JP2881815B2 - 自動車用ミラーの操作スイッチ - Google Patents

自動車用ミラーの操作スイッチ

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JP2881815B2 JP1134560A JP13456089A JP2881815B2 JP 2881815 B2 JP2881815 B2 JP 2881815B2 JP 1134560 A JP1134560 A JP 1134560A JP 13456089 A JP13456089 A JP 13456089A JP 2881815 B2 JP2881815 B2 JP 2881815B2
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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスイッチ装置に係り、特に自動車の車体に固
定された左右2つのミラーのミラー面をリモートコント
ロールにより上下および左右にそれぞれ傾動させるため
の4個のモータを操作するコントロールスイッチに好適
な切替スイッチ装置及びその構成部材に関する。
〔従来の技術〕 従来、この種の切替スイッチとしては、基板上に配置
した複数の固定接点と、それらの固定接点のうち特定の
固定接点間を電気的に接続するために基板上にスライド
可能に配設された2組の導電性のブリッジ状の可動接点
と、その2組の可動接点を基板上でスライドさせるため
のスライダーとを備えているタイプのものがある。この
タイプの切替スイッチにおいては、回転可能な操作ノブ
の一端を左右いずれかに傾動させることにより操作ノブ
の他端がスライダーを反対方向にスライドさせて切替え
を行なうようになっている。
ところが上述したような従来の切替スイッチ装置にお
いては、ブリッジ状の可動接点を基板上をスライドさせ
て特定の固定接点間を電気的に接続させるように構成さ
れているので、可動接点および固定接点が摩耗しやすい
などの問題点があり、更にコントロールスイッチにおい
てはミラー面を上下および左右に傾動させるための四方
向スイッチ装置と別の操作部を有しているため運転者に
とっては特に運転中における操作においては、別々の操
作部を操作する必要があるために、注意力をその操作部
に向けて集中させる分だけ安全運転上好ましくないとい
う問題点もあった。
上記の不具合を解消するため、ケーシング内に配設さ
れた基体と、その基体の両面にそれぞれ形成されかつ3
個の固定接点からそれぞれ構成された2組の固定接点群
と、前記各固定接点群に対応して前記基体上に移動可能
に配設されかつ2個の導電性の転動体からそれぞれ構成
される2組の可動接点群と、その各可動接点群に対応し
て配設されかつ前記基体上を前記各可動接点群の移動方
向と同一の方向に移動可能に配設され、前記各可動接点
群を構成する2個の転動体を互いに接触させた状態に保
持するように形成されかつ前記2個の転動体がそれぞれ
前記各固定接点群を構成する3個の固定接点のうち一つ
の端部に配置された第1の固定接点およびそれに隣接す
る第2の固定接点に接触するような第1の切替位置と、
前記3個の固定接点のうち前記第2の固定接点および他
の端部に配置された第3の固定接点に接触するような第
2の切替位置との間で前記各可動接点群を前記基体の表
面に沿ってそれぞれ移動させるための絶縁性材質で形成
された2組の作動部材と、その2組の作動部材をそれぞ
れ前記第1の切替位置に向って付勢する2組の弾性部材
とを備え、前記2組の作動部材はそれぞれ対応する前記
弾性部材の付勢力の方向に突出する作動端を有してお
り、その各作動端には前記ケーシングに回転可能に配設
された操作シャフトに連係し、前記基体に平行な方向に
回転軸を有する回転体の下端が対向する位置で支持され
るように構成され、かつ前記回転体の下端には周方向に
沿って前記回転軸の方向に切込まれた2組の曲面状の傾
斜面が前記各作動端に対応して形成されており、前記操
作シャフトの左右いずれかの回転により一方の傾斜面が
前記各作動端の一方を前記弾性部材の付勢力に抗して前
記第2の切替位置に移動させ他方の傾斜面が前記作動端
の他方を前記第1の切替位置に移動させるように構成し
たスイッチ装置が特開平01−20634号公報(以下、公知
文献という)および特開平01−20633号公報に開示され
ている。
上記の構成によれば、操作シャフトを左右いずれかの
方向に回転させるとき、回転体が連係して回転され、回
転体の下端に形成した2組の傾斜面のうちの一方が2組
の作動端のうちの一方を弾性部材の付勢力に抗して第1
の切替位置から第2の切替位置に移動させ、他方の傾斜
面が2組の作動端のうちの他方を第2の切替位置から第
1の切替位置に移動させる。このとき、各可動接点は転
動しながら基体上を移動する。
次に、上記公知文献に係るスイッチ装置の具体例につ
いて添付図面を参照して説明する。
第20図は上記公知文献に第1図として示されている分
解斜視図である。
図において符号10はコントロールスイッチの本体をな
すケーシングであり、操作シャフト12の一端が挿通され
かつ前後左右に傾動できるような上部開口11と、制御回
路が形成された基板等を内包する閉鎖体50が挿入され得
る下部開口13とを有している。操作シャフト12の先端に
はセレーション20が形成され、操作ノブ24が固定されて
いる。このようなコントロールスイッチにおいては、操
作シャフト12はケーシング10に対して回転可能かつ傾動
可能に取付けられている。操作者は操作ノブ24を指でつ
まみ往復円弧矢印θの如く回転させることによって、自
動車の車体の左側および右側に取付けられたミラーのい
ずれかのミラー面の傾動を調整するように設けられた制
御回路(図示せず)が切替えられる。この切替えは、操
作シャフト12の回転を回転体27の回転に変換し、回転体
27の左回りの回転により、車体の左側に取付けられたミ
ラーのミラー面の傾動を調整するように制御回路を切替
えるための作動棒103が作動され、回転体27の右回りの
回転により、車体の右側に取付けられたミラーのミラー
面の傾動を調整するように制御回路を切替えるための作
動棒73が作動されるようになっている。
更に操作シャフト12の下端部は、閉鎖体50上に配置さ
れた操作板40の中央部に形成された受座41に受けられて
おり、操作シャフト12先端の操作ノブ24を、図示したよ
うに、前後左右(up,down,LEFT,RIGHT)のいずれかの方
向にそれぞれ傾動させることによって操作板40をその傾
動方向と反対方向にそれぞれスライドさせ、それによっ
て、作動棒63および83、作動棒93および113、作動棒83
および93、あるいは作動棒63および113のいずれかが下
方に移動されて、ミラー面を前後あるいは左右に傾動さ
せるための2つのモータ(図示せず)のうちの1つを正
転あるいは逆転させるように閉回路が形成されるように
なっている。ケーシング10の上部の開口11は操作シャフ
ト12が前後左右の方向にそれぞれ傾動できるようにそれ
らの方向に対応して開口端が形成されている。開口11か
らケーシング10内に液体やダストが侵入するのを阻止す
るためにゴム製のキャップ25がケーシング10の上端に取
付けられており、操作シャフト12はその動作が妨げられ
ないようにキャップ25のほぼ中央に設けた透孔を挿通し
ている。
第21図は前記公知文献に第4図として示された拡大断
面図である。
回転体27はケーシング10内に回転可能に取付けられて
おり、操作ノブ24を回転させることにより、ケーシング
10内で回転できるようになっている。
第22図は前記公知文献に第10図として示された拡大断
面図である。
操作板40は常態においては4本の作動棒63,83,93、お
よび113(図では63および113が示される)の先端により
支持されている。
操作ノブ24を前方、即ち第20図におけるUP方向へ傾動
させると操作シャフト12の下端に形成された球状部分21
は操作板40を後方、即ちDOWN方向へスライドさせる。こ
れによって傾斜面43aが作動棒63が押下げることにな
る。作動棒63は常時圧縮コイルスプリング65によって上
向きに押圧されているので、傾動させるために操作ノブ
24に加えている力をゆるめると操作板40は元の位置にも
どるようになっている。
同様に、操作ノブ24をDOWN方向、LEFT方向あるいはRI
GHT方向に傾動させることによって、作動棒93,113;作動
棒83,93;あるいは作動棒63,113がそれぞれ押下げられる
ようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記公知文献に開示されたスイッチ装置によれば、1
本の操作シャフトを用いて左右任意のミラーを、上下,
左右に傾動せしめるようにモータを操作できるので便利
であり、リモートコントロール形のミラーの実用価値を
向上せしめる上に多大の貢献があった。
しかしながら、自動車用電装機器の技術的レベルの向
上に伴い、自動車ミラーの操作スイッチに関する性能面
の要請は更に厳しくなり、前記公知文献に係るスイッチ
装置に対して、小型化,作動円滑化,信頼性向上が要望
されている。
特に、第21図,第22図に示されているように、前記公
知文献に係るスイッチ装置においては、 (i) 基板53が操作シャフトに対して平行であるた
め、該操作シャフトによって動かされる部材によって構
成されている伝動機構が複雑で、摩擦抵抗が大きいこ
と。
(ii) 構造が複雑であり、装置全体が大形,大重量と
なる上に、組立作業に高度の熟練と多大の時間,労力を
要すること。
(iii) 可動接点を構成する1対の球状可動接点相互
が接触するので円滑な作動が困難で、摩耗し易いこと。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、 第1の発明は、小形,軽量で簡単な構成で、2個のミ
ラーをそれぞれ上下,左右に操作し得る、単独の操作レ
バーを有するミラー操作スイッチを提供することを目的
とする。
第2の発明は、前記第1の発明に適用されてその効果
を充分に発揮せしめ得る回路基板を提供することを目的
とする。
第3の発明は、前記第1の発明に適用されてその効果
を充分に発揮せしめ得るスライダを提供することを目的
とする。
第4の発明は前記第1の発明に適用されてその効果を
充分に発揮せしめ得る継手機構を提供することを目的と
する。
第5の発明は前記第1の発明に適用されてその効果を
充分に発揮せしめ得る回動規制機構を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、第1の発明は、 1対のミラーのそれぞれを上下,左右に傾動させる4
個の直流モータを操作するスイッチであって、 直交3軸X,Y,Zの回りに回動可能に支持されて、その
一端に操作ノブを設けた操作シャフトと、 X−Y面に沿って設置される、多数の固定接点を有す
る回路基板と、 上記の回路基板上をスライドする、4個の球状可動接
点を設けたスライダと、 前記操作シャフトの回動を上記スライダに伝動する継
手機構と、 前記操作シャフトのX軸回り回動角位置、及びY軸回
りの回動角位置のそれぞれを中立位置にバランスさせて
保持するとともに、Z軸回りの回動に節度を与える回動
規制機構とを具備し、かつ、 前記回路基板、スライダ、継手機構、及び回動規制機
構はそれぞれ下記の如く構成されていることを特徴とす
る。
(a)前記回路基板は、そのX−Y面上に、X,Y軸の交
点を中心とする円周を8分して8個の点A〜点Hをと
り、 点Aを介してX軸に関して対称をなすごとく点Ad,Au
をとり、 点Aを介してY軸に関して対称をなすごとく点Ar,Al
をとり、 点Bを介してX軸に関して対称をなすごとく点Bd,Bu
をとり、 点Bを介してY軸に関して対称をなすごとく点Br,Bl
をとり、 点Cを介してX軸に関して対称をなすごとく点Cd,Cu
をとり、 点Cを介してY軸に関して対称をなすごとく点Cr,Cl
をとり、 点Dを介してX軸に関して対称をなすごとく点Dd,Du
をとり、 点Dを介してY軸に関して対称をなすごとく点Dr,Dl
をとり、 点Eを介してX軸に関して対称をなすごとく点Ed,Eu
をとり、 点Eを介してY軸に関して対称をなすごとく点Er,El
をとり、 点Fを介してX軸に関して対称をなすごとく点Fd,Fu
をとり、 点Fを介してY軸に関して対称をなすごとく点Fr,Fl
をとり、 点Gを介してX軸に関して対称をなすごとく点Gd,Gu
をとり、 点Gを介してY軸に関して対称をなすごとく点Gr,Gl
をとり、 点Hを介してX軸に関して対称をなすごとく点Hd,Hu
をとり、 点Hを介してY軸に関して対称をなすごとく点Hr,Hl
をとり、 上記の、サフィックスを付した32個の点Ad〜Hlのそれ
ぞれに固定接点を設け、 固定接点Al,Au,Fl,Fu,Bd,Br,Ed,Erを含む正電極パタ
ーン(B+)と、 固定接点Hd,Hr,Gd,Gr,Cl,Cu,Dl,Duを含む負電極パタ
ーン(B-)と、 固定接点Cd,Cr,Dd,Dr,Bl,Bu,El,Euを含むコモン電極
パターン(Co)と、 固定接点Fr,Glを含む電極パターン(HL)と、 固定接点Ar,Hlを含む電極パターン(HR)と、 固定接点Gu,Fdを含む電極パターン(VL)と、 固定接点Ad,Huを含む電極パターン(VR)とを設けた
ものであり、 かつ、前記2つの正,負電極パターン(B+),(B-
の何れか一方は直流電源の正極に接続され、何れか他方
は直流電源の負極に接続されるものであり、 前記コモン電極パターン(Co)は前記4個の直流モー
タのそれぞれに対して接続されるものであり、 前記4個の電極パターン(HL),(HR),(VL),
(VR)はそれぞれ前記4個の直流モータの1個ずつに配
分して接続される。
この回路基板の構成は第2の発明に対応する。
(b)前記のスライダは、導電性材料で構成された4個
のボールと、上記4個のボールの内の2個にそれぞれ当
接する1対の導電材料製のコンタクト板と、上記1対の
コンタクト板のそれぞれを付勢するスプリングとを有す
るものであり、かつ、 前記スプリング及びコンタクト板を収納するととも
に、前記4個のボールのそれぞれを摺動可能に嵌合せし
める凹部を有するケースを備えたものである。
望ましくは、前記スプリングの設置個数が1枚のコン
タクト板に対して2個もしくはそれ以上であり、かつ、
上記スプリングがボールを回路基板に向けて押しつける
方向に作用する構造であって、ボールが相互に押し付け
合わせるように作用しない構造とする。
このスライダの構成は、第3の発明に対応する。
(c)前記の継手機構は、 前記スライダのケースに設けられた、X−Z面に平行
な2面及びY−Z面に平行な2面を有する角孔と、 前記操作シャフトの他端側に設けられた、X軸方向の
円柱面及びY軸方向の円柱面の相貫体と、を具備してい
る。
この継手機構の構成は第4の発明に対応する。
(d)前記の回動規制機構は、 前記スライダのケースに外嵌する保持部にZ軸方向の
内筒を一体に連設したスライダ保持具と、 前記操作シャフトに設けられた突起に摺触するカム面
を有するとともに前記Z軸方向の内筒に嵌合する外筒を
有するカム部材と、 上記スライダ保持具とカム部材との間に圧縮介装され
たコイルスプリングとを具備し、かつ、 前記スライダ保持具のZ軸方向の内筒及びこれに嵌合
するカム部材の外筒のそれぞれに設けられた抜け止め用
の係合部を有している。
この回動規制機構の構成は第5の発明に対応する。
〔作用〕
前記の構成に係る回路基板(第2の発明)は、前記の
構成に係るスライダ(第3の発明)と併用することによ
り、 該スライダの回動と上,下,左,右の摺動とに伴っ
て、該スライダに設けられている4個のボールが、ボー
ル相互の接触を必要とせずコンタクト板を介して導通
し、円滑に転動して前記4個のモータの端子のそれぞれ
に対する給電を制御して、左,右のミラーを上,下,
左,右に自在に傾動させることができる。
そして、前記の継手機構(第4の発明)は、操作シャ
フトの回動(X軸回り、Y軸回り、及びZ軸回り、それ
ぞれの回動)を、円滑,確実に前記のスライダに伝える
ことができる。
さらに、前記の回動規制機構(第5の発明)は、操作
シャフトのZ軸回りの回動に節度を与えるとともに、X,
Y軸回り回動を中立位置にバランスせしめることがで
き、しかも、内筒と外筒との間に抜け止め用の係合部を
備えているため、その組立作業を容易に行い得る。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本発明に係る自動車用ミラーの操
作スイッチの一実施例を示し、第1図は縦断面図、第2
図は分解斜視図、第3図は平面図である。
1はケーシング、2は底蓋、3は防水用ゴムキャップ
である。
説明の便宜上、図示の直交3軸X,Y,Zを想定する。こ
れは説明の手法として想定したものであり、3軸間で座
標を入れ替えることも可能である。
操作シャフト4は、Z軸方向を基準の姿勢(中立状
態)として配置されている。この操作シャフトの中央部
近傍には球部5およびフランジ6が一体に成形されてい
て、上記の球部を回動自在に支承され、上記の球部5を
中心としてZ軸回りの回動、並びに、X軸回りの傾動,Y
軸回りの傾動が可能なように支承されている。
X−Y面に沿って、多数の固定接点を設けた回路基板
7が配設される。この場合、直交3軸X,Y,Zの座標原点
は特定しない。よって本発明においてX−Y面に沿って
とは、X−Y座標面と平行にという意である。前記多数
の固定接点は、それぞれ電線9を介してコネクタ14に接
続される。
上記回路基板7の上に、可動接点として作用する4個
のボール8を備えたスライダ15が配設される。このスラ
イダ15の詳細な構成は、第15図,第16図について後に述
べる。
上記のスライダ15と前記の操作シャフトとは、第17図
について後述する継手機構16を介して接続されている。
前記操作シャフト4のフランジ6には、その上面に突
起17が、下面に突起18が、それぞれ設けられている。
上記の突起17は(第1図参照)、操作シャフト4のZ
軸回りの回動角を、第3図の角φ範囲内に制御するスト
ッパとして作用する。
19は回動規制機構で、前記の突起18及びフランジ6と
協働して操作レバー4を中立姿勢に保つとともに、該操
作レバー4のZ軸回りの回動に節度を与える。この回動
規制機構19の構成の詳細については第18図,第19図を参
照して後述する。
第4図乃至第14図は前記回路基板7の構成を示す説明
図である。
回路基板7の面上に、第4図に示すごとく、X,Y軸の
交点Oを中心とする円31を想定し、この円31を8等分し
て8個の点A,B〜Hをとる。
本発明を実施する際、上記8個の点A,B〜Hは、必ず
しも円31を等分しなくても良い。
そして、第5図に示すように、上記8個の点を基準と
して各4個ずつ計32個の点をとる。即ち、 点Aを介してX軸と対称をなすごとく(詳しくは、点
Aを通ってX軸と平行な線について対称をなす如く、点
Aを挟んで図の上下に)点Ad,Auをとる。
図示の点Auが点Aの図示下方であり、点Adが図示上方
であるのは、操作シャフト4の一端に固着された操作ノ
ブ32を第3図の如く上下に動かすと、該操作シャフト4
の他端(スライダ15と連結されている部分)は反対に動
くからである。
同様に、点Aを介してY軸に関して対称をなすごとく
点Ar,Alをとり、 点Bを介してX軸に関して対称をなすごとく点Bd,Bu
をとり、 点Bを介してY軸に関して対称をなすごとく点Br,Bl
をとり、 点Cを介してX軸に関して対称をなすごとく点Cd,Cu
をとり、 点Cを介してY軸に関して対称をなすごとく点Cr,Cl
をとり、 点Dを介してX軸に関して対称をなすごとく点Dd,Du
をとり、 点Dを介してY軸に関して対称をなすごとく点Dr,Dl
をとり、 点Eを介してX軸に関して対称をなすごとく点Ed,Eu
をとり、 点Eを介してY軸に関して対称をなすごとく点Er,El
をとり、 点Fを介してX軸に関して対称をなすごとく点Fd,Fu
をとり、 点Fを介してY軸に関して対称をなすごとく点Fr,Fl
をとり、 点Gを介してX軸に関して対称をなすごとく点Gd,Gu
をとり、 点Gを介してY軸に関して対称をなすごとく点Gr,Gl
をとり、 点Hを介してX軸に関して対称をなすごとく点Hd,Hu
をとり、 点Hを介してY軸に関して対称をなすごとく点Hr,Hl
をとり、 上記の、サフィックスを付した32個の点Ad〜Hlのそれ
ぞれに固定接点を設ける。
そして、第6図に示す如き固定接点Al,Au,Fl,Fu,Bd,B
r,Ed,Erを含む正電極パターン(B+)と、 第7図に示す如き固定接点Hd,Hr,Gd,Gr,Cl,Cu,Dl,Du
を含む負電極パターン(B-)と、 第8図に示す如き固定接点Cd,Cr,Dd,Dr,Bl,Bu,El,Eu
を含むコモン電極パターン(Co)と、 第9図に示す如き固定接点Fr,Glを含む電極パターン
(HL)と、 第8図に示す如き固定接点Ar,Hlを含む電極パターン
(HR)、及び固定接点Gu,Fdを含む電極パターン(VL
と、 第10図に示す如き固定接点Ad,Huを含む電極パターン
(VR)とを設ける。
以上に述べたようにして電極パターンを構成すると、
第7図に示したように負電極パターンB-は回路基板7の
面上に対角線状に離れた2個のグループを形成する。こ
の2個のグループを該回路基板の表面で接続する形状の
電極パターンを構成することは不可能ではないが回路基
板7の所要面積が大きくなる。本実施例においては、該
回路基板7の裏面に設けた接続パターン(本図において
は1本の線で表わしてあるが、実物は幅を有する帯であ
る)を介して導通させる。このように構成すると回路基
板7を小形化するために有効である。
第11図は、左側ミラーを上下方向に傾動させるモータ
Mvlと、左側ミラーを左右方向に傾動させるモータMhl
と、右側ミラーを上下方向に傾動させるモータMvrと、
右側ミラーを左右方向に傾動させるモータMhrと、前述
の回路基板7との接続を示す配線図である。
上記4個のモータはそれぞれ、通電方向を反転すると
回転方向が逆転する構造の直流モータである。
直流電源33の正極を回路基板7の正電極パターンB
+に、陰極を負電極パターンB-に、それぞれ接続する。
本発明を実施する際、直流電源の正,負の極性を反転
して接続することも可能である。
前記4個のモータそれぞれの何れか一方の端子を、コ
モン電極パターンCoに接続する。
前記モータMvlの他方の端子(詳しくは、コモン電極
パターンCoに接続した端子の他方の端子)を、前記電極
パターンVLに接続する。
同様に、モータMhlの他方の端子を電極パターンH
Lに、 モータMvrの他方の端子を電極パターンVRに、 モータMhrの他方の端子を電極パターンHRに、それぞ
れ接続する。
第1図について説明したように、上記の如く接続され
た回路基板7に接触させてスライダ15が配設される。こ
のスライダ15の構成を第15図および第16図に示す。
第15図(A)は底面図、第15図(B)は断面図、第16
図は分解斜視図である。
35は、弾性を有する電気絶縁性の合成樹脂で構成した
ケースであり、ボール8を摺動せしめ得る凹部38を形成
してある。
上記の凹部38にスプリング37を入れ、導電材料製のコ
ンタクト板36を入れた後、ボール8を嵌めこむ。
2個のボール8が1枚のコンタクト板36に接触し、4
個のボール8の内の2個ずつが上記コンタクト板36を介
して導通される。
前記の凹部38の入口部はボール8の径よりも僅かに小
径となっており、該ボール8を指先で押し込むと撓んで
挿入を許容するが、スプリング37の力ではボール8を押
し出せないように構成してある。
本発明を実施する際、凹部38の入口を小径とする代り
に、入口部を狭くする形の突起を設けてもよい。
これにより、スライダ15を構成する4種類の部材が組
部品(サブアッセンブリ)となり、組立作業が容易であ
る。
第15図,第16図について以上に説明したスライダ15
は、第1図に示すように回路基板7上に配置され、操作
シャフト4によって駆動される。即ち、球部5を回動自
在に支承された操作シャフト4は、その上端に固着され
た操作ノブ32に手動操作力を加えて、Z軸回りの回動操
作,X軸回り(詳しくは、X軸と平行な軸の回り)の傾動
操作,同じくY軸回りの傾動操作が為される。
34はケーシング1に設けられた操作シャフト用のZ軸
方向の透孔55を覆って装着されたゴムキャップである。
上記操作シャフト4の3軸回りの操作は、スライダ15
に伝えられる。
次に、上記操作シャフト4とスライダ15とを連結して
いる継手機構について、第17図を参照しつつ説明する。
4は操作シャフトで、本第17図にはその下端部が示さ
れている。
この操作シャフト4の下端部に、X′−X′軸を中心
とする円柱面52と、Y′−Y′軸を中心とする円柱面53
とが形成されている。
そして、スライダのケース35の中央部には、上記二つ
の円柱面52,53の相貫体に嵌合する角孔51が設けられて
いる。
上記の直交2軸X′,Y′は、回路基板7を描いた第4
図〜第9図に示した直交2軸X,Yに対応するが同じでは
ない。
即ち、(第1図参照)回路基板7はケーシング1に対
して固定される部材であるが、スライダ15はケーシング
1に対してZ軸回りに回動する部材である。従って、第
17図に示した直交2軸X′,Y′は、ケーシング1に対し
て静止した座標ではなく、継手部材16の構造を説明する
為に想定した、操作シャフト4にフィックスされた直交
2軸である。
さらに、前記2個の円柱面52,53が交わる稜を切り落
とした形に、Z軸に平行な(即ち、回路基板7の面に垂
直な)垂直面54を設けるとともに、前記の角孔51に対向
する2隅に、上記垂直面54に対応する垂直面56を内側へ
膨出させ、孔形状を菱形にする。
上記の、対応する垂直面54,56は、Z軸回りの回動角
位置に関する位置決めのためのものであって、角孔51側
の垂直面56は必ずしも平面であることを要せず、要する
に操作シャフト4とケース35との角位置を規制し得るよ
うに、孔の内面を内側に膨出させて前記のシャフト側の
垂直面54に対向せしめた構成であれば良い。
第1図に示した操作シャフト4は、Z軸方向に位置す
る中立姿勢を描いてある。
この操作シャフト4に設けたフランジ6及びその下方
に設けた突起18と協働して、該操作シャフト4のZ軸回
りの回動及びX,Y軸回りの傾動を規制する回動規制機構1
9が設けられている。
第18図は上記回動規制機構部分を抽出して描いた断面
図、第19図は同じく分解斜視図である。
59はスライダの保持部であって、前述のスライダ15
(第18図に仮想線で示す)に外嵌してこれを保持する。
上記保持部の中央に内筒66を一体に連設してスライダ
の保持具67を構成する。
68はカム部材であって、前記の内筒66と摺動自在に嵌
合する外筒69と、前述の突起18(第1図,第2図参照)
に摺動するカム面57と、前述のフランジ6に当接する外
周部70とを備えている。
上記の保持具67とカム部材68との間にコイルスプリン
グ58が圧縮介装されるとともに、前記の内筒66が外筒69
内に挿入されている。
第19図に示すように、内筒66の外周面に係合突起75が
設けられている。
第18図に示すように、外筒69の内周面には上記係合突
起75に係合する係合突起76が設けられている。本第18図
に示すように双方の係合突起75,76を係合させると、第1
8図に実線で描いた構成部分がコイルスプリング58を圧
縮介装したままで一つの組立部品(サブアッセンブリ)
となり、組立作業に際して1個の部品に準じて取り扱う
ことができるので作業性が良い。
第18図に示されているように、カム部材68はコイルス
プリング58で押し上げられ、操作シャフト4のフランジ
6に当接している。このため該操作シャフト4は弾性力
によってZ軸方向の中立姿勢に保持され、傾動せしめら
れても弾性力によって中立姿勢に復元される。
また、操作シャフト4がZ軸の回りに回動されると、
突起18がカム面57に乗り上げ、滑り降りる。このため、
Z軸回りの回動に節度が与えられる。
第1図に示したように、操作シャフト4のフランジ6
の上面に設けた突起17は、ケーシング1の内面にZ軸を
中心とする円弧状に設けられた溝74に嵌合している。こ
れにより、操作シャフト4のZ軸回りの回動角が制限
(本例において90度)される。
第15図に示したように4個のボール8を保持したスラ
イダ15は、第11図に示した回路基板7の上に配置され
る。第12図は4個のボール8の位置を示した説明図であ
る。本図の状態で4個のボール8はそれぞれ点B,C、及
び点F,Gに位置しており、この状態では電極パターンに
接触していない。
第12図の状態で、スライダが図の時計方向(右回り)
に90度回されると、4個のボール8は第13図に示すよう
に、それぞれ点A,H、及び点D,Eに位置し、この状態にお
いても電極パターンに接触しない。
第12図の状態で操作シャフト4の操作ノブ32(第1図
参照)を左方に倒すとスライダ15が右方に動かされ、4
個のボール8はそれぞれ右方に移動し、 点Gに位置したボール8は固定接点Glに、 点Fに位置したボール8は固定接点Flに、 点Bに位置したボール8は固定接点Blに、 点Cに位置したボール8は固定接点Clに、 それぞれ接触し、固定接点Glと同Flとが導通されると共
に、固定接点Blと同Clとが導通される。
この導通状態を第14図の最上段(左回し・左傾)の欄
に示す。
これにより、正電極パターンB+が電極パターンHLに、
コモン電極パターンCoが負電極パターンB-に、それぞれ
導通される。
これにより、直流電源33の正極は正電極パターンB+
電極パターンHL→モータMhl→コモン電極パターンCo→
直流電源33の負極の順に導通され、モータMhlは矢印イ
方向に通電される。
操作ノブから手を放すと、第12図の状態に復元してモ
ータMhlは停止する。
第12図の状態から操作ノブを右に倒すと、第14図の
「左回し・右傾」の欄の如く導通して、モータMhlは矢
印ロ方向に通電される。
第12図の状態から操作ノブを上に倒すと、第14図の
「左回し・上傾」の欄の如く導通して、モータMvlは矢
印ハ方向に通電される。
第12図の状態から操作ノブを下に倒すと、第14図の
「左回し・下傾」の欄の如く導通して、モータMvlは矢
印ニ方向に通電される。
第12図の状態で操作ノブを時計方向(右回り)に90度
回すとスライダも90度回転し、 点Gに位置したボールは円弧状軌跡を描いて点Aに移
動し、 点Fに位置したボールは円弧状軌跡を描いて点Hに移
動し、 点Cに位置したボールは円弧状軌跡を描いて点Eに移
動し、 点Bに位置したボールは円弧状軌跡を描いて点Dに移
動して、第13図の状態となる。
上記の移動に際して、点Bのボール及び点Cのボール
は負電極パターンB-上を通過するが、いずれのボールも
正電極パターンB+に触れずに移動する。このため、スラ
イダの回動に際してショートする危険性が無い。
第13図の状態(操作ノブを右回しに操作した状態)
で、操作ノブを左,右,上,下に倒すと、第14図の「右
回し」欄に示したように、矢印ホ,ヘ,ト,チ方向に通
電される。
このようにして、操作ノブの左回し、右回しによって
操作対象が左側ミラー用モータと右側ミラー用モータと
に切り替えられ、かつ、操作ノブの左,右,上,下操作
によって通電されるモータの選択,通電方向の切替が行
われる。
4個のモータMvl,Mhl,Mvr,Mhrの内の任意のモータ
に、任意方向の通電を行うことができれば、左,右のミ
ラーを作動させる4個のモータを制御して上,下,左,
右の傾動を行わせることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、 第1の発明によれば、小形,軽量で簡単な構成で、2
個のミラーをそれぞれ上下,左右に操作し得る、単独の
操作レバーを有するミラー操作スイッチが得られる。
第2の発明によれば、前記第1の発明に適用されてそ
の効果を充分に発揮せしめ得る回路基板を構成すること
ができる。
第3図の発明によれば、前記第1の発明に適用されて
その効果を充分に発揮せしめ得るスライダを構成するこ
とができる。
第4の発明によれば前記第1の発明に適用されてその
効果を充分に発揮せしめ得る継手機構を構成することが
できる。
第5の発明によれば前記第1の発明に適用されてその
効果を充分に発揮せしめ得る回動規制機構を構成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第19図は本発明に係る自動車用ミラーの操作
スイッチの一実施例を示し、 第1図は縦断面図、第2図は分解斜視図、第3図は平面
図である。 第4図乃至第10図は回路基板に設けられる電極パターン
の説明図、第11図はその接続状態の説明図、第12図及び
第13図は作動説明図である。 第14図はスイッチ接点の導通切替を示す図表である。 第15図はスライダの2面図、第16図は同じく分解斜視図
である。 第17図は継手機構の分解斜視図である。 第18図は回動規制機構の断面図、第19図は同じく分解斜
視図である。 第20図乃至第22図は公知文献に開示されたスイッチ装置
の説明図である。 1……ケーシング、4……操作シャフト、6……フラン
ジ、7……回路基板、8……ボール、15……スライダ、
16……継手機構、17,18……突起、19……回動規制機
構、58……スプリング、74……円弧状溝、B+……正電極
パターン、B-……負電極パターン、Co……コモン電極パ
ターン、HR,HL,VR,VL……電極パターン、Mvl,Mhl……左
側ミラー作動用直流モータ、Mvr,Mhr……右側ミラー作
動用直流モータ。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対のミラーのそれぞれを上下,左右に傾
    動させる4個の直流モータを操作するスイッチであっ
    て、 直交3軸X,Y,Zの回りに回動可能に支持されて、その一
    端に操作ノブを設けた操作シャフトと、 X−Y面に沿って設置される、多数の固定接点を有する
    回路基板と、 上記の回路基板上をスライドする、4個の球状可動接点
    を設けたスライダと、 前記操作シャフトの回動を上記スライダに伝動する継手
    機構と、 前記操作シャフトのX軸回り回動角位置、及びY軸回り
    の回動角位置のそれぞれを中立位置にバランスさせて保
    持するとともに、Z軸回りの回動に節度を与える回動規
    制機構とを具備し、かつ、 前記回路基板、スライダ、継手機構、及び回動規制機構
    はそれぞれ下記の如く構成されていることを特徴とす
    る、自動車用ミラーの操作スイッチ。 (a)前記のX−Y面に沿って設置される回路基板のX
    −Y面上に、X,Y軸の交点を中心とする円周を8分して
    8個の点A〜点Hをとり、 点Aを介してX軸に関して対称をなすごとく点Ad,Auを
    とり、 点Aを介してY軸に関して対称をなすごとく点Ar,Alを
    とり、 点Bを介してX軸に関して対称をなすごとく点Bd,Buを
    とり、 点Bを介してY軸に関して対称をなすごとく点Br,Blを
    とり、 点Cを介してX軸に関して対称をなすごとく点Cd,Cuを
    とり、 点Cを介してY軸に関して対称をなすごとく点Cr,Clを
    とり、 点Dを介してX軸に関して対称をなすごとく点Dd,Duを
    とり、 点Dを介してY軸に関して対称をなすごとく点Dr,Dlを
    とり、 点Eを介してX軸に関して対称をなすごとく点Ed,Euを
    とり、 点Eを介してY軸に関して対称をなすごとく点Er,Elを
    とり、 点Fを介してX軸に関して対称をなすごとく点Fd,Fuを
    とり、 点Fを介してY軸に関して対称をなすごとく点Fr,Flを
    とり、 点Gを介してX軸に関して対称をなすごとく点Gd,Guを
    とり、 点Gを介してY軸に関して対称をなすごとく点Gr,Glを
    とり、 点Hを介してX軸に関して対称をなすごとく点Hd,Huを
    とり、 点Hを介してY軸に関して対称をなすごとく点Hr,Hlを
    とり、 上記の、サフィックスを付した32個の点Ad〜Hlのそれぞ
    れに固定接点を設け、 固定接点Al,Au,Fl,Fu,Bd,Br,Ed,Erを含む正電極パター
    ン(B+)と、 固定接点Hd,Hr,Gd,Gr,Cl,Cu,Dl,Duを含む負電極パター
    ン(B-)と、 固定接点Cd,Cr,Dd,Dr,Bl,Bu,El,Euを含むコモン電極パ
    ターン(C0)と、 固定接点Fr,Glを含む電極パターン(HL)と、 固定接点Ar,Hlを含む電極パターン(HR)と、 固定接点Gu,Fdを含む電極パターン(VL)と、 固定接点Ad,Huを含む電極パターン(VR)とを設けたも
    のであり、 かつ、前記2つの正,負電極パターン(B+),(B-)の
    何れか一方は直流電源の正極に接続され、何れか他方は
    直流電源の負極に接続されるものであり、 前記コモン電極パターン(C0)は前記4個の直流モータ
    のそれぞれに対して接続されるものであり、 前記4個の電極パターン(HL),(HR),(VL),
    (VR)はそれぞれ前記4個の直流モータの1個ずつに配
    分して接続される。 (b)前記のスライダは、導電性材料で構成された4個
    のボールと、上記4個のボールの内の2個にそれぞれ当
    接する1対の導電材料製のコンタクト板と、上記1対の
    コンタクト板のそれぞれを付勢するスプリングとを有す
    るものであり、かつ、 前記スプリング及びコンタクト板を収納するとともに、
    前記4個のボールのそれぞれを摺動可能に嵌合せしめる
    凹部を有するケースを備えている。 (c)前記の継手機構は、 前記スライダのケースに設けられた、X−Z面に平行な
    2面及びY−Z面に平行な2面を有する角孔と、 前記操作シャフトの他端側に設けられた、X軸方向の円
    柱面及びY軸方向の円柱面との組合せよりなるものであ
    る。 (d)前記の回動規制機構は、 前記スライダのケースに外嵌する保持部にZ軸方向の内
    筒を一体に連設したスライダ保持具と、 前記操作シャフトに設けられた突起に摺触するカム面を
    有するとともに前記Z軸方向の内筒に嵌合する外筒を有
    するカム部材と、 上記スライダ保持具とカム部材との間に圧縮介装された
    コイルスプリングとを具備し、かつ、 前記スライダ保持具のZ軸方向の内筒及びこれに嵌合す
    るカム部材の外筒のそれぞれに設けられた抜け止め用の
    係合部を有している。
  2. 【請求項2】1対のミラーのそれぞれを上下,左右に傾
    動させる4個の直流モータを操作するための、 直交3軸X,Y,Zの回りに回動可能に支持されて、その一
    端に操作ノブを設けた操作シャフトと、 X−Y面に沿って設置される、多数の固定接点を有する
    回路基板と、 上記の回路基板上をスライドする、4個の球状可動接点
    を設けたスライダと、 前記操作シャフトの回動を上記スライダに伝動する継手
    機構と、 前記操作シャフトのX軸回り回動角位置、及びY軸回り
    の回動角位置のそれぞれを中立位置にバランスさせて保
    持するとともに、Z軸回りの回動に節度を与える回動規
    制機構と、を具備する自動車用ミラーの操作スイッチに
    用いられる回路基板であって、 X−Y面に沿って設置される回路基板のX−Y面上に、
    X,Yの交点を中心とする円周を8分して8個の点A〜点
    Hをとり、 点Aを介してX軸に関して対称をなすごとく点Ad,Auを
    とり、 点Aを介してY軸に関して対称をなすごとく点Ar,Alを
    とり、 点Bを介してX軸に関して対称をなすごとく点Bd,Buを
    とり、 点Bを介してY軸に関して対称をなすごとく点Br,Blを
    とり、 点Cを介してX軸に関して対称をなすごとく点Cd,Cuを
    とり、 点Cを介してY軸に関して対称をなすごとく点Cr,Clを
    とり、 点Dを介してX軸に関して対称をなすごとく点Dd,Duを
    とり、 点Dを介してY軸に関して対称をなすごとく点Dr,Dlを
    とり、 点Eを介してX軸に関して対称をなすごとく点Ed,Euを
    とり、 点Eを介してY軸に関して対称をなすごとく点Er,Elを
    とり、 点Fを介してX軸に関して対称をなすごとく点Fd,Fuを
    とり、 点Fを介してY軸に関して対称をなすごとく点Fr,Flを
    とり、 点Gを介してX軸に関して対称をなすごとく点Gd,Guを
    とり、 点Gを介してY軸に関して対称をなすごとく点Gr,Glを
    とり、 点Hを介してX軸に関して対称をなすごとく点Hd,Huを
    とり、 点Hを介してY軸に関して対称をなすごとく点Hr,Hlを
    とり、 上記の、サフィックスを付した32個の点Ad〜Hlのそれぞ
    れに固定接点を設け、 固定接点Al,Au,Fl,Fu,Bd,Br,Ed,Erを含む正電極パター
    ン(B+)と、 固定接点Hd,Hr,Gd,Gr,Cl,Cu,Dl,Duを含む負電極パター
    ン(B-)と、 固定接点Cd,Cr,Dd,Dr,Bl,Bu,El,Euを含むコモン電極パ
    ターン(C0)と、 固定接点Fr,Glを含む電極パターン(HL)と、 固定接点Ar,Hlを含む電極パターン(HR)と、 固定接点Gu,Fdを含む電極パターン(VL)と、 固定接点Ad,Huを含む電極パターン(VR)とを設けたも
    のであり、 かつ、前記2つの正,負電極パターン(B+),(B-)の
    何れか一方は直流電源の正極に接続され、何れか他方は
    直流電源の負極に接続されるものであり、 前記コモン電極パターン(C0)は前記4個の直流モータ
    のそれぞれに対して接続されるものであり、 前記4個の電極パターン(HL),(HR),(VL),
    (VR)はそれぞれ前記4個の直流モータの1個ずつに配
    分して接続されるものであることを特徴とする、自動車
    用ミラーの操作スイッチの回路基板。
  3. 【請求項3】1対のミラーのそれぞれを上下,左右に傾
    動させる4個の直流モータを操作するための、 直交3軸X,Y,Zの回りに回動可能に支持されて、その一
    端に操作ノブを設けた操作シャフトと、 X−Y面に沿って設置される、多数の固定接点を有する
    回路基板と、 上記の回路基板上をスライドする、4個の球状可動接点
    を設けたスライダと、 前記操作シャフトの回動を上記スライダに伝動する継手
    機構と、 前記操作シャフトのX軸回り回動角位置、及びY軸回り
    の回動角位置のそれぞれを中立位置にバランスさせて保
    持するとともに、Z軸回りの回動に節度を与える回動規
    制機構と、を具備する自動車用ミラーの操作スイッチに
    用いられるスライダにおいて、 導電性材料で構成された4個のボールと、 上記4個のボールの内の2個と、それ以外の2個とのそ
    れぞれに当接する1対の導電材料製のコンタクト板と、 上記1対のコンタクト板のそれぞれを付勢する少なくと
    も各2個の、すなわち計4個のスプリングとを有し、 前記スプリング及びコンタクト板を収納するとともに、
    前記4個のボールのそれぞれを摺動可能に嵌合せしめる
    凹部を有するケースを備えており、 かつ、前記のスプリングは、ボールを回路基板に向け
    て、その板面に垂直な方向に押しつける構造であること
    を特徴とする、自動車用ミラーの操作スイッチのスライ
    ダ。
  4. 【請求項4】1対のミラーのそれぞれを上下,左右に傾
    動させる4個の直流モータを操作するための、 直交3軸X,Y,Zの回りに回動可能に支持されて、その一
    端に操作ノブを設けた操作シャフトと、 X−Y面に沿って設置される、多数の固定接点を有する
    回路基板と、 上記の回路基板上をスライドする、4個の球状可動接点
    を設けたスライダと、 前記操作シャフトの回動を上記スライダに伝動する継手
    機構と、 前記操作シャフトのX軸回り回動角位置、及びY軸回り
    の回動角位置のそれぞれを中立位置にバランスさせて保
    持するとともに、Z軸回りの回動に節度を与える回動規
    制機構と、を具備する自動車用ミラーの操作スイッチに
    用いられる継手機構において、 前記スライダのケースに設けられた、X−Z面に平行な
    2面及びY−Z面に平行な2面とを有する角孔と、 前記操作シャフトの他端側に設けられた、X軸方向の円
    柱面及びY軸方向の円柱面の相貫体と、を具備している
    ことを特徴とする自動車用ミラーの操作スイッチの継手
    機構。
  5. 【請求項5】1対のミラーのそれぞれを上下,左右に傾
    動させる4個の直流モータを操作するための、 直交3軸X,Y,Zの回りに回動可能に支持されて、その一
    端に操作ノブを設けた操作シャフトと、 X−Y面に沿って設置される、多数の固定接点を有する
    回路基板と、 上記の回路基板上をスライドする、4個の球状可動接点
    を設けたスライダと、 前記操作シャフトの回動を上記スライダに伝動する継手
    機構と、 前記操作シャフトのX軸回り回動角位置、及びY軸回り
    の回動角位置のそれぞれを中立位置にバランスさせて保
    持するとともに、Z軸回りの回動に節度を与える回動規
    制機構とを具備する自動車用ミラーの操作スイッチに用
    いられる回動規制機構において、 前記スライダのケースに外嵌する保持部にZ軸方向の内
    筒を一体に連設したスライダ保持具と、 前記操作シャフトに設けられた突起に摺触するカム面を
    有するとともに前記Z軸方向の内筒に嵌合する外筒を有
    するカム部材と、 上記スライダ保持具とカム部材との間に圧縮介装された
    コイルスプリングとを具備し、かつ、 前記スライダ保持具のZ軸方向の内筒及びこれに嵌合す
    るカム部材の外筒のそれぞれに設けられた抜け止め用の
    係合部を有していることを特徴とする、自動車用ミラー
    の操作スイッチの回動規制機構。
  6. 【請求項6】前記の操作シャフトは、操作スイッチのケ
    ースに設けられたZ軸方向の透孔に挿通されており、 上記ケースの内面には、Z軸を中心とする円弧状の溝が
    設けられており、 前記シャフトには上記の溝と摺動可能に嵌合された突起
    が固着されていることを特徴とする、請求項1に記載の
    自動車用ミラーの操作スイッチ。
  7. 【請求項7】前記の負電極パターンB-、電極パターンHL
    および電極パターンVRは、回路基板の片方の面に設けら
    れているとともに、これらの電極パターンは、それぞれ
    2個の部分に分割されており、かつ、分割された双方の
    部分は該回路基板の他方の面に設けられた導電性部材に
    よって接続されていることを特徴とする、請求項2に記
    載した自動車用ミラーの操作スイッチの回路基板。
  8. 【請求項8】前記4個のボールのそれぞれを摺動可能に
    嵌合している凹部の入口部に、ボールの脱出を阻止する
    突起乃至は小径部が、弾性を有する材料によって形成さ
    れていることを特徴とする、請求項3に記載した自動車
    用ミラーの操作スイッチのスライダ。
  9. 【請求項9】前記操作シャフトに設けられたX軸方向の
    円柱面とY軸方向の円柱面とが交わる個所に、その稜を
    切り取った形の、Z軸と平行な面が設けられており、か
    つ、前記の角孔には、その内側に向かって突出して上記
    Z軸と平行な面に対向する部分が設けられていることを
    特徴とする、請求項4に記載した自動車用ミラーの操作
    スイッチの継手機構。
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