコ
ンタクト410及び420も所定の方向、例えば図5中
の矢印D方向、L方向、R方向にスライドして、その2
個のコンタクト410及び420の各2個の可動接点4
11及び412及び421及び422が、入力側の導体
50の符号411Dの位置及び第3導体53の符号41
2Dの位置及び第2導体52の符号421Dの位置及び
出力側の導体55の符号422Dの位置に、入力側の導
体50の符号411Lの位置及び第1導体51の符号4
12Lの位置及び第4導体54の符号421Lの位置及
び出力側の導体55の符号422Lの位置に、入力側の
導体50の符号411Rの位置及び第4導体54の符号
412Rの位置及び第2導体52の符号421Rの位置
及び出力側の導体55の符号422Rの位置に、それぞ
れ接触して、例えば図14、図15、図16に示すよう
に、第2回路、第3回路、第4回路がそれぞれ閉となっ
て構成される。
【0029】また、上述のノブ8の操作を止めると、自
動復帰手段の自動復帰作用により、操作体3が中立位置
に自動復帰し、かつそれに伴ってスライダ4及び2個の
コンタクト410及び420が中立位置に自動復帰する
ので、その2個のコンタクト410及び420の各2個
の可動接点411、412、421、422は、図5に
示すように、回路基板5上の符号411N、412N、
421N、422Nの位置にそれぞれ位置する。この結
果、例えば図12に示すように、第2回路、第3回路、
第4回路がそれぞれが開となる。
【0030】このように、この実施例における本発明の
4方向スイッチ装置は、回路基板5に設けた各導体5
0、51、52、53、54、55、56と、スライダ
4を介して操作体3と一体にスライドする2個のコンタ
クト410及び420とにより、4個のスイッチユニッ
トの代替となるので、従来の4方向スイッチ装置と比較
して部品点数が少ない。また、2個のコンタクト410
及び420で、可動接点を構成するので、コイルスプリ
ング及びプレートコンタクト及びボールコンタクトを4
組みずつ使用するスライド式のスイッチ装置と比較して
も構成部品点数が少なくて済む。
【0031】特に、この本発明の4方向スイッチ装置
は、第1コンタクト410の長手方向にある2個の可動
接点411と412とを結ぶ線分と、第2コンタクト4
20の長手方向にある2個の可動接点421と422と
を結ぶ線分とが、相互に90°交差し、かつスライダ4
及び2個のコンタクト410及び420の4方向のスラ
イドに対してそれぞれ45°傾斜しているので、2個の
コンタクト410及び420の移動距離、すなわちスラ
イダ4のスライド距離を小とすることができ、その分ス
イッチ装置を小型化できる。しかも、スイッチを小型化
しても、2個のコンタクト410及び420の各2個の
可動接点411と412と及び421と422とを結ぶ
長さを長くできるので、その分2個のコンタクト410
及び420のばね応力を小することができる。なお、上
述のスライダ4及び2個のコンタクト410及び420
の4方向のスライドに対する2個のコンタクト410及
び420の各2個の可動接点411と412とを結ぶ線
分及び421と422とを結ぶ線分の傾斜は上述の45
°以外であっても良い。また、第1コンタクト410の
2個の可動接点411と412とを結ぶ線分と、第2コ
ンタクト420の2個の可動接点421と422とを結
ぶ線分との相互に交差する角度は上述の90°以外であ
っても良い。
【0032】特に、この実施例においては、操作体3の
球部30を回路基板5の上方の位置で回転可能に支持
し、かつスライダ4及び2個のコンタクト410及び4
20を回路基板5上にスライドさせるように構成したも
のであるから、回路基板にスライダ4及び2個のコンタ
クト410及び420をスライドさせるための操作体3
を挿通する透孔が不要である。この結果、回路基板5の
導体50、51、52、53、54、55、56のパタ
ーンの構成が容易である。
【0033】なお、上述の実施例における操作体3の操
作方向は、隣り合う操作方向が90°をなす十字形状で
あるが、その隣り合う操作方向が90°以外であっても
良い。
【0034】図12乃至図16は上述の本発明の4方向
スイッチ装置を例えばチルトステアリング(チルトハン
ドル)の操作スイッチとして使用した例の電気回路図で
ある。図において、Aはチルトステアリングの駆動部で
ある。この駆動部Aは、ハンドル(図示せず)を上下さ
せる第1モータM1と、ハンドルを前後させる第2モー
タM2とからなる。
【0035】図において、SWは上述の本発明の4方向
スイッチ装置である。この本発明の4方向スイッチ装置
SWにおいて、入力側の第1ターミナル60を自動車の
バッテリーなどの電源(ACC)と入力側の導体50
(411U、411D、411L、411R)に、第2
ターミナル61を前記第1モータM1の一の端子と第3
導体53(421U、412D)に、第3ターミナル6
2を前記第1モータM1の他の端子及び前記第2モータ
M2の一の端子と第1導体51(412U、412L)
及び第2導体52(421D、421R)に、第4ター
ミナル63を前記第2モータM2の他の端子と第4導体
54(412R、421L)に、第5ターミナル64を
アース(GND)と出力側の導体55(422U、42
2D、422L、422R)に、それぞれ接続する。
【0036】次に、上述の本発明の4方向スイッチ装置
SWの操作による回路構成とハンドルの上下前後動につ
いて説明する。まず、操作体3を上方向に操作すると、
スライダ4が図5中の矢印U方向にスライドして、図1
3に示すように、2個のコンタクト410及び420の
各2個の可動接点411、412、421、422が入
力側導体50(411U)、第1導体51(412
U)、第3導体53(421U)、出力側導体55(4
22U)にそれぞれ接続し、電流が矢印U方向に、第1
ターミナル60→入力側導体50(411U)→第1コ
ンタクト410→第1導体51(412U)→第3ター
ミナル62→第1モータM1→第2ターミナル61→第
3導体53(421U)→第2コンタクト420→出力
側導体55(422U)→第5ターミナル64へと流
れ、第1モータM1が回転(正転)してハンドルが例え
ば上向きに傾動する。
【0037】また、操作体3を下方向に操作すると、ス
ライダ4が図5中の矢印D方向にスライドして、図14
に示すように、2個のコンタクト410及び420の各
2個の可動接点411、412、421、422が入力
側導体50(411D)、第3導体53(412D)、
第2導体52(421D)、出力側導体55(422
D)にそれぞれ接続し、電流が矢印D方向に、第1ター
ミナル60→入力側導体50(411D)→第1コンタ
クト410→第3導体53(412D)→第2ターミナ
ル61→第1モータM1→第3ターミナル62→第2導
体52(421D)→第2コンタクト420→出力側導
体55(422D)→第5ターミナル64へと流れ、第
1モータM1が回転(逆転)してハンドルが例えば下向
きに傾動する。
【0038】次に、操作体3を右方向に操作すると、ス
ライダ4が図5中の矢印R方向にスライドして、図15
に示すように、2個のコンタクト410及び420の各
2個の可動接点411、412、421、422が入力
側導体50(411R)、第4導体54(412R)、
第2導体52(421R)、出力側導体55(422
R)にそれぞれ接続し、電流が矢印R方向に、第1ター
ミナル60→入力側導体50(411R)→第1コンタ
クト410→第4導体54(412R)→第4ターミナ
ル63→第2モータM2→第3ターミナル62→第2導
体52(421R)→第2コンタクト420→出力側導
体55(422R)→第5ターミナル64へと流れ、第
2モータM2が回転(正転)してハンドルが例えば右向
きに傾動する。
【0039】さらに、操作体3を左方向に操作すると、
スライダ4が図5中の矢印L方向にスライドして、図1
6に示すように、2個のコンタクト410及び420の
各2個の可動接点411、412、421、422が入
力側導体50(411L)、第1導体51(412
L)、第4導体54(421L)、出力側導体55(4
22L)にそれぞれ接続し、電流が矢印L方向に、第1
ターミナル60→入力側導体50(411L)→第1コ
ンタクト410→第1導体51(412L)→第3ター
ミナル62→第2モータM2→第4ターミナル63→第
4導体54(421L)→第2コンタクト420→出力
側導体55(422L)→第5ターミナル64へと流
れ、第2モータM2が回転(逆転)してハンドルが例え
ば左向きに傾動する。
【0040】なお、本発明の4方向スイッチ装置は、上
述のチルトステアリング(チルトハンドル)の操作スイ
ッチ以外の操作スイッチ、例えば電動リモコン式ドアミ
ラーのミラー面を上下左右に傾倒させる操作スイッチ装
置に使用しても良い。この場合、左側のドアミラーのミ
ラー面と右側のドアミラーのミラー面と、操作対象が2
個あるので、本発明の4方向スイッチ装置を2個使用す
るか、又は図17乃至図27に示すように、本発明の4
方向スイッチ装置に切替スイッチ(左側のドアミラーの
ミラー面と右側のドアミラーのミラー面との操作対象を
切り替えるための切替スイッチ)を組み込んで使用す
る。
【0041】図17乃至図27は本発明の4方向スイッ
チ装置の第2の実施例を示す。この実施例は、左右のリ
モコン式ドアミラーのミラー面を上下左右に傾倒させる
操作スイッチ装置に使用した例について説明する。図
中、図1乃至図16と同符号は同一のものを示す。
【0042】この実施例における本発明の4方向スイッ
チ装置は、電動リモコン式のドアミラーの左側と右側と
に切り替えるための切替スイッチSW2を装備してなる
ものである。この切替スイッチSW2を装備するため
に、上部ケース1A及び下部ケース2A及び回路基板5
Aやターミナル600、601、602、603、60
4、605、606が上述の第1の実施例のものと若干
構造が相違するが、基本的な構造は変らない。例えば、
上部ケース1Aの上面に切替スイッチSW2を収納する
ための収納凹部19を設ける。
【0043】前記切替スイッチSW2は、図17に示す
ように、上部ケース1Aの収納凹部19中に収納する本
体630と、その本体630の上面から突出した切替操
作棒631と、その切替操作棒631の上端に固定した
操作ノブ632とからなる。前記切替スイッチSW2の
本体630の構造は、図19に示すように、2極形のス
イッチ構造であって、第1共通固定接点610及び第2
共通固定接点620と、第1可動接点611及び第2可
動接点621と、第1右側固定接点612及び第2右側
固定接点622と、第1左側固定接点613及び第2左
側固定接点623とからなる。そして、前記第1可動接
点611及び第2可動接点621が、前記操作ノブ63
2の切替操作で前記切替操作棒631を介して、連動し
て図19の中立位置と図20乃至図23の右側と図24
乃至図27の左側とにそれぞれ切り替わるように構成さ
れている。
【0044】前記回路基板5Aは、図18に示すよう
に、上面に、入力側導体500、第1導体501、第2
導体502、第3導体503、第4導体504、出力側
導体505、第7導体507、第8導体508、第9導
体509、第10導体510をそれぞれプリント印刷等
で設けると共に、下面において前記第3導体503と第
4導体504とを電気的に接続する接続導体506をプ
リント印刷等で設けてなる。
【0045】また、図5に示すように、前記第1ターミ
ナル600を回路基板5Aの入力側導体500の符号6
00の位置に半田等で固定して入力側導体500と電気
的に接続し、前記第2ターミナル601を回路基板5A
の第7導体507の符号601の位置に半田等で固定し
て第7導体507と電気的に接続し、前記第3ターミナ
ル602を回路基板5Aの第9導体509の符号602
の位置に半田等で固定して第9導体509と電気的に接
続し、前記第4ターミナル603を回路基板5Aの第1
導体501の符号603の位置に半田等で固定して第1
導体501と電気的に接続し、前記第5ターミナル60
4を回路基板5Aの第8導体508の符号604の位置
に半田等で固定して第8導体508と電気的に接続し、
前記第6ターミナル605を回路基板5Aの第10導体
510の符号605の位置に半田等で固定して第10導
体510と電気的に接続し、前記第7ターミナル606
を回路基板5Aの出力側導体505の符号606の位置
に半田等で固定して出力側導体505と電気的に接続す
る。
【0046】さらに、図5に示すように、切替スイッチ
SW2の第1共通固定接点610の端子を回路基板5A
の第2導体502の符号610の位置に半田等で固定し
て第2導体502と電気的に接続し、切替スイッチSW
2の第2共通固定接点620の端子を回路基板5Aの第
3導体503の符号620の位置に半田等で固定して第
3導体503と電気的に接続し、切替スイッチSW2の
第1右側固定接点612の端子を回路基板5Aの第7導
体507の符号612の位置に半田等で固定して第7導
体507と電気的に接続し、切替スイッチSW2の第2
右側固定接点622の端子を回路基板5Aの第8導体5
08の符号622の位置に半田等で固定して第8導体5
08と電気的に接続し、切替スイッチSW2の第1左側
固定接点613の端子を回路基板5Aの第9導体509
の符号613の位置に半田等で固定して第9導体509
と電気的に接続し、切替スイッチSW2の第2左側固定
接点623の端子を回路基板5Aの第10導体510の
符号623の位置に半田等で固定して第10導体510
と電気的に接続する。
【0047】図19乃至図27は上述の本発明の4方向
スイッチ装置を例えば左右の電動リモコン式ドアミラー
のミラー面を上下左右に傾倒させる操作スイッチとして
使用した例の電気回路図である。
【0048】図において、A1は右側の電動リモコン式
ドアミラーのミラー面を上下左右に傾動させる駆動部で
ある。この右側の駆動部A1は、ミラー面を上下させる
第1モータM11と、ミラー面を左右させる第2モータ
M12とからなる。
【0049】図において、A2は左側の電動リモコン式
ドアミラーのミラー面を上下左右に傾動させる駆動部で
ある。この左側の駆動部A2は、ミラー面を上下させる
第1モータM21と、ミラー面を左右させる第2モータ
M22とからなる。
【0050】図において、SW2は上述の切替スイッ
チ、SW1は前記切替スイッチSW2を備えた上述の本
発明の4方向スイッチ装置である。この本発明の4方向
スイッチ装置SW1において、第1ターミナル600を
自動車のバッテリーなどの電源(ACC)と入力側導体
とに接続し、第2ターミナル601を前記右側の駆動部
A1の第1モータM11の一方の端子と前記切替スイッ
チSW2の第1右側固定接点612とに接続し、第3タ
ーミナル602を前記左側の駆動部A2の第1モータM
21の一方の端子と前記切替スイッチSW2の第1左側
固定接点613とに接続し、第4ターミナル603を前
記右側の駆動部A1の第1モータM11の他方の端子と
前記右側の駆動部A1の第2モータM12の一方の端子
と前記左側の駆動部A2の第1モータM21の他方の端
子と前記左側の駆動部A2の第2モータM22の一方の
端子と第1導体501とに接続し、第5ターミナル60
4を前記右側の駆動部A1の第2モータM12の他方の
端子と前記切替スイッチSW2の第2右側固定接点62
2とに接続し、第6ターミナル605を前記左側の駆動
部A2の第2モータM22の他方の端子と前記切替スイ
ッチSW2の第2左側固定接点623とに接続し、第7
ターミナル606を第5導体505とアース(GND)
とに接続する。
【0051】次に、上述の本発明の4方向スイッチ装置
SW1及び切替スイッチSW2の操作による回路構成と
左右のリモコン式ドアミラーのミラー面の上下左右動に
ついて説明する。まず、切替スイッチSW2の操作ノブ
632を右側に操作して、図20乃至図23に示すよう
に、その切替スイッチSW2の第1可動接点611及び
第2可動接点621を第1右側固定接点612及び第2
右側固定接点622にそれぞれ接続させておく。
【0052】それから、操作体3を上方向に操作する
と、スライダ4が図18中の矢印U方向にスライドし
て、図20に示すように、2個のコンタクト410及び
420の各2個の可動接点411、412、421、4
22が入力側導体500(411U)、第1導体501
(412U)、第2導体502(421U)、出力側導
体505(422U)にそれぞれ接続し、電流が矢印U
方向に、第1ターミナル600→入力側導体500(4
11U)→第1コンタクト410→第1導体501(4
12U)→第4ターミナル603→右側の駆動部A1の
第1モータM11→第2ターミナル601→切替スイッ
チS2の第1右側固定接点612→第1可動接点611
→第1共通固定接点610→第2導体502(421
U)→第2コンタクト420→出力側導体505(42
2U)→第7ターミナル606へと流れ、右側の駆動部
A1の第1モータM11が回転(正転)して右側のミラ
ー面が上向きに傾動する。
【0053】また、操作体3を下方向に操作すると、ス
ライダ4が図18中の矢印D方向にスライドして、図2
1に示すように、2個のコンタクト410及び420の
各2個の可動接点411、412、421、422が入
力側導体500(411D)、第2導体502(412
D)、第1導体501(421D)、出力側導体505
(422D)にそれぞれ接続し、電流が矢印D方向に、
第1ターミナル600→入力側導体500(411D)
→第1コンタクト410→第2導体502(412D)
→切替スイッチSW2の第1共通固定接点610→第1
可動接点611→第1右側固定接点612→第2ターミ
ナル601→右側の駆動部A1の第1モータM11→第
4ターミナル603→第1導体501(421D)→第
2コンタクト420→出力側導体505(422D)→
第7ターミナル606へと流れ、右側の駆動部A1の第
1モータM11が回転(逆転)して右側のミラー面が下
向きに傾動する。
【0054】さらに、操作体3を右方向に操作すると、
スライダ4が図18中の矢印R方向にスライドして、図
22に示すように、2個のコンタクト410及び420
の各2個の可動接点411、412、421、422が
入力側導体500(411R)、第4導体504(41
2R)、第1導体501(421R)、出力側導体50
5(422R)にそれぞれ接続し、電流が矢印R方向
に、第1ターミナル600→入力側導体500(411
R)→第1コンタクト410→第4導体504(412
R)→切替スイッチSW2の第2共通固定接点620→
第2可動接点621→第2右側固定接点622→第5タ
ーミナル604→右側の駆動部A1の第2モータM12
→第4ターミナル603→第1導体501(421D)
→第2コンタクト420→出力側導体505(422
D)→第7ターミナル606へと流れ、右側の駆動部A
1の第2モータM12が回転(正転)して右側のミラー
面が右向きに傾動する。
【0055】さらにまた、操作体3を左方向に操作する
と、スライダ4が図18中の矢印L方向にスライドし
て、図23に示すように、2個のコンタクト410及び
420の各2個の可動接点411、412、421、4
22が入力側導体500(411L)、第1導体501
(412L)、第3導体503(421L)、出力側導
体505(422L)にそれぞれ接続し、電流が矢印L
方向に、第1ターミナル600→入力側導体500(4
11L)→第1コンタクト410→第1導体501(4
12L)→第4ターミナル603→右側の駆動部A1の
第2モータM12→第5ターミナル604→切替スイッ
チSW2の第2右側固定接点622→第2可動接点62
1→第2共通固定接点620→第3導体503(421
L)→第2コンタクト420→出力側導体505(42
2L)→第7ターミナル606へと流れ、右側の駆動部
A1の第2モータM12が回転(逆転)して右側のミラ
ー面が左向きに傾動する。
【0056】次に、切替スイッチSW2の操作ノブ63
2を左側に操作して、図24乃至図27に示すように、
その切替スイッチSW2の第1可動接点611及び第2
可動接点621を第1左側固定接点613及び第2左側
固定接点623にそれぞれ接続させておく。
【0057】それから、操作体3を上方向に操作する
と、スライダ4が図18中の矢印U方向にスライドし
て、図24に示すように、2個のコンタクト410及び
420の各2個の可動接点411、412、421、4
22が入力側導体500(411U)、第1導体501
(412U)、第2導体502(421U)、出力側導
体505(422U)にそれぞれ接続し、電流が矢印U
方向に、第1ターミナル600→入力側導体500(4
11U)→第1コンタクト410→第1導体501(4
12U)→第4ターミナル603→左側の駆動部A2の
第1モータM21→第3ターミナル602→切替スイッ
チS2の第1左側固定接点613→第1可動接点611
→第1共通固定接点610→第2導体502(421
U)→第2コンタクト420→出力側導体505(42
2U)→第7ターミナル606へと流れ、左側の駆動部
A2の第1モータM21が回転(正転)して左側のミラ
ー面が上向きに傾動する。
【0058】また、操作体3を下方向に操作すると、ス
ライダ4が図18中の矢印D方向にスライドして、図2
5に示すように、2個のコンタクト410及び420の
各2個の可動接点411、412、421、422が入
力側導体500(411D)、第2導体502(412
D)、第1導体501(421D)、出力側導体505
(422D)にそれぞれ接続し、電流が矢印D方向に、
第1ターミナル600→入力側導体500(411D)
→第1コンタクト410→第2導体502(412D)
→切替スイッチSW2の第1共通固定接点610→第1
可動接点611→第1左側固定接点613→第3ターミ
ナル602→左側の駆動部A2の第1モータM21→第
4ターミナル603→第1導体501(421D)→第
2コンタクト420→出力側導体505(422D)→
第7ターミナル606へと流れ、左側の駆動部A1の第
1モータM21が回転(逆転)して左側のミラー面が下
向きに傾動する。
【0059】さらに、操作体3を右方向に操作すると、
スライダ4が図18中の矢印R方向にスライドして、図
26に示すように、2個のコンタクト410及び420
の各2個の可動接点411、412、421、422が
入力側導体500(411R)、第4導体504(41
2R)、第1導体501(421R)、出力側導体50
5(422R)にそれぞれ接続し、電流が矢印R方向
に、第1ターミナル600→入力側導体500(411
R)→第1コンタクト410→第4導体504(412
R)→切替スイッチSW2の第2共通固定接点620→
第2可動接点621→第2左側固定接点623→第6タ
ーミナル605→左側の駆動部A2の第2モータM22
→第4ターミナル603→第1導体501(421D)
→第2コンタクト420→出力側導体505(422
D)→第7ターミナル606へと流れ、左側の駆動部A
2の第2モータM22が回転(正転)して左側のミラー
面が右向きに傾動する。
【0060】さらにまた、操作体3を左方向に操作する
と、スライダ4が図18中の矢印L方向にスライドし
て、図27に示すように、2個のコンタクト410及び
420の各2個の可動接点411、412、421、4
22が入力側導体500(411L)、第1導体501
(412L)、第3導体503(421L)、出力側導
体505(422L)にそれぞれ接続し、電流が矢印L
方向に、第1ターミナル600→入力側導体500(4
11L)→第1コンタクト410→第1導体501(4
12L)→第4ターミナル603→左側の駆動部A2の
第2モータM22→第6ターミナル605→切替スイッ
チSW2の第2左側固定接点623→第2可動接点62
1→第2共通固定接点620→第3導体503(421
L)→第2コンタクト420→出力側導体505(42
2L)→第7ターミナル606へと流れ、左側の駆動部
A2の第2モータM22が回転(逆転)して左側のミラ
ー面が左向きに傾動する。
【0061】図28及び図29は本発明の4方向スイッ
チ装置の第3の実施例を示す。この実施例のものは、上
述の第1の実施例及び第2の実施例のブッシュ35の代
りにボール37を使用したものである。この場合、操作
体3のスライド孔32の開口部分を広げてそこにボール
37を転動可能に収納したものである。このようにボー
ル37を使用することによりコストを低減化することが
できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の4方向ス
イッチ装置は、部品点数が少なくて済み、しかも小型化
に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4方向スイッチ装置の一実施例を示し
た分解斜視図である。
【図2】本発明の4方向スイッチ装置の平面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】図3において操作体を傾倒操作した状態の断面
図である。
【図5】スライダ及びコンタクト及び回路基板の斜視図
である。
【図6】上部ケースの底面図である。
【図7】図6におけるVII−VII線断面図である。
【図8】インナーケースの平面図である。
【図9】スライダにコンタクトを組み付けた状態のの底
面図である。
【図10】図9におけるX−X線断面図である。
【図11】操作体の底面図である。
【図12】本発明の4方向スイッチ装置を例えばチルト
ステアリング(チルトハンドル)の操作スイッチとして
使用した例の電気回路図であって、中立位置の電気回路
図である。
【図13】同じく上側に操作した状態の電気回路図であ
る。
【図14】同じく下側に操作した状態の電気回路図であ
る。
【図15】同じく右側に操作した状態の電気回路図であ
る。
【図16】同じく左側に操作した状態の電気回路図であ
る。
【図17】本発明の4方向スイッチ装置の第2の実施例
を示した分解斜視図である。
【図18】同じく回路基板及び切替スイッチの斜視図で
ある。
【図19】本発明の4方向スイッチ装置を例えば左右の
電動リモコン式ドアミラーのミラー面の操作スイッチと
して使用した例の電気回路図であって、中立位置の電気
回路図である。
【図20】同じく右側のミラー面において上側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図21】同じく右側のミラー面において下側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図22】同じく右側のミラー面において右側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図23】同じく右側のミラー面において左側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図24】同じく左側のミラー面において上側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図25】同じく左側のミラー面において下側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図26】同じく左側のミラー面において右側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図27】同じく左側のミラー面において左側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図28】本発明の4方向スイッチ装置の第3の実施例
を示し、中立状態の縦断面図である。
【図29】同じく、操作状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1…上部ケース、100…インナーケース、2…上部ケ
ース、3…操作体、34…圧縮コイルスプリング、35
…ブッシュ、37…ボール、4…スライダ、400…コ
ンタクト、403及び404…可動接点、5…回路基
板、50、51、52、53、54、55…導体、6及
び60…ターミナル、7…パッキング、8…ノブ、9…
クリップ、R1、R2、R3、R4…抵抗、Rt…分圧
抵抗、SW…本発明の4方向スイッチ装置、CU…制御
部、A…チルトステアリング(チルトハンドル)の駆動
部、SW2…切替スイッチ、A1…右側のリモコン式ド
アミラーのミラー面の駆動部、A2…左側のリモコン式
ドアミラーのミラー面の駆動部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 前記ケース内に設けられた回路基板と、 前記回路基板上を4方向にスライド可能に配設されたス
    ライダと、 前記ケースに回転可能に支持された操作体であって、前
    記スライダを4方向にそれぞれスライドさせる操作体
    と、 前記操作体を中立位置に自動復帰させる自動復帰手段
    と、 前記スライダに装備されたコンタクトであって、前記ス
    ライダの4方向のスライドに伴って前記回路基板上を4
    方向に移動して、第1回路、第2回路、第3回路、第4
    回路をそれぞれ構成するコンタクトと、 を備えた4方向スイッチ装置において、 前記コンタクトは絶縁部材を介して前記スライダに装備
    した第1コンタクトと第2コンタクトとからなり、前記
    第1コンタクト及び第2コンタクトには2個の可動接点
    がそれぞれ設けられており、前記第1コンタクトの2個
    の可動接点を結ぶ線分と前記第2コンタクトの2個の可
    動接点を結ぶ線分とが、相互に交差し、かつ前記第1コ
    ンタクト及び第2コンタクトの4移動方向に対してそれ
    ぞれ傾斜していることを特徴とする4方向スイッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の4方向スイッチ装置に
    おいて、操作体は回路基板の上方で回転可能に支持され
    ていることを特徴とする4方向スイッチ装置。
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