JPH0433624Y2 - - Google Patents

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JPH0433624Y2
JPH0433624Y2 JP11458487U JP11458487U JPH0433624Y2 JP H0433624 Y2 JPH0433624 Y2 JP H0433624Y2 JP 11458487 U JP11458487 U JP 11458487U JP 11458487 U JP11458487 U JP 11458487U JP H0433624 Y2 JPH0433624 Y2 JP H0433624Y2
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fixed contact
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスイツチ装置に係り、特に自動車の車
体に固定された左右2つのミラーのミラー面をリ
モートコントロールによつて上下および左右にそ
れぞれ傾動させるためのスイツチ装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車のリアビユーミラーのミラー面を上下お
よび左右に傾動させるためのスイツチ装置は、従
来から種々のタイプのものが存在しており、たと
えば基体上に配置した複数の固定接点と、それら
の固定接点のうち特定固定接点間を電気的に接続
するために基板上に配設された導電性かつ弾力性
を有するブリツジ状の複数の可動接点と、それら
の可動接点に作用して可動接点を弾性変形させて
前記電気的接続をさせるように配設された複数の
作動棒を含んで成るプツシユプレートとから構成
されるいわゆるプツシユプレートタイプのコント
ロールスイツチ装置がある。
このタイプのスイツチ装置においては、プツシ
ユプレート上の上下および左右に対応する個所の
いずれかを押圧することにより、対応する作動棒
が下降しそれらの作動棒がブリツジ状の可動接点
を弾性変形させて、ミラー面を傾動させる2つの
モータのいずれかを正転又は逆転させるような閉
回路を形成するように、固定接点間が電気的接続
をされるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところとが、上述したような従来のコントロー
ルスイツチ装置においては、可動接点として導電
性かつ弾力性のあるブリツジ状のものを採用しか
つ対応する作動棒の移動方向と可動接点の移動方
向が直交しているため、特定の固定接点間を電気
的接続させるまでの間における可動接点の移動が
スムーズになされない場合があつたり、可動接点
および固定接点が摩耗し易いなどの問題点があつ
た。
本考案の目的は、可動接点の移動がスムーズ
で、しかも可動接点および固定接点の摩耗が少な
いコントロールスイツチ装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のスイツチ装置は、基体の一表面に3個
の固定接点からそれぞれ構成される第1および第
2固定接点群を配置し、基体の他の表面に3個の
固定接点からそれぞれ構成される第3および第4
固定接点群を配置し、第1ないし第4固定接点群
にそれぞれ対応して基体上に2個の導電性の転動
体から構成される第1ないし第4可動接点群を移
動可能に配設し、第1ないし第4可動接点群にそ
れぞれ対応して各可動接点群を構成する2個の転
動体を互いに接触させた状態に保持するように形
成された第1ないし第4作動部材を各可動接点群
の移動方向と同一の方向に移動可能に配置させ、
それら第1ないし第4作動部材は、2個の転動体
がそれぞれ3個の固定接点のうち、一つの端部に
配置された第1の固定接点およびそれに隣接する
第2の固定接点に接触するような第1の切替位置
と、第2の固定接点および他の端部に配置された
第3の固定接点に接触するような第2の切替位置
との間で第1ないし第4可動接点群を移動させる
ように構成し、更に第1ないし第4作動部材をそ
れぞれ第1の切替位置に向つて付勢する第1ない
し第4の弾性部材を配設し、第1ないし第4作動
部材には第1ないし第4弾性部材の付勢力の方向
に突出する作動端を形成し、各作動端には基体に
垂直な平面内で移動可能に操作板を支持させ、そ
の操作板には各作動端に対応する位置にそれらを
各弾性部材の付勢力に抗して移動させるような複
数の傾斜面を形成すると共に基体を内包するケー
シングに対して前後および左右に傾動可能に配設
された操作シヤフトの一端によつて操作板を基体
に垂直な平面内で移動させるように構成したこと
を特徴とする。
〔作用〕
操作シヤフトを前後あるいは左右のいずれかの
方向に傾動させる時には、操作シヤフトの一端は
操作板を基体に垂直な平面内で反対方向に移動さ
せ、それによつて4個の作動端のうち隣り合うい
ずれか2個の作動端が弾性部材の付勢力に抗して
傾斜面に押圧されながら操作板と垂直な方向、即
ち基体に平行な方向に移動する。
作動端が形成されたいずれか2個の作動部材は
操作シヤフトの傾動する前にはそれぞれ第1の切
替位置にあり、2個の転動体で構成されるそれぞ
れの可動接点は第1および第2の固定接点に接触
されている。操作シヤフトのいずれかの方向への
傾動によつて、隣り合ういずれか2個の作動部材
は第1の切替位置から第2の切替位置へ移動し、
各可動接点は転動しながら移動し、第2および第
3の固定接点に接触するようになる。
操作シヤフトを傾動させる力をゆるめるかある
いは操作シヤフトから指を離すと、対応する弾性
部材の付勢力により2個の作動部材は第2の切替
位置から第1の切替位置へもどり、各可動接点は
第1および第2の固定接点へそれぞれ接触するよ
うになる。この時、各作動部材を上昇させる弾性
部材の付勢力は操作板を基体に垂直な平面内で移
動させ元の位置にもどすことになる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るスイツチ装置の一実施例を
添付図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係るスイツチ装置を備えたコ
ントロールスイツチ全体の分解斜視図である。
図において、符号10はコントロールスイツチ
の本体をなすケーシングであり、操作シヤフト1
2の一端が挿通されかつ前後左右に傾動できるよ
うな上部開口11と後述するような制御回路がそ
の上に形成された基板53等を内包する閉鎖体5
0が挿入され得る下部開口13を有している。操
作シヤフト12の先端にはセレーシヨン20が形
成され、操作ノブ24が固定されている。このよ
うなコントロールスイツチにおいては、操作シヤ
フト12はケーシング10に対して回転可能かつ
傾動可能に取付けられている。操作者は操作ノブ
24を指でつまみ矢印X方向あるいはY方向のい
ずれかに回転させることによつて、自動車の車体
の左側および右側に取付けられたミラーのいずれ
かのミラー面の傾動を調整するように設けられた
制御回路が切替えられる。この切替えは、操作シ
ヤフト12の回転をロータ27の回転に変換し、
ロータ27の左回りの回転により、車体の左側に
取付けられたミラーのミラー面の傾動を調整する
ように制御回路を切替えるための作動棒103が
作動され、ロータ27の右回りの回転により、車
体の右側に取付けられたミラーのミラー面の傾動
を調整するように制御回路を切替えるための作動
棒73が作動されるようになつている。
更に操作シヤフト12の下端部は、閉鎖体50
上に配置された操作板40の中央部に形成された
受座41に受けられており、操作シヤフト12先
端の操作ノブ24を、図示したように、前後左右
(up,down,LEFT,RIGHT)のいずれかの方
向にそれぞれ傾動させることによつて操作板40
をその傾動方向と反対方向にそれぞれスライドさ
せ、それによつて操作棒63および83、作動棒
93および113、作動棒83および93、ある
いは作動棒63および113のいずれかが下方に
移動されてミラー面を前後あるいは左右に傾動さ
せるための2つのモータのうちの1つを正転ある
いは逆転させるように閉回路が形成されるように
なつている。ケーシング10の上部の開口11は
操作シヤフト12が前後左右の方向にそれぞれ傾
倒できるようにそれらの方向に対応して開口端が
形成されている。開口11からケーシング10内
に液体やダストが侵入するのを阻止するためにゴ
ム製のキヤツプ25がケーシング10の上端に取
付けられており、操作シヤフト12はその動作が
妨げられないようにキヤツプ25のほぼ中央に設
けた透孔を挿通している。ケーシング10の上部
内壁には第2図に示されるように開口11の下端
に隣接して球面座16が形成され、操作シヤフト
12に形成された球状部分22が受けられてい
る。更に操作シヤフト12には球状部分22を構
成する球面の一部から形成される3つの突出部2
3a,23bおよび23cが形成されると共に操
作シヤフト12の他の端部には操作板40を作動
させるための作用端を構成する球状部分21に形
成されている。突出部23a,23bおよび23
cはロータ27の上端に形成された溝27a,2
7bおよび27cの内壁にそれぞれ嵌合してお
り、ロータ27は操作シヤフト12の回転と共に
回転するようになつている。また操作シヤフト1
2は操作板40の上面と突出部23a,23bお
よび23cの下端との間に配設された圧縮コイル
スプリング26によつて上向きに押圧されている
ので球状部分22は球面座16にスプリング26
の適切な弾性力で当接しており、また下端の球状
部分21は閉鎖体50の上面に配置された操作板
40の中央部に形成された球面座41に受けられ
ているので、操作シヤフト12がケーシング10
に対して回転あるいは傾倒するときにはぐらつい
たりしないようになつている。
第4図はコントロールスイツチを構成する左右
のミラーの切替スイツチ装置の要部を示す拡大断
面図である。
ロータ27はケーシング10内に回転可能に取
付けられており、操作ノブ24を回転させること
により、ケーシング10内で回転するようになつ
ている。ロータ27は小径の円筒部29aと大径
の円筒部29bとから成り、円筒部29aの上面
には前述した切溝27a,27bおよび27cが
形成されていると共にその周面は第2図および第
3図に示すようなケーシング10の内壁10aに
接触している。また円筒部29bの下端部には、
軸心に関して対象な位置に、周方向に沿つて90度
の範囲にそれぞれ傾斜面30a,30bが形成さ
れている。第5図はロータ27の平面図、第6図
は正面図、第7図は右側面図、第8図は底面図で
ある。傾斜面30aは45度の位置から0度の位置
に向つて大きく傾斜して0度の位置では円筒部2
9bの下端から最大Hの高さに切込まれており、
また45度の位置から90度の位置に向つてややなだ
らかに傾斜して90度の位置では円筒部29bの下
端からh(H>h)の高さに切込まれている。ま
た傾斜面30bは225度の位置から270度の位置に
向つて大きく傾斜して270度の位置では円筒部2
9bの下端から最大Hの高さに切込まれており、
225度の位置から180度の位置に向つてややなだら
かに傾斜して180度の位置にでは円筒部29bの
下端からh(H>h)の高さに切込まれている。
第9図には傾斜面30aおよび30bのプロフイ
ールが示されている。円筒部29bの下端部外周
に沿つて90度の位置から180度の位置の間には円
筒部29bよりやや大径の外縁部28が形成され
ている。この外縁部28の外周はケーシング10
の内壁10cに接触しており、ロータ27がケー
シング10に対して回転する時に内壁10cに接
触しながら回転し、ケーシング10内に形成され
た半円形の段部18の両端によつてロータ27の
回転が90度の範囲に制限されている。第3図にお
いてロータ27の外縁部28の位置は点線で示さ
れている。ロータ27が第1の角度位置にあると
きには外縁部28の一端は段部18の一端18a
に接触しており、ロータ27が第1の位置から90
度だけ回転した第2の角度位置においては外縁部
28の他端は段部18の他端18bに接触するよ
うになつている。このようにロータ27は軸まわ
りに90度の範囲で回転できるように構成される
が、傾斜面30aおよび30bに対してはそれぞ
れ作動部材あるいはスライダー100および70
の作動端即ち作動棒103および73が接触して
いる。各作動棒103および73はそれぞれ圧縮
コイルスプリング105および75によつて常
時、傾斜面30aおよび30bに押圧されるよう
に構成されている。第4図に示される位置におい
ては、作動棒103は傾斜面30aの最大切込み
高さHに対応する位置にあり、一方作動棒73は
傾斜面30bの切込み高さhに対応する位置にあ
る。この状態は第1図においては操作ノブ24を
Y方向即ち右回りに回転させた状態に対応し、ロ
ータ27の外縁部28は第3図の点線で示す第1
の角度位置にある。この状態から操作ノブ24を
X方向即ち左回りに90度回転させるとき、作動棒
103は最大切込み高さHに対応する位置から傾
斜面30aに接触しながらスプリング105の付
勢力に抗して下方に押圧され、高さHだけ下方に
押圧された時点でスプリング105の付勢力によ
り反対に上方に押圧されていき、切込み高さhに
対応する位置に保持されるようになつている。こ
の時、作動棒73は切込み高さhに対応する位置
から傾斜面30bに接触しながら、スプリング7
5の付勢力に抗して下方に押圧され、高さHだけ
下方に押圧された時点でスプリング75の付勢力
により反対に上方に押圧されていき、最大切込み
高さhに対応する位置に保持されるようになつて
いる。この状態ではロータ27の外縁部28は第
3図の点線で示した第1の角度位置から90度だけ
回転した第2の角度位置にある。
第10図はコントロールスイツチを構成してい
る、ミラー面を上下および左右に傾動させるため
の四方向スイツチ装置の要部を示す拡大断面図で
ある。
操作板40は常態においては4本の作動棒6
3,83,93、および113(図では63およ
び113が示される)の先端により支持されてい
る。作動板40の形状は第11図ないし第14図
に詳細に示されている。作動板40の上面には、
前述したように操作シヤフト12の下端に形成さ
れた球状部分21を受けるための球座41が形成
され、下面には操作板40が操作シヤフト12の
前後および左右の傾動に応じてそれらと反対方向
へスライドされるときに、対応する作動棒を上下
方向に移動させるための傾斜面が形成されてい
る。詳述する。
操作板40の対向する側面には垂直方向に切溝
42aおよび42bが形成され、操作板40がス
ライドする際に作動棒73および103に接触し
ないように構成されている。閉鎖体50は、実際
には第15図に示されるように、左側組立体50
aと右側組立体50bとからなつており、作動棒
73および103はそれぞれ左側および右側組立
体50aおよび50bに配設され、左側および右
側組立体50aおよび50bの上面に一体に形成
されかつ案内溝が形成された案内部材58aおよ
び58bによつて、それらの上下動が案内されて
いる。従つて操作板40の一対の切溝42aおよ
び42bは作動棒73および103に接触しない
ような形態に形成されると共に案内部材58aお
よび58bに接触しないような形態に形成されて
いる。
更に、第12図ないし第14図に詳細に示され
るように、各作動棒63,83,93および11
3に対応して傾斜面43a,43b;44a,4
4b;45a,45b;および46a,46bが
それぞれ操作板40の裏面に形成されている。傾
斜面43a,44a,45a,および46aは、
それぞれ第1図におけるUP−DOWN方向に対応
して形成され、傾斜面43b,44b,45bお
よび46bは同様にLEFT−RIGHT方向に対応
して形成され、第13図および第14図に示され
るように約45度の傾斜面に形成される。操作板4
0が常態にある時には、各操作棒63,83,9
3および113の先端は、対応する2つの傾斜面
がそれぞれ交わる個所において操作板40に接触
しかつ支持している。符号55は操作板40のス
ライドする範囲を制限するための突出部である。
操作ノブ24を前方、即ち第1図におけるUP
方向へ傾動させると操作シヤフト12の下端に形
成された球状部分21は操作板40を後方、即ち
DOUN方向へスライドさせる。これによつて傾
斜面43aおよび44aが作動棒63および83
を押下げることになる。作動棒63および83は
常時圧縮コイルスプリング65および85によつ
て上向きに押圧されているので、傾動させるため
に操作ノブ24に加えている力をゆるめると操作
板40は元の位置にもどるようになつている。
同様に、操作ノブ24をDOUN方向、LEFT
方向あるいはRIGHT方向に傾動させることによ
つて、作動棒93,113;作動棒83,93;
あるいは作動棒63,113がそれぞれ押下げら
れるようになつている。
上述した切替スイツチ装置および四方向スイツ
チ装置のそれぞれの作動棒63,73,83,9
3,103および113は、閉鎖体50内にそれ
ぞれスライド可能に配設された第1スライダー6
0,70,80,90,100および110の一
端から閉鎖体50の上面に形成した透孔57を介
して外側に突出する突出端の形態に形成されてい
る。
第15図においては、作動棒63と作動棒11
3が形成されている第1スライダー60と第1ス
ライダー110が分解されて示されているが、各
第1スライダー60,70、および80は左側組
立体50a内に、各第1スライダー90,100
および110は右側組立体50b内にそれぞれ画
設された直方体の箱形形状の画室56内に配設さ
れていると共に各第1スライダーに対向する各画
室56内の位置に各第2スライダー62,72,
82,92,102および112がそれぞれ配設
されている。これらのスライダーはすべて電気的
絶縁性の材質からなつている。
第1スライダー60と第2スライダー62は対
向する位置にそれぞれ傾斜面60aと傾斜面62
aを有している。傾斜面60aは約45度上方に延
びる平坦なスロープに、傾斜面62aは約45度下
方に延びる平坦なスロープに形成され、第1スラ
イダー60と第2スライダー62はそれぞれ、各
背面を画室56の底面に、各傾斜面は60aおよ
び62aのスロープの両側に位置する対向する側
面を画室56の側壁に接触させた状態で画室56
内をスライドできるようになつている。第2スラ
イダー62の底部から下方に延びる突出部64に
は圧縮コイルスプリング65が介装され、圧縮コ
イルスプリング65の一端は第2スライダー62
の底部に、他端は画室56の下端部に受けられて
いる。第1スライダー60および第2スライダー
62はそれらの前面端部をそれぞれ、後述する固
定接点群が形成された基板53の左側表面53a
に向けて配設され、傾斜面60aと傾斜面62a
と基板表面53aとで形成される空間内には2個
の導電性の小さな球状の可動接点66および68
が収容され、各可動接点66および68はお互い
に接触すると共にそれぞれ傾斜面60aおよび傾
斜面62aに接触しかつ基板表面53aに接触す
るように配設されている。従つて常態において
は、第2スライダー62は圧縮コイルスプリング
65の弾性力により上向きに押圧されており、可
動接点68は第2スライダー62により押圧され
て基板表面53aに押し付けられると共に可動接
点66に上向きの力を与えている。更に可動接点
66は第1スライダー60に上向きの力を与えて
おり、第1スライダー60は作動棒63を透孔5
7から外側に突出させた状態で画室56の上端面
に押付けられている。この状態においては、可動
接点66および68は基板表面53a上に一直線
上にあるように形成された固定接点141および
140にそれぞれ接触している(第1切替位置)。
作動棒63が下向きに押圧された場合には、圧
縮コイルスプリング65の上向きの付勢力に抗し
て第1スライダー60、可動接点66および6
8、および第2スライダー62が相対的な位置を
変化させない状態で下向きに移動し、可動接点6
6および68はそれぞれ固定接点140および1
42に接触する(第2切替位置)ように構成され
ている。作動棒63への下向きの押圧力が取除か
れた場合には可動接点66および68は圧縮コイ
ルスプリング65の付勢力により元の位置にもど
り、固定接点141および140にそれぞれ接触
するようになつている。他の第1スライダー、他
の第2スライダー、他の圧縮コイルスプリングの
構成についても同様である。上述した第1スライ
ダー60と第2スライダー62と圧縮コイルスプ
リング65とで第1作動部材が構成され、他の第
1スライダー80,90,110と他の第2スラ
イダー82,92,112と他の圧縮コイルスプ
リング85,95,115とでそれぞれ第2、第
3および第4作動部材を構成する。また第1スラ
イダー70と第2スライダー72と圧縮コイルス
プリング75とで第5作動部材、第1スライダー
100と第2スライダー102と圧縮コイルスプ
リング105とで第6作動部材を構成する。第1
ないし第4作動部材は四方向スイツチ装置に関連
し、第5および第6作動部材は切替スイツチ装置
に関連するものとして構成される。第1、第2お
よび第5作動部材を構成する各スライダーの前面
端部は基板53の左側基板表面53aに向つて配
置され、第3、第4および第6作動部材を構成す
る各スライダーの前面端部は基板53の右側基板
表面53bに向つて配置されている。このような
第1ないし第6作動部材の移動方向はすべて固定
接点群が形成されている基板53の表面に平行で
あり、各作動部材に対応する可動接点の移動方向
と同一であることが理解される。
また第1、第2および第5作動部材を収容する
左側組立体50aと第3、第4および第6作動部
材を収容する右側組立体50bとは基板53をは
さんだ状態で、各組立体の側部に形成された腕部
51に設けた小孔に、対向する組立体に形成した
突出部52を係合させることにより固定されてい
る。基板53の下部はホルダー54によつて支持
されており、ホルダー54の両側面に突出して形
成された爪部54aがケーシング10下部に形成
された矩形の小孔14の縁部に係合しており、そ
れによつて閉鎖体50がケーシング10に対して
固定されている。
第16図は基板53の左側表面53aと右側表
面53b上にそれぞれ形成された固定接点群と前
述した可動接点群との接続関係を説明するための
具体的な配線パターンを示し、第17図はその配
線パターンを用いて構成したミラーの制御回路図
である。
基板53の左側表面53a上には、固定接点1
41,140および142が一直線上にあるよう
に配置され、第1作動部材に対応付けられてい
る。同様に固定接点121,120および131
が第5作動部材に対応付けられて、一直線上に配
置され、固定接点151,150および152が
第2作動部材に対応付けられて一直線上に配置さ
れている。
基板53の右側表面53b上には、固定接点1
61,160および162が第3作動部材に、固
定接点132,130および122が第6作動部
材に、固定接点171、170および172は第
4作動部材にそれぞれ対応付けられて一直線上に
配置される。
端子Aは、第17図に示すように車体の左側に
配置されたミラーを水平軸まわりに傾動させる、
即ち上下方向に傾動させるためのモータMLHの一
つのターミナルに接続され、端子Bは同じくミラ
ーを垂直軸まわりに傾動させる、即ち左右方向に
傾動させるためのモータMLVの一つのターミナル
に接続され、端子CはモータMLHとMLVの共通タ
ーミナルに接続されるようになつている。
同様に端子DおよびEは、それぞれ車体の右側
に配置されたモータMRH,MRVの一つのターミナ
ルに接続され、端子FはモータMRH,MRVの共通
ターミナルに接続されるようになつている。
端子Gはアース電位に、端子Hはバツテリー1
80のプラス電極に接続されるようになつてい
る。これらの端子A〜Hからの配線は符号200
で示されている。
更に端子Aは固定接点121に、端子Bは固定
接点122に、端子CおよびFは固定接点170
に、端子Dは固定接点131に、端子Eは固定接
点132に、端子Gは固定接点141と、固定接
点161と固定接点171に、端子Hは固定接点
152と固定接点172にそれぞれ接続されてい
る。
固定接点120と固定接点140とが接続さ
れ、固定接点130と固定接点160とが接続さ
れ、更に固定接点142と固定接点150と固定
接点162が接続されている。
第16図において、各可動接点66,68;7
6,78;86,88;96,98;106,1
08;および116,118;は常態においては
実線で示される位置に、各可動接点がそれぞれ対
応する各作動部材により移動された時の位置は点
線で示されている。
このような固定接点群と可動接点群とによつて
構成される制御回路の作用について説明する。
まず左側のミラーのミラー面の傾きを調整する
場合には、操作ノブ24を矢印X方向に回転させ
る。そうするとロータ27が左回りに回転し、そ
の時、前述したように傾斜面30aが切込み高さ
Hの位置から切込み高さhの位置に移るため、作
動棒103を下方に押圧する。それによつて第6
作動部材を構成する第1スライダー100、可動
接点106および108、および第2スライダー
102が相対的位置を変えないで下方に移動し、
可動接点106および108はそれぞれ固定接点
130および122に接続され、固定接点130
と122は電気的に接続される。この状態では基
板53の左側表面53aに形成された固定接点1
20と121とは可動接点76と78にそれぞれ
接触しているので固定接点120と121とは電
気的に接続されている。第17図において、LH
が左側に切替えられた状態に対応している。
この状態において、左ミラーを上方向に傾動さ
せたい場合には、操作ノブ24をUP方向に倒し
ていけばよい。これによつて操作板40は、操作
シヤフト12の下端に形成された球状部分21が
回動するためにDOWN方向へスライドし、前述
したように操作板40の傾斜面43aおよび44
aがそれぞれ作動棒63および83を下向きに押
圧することにより第1および第2作動部材を作動
させる。これによつて可動接点66;68および
86,88;はそれぞれ第16図の実線の位置か
ら点線の位置へ移動し、固定接点140と142
および固定接点150と152とがそれぞれ電気
的接続される。この時、固定接点160は固定接
点161に、固定接点170は固定接点171に
電気的接続されているので、結局モータMLHの一
つのターミナルに接続された端子Aだけがプラス
電位になり、モータMLVの一つのターミナルに接
続された端子BおよびMLHとMLVの共通のターミ
ナルに接続された端子Cは接地電位になる。また
右ミラーを傾動させるモータMRHの一つのターミ
ナルに接続される端子DおよびモータMRVの一つ
のターミナルに接続される端子Eは電気的にうい
ており、それらの共通のターミナルに接続される
端子Fは接地電位に保持される。従つてモータ
MLHには端子Aから端子C方向へ電流が流れ、モ
ータMLHは正転して左ミラーは上方へ傾動するこ
とができる。操作ノブ24をUP方向へ倒す力を
ゆるめてやると、操作板40は元の位置にもど
り、端子Aも接地電位になるためモータMLHの回
転は停止する。
左ミラーを下方向、左方向あるいは右方向に傾
動させたい場合には、操作ノブ24をDOWN方
向、LEFT方向あるいはRIGHT方向に倒してい
けばよい。下方向、左方向、あるいは右方向に傾
動させる場合には操作板40はUP方向、
RIGHT方向あるいはLEFT方向のいずれかにス
ライドし、それぞれ、作動棒93,113;作動
棒83,93;あるいは作動棒63,113のい
ずれかを下向きに押圧し、第2および第3作動部
材、第3および第4作動部材、あるいは第4およ
び第1作動部材のいずれかを作動させる。下方向
へ傾動させる場合には、端子Aが接地電位、端子
CおよびFがプラス電位となるためモータMLH
は端子CからAへ向う電流が流れ、MLHは逆転す
る。また左方向あるいは右方向に傾動させる場合
には、同様に、モータMLVに対して端子Bから端
子Cへあるいは端子Cから端子Bへ電流が流れ、
MLVは正転あるいは逆転されるようになつてい
る。
また右側のミラーのミラー面の傾きを調整する
場合には、操作ノブ24を矢印Y方向に回転さ
せ、以下前述の操作と同様の操作をすることによ
り上下左右のいずれかの方向にミラー面を傾動さ
せることができる。
第18図はミラー面を上下左右のいずれかに傾
動させる場合の各端子間の接続関係を示してお
り、このテーブルから第17図に示される制御回
路の接点切替えがよく理解される。
以上説明したようなコントロールスイツチにお
いて用いられる可動接点は、球状の形態だけでは
なくローラの形態にも形成することもできる。ま
たこの実施例においては、左右のミラーを選択す
るための切替スイツチと各ミラーのミラー面の上
下および左右の四方向への傾動を調整することが
できる四方向スイツチとの両方の操作を、操作シ
ヤフトをそれぞれ回転あるいは傾動させることに
よりなすことができるため、操作者にとつては単
一の操作シヤフト即ち操作ノブを操作するだけで
済み、特に運転中において操作をなす場合には注
意力が分散しないので安全運転に寄与することが
大である。
〔考案の効果〕
本考案のスイツチ装置によれば、各可動接点を
導電性の2つの転動体で構成し、かつ可動接点の
移動方向と、可動接点を構成する2つの転動体を
互いに接触させた状態で移動させる各作動部材の
移動方向が共に基体表面に平行な方向で同一であ
り、各作動部材の移動は、基体に垂直な平面内で
移動可能に配設された操作板に形成された傾斜面
が各作動部材の作動端を押圧することによりなさ
れるため、各固定接点および各可動接点の摩耗が
減少すると共に各可動接点の移動がスムーズにな
されるという効果がある。更に各固定接点は基体
の両面にわたつて形成され、各作動部材も基体表
面に平行な方向に移動される構造であるために、
操作板が移動可能である基体に垂直な平面内での
範囲が実質的にスイツチ装置本体を形成するケー
シングの横断図になり、スイツチ装置が従来のよ
うな箱形ではなく、細長いスリムな構造とするこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスイツチ装置を含んだコント
ロールスイツチ全体の分解斜視図、第2図はコン
トロールスイツチ本体をなすケーシングの縦断面
図、第3図は同じく底面図、第4図は左右のミラ
ーを選択するための切替スイツチの構成を示すコ
ントロールスイツチの要部拡大断面図、第5図は
第4図の切替スイツチのロータを示す平面図、第
6図は同じくロータの正面図、第7図は同じくロ
ータの側面図、第8図は同じくロータの底面図、
第9図はロータの下端に形成した曲線状の傾斜面
の位置を説明するための説明図、第10図は本考
案のスイツチ装置の構成を示すコントロールスイ
ツチの要部拡大断面図、第11図は第10図のス
イツチ装置を構成する操作板の平面図、第12図
は同じく操作板の底面図、第13図は第11図に
おけるX−X線に沿う断面図、第14図は第
11図におけるX−X線に沿う断面図、第1
5図は本考案のスイツチ装置を含んだコントロー
ルスイツチの閉鎖体の分解斜視図、第16図aお
よびbは基板の両面にそれぞれ形成した固定接点
と可動接点との関係を説明するための回路パター
ン図、第17図は本考案のスイツチ装置を用いて
左右2つのミラーのミラー面の傾動を調整するた
めの回路図であり、第16図にパターン化されて
いる。第18図は第16図および第17図におけ
る回路の作用説明図である。 10……ケーシング、12……操作シヤフト、
16……球面座、21,22……球状部分、23
a,23b,23c……突出部、24……操作ノ
ブ、25……ゴムキヤツプ、27……ロータ、2
8……外縁部、30a,30b……傾斜面、40
……操作板、41……球面座、43a,43b,
44a,44b,45a,45b,46a,46
b……傾斜面、50……ケーシング、53……基
板、56……画室、57……透孔、60,62,
70,72,80,82,90,92,100,
102,110,112……スライダー、60
a,62a,110a,112a……傾斜面、6
3,73,83,93,103,113,……作
動端、66,68,76,78,86,88,9
6,98,106,108,116,118……
球状可動接点、65,75,85,95,10
5,115……圧縮コイルスプリング、120,
121,122,130,131,132,14
0,141,142,150,151,152,
160,161,162,170,171,17
2……固定接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング内に配設された基体と、その基体の
    一表面上に形成されかつ3個の固定接点からそれ
    ぞれ構成された第1および第2の固定接点群と、
    前記基本の他の表面上に形成されかつ3個の固定
    接点からそれぞれ構成された第3および第4固定
    接点群と、前記各固定接点群に対応して前記基体
    上に移動可能に配設され、かつ2個の導電性の転
    動体からそれぞれ構成される第1ないし第4可動
    接点群と、その第1ないし第4可動接点群に対応
    して配設され、かつ前記基体上を前記第1ないし
    第4可動接点群の移動方向と同一の方向に移動可
    能に配設され、前記各可動接点群を構成する2個
    の転動体を互いに接触させた状態に保持するよう
    に形成されかつ前記2個の転動体がそれぞれ前記
    各固定接点群を構成する3個の固定接点のうち、
    一つの端部に配置された第1の固定接点およびそ
    れに隣接する第2の固定接点に接触するような第
    1の切替位置と、前記2個の転動体がそれぞれ前
    記固定接点群を構成する3個の固定接点のうち前
    記第2の固定接点および他の端部に配置された第
    3の固定接点に接触するような第2の切替位置と
    の間で、前記第1ないし第4可動接点群を前記基
    体の表面に沿つてそれぞれ移動させるための絶縁
    性材質で形成された第1ないし第4作動部材と、
    その第1ないし第4作動部材をそれぞれ前記第1
    の切替位置に向つて付勢する第1ないし第4弾性
    部材とを備え、前記第1ないし第4作動部材はそ
    れぞれ前記第1ないし第4弾性部材の付勢力の方
    向に突出する作動端を有しており、その各作動端
    には前記基体に垂直な平面内で移動可能に配設さ
    れた操作板が支持され、その操作板は前記各作動
    端に対応する位置にそれらを前記各弾性部材の付
    勢力に抗して移動させるような複数の傾斜面を有
    していると共に前記ケーシングに対して前後およ
    び左右に傾動可能に配設された操作シヤフトの一
    端によつて前記平面内で移動されるように構成さ
    れているスイツチ装置
JP11458487U 1986-08-07 1987-07-28 Expired JPH0433624Y2 (ja)

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JP11458487U JPH0433624Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28
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JPS6420633U JPS6420633U (ja) 1989-02-01
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